JP3186525B2 - 多塔型エレベータ式立体駐車装置 - Google Patents

多塔型エレベータ式立体駐車装置

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JP3186525B2
JP3186525B2 JP18607595A JP18607595A JP3186525B2 JP 3186525 B2 JP3186525 B2 JP 3186525B2 JP 18607595 A JP18607595 A JP 18607595A JP 18607595 A JP18607595 A JP 18607595A JP 3186525 B2 JP3186525 B2 JP 3186525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多塔型エレベータ式立
体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の立体駐車装置が特開平5
−33521号公報に開示されている。以下、図13、
図14、図15、図16を用いてその構成の概要につい
て説明する。図13において、1000は地下設置型の
多塔型駐車装置であり、地上面GLに自動車の乗込場1
001を有する駐車塔Aと、これに順次連続する駐車塔
B、C、D、Eとを備えている。
【0003】これらの駐車塔A〜Eにおいて、1002
は昇降空間であり、図14に示すように、その4隅にガ
イドレール1003が立設されている。1004はフォ
ーク式の昇降リフトであり、図14に示すように、自動
車の幅間隔を有し、前後方向に延びる2本のフレーム部
材1005と、このフレーム部材1005の内側に4箇
所延出され、自動車のタイヤを支持可能なフォーク10
06とからなり、各ガイドレール1003に組み込まれ
て、昇降モータMと駆動チェーンとにより駆動され、昇
降空間1002上を昇降される。
【0004】また、図15に示すように、各昇降空間1
002上、最下階層を除く各階層毎に4個のローラを軸
支された台車受け1007が配設され、これら4個のロ
ーラのうち中央2個のローラがモータの駆動力で回転さ
れ、その両側各1個のローラが遊回転される。また、こ
の図15に示すように、各駐車塔A、B、C、D、Eの
昇降空間1002に隣接した左右両側には、自動車収納
室Pが設けられており、各収納室Pの前後にそれぞれ3
個のローラを軸支された台車受け1008が備えられ、
その上にフォーク式の横行台車1009が配設されてい
る。この台車受け1008において3個のローラの内、
昇降空間1002側の2個のローラは、モータとスプロ
ケットとチェーンとにより等速度回転され、他の1個の
ローラは遊回転される。横行台車1009は、その中央
の支持台1010とその左右方向に延出するフォーク1
011とからなり、全体として昇降リフト1004に対
して通り抜け可能な形状を有し、常態として各収納室P
の台車受け1008上に載置され、ローラの回転により
横行される。
【0005】各駐車塔A〜Eの最下階層においては、そ
の中央に連続した走行空間Sが設けられ、ここに自動車
搬送用の走行台車1012が配置されている。走行空間
Sには、図15に示すように、走行レール1013が配
設され、走行台車1012は、図16に示すように、モ
ータ駆動の走行車輪1014を有する台車部材1015
と、その両側前後に延出されたフォーク1016と、台
車部材1015の上部前後端に設けられた4個のローラ
を有する台車受け1017とを備え、走行レール101
3上に配置されて、その台車受け1017がその左右の
収納室Pに配設されている台車受け1008と一線上で
水平になるように設定され、全体を昇降リフト1004
が通り抜け可能に構成されている。
【0006】次に上記従来例の入出庫動作について説明
する。なお、乗込場1001を有する駐車塔Aでは通常
のエレベータ方式の入出庫動作が行われるので、ここで
その説明を省略し、駐車塔A以外の駐車塔B、C、D、
Eを代表して駐車塔Dにおける入出庫動作について説明
する。
【0007】(入庫動作)まず、自動車が乗込場100
1に乗り入れられ、そこに待機中の昇降リフト1004
上に搭載される。次いで、昇降リフト1004が昇降空
間1002上を最下段まで降下され、そこの走行空間S
に待機している走行台車1012へ自動車を受け渡しし
て停止する。自動車を搭載した走行台車1012は走行
空間Sを入庫先の駐車塔Dまで走行して停止され、そこ
に予め待機中の昇降リフト1004の上昇により自動車
が昇降リフト1004上に受け渡しされ、指定した階
層、所定の高さで停止される。次いで、その階層の収納
室Pから横行台車1009が昇降空間1002上へ横行
移動される。そして、昇降リフト1004が降下されて
自動車が横行台車1009上に受け渡しされ、続いて横
行台車1009が収納室Pへ戻されて入庫を完了する。
【0008】また、走行空間S両側の収納室Pに入庫す
る場合は、一旦、自動車を走行台車1012から昇降リ
フト1004へ受け渡しされ、続いて、走行台車101
2の台車受け1017上に、横行台車1009が横行移
動される。ここで、昇降リフト1004の降下により横
行台車1009上に自動車が受け渡しされる。そして、
横行台車1009が収納室Pへ戻されて、入庫を完了す
る。
【0009】(出庫動作)駐車塔Dの上階層から出庫す
る場合、まず、その収納室Pから自動車を載せた横行台
