JP3182263B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP3182263B2 JP24558493A JP24558493A JP3182263B2 JP 3182263 B2 JP3182263 B2 JP 3182263B2 JP 24558493 A JP24558493 A JP 24558493A JP 24558493 A JP24558493 A JP 24558493A JP 3182263 B2 JP3182263 B2 JP 3182263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージセンサの出力
を取り込んで種々の処理を施し、所定のフォーマットの
映像信号を出力する映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCDイメージセンサが用いられるテレ
ビカメラの如き撮像装置においては、CCDを駆動する
CCDドライバ及びそのタイミング回路に加え、CCD
の出力に対して種々の処理を施して所定の映像信号を得
る信号処理回路が設けられる。このような信号処理回路
は、主として、CCDの出力をサンプリングするサンプ
ルホールド回路、信号の平均レベルを一定に維持する自
動利得制御回路、映像の再生側での信号レベルに対する
発光輝度の非線形性に対応させるガンマ補正回路等によ
り構成される。
【0003】図8は、従来の撮像装置の構成を示すブロ
ック図で、図9は、その動作を説明するタイミング図で
ある。フレーム転送方式のCCDイメージセンサ1は、
撮像部I、蓄積部S、水平転送部H及び出力部Dより構
成される。撮像部Iは、垂直方向に連続し、互いに平行
に配列される複数のシフトレジスタからなり、これらの
シフトレジスタの各ビットが電極の作用によって電位的
に区画されて複数の受光画素が定義される。蓄積部S
は、撮像部Iの各シフトレジスタに連続する複数のシフ
トレジスタからなり、撮像部Iのシフトレジスタから情
報電荷を受け取って蓄積する。水平転送部Hは、各ビッ
トが蓄積部Sのシフトレジスタの出力端に対応付けられ
る単一のシフトレジスタからなり、蓄積部Sから受け取
った情報電荷を順次転送出力する。出力部Dは、水平転
送部Hの出力側に設けられ、水平転送部Hから出力され
る情報電荷を電圧値に変換して出力する。このCCDイ
メージセンサ1の撮像部I、蓄積部S及び水平転送部H
には、それぞれ、Vドライバ2、Sドライバ3及びHド
ライバ4が接続される。これらVドライバ2、Sドライ
バ3及びHドライバ4は、共通の基準クロックに従って
動作し、例えば、撮像部I及び蓄積部Sに対して4相の
転送クロックφV、φSをそれぞれ供給し、水平転送部H
に対して2相の転送クロックφHを供給する。これによ
り、CCDイメージセンサ1の撮像部Iに発生する情報
電荷が、1画面毎に撮像部Iから蓄積部Sへ転送された
後、蓄積部Sから1水平ライン単位で水平転送部Hを介
して出力部Dへ転送される。
【0004】そして、CCDイメージセンサ1の出力部
Dから取り出されるCCD出力は、信号処理回路5にお
いて、サンプリング、増幅、ガンマ補正等の処理が施さ
れた後に、映像信号として外部機器へ出力される。カウ
ンタ及びデコーダよりなるタイミング制御回路6は、水
平同期信号H−SYC及び垂直同期信号V−SYCを受
けて、Vドライバ2、Sドライバ3及びHドライバ4を
所定のタイミングで起動させる。即ち、水平同期信号H
−SYCによりリセットされ、一定周期のクロックをカ
ウントして1水平走査周期で動作するHカウンタの出力
に基づいてSドライバ3及びHドライバ4を起動する1
水平走査周期のタイミングパルスを生成する。そして、
垂直同期信号V−SYCによりリセットされ、水平同期
信号H−SYCをカウントして1垂直走査周期で動作す
るVカウンタの出力に基づいてVドライバ2及びSドラ
イバ3を起動する1垂直走査周期のタイミングパルスを
生成する。これと同時に、信号処理回路5において必要
となるサンプリングパルス、クランプパルス等をCCD
イメージセンサ1の動作タイミングと一致するように作
成し、信号処理回路5に供給する。
【0005】ところで、撮像部Iには、フレーム転送ク
ロックに加えて撮像部Iの情報電荷を撮像部I外に排出
