JP4032395B2 - エキサイターおよび平面型スピーカ - Google Patents
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Description
その結果、ローリング現象によりマグネットでコイル表面を傷つけてしまうという問題がある。
上部が開口する空隙部を有する有底の筒状体からなるハウジングと、このハウジングの空隙部内に上下動自在に配置されるカプラーとから構成され、
前記ハウジングの空隙部内には、外周部に直列接続される2つのボイスコイルが、互いに逆相となるよう振動方向に所要間隔を存して設けたボイスコイルボビンに固定され、
前記カプラーは、裏面中央部に突設させた、外周部がハウジングの上部に固定された第1のダンパーの中央部を装着する円筒状の第1胴部と、その下方に厚さ方向に着磁されたマグネットを装着する前記第1胴部よりも小径の第2胴部と、前記第2胴部の先端面に、外周部がハウジングの内底面上に固定された第2のダンパーの中央部を装着する前記第2胴部よりも小径の第3胴部とを有し、かつ、
前記第1のダンパーと前記第2のダンパーによって、前記第2胴部に装着されたマグネットが、ボイスコイルへの非通電時には前記2つのボイスコイルの中間に位置し、通電時には音声電流の流れる方向に応じて上昇又は下降するよう、空隙部内に上下動自在に支持されていること
を特徴とするエキサイターである。
請求項1に記載のエキサイターにおいて、
前記ハウジング内の空隙部は、
その内径が、前記ボイスコイルボビンの外径より若干径の大きいこと
を特徴とするものである。
請求項1に記載のエキサイターにおいて、
前記ハウジングは、
前記ボイスコイルのリード線を、前記ハウジング外に引き出すためのスリット部が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載のエキサイターにおいて、
前記ハウジングは、
上部の開口部に沿って、所定の深さを有する複数の接着剤充填口が形成されていることを特徴とする。
請求項1〜3のいずれかに記載のエキサイターにおいて、
前記ボイスコイルは、
その表面が、接着剤で覆われていること
を特徴とするものである。
平面状の振動板の裏面部に、請求項1〜5のいずれかに記載のエキサイターを付設したこと
を特徴とする平面型スピーカである。
また、その胴部に厚さ方向に着磁されたマグネットを固着したカプラーを、第1のダンパーと第2のダンパーによって、前記マグネットが、ボイスコイルへの非通電時には前記2つのボイスコイルの中間に位置し、通電時には音声電流の流れる方向に応じて上昇又は下降するよう、空隙部内に上下動自在に支持するという手段によって、専用の冶具を使用することなく、同軸上に各部材を配置して組立てることができる。
また、このカプラーを樹脂成形することで、さらにエキサイターの軽量化を図ることができる。
また、配線が外部に顕出することがないので、断線などのおそれも解消することができる。
なお、この発明は、図示された実施例に限定されるものではなく、2つのボイスコイルを互いに逆相となるよう振動方向に所要間隔を存して配置し、かつ前記ボイスコイル同士を直列接続し、この2つのボイスコイル間内にマグネットを可動自在に配置し、前記ボイスコイルに流す音声電流によって、ボイスコイルの磁極を変化させてマグネットをボイスコイルの振動方向に可動させるという、この発明の要旨を変更しない範囲内において、種々変更を加えることができるものである。
なお、前記2つのボイスコイル4,5は、基本的に同一材料で形成された同径のものである。
また、その形状には特段の制限はないが、前記空隙部3の開口部には、外側に延出する所要の幅のフランジ2aを形成することによって、後述するカプラーを介して支持する振動体をより確実に保持することができるので好ましい。
さらに、その一部には、前記空隙部3の開口縁からハウジング2の外周面に達するスリット部9が形成され、このスリット部9を介して各ボイスコイル4,5のリード線4a,5aを容易に外部に引き出すことができるよう構成されている。
なお、このように構成された2つのボイスコイル4,5は、いずれも前記ハウジング2内に固定して使用されるものである。
反対に、ボイスコイル5からボイスコイル4に音声電流を流すと、ボイスコイル5,4の磁極が、N−S−S−Nとなってマグネット7は下方に移動するので、このような音声電流の動作を繰り返すことによって、マグネット7はボイスコイル4,5間内において上下動をするものである。
なお、前記各パートは、合成樹脂で一体成形されるものである。