車1009が昇降空間1002上へ横行移動される。次
いで、昇降リフト1004の上昇により横行台車100
9から昇降リフト1004へ自動車が受け渡しされる。
空になった横行台車1009が収納室Pに戻されると、
自動車を搭載した昇降リフト1004が降下され、走行
空間S上に予め待機している走行台車1012を通り抜
けると同時に、自動車がその台車フォーク1016上に
受け渡しされて停止する。このようにして走行台車10
12上に自動車が搭載され、走行台車1012が走行空
間Sを駐車塔Aに向けて走行し、その昇降空間1002
の位置で停止される。そして、予め待機している昇降リ
フト1004が上昇してその上に自動車を受け渡しさ
れ、そのまま上昇して乗込場1001で停止される。乗
込場1001上で、自動車を自走により出庫し、出庫を
完了する。
【0010】走行空間S両側の収納室Pから出庫する場
合、まず走行台車1012が走行空間Sをその収納室P
まで走行移動され、そこで横行台車1009が走行台車
1012の台車受け1017へ移動される。次いで予め
その下に待機中の昇降リフト1004の上昇により自動
車が横行台車1009から昇降リフト1004に受け渡
しされる。空になった横行台車1009が収納室Pに戻
されると、自動車を搭載した昇降リフト1004が降下
し、走行台車1012を通り抜けると同時に自動車を台
車フォーク1016上に受け渡しして停止される。この
ようにして走行台車1012が自動車を搭載されて走行
空間Sを駐車塔Aに向けて走行し、そこの昇降空間10
02で停止される。そして、予め待機中の昇降リフト1
004が上昇してその上に自動車が受け渡しされ、その
まま上昇して乗込場1001で停止される。同様に乗込
場1001で自動車を自走により出庫し、出庫を完了す
る。
【0011】このように上記従来例によれば、走行台車
1012に横行台車1009が昇降空間1002まで移
動可能な台車受け1017を備えていることにより、走
行空間Sに台車受けを設けることなしに、走行空間S両
側を収納室Pとして利用でき、自動車の収納台数を増大
させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、走行空間両側の横行台車を走行台車に設けた
台車受けにより、昇降空間上に移動させるようにしてい
るので、走行空間をなす最下階層においては、走行台車
がいずれか一基の駐車塔で使用している間は、他の駐車
塔で横行台車を昇降空間上に移動できないため、次の入
出庫の予備運転を行うことができず、自動車の入出庫処
理上、円滑性を欠くという問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、自動車の入出庫処理上、優れた円滑性を
有し、しかも低コストを図ることのできる多塔型エレベ
ータ式立体駐車装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、搬送装置を、連絡路に沿
って配列された一対のローラ群およびそのローラの全部
または一部を駆動する駆動装置と、一対のローラ群上に
走行可能に配置され、昇降リフトが通り抜け可能な搬送
台とで構成し、各駐車塔毎にその最下階層に設定された
駐車区画と連絡路との間に、一対の横行レールを、昇降
リフトを通過可能な間隙と、搬送台を通過可能な間欠部
とを設定して敷設するとともに、この一対の横行レール
上に横行台車を横行可能に配置したものである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1の構成において、一対の横行レールを断面略コ字形
に構成して、横行台車の車輪をその一対の横行レールに
嵌合接触させたものである。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、上記請求
項1または2の構成において、最下階層の横行台車に、
一対の横行レールに係合して、横行台車の傾きを規制す
る補助車輪を備えたものである。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項1から3のいずれかの構成において、複数の駐車塔の
うち、一方端の駐車塔一基に自動車の入出庫部を設定す
るとともに、搬送台旋回用の旋回装置を設置したもので
ある。
【0018】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1から3のいずれかの構成において、複数の駐車塔の
うち、その一方端の駐車塔に自動車の入庫部を、その他
方端の駐車塔に出庫部をそれぞれ設定したものである。
【0019】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項5の構成において、入庫部側と出庫部側とにそれぞれ
搬送台を1台ずつ配置したものである。
【0020】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項4から6のいずれかの構成において、複数の駐車塔を
地上設置面上に構築して、地上1階に連絡路および搬送
装置を備え、その搬送台に、連絡路上において入出庫部
とその隣接する駐車塔との境界面を閉塞可能な遮蔽板を
備えたものである。
【0021】また、請求項8に記載の発明は、上記請求
項1から7のいずれかの構成において、フォーク式の昇
降リフト、横行台車、搬送台を用いたものである。