する排出クロックがフレーム転送クロックよりも早いタ
イミングで与えられ、排出クロックからフレーム転送ク
ロックまでの期間にCCDイメージセンサ1の露光期間
が設定される。即ち、常時光を受けるCCDイメージセ
ンサ1において、撮像部Iに蓄積される情報電荷を排出
してリセットした後、所定の期間を経過して新たに蓄積
された情報電荷を転送出力するようにすることで、1画
面毎の露光期間を設定している。この露光期間の設定に
関しては、例えば、本出願人による特願平1−1573
69号あるいは特願平1−183976号に開示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオ一体
型のテレビカメラ等に代表される撮像装置の場合、小型
軽量化が望まれており、装置を構成する部品点数を削減
することが重要な課題の一つになっている。特に、回路
を構成する素子数の削減は、配線の簡略化及び回路基板
の小型化に有効であることから、CCDイメージセンサ
1の周辺回路の集積回路化について、種々の対策が講じ
られている。
【0007】しかしながら、信号処理回路5がアナログ
信号に対して容易にリニア動作をさせることのできるバ
イポーラトランジスタ回路により構成されるのに対し、
タイミング制御回路6、さらには、水平同期信号H−S
YC及び垂直同期信号V−SYCを発生するための回路
がパルス動作に適したMOSトランジスタ回路により構
成されている。このため、CCDイメージセンサ1の周
辺回路として、クロックを受けて各種のパルスを発生す
るMOSトランジスタ構成の回路ブロックと、CCD出
力を受けて映像信号を出力するバイポーラトランジスタ
構成の回路ブロックとが必要となる。従って、2種類の
回路ブロックが、それぞれ別の集積回路素子として形成
されることから、CCDイメージセンサ1を用いた撮像
装置を構成する際には、CCDイメージセンサ1に加え
て、少なくとも2つの素子が搭載されることになる。
【0008】そこで本発明は、CCDイメージセンサ1
を動作する駆動系回路とCCDイメージセンサ1の出力
を受ける信号処理系回路とをワンチップ化し、さらなる
配線の簡略化並びに回路基板の小型化を進めることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、その特徴とするところ
は、撮像素子から出力される映像情報に基づいて構成さ
れる映像信号に任意の利得を与え、映像信号の所定期間
の平均レベルを一定値に近付ける利得制御回路をMOS
トランジスタ回路にて構成し、上記撮像素子の水平走査
及び垂直走査のタイミング信号を発生するタイミング制
御回路と共に単一半導体基板上に集積化して映像信号処
理装置を成すことにある。
【0010】
【作用】本発明によれば、MOSトランジスタ回路によ
り構成される利得制御回路がサンプルホールド回路及び
補正回路等と共にタイミング制御回路等のデジタル回路
ブロックが形成される半導体基板上に形成される。従っ
て、撮像素子の駆動系回路と出力信号の処理系回路とが
単一の集積回路素子により構成される。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の信号処理装置の構成を示す
ブロック図である。サンプルホールド回路11は、所定
のクロック周期で基準レベルと信号レベルとを繰り返す
映像信号Y1(t)を受け、信号レベル部分をサンプリング
することで、その信号レベルを1クロック期間維持する
映像信号Y2(t)を出力する。なお、この映像信号Y1(t)
は、周知のCCDイメージセンサにより与えられるもの
であり、図8と同様にしてCCDイメージセンサ及びド
ライバが別途設けられる。ゲイン制御回路12は、サン
プルホールド回路11から出力される映像信号Y2(t)に
対し、1垂直走査期間の平均レベルに応じたゲインを与
えることにより、平均レベルが略一定となった映像信号
Y3(t)を出力する。即ち、映像信号Y3(t)の1垂直走査
期間毎の積分値に対応する制御データに基づいてゲイン
が可変設定され、積分値を所定の範囲に収めるようなフ
ィードバック制御、いわゆる自動利得制御(AGC:Au
tomatic Gain Control)が行われる。ここで、制御デー
タは、例えば、後述するデジタル回路ブロックのデジタ
