JP3185462B2 - 同期精度解析装置 - Google Patents

同期精度解析装置

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JP3185462B2 JP09447993A JP9447993A JP3185462B2 JP 3185462 B2 JP3185462 B2 JP 3185462B2 JP 09447993 A JP09447993 A JP 09447993A JP 9447993 A JP9447993 A JP 9447993A JP 3185462 B2 JP3185462 B2 JP 3185462B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば歯車研削盤の
ように、それぞれ独立した軸に取り付けられた砥石とワ
ークとの同期精度を解析する同期精度解析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている歯車研削盤は、
ワークを回転させる軸とこのワークを研削する砥石の回
転軸とがそれぞれ独立して回転できる構成となってい
る。このため、歯車の研削を高精度で行うためにはワー
クと砥石との回転を高精度で同期させる必要がある。
【0003】このような制御を行う歯車研削盤の構成の
一例を図5に示す。図に示すように、砥石1はこれを回
転させる専用の回転軸2に取り付けられ、この軸2には
砥石用モータ3によって駆動される駆動軸4が歯車5
A,5Bによって連結されている。したがって、砥石用
モータ3の回転数に比例して砥石1が回転されることに
なる。この砥石1によって研削されるワーク10はクラ
ンプ軸11A,11Bによって支持され、このクランプ
軸11A,11Bにはワーク用モータ12によって駆動
される駆動軸13が歯車14A,14Bによって連結さ
れている。したがって、ワーク用モータ12の回転数に
比例してワーク10が回転されることになる。
【0004】このような構成となっている結果、砥石1
とワーク10との回転を同期させて歯車の研削を行うた
めには、これらの回転数を相互に正確に同期させる必要
があるが、この同期は砥石用モータ3とワーク用モータ
12との回転数を正確に制御することによって実現でき
る。
【0005】駆動軸2には、この回転数をパルス信号と
して出力するエンコーダ20が取り付けられ、またクラ
ンプ軸11Bにはこの回転数をパルス信号として出力す
るエンコーダ21がそれぞれ取り付けられている。この
両エンコーダ20,21には、歯車研削盤の全体の制御
を司る制御装置30が接続され、この制御装置30は、
外部から与えられる速度指令に基づいて、両エンコーダ
20,21から出力されるパルス信号をフィードバック
しながら砥石用モータ3の回転数とワーク用モータ12
の回転数とを各々制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな高精度の同期精度が要求される歯車研削盤にあって
は、歯車研削を行いながらその同期制御の検証を行う測
定装置というものが従来は存在しないことから、その検
証は、この歯車研削盤によって製造された歯車の研削精
度を測定器によって測定することによって行っている。
したがって、歯車の研削を行って、トライアンドエラー
による同期制御の精度確認を行うしか手立てがなく、同
期制御の修正作業が非常に繁雑であった。
【0007】そこで、本発明では、砥石とワークとの同
期状態を歯車研削を行わせながら検証することができる
同期精度解析装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1軸の回転速度に応じたパルスを出力す
る第1パルス出力手段と、第2軸の回転速度に応じたパ
ルスを出力する第2パルス出力手段と、当該第1パルス
出力手段および第2パルス出力手段からそれぞれ出力さ
れたパルスに基づいて前記第1軸,第2軸間の同期状態
を一定時間ごとに検出し、同期誤差を算出すると共に、
該同期誤差の総和を算出する同期状態解析手段と、当該
同期状態解析手段によって算出された前記同期誤差を時
系列に並べてグラフ化した時間応答表示および同期変動
に伴って生じる周波数変動をグラフ化した周波数応答表
を行う表示手段を有することを特徴とする。
【0009】
【作用】このように構成した本発明装置は以下のように