【0022】
【作用】したがって、本発明によれば、請求項1の構成
により、搬送台がいずれかの駐車塔で自動車の受け渡し
中、その他の駐車塔において連絡路片側または両側の各
駐車区画でその横行台車が一対の横行レール上を次の準
備運転として移動することができ、これを各駐車塔の昇
降リフトの昇降動作、各階層の横行台車の横行動作とに
連携させることにより、多様な準備運転を組み立てるこ
とができる。
【0023】また、請求項2の構成により、各横行台車
は少ない車輪構成でも、その横行レール上を駐車区画か
ら連絡路へまたは連絡路から駐車区画へ、各車輪が間隙
や間欠部に脱落することなしに横行することができる。
【0024】また、請求項3の構成により、各横行台車
が、横行レール上を駐車区画から連絡路へまたは連絡路
から駐車区画へ移動する際に、各車輪の間隙や間欠部の
通過中、横行台車の傾きを規制してその転倒を防止する
ことができる。
【0025】また、請求項4の構成により、自動車の入
庫に際して前進で搬送台上に乗り込み、その向きで格納
され、また自動車の出庫に際しては、その入出庫部の旋
回装置により、自動車の前部を入出庫口に向けること
で、前進で出庫することができる。
【0026】また、請求項5の構成により、入庫から出
庫への一連の動作が一方向になって単純化され、入出庫
上、その動作性を向上させることができる。
【0027】また、請求項6の構成により、搬送台の一
方を入庫用に、他方を出庫用に動作させることで、入庫
動作と出庫動作とを連携して同時に行うことができ、動
作性の向上を図ることができる。
【0028】また、請求項7の構成により、入出庫部に
おいてその隣接する駐車塔との間に開閉扉を用いる必要
がなく、連絡路上を簡単な構造で構成することができ
る。
【0029】また、請求項8の構成により、立体駐車装
置全体をフォーク式として構成し、自動車の各駐車区画
に対する出し入れの迅速性を合わせて利用することで、
自動車の入出庫処理上、円滑性の一層の向上を図ること
ができる。
【0030】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の全体構成を示
し、図2〜図12はその各部の構成を示すものである。
図1において、1は地上設置型の多塔型エレベータ式立
体駐車装置であり、一方端の、自動車の入出庫部2を設
定された第1の駐車塔101と、これに横方向に一列に
順次連続する第2、第3、第4の駐車塔102、10
3、104とを備えている。
【0031】これらの駐車塔101〜104の内部構成
を図2に示している。図2において、3は各駐車塔10
1、102、103、104において、その中央に設定
された昇降路であり、図3に示すように、それぞれその
4隅にガイドレール4が立設されて、フォーク式の昇降
リフトを構成するフォーク状ステージ5が組み付けられ
ている。このフォーク状ステージ5は、自動車の前輪お
よび後輪を支持可能な個々独立の4個の櫛歯状アーム5
1とからなり、それぞれ基端を各ガイドレール4に図示
されないガイドローラを介して組み込まれ、モータ駆動
の4本の駆動チェーン6により吊り下げられている。ま
た、図3に示すように、昇降路3上、最下階層となる地
上1階を除いて各階層毎に、後述する駐車区画9に配置
された一対の横行レール10の延長上に同様なレール材
からなる中間固定レール7がフォーク状ステージ5の通
過のための間隙8を設けて配設されている。なお、ここ
では説明の便宜上、中間固定レール7と称しているが、
この中間固定レール7は横行レール10の一部をなし、
各階層毎に横行レール10と中間固定レール7とで一つ
の横行レールを構成するものである。
【0032】図3中、9は昇降路3の両側に階層的に画
成された上の階層の駐車区画であり、その両端に断面四
角形の一対の横行レール10が設置されて、その上にフ
ォーク状ステージ5が通り抜け可能なフォーク式の横行
台車11が配置されている。横行台車11は、図4に示
すように、全体がほぼH形のフレームで構成され、その
左右両側に自動車の前輪および後輪を支持可能なフォー
ク部111と、その両端にそれぞれ一列に4個ずつ軸支
された車輪112、114とを備えている。この横行台
車11において、両端各列4個の車輪112、114
は、昇降路3側から見て、手前側に2個近接され、奥側
に2個近接されて相互に所定の間隔を設定されて取り付
けられている。また、片側一方の列の車輪112には、
図5に示すように、各々両側縁に横行レール10および
中間固定レール7上両側縁を挟持可能な鍔113を備
え、片側他方の列の車輪114にはこのような鍔を設け
ていない。横行台車11はこのような車輪構造を有し、
各駐車区画9の一対の横行レール10上に昇降路3に対
し一対の中間固定レール7を介して横行可能に配置され
ている。なお、これらの横行台車11は図示されない横
行駆動機構により横行される。
【0033】図2において、各駐車塔101、102、
103、104の昇降路3上最下階層、すなわち地上1
階では各駐車塔101、102、103、104間が相
互に連通されて連絡路12が形成され、この連絡路12
上に自動車搬送用の搬送装置13が設置されている。
【0034】搬送装置13は、図3、図6に示すよう
に、一対のローラ群14およびその一部のローラ141
を駆動する駆動装置15と、この一対のローラ群14上
を移動される搬送台をなす1台の搬送テーブル16とを
