JP3185469U - スピーカ - Google Patents

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光一 久世
智敬 松永
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Abstract

【課題】振動板の振動の制限を抑制できるスピーカを提供する。
【解決手段】磁気回路25は、内磁気部25Aと第3面25Cを含む。内磁気部25Aは第1面31と第2面を含み、第1面31と第2面の周囲に磁性流体30が設けられている。第1面31および第2面は、ボイスコイル24の内側に配置されている。第1面31と第3面25Cとの間で磁気ギャップ26が形成されている。開放部は、第2面の外方に設けられている。第1の隙間は、第1面31とボイスコイル24の間に設けられ、磁性流体30によって充填されている。一方、第2の隙間は、第2面とボイスコイル24の間に設けられており、第1の隙間よりも大きくし、磁性流体30の非充填部が形成されている。この構成により、空間34の空気が密閉されない。
【選択図】図3

Description

本考案は、磁気回路に磁性流体を用いたスピーカに関する。
以下、従来のスピーカについて説明する。従来のスピーカは、フレーム、内磁型の磁気回路、振動板および、ボイスコイルと磁性流体を含んでいる。そして磁気回路は、磁石、プレート、ヨーク、磁気ギャップを含んでいる。なお、プレートとヨークは、磁性体材料によって形成されている。
磁石の形状は、細長い矩形状である。ヨークには、細長い矩形状の底部と、側面部を含んでいる。側面部は、底部の長辺側の端部から上方へと立設して形成されている。底部の上面には、磁石が搭載されている。さらに、磁石の上面には、プレートが搭載されている。磁気ギャップは、プレートの側面とヨークの側面部との間に形成されている。そして、
磁気回路は、プレートが上側を向く方向で、フレーム内に収納されている。
振動板の外周端は、フレームの上面に連結されている。ボイスコイルの一端は、振動板に固定されている。一方、ボイスコイルの他端は、磁気ギャップに挿入されている。そして、プレートの側面とボイスコイルの内面との間の隙間には、磁性流体が充填されている。
なお、この出願の考案に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−33280号公報
しかしながら従来のスピーカでは、プレートの側面とボイスコイルの内面との間の隙間に磁性流体が充填されている。したがって、振動板、ボイスコイルとプレート、および磁性流体で囲まれた空間は密閉された構成となっている。したがって、振動板が振動した場合に、空間の空気は空間外への流出が抑制されるので、振動板の振動が制限されるという課題を有している。
そこで本考案は、この問題を解決したもので、磁性流体による振動板の振動の制限を抑制できるスピーカを提供することを目的としている。
この目的を達成するためにスピーカは、フレーム、振動板、ボイスコイル、磁気回路、磁気ギャップ、開放部、第1の隙間、第2の隙間と磁性流体を含んでいる。振動板は、フレームに連結されている。ボイスコイルは、振動板に立設されている。
磁気回路は、フレーム内に収納されており、内磁気部と第3面を含んでいる。さらに、内磁気部は、第1面と、第2面を含んで構成されている。第1面および第2面は、ボイスコイルの内側に配置され、かつボイスコイルと対向して形成されている。
さらに、第1面は、第3面と対向して配置されている。
磁気ギャップは、第1面と前記第3面との間に設けられている。磁性流体は、第1面と第2面の周囲に設けられている。開放部は、前記第2面の外方に設けられている。
第1の隙間は、第1面とボイスコイルとの間に設けられており、磁性流体によって充填されている。一方、第2の隙間は、第2面とボイスコイルとの間に設けられている。第2の隙間は、第1の隙間よりも大きくして、磁性流体の非充填部が形成されている構成である。これにより所期の目的を達成できる。