このように組立てられたユニットを、上部ユニットと称する。
ついで、その上から、ボイスコイルボビン6を、保持したボイスコイル4,5を外側に位置させた状態で空隙部3内に挿入し、ボイスコイルボビン6の底面部を前記第2のダンパー18の平坦面18b上に接着剤で固定する。
すなわち、第2のダンパー17の前記平坦部18bを、ハウジング4の底面とボイスコイルボビン6の底部とで挟むようにして接着剤で固定している。
このとき、ボイスコイル4,5の各リード線4a,5aは、ハウジング2に設けられたスリット部9に収められている。
このように組立てられたユニットを、下部ユニットと称する。
また、この接着剤がボイスコイルからの熱を吸収することから、温度上昇によるボイスコイルの巻き崩れや抵抗値上昇を防ぎ、安定した音圧を得ることができる。
また、電流方向が反転するとボイスコイル4,5の磁極もN−S−S−Nのように逆になり、マグネット7は振動方向の下部へ向かうので、カプラー10も下降する。
このような動作を繰り返すことで、マグネット7は空隙部3内を上下方向に可動し、振動するので、カプラー10の基板11に振動体として振動板を装着することによって、前記エキサイター1をスピーカの駆動体とすることができる。
さらに、前記基板11の表面に広告などを印刷、表示した振動体を装着れば、当該振動体を動く表示体として利用することができる。
したがって、各エキサイター1,1のボイスコイルに音声電流を一定間隔に正方向、逆方向に流せば、マグネットの振動がエキサイターを介して振動板22に伝えられ、平面型スピーカとしての機能を発揮することができる。
したがって、前記マグネットの動き(振動)をカプラーなどのアセンブリーを介して外部に取出すことによって、その振動を有効に利用することができるので、その用途はスピーカにのみ限定されず、音の出る広告媒体として、さらには、広い表面積の振動板を使用することによって集音マイクとしての使用など、広い分野での利用が可能なものである。
2 ハウジング
2a フランジ
3 空隙部
4,5 ボイスコイル
4a,5a ボイスコイルのリード線
6 ボイスコイルボビン
6a,6b 溝
7 マグネット
7a マグネットの透孔
8 接着剤充填口
9 スリット部
10 カプラー
11 基板
12,14 段部
13 第1胴部
15 第2胴部
16 第3胴部
17 第1のダンパー
18 第2のダンパー
20 平面型スピーカ
21 スピーカフレーム
22 振動板
23 エッジ
24 押さえ板
Claims (6)
- 上部が開口する空隙部を有する有底の筒状体からなるハウジングと、このハウジングの空隙部内に上下動自在に配置されるカプラーとから構成され、
前記ハウジングの空隙部内には、外周部に直列接続される2つのボイスコイルが、互いに逆相となるよう振動方向に所要間隔を存して設けたボイスコイルボビンに固定され、
前記カプラーは、裏面中央部に突設させた、外周部がハウジングの上部に固定された第1のダンパーの中央部を装着する円筒状の第1胴部と、その下方に厚さ方向に着磁されたマグネットを装着する前記第1胴部よりも小径の第2胴部と、前記第2胴部の先端面に、外周部がハウジングの内底面上に固定された第2のダンパーの中央部を装着する前記第2胴部よりも小径の第3胴部とを有し、かつ、
前記第1のダンパーと前記第2のダンパーによって、前記第2胴部に装着されたマグネットが、ボイスコイルへの非通電時には前記2つのボイスコイルの中間に位置し、通電時には音声電流の流れる方向に応じて上昇又は下降するよう、空隙部内に上下動自在に支持されていること
を特徴とするエキサイター。 - 前記ハウジング内の空隙部は、
その内径が、前記ボイスコイルボビンの外径より若干径の大きいこと
を特徴とする請求項1に記載のエキサイター。 - 前記ハウジングは、
前記ボイスコイルのリード線を、前記ハウジング外に引き出すためのスリット部が形成されていること
を特徴とする請求項1に記載のエキサイター。 - 前記ハウジングは、
上部の開口部に沿って、所定の深さを有する複数の接着剤充填口が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のエキサイター。 - 前記ボイスコイルは、
その表面が、接着剤で覆われていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエキサイター。 - 平面状の振動板の裏面部に、前記請求項1〜5のいずれかに記載のエキサイターを付設したこと
を特徴とする平面型スピーカ。
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