備えている。一対のローラ群14は駆動用の複数の一対
のフリクションローラ141とアイドラー142との組
み合わせからなり、連絡路12の幅方向中央部上にその
長手方向に沿って配列されている。駆動装置15は、連
絡路12の奥側端に設置された電動機151と、その出
力軸に連結されて一対のローラ群14下に配置された高
速軸152と、各フリクションローラ141の回転軸上
に設置されて高速軸152の動力を各フリクションロー
ラ141に伝達する減速機153とを備えている。搬送
テーブル16は、図3に示すように、フォーク状ステー
ジ5が通り抜け可能に、一対のローラ群14の幅よりも
やや広い細長いプレート161と、その両側に自動車の
各前輪および後輪を支持可能なフォーク部162とから
なり、脚部17に支持されて一対のローラ群14上に走
行可能に組み付けられている。この脚部17は、図3、
図6に示すように、搬送テーブル16のプレート161
両側に沿って相互に対向して固定された複数組の脚片1
71と、その長手方向に同じ側で列をなす脚片171間
に取り付けられた断面コ字形をなす一対の案内部172
とからなり、これら案内部172が連絡路12上一対の
ローラ群14に組み合わせられている。
【0035】このようにして、地上1階に自動車の入出
庫部2を設定された第1の駐車塔101を除く他の駐車
塔102、103、104においては、図3、図7に示
すように、連絡路12の両側に駐車区画18が画成され
てその前後両端に断面略コ字形をなす一対の横行レール
19が敷設されるとともに、連絡路12上、各一対の横
行レール19の延長上に断面略コ字形をなす一対の連絡
用レール20がフォーク状ステージ5に対する干渉を回
避する間隙21を介して敷設されている。この連絡用レ
ール20の中央部に搬送テーブル16の脚部17を通過
可能な脚部17幅相当分の間欠部22が設けられてい
る。なお、ここでは、説明の便宜上、一対の連絡用レー
ル20と称して一対の横行レール19と区別している
が、一対の連絡用レール20は一対の横行レール19の
一部をなし、全体として一対の横行レールを構成するも
のである。そして、これら駐車区画18には、その一対
の横行レール19上にフォーク状ステージ5が通り抜け
可能なフォーク式の最下階層専用の横行台車23が配置
されている。
【0036】横行台車23は、図7に示すように、全体
のフレームおよび櫛歯構造が既に説明してある横行台車
11と同様であり、車輪231の構造およびその配列を
異にしている。これらの横行台車23にあっては、両端
にそれぞれ一列に4個の主車輪231と2個の補助車輪
233とを備えている。各主車輪231は、図8に示す
ように、横行レール19および連絡用レール20の断面
略コ字形に嵌合可能に、その直径および幅にそれぞれレ
ール19、20の高さ、幅よりも少し小さい寸法を設定
して、片側に鍔232を備え、両端各列において、連絡
路12側から見て、手前側に1個、中央に近接して2
個、奥側に1個、相互に所定の間隔を設け、各レール1
9、20に対し下面に接触可能に配置されている。ま
た、補助車輪233にあっては、図9に示すように、主
車輪231の直径よりも小径であり、鍔は設けていな
い。そして、手前側の主車輪231の内側に近接して1
個、奥側の主車輪231の内側に近接して1個、各レー
ル19、20に対しその上面に接触可能に配置されてい
る。
【0037】一方、図2中第1の駐車塔101におい
て、地上1階の自動車の入出庫部2には、搬送テーブル
16旋回用の旋回装置24が設置されるとともに、その
入出庫部2を画成する一つの壁面、ここでは一対のロー
ラ群14の配列方向に対向する壁面に入出庫口25が設
けられている。
【0038】次に上記第1の実施例の入出庫動作につい
て、図2、図3、図6を参照しながら説明する。なお、
自動車の入出庫部2を設定した第1の駐車塔101での
自動車の入庫または出庫は、通常のエレベータ方式の立
体駐車装置と同様であるので、ここではその説明を省略
し、第1の駐車塔101以外の他の駐車塔102〜10
4の入出庫動作について第3の駐車塔103を例に採っ
て説明する。
【0039】初めに、第3の駐車塔103において2階
層から上の階層に入庫する場合について説明する。ま
ず、自動車を自走で第1の駐車塔101の入出庫部2へ
その入出庫口25を通じて前進で進入し、そこに待機中
の搬送テーブル16上に乗り入れる。次いで、駆動装置
15の作動、すなわち電動機151の作動により高速軸
152が回転し、減速機153を介して各フリクション
ローラ141が回転駆動される。これらフリクションロ
ーラ141の回転により、自動車を搭載した搬送テーブ
ル16は、その脚部17の案内部172がアイドラー1
42を介して送り出され、連絡路12上を移動してい
く。第3の駐車塔103では予めそのフォーク状ステー
ジ5が地上1階に着床されている。搬送テーブル16が
第3の駐車塔103まで移動したところで停止する。搬
送テーブル16が停止すると、その下部に着床している
フォーク状ステージ5がその昇降路3上を上昇され、フ
ォーク状ステージ5が搬送テーブル16を通り抜けると
同時に、自動車が搬送テーブル16からフォーク状ステ
ージ5へ受け渡しされる。フォーク状ステージ5はその
まま上昇していき、指定の階層所定の高さ位置で停止さ
れる。次いで、その階層の駐車区画9から横行台車11
が中間固定レール7を介して昇降路3上へ横行移動され
る。ここで、横行台車11の各車輪112、114が横
