JP3182412U - 装飾用ボード並びに装飾キッド - Google Patents
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Abstract
【課題】オリジナル性に富んだ装飾を自在に表現することが可能であるとともに、全体の外観形状について高い美感を備えた装飾用ボード並びに該装飾用ボードと装飾シート材とを組み合わせた装飾キッドを提供する。
【解決手段】表装面を自由に装飾可能な装飾用ボード1は、所定形状に組まれた状態で固定された木枠の表面に平板14が備えられて成る基台11と、該平板14を被覆した状態に敷かれる緩衝シート材16と、該緩衝シート材16が敷かれた状態で基台11の少なくとも表面及び側面全体を被覆する耐熱性を有する表装シート材18と、から構成されている。装飾シート材は裏面に熱融解接着剤が塗布される。
【選択図】図1
【解決手段】表装面を自由に装飾可能な装飾用ボード1は、所定形状に組まれた状態で固定された木枠の表面に平板14が備えられて成る基台11と、該平板14を被覆した状態に敷かれる緩衝シート材16と、該緩衝シート材16が敷かれた状態で基台11の少なくとも表面及び側面全体を被覆する耐熱性を有する表装シート材18と、から構成されている。装飾シート材は裏面に熱融解接着剤が塗布される。
【選択図】図1
Description
本考案は、装飾用ボード並びに装飾キッドに関し、詳しくは、表装面を自由に装飾可能であって、かつ、写真や飾り物なども貼り付け可能な装飾用ボード並びに該装飾用ボードを用いた装飾キッドに関するものである。
従来より、部屋の壁面等において、写真や絵画、メモ用紙などといった装飾対象物を飾ったり、あるいは、貼り付け・係止したりする際に、内部に該装飾対象物を挟み込む態様のフォトスタンドに代表されるような額類や、該装飾対象物を鋲で突き刺して係止させるコルクボードなどの装飾用ボードが存在する。
このうち額類は、内部に装飾対象物を挟み込む態様であるため、いったん挟み込まれた装飾対象物を安定的に保持する点において利点はあるものの、かかる装飾対象物を交換しようとする場合に、裏蓋を外す必要があるなど入れ替え作業が煩わしく手間が掛かるとともに、複数の装飾対象物を同時に飾る場合に、そのレイアウトの固定性に問題があるものであった。
一方、上記従来の装飾用ボードは、装飾対象物を鋲で突き刺して係止させる態様であるため、装飾対象物の交換を容易に行うことができるという利点があるものの、装飾用ボード自体には何らデザインが施されておらず、全体の外観形状について美感性に乏しいものであるとともに、装飾対象物を鋲で突き刺して係止させるために、該装飾対象物に常に鋲孔が開いてしまうものであった。
そこで本出願人は、上記の従来技術の利点・欠点に鑑み、デザインを自由に施すことで、その外観形状について美感性に富んだ、使用者だけのオリジナル性のある装飾用ボードを創作したいとの着想から、本考案を提案するに至ったものである。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、オリジナル性に富んだ装飾を自在に表現することが可能であるとともに、全体の外観形状について高い美感を備えた装飾用ボード並びに該装飾用ボードと装飾シート材とを組み合わせた装飾キッドを提供することを課題としている。
このような課題を解決するために、請求項1に係る考案は、表装面を自由に装飾可能な装飾用のボードであって、所定形状に組まれた状態で固定された木枠の表面に平板が備えられて成る基台と、該平板を被覆した状態に敷かれる緩衝シート材と、該緩衝シート材が敷かれた状態で基台の少なくとも表面及び側面全体を被覆する耐熱性を有する表装シート材と、から構成されている。
また、請求項2に係る考案は、前記装飾用ボードにおいて、前記平板と緩衝シート材との間に、磁着性を有する金属板が備えられている構成となっている。
さらに、請求項3に係る考案は、前記装飾用ボードにおいて、前記表装シート材が、基台裏面における木枠部分まで被覆している構成となっている。