ル信号処理回路17により与えられるものであり、D/
A変換回路13によって制御電圧VC1に変換されてゲイ
ン制御回路12のゲイン制御端子に供給される。ガンマ
補正回路14は、再生側での信号レベルに対する発光輝
度の非線形性に対応させるように、ゲイン制御回路12
から出力される映像信号Y3(t)に対して非線形の映像信
号Y4(t)を出力する。この非線形の変換は、一般的に、 Y=aXr (X:入力信号レベル,Y:出力信号レベ
ル,a:任意定数) の式に従うように行われ、理想的にはr=0.45に設
定される。クランプ回路15は、ガンマ補正回路14か
ら出力される映像信号Y4(t)の各水平走査期間の終わり
(または始まり)に設定される基準レベルをクランプ
し、基準レベルが所定の値に固定された映像信号Y5(t)
を出力する。そして、A/D変換回路16は、クランプ
回路15から出力される映像信号Y5(t)をデジタルデー
タに変換し、映像データYDとしてデジタル回路ブロッ
クへ供給する。
【0012】これらのサンプルホールド回路11、ゲイ
ン制御回路12、ガンマ補正回路14及びクランプ回路
15よりなるアナログ回路ブロックは、何れもMOSト
ランジスタ回路により構成される。なお、これらの各部
の回路構成については、後に詳述する。デジタル信号処
理回路17は、アナログ回路ブロックから与えられる映
像データYDに対して、ライン補間、レベル補正等の処
理を施すと共に、映像データYDから各種の制御データ
を生成する。この制御データは、CCDイメージセンサ
の露光期間の伸縮制御やゲイン制御回路12によるAG
Cに用いられる。例えば、映像データYDを1画面単
位、即ち、1垂直走査期間毎に積分し、その積分値をそ
れぞれの制御データとして出力するように構成される。
そして、D/A変換回路18は、デジタル信号処理回路
17で所定の処理が完了した映像データYDを再びアナ
ログ値に変換し、映像信号Y6(t)として外部機器へ出力
する。
【0013】タイミング制御回路19は、外部から供給
される基準クロックに基づいてCCDイメージセンサの
水平走査及び垂直走査の各タイミングを決定するタイミ
ングパルスを発生すると同時に、上述した信号処理経路
の各部の動作をCCDイメージセンサの動作と同期させ
るように各信号処理パルスを発生させる。例えば、CC
Dイメージセンサからの1ビット毎の出力タイミングに
同期するサンプリングパルスをサンプルホールド回路1
1へ供給し、水平走査タイミングに同期するクランプパ
ルスをクランプ回路15へ供給することにより、各映像
信号Y1(t)〜Y5(t)に対する適正なタイミングでの信号
処理を可能にしている。また、デジタル信号処理回路1
7から与えられる制御データに基づいて、CCDイメー
ジセンサを動作させるタイミングが決定できるように構
成され、これにより、CCDイメージセンサの露光期間
を被写体輝度に対応して変化させる自動露光制御が実現
される。
【0014】デジタル信号処理回路17及びタイミング
制御回路19よりなるデジタル回路ブロックは、MOS
トランジスタ回路により構成されるアナログ回路ブロッ
ク及びA/D変換回路16、D/A変換回路13、18
と共に単一の半導体基板に集積回路化される。このよう
に、アナログ回路ブロックとデジタル回路ブロックとを
ワンチップ構成により実現すれば、CCDイメージセン
サの周辺回路の配線の簡略化並びに素子数の削減が可能
となる。
【0015】図2は、サンプルホールド回路11の回路
図で、図3は、その動作を説明するタイミング図であ
る。入力信号である映像信号Y1(t)が第1のバッファ2
1を介して第1のコンデンサ22の一端に接続され、こ
のコンデンサ22の他端が第2のバッファ23に接続さ
れる。また、第2のバッファ23の入力側には、第1の
サンプリングパルスSP1に応答して動作する第1のス
イッチ24を介して一定の電圧VR1が供給される。第2
のバッファ23の出力は、第2のサンプリングパルスS
P2に応答して動作する第2のスイッチ25を介して他
端が接地された第2のコンデンサ26に接続される。そ
して、このコンデンサ26の電圧の変動が映像信号Y2
(t)として取り出される。
【0016】第1のバッファ21に入力される映像信号
Y1(t)は、図3に示すように、基準レベルと信号レベル
とが一定のクロック周期で繰り返される。これは、CC