行レール10から中間固定レール7へ移動する際に、そ
の間隙8を通過する一部の車輪112、114に対し他
の車輪112、114が各レール10、7上を移動して
相互に支持し合い、各レール10、7からの脱輪が防止
されている。そして今度は、フォーク状ステージ5が降
下されて横行台車11を通過すると同時に、自動車が横
行台車11上に受け渡しされる。フォーク状ステージ5
はそのまま下降していき、横行台車11がその駐車区画
9へ戻されて自動車の格納を完了する。
【0040】次に、第3の駐車塔103において地上1
階、連絡路12片側の駐車区画18に入庫する場合につ
いて説明する。まず同様にして、第1の駐車塔101の
自動車の入出庫部2から自動車を搭載した搬送テーブル
16が連絡路12上を第3の駐車塔103まで移動され
る。次いで予め待機しているフォーク状ステージ5の上
昇により自動車が一時的に搬送テーブル16からフォー
ク状ステージ5へ受け渡しされる。続いて、搬送テーブ
ル16が次の運転に備えて他の駐車塔101または10
2または104へ移動されるとともに、第3の駐車塔1
03の最下階層専用の横行台車23がその一対の横行レ
ール19から一対の連絡用レール20へ横行して連絡路
12上に移動される。ここで、横行台車23の各主車輪
231が横行レール19から連絡用レール20へ移動す
る際に、その間隙21を通過する一部の車輪231に対
し他の車輪231が各レール19、20上を移動して相
互に支持し合い、各レール19、20からの脱輪が防止
され、さらに各主車輪231が間隙21上を通過中、こ
の横行台車23に備えた補助車輪233により、横行台
車23が傾斜するのを規制されてその転倒が確実に防止
されている。そしてフォーク状ステージ5が降下されて
横行台車23を通り抜けると同時に、横行台車23上に
自動車を受け渡しして着床し、横行台車23がその駐車
区画18へ戻されて自動車の格納を完了する。
【0041】次に、第3の駐車塔103の2階層から上
の階層に格納中の自動車を出庫する場合について説明す
る。第3の駐車塔103において、フォーク状ステージ
5が予め1階に着床され、その自動車が格納されている
駐車区画9から、横行台車11がその一対の横行レール
10から中間固定レール7へ横行して昇降路3上に移動
される。これと同時に、搬送テーブル16が連絡路12
上を第3の駐車塔103の昇降路3まで走行移動され
る。次いで、フォーク状ステージ5が上昇していき、横
行台車11を通過すると同時に、自動車を受け渡しさ
れ、空になった横行台車11がその駐車区画9に戻され
る。今度はフォーク状ステージ5が昇降路3上を下降し
ていき、搬送テーブル16を通り抜けると同時に、搬送
テーブル16に自動車が受け渡しされる。フォーク状ス
テージ5はそのまま着床され、自動車を載せた搬送テー
ブル16が連絡路12上を第1の駐車塔101に向けて
走行移動され、入出庫部2で停止される。次いで、搬送
テーブル16は旋回装置24により上昇しながら旋回さ
れて、自動車の前部を入出庫口25に向けたところで降
下される。そして、自動車を自走により入出庫口25を
通じて前進で出庫する。このようにして出庫動作を完了
する。
【0042】次に、第3の駐車塔103において地上1
階、連絡路12片側の駐車区画18に格納中の自動車を
出庫する場合について説明する。予め、その駐車区画1
8前の連絡路12上にフォーク状ステージ5が着床さ
れ、ここでまず、その駐車区画18の横行台車23が連
絡路12上へ横行移動される。フォーク状ステージ5が
その上昇により横行台車23を通り抜けると同時に、自
動車がフォーク状ステージ5に受け渡しされ、所定の高
さで停止される。続いて横行台車23がその駐車区画1
8に戻されると、搬送テーブル16が連絡路12上を第
3の駐車塔103の昇降路3上へ移動される。そしてフ
ォーク状ステージ5が下降されて搬送テーブル16を通
過すると同時に、自動車がフォーク状ステージ5から搬
送テーブル16に受け渡しされる。フォーク状ステージ
5はそのまま着床する。同様にして、自動車を搭載した
搬送テーブル16は連絡路12上を自動車の入出庫部2
まで走行移動されて停止される。そして、搬送テーブル
12が旋回装置24により上昇し旋回されて、自動車の
前部を入出庫口25に向けたところで降下される。そし
て、自動車を自走により入出庫口25を通じて前進で出
庫する。このようにして出庫動作を完了する。
【0043】このように上記実施例によれば、各駐車塔
101、102、103、104間の地上1階連絡路1
2に各駐車塔101、102、103、104のフォー
ク状ステージ5が通り抜け可能なフォーク式の搬送テー
ブル16を一対のローラ群14を介して移動可能に配置
する一方、連絡路12の両側に画成された各駐車区画1
8に一対の横行レール19を敷設するとともに、その延
長上、連絡路12に一対の連絡用レール20を、搬送テ
ーブル16、フォーク状ステージ5との干渉を回避して
敷設し、各駐車区画18上にフォーク状ステージ5が通
り抜け可能なフォーク式の横行台車23を連絡路12に
対し一対の横行レール19、連絡用レール20を介して
横行可能に配置していることから、搬送テーブル16が
いずれかの駐車塔101または102または103また
は104で自動車の受け渡し中に、他の駐車塔101ま
たは102または103または104の駐車区画18で
次の準備運転としてその横行台車23を移動させること
