JP3182613B2 - 船舶推進機の制御装置 - Google Patents
船舶推進機の制御装置Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/001—Arrangements, apparatus and methods for handling fluids used in outboard drives
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は、船舶推進機の制御装置に関するものであ
る。
る。
[従来の技術] 船舶推進機には内燃機関へ燃料を供給する燃料供給装
置が備えられ、この燃料供給方式にはインジエクタ方式
とキャブレター方式がある。
置が備えられ、この燃料供給方式にはインジエクタ方式
とキャブレター方式がある。
このような船舶推進機には、キルスイッチが作動して
接続されると、点火を停止させて、内燃機関の運転を停
止させるものがある。このキルスイッチは自動復元せ
ず、再始動するためには意識的にキルスイッチの接続を
解除しなければならない。
接続されると、点火を停止させて、内燃機関の運転を停
止させるものがある。このキルスイッチは自動復元せ
ず、再始動するためには意識的にキルスイッチの接続を
解除しなければならない。
従って、キルスイッチを作動させて内燃機関を停止さ
せた後、キルスイッチの接続を解除することを忘れて、
スタータースイッチをオンして内燃機関の再始動操作を
行なうと、スパークプラグに火花は飛ばないがスタータ
モータを駆動して燃料が供給される。
せた後、キルスイッチの接続を解除することを忘れて、
スタータースイッチをオンして内燃機関の再始動操作を
行なうと、スパークプラグに火花は飛ばないがスタータ
モータを駆動して燃料が供給される。
[発明が解決しようとする課題] このように、車両に搭載される内燃機関では、キルス
イッチの作動中はスタータモータは作動しないが、船舶
推進機に搭載される内燃機関では、車両の内燃機関と異
なり、キルスイッチが作動中(点火止中)でもスタータ
モータを駆動することができるようになっている。
イッチの作動中はスタータモータは作動しないが、船舶
推進機に搭載される内燃機関では、車両の内燃機関と異
なり、キルスイッチが作動中(点火止中)でもスタータ
モータを駆動することができるようになっている。
即ち、船舶推進機では、キルスイッチが作動中(点火
止中)でもスタータモータを駆動してクランキングさせ
ると燃料が供給され、このクランキングで燃料が供給さ
れる理由として、次の3点を挙げることができる。
止中)でもスタータモータを駆動してクランキングさせ
ると燃料が供給され、このクランキングで燃料が供給さ
れる理由として、次の3点を挙げることができる。
第1に、プラグがかぶった時(燃料過多の時)プラグ
をはずしてプラグ先端をかわかすとともに、点火停止状
態でクランキングさせて、燃料室内を乾かす。尚、プラ
グホールが開放されているため、気化器から吸気される
ことはなく、プラグ穴を通して吸排気する。
をはずしてプラグ先端をかわかすとともに、点火停止状
態でクランキングさせて、燃料室内を乾かす。尚、プラ
グホールが開放されているため、気化器から吸気される
ことはなく、プラグ穴を通して吸排気する。
第2に長期保管前のメンテナンス時、吸気口に防錆剤
をスプレーしながらクランキングさせることにより、内
燃機関内部に防錆剤をいきわたらすことができ、もちろ
ん内燃機関作動中にスプレーしてもよいが、点火停止中
のクランキング中に行った方が効果的である。
をスプレーしながらクランキングさせることにより、内
燃機関内部に防錆剤をいきわたらすことができ、もちろ
ん内燃機関作動中にスプレーしてもよいが、点火停止中
のクランキング中に行った方が効果的である。
第3に吸気口または排気管から水がエンジン内部に入
ることがあり、この水を排出するために、プラグをはず
してキルスイッチオンでクランキングして、水を排出す
る。
ることがあり、この水を排出するために、プラグをはず
してキルスイッチオンでクランキングして、水を排出す
る。
このようにキルスイッチがオンでクランキング可能に
してあるが、その裏目で、キルスイッチがオフせずにク
ランキングしすぎると燃料過多になってしまう。
してあるが、その裏目で、キルスイッチがオフせずにク
ランキングしすぎると燃料過多になってしまう。
このため、内燃機関の気筒内は過燃料状態となり、そ
の後、キルスイッチの接続が解除されていないことに気
づき、キルスイッチの接続を解除して再始動させようと
した場合、既に過燃料状態となっているため点火しにく