またさらに、請求項4に係る考案は、前記いずれかの装飾用ボードと、裏面に熱融解接着剤が塗布された装飾シート材と、から構成される装飾キッドである。
さらにまた、請求項5に係る考案は、前記装飾キッドにおいて、前記装飾シート材を定形にカットするための型紙が備えられている構成を採用する。
そしてまた、請求項6に係る考案は、前記装飾キッドにおいて、前記装飾シート材の表面若しくは裏面の少なくともいずれか一方に、該装飾シート材を定形にカットするためのカット線が記載されている構成となっている。
さらにまた、請求項7に係る考案は、前記装飾キッドにおいて、前記装飾シート材が予め定形にカットされている構成となっている。
本考案に係る装飾用ボードによれば、表装シート材上において、色やデザインを自由に決定しつつオリジナル性に富んだ装飾を自在に表現することが可能であり、また、平板と緩衝シート材との間に磁着性の金属板が備えられることで、写真等のディスプレイとしても使用可能であって、さらには、全体がキャンパス風に構成されているため、その外観形状について高い美感を備え、観者の美的感覚を刺激するといった、優れた効果を奏するものである。
また、本考案に係る装飾キッドによれば、装飾用ボードと装飾シート材とをセットにすることで、該装飾シート材を自由なデザインでカットして装飾用ボードの表装シート材上に貼着することができ、しかも該装飾シート材の裏面には熱融解接着剤が塗布されているため、例えば家庭用アイロンを使用することで表装シート材上に容易に貼着でき、オリジナル性あふれる装飾用ボードを簡単に作製することが可能であるといった、優れた効果を奏するものである。
以下、本考案に係る装飾用ボード1並びに装飾キッド2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本考案は、下記の実施形態に示した構成に特に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の要旨に逸脱しない範囲で、任意に変更することができるものである。
なお、本考案は、下記の実施形態に示した構成に特に限定されるものではなく、本考案の技術的思想の要旨に逸脱しない範囲で、任意に変更することができるものである。
図1及び図2は、本考案に係る装飾用ボード1の実施形態を示しており、図1は装飾用ボード1の各構成要素を示す分解斜視図、図2は装飾用ボード1の側断面図である。
該装飾用ボード1は、基台11と、緩衝シート材16と、表装シート材18と、から構成されている。
該装飾用ボード1は、基台11と、緩衝シート材16と、表装シート材18と、から構成されている。
基台11は、所要長さ・幅・厚さを有する木製の棒状物12を所定形状に組ませ、その状態で該棒状物12同士を固定することでできる木枠13の表面に、木枠13の外形と同形状の平板14が備えられて構成されている。このとき、該平板14の材質について特に限定するものではなく、例えば木枠13と同様に木製としたり、あるいは、磁着性を有する金属製とする態様が考え得る。
なお、該棒状物12を組ませることで完成する木枠13の形状について、図面では一般的な形状である四角形状に組ませた場合について示しているが、かかる形状に限定するものではなく、円形状や多角形状等といった種々の形状に組ませる態様が可能である。
緩衝シート材16は、前記平板14と後述する表装シート材18との間に敷設されて緩衝作用を呈するものであって、全体が布製から成り、前記平板14の表面全体を覆う形状を有した構成を採る。すなわち、図面で示すように、平板14が四角形状である場合は、緩衝シート材16も同様に四角形状を有することとなる。
該緩衝シート材16の材質について、布製であれば特に限定はないが、緩衝作用を呈するという機能上、ある程度の厚みを有したクッション性のある素材から成ることが好ましく、例えばフェルト生地製とすることが考え得る。
このように、平板14と表装シート材18との間に緩衝シート材16を介在させることにより、完成品が該表装シート材18側からのクッション性を有するものとすることができる。