ができる。これを各駐車塔101、102、103、1
04のフォーク状ステージ5の昇降動作、上の階層の各
横行台車11の横行動作とに連携させることで、多様な
準備運転を組み立てることができ、自動車の入出庫に際
して極めて円滑な入出庫動作を実現することができる。
【0044】また、一対の横行レール19と連絡用レー
ル20との間、各連絡用レール20の中間にそれぞれ間
隙21、間欠部22を設けてフォーク状ステージ5の昇
降、搬送テーブル16の移動に干渉しないようにする一
方、各レール19、20を断面コ字形に形成してこれに
横行台車23の各主車輪231を嵌合させていることか
ら、横行台車23が各間隙21、間欠部22の通過に際
し、各レール19、20に対して脱輪を防止して、横行
台車23の円滑な走行を実現することができる。
【0045】さらに横行台車23に主車輪231に加
え、小径の補助車輪233を各レール19、20の内側
上面に接触可能に備え、各主車輪231が各間隙21、
間欠部22の通過に際して、横行台車23が傾斜するの
を規制していることから、横行台車23の転倒を確実に
防止することができる。
【0046】また、横行台車23の主車輪231間に所
定の間隔を設定して片側4個合計8個の主車輪231で
構成しているので、部品点数を低く抑えて低コストを図
ることができる。
【0047】また、一方端の第1の駐車塔101の1階
に自動車の入出庫部2を設定し、その入出庫口25を一
対のローラ群14に対向して設けているので、自動車の
入庫に際して前進で搬送テーブル16上に乗り込むこと
ができる。またその入出庫部2に搬送テーブル16用の
旋回装置24を設けていることにより、自動車の出庫に
際して自動車の前部を入出庫口25に向けることで、前
進で出庫することができ、自動車の入出庫動作上、円滑
性の一層の向上を図ることができる。
【0048】また、この自動車の入出庫部を種々に変更
することができる。図10に示すように、その入庫口2
51と出庫口252とに分けて、それぞれ一対のローラ
群14の配列方向に対して直角方向の2つの壁面に形成
してもよく、この場合に、自動車の入出庫に際して自動
車を45度の旋回により前進で入庫、前進で出庫させる
ことができ、このようにしても自動車の入出庫動作上、
円滑性の一層の向上を図ることができる。
【0049】図11、図12は本発明の第2の実施例の
構成を示している。この実施例においてもまた、上記第
1の実施例と同様に、複数の駐車塔101、102、1
03、104が地上設置面上に横一列に連続的に構築さ
れ、その地上1階の連絡路12上に搬送装置13が設置
されている。上記第1の実施例と異なるのは、一方端の
第1の駐車塔101に自動車の入庫部210を、他方端
の第4の駐車塔104に出庫部220をそれぞれ設定さ
れて、その入庫部210を画成する壁面において一対の
ローラ群14の配列方向に対向する壁面に自動車の入庫
口211が設けられるとともに、その出庫部220を画
成する壁面において一対のローラ群14の配列方向に対
向する壁面に自動車の出庫口221を設けられ、その一
対のローラ群14上両端にそれぞれ第1、第2の搬送テ
ーブル1601、1602が配置されている。
【0050】複数の駐車塔101、102、103、1
04のうち、中央に位置する第2、第3の駐車塔102
または103、ここでは第3の駐車塔103の連絡路1
2上を中継点として、一対のローラ群14が分割配置さ
れ、その中継点を境に両側に一対のローラ群14A、1
4Bが配置されて、それぞれに各フリクションローラ1
41を駆動する電動機151、高速軸152、減速機1
53を備えている。したがって、第1の搬送テーブル1
601は一方の一対のローラ群14A上に移動可能に配
置され、第2の搬送テーブル1602は他方の一対のロ
ーラ群14B上に移動可能に配置されている。
【0051】また、第1の搬送テーブル1601には、
その一端に入庫部210を設定した第1の駐車塔101
とこれに隣接する第2の駐車塔102との間の境界面を
塞ぐ遮蔽板30が一体に備えられ、第2の搬送テーブル
1602にも同様に、その一端に出庫部220を設定し
た第4の駐車塔104とこれに隣接する第3の駐車塔1
03との間の境界面を塞ぐ遮蔽板30が一体に備えられ
ている。
【0052】このようにすると、自動車の格納形態は、
上記第1の実施例と同様であるが、入庫から出庫への動
作過程で自動車が一方向にのみ移動していく点が特徴で
あり、上記第1の実施例のタイプと異なっている。すな
わち、自動車は入庫口211から前進で入庫されて、そ
のまま入庫部210を有する第1の駐車塔101に入庫
する場合にあっては、直接そのフォーク状ステージ5に
より上の階層の横行台車11に受け渡しされてその駐車
区画9に格納され、隣接する第2の駐車塔102から中
継点の第3の駐車塔103のいずれかに入庫する場合に
あっては、第1の搬送テーブル1601の移動により第
2の駐車塔102または第3の駐車塔103まで搬送さ
れ、上記第1の実施例と同様の入庫動作が行われて、地
上1階の駐車区画18または上の階層の駐車区画9に格
納される。また、駐車台数の増加により奥側の第4の駐
車塔104を利用する場合は、自動車を第1の搬送テー
ブル1601で第1の駐車塔101から中継点の第3の
駐車塔103へ移送した後、その中継点で自動車がそこ
のフォーク状ステージ5に一時的に受け渡しされ、その
第1の搬送テーブル33が元の位置若しくは次の準備運