以上のように本考案によれば、開放部が前記第2面の外方に設けられており、かつ第2面とボイスコイルとの間に設けられた第2の隙間は、第1の隙間よりも大きい。その結果、第2面とボイスコイルとの間に磁性流体の非充填部が形成されるので、振動板、ボイスコイルとプレート、および磁性流体で囲まれた空間の空気は密閉されない。したがって、振動板が振動した場合に、空間の空気は空間外へ流出できるので、振動板の振動の制限を抑制できる。
本考案の実施の形態におけるスピーカの上面図 本考案の実施の形態におけるスピーカの断面図 本考案の実施の形態におけるスピーカの断面図 本考案の実施の形態における磁気回路の概念図 本考案の実施の形態における他の例のスピーカの概念図 本考案の実施の形態における他の例のスピーカの磁気回路の断面図 本考案の実施の形態におけるさらに他の例のスピーカの磁気回路の概念図 本考案の実施の形態におけるさらに他の例のスピーカの磁気回路の要部断面図 本考案の実施の形態における他の例のプレートを用いたスピーカの磁気回路の概念図 本考案の実施の形態における他の例のプレートを用いたスピーカを側面から見た場合の磁気回路の概念図 本考案の実施の形態におけるスピーカの製造フローチャート
以下本実施の形態におけるスピーカについて図面を用いて説明する。図1は、本考案の実施の形態におけるスピーカの上面図である。図2は、本考案の実施の形態におけるスピーカを前面方向からみた場合の断面図である。図3は、本考案の実施の形態におけるスピーカを側面方向から見た場合の断面図である。図4は、本考案の実施の形態における磁気回路を上から見た場合の概念図である。なお、図2は、スピーカを図1に示す断面線2−2で切断した場合の断面図を示している。図3は、スピーカを図2に示す断面線3−3で切断した場合の断面図を示している。
スピーカ21は、フレーム22、振動板23、ボイスコイル24、磁気回路25、磁気ギャップ26、開放部27、第1の隙間、第2の隙間と磁性流体30を含んでいる。振動板23は、フレーム22の上面に連結されている。ボイスコイル24の一端は、振動板23に立設されている。なお、ボイスコイル24と振動板23は、たとえば接着剤などによって接続できる。
磁気回路25は、フレーム22内に収納されている。磁気回路25には、内磁気部25Aとヨーク25Bを含んで構成することが好ましい。ヨーク25Bは、底部51と第1側面52を含んで構成できる。そして、底部51上に内磁石25Dが搭載されている。第1側面52は、底部51の対向する2箇所の端部に立設されている。この場合、第3面25Cは、第1側面52の内面に形成されている。なお、第1側面52は、底部51の長手方向の端部に設けることが好ましい。この構成により、磁気ギャップ26の磁束密度を大きくできる。また、第1側面52は、たとえば、底部51の対向する2箇所の端部から折り曲げて形成することが好ましい。この構成により、容易にヨーク25Bを形成できる。
内磁気部25Aは、内磁石25Dを含み、ボイスコイル24の内側に配置されている。なお、内磁気部25Aは、上プレート25Eを含むことが好ましい。この場合、上プレート25Eは、内磁石25Dの上側に装着されている。そして、第1面31と第2面32は、上プレート25Eの側面に形成される。この構成により、第1面31は、第3面25Cと対向して配置され、第1面31と第3面25Cとの間に磁気ギャップ26が形成される。そして、ボイスコイル24の他端は、磁気ギャップ26へ挿入された状態となっている。
なお、内磁気部25Aは、上プレート25Eを含まない構成としてもかまわない。この場合、磁気ギャップ26は、内磁石25Dの側面が、第1側面52と対向することによって形成されている。したがって、第1面31と第2面32は、内磁石25Dの側面に形成される。
また、内磁気部25Aを振動板23側から見た場合の、内磁気部25Aの形状はトラック状であることが好ましい。なお、内磁気部25Aを振動板23側から見た場合の、内磁気部25Aの形状はトラック状に限られない。たとえば、内磁気部25Aを振動板23側から見た場合の、内磁気部25Aの形状は円形、正方形、長方形、楕円などでもかまわない。
