JP3180559B2 - 光学的情報記録用媒体及び記録方法 - Google Patents

光学的情報記録用媒体及び記録方法

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JP3180559B2 JP10129394A JP10129394A JP3180559B2 JP 3180559 B2 JP3180559 B2 JP 3180559B2 JP 10129394 A JP10129394 A JP 10129394A JP 10129394 A JP10129394 A JP 10129394A JP 3180559 B2 JP3180559 B2 JP 3180559B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー光などの照射に
より、情報を記録、消去、再生可能な光学的情報記録用
媒体に関する。特に従来のコンパクトディスク(CD)
専用ドライブにより直接再生可能な光学的情報記録用媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクには再生専用型、光記録可能
型、書換可能型があり、再生専用型はビデオディスク、
オーディオディスク、さらには大容量コンピューター用
ディスクメモリーとしてすでに実用化している。これら
の内で音楽等のオーディオ再生用として、コンパクトデ
ィスク(CD)が広く普及している。
【0003】CDは、CDフォーマット化されたEFM
(Eight to Fourteen Modula
tion)信号の孔(ピット)をプラスチックからなる
基板に転写し、その上にアルミニウム等の金属からなる
反射膜および保護層を設けている。CDからの情報の読
みとりは、半導体レーザービームを基板側から入射させ
て反射膜に照射することにより行われ、ピットの有無に
よる反射率変化によって信号が読み取られる。
【0004】この際、従来のCDは70%以上の高い反
射率と60%以上の変調度を有することが特徴である。
しかし、この再生専用CDでは情報の記録・編集、ある
いは書換等はできない。また、ソフトウェア、データフ
ァイル、静止画像等のファイルにおいてもCD−ROM
(Read only memory)またはCD−I
(interactive)用の光記録・消去可能な光
ディスクが望まれている。
【0005】一方、光記録可能型の代表的なものには孔
あけ・変形型、光磁気型と相変化型がある。孔あけ・変
形型としてはTe等の低融点金属または染料等の記録層
が用いられ、レーザー光照射により局所的に加熱され、
孔もしくは凹部が形成される。実際上このような孔あけ
型には記録層上に空隙が存在しなければならない。
【0006】このため2枚のディスクを互いに向かい合
わせてスペーサーを介在させて貼り合わせ、記録層間に
間隙を設けるようにする。当然のことながらこのような
貼り合わせ構造のディスクでは現在普及しているCD用
ドライブには装着不可能である。一方、貼り合わせをし
ない場合には記録層を保護するためのコートができず、
傷やほこりが付きやすいという問題がある。
【0007】光磁気型は記録層の磁化の向きにより記録
や消去を行い、磁気光学効果によって再生を行うため反
射率の差を利用する従来型のCD用ドライブでは再生不
可能である。CDフォーマット信号の記録をおこなうデ
ィスクとしては、基板上に色素または色素を含むポリマ
ー等からなる記録層を有する光ディスク、および該光デ
ィスクを用いる光情報記録方法が提案されているがこれ
らの光ディスクは書換可能にはなりえない。(特開昭6
1ー237239号、61ー233943号参照)これ
に対し、相変化型は相変化前後で反射率が変化すること
を利用するものであり、外部磁界を必要とせず反射率の
違いで再生を行うという点でCDと共通している。
【0008】さらに、レーザー光のパワーを変調するだ
けで、記録・消去が可能であり、消去と再記録を単一ビ
ームで同時に行う、1ビームオーバーライトも可能であ