転の駐車塔へ後退される。そして、第2の搬送テーブル
1602が中継点の第3の駐車塔103へ移動され、こ
こで自動車を載置しているフォーク状ステージ5の下降
により第2の搬送テーブル1602に受け渡しされ、こ
の第2の搬送テーブル1602で自動車を奥側の駐車塔
104に搬送して各駐車区画9、18のいずれかに格納
する。
【0053】格納した自動車を出庫する場合も同様であ
り、格納先の駐車塔101、102、103、104に
応じて第1の搬送テーブル1601から第2の搬送テー
ブル1602へ中継して、または第2の搬送テーブル1
602で直接、出庫部220を有する第4の駐車塔10
4へ自動車を移送してその出庫口221を通じて前進で
出庫する。
【0054】このように上記第2の実施例によれば、上
記第1の実施例と同様の作用効果を得ることができると
ともに、この駐車装置が多塔型であることから全体が大
型であるものの、入庫部210と出庫部220とに分け
て入庫から出庫の一連の動作を一方向に単純化したこと
で、入出庫上、動作性がよく、また2台の搬送テーブル
1601、1602を用いたことから、入庫動作と出庫
動作とを連携して同時に行うことができ、全体としてよ
り円滑な入出庫処理を実現することができる。
【0055】また、第1の搬送テーブル1601に、入
庫部210を設定した第1の駐車塔101とこれに隣接
する第2の駐車塔102との間の境界面を塞ぐ遮蔽板3
0を備え、第2の搬送テーブル1602に、出庫部22
0を設定した第4の駐車塔104とこれに隣接する第3
の駐車塔103との間の境界面を塞ぐ遮蔽板30を備え
たことから、入庫部210、出庫部220において隣接
する駐車塔101、104との間に開閉扉を用いる必要
がなく、連絡路12上を簡単な構造で構成することがで
き、低コストを図ることができる。
【0056】なお、上記第2の実施例において、第1、
第2の搬送テーブル1601、1602に備えた遮蔽板
30を、上記第1の実施例の搬送テーブル16に用いて
もよく、同様な作用効果を得ることができる。
【0057】また、上記第1、第2の実施例では、複数
の駐車塔101、102、103、104を横一列に連
続させているが、設置面の形状に応じてL字形やコ字形
の配置構造とし、その一端側あるいは中間の駐車塔に入
出庫部を設定したり、両端に入庫部と出庫部とを分けて
設定してもよく、この場合、曲がり角に当たる駐車塔を
中継点として旋回装置を設置しておくとよい。
【0058】また、上記各実施例では、フォーク式の多
塔型エレベータ式立体駐車装置として例示しているが、
フォーク式に代えて、トレー式の構成にしてもよく、同
様な作用効果を得ることができる。なお、トレー式にし
た場合、搬送テーブルに代わり、搬送台として搬送枠を
用いる。
【0059】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、請求項1により、搬送台がいずれかの駐車塔で自動
車の受け渡し中、その他の駐車塔において連絡路片側ま
たは両側の各駐車区画で次の準備運転としてその横行台
車を移動することができることから、これを各駐車塔の
昇降リフトの昇降動作、各階層の横行台車の横行動作と
に連携させることにより、多様な準備運転を組み立てる
ことができ、自動車の入出庫処理上、その円滑性を極め
て向上させることができる。
【0060】また、請求項2の構成により、各横行台車
が少ない車輪構成でも、一対の横行レール上を駐車区画
から連絡路へまたは連絡路から駐車区画へ、各車輪が間
隙や間欠部に脱落することなしに横行することができる
ので、コストの低減と、入出庫処理の円滑性向上とを同
時に図ることができる。
【0061】また、請求項3の構成により、各横行台車
が、一対の横行レール上を駐車区画から連絡路へまたは
連絡路から駐車区画への移動に際して、各車輪の間隙や
間欠部への通過中、横行台車が傾くのを規制してその転
倒を防止するので、自動車の入出庫処理全体として、そ
の円滑性をより一層向上させることができる。
【0062】また、請求項4の構成により、自動車の入
庫に際して前進で搬送台上に乗り込み、その向きで格納
し、また自動車の出庫に際しては、その入出庫部の旋回
装置により、自動車の前部を入出庫口に向けることで、
前進で出庫させることができるので、自動車の入出庫処
理全体として、その円滑性をより一層向上させることが
できる。
【0063】また、請求項5の構成により、入庫から出
庫への一連の動作を一方向として単純化しているので、
自動車の入出庫処理全体として、その円滑性をより一層
向上させることができる。
【0064】また、請求項6の構成により、搬送台の一
方を入庫用に、他方を出庫用に動作させることで、入庫
動作と出庫動作とを連携して同時に行えるので、自動車
の入出庫処理全体として、その円滑性をより一層向上さ
せることができる。
【0065】また、請求項7の構成により、入出庫部に
おいてその隣接する駐車塔との間に開閉扉を用いる必要
がないので、連絡路上を簡単な構造で構成することがで
き、低コストを図ることができる。
【0066】また、請求項8の構成により、立体駐車装
置全体をフォーク式として構成し、自動車の各駐車区画
に対する出し入れの迅速性を合わせて利用することで、
自動車の入出庫処理上、円滑性の一層の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例における多塔型エ
