JP3186548B2 - 車両オートスライドドア - Google Patents

車両オートスライドドア

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JP3186548B2
JP3186548B2 JP27626795A JP27626795A JP3186548B2 JP 3186548 B2 JP3186548 B2 JP 3186548B2 JP 27626795 A JP27626795 A JP 27626795A JP 27626795 A JP27626795 A JP 27626795A JP 3186548 B2 JP3186548 B2 JP 3186548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両オートスライドド
アに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、車体の外壁に形成した出入口の近傍
に前後方向のガイドレールを設け、ガイドレールにはス
ライドドアを取付けたブラケットを前後摺動自在に取付
け、前記ブラケットは駆動機構により回動するワイヤー
ケーブルにより自動走行するように構成し、スライドド
アには前側ストライカに係合する前側ロック装置と、後
側ストライカに係合する後側ロック装置とを設けたもの
は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の車両オート
スライドドアの特に後側ロック装置は後側ストライカに
に対し、手動で押してフルラッチする構造であるから、
操作面倒であるし、オートスライドドアはセダンのスイ
ングドアのように大きく開いていないから、フルラッチ
は面倒であった。
【0004】
【発明の目的】車両オートスライドドアの簡易なフルラ
ッチ閉扉。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車体
の外壁に形成した出入口の近傍に前後方向のガイ
ドレールを設け、該ガイドレールにはスライドドア
を取付けたブラケットを前後摺動自在に取付け、前
記ブラケットは駆動機構14により巻き上げられる
イヤーケーブル8を介して自動走行するようにし、前記
スライドドアは前記車体側に固定したストライカ
83と係合するラッチ92を有するロック装置81を設
け、該ロック装置81には前記ラッチ92が前記ストラ
イカ83との係合によりハーフラッチ位置Aまで回転す
るとその後はモーター118の駆動で前記ラッチ92を
フルラッチ位置Bに回転させるオートクローザユニット
87を連結したものにおいて、前記駆動機構14は、前
記ワイヤーケーブル8を駆動する駆動輪16と、前記駆
動輪16の前後両側に設けられ前記ワイヤーケーブル8
を緊張させるテンションローラー17、18と、該テン
ションローラー17、18の各外側に配置した固定の案
内滑車19、20とを備え、前記テンションローラー1
7、18は基部を前記駆動輪16の軸53に軸止した右
揺動腕59と左揺動腕60とに夫々軸止し、該左右揺動
腕59、60には回転止め機構を有する右調節回転金具
66と左調節回転金具67を夫々取付けた車両オートス
ライドドアとしたものである。また、本発明は、車体1
の外壁2に形成した出入口3の近傍に前後方向のガイド
レール4を設け、該ガイドレール4にはスライドドア6
を取付けたブラケット7を前後摺動自在に取付け、前記
ブラケット7は駆動機構14により巻き上げられるワイ
ヤーケーブル8を介して自動走行するようにし、前記ス
ライドドア6には前記車体1側に固定したストライカ8
3と係合するラッチ92を有するロック装置81を設
け、該ロック装置81には前記ラッチ92が前記ストラ
イカ83との係合によりハーフラッチ位置Aまで回転す
るとその後はモーター118の駆動で前記ラッチ92を
フルラッチ位置Bに回転させるオートクローザユニット
87を連結したものにおいて、前記駆動機構14は前記
車体1のクウォーターパネル135の内側に、前記オー
トクローザーユニット87は前記スライドドア6の前後
中間位置に設け、前記駆動機構14は前記ワイヤーケー
ブル8を巻き上げる駆動輪16と、前記ワイヤーケーブ