るという利点を有する。1ビームオーバーライト可能な
相変化記録方式では、記録膜を非晶質化させることによ
って記録ビットを形成し、結晶化させることによって消
去を行う場合が一般的である。
【0009】このような、相変化記録方式に用いられる
記録層材料としては、カルコゲン系合金薄膜を用いるこ
とが多い。例えば、Ge−Te系、Ge−Te−Sb
系、In−Sb−Te系、Ge−Sn−Te系合金薄膜
等が挙げられる。通常は記録層の変形等からの保護、酸
化等の変質からの保護、さらには干渉効果利用のために
記録層の上下に誘電体保護層を設ける。
【0010】また冷却速度の調整や干渉効果利用のため
記録層上部の誘電体層上に反射層を設ける層構成がよく
用いられる。すなわち基板上に誘電体保護層、相転移型
記録層、誘電体保護層、反射層を順次設けた層構成が一
般的である。ただし多くの場合相変化光ディスクは反射
率が低くCD用ドライブで再生できない。
【0011】そこで基板の直上にある程度の反射率およ
び透過率を有する中間層を設け、ディスクの反射率、信
号振幅を改善する試みがなされている(特開平1−27
3240等)。記録層にGeTe付近の組成を用いた場
合、結晶反射率70%、成膜したままの状態での反射率
が30%程度のディスクを得ることができ、CDドライ
ブで再生が可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CDド
ライブ再生互換のとれるような高反射率ディスクはレー
ザーの吸収率が小さくなるため、記録感度が悪く、高パ
ワーのレーザーが必要となる。さらに、再生互換のとれ
るディスクは記録ビットの反射率が低く、エネルギー吸
収率がビット部と未記録部で大きく異なるため、ダイレ
クトオーバーライト時にオーバーライト前の記録ビット
が影響を与え、たとえばジッタが悪化するという現象が
ある。
【0013】すなわちオーバーライト前に記録ビットで
あったところは吸収率が大きく温度も上昇しやすいため
ビットが大きくなるが、未記録状態であったところに記
録をしたビットはそれと比較し小さくなる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、基板上
に少なくとも、反射率を上昇させる中間層、誘電体保護
層、相転移型記録層、誘電体保護層及び反射層をこの順
に積層してなる光学的情報記録用媒体において、波長が
780nmのレーザーに対する反射率が結晶状態で65
%以上、かつ、波長830nmのレーザーに対する反射
率が結晶状態で60%以下であり、波長830nmのレ
ーザーに対する結晶状態の反射率とアモルファス状態の
反射率の差が5%以上30%以下であることを特徴とす
る光学的情報記録用媒体、及び本光学的情報記録用媒体
に波長830nm付近のレーザーで記録をする記録方法
に存する。
【0015】CDドライブ再生互換を有するためにはオ
レンジブック規格を満たすことが好ましいが、信号振幅
が十分な場合、鏡面部反射率が65%以上あれば、基板
の案内溝形状を最適化することによりCDドライブでの
再生が可能である。これらの高反射率ディスクは再生レ
ーザーを用いると記録に要するレーザーパワーは必然的
に大きくなる。
【0016】そこで、波長の異なるレーザーを記録に用
いることが有効となる。半導体レーザーは長波長側、た
とえば830nmの半導体レーザーの方が780nmの
半導体レーザーよりも大きな出力を得ることができる。
したがって、記録には780nmよりも830nmのレ
ーザーを用いた方が好ましい。
【0017】また特に高反射率領域では反射率変化が記
録感度に大きく影響する。したがって830nmでの反
射率を780nmのそれより小さくすることにより容易
に記録可能なCD再生互換ディスクを得ることが可能と
なる。波長830nmのレーザーで記録をする場合、波
長830nmでの反射率が65%以下であれば記録が容
易になり、60%以下であれば特に好ましい。
【0018】なお、記録感度は基板の溝等による反射率
低下にはさほど関係はなく、鏡面部の反射率に関係して
いるため、反射率測定は鏡面部で行うことが好ましい。