磁気回路25では、第1面31と第2面32がボイスコイル24の内面と対向している。そして、磁性流体30は、第1面31と第2面32の周囲に設けられている。なお、第1面とボイスコイルとの間には、第1の隙間が形成されており、第1の隙間は、磁性流体30によって充填されている。以上の構成により、磁気回路25には、閉磁部が形成されている。閉磁部には、上プレート25E、内磁石25D、ヨーク25B、磁気ギャップ26によって、磁気的に閉回路が形成されている。その結果、磁気ギャップ26には、第1の磁束密度が発生する。
一方、第2面32の外方には、開放部27を設けている。開放部27には、第2面32と対向すべき第1側面52が形成されていない。すなわち開放部27では、ヨーク25Bに第1側面52が形成されていない。その結果、開放部27では、磁気的にも開放されている。したがって、第2面32で生じる第2の磁束密度は、第1の磁束密度よりも小さくなっている。
なおこの場合、前記第3面25Cと対向する第1面31の面積は、第2面32の面積に比べて、大きくしておくことが好ましい。この構成により、第1の磁束密度を大きくできる。たとえば、内磁気部25Aの形状が、長方形である場合、第1面31は、内磁気部25Aの長辺側に形成し、第2面32は、内磁気部25Aの短辺側に形成している。あるいは、内磁気部25Aの形状が、略トラック状である場合、第1面31は、内磁気部25Aの長軸方向と平行な側面に形成される。一方、第2面32は、円弧状であり、内磁気部25Aの長軸方向の端部側面に設けられている。
さらに、第2面32とボイスコイル24との間には、第2の隙間が設けられている。なお、内磁気部25Aの形状が、略トラック状である場合、ボイスコイル24の形状もまた略トラック状としている。すなわち内磁気部25Aの形状と、ボイスコイル24の形状は同一の形状としている。ただし、第2の隙間は、第1の隙間よりも大きくしている。以上のように、第2の隙間は、第1の隙間よりも大きくしているので、第2面32とボイスコイル24との間に磁性流体30の非充填部33が形成される。その結果、振動板23、ボイスコイル24と上プレート25E、および磁性流体30で囲まれた空間34の空気は密閉されない。すなわち、非充填部33が、空間34と、空間34の外部との間の通気孔として作用する。したがって、振動板23が振動した場合に、空間34の空気は、空間34外へ流出できるので、振動板23の振動が制限されることを抑制できる。
さらに、第2面32の外方は、開放部27であるので、第2面32が発する第2の磁束密度は小さい。すなわち、ボイスコイル24全体で受ける磁力は、第1面31が発する磁束密度の大きさが支配的であり、第2面32が発する磁力は、ボイスコイル24全体で受ける磁力への寄与度が小さい。その結果、第2面32とボイスコイル24との距離を大きくし、第2面32とボイスコイル24との間に非充填部33を形成しても、ボイスコイル24全体で受ける磁力の減少の度合いは小さくできる。したがって、スピーカ21を小型にできる。あるいは、スピーカ21の幅を狭くできる。
たとえば内磁気部25Aの形状が、長方形、あるいはトラック型である場合、内磁気部25Aの短い方向の寸法は、約2.5mmとできる。そしてこの場合、スピーカ21の外形の短い方向の寸法は、約7mmとでき、幅の狭いスピーカ21を実現できる。
なお、内磁気部25Aの形状が、略トラック状である場合、上プレート25Eの円弧部の形状は、楕円形とできる。ただし、上プレート25Eの円弧部とボイスコイル24の円弧部は同心状に形成することが好ましい。この場合、上プレート25Eの円弧部の長軸が、上プレート25Eの短軸方向となる方向としている。なお、上プレート25Eの円弧部の形状は、これに限られない。たとえば、上プレート25Eの円弧部の直径は、上プレート25Eの短軸方向の寸法より大きくしておく構成としてもかまわない。