表装シート材18は、耐熱性を有する布製のシート状物であって、前記緩衝シート材16が平板14の表面に敷かれた状態の基台11に対し、その表面及び側面全体を被覆するための大きさを有している。すなわち、前記棒状物12の厚みと平板14の厚みを足した長さが基台11の側面高さであり、したがって表装シート材18の形状は、少なくともその基台11の側面高さ分だけ平板14の表面積より四方に一回り大きい形状となっている。なお、表装シート材18を棒状物12の表面から側面へ折った際に、四隅が重り合って厚みが増すこととなるため、予め該表装シート材18の四隅を切り欠いておく態様も考え得る。
このように、表装シート材18によって基台11の表面だけでなく側面全体をも被覆させることで、棒状物12の厚み面が剥き出しにならず、全体外観として美観を呈する装飾用ボード1を提供することが可能であると共に、当該側面にも装飾を施すことが可能となる。
ところで、該表装シート材18について、基台11の裏面における木枠13の部分まで巻き込むように被覆可能な大きさとすることが考え得る。すなわち、前記棒状物12の幅がそのまま基台11裏面の木枠13部分であり、その木枠13部分を被覆すべく、表装シート材18の形状について、棒状物12の幅分だけさらに四方に大きい形状とする態様である。なおこのとき、表装シート材18の四辺について棒状物12を巻き込むように折ることとなるが、その際に該表装シート材18の四隅が重り合って厚みが増すこととなるため、予め該表装シート材18の四隅を切り欠いておく態様も考え得る。
かかる表装シート材18によって基台11の表面及び側面だけでなく裏面をも被覆させる態様を採用することにより、基台11裏面の木枠13部分を該表装シート材18で覆って隠すことで、棒状物12の剥き出し箇所が完全になくなり、全体外観として更に美観を呈する装飾用ボード1を提供することが可能となる。
なお、該表装シート材18の材質については、耐熱性を有する布製であれば特に限定はなく、例えば麻布製とすることが考え得る。また、該表装シート材18の色についても特に限定はなく、白色や麻色その他多様の色が考えられ、さらに全体が一色であることを要するものでもない。
かかる表装シート材18の取り付けに際しては、該表装シート材18の周縁端部を木枠13(棒状物12)に取り付ける態様となる。その際の取り付け方法については、特に限定はなく、釘等の止め具を使用する態様や、接着剤により接着する態様などが考え得る。このとき、最終的に完成する装飾用ボード1の外観を考慮して、絵画用キャンバスに使用されるキャンバス釘(通称「タックス」)を使用する態様が可能であり、かかる態様を採用することで、全体外観として絵画用キャンバス風の美観を呈する装飾用ボード1を提供することが可能となる。
以上の各構成要素により、本考案に係る装飾用ボード1が完成する。かかる完成した装飾用ボード1は、自由な大きさに成形することが可能であって、木枠13と表装シート材18から構成されることで絵画用キャンバス風の外観を呈しており、観者の美感を想起させるものとなる。そして、表装シート材18の内部には、平板14と緩衝シート材16が備えられているため、装飾対象物を鋲などで突き刺し係止することが容易であるとともに、該平板14が磁着性を有する金属製から構成される態様を採用すれば、装飾対象物をその上から磁石で係止することも可能となる。また、緩衝シート材16の作用によりクッション性を有することから、後述する裏面に熱融解接着剤が塗布された装飾シート材30を自由にカットするなどして、該カットされた装飾シート材30を家庭用のアイロンを使用して表装シート材18上に貼り付けることも容易に行うことができるものである。
ところで、前記装飾用ボード1において、その内部に磁着性を有する金属板20を備える態様が考え得る。該金属板20は、前記緩衝シート材16の緩衝作用を阻害しないよう、平板14と緩衝シート材16との間に備えられる。
該金属板20の材質について、金属製であって磁着性を有していれば特に限定はなく、例えば鉄製とすることが考え得る。
該金属板20の形状については、板状であって、前記平板14の表面全体を覆う形状を採用する。すなわち、図面で示すように、平板14が四角形状である場合は、金属板20も同様に四角形状を有することとなる。