ル8が当接する回転のみ自在の固定案内滑車19、20
と、前記駆動輪16と前記案内滑車19、20との間に
設けられ前記ワ イヤーケーブル8の弛みを吸収するテン
ションローラー17、18とを備え、前記駆動輪16及
び前記案内滑車19、20及び前記テンションローラー
17、18はいずれも前記車体1の幅方向に等しい水平
方向の軸で支持させた車両オートスライドドアとした
のである。
【0006】
【実施例の構造】本発明の一実施例の構造を図面により
説明すると、1は車体、2は外壁、3は車体の外壁2
に開口させた出入口、4は外壁の外面に取付けられた
前後方向のガイドレール、5はガイドレール4の溝であ
り、ガイドレール溝5には図3のようにスライドドア6
の端部を軸止するブラケット7が取付けられる。ブラケ
ット7の前後の端部にはワイヤーケーブル8を係止さ
せ、又、ブラケット7にはガイドレール溝5に係合する
コロ9と、ワイヤーケーブル8の端部を係合させる係止
部10、10を設ける。
【0007】しかして、ガイドレール4の前後両端に
は、図2の横断平面図のように垂直軸により前側案内輪
11と後側案内輪12を設ける。前側案内輪11と後側
案内輪12の間前側案内輪11の近傍には垂直軸によ
りテンション用の中間案内輪13を設ける。
【0008】前記ワイヤーケーブル8は索導管は有せ
ず、単なるワイヤーケーブル8のみを用い、ガイドレー
ル4の外面、前側案内輪11、中間案内輪13を巻回し
たあと後側案内輪12に向って伸びる。中間案内輪13
と後側案内輪12の間後側案内輪12寄りには駆動機
構14を設ける。該駆動機構14は、図2のように、
「クウォーターパネル」と呼ばれる車体1の側壁135
の内側に固定される
【0009】駆動機構14は、図4のようにモーター1
5と、モーター15で回転するワイヤーケーブル8を複
数回巻回した駆動輪16と、駆動輪16の前後両側に設
けたテンションローラー17、18と、テンションロー
ラー17、18の前後両外側に設けた案内滑車19、2
0とからなる。21はモーター駆動部(図2、5)、2
2は変速部(図2、8)、23は駆動室(図2、
1)、24は変速部22に設けられる正逆転装置(図
6)を示している。前記駆動輪16を正逆転させる正逆
転装置24の詳細は、図6〜図11に記載されている。
図5は正逆転モーター15から中央駆動歯車25までの
動力伝達機構を示し、26は正逆転モーター15の回転
軸、27は回転軸26に固定のウォームギヤ、28はウ
ォームギヤ27に係合するウォームホイルで、ウォーム
ホイル28の軸35に中央駆動歯車25は固定される。
【0010】図6において29は揺動体であり、一例と
して略T(又は逆T)字型を呈し、中央部を軸30によ
変速部22の固定ケース31に固定されたカバーケー
ス31A(図8)に軸止する。揺動体29は、一例とし
て、軸30部分より上方に突出す中央上方アーム32
と、軸30部分より右方に突出す右側アーム33と、軸
30部分より左方に突出す左側アーム34とを有する。
前記固定ケース31には、モーター15により回転され
る中央駆動歯車25を軸着する。実施例では、図8のよ
うに、固定ケース31に設けた別の軸35に中央駆動歯
車25を軸着した構成を示しているが、軸30と軸35
は連続した一体構造でもよい。図6に戻り、前記揺動体
29の右側アーム33の先部には右側軸36を設け、該
右側軸36に前記中央駆動歯車25と噛合う右側歯車3
7を軸着する。又、前記右側軸36には、前記右側歯車
37と重合させて上下揺動右歯車38を軸着する。
【0011】以下図8を参照して、前記右側軸36に軸
装させる前記右側歯車37のボス39は軸方向に長く突
出形成し、ボス39の外周に前記上下揺動右歯車38を
嵌合させ、これにより、前記右側歯車37が回転すると
前記上下揺動右歯車38は摩擦回転で共回りするように
構成する。このとき、或る程度摩擦力を持たせるため
に、上下揺動右歯車38内にはバネ40で常にボス39
に弾着する弾着部41を嵌合させる。実施例は弾着部4
1を摺動容易にするため、上下揺動右歯車38の一部に
四角状突出部42を形成し(図6)、四角状突出部42
内にバネ40を弾装し、バネ40で弾着部41を押圧す
る(図8)。
【0012】前記揺動体29の左側アーム34の先端に