く、内燃機関のクランキングが長時間行なわれる。この
長時間の内燃機関のクランキングは、燃料が無駄になる
と共に、バッテリー電力の浪費、スタータモータやギア
等のスタータ部品の劣化を招き、始動不能状態となる場
合も考えられる。
の後、キルスイッチの接続が解除されていないことに気
づき、キルスイッチの接続を解除して再始動させようと
した場合、既に過燃料状態となっているため点火しにく
く、内燃機関のクランキングが長時間行なわれる。この
長時間の内燃機関のクランキングは、燃料が無駄になる
と共に、バッテリー電力の浪費、スタータモータやギア
等のスタータ部品の劣化を招き、始動不能状態となる場
合も考えられる。
この発明はこのような欠点を解消すべくなされたもの
で、キルスイッチが作動した接続状態下ではスターター
スイッチが作動しても燃料を供給しないようにし、キル
スイッチ接続後の始動性の向上を図り、さらに内燃機関
作動時にも船舶推進気の姿勢の状態等に応じた適切量の
燃料を内燃機関に供給する船舶推進機の制御装置を提供
することを目的としている。
で、キルスイッチが作動した接続状態下ではスターター
スイッチが作動しても燃料を供給しないようにし、キル
スイッチ接続後の始動性の向上を図り、さらに内燃機関
作動時にも船舶推進気の姿勢の状態等に応じた適切量の
燃料を内燃機関に供給する船舶推進機の制御装置を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この
発明は、以下のように構成した。
発明は、以下のように構成した。
請求項1記載の発明は、『内燃機関へ燃料を供給する
燃料供給手段と、内燃機関の駆動電源としてのバッテリ
の接続をオン・オフするメインスイッチと、このメイン
スイッチがオンされた状態でスタータモータを駆動し内
燃機関を始動させるスタータースイッチと、点火をオフ
して内燃機関の駆動を強制的に停止させるキルスイッチ
と、前記燃料供給手段を制御する制御手段とを備える船
舶推進機の制御装置において、 前記メインスイッチがオンされた状態でオンされるス
タータースイッチと前記キルスイッチとはそれぞれ独立
系統で、それぞれ独立して作動信号を前記制御手段へ出
力可能であり、 前記制御手段は、前記メインスイッチの入力状態で、
前記キルスイッチ作動信号が入力されていると前記燃料
供給手段を作動させず、前記キルスイッチ作動信号が入
力されていないと前記スタータースイッチ作動信号が入
力していれば前記燃料供給手段を作動させ、 前記スタータースイッチ作動信号が入力していなくて
も前記内燃機関が駆動していれば前記燃料供給手段を作
動して内燃機関の回転域や負荷情報、船舶推進機の姿勢
により適切量の燃料を供給し、一方、前記内燃機関が作
動していなければ前記燃料供給手段の燃料の供給を停止
することを特徴とする船舶推進機の制御装置。』であ
る。
燃料供給手段と、内燃機関の駆動電源としてのバッテリ
の接続をオン・オフするメインスイッチと、このメイン
スイッチがオンされた状態でスタータモータを駆動し内
燃機関を始動させるスタータースイッチと、点火をオフ
して内燃機関の駆動を強制的に停止させるキルスイッチ
と、前記燃料供給手段を制御する制御手段とを備える船
舶推進機の制御装置において、 前記メインスイッチがオンされた状態でオンされるス
タータースイッチと前記キルスイッチとはそれぞれ独立
系統で、それぞれ独立して作動信号を前記制御手段へ出
力可能であり、 前記制御手段は、前記メインスイッチの入力状態で、
前記キルスイッチ作動信号が入力されていると前記燃料
供給手段を作動させず、前記キルスイッチ作動信号が入
力されていないと前記スタータースイッチ作動信号が入
力していれば前記燃料供給手段を作動させ、 前記スタータースイッチ作動信号が入力していなくて
も前記内燃機関が駆動していれば前記燃料供給手段を作
動して内燃機関の回転域や負荷情報、船舶推進機の姿勢
により適切量の燃料を供給し、一方、前記内燃機関が作
動していなければ前記燃料供給手段の燃料の供給を停止
することを特徴とする船舶推進機の制御装置。』であ
る。
この請求項1記載の発明によれば、スタータースイッ
チとキルスイッチを両方とも燃料供給のための制御手段
に入力して、内燃機関を始動を目的としないクランキン
グ動作が燃料供給されることなく行われると共に、スタ
ータスイッチの作動信号で制御手段により燃料供給手段
が制御され、メインスイッチがオンされた状態でオンさ
れるスタータースイッチとキルスイッチとはそれぞれ独
立系統で、それぞれ独立して作動信号を制御手段へ出力
可能であり、船舶推進機の水対策を要し、厳しい環境で
使用される回路構成が簡単で、しかも回路メンテナンス
が容易である。