該金属板20の形状については、板状であって、前記平板14の表面全体を覆う形状を採用する。すなわち、図面で示すように、平板14が四角形状である場合は、金属板20も同様に四角形状を有することとなる。
このように、平板14と緩衝シート材16との間に磁着性を有する金属板20を介在させることにより、表装シート材18上において装飾対象物を磁石で係止することが可能となる。
なお、本考案に係る装飾用ボード1について、その裏面若しくは側面所定箇所に取手を備え付ける構成態様が考え得る。このとき、備え付けられる取手の形状等については任意である。かかる取手を備え付けることにより、装飾用ボード1の持ち運びの利便性を図ることが可能になると共に、表装シート材18にカバン模様を施すことで、該取手とセットで装飾用ボード1全体としてカバン風のインテリア材として機能することとなる。
また同様に、本考案に係る装飾用ボード1について、その裏面若しくは側面所定箇所に引掛具を備える構成態様が可能である。このとき、備えられる引掛具の構造・形状等については任意であり、例えばフックなどが考え得る。かかる引掛具を備えることにより、装飾用ボード1を室内壁面等に引っ掛けることができ、飾る場所について制限なく自由に選択することが可能となる。
さらに、本考案に係る装飾用ボード1について、表装シート材18の表面側に、フックなどの引掛具や鏡、時計その他の機能性アイテムを備え付ける態様も可能である。かかる態様を採ることで、備え付けるアイテムに従って、本考案に係る装飾用ボード1に種々の機能を発揮させることが可能となる。
図3及び図4は、本考案に係る装飾用キッド2の実施形態を示しており、図3は装飾用キッド2の各構成要素を示す斜視図、図4は装飾用キッド2による装飾用ボード1の作製手順を示す説明図である。
該装飾用キッド2は、上記実施例1で詳述した装飾用ボード1と、装飾シート材30と、から構成されている。
該装飾用キッド2は、上記実施例1で詳述した装飾用ボード1と、装飾シート材30と、から構成されている。
装飾シート材30は、所定形状のシート状物31であって、その裏面には熱融解接着剤32が塗布されて構成されており、また、その表面が透明のビニール被膜により被覆されている場合もある。なお、該シート状物31の材質について特に限定するものではないが、例えば紙製であったり、あるいは、アイロンプリントシートから成る態様が考え得る。また、装飾シート材30の色彩についても、特に限定するものではない。
該装飾シート材30は、ハサミやカッターなどで自由にカットすることができるものであって、そのカットされた装飾シート片31は、装飾用ボード1上を装飾するために使用される。
ところで、該装飾シート材30を所定デザインにカットするために、本装飾キッド2の構成要素として型紙が備えられている。該型紙は例えば紙製であって、通常の型紙同様、植物や動物、文字その他の模様など定形状を模した形状となっている。かかる型紙は、予め定形状にカットされたものが複数個備えられる態様も可能であり、あるいは、所定シート面に該定形状にカット可能な切取線が記載され、その切取線に沿ってカットすることで必要な型紙を作製する態様も考え得る。
また、装飾キッド2として前記型紙を備える態様ではなく、図面に示すように、前記装飾シート材30を定形にカットするためのカット線33が該装飾シート材30に直接記載されている態様が可能である。かかるカット線33は、装飾シート材30の上下面いずれか一方若しくは両方に記載され、該カット線33に沿ってカットすることで必要な装飾シート片31を作製することが可能である。
以上の通り構成される本考案にかかる装飾キッド2について、装飾用ボード1の作製手順について説明する。