Dイメージセンサの出力部において、転送出力される情
報電荷の排出及び蓄積が繰り返されるためであり、情報
電荷が排出された後の出力部の電位が基準レベルとな
り、蓄積される情報電荷の量に応じた電位が信号レベル
を示している。そこで、映像信号Y1(t)の基準レベルの
期間にタイミングが一致するサンプリングパルスSP1
に応答して第1のスイッチ24をオンさせると、映像信
号Y1(t)の基準レベルが電圧VR1に固定される。このた
め、映像信号Y1(t)の基準レベルがノイズ等の影響で変
動したとしても、第2のバッファ23には、基準レベル
の安定した映像信号Y1(t)が取り込まれる。そして、映
像信号Y1(t)の信号レベルの期間にタイミングが一致す
る第2のサンプリングパルスSP2に応答して第2のス
イッチ25をオンさせると、基準レベルと信号レベルと
の差に対応する電圧が第2のコンデンサ26に取り込ま
れる。従って、基準レベルが電圧VR1に固定された上
で、映像信号Y1(t)の信号レベル部分のみが映像信号Y
2(t)として出力される。
【0017】図4は、ゲイン制御回路12の回路図であ
る。映像信号Y2(t)が第1のバッファ31を介して第1
の抵抗32に接続され、この抵抗32に、Nチャンネル
型MOSトランジスタ33のドレインが接続される。こ
のMOSトランジスタ33のゲートには、ゲイン制御用
の制御電圧VC1が印加され、ソースは接地される。ま
た、電源電圧を抵抗分割して取り出される電圧VD1が第
2のバッファ34を介して第2の抵抗35に接続され、
この抵抗35にNチャンネル型MOSトランジスタ36
のドレインが接続される。このMOSトランジスタ36
のゲートには、MOSトランジスタ33と共通の制御電
圧VC1が印加され、ソースは同様に接地される。このよ
うに並列に設けられた2つのMOSトランジスタ33、
36のドレンイは、それぞれMOSトランジスタ構成の
差動アンプ30の入力に接続される。なお、MOSトラ
ンジスタ33、36のドレインと差動アンプ30との間
には、必要に応じてレベルシフト回路が設けられる。差
動アンプ30は、ゲートが互いに接続された2つのPチ
ャンネル型MOSトランジスタ37、38にソースに電
源が接続され、そのゲートがMOSトランジスタ37の
ドレインに接続されると共に、ソースが接地された2つ
のNチャンネル型MOSトランジスタ39、40がMO
Sトランジスタ37、38に直列に接続されて電流ミラ
ー回路を構成している。そして、MOSトランジスタ3
9、40のゲートを2つの入力とし、MOSトランジス
タ33、36のドレイン側の電位を受けてMOSトラン
ジスタ38のドレイン側から映像信号Y3(t)を出力す
る。
【0018】ここで、MOSトランジスタ33、36の
ゲートに印加される制御電圧VC1が高くなると、MOS
トランジスタ33、36がオンする傾向となり、オン抵
抗が低くなってドレイン側の電位が低下する。差動アン
プ30の入力となるMOSトランジスタ33、36のド
レイン側の各電位が低下すると、差動アンプ30のMO
Sトランジスタ39、40がオフする傾向となり、差動
アンプ30のゲインが小さくなる。逆に制御電圧VC1
低下すると、MOSトランジスタ33、36がオフする
傾向となり、オン抵抗が高くなってドレイン側の電位が
上昇し、差動アンプ30のゲインが大きくなる。そこ
で、デジタル回路ブロックのデジタル信号処理回路17
において生成される制御データから制御電圧VC1を得る
ようにすれば、出力する映像信号Y3(t)の1画面の平均
レベルを適正範囲に収めるようなフィードバック制御が
かけられることになる。
【0019】図5は、ガンマ補正回路14の回路図であ
る。2つのPチャンネル型MOSトランジスタ41、4
2が電源に並列に接続されて互いのゲートがMOSトラ
ンジスタ41のドレインに接続され、この2つのMOS
トランジスタ41、42に2つのNチャンネル型MOS
トランジスタ43、44がそれぞれ直列に接続される。
MOSトランジスタ43、44のソースは、ゲートに制
御電圧VC2が印加されるNチャンネル型MOSトランジ
スタ45、46を介して接地されると共に、抵抗47を
介して互いに接続されて電流ミラー回路を構成してい
る。そして、MOSトランジスタ43のゲートに映像信
号Y3(t)が入力され、MOSトランジスタ44のゲート