レベータ式立体駐車装置全体の外観を示す正面図 (b)同駐車装置全体の外観を示す側面図
【図2】同駐車装置全体の内部構成を示す平面断面図
【図3】同駐車装置の各駐車塔の内部を示す一部省略正
面断面図
【図4】同駐車装置の上階層の駐車区画で用いる横行台
車の平面図
【図5】同横行台車の車輪を示す側面図
【図6】同駐車装置の連絡路および搬送装置を示す側面
断面図
【図7】同駐車装置の最下階層の駐車区画で用いる横行
台車の平面図
【図8】同横行台車の主車輪を示す側面図
【図9】同横行台車の補助車輪を示す側面図
【図10】同駐車装置の入出庫部の変形例を示す平面断
面図
【図11】本発明の第2の実施例における多塔型エレベ
ータ式立体駐車装置全体の内部構成を示す平面断面図
【図12】同駐車装置の連絡路および搬送装置を示す側
面断面図
【図13】従来の多塔型エレベータ式立体駐車装置全体
の側面断面図
【図14】同駐車装置の一部省略平面断面図
【図15】同駐車装置の一部省略正面断面図
【図16】同駐車装置に用いる走行台車の斜視図
【符号の説明】
1 多塔型エレベータ式立体駐車装置 101 第1の駐車塔 102 第2の駐車塔 103 第3の駐車塔 104 第4の駐車塔 2 自動車の入出庫部 3 昇降路 4 ガイドレール 5 フォーク状ステージ 51 櫛歯状アーム 6 駆動チェーン 7 中間固定レール 8 間隙 9 駐車区画 10 横行レール 11 横行台車 111 フォーク部 112 車輪 113 鍔 114 車輪 12 連絡路 13 搬送装置 14 一対のローラ群 141 一対のフリクションローラ 142 一対のアイドラー 15 駆動装置 151 電動機 152 高速軸 153 減速機 16 搬送テーブル 161 プレート 162 フォーク部 17 脚部 171 脚片 172 案内部 18 駐車区画 19 横行レール 20 連絡用レール 21 間隙 22 間欠部 23 横行台車 231 主車輪 232 鍔 233 補助車輪 24 搬送テーブル用の旋回装置 25 入出庫口 251 入庫口 252 出庫口 210 入庫部 211 入庫口 220 出庫部 221 出庫口 14A、14B 一対のローラ群 1601 第1の搬送テーブル 1602 第2の搬送テーブル 30 遮蔽板

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駐車塔がそれぞれ、昇降路を昇降
    する昇降リフトと、前記昇降路に沿って階層的に画成さ
    れた複数の駐車区画にそれぞれ前記昇降路上に対して横
    行可能に配設された複数の横行台車とを備え、前記昇降
    リフトと各横行台車との間で自動車の受け渡しを行うエ
    レベータ方式の駐車装置として構成されるとともに、前
    記各駐車塔の昇降路の最下階層が相互に連通する連絡路
    を備え、そこに自動車搬送用の搬送装置が設置されてい
    る多塔型エレベータ式立体駐車装置において、 前記搬送装置が、前記連絡路に沿って配列された一対の
    ローラ群およびそのローラの全部または一部を駆動する
    駆動装置と、前記ローラ群上に走行可能に配置され、前
    記昇降リフトが通り抜け可能な搬送台とで構成され、 前記各駐車塔毎にその最下階層に設定された駐車区画と
    前記連絡路との間に、一対の横行レールが、前記昇降リ
    フトを通過可能な間隙と、前記搬送台を通過可能な間欠
    部とを設定されて敷設され、この一対の横行レール上に
    横行台車が横行可能に配置されている多塔型エレベータ
    式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 一対の横行レールが断面略コ字形に構成
    され、横行台車がその一対の横行レールに嵌合接触され
    ている請求項1記載の多塔型エレベータ式立体駐車装
    置。
  3. 【請求項3】 最下階層の横行台車に、一対の横行レー
    ルに係合して、横行台車の傾きを規制する補助車輪を備
    えている請求項1または2記載の多塔型エレベータ式立
    体駐車装置。
  4. 【請求項4】 複数の駐車塔のうち、一方端の駐車塔一
    基に自動車の入出庫部が設定されるとともに、搬送台旋
    回用の旋回装置が設置されている請求項1から3のいず
    れかに記載の多塔型エレベータ式立体駐車装置。
  5. 【請求項5】 複数の駐車塔のうち、その一方端の駐車
    塔に自動車の入庫部が、その他方端の駐車塔に出庫部が
    それぞれ設定されている請求項1から3のいずれかに記
    載の多塔型エレベータ式立体駐車装置。
  6. 【請求項6】 入庫部側と出庫部側にそれぞれ搬送台を
    1台ずつ配置している請求項5記載の多塔型エレベータ
    式立体駐車装置。
  7. 【請求項7】 複数の駐車塔が地上設置面上に構築され
    て、地上1階に連絡路および搬送装置が備えられ、その
    搬送台に、連絡路上において入出庫部とその隣接する駐
    車塔との境界面を閉塞可能な遮蔽板を備えている請求項
    4から6のいずれかに記載の多塔型エレベータ式立体駐
    車装置。
  8. 【請求項8】 フォーク式の昇降リフト、横行台車、搬
    送台を用いている請求項1から7のいずれかに記載の多
    塔型エレベータ式立体駐車装置。
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