チとキルスイッチを両方とも燃料供給のための制御手段
に入力して、内燃機関を始動を目的としないクランキン
グ動作が燃料供給されることなく行われると共に、スタ
ータスイッチの作動信号で制御手段により燃料供給手段
が制御され、メインスイッチがオンされた状態でオンさ
れるスタータースイッチとキルスイッチとはそれぞれ独
立系統で、それぞれ独立して作動信号を制御手段へ出力
可能であり、船舶推進機の水対策を要し、厳しい環境で
使用される回路構成が簡単で、しかも回路メンテナンス
が容易である。
また、制御手段の制御によりキルスイッチを作動させ
て接続し点火をオフして内燃機関を停止させた後、キル
スイッチの接続を解除することを忘れて点火をオフする
ようにしたままの状態では、スタータースイッチをオン
して始動操作をしても、燃料は供給されないから、内燃
機関の気筒内が過燃料状態となることがない。したがっ
て、その後キルスイッチの接続を解除してスタータース
イッチをオンして始動操作を行なった場合には、容易に
内燃機関を始動できる。
て接続し点火をオフして内燃機関を停止させた後、キル
スイッチの接続を解除することを忘れて点火をオフする
ようにしたままの状態では、スタータースイッチをオン
して始動操作をしても、燃料は供給されないから、内燃
機関の気筒内が過燃料状態となることがない。したがっ
て、その後キルスイッチの接続を解除してスタータース
イッチをオンして始動操作を行なった場合には、容易に
内燃機関を始動できる。
さらに、内燃機関作動時にも船舶推進機の姿勢の状態
等に応じた適切量の燃料を内燃機関に供給することがで
きる。
等に応じた適切量の燃料を内燃機関に供給することがで
きる。
[発明の実施の形態] 以下、この発明の船舶推進機の燃料供給装置を図面に
示す実施例に基づいて説明する。
示す実施例に基づいて説明する。
第1図は船舶推進機の制御装置の概略ブロック図、第
2図はキルスイッチによる制御フローチャートである。
2図はキルスイッチによる制御フローチャートである。
第1図において、符号1は船舶推進機の制御装置の制
御手段で、この制御手段1にはエンジン回転数信号2、
エンジン温度信号3、トリム角度信号4、スロットル開
度信号5、スタータスイッチ作動信号6及びキルスイッ
チ作動信号7が入力される。
御手段で、この制御手段1にはエンジン回転数信号2、
エンジン温度信号3、トリム角度信号4、スロットル開
度信号5、スタータスイッチ作動信号6及びキルスイッ
チ作動信号7が入力される。
これらの運転情報信号に基づき、制御手段1は制御信
号を出力して燃料供給手段8を制御して、内燃機関の運
転状態に応じた燃料供給量を供給する。燃料供給手段8
はインジエクタ又はキャブレタで構成される。
号を出力して燃料供給手段8を制御して、内燃機関の運
転状態に応じた燃料供給量を供給する。燃料供給手段8
はインジエクタ又はキャブレタで構成される。
このように、運転状態に応じて適切量の燃料供給が行
なわれ、さらに内燃機関の始動が容易になると共に、燃
料の無駄な供給が防止される。即ち、エンジン回転数信
号2から内燃機関の回転域や負荷情報が得られ、回転域
や負荷の増加に応じて燃料供給量が増加される。エンジ
ン温度信号3から内燃機関の冷却水の温度を監視してお
り、この冷却水の温度に応じて燃料供給量が制御され、
例えばオーバヒート時には燃料の供給が停止される。ト
リム角度信号4は船舶に設けられた推進機の姿勢を示
し、トリム角度が大きくなると内燃機関が傾斜して気筒
へ燃料を供給しにくくなるため、トリム角度が大きくな
ると、それに応じて燃料供給量を増加させて、推進機を
帆走姿勢に応じた燃料の供給が行なわれる。スロットル
の操作によってスロットル開度信号5が得られ、この開
度情報に応じた燃料の供給が行なわれる。スタータスイ
ッチ作動信号6はスタータモータの始動状態を示し、こ
の始動時には燃料の供給量を増加し、内燃機関の始動を
容易にする。
なわれ、さらに内燃機関の始動が容易になると共に、燃
料の無駄な供給が防止される。即ち、エンジン回転数信
号2から内燃機関の回転域や負荷情報が得られ、回転域
や負荷の増加に応じて燃料供給量が増加される。エンジ
ン温度信号3から内燃機関の冷却水の温度を監視してお
り、この冷却水の温度に応じて燃料供給量が制御され、
例えばオーバヒート時には燃料の供給が停止される。ト
リム角度信号4は船舶に設けられた推進機の姿勢を示
し、トリム角度が大きくなると内燃機関が傾斜して気筒
へ燃料を供給しにくくなるため、トリム角度が大きくな
ると、それに応じて燃料供給量を増加させて、推進機を
帆走姿勢に応じた燃料の供給が行なわれる。スロットル
の操作によってスロットル開度信号5が得られ、この開