に電源電圧が抵抗分割された一定の電圧VD2が印加され
る。
【0020】MOSトランジスタ42のドレインには、
ドレインが接地されたPチャンネル型MOSトランジス
タ48のソースと、ドレインが電源に接続されたNチャ
ンネル型MOSトランジスタ49のソースとがそれぞれ
接続される。このMOSトランジスタ48、49のゲー
トには、ダイオード接続されたPチャンネル型MOSト
ランジスタ50、Nチャンネル型MOSトランジスタ5
1と、2つの抵抗52、53とにより電源電圧を分圧し
て得られる2電圧がそれぞれ印加される。この2電圧
は、それぞれMOSトランジスタ48、49の閾値近く
に設定され、各MOSトランジスタ48、49をオン/
オフの中間状態としている。そして、MOSトランジス
タ48、49のソース側から映像信号Y4(t)が取り出さ
れて出力される。
【0021】ここで、入力信号である映像信号Y3(t)の
レベルが低下してMOSトランジスタ43がオフする側
に動作すると、MOSトランジスタ43のドレイン側の
電位が高くなり、MOSトランジスタ41、42をオフ
する方向に動作させる。このとき、MOSトランジスタ
44、46のゲート電圧が固定されていることから、こ
れらのMOSトランジスタ44、46には、MOSトラ
ンジスタ49を通して電流が流れ込むことになる。逆
に、映像信号Y3(t)のレベルが上昇してMOSトランジ
スタ43がオンする側に動作すると、MOSトランジス
タ43のドレイン側の電位が低くなり、MOSトランジ
スタ41、42をオンする方向に動作させる。同様にし
て、MOSトランジスタ44、46のゲート電圧が固定
されていることから、MOSトランジスタ42を流れる
電流は、MOSトランジスタ48を通して接地側に流れ
る。そこで、電流−電圧特性が2乗特性となるMOSト
ランジスタ48、49が、電源側と接地側とを反対にし
て出力側に接続されていることから、MOSトランジス
タ49からMOSトランジスタ44、46に流れる電
流、あるいは、MOSトランジスタ42からMOSトラ
ンジスタ48に流れる電流に対するMOSトランジスタ
48、49のソース側の電位の変化、即ち、映像信号Y
4(t)のレベルの変化は、電流の変化に対して1/2乗特
性を示すことになる。従って、MOSトランジスタ4
5、46のゲートに与える制御電圧VC2を調整してMO
Sトランジスタ48、49を通して流れる電流の変化を
映像信号Y3(t)の変化に比例させるようにすれば、映像
信号Y3(t)に対してY=X0.5の特性に従う映像信号Y4
(t)を得ることができる。この結果、映像信号Y3(t)に
対して非線形に対応する映像信号Y4(t)が出力される。
【0022】図6は、クランプ回路15の回路図で、図
7は、その動作を説明するタイミング図である。入力さ
れる映像信号Y4(t)がコンデンサ55の一端に接続さ
れ、このコンデンサ55の他端がバッファ56に接続さ
れる。また、バッファ56の入力側には、クランプパル
スCPに応答して動作するスイッチ57を介して一定の
電圧VR2が供給される。そして、バッファ56の出力
が、映像信号Y5(t)として出力される。
【0023】コンデンサ55に入力される映像信号Y4
(t)は、図7に示すように、1水平走査期間単位で連続
し、各水平走査期間の始まりと終わりとに黒基準レベル
が設定される。この黒基準レベルについては、CCDイ
メージセンサの撮像部の一部に設けられた光学的な黒領
域、即ち、遮光膜で被われた受光画素からの出力に対応
するものであり、後の信号処理動作の基準値を成す。そ
こで、映像信号Y4(t)の基準レベルの期間にタイミング
が一致するクランプパルスCPに応答してスイッチ57
をオンさせると、映像信号Y4(t)の黒基準レベルが電圧
R2に固定される。このため、映像信号Y4(t)の黒基準
レベルが信号処理の過程で変動したとしても、バッファ
56には、基準レベルの安定した映像信号Y4(t)が取り
込まれる。
【0024】以上のように、サンプルホールド回路1
1、ゲイン制御回路12、ガンマ補正回路14及びクラ
ンプ回路15は、何れもMOSトランジスタ回路によっ
て構成されており、デジタル回路ブロックの各部と共に
集積回路化することが可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、撮像装置を構成する際