は左側軸43を設け、該左側軸43に前記中央駆動歯車
25に係合する左側歯車44を軸着する。又、前記左側
軸43には前記左側歯車44と重合させて上下揺動左歯
車45を軸着する。前記左側軸43に軸装させる前記左
側歯車44のボス46は軸方向に長く突出形成し、ボス
46の外周に前記上下揺動左歯車45を嵌合させ、これ
により、前記左側歯車44が回転すると前記上下揺動左
歯車45は摩擦回転で共回りするように構成する。
お、47は上下揺動左歯車45の一部に形成した四角状
突出部(図6)、48は四角状突出部47内に設けたバ
ネ、49はボス46に弾着する弾着部である(図8)。
【0013】前記上下揺動右歯車38の側部には、上下
揺動右歯車38が係合するように固定ケース31に固定
された軸30を中心とする円弧の右誘導歯車50を設
ける。同様に上下揺動左歯車45の側部には上下揺動左
歯車45が係合する軸30を中心とした円弧の左誘導歯
車51を設ける。52はその下部に設けた受動歯車、5
3はその軸で、受動歯車52には右側歯車37と左側歯
車44が交互に係合し、受動歯車52を正逆転させる。
【0014】図6、7における54はセンター復帰バネ
であり、揺動体29の中央上方アーム32に設けたボス
55に基部が巻回され、センター復帰バネ54の先端二
又部56は中央上方アーム32の上端の突起57を前後
側から挟持してから固定ケース31に設けた係合部58
を両側から挟持する。前記モーター15の通電を断つ
と、前記中央駆動歯車25及びこれに噛合う歯車は、全
べて回転しなくなるから揺動体29は揺動せず、図7の
ようにセンター復帰バネ54の弾力でセンター復帰し、
左右側歯車37、44はいずれも受動歯車52から離脱
し、受動歯車52は空回りできる状態になり、自動開閉
スライド扉を手動で開閉できる。
【0015】しかして、前記受動歯車52の軸53には
図9のように前記駆動輪16が取付けられるが、更に、
前記軸53には右揺動腕59の基部および左揺動腕60
の基部を夫々軸着し、左右揺動腕59、60の先端に前
記テンションローラー17、18をそれぞれ軸止する。
61は左右揺動腕59、60を緊張方向に揺動させるバ
ネである。
【0016】図10は図9を更に改善したもので、軸5
3には、更に右揺動腕調節金具62と左揺動腕調節金具
63を夫々軸着する。左右揺動腕調節金具62、63は
上下に長い構造であり、上端64、65の間にバネ61
aが張設される。前記左右揺動腕59、60と左右揺動
腕調節金具62、63は一部重合しており、重合部分に
右調節回転金具66と左調節回転金具67が設けられ
る。前記左右揺動腕調節金具62、63の前記左右揺動
腕59、60との重合部分には、軸53を中心とする円
弧の右円弧ギヤ68と左円弧ギヤ69が形成され、該左
右円弧ギヤ68、69に前記左右調節回転金具66、6
7がそれぞれ係合する。
【0017】左右調節回転金具66、67の詳細は、図
12のようであり、前記左右揺動腕59、60の重合部
分に取付られ、筒主体70の頂部にねじ頭部71を形成
し、筒主体70の周囲には等間隔を置いて数個の突起7
円周上に配設する。前記筒主体70は前記左右揺動
腕59、60に設けた透孔73に摺動出入自在であり、
前記突起72は前記左右揺動腕59、60に設けた係合
穴78に係合離脱自在であり、前記突起72の下方には
摺動方向に長い係合歯車74が形成され、前記透孔73
及び前記係合穴78の下方に前記左右揺動腕59、60
に取付られた取付金具75を設け、該取付金具75には
前記透孔73の中心方向に向けて軸76を突設し、該軸
76にバネ77を介在させて前記筒主体70を係合さ
せ、前記係合歯車74には、前記左右円弧ギヤ68、6
9を係合させる。79はプラスドライバーの先端であ
る。
【0018】図1、図13〜15には、前記スライドド
ア6に取付けられるオートクロージャー式ロック装置が
記載されている。図1において、80は前側ロック装
置、81は後側ロック装置、82は前側ロック装置80
が係合する車体1側に取付けた前側ストライカ、83は
後側ロック装置81が係合する車体1側に取付けた後側
ストライカ、84はリモートコントロールユニット、8
5はシルノブ、86はキーシリンダ、87はオートクロ
ーザユニット、88はドアジャンクション、89は車
