JP3186707U

JP3186707U - 録音機能付リークチェッカー

Info

Publication number: JP3186707U
Application number: JP2013003325U
Authority: JP
Inventors: 光鶴田; 功松本; 弘行半澤
Original assignee: 株式会社日本ウォーターソリューション
Priority date: 2013-05-27
Filing date: 2013-05-27
Publication date: 2013-10-24
Anticipated expiration: 2023-05-27

Abstract

【課題】漏水判断の精度を上げ客先を特定する作業を自動化する事により漏水検知業務の合理化を目的としたリークチェッカーとリークチェッカーを利用した振動音情報解析装置を提供する。
【解決手段】振動音捕捉器と、捕捉した振動音情報を記憶するためのＳＤメモリードライブ回路とを備えるリークチェッカーと、リークチェッカーにより捕捉された振動音情報を読み出すＳＤドライブ回路と、該読みだした振動音の波形を表示するＬＣＤモニターと、振動音再生器とを備え、さらに、メーター情報表示ドライブ回路と、現場地図情報ドライブ回路とを備えており、ＬＣＤモニターには、メーター情報と地図情報とが重ね合わせて表示されることを特徴とする振動音情報解析装置。
【選択図】図１

Description

産業上の利用分野

本考案は、リークチェッカー（時間積分式の携帯型漏水発見装置）に録音機能をもたせ波形表示を見ながら生の振動音を聞くことにより漏水有無の判断の精度を上げ当測定情報を自動的にハンディ―ターミナルに伝送することにより客先の特定ができるよう考案したものである。

リークチェッカーは携帯型で、水道メーター検針員が数秒間、水道メーター上部のガラスの上に、リークチェッカーを接触させるだけで、水道配管の振動音測定値の数値記憶ができ、後日、記憶された測定数値から、ある一定値以上の値を示す箇所を漏水の可能性がある箇所と判断し、このデータをもとに漏水調査対象管路を絞込むことができ、漏水探知の専門技術者が現場を調査する必要がないため経費節減となっていた。

発明が解決しようとする課題

このようなリークチェッカーでは、水道メーター検針時に真の漏水振動音以外に、自動車通過音、工事中の重機等の音、ファンモータの音、犬の鳴き声等が時間積分値データに重畳され、演算結果の数値が記憶されるため、後日、記憶された測定値をもとに、漏水調査対象管路を絞り込もうとしても、生の振動波形・音が再生モニターできず、漏水の疑いがある箇所を精度よく選別することが不可能であった。

また、場所の特定は記録されたデータ番号・測定時間等の相対的でシリアルな情報のため、測定データと現場地図とのマッチング作業に相当の時間が必要であった。

このような課題を有しているため、現地調査場所の特定に時間を費やされ、現地調査が不必要な箇所も専門技術者が調査を強いられ、効率化のための障害となっていた。

課題を解決するための手段

上記課題を解決するために本考案を適用するリークチェッカーの実施例を第１図及び第３図により説明する。

第１図に示すように、水道メーターのガラス面に接触させたリークチェッカーにより振動音が捕捉され、シグナルコンデショナーで増幅・濾波・標本化・Ａ／Ｄ変換されてデジタル信号となる。

このデジタル信号は従来どおり、時間積分式漏水判定演算回路で設定された振動音レベル数値を越える時間積分率が演算され、演算結果数値表示回路で数値表示され、ＳＤメモリードライブ回路を通して、ＳＤメモリーカードに記憶される。

また、シグナルコンデショナーのデジタル信号はＳＤメモリードライブ回路へ送られ、内蔵されたＳＤメモリーカードに記憶される。

一方、リークチェッカーに内蔵しているＳＤメモリーに記憶された当該メーターの振動音情報は、当該メーターの検針作業を行うＩＣタグリーダーを内蔵した、検針用ハンディターミナルへ、自動的に当該水道メーター情報の箇所に格納される。

図３に示すように、後で、事務所の振動音情報解析装置で、デジタル信号の形でＳＤドライブ回路で再生され一方はＬＣＤコントローラーとＤ／Ａ変換回路とへ送られ、振動音波形表示器と振動音音聴ヘッドホーン等で、視覚・聴覚モニターされる。

他方は、メーター情報検索・分析回路とタグメーター情報を利用したメーター情報表示ドライブ回路へ送られ、現場地図情報と共に、現場地図モニター例のように、漏水の疑いのある箇所に自動的にマークを入れ、同時に積分値を併記することを特徴としている。

発明の効果

従来のリークチェッカーは振動音捕捉器で捕捉した振動音を、ある一定時間内に設定した数値レベルを超える時間の積分値を％で演算した値で、漏水の可能性を判断し、後日、その地点を専門技術者が調査し、ある程度、漏水管路の絞込みが実施でき、効率的な方法であった。

しかし、この方法では現場の生の振動音がモニターできず、真の漏水振動音以外の振動音（自動車通過音、工事中の重機等の音、ファンモータの音、犬の鳴き声等）かどうかの仕分けが困難であった。

また、時間積分率値の高い現場の場所の特定は記録されたデータ番号・測定時間等の相対的でシリアルな情報のため、測定データとその現場メーターとのマッチング作業に多くの時間が必要であった。

録音機能付リークチェッカーはＳＤメモリーを装置に内蔵させ、現場の生の漏水振動音を記憶し、また、ＩＣタグにより取得したメーター情報（メーター番号等）を記憶することにより、後に事務所等で、振動音情報解析・表示・記憶装置で捕捉した振動音を再生し、音聴・音波形モニターを実施し、更に、あらかじめ内蔵させた地図情報に、自動的にメーター情報（メーター番号等）より取得した場所の情報（住所等）を重ね合わせ、時間積分率測定値との総合判定により、著しく現場での漏水調査箇所の特定作業が軽減され、一段と効率を上げることを提供する。

図１は本考案を適用する録音機能付リークチェッカーの実施例のブロック図

図２は従来型のリークチェッカーの原理ブロック図

図３は本考案を適用する振動音情報解析・表示・記憶装置のブロック図である。

Claims

リークチェッカーに録音機能を持たせたもの
請求項１のリークチェッカーからの情報により、生の音を聞き振動波形をモニター表示することができるシステム。
請求項１のリークチェッカーからの情報により、その測定現場の箇所を地図上にモニターすることができるシステム。