図5は、実施の形態における他の例のスピーカの概念図である。図6は、実施の形態における他の例のスピーカの磁気回路の断面図である。なお、図6は、図5に示す断面線6−6で切断した場合の磁気回路の断面を示している。磁気回路125は、内磁気部25A、ヨーク125B、磁気ギャップ26、開放部127を含んでいる。内磁気部25Aは、内磁石25Dと、上プレート125Eを含んで構成することが好ましい。
さらに、ヨーク125Bは、底部51、第1側面52、第2側面152を含んでいる。この場合、第2側面152は、底部51の端部から立設されて形成され、第1側面52と第2側面152は、互いに隣り合うように配置されて構成されている。この構成により、上プレート125Eの側面と第2側面152の内側の面とが対向する。その結果、上プレート125Eには、第2側面152と対向する位置に、第1面31が形成される。さらに、第2側面152の内面には、上プレート125Eの側面と対向する位置に、第3面25Cが形成される。したがって、上プレート125Eと第2側面152の間にも、磁気ギャップ26が形成されるので、さらにボイスコイル24に供給される磁力を大きくできる。
そして、開放部127は、第1側面52と第2側面152の間の隙間に形成されている。すなわち、第2面32は、第1側面52と第2側面152と対向しないように構成されている。このような構成により、第2面32の外方には、開放部27が形成される。そして、第2の隙間は、第1の隙間よりも大きくしている。その結果、第2面32とボイスコイル24との間には、非充填部33が形成される。
たとえば、底部51が矩形状である場合、上プレート125Eも矩形状である。そしてこの場合、第2面32は、上プレート125Eの四隅に設けることが好ましい。また、第2側面152は、底部51の端部から折り曲げて、構成することが好ましい。この構成により、ヨーク125Bを生産性が良好とできる。たとえば、第1側面52を底部51の長手側の2辺に設けた場合、第2側面152は、底部51の短手側の2辺に設ける。
なお、非充填部33の形状も、ほぼ矩形状となる。たとえば、非充填部33の形状が長方形である場合、非充填部33の短辺側の長さは、第1の隙間よりも大きい。また、たとえば、非充填部33の形状が正方形である場合、非充填部33の辺の長さは、第1の隙間よりも大きい。
以上のような構成により、上プレート125Eの短辺側の側面とボイスコイル24との間にも磁性流体30が充填された構成となる。したがって、さらに磁気ギャップ26の磁束密度を大きくできる。
図7は、さらに他の例のスピーカの磁気回路の概念図である。図8は、さらに他の例のスピーカの磁気回路の要部断面図である。磁気回路225は、内磁気部25A、下プレート225B、磁気ギャップ26、開放部227と、外磁気部225Fを含んでいる。内磁気部25Aは、内磁石25Dと、上プレート25Eを含んで構成することが好ましい。この場合、上プレート25Eは、内磁石25Dの上面に搭載されている。外磁気部225Fは、一対の外磁石225Gと、上プレート225Hを含んで構成することが好ましい。この場合、上プレート225Hは、外磁石225Gの上面に搭載されている。
内磁気部25Aと、外磁気部225Fは、下プレート225B上に搭載されている。なお、内磁気部25Aは、一対の外磁気部225F間に挟まれるように配置されている。この構成により、磁気ギャップ26は、内磁気部25Aと外磁気部225Fの間に形成されている。たとえば、磁気回路225が、上プレート25Eと上プレート225Hを含む構成である場合、磁気ギャップ26は、上プレート25Eと上プレート225Hの間に形成されている。なお、内磁石25Dと外磁石225Gの磁極は、互いに反対方向となるように配置されている。以上の構成により、さらに磁気ギャップ26の磁束密度を大きくできる。
内磁気部25Aの形状は、矩形状であることが好ましい。たとえば、内磁気部25Aの形状が、矩形状である場合、内磁気部25Aの長辺と外磁気部225Fの長辺が対向するように配置することが好ましい。この構成により、第1面31と第3面25Cとが、対向する面積を大きくできる。したがって、磁気ギャップ26の磁束密度を大きくできる。