ジャンクション、90はパワーサプライコントロー
ラであり、前記スライドドア6の前側ロック装置80か
後側ロック装置81のいずれか一方又は両方はハーフラ
ッチ位置まで閉扉すると、アクチュエーターによりフル
ラッチされる。前記オートクローザユニット87はスラ
イドドア6の前後中間に設けられる。
【0019】後側ロック装置81をオートクロージャー
する構成について述べると、図14において、91は後
側ロック装置81の合成樹脂ボディ、92は合成樹脂ボ
ディ91に軸着した閉扉のとき後側ストライカ83と係
合して回転するラッチ、93はラッチ軸、94はラッチ
92を逆転させるバネ、95は後側ストライカ83が係
合する係合溝、96はハーフラッチ係合段部、97はフ
ルラッチ係合段部、98はラッチ92の上方に軸着した
ラチェット、99はラチェット軸、100はラチェット
98の爪である。ラッチ92のストライカ係合溝95と
反対側には、半径方向に突出する突起101が設けら
れ、突起101は開扉状態では図14の位置であり、ハ
ーフラッチ状態ではA位置迄で回転し、フルラッチ状態
ではB位置迄回転する。
【0020】前記ラッチ92の下方位置には軸102を
設け、軸102には回転レバー103を固定し、回転レ
バー103の先端にリンク杆104の下端を軸止し、リ
ンク杆104の上端にコロ105を軸止する。コロ10
5の軸106は長く突出して円弧状溝107に係合す
る。円弧状溝107は、略ラッチ軸93を中心とする円
弧である。図15のように、軸102は合成樹脂ボディ
91の裏側に突き出ており、そこに扇型レバー108が
固定される。扇型レバー108はバネ109により、常
時図15で左回転するように付勢されており、扇型レバ
ー108の外周にはケーブル110の先端が係合してい
て、ケーブル110を牽引し、扇型レバー108をバネ
109の弾力に抗して回転させると、軸102が回転
し、軸102に固定の回転レバー103が回転し、回転
レバー103の先端のリンク杆104の上端に軸止した
コロ105によりA位置の突起101を押してB位置迄
回転させる。なお、図14において、111はラチェッ
ト軸99を中心とする円弧溝、112はラチェット98
に固定されたピン、図15において、113はラッチ軸
93と一緒に回転するカムスイッチ、114はカムスイ
ッチ113が接離するバネスイッチ、115はラチェッ
トレバー、116はオープンレバー、117はスイッチ
である。
【0021】図13はオートクローザユニット87を図
示し、オートクローザユニット87にはスイッチ117
のオンで回転するモーター118が設けられ、モーター
118の駆動軸には駆動歯車119が固定され、駆動歯
車119に係合する受動歯車120が軸121で軸着さ
れる。軸121には、受動歯車120と重合するように
短冊状杆122の長孔123が係合する。短冊状杆12
2は長孔123の範囲で長手方向に摺動自在である。
【0022】受動歯車120の短冊状杆122と重合し
ているところには切欠き124が設けられ、切欠き12
4に短冊状杆122から突出するピン125が係合す
る。図13において、ピン125は上下両方に突き出て
いて下方のピン125が切欠き124に係合する。前記
短冊状杆122の上には短冊状枠126が重合し、短冊
状枠126は軸121に軸止される。短冊状枠126の
一端には前記ケーブル110の他端が係合し、短冊状枠
126の他端は切欠き124と重合してそこに長孔12
7が設けられ、長孔127に前記ピン125が係合して
いる。短冊状枠126の一部には突片128が設けら
れ、短冊状杆122に設けた突片129との間にバネ1
30が取付けられる。前記短冊状杆122のピン125
の反対側にはコロ131が取付けられ、短冊状杆122
は長孔123及び長孔127の範囲でバネ130の弾力
により常時そのコロ131が突き出るように付勢されて
いる。
【0023】132はスライドドア6に取付けたアウタ
ハンドルで回動するハンドル回転レバーで、ハンドル回
転レバー132にはリンク133を介して回動レバー1
34が設けられ、回動レバー134が図13で下動する
とコロ131が回動レバー134の下縁に当って短冊状
杆122は押されて摺動するから、切欠き124とピン
125の係合が外れてオートクロージャーを中断させ
る。