(1)まず、装飾シート材30をハサミやカッターでカットして、自由なデザイン形状の装飾シート片31を作製する。その際、自ら好みのデザイン形状にカットすることとなるが、所定形状の型紙を利用してカットしたり、あるいは、装飾シート材30に記載されたカット線33沿ってカットすることで、定形の装飾シート片31の作製が可能となる。ところで、装飾シート材30の表面がビニール被膜により被覆されている場合には、該装飾シート材30の裏面側からカッターによって任意のデザイン形状にカットすることとなるが、カットされた装飾シート片31は最終的に表装シート材18上にて表裏反転した状態で装飾されることとなるため、その点カットに注意を要する。なお、装飾シート材30のカット後、装飾シート片31以外の不要な部分については、ビニール被膜から剥がしておくこととなる。このとき、一枚のビニール被膜に複数の装飾シート片31を残存させた状態とすることにより、各装飾シート片31のレイアウトがビニール被膜に貼り付いたままくずれないため、後に装飾シート片31を配置してデザインのレイアウトを行う際に、表装シート材18上にビニール被膜ごと載置するだけで、全体デザインのレイアウトを容易に行うことが可能となる。
(2)次に、上記作製された装飾シート片31を装飾用ボード1の表装シート材18上に載せて、該表装シート材18上にて自由にレイアウトする。その際、該装飾シート片31における熱融解接着剤32が塗布された裏面側を、表装シート材18と当接させるように載せる。このとき、装飾シート材30の表面がビニール被膜により被覆されている場合には、該ビニール被膜に装飾シート片31がそのまま残存する状態にて、熱融解接着剤32が塗布された裏面側を表装シート材18と当接させつつ、該ビニール被膜ごと表装シート材18上に載置する。なお、装飾用ボード1における正面だけでなく、表装シート材18が被覆された側面側にも、装飾シート片31による装飾を施すことが可能である。
(3)表装シート材18上に装飾シート片31が載った状態で、その上から家庭用アイロンを押し当てて熱を加える。その際、装飾シート片31の上から直接家庭用アイロンを押し当てるのではなく、間にハンカチやタオル等の薄手の生地を挟み込んだ状態で家庭用アイロンを押し当てることが望ましい。
(4)装飾シート片31全体に充分に熱が加えたれたら、押し当てられた家庭用アイロンを外し、自然冷却を行う。なお、装飾シート材30の表面がビニール被膜により被覆されている場合には、最終的に該ビニール被膜を剥がすこととなる。
(1)まず、装飾シート材30をハサミやカッターでカットして、自由なデザイン形状の装飾シート片31を作製する。その際、自ら好みのデザイン形状にカットすることとなるが、所定形状の型紙を利用してカットしたり、あるいは、装飾シート材30に記載されたカット線33沿ってカットすることで、定形の装飾シート片31の作製が可能となる。ところで、装飾シート材30の表面がビニール被膜により被覆されている場合には、該装飾シート材30の裏面側からカッターによって任意のデザイン形状にカットすることとなるが、カットされた装飾シート片31は最終的に表装シート材18上にて表裏反転した状態で装飾されることとなるため、その点カットに注意を要する。なお、装飾シート材30のカット後、装飾シート片31以外の不要な部分については、ビニール被膜から剥がしておくこととなる。このとき、一枚のビニール被膜に複数の装飾シート片31を残存させた状態とすることにより、各装飾シート片31のレイアウトがビニール被膜に貼り付いたままくずれないため、後に装飾シート片31を配置してデザインのレイアウトを行う際に、表装シート材18上にビニール被膜ごと載置するだけで、全体デザインのレイアウトを容易に行うことが可能となる。
(2)次に、上記作製された装飾シート片31を装飾用ボード1の表装シート材18上に載せて、該表装シート材18上にて自由にレイアウトする。その際、該装飾シート片31における熱融解接着剤32が塗布された裏面側を、表装シート材18と当接させるように載せる。このとき、装飾シート材30の表面がビニール被膜により被覆されている場合には、該ビニール被膜に装飾シート片31がそのまま残存する状態にて、熱融解接着剤32が塗布された裏面側を表装シート材18と当接させつつ、該ビニール被膜ごと表装シート材18上に載置する。なお、装飾用ボード1における正面だけでなく、表装シート材18が被覆された側面側にも、装飾シート片31による装飾を施すことが可能である。