度情報に応じた燃料の供給が行なわれる。スタータスイ
ッチ作動信号6はスタータモータの始動状態を示し、こ
の始動時には燃料の供給量を増加し、内燃機関の始動を
容易にする。
キルスイッチの作動によりキルスイッチが接続される
と、このキルスイッチ作動信号7が入力され、燃料供給
手段8を制御して燃料の供給を停止する。このキルスイ
ッチによる制御フローチャートを第2図に示している。
と、このキルスイッチ作動信号7が入力され、燃料供給
手段8を制御して燃料の供給を停止する。このキルスイ
ッチによる制御フローチャートを第2図に示している。
ステップaでメインスイッチがONされ、次にキルスイ
ッチの接続が解除されているか否かの判断を行なう(ス
テップb)。キルスイッチの接続が解除されていると、
スタータスイッチが作動しているか否かの判断を行ない
(ステップc)、キルスイッチの接続が解除されている
条件下で、スタータスイッチがオンする作動が行なわれ
ると、燃料供給が行なわれる(ステップd)。また、ス
タータスイッチが作動していないので、内燃機関の運転
中かの判断を行ない(ステップe)、運転中の燃料供給
が行なわれる(ステップd)。
ッチの接続が解除されているか否かの判断を行なう(ス
テップb)。キルスイッチの接続が解除されていると、
スタータスイッチが作動しているか否かの判断を行ない
(ステップc)、キルスイッチの接続が解除されている
条件下で、スタータスイッチがオンする作動が行なわれ
ると、燃料供給が行なわれる(ステップd)。また、ス
タータスイッチが作動していないので、内燃機関の運転
中かの判断を行ない(ステップe)、運転中の燃料供給
が行なわれる(ステップd)。
従って、内燃機関を停止させた後、キルスイッチの接
続を解除する作動を忘れて、スタータスイッチをオンし
て内燃機関の再始動操作を行なっても、燃料が供給され
ないから、内燃機関の気筒内が過燃料状態となることが
なく、容易に始動することができる。
続を解除する作動を忘れて、スタータスイッチをオンし
て内燃機関の再始動操作を行なっても、燃料が供給され
ないから、内燃機関の気筒内が過燃料状態となることが
なく、容易に始動することができる。
第3図及び第4図は船舶推進機の制御装置のさらに具
体的な実施例を示し、第3図は制御装置を備える船舶推
進機の側面図、第4図は制御装置の概略図である。
体的な実施例を示し、第3図は制御装置を備える船舶推
進機の側面図、第4図は制御装置の概略図である。
第3図において符号11は船体で、その船尾板12にはク
ランプブラケット13が固定され、このクランプブラケッ
ト13にはスイベルブラケット14が水平軸15を支点として
回動可能に支持されている。このため、推進機である船
外機16はスイベルブラケット14を介して水平軸15を支点
として回転し、航走状態に応じたトリム角の制御が行な
われる。
ランプブラケット13が固定され、このクランプブラケッ
ト13にはスイベルブラケット14が水平軸15を支点として
回動可能に支持されている。このため、推進機である船
外機16はスイベルブラケット14を介して水平軸15を支点
として回転し、航走状態に応じたトリム角の制御が行な
われる。
この船外機16には内燃機関17が搭載されており、図示
しないドライブ軸を介してプロペラ18を回転するように
なっている。
しないドライブ軸を介してプロペラ18を回転するように
なっている。
この内燃機関17には第4図に示す燃料噴射装置から燃
料の供給が行なわれる。
料の供給が行なわれる。
内燃機関17にはクランク室予圧式2サイクル内燃機関
が用いられ、20はシリンダ、21はピストン、22は点火
栓、23はクランクケース、24はクランク軸、または25は
コンロッドである。クランクケース23内にはクランク室
26が形成される。
が用いられ、20はシリンダ、21はピストン、22は点火
栓、23はクランクケース、24はクランク軸、または25は
コンロッドである。クランクケース23内にはクランク室
26が形成される。
シリンダ20の吸気ポート27には吸気管28がリード弁29
を介して接続され、この吸気管28には供給空気量を制御
するスロットル30が設けられている。シリンダ20の排気
ポート31には排気管32が設けられ、さらにシリンダ20に
は掃気ポート33が開口し、この掃気ポート33は掃気通路
34によりクランク室26と連通している。
を介して接続され、この吸気管28には供給空気量を制御
するスロットル30が設けられている。シリンダ20の排気
ポート31には排気管32が設けられ、さらにシリンダ20に
は掃気ポート33が開口し、この掃気ポート33は掃気通路
34によりクランク室26と連通している。