にCCDイメージセンサの周辺回路をワンチップ構成と
することが可能となり、部品点数の削減による素子間の
配線の簡略化及び回路基板上の実装面積の縮小が望め
る。また、デジタル回路ブロックを内蔵させたことで、
多くの調整個所を削減することができ、各種の調整に必
要な外付け回路が大幅に縮小される。従って、撮像装置
の小型軽量化、さらには低コスト化に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像信号処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】サンプルホールド回路の回路図である。
【図3】サンプルホールド回路の動作タイミング図であ
る。
【図4】ゲイン制御回路の回路図である。
【図5】ガンマ補正回路の回路図である。
【図6】クランプ回路の回路図である。
【図7】クランプ回路の動作タイミング図である。
【図8】固体撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図9】固体撮像装置の動作タイミング図である。
【符号の説明】
1 CCDイメージセンサ 2 Vドライバ 3 Sドライバ 4 Hドライバ 5 信号処理回路 6 タイミング制御回路 11 サンプルホールド回路 12 ゲイン制御回路 14 ガンマ補正回路 15 クランプ回路 16 A/D変換回路 17 デジタル信号処理回路 18 D/A変換回路 19 タイミング制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子から出力される1ビット毎の
    像情報を基準クロックに基づいたタイミングでサンプリ
    ングして第1の映像信号を得るサンプルホールド回路
    と、所定期間の平均レベルを一定値に近付けるように上
    記第1の映像信号に任意の利得を与えて第2の映像信号
    を出力する利得制御回路と、上記第2の映像信号に非線
    形に対応する第3の映像信号を出力する補正回路と、
    記第3の映像信号の基準レベルを上記基準クロックに基
    づいた水平走査期間毎にクランプして第4の映像信号を
    出力するクランプ回路と、をMOSトランジスタ回路に
    て構成し、上記撮像素子の水平走査及び垂直走査のタイ
    ミング信号を上記基準クロックに基づいて発生するタイ
    ミング制御回路と共に、上記撮像素子から独立した単一
    半導体基板上に集積化してなることを特徴とする映像信
    号処理装置。
  2. 【請求項2】 撮像素子から出力される1ビット毎の
    像情報を基準クロックに基づいたタイミングでサンプリ
    ングして第1の映像信号を得るサンプルホールド回路
    と、所定期間の平均レベルを一定値に近付けるように上
    記第1の映像信号に任意の利得を与えて第2の映像信号
    を出力する利得制御回路と、上記第2の映像信号に非線
    形に対応する第3の映像信号を出力する補正回路と、
    記第3の映像信号の基準レベルを上記基準クロックに基
    づいた水平走査期間毎にクランプして第4の映像信号を
    出力するクランプ回路と、を含むアナログ回路ブロック
    がそれぞれMOSトランジスタ回路に構成され、上記撮
    像素子の水平走査及び垂直走査のタイミング信号を上記
    基準クロックに基づいて発生するタイミング制御回路
    と、上記第3の映像信号をデジタルデータに変換するア
    ナログ/デジタル変換回路と、上記デジタルデータを取
    り込み、上記利得制御回路の利得を制御する制御データ
    を生成するデジタル信号処理回路と、を含むデジタル回
    路ブロックが上記アナログ回路ブロックと共に、上記撮
    像素子から独立した単一半導体基板上に集積化され、上
    記利得制御回路の利得が上記デジタル処理回路から
    記制御データに応答して設定されることを特徴とする映
    像信号処理装置。
JP24558493A 1993-09-30 1993-09-30 映像信号処理装置 Expired - Fee Related JP3182263B2 (ja)

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