そしてこの場合、開放部227は、内磁気部25Aの短辺の外側に形成されている。すなわち、非充填部33は、内磁気部25Aの短辺側の側面と、ボイスコイル24の間に形成されている。なお、内磁気部25Aの形状は、矩形に限られない。たとえば、トラック形状であってもかまわない。
図9は、他の例のプレートを用いたスピーカの磁気回路の概念図である。図10は、他の例のプレートを用いたスピーカを側面から見た場合の磁気回路の概念図である。磁気回路325は、内磁気部25A、下プレート225B、磁気ギャップ26、開放部327と、外磁気部325Fを含んでいる。外磁気部325Fは、一対の外磁石225Gと、上プレート325Hを含んで構成されている。そして上プレート325Hは、外磁石225Gの上面に搭載されている。そして、内磁気部25Aと、外磁気部325Fは、下プレート225B上に搭載されている。さらに内磁気部25Aは、一対の外磁気部325F間に挟まれるように配置されている。
上プレート325Hは、搭載部351Aと連結部351Bを含んで構成されている。上プレート325Hは、一対の外磁石225Gが下プレート225Bへ搭載された状態で、一対の搭載部351Aが一対の外磁石225Gの上面に搭載されるように形成されている。そして、連結部351Bは、これらの一対の搭載部351Aの間を連結している。たとえば、内磁気部25Aが矩形状である場合、連結部351Bは、内磁気部25Aの短辺側の側面と対向するように配置することが好ましい。この構成により、内磁気部25Aの短辺側の側面と、連結部351Bの間にも、磁気ギャップ26を形成できる。したがって、さらに磁気ギャップ26の磁束密度を大きくできる。
なお、連結部351Bは、搭載部351Aの端部から下方へ折り曲げて形成することが好ましい。この構成により、内磁気部25Aの短辺側の側面と、連結部351Bとが対向する面積を大きくできる。
次に、スピーカ21の製造方法について、説明する。図11は、スピーカの製造フローチャートである。スピーカ21の製造方法は、磁気回路形成工程501、磁性流体塗布工程502、ボイスコイル挿入工程503を含んでいる。
磁気回路形成工程501では、磁気回路25を形成する。すなわち、磁気回路形成工程501では、第1面31と第3面25Cを対向させることにより、磁気ギャップ26を形成している。さらに、磁気回路形成工程501では、第2面32の外方に開放部27を形成している。そのために、磁気回路形成工程501で、磁気回路25を形成する場合、内磁気部25Aをヨーク25Bの上面の中央部に固定する。内磁気部25Aが、内磁石25Dと上プレート25Eを含む場合、磁気回路形成工程501で、内磁石25Dと上プレート25Eを固定してもかまわない。そしてこの場合、磁気回路形成工程501では、上プレート25E側が上となる向きで、内磁気部25Aがヨーク25B上へ固定される。
なお、内磁気部25Aとヨーク25Bの固定や、内磁石25Dと上プレート25Eの固定は、接着剤などを用いて固定できる。しかし、内磁気部25Aとヨーク25Bの固定や、内磁石25Dと上プレート25Eの固定は、これに限定されない。たとえば、内磁石25Dがボンド磁石である場合、内磁気部25Aとヨーク25Bの固定や、内磁石25Dと上プレート25Eの固定は、溶着によって固定してもかまわない。
磁性流体塗布工程502では、第1面31と第2面32の周囲に磁性流体30を塗布している。なお、磁性流体塗布工程502では、第1面31上での磁性流体30の厚みが、第1の隙間の寸法よりも大きく、かつ第2の隙間の寸法より小さくなる量の磁性流体30を塗布することが好ましい。この構成により、第2面上の磁性流体30の厚みは、第2の隙間の寸法より小さくなるので、非充填部33を容易に形成できる。なお、第2面上の磁性流体30は磁気ギャップ26での磁束により第1面側へ引かれる。したがって、第2面上の磁性流体30の厚みは、第2の隙間の寸法より小さくできる。