(3)表装シート材18上に装飾シート片31が載った状態で、その上から家庭用アイロンを押し当てて熱を加える。その際、装飾シート片31の上から直接家庭用アイロンを押し当てるのではなく、間にハンカチやタオル等の薄手の生地を挟み込んだ状態で家庭用アイロンを押し当てることが望ましい。
(4)装飾シート片31全体に充分に熱が加えたれたら、押し当てられた家庭用アイロンを外し、自然冷却を行う。なお、装飾シート材30の表面がビニール被膜により被覆されている場合には、最終的に該ビニール被膜を剥がすこととなる。
以上の作業手順を経ることで、本考案にかかる装飾キッド2を使用した装飾用ボード1は完成する。完成した装飾用ボード1は、装飾シート片31の表面に熱が加えられることで、その裏面に塗布された熱融解接着剤32の作用によって表装シート材18と装飾シート片31とが融着され、これにより該表装シート材18が装飾シート片31の模様形状デザインで装飾されることとなる。なお、表装シート材18上において、複数の装飾シート片31が重なり合うように配置して装飾する態様も可能であることは言うまでもない。
本考案に係る装飾用キッド2は、以上に述べた態様のほか、磁石やスベリ止めテープ、壁掛用フックやヒモ、鋲など、他の構成要素を付加した状態でワンセットとすることも可能である。
本考案によれば、装飾用ボード1上にオリジナル性に富んだ装飾を自在に表現することが可能であるとともに、該装飾用ボード1を容易に作製可能であって、完成した装飾用ボード1は、その全体がキャンパス風に構成されているため、その外観形状について高い美感を備え、観者の美的感覚を刺激するといった、優れた効果を奏するものであると共に、結婚式や誕生日等のお祝いボードとして、また、店頭看板として、さらに、部屋のインテリアとして、等々幅広い多くの用途が考えられるものであって、本考案にかかる装飾用ボード1並びに装飾キッド2の産業上の利用可能性は大である。
1 装飾用ボード
2 装飾キッド
11 基台
12 棒状物
13 木枠
14 平板
16 緩衝シート材
18 表装シート材
20 金属板
30 装飾シート材
31 装飾シート片
32 熱融解接着剤
33 カット線
2 装飾キッド
11 基台
12 棒状物
13 木枠
14 平板
16 緩衝シート材
18 表装シート材
20 金属板
30 装飾シート材
31 装飾シート片
32 熱融解接着剤
33 カット線
Claims (7)
- 表装面を自由に装飾可能な装飾用のボードであって、
所定形状に組まれた状態で固定された木枠の表面に平板が備えられて成る基台と、該平板を被覆した状態に敷かれる緩衝シート材と、該緩衝シート材が敷かれた状態で基台の少なくとも表面及び側面全体を被覆する耐熱性を有する表装シート材と、から構成されていることを特徴とする装飾用ボード。 - 前記装飾用ボードにおいて、前記平板と緩衝シート材との間に、磁着性を有する金属板が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の装飾用ボード。
- 前記装飾用ボードにおいて、前記表装シート材が、基台裏面における木枠部分まで被覆していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装飾用ボード。
- 前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の装飾用ボードと、裏面に熱融解接着剤が塗布された装飾シート材と、から構成されていることを特徴とする装飾キッド
- 前記装飾キッドにおいて、前記装飾シート材を定形にカットするための型紙が備えられていることを特徴とする請求項4に記載の装飾キッド
- 前記装飾キッドにおいて、前記装飾シート材の表面若しくは裏面の少なくともいずれか一方に、該装飾シート材を定形にカットするためのカット線が記載されていることを特徴とする請求項4に記載の装飾キッド
- 前記装飾キッドにおいて、前記装飾シート材が予め定形にカットされていることを特徴とする請求項4に記載の装飾キッド
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