吸気管28には電気式燃料噴射弁であるインジエクタ40
が設けられ、燃料タンク41の燃料は燃料中のごみを除去
するためのストレーナ42を介して、電動式燃料ポンプ43
の駆動でインジエクタ40へ圧送される。この燃料ポンプ
43よりインジエクタ40へ供給される燃料圧は圧力調整器
44で一定に保つ。即ち、燃料ポンプ43よりインジエクタ
40へ供給される燃料圧が所定の圧力以上になると、圧力
調整器44が開き、燃料の一部をパイプ45を介して燃料タ
ンク41へ還流させる。
が設けられ、燃料タンク41の燃料は燃料中のごみを除去
するためのストレーナ42を介して、電動式燃料ポンプ43
の駆動でインジエクタ40へ圧送される。この燃料ポンプ
43よりインジエクタ40へ供給される燃料圧は圧力調整器
44で一定に保つ。即ち、燃料ポンプ43よりインジエクタ
40へ供給される燃料圧が所定の圧力以上になると、圧力
調整器44が開き、燃料の一部をパイプ45を介して燃料タ
ンク41へ還流させる。
インジエクタ40は制御回路50で制御され、制御回路50
にはフライホイールマグネトウ51からエンジン回転数信
号、サーモセンサ52からエンジン温度信号が、トリム角
センサからトリム角度信号が、スロットルセンサ54から
スロットル開度信号が、スタータスイッチ55からスター
タスイッチ作動信号が、キルスイッチ56からキルスイッ
チ作動信号がそれぞれ入力される。
にはフライホイールマグネトウ51からエンジン回転数信
号、サーモセンサ52からエンジン温度信号が、トリム角
センサからトリム角度信号が、スロットルセンサ54から
スロットル開度信号が、スタータスイッチ55からスター
タスイッチ作動信号が、キルスイッチ56からキルスイッ
チ作動信号がそれぞれ入力される。
制御回路50はこれらの運転状態を示す信号から内燃機
関の運転状態を判断して、運転状況に最適な燃料量を予
め記憶された演算プログラムに従って算出し、制御信号
をインジエクタ40へ出力する。この制御信号はクランク
軸24の回転角度に同期して間欠的に出力される所定時間
幅の電気信号であり、インジエクタ40内の電磁ソレノイ
ドが制御信号によって作動し制御弁を開く。
関の運転状態を判断して、運転状況に最適な燃料量を予
め記憶された演算プログラムに従って算出し、制御信号
をインジエクタ40へ出力する。この制御信号はクランク
軸24の回転角度に同期して間欠的に出力される所定時間
幅の電気信号であり、インジエクタ40内の電磁ソレノイ
ドが制御信号によって作動し制御弁を開く。
ところで、制御回路50はキルスイッチ作動信号が入力
されている場合には、制御信号を出力しないで、インジ
エクタ40の噴射弁を作動させないため、燃料の噴射を行
なわない。
されている場合には、制御信号を出力しないで、インジ
エクタ40の噴射弁を作動させないため、燃料の噴射を行
なわない。
この実施例は、電子回路を用い電気的に燃料噴射量を
制御するものであるが、この発明は公知の機械式燃料噴
射装置にも適用可能である。例えばクランク室内圧の変
動量に応じて作動する立体カムを用いプランジャ式噴射
ポンプの噴射量を制御することもできる。
制御するものであるが、この発明は公知の機械式燃料噴
射装置にも適用可能である。例えばクランク室内圧の変
動量に応じて作動する立体カムを用いプランジャ式噴射
ポンプの噴射量を制御することもできる。
さらに、この発明の燃料供給装置はインジエクタに限
定されず、キャブレタでも同様に適用できる。
定されず、キャブレタでも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の船舶推進機の制御装
置は、スタータースイッチとキルスイッチを両方とも燃
料供給のための制御手段に入力して、内燃機関を始動を
目的としないクランキング動作が燃料供給されることな
く行われると共に、スタータスイッチの作動信号で制御
手段により燃料供給手段が制御され、メインスイッチが
オンされた状態でオンされるスタータースイッチとキル
スイッチとはそれぞれ独立系統で、それぞれ独立して作
動信号を制御手段へ出力可能であり、船舶推進機の水対
策を要し、厳しい環境で使用される回路構成が簡単で、
しかも回路メンテナンスが容易である。
置は、スタータースイッチとキルスイッチを両方とも燃
料供給のための制御手段に入力して、内燃機関を始動を
目的としないクランキング動作が燃料供給されることな
く行われると共に、スタータスイッチの作動信号で制御
手段により燃料供給手段が制御され、メインスイッチが
オンされた状態でオンされるスタータースイッチとキル
スイッチとはそれぞれ独立系統で、それぞれ独立して作
動信号を制御手段へ出力可能であり、船舶推進機の水対