そして、ボイスコイル挿入工程503では、磁気ギャップ26へボイスコイル24を挿入している。そして、ボイスコイル挿入工程503では、ボイスコイル24のうちで、第1面31と第3面25Cの間に配置された領域が、磁性流体30と接するようにして挿入する。一方、ボイスコイル24のうちで、開放部27に配置された領域は、磁性流体30と接しないようにして挿入する。すなわち、磁性流体塗布工程502では、開放部27に非充填部33を形成するようにして、ボイスコイル24を磁気ギャップ26へ挿入している。
ボイスコイル挿入工程503では、振動板23とボイスコイル24との固定を行ってもかまわない。さらに、ボイスコイル挿入工程503では、振動板23をフレーム22へ連結してもかまわない。
磁気回路形成工程501では、磁気回路125を形成してもかまわない。この場合、内磁気部25Aをヨーク125Bの上面の中央部に固定する。内磁気部25Aが、内磁石25Dと上プレート25Eを含む場合、磁気回路形成工程501では、上プレート125E側が上となる向きで、内磁気部25Aがヨーク125B上へ固定される。
なお、内磁気部25Aとヨーク125Bの固定は、接着剤などを用いて固定できる。しかし、内磁気部25Aとヨーク125Bの固定は、これに限定されない。たとえば、内磁石25Dがボンド磁石である場合、内磁気部25Aとヨーク125Bの固定は、溶着によって固定してもかまわない。
そしてこの場合、ボイスコイル挿入工程503では、ボイスコイル24のうちで、開放部127に配置された領域は、磁性流体30と接しないようにして挿入する。すなわち、磁性流体塗布工程502では、開放部127に非充填部33を形成するようにして、ボイスコイル24を磁気ギャップ26へ挿入している。
磁気回路形成工程501では、磁気回路225を形成してもかまわない。この場合、下プレート225Bの上面に、内磁気部25Aを固定する。さらに、内磁気部25Aを挟むようにして、下プレートの上面に一対の外磁気部225Fを固定する。なお、第1面31と第3面25Cとが、平行に対向するように、内磁気部25Aと外磁気部225Fとを配置することによって、磁気ギャップ26を形成する。
外磁気部225Fが、外磁石225Gと上プレート225Hを含む場合、磁気回路形成工程501で、外磁石225Gと上プレート225Hを固定してもかまわない。そして、この場合、磁気回路形成工程501では、上プレート225H側が上となる向きで、外磁気部225Fが下プレート225B上へ固定される。
なお、外磁気部225Fと下プレート225Bの固定や、外磁石225Gと上プレート225Hの固定は、接着剤などを用いて固定できる。しかし、外磁気部225Fと下プレート225Bの固定や、外磁石225Gと上プレート225Hの固定は、これに限定されない。たとえば、外磁石225Gがボンド磁石である場合、外磁気部225Fと下プレート225Bの固定や、外磁石225Gと上プレート225Hの固定は、溶着によって固定してもかまわない。
また、ボイスコイル挿入工程503では、ボイスコイル24のうちで、開放部227に配置された領域は、磁性流体30と接しないようにして挿入する。すなわち、磁性流体塗布工程502では、開放部227に非充填部33を形成するようにして、ボイスコイル24を磁気ギャップ26へ挿入している。
磁気回路形成工程501では、磁気回路325を形成してもかまわない。この場合、磁気回路形成工程501では、下プレート225Bの上面に、内磁気部25Aを固定する。さらに、内磁気部25Aを挟むようにして、下プレートの上面に一対の外磁気部325Fを固定する。なお、第1面31と第3面25Cとが、平行に対向するように、内磁気部25Aと外磁気部325Fとを配置することによって、磁気ギャップ26を形成している。なお、磁気回路形成工程501で、外磁石225Gと上プレート325Hを固定してもかまわない。そして、この場合、磁気回路形成工程501では、上プレート325H側が上となる向きで、外磁気部325Fが下プレート225B上へ固定される。
なお、外磁石225Gと上プレート325Hの固定は、接着剤などを用いて固定できる。しかし、外磁石225Gと上プレート325Hの固定は、これに限定されない。たとえば、外磁石225Gがボンド磁石である場合、外磁石225Gと上プレート325Hの固定は、溶着によって固定してもかまわない。