作用する。第1パルス出力手段は、第1軸の回転速度に
応じたパルスを出力する。また、第2パルス出力手段
は、第2軸の回転速度に応じたパルスを出力する。同期
状態解析手段は、当該第1パルス出力手段および第2パ
ルス出力手段からそれぞれ出力されたパルスに基づいて
前記第1軸,第2軸間の同期状態を一定時間ごとに検出
し、同期誤差を算出すると共に、該同期誤差の総和を算
出する。表示手段は、当該同期状態解析手段によって算
出された前記同期誤差を時系列に並べてグラフ化した時
間応答表示および同期変動に伴って生じる周波数変動を
グラフ化した周波数応答表示を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明にかかる同期精度測定装置
を備えた歯車研削盤の概略構成ブロック図である。図に
示すように、砥石1はこれを回転させる専用の回転軸2
に取り付けられ、この軸2には砥石用モータ3によって
駆動される駆動軸4が歯車5A,5Bによって連結され
ている。したがって、砥石用モータ3の回転数に比例し
て砥石1が回転されることになる。この砥石1によって
研削されるワーク10はクランプ軸11A,11Bによ
って支持され、このクランプ軸11A,11Bにはワー
ク用モータ12によって駆動される駆動軸13が歯車1
4A,14Bによって連結されている。したがって、ワ
ーク用モータ12の回転数に比例してワーク10が回転
されることになる。
【0011】駆動軸2には、この回転数をパルス信号と
して出力する第1パルス出力手段として機能するエンコ
ーダ20が取り付けられ、またクランプ軸11Bにはこ
の回転数をパルス信号として出力する第2パルス出力手
段として機能するエンコーダ21がそれぞれ取り付けら
れている。この両エンコーダ20,21には、それぞれ
のエンコーダ20,21から出力されるパルスを一時記
憶するカウント部25が接続され、このカウント部25
のカウント数は後述の制御装置30および同期精度解析
手段として機能する同期精度解析部35とに出力される
ことになる。
【0012】砥石用モータ3,ワーク用モータ12およ
びカウント部25にそれぞれ接続されている制御装置3
0は、外部から入力される砥石1の回転速度指令および
ワーク用モータ12の回転速度指令をカウント部25を
介して入力されるエンコーダ20およびエンコーダ21
からのパルス信号と比較しながら所定の同期状態となる
ように砥石用モータ3とワーク用モータ12の回転速度
を制御する。
【0013】同期精度解析部35は、カウント部25に
一時記憶されたエンコーダ20およびエンコーダ21か
らのパルスに基づいて砥石1とワーク10との同期状態
をリアルタイムで後述のように測定するものである。
【0014】この同期精度解析部35は、図2に示すフ
ローチャートに基づいて次のように動作することにな
る。
【0015】まず、同期精度解析部35による同期精度
の解析を行う際には、測定,確認,解析の3つのモード
の内から1つを選択する(S1)。測定のモードを選択
した場合には、指令データをセットし(S2)、サンプ
リングパラメータを設定して(S3)、エンコーダ20
から一定時間ごとに出力されるパルスを記憶し、また、
エンコーダ21から一定時間ごとに出力されるパルスを
記憶するサンプリング処理を行う(S4)。以上のS3
からS4までの処理はワーク10の研削が終了するまで
継続して行われる(S5)。
【0016】以上の処理の概略は図3に基づいて次のよ
うに説明できる。砥石1を駆動する駆動軸2の回転速度
の変動状態は同図の最上欄に示すようになっており、ま
た、ワーク10を駆動するクランプ軸11Bの回転速度
の変動状態は同図の中欄に示すようになっているものと
する。そしてサンプリング時間がΔtにしてあるものと
する。同期速度解析部35はカウント部25においてこ
のサンプリング時間の間にエンコーダ20,21からそ
れぞれ出力されたパルスの数を入力し、次のような演算
を行って同期誤差εを演算する。
【0017】同期誤差ε=n1×N2/N1×1/Z−
n2 ここで、駆動軸4とクランプ軸11Bとの減速比をZ 駆動軸4のエンコーダ20の分解能をN1 クランプ軸11Bのエンコーダ21の分解能をN2 サンプリング時間Δtにおけるエンコーダ20のパルス
数をn1 サンプリング時間Δtにおけるエンコーダ21のパルス
数をn2同期精度解析部 35は以上のようにして算出された同期