策を要し、厳しい環境で使用される回路構成が簡単で、
しかも回路メンテナンスが容易である。
また、制御手段の制御によりキルスイッチを作動させ
て接続し点火をオフして内燃機関を停止させた後、キル
スイッチの接続を解除することを忘れて点火をオフする
ようにしたままの状態では、スタータースイッチをオン
して始動操作をしても、燃料は供給されないから、内燃
機関の気筒内が過燃料状態となることがない。したがっ
て、その後キルスイッチの接続を解除してスタータース
イッチをオンして始動操作を行なった場合には、容易に
内燃機関を始動できる。
て接続し点火をオフして内燃機関を停止させた後、キル
スイッチの接続を解除することを忘れて点火をオフする
ようにしたままの状態では、スタータースイッチをオン
して始動操作をしても、燃料は供給されないから、内燃
機関の気筒内が過燃料状態となることがない。したがっ
て、その後キルスイッチの接続を解除してスタータース
イッチをオンして始動操作を行なった場合には、容易に
内燃機関を始動できる。
さらに、内燃機関作動時にも船舶推進機の姿勢の状態
等に応じた適切量の燃料を内燃機関に供給することがで
きる。
等に応じた適切量の燃料を内燃機関に供給することがで
きる。
第1図は船舶推進機の制御装置の概略ブロック図、第2
図はキルスイッチによる制御フローチャート、第3図及
び第4図は船舶推進機の制御装置のさらに具体的な実施
例を示し、第3図は制御装置を備える船舶推進機の側面
図、第4図は制御装置の概略図である。 図中符号1は制御手段、2はエンジン回転数信号、3は
エンジン温度信号、4はトリム角度信号、5はスロット
ル開度信号、6はスタータスイッチ作動信号、7はキル
スイッチ作動信号、8は燃料供給手段である。
図はキルスイッチによる制御フローチャート、第3図及
び第4図は船舶推進機の制御装置のさらに具体的な実施
例を示し、第3図は制御装置を備える船舶推進機の側面
図、第4図は制御装置の概略図である。 図中符号1は制御手段、2はエンジン回転数信号、3は
エンジン温度信号、4はトリム角度信号、5はスロット
ル開度信号、6はスタータスイッチ作動信号、7はキル
スイッチ作動信号、8は燃料供給手段である。
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関へ燃料を供給する燃料供給手段
と、内燃機関の駆動電源としてのバッテリの接続をオン
・オフするメインスイッチと、このメインスイッチがオ
ンされた状態でスタータモータを駆動し内燃機関を始動
させるスタータースイッチと、点火をオフして内燃機関
の駆動を強制的に停止させるキルスイッチと、前記燃料
供給手段を制御する制御手段とを備える船舶推進機の制
御装置において、 前記メインスイッチがオンされた状態でオンされるスタ
ータースイッチと前記キルスイッチとはそれぞれ独立系
統で、それぞれ独立して作動信号を前記制御手段へ出力
可能であり、 前記制御手段は、前記メインスイッチの入力状態で、前
記キルスイッチ作動信号が入力されていると前記燃料供
給手段を作動させず、前記キルスイッチ作動信号が入力
されていないと前記スタータースイッチ作動信号が入力
していれば前記燃料供給手段を作動させ、 前記スタータースイッチ作動信号が入力していなくても
前記内燃機関が駆動していれば前記燃料供給手段を作動
して内燃機関の回転域や負荷情報、船舶推進機の姿勢に
より適切量の燃料を供給し、一方、前記内燃機関が作動
していなければ前記燃料供給手段の燃料の供給を停止す
ることを特徴とする船舶推進機の制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07890389A JP3182613B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 船舶推進機の制御装置 |
US07/502,544 US5069174A (en) | 1989-03-30 | 1990-03-30 | Fuel supplying device for marine propulsion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07890389A JP3182613B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 船舶推進機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02256842A JPH02256842A (ja) | 1990-10-17 |