また、780nmの波長で信号振幅の大きいことがCD
ドライブ再生互換を有するディスクの必要条件である
が、記録時には結晶状態とアモルファス状態の反射率差
は小さいことが望ましい。
【0019】反射率差が大きいと書換前のビットが書き
込み後の信号のジッタ等に影響を与える。記録波長での
結晶状態とアモルファス状態の反射率差は30%以下で
あると良好な特性が得られ、20%以下が好ましい。た
だし結晶とアモルファスの反射率差が極端に小さいと記
録レーザーによる再生ができなくなる。
【0020】記録用ドライブのコストを低くするには記
録レーザーで再生もすることがより好ましいため結晶と
アモルファスの反射率差は5%以上がより好ましい。7
80nmのレーザー波長において比較的高反射率、高コ
ントラストの得られる記録層としてはGeとTeをベー
スとする材料が好ましく、他の元素を添加してビット形
状、結晶粒形、経時安定性、記録感度、光学物性等を改
善することも可能である。
【0021】上記の他の元素としてSb、Sn,In,
Te、Ge,Pb,As,Se,Si,Bi,Au,T
i,Cu、Ag、Pt、Pd、Co、Ni等を加えても
よいが、本発明ではSb、Se、Bi、Inから選ばれ
た少なくとも一種を1〜10at.%加えることにより
GeTe記録層本来の光学物性、高結晶化速度を損なう
ことなく、非晶質ビット形成能を制御する。
【0022】なおGeTeの組成比は必ずしも1:1の
原子比である必要はなく50at.%から±5at.%
(原子%)程度の範囲のもので良い。GeTeに添加元
素を加えた系は通常成膜直後はアモルファス状態である
が、レーザー照射し急冷して得られるアモルファス状態
とは結晶化のしやすさ等が異なるため、ディスク全面を
結晶化させる必要があり、結晶状態が反射率の高い未記
録部となる。
【0023】結晶状態を高反射率とし、かつ、十分な信
号振幅をとるには、GeTe付近の記録層では記録層と
基板との間に、ある程度再生レーザーを反射し、また、
ある程度は透過する中間層が必要となる。さらに記録層
は誘電体保護層で挟まれていることが好ましいため、層
構成としては、基板上に中間層、誘電体保護層、相転移
型光記録層、誘電体保護層、反射層をこの順に積層する
ことが好ましい。
【0024】中間層としては、屈折率の異なる2種類以
上の誘電体層を積層しても良く、20nm程度のごく薄
い金属薄膜を用いても良い。中間層の反射率は低すぎて
も高すぎても信号振幅が低下するが10〜80%程度で
あれば良い。本発明で用いる中間層として誘電体を積層
する場合は、種々の組み合わせが可能であり、屈折率、
熱伝導率、化学的安定性、機械的強度、密着性等に留意
して決定される。
【0025】一般的には透明性が高く高融点であるM
g,Ca,Sr,Y,La,Ce,Ho,Er,Yb,
Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Zn,Al,S
i,Ge,Pb等の酸化物、硫化物、窒化物やCa,M
g,Li等のフッ化物を用いることができる。これらの
酸化物、硫化物、窒化物、フッ化物は必ずしも化学量論
的組成をとる必要はなく、屈折率等の制御のために組成
を制御したり、混合して用いることも有効である。
【0026】作製プロセスを簡単にするため、界面での
はがれ等を少なくするためには誘電体中間層の層数は少
ない方が好ましく、少ない層数で高反射率、高コントラ
ストを達成するためには屈折率差の大きな2種類以上の
誘電体を用いるとよい。反射層は反射率の大きい物質が
好ましく、Au、Ag、Cu、Al等が用いられ、熱伝
導度制御等のためTa、Ti、Cr、Mo、Mg、V、
Nb、Zr等を少量加えてもよい。
【0027】中間層に金属薄膜を用いる場合の中間層材
料も同様である。本発明における記録媒体の基板として
は、ガラス、プラスチック、ガラス上に光硬化性樹脂を
設けたもの等のいずれであってもよいが、CD互換性の
面ではポリカーボネート樹脂が好ましい。780nmの
レーザーより830nmのレーザーの結晶反射率を低