誤差εを記憶することになる。このようにして算出され
た誤差を時系列に並べてグラフ化すると、図4(A)に
示すようになる。
【0018】以上のようにしてサンプリングされたデー
タを確認する場合には、モード選択で確認を選択する。
このモードが選択されると、波形データをセットし(S
6)、このセットされた波形データに基づいて図4
(A)、(B)に示すような時間応答表示が行われる
(S7,S8)。
【0019】一方、以上のようにしてサンプリングされ
たデータを解析する場合には、モード選択で解析を選択
する。このモードが選択されると、解析データをセット
し(S9)、このセットされた波形データに基づいて
4(A)、(B)に示すような時間応答表示が行われる
(S7,S8)。
【0020】なお、図4(A)に示したグラフは、算出
された同期誤差εの同期誤差の増減を時系列に並べてい
るものであり、この同期誤差εの総和σを算出すること
でワークの加工工程のどの部分においてどの程度の誤差
を含んでいるものであるかを非常に正確に認識すること
ができることになる。
【0021】また、FFT解析を用いて同期変動に伴っ
て生じる周波数変動をグラフ化すれば、同期誤差の程度
とワークの加工工程のどの部分において同期誤差を生じ
たかを示す誤差区間が容易に把握できることになる。
なわち、周波数変動をグラフ化すれば、どの周波数(周
期)に大きな誤差があるかを把握できるので、ワークの
一回転に対し大きな誤差が複数箇所あったとしても、そ
れがどの部分かを容易に特定できるのである。
【0022】以上のような解析データを参照すること
で、同期誤差の発生の程度や発生の区間を容易にかつ正
確に把握することができるようになり、高精度の同期制
御を行わせるための基礎データが得られることになる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、第1
パルス出力手段および第2パルス出力手段からのパルス
に基づいて、第1軸および第2軸間の同期誤差と、その
同期誤差の総和を算出し、表示手段によって、グラフ化
した時間応答表示および周波数変動が表示できるように
したので、同期誤差の程度やその発生区間を定量的に得
ることができ、ワークの一回転に対し大きな同期誤差が
複数箇所にあったとしても、それがどの部分かを容易に
特定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる同期精度測定装置を備えた歯
車研削盤の概略構成ブロック図である。
【図2】 図1に示す装置の動作フローチャートであ
る。
【図3】 図1に示す装置の動作説明に供する図であ
る。
【図4】 (A)は、同期誤差の偏差表示を示す図であ
り、(B)は、同期誤差の周波数応答表示を示す図であ
る。
【図5】 従来の歯車研削盤の概略構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…砥石、 10…ワーク、
20…エンコーダ(第1パルス出力手段)、21…エン
コーダ(第2パルス出力手段)、25…カウント部、3
5…同期精度解析部(同期精度解析手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1軸の回転速度に応じたパルスを出力
    する第1パルス出力手段と、 第2軸の回転速度に応じたパルスを出力する第2パルス
    出力手段と、 当該第1パルス出力手段および第2パルス出力手段から
    それぞれ出力されたパルスに基づいて前記第1軸,第2
    軸間の同期状態を一定時間ごとに検出し、同期誤差を算
    出すると共に、該同期誤差の総和を算出する同期状態解
    析手段と、 当該同期状態解析手段によって算出された前記同期誤差
    を時系列に並べてグラフ化した時間応答表示および同期
    変動に伴って生じる周波数変動をグラフ化した周波数応
    答表示を行う表示手段を有することを特徴とする同期精
    度解析測定装置。
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JP3383264B2 (ja) 2000-04-26 2003-03-04 株式会社東京機械製作所 同期制御装置
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