JP3182613B2 true JP3182613B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=13674790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07890389A Expired - Lifetime JP3182613B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 船舶推進機の制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5069174A (ja) |
JP (1) | JP3182613B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6024068A (en) * | 1996-11-22 | 2000-02-15 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Watercraft engine control |
JP2000248981A (ja) | 1999-02-24 | 2000-09-12 | Sanshin Ind Co Ltd | 船外機の電源回路 |
US6505595B1 (en) * | 2000-09-08 | 2003-01-14 | Bombardier Motor Corporation Of America | Method and apparatus for controlling ignition during engine startup |
JP2002225799A (ja) | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Sanshin Ind Co Ltd | 水上走行船の盗難防止装置 |
JP3940284B2 (ja) * | 2001-10-24 | 2007-07-04 | ヤマハマリン株式会社 | 推進用エンジンを備えた船舶のバッテリ充電残量維持装置 |
US6799546B1 (en) | 2002-12-19 | 2004-10-05 | Brunswick Corporation | Starting procedure for an internal combustion engine |
JP2016075215A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | ヤンマー株式会社 | 船舶のエンジン始動点検装置及び船舶のエンジン始動点検方法 |
Family Cites Families (6)
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SE369616B (ja) * | 1969-09-09 | 1974-09-09 | Nissan Motor | |
US4150654A (en) * | 1977-08-11 | 1979-04-24 | Caterpillar Tractor Co | Engine and fuel shutdown control |
US4338896A (en) * | 1980-03-13 | 1982-07-13 | Caterpillar Tractor Co. | Fire suppression system |
DE3301742A1 (de) * | 1983-01-20 | 1984-07-26 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Sicherheitseinrichtung fuer eine brennkraftmaschine mit selbstzuendung |
JPS6413268U (ja) * | 1987-07-13 | 1989-01-24 |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP07890389A patent/JP3182613B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-03-30 US US07/502,544 patent/US5069174A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5069174A (en) | 1991-12-03 |
JPH02256842A (ja) | 1990-10-17 |
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