また、ボイスコイル挿入工程503では、ボイスコイル24のうちで、開放部327に配置された領域は、磁性流体30と接しないようにして挿入する。すなわち、磁性流体塗布工程502では、開放部327に非充填部33を形成するようにして、ボイスコイル24を磁気ギャップ26へ挿入している。
なお、磁気回路25、磁気回路125、磁気回路225または、磁気回路325は、磁気回路形成工程501で、フレーム22へ装着してもかまわない。しかし、これに限らず、磁気回路25、磁気回路125、磁気回路225または、磁気回路325は、ボイスコイル挿入工程503で、フレーム22へ装着してもかまわない。
本考案にかかるスピーカは、振動板の振動の制限を抑制できるという効果を有し、特に幅狭型のスピーカ等に用いると有用である。
21 スピーカ
22 フレーム
23 振動板
24 ボイスコイル
25 磁気回路
25A 内磁気部
25B ヨーク
25C 第3面
25D 内磁石
25E 上プレート
26 磁気ギャップ
27 開放部
30 磁性流体
31 第1面
32 第2面
33 非充填部
34 空間
51 底部
52 第1側面
125 磁気回路
125B ヨーク
125E 上プレート
127 開放部
152 第2側面
225 磁気回路
225B 下プレート
225F 外磁気部
225G 外磁石
225H 上プレート
227 開放部
325 磁気回路
327 開放部
325F 外磁気部
325H 上プレート
351A 搭載部
351B 連結部
501 磁気回路形成工程
502 磁性流体塗布工程
503 ボイスコイル挿入工程

Claims (12)

  1. フレームと、
    前記フレームに連結された振動板と、
    前記振動板に立設されたボイスコイルと、
    前記フレーム内に収納された磁気回路と、
    前記磁気回路に設けられ、前記ボイスコイルの内側に配置された内磁気部と、
    前記内磁気部に設けられ、前記ボイスコイルと対向して形成された第1面および第2面と、
    磁気回路に設けられ、前記第1面に対向して設けられた第3面と、
    前記第1面と前記第3面との間に設けられた磁気ギャップと、
    前記第1面と前記第2面の周囲に設けられた磁性流体を備え、
    前記第1面と前記ボイスコイルとの間に設けられた第1の隙間と、
    前記第2面と前記ボイスコイルとの間に設けられた第2の隙間と、
    前記第2面の外方に設けられた開放部を設け、
    前記第1の隙間は前記磁性流体によって充填され、
    前記第2の隙間は前記第1の隙間よりも大きくして、前記磁性流体の非充填部が形成されたスピーカ。
  2. 前記第3面と対向する第1面の面積は、前記第2面の面積よりも大きい請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記磁気回路には、前記内磁気部を搭載するヨークを含み、前記ヨークは、底部と、この底部の端部のうちの対向する2箇所の端部から折り曲げられて形成された側面を含み、前記第3面は、前記側面の内面に形成された請求項1に記載のスピーカ。
  4. 前記内磁気部には、内磁石と、前記内磁石の上に搭載された上プレートを含み、前記第1面と第2面は、前記プレートの側面に形成された請求項1に記載のスピーカ。
  5. 前記内磁気部を前記振動板側から見た場合の形状は、長方形である場合、前記第1面は、前記内磁気部の長辺側に形成され、前記第2面は、前記内磁気部の短辺側に形成された請求項1に記載のスピーカ。
  6. 前記内磁気部を前記振動板側から見た場合の形状は、略トラック状である場合、前記第1面は、前記内磁気部の側面に形成され、かつ前記内磁気部の長軸方向と平行に形成され、前記第2面は円弧状であり、かつ前記内磁気部の長軸方向の端部側面に設けられた請求項1に記載のスピーカ。
  7. 前記内磁気部は、内磁石と、この内磁石上に搭載された上プレートを含み、