【0024】
【実施例の作用】スライドドア6を閉扉するために、モ
ーター15に通電すると、回転軸26、ウォームギヤ2
、ウォームホイル28、軸35を介して中央駆動歯車
25を回転させ、例えば中央駆動歯車25に係合する左
側歯車44を右転させ、左側歯車44と一緒に回転する
上下揺動左歯車45を右転させ、上下揺動左歯車45と
左誘導歯車51の係合により左側歯車44と上下揺動左
歯車45は一緒に下降し、左側歯車44を受動歯車52
に係合させて受動歯車52を左転させる。
【0025】受動歯車52が左転するとその軸53を介
して駆動輪16が左転するから、図10においてワイヤ
ーケーブル8を左から右に移動させる。このときワイヤ
ーケーブル8はバネ61又はバネ61aにより上動させ
られるテンションローラー17、18により緊張させら
れ、スリップなく円滑に移行する。したがって、ワイヤ
ーケーブル8の端部に取付けてあるブラケット7に軸止
されているスライドドア6は出入口3を目掛けて閉扉さ
れ、その前側ロック装置80が前側ストライカ82に係
合する。この状態になったら、スライドドア6の後部を
軽く押し込むと後側ロック装置81のラッチ92の係合
溝95に後側ストライカ83は係合してラッチ92を回
転させ、ラッチ92の突起101がA位置になる迄回転
させる。ラッチ92がA位置迄回転すると、そのラッチ
軸93も一緒に回転し、ラッチ軸93に固定されている
カムスイッチ113を回転させるからカムスイッチ11
3はバネスイッチ114に接触し、スイッチ117をオ
ンにしてその信号をモーター118に送るからモーター
118が回転し、駆動歯車119で受動歯車120を回
転させる。
【0026】受動歯車120が回転すると、その切欠き
124には短冊状杆122のピン125が係合し、その
ピン125は短冊状枠126の長孔127にも係合して
いるから、短冊状杆122と短冊状枠126は受動歯車
120と一緒に回転し、短冊状枠126に接続されてい
るケーブル110を牽引する。ケーブル110が牽引さ
れると、図15の扇型レバー108はバネ109の弾力
に抗して回転し、軸102を回転させるから、回転レバ
ー103、リンク杆104、コロ105を介してA位置
にある突起101をB位置迄進め、フルラッチする。
【0027】なお、フルラッチしているとき、指でも挾
んだときは、アウタハンドルを開扉操作すると、ハンド
ル回転レバー132、リンク133を介して回動レバー
134を下動させるから、回動レバー134の下縁でコ
ロ131を押して短冊状杆122を押し下げ、切欠き1
24とピン125との係合を外してオートクロージャー
の作用を中断させる。
【0028】
【効果】本発明は、車体の外壁に形成した出入口
の近傍に前後方向のガイドレールを設け、該ガイドレ
ールにはスライドドアを取付けたブラケットを前
後摺動自在に取付け、前記ブラケットは駆動機構14
により巻き上げられるワイヤーケーブル8を介して自動
走行するようにし、前記スライドドアは前記車体
側に固定したストライカ83と係合するラッチ92を有
するロック装置81を設け、該ロック装置81には前記
ラッチ92が前記ストライカ83との係合によりハーフ
ラッチ位置Aまで回転するとその後はモーター118
駆動で前記ラッチ92をフルラッチ位置Bに回転させる
オートクローザユニット87を連結したものにおいて、
前記駆動機構14は、前記ワイヤーケーブル8を駆動す
る駆動輪16と、前記駆動輪16の前後両側に設けられ
前記ワイヤーケーブル8を緊張させるテンションローラ
ー17、18と、該テンションローラー17、18の各
外側に配置した固定の案内滑車19、20とを備え、前
記テンションローラー17、18は基部を前記駆動輪1
6の軸53に軸止した右揺動腕59と左揺動腕60とに
夫々軸止し、該左右揺動腕59、60には回転止め機構
を有する右調節回転金具66と左調節回転金具67を夫
々取付けた車両オートスライドドアとしたものであるか
ら、スライドドアは駆動機構14でスライして閉扉
し、ラッチ92がストライカ83との係合によりハーフ
ラッチ位置Aまで回転するとその後はモーター118
駆動でフルラッチされるから、スライドドアの閉扉が
容易になり、また、前記駆動輪16の軸53に軸止した
右揺動腕59と左揺動腕60とは、回転止め機構を有す