    前記上プレートの円弧部と前記ボイスコイルの円弧部は同心状に形成され、
    かつ前記上プレートの円弧部の形状は、楕円形であり、
    前記円弧部は、円弧部の長軸が、前記上プレートの短軸方向となる方向とした請求項6に記載のスピーカ。
  8. 前記内磁気部は、内磁石と、この内磁石上に搭載されたトラック状の上プレートを含み、
    前記上プレートの円弧部と前記ボイスコイルの円弧部は同心状に形成され、
    かつ前記上プレートの円弧部の直径は、前記上プレートの短軸方向の寸法より大きくした請求項6に記載のスピーカ。
  9. 前記磁気回路には、前記内磁気部を搭載する下プレートと、この下プレート上に搭載される1対の外磁石が設けられ、前記内磁気部には、内磁石が設けられており、
    前記内磁石と外磁石は、前記内磁石の磁極と、前記外磁石の磁極とが反対方向を向くように配置され、かつ前記内磁石は前記外磁石の間に配置された請求項1に記載のスピーカ。
  10. フレームと、
    前記フレームに連結された振動板と、
    前記振動板に立設されたボイスコイルと、
    前記フレーム内に収納された磁気回路と、
    前記磁気回路に設けられ、前記ボイスコイルの内側に形成された内磁気部と、
    前記内磁気部に設けられ、前記ボイスコイルと対向して形成された第1面および第2面と、
    前記第1面と前記第2面の周囲に設けられた磁性流体とを備え、
    前記第2面の外方に設けられた磁気開放部と、
    前記第1面と前記ボイスコイルとの間に設けられた第1の隙間と、
    前記第2面と前記ボイスコイルとの間に設けられた第2の隙間とを設け、
    前記第1面では、第1の磁束密度を生じ、
    前記第2面では、前記第1の磁束密度よりも小さな第2の磁束密度を生じ、
    前記第1の隙間は前記磁性流体によって充填され、
    前記第2の隙間は前記第1の隙間よりも大きくして、前記磁性流体の非充填部が形成されたスピーカ。
  11. フレームと、
    前記フレームに連結された振動板と、
    前記振動板に立設されたボイスコイルと、
    前記フレーム内に収納された磁気回路と、
    前記磁気回路に設けられ、前記ボイスコイルの内側に配置された内磁気部と、
    前記内磁気部の側面と前記ボイスコイルの間に設けられた磁性流体とを備え、
    前記磁気回路には、閉磁部と、磁気開放部を設け、
    前記閉磁部は、磁気ギャップを介して磁気的に閉回路を形成し、
    前記閉磁部では、前記内磁石部の側面と前記ボイスコイルとの間に第1の隙間を設け、
    前記磁気開放部では、前記内磁石部の側面と前記ボイスコイルとの間に第2の隙間を設け、
    前記第1の隙間は前記磁性流体によって充填され、
    前記第2の隙間は前記第1の隙間よりも大きくして、前記磁性流体の非充填部が形成されたスピーカ。
  12. フレームと、
    前記フレームに連結された振動板と、
    前記振動板に立設されたボイスコイルと、
    前記フレーム内に収納された磁気回路と、
    前記磁気回路に設けられ、前記ボイスコイルの内側に配置された内磁気部と、
    前記内磁気部に設けられ、前記ボイスコイルに対向して設けられた第1面および第2面と、
    前記第1面と前記第2面の周囲に設けられた磁性流体とを備え、
    前記第1面と前記ボイスコイルとの間に設けられた第1の隙間と、
    前記第2面と前記ボイスコイルとの間に設けられた第2の隙間を設け、
    前記第1面と前記ボイスコイルは第1の面積で対向し、
    前記第2面と前記ボイスコイルは第2の面積で対向し、
    前記第1の面積は、前記第2の面積より大きくし、
    かつ、前記第1の隙間は前記磁性流体によって充填され、前記第2の隙間は、前記第1の隙間よりも大きくして、前記磁性流体の非充填部が形成されたスピーカ。
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