る右調節回転金具66と左調節回転金具67とにより、
調節するから、確実にテンションを調節できる。また、
車体1の外壁2に形成した出入口3の近傍に前後方向の
ガイドレール4を設け、該ガイドレール4にはスライド
ドア6を取付けたブラケット7を前後摺動自在に取付
け、前記ブラケット7は駆動機構14により巻き上げら
れるワイヤーケーブル8を介して自動走行するように
し、前記スライドドア6には前記車体1側に固定したス
トライカ83と係合するラッチ92を有するロック装置
81を設け、該ロック装置81には前記ラッチ92が前
記ストライカ83との係合によりハーフラッチ位置Aま
で回転するとその後はモーター118の駆動で前記ラッ
チ92をフルラッチ位置Bに回転させるオートクローザ
ユニット87を連結したものにおいて、前記駆動機構1
4は前記車体1のクウォーターパネル135の内側に、
前記オートクローザーユニット87は前記スライドドア
6の前後中間位置に設け、前記駆動機構14は前記ワイ
ヤーケーブル8を巻き上げる駆動輪16と、前記ワイヤ
ーケーブル8が当接する回転のみ自在の固定案内滑車1
9、20と、前記駆動輪16と前記案内滑車19、20
との間に設けられ前記ワイヤーケーブル8の弛みを吸収
するテンションローラー17、18とを備え、前記駆動
輪16及び前記案内滑車19、20及び前記テンション
ローラー17、18はいずれも前記車体1の幅方向に等
しい水平方向の軸で支持させた車両オートスライドドア
としたものであるから、実施化も容易であり、また、車
内の巾を狭べないで、車両スライドドアをオートスライ
ドドアに、また、オートクロージャーにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部斜視図。
【図2】要部横断平面図。
【図3】ブラケットの取出図。
【図4】車内から見た側面図。
【図5】モーターから中央駆動歯車に至る動力伝達図。
【図6】モーターの動力により揺動体を回転させた状態
の要部面図。
【図7】中立状態の要部面図。
【図8】駆動機構の横断平面図。
【図9】駆動機構の概略図。
【図10】駆動機構第2実施例の側面図。
【図11】駆動機構の横断平面図。
【図12】調節回転金具の縦断平面図。
【図13】オートクロージャーの側面図。
【図14】ロック装置の正面図。
【図15】ロック装置の背面図。
【符号の説明】
1…ガイドレール、2…出入口、3…彎曲部、4…外
壁、5…ガイドレール溝、6…スライドドア、7…ブラ
ケット、8…ワイヤーケーブル、9…コロ、10…係止
部、11…前側案内輪、12…後側案内輪、13…中間
案内輪、14…駆動機構、15…モーター、16…駆動
輪、17、18…テンションローラー、19、20…案
内滑車、21モーター室、22変速室、23駆動
室、24正逆転装置、25中央駆動歯車、26
転軸、27…ウォームギヤ、28…ウォームホィール、
29…揺動体、30…軸、31…固定ケース、31A…
カバーケース、32…中央上方アーム、33…右側アー
ム、34…左側アーム、35軸、36…右側軸、37
…右側歯車、38…上下揺動右歯車、39…ボス、40
…バネ、41…弾着部、42…四角状突出部、43…左
側軸、44…左側歯車、45…上下揺動右歯車、46…
ボス、47…四角状突出部、48…バネ、49…弾着
部、50…右誘導歯車、51…左誘導歯車、52…受動
歯車、53…軸、54…バネ、55…突起、56…二又
部、57…突起、58…突起、59…右揺動、60…
左揺動腕、61…バネ、62…右揺動腕調節金具、63
…左揺動腕調節金具、64、65…先端、66…右調節
回転金具、67…左調節回転金具、68、69…円弧ギ
ヤ、70…筒主体、71…ねじ頭部、72…突起、73
…透孔、74…係合歯車、75…取付金具、76…軸、
77…バネ、78…係合穴、79…ドライバーの先端、
80…前側ロック装置、81…後側ロック装置、82…
前側ストライカ、83…後側ストライカ、84…リモー
トコントロールユニット、85…シルノブ、86…キー
シリンダ、87…オートクローザユニット、88…ドア
ジャンクション、89…車体ジャンクション、90
…パワーサプライコントローラ、91…合成樹脂ボデ
ィ、92…ラッチ、93…ラッチ軸、94…バネ、95
…係合溝、96…ハーフラッチ係合段部、97…フルラ
ッチ係合段部、98…ラチェット、99…ラチェット
軸、100…爪、101…突起、102…軸、103…
回転レバー、104…リンク杆、105…コロ、106
…軸、107…円弧状溝、108…扇型レバー、109
…バネ、110…ケーブル、111…円弧溝、112…
ピン、113…カムスイッチ、114…バネスイッチ、
115…ラチェットレバー、116…オープンレバー、
117…スイッチ、118…モーター、119…駆動歯
車、120…受動歯車、121…軸、122…短冊状
杆、123…長孔、124…切欠き、125…ピン、1
26…短冊状枠、127…長孔、128…突片、129
…突片、130…バネ、131…コロ、132…ハンド
ル回転レバー、133…リンク、134…回動レバー、
135…側壁(クウォーターパネル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/12 - 65/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外壁に形成した出入口の近
    傍に前後方向のガイドレールを設け、該ガイドレール
    にはスライドドアを取付けたブラケットを前後摺
    動自在に取付け、前記ブラケットは駆動機構14によ
    巻き上げられるワイヤーケーブル8を介して自動走行
    するようにし、前記スライドドアは前記車体側に
    固定したストライカ83と係合するラッチ92を有する
    ロック装置81を設け、該ロック装置81には前記ラッ
    チ92が前記ストライカ83との係合によりハーフラッ
    チ位置Aまで回転するとその後はモーター118の駆動
    前記ラッチ92をフルラッチ位置Bに回転させるオー
    トクローザユニット87を連結したものにおいて、前記
    駆動機構14は、前記ワイヤーケーブル8を駆動する駆
    動輪16と、前記駆動輪16の前後両側に設けられ前記
    ワイヤーケーブル8を緊張させるテンションローラー1
    7、18と、該テンションローラー17、18の各外側
    に配置した固定の案内滑車19、20とを備え、前記テ
    ンションローラー17、18は基部を前記駆動輪16の
    軸53に軸止した右揺動腕59と左揺動腕60とに夫々
    軸止し、該左右揺動腕59、60には回転止め機構を有
    する右調節回転金具66と左調節回転金具67を夫々取
    付けた車両オートスライドドア。
  2. 【請求項2】 車体1の外壁2に形成した出入口3の近
    傍に前後方向のガイドレール4を設け、該ガイドレール
    4にはスライドドア6を取付けたブラケット7を前後摺
    動自在に取付け、前記ブラケット7は駆動機構14によ
    り巻き上げられるワイヤーケーブル8を介して自動走行
    するようにし、前記スライドドア6には前記車体1側に
    固定したストライカ83と係合するラッチ92を有する
    ロック装置81を設け、該ロック装置81には前記ラッ
    チ92が前記ストライカ83との係合によりハーフラッ
    チ位置Aまで回転するとその後はモーター118の駆動
    で前記ラッチ92をフルラッチ位置Bに回転させるオー
    トクローザユニット87を連結したものにおいて、前記
    駆動機構14は前記車体1のクウォーターパネル135
    の内側に、前記オートクローザーユニット87は前記ス
    ライドドア6の前 後中間位置に設け、前記駆動機構14
    は前記ワイヤーケーブル8を巻き上げる駆動輪16と、
    前記ワイヤーケーブル8が当接する回転のみ自在の固定
    案内滑車19、20と、前記駆動輪16と前記案内滑車
    19、20との間に設けられ前記ワイヤーケーブル8の
    弛みを吸収するテンションローラー17、18とを備
    え、前記駆動輪16及び前記案内滑車19、20及び前
    記テンションローラー17、18はいずれも前記車体1
    の幅方向に等しい水平方向の軸で支持させた車両オート
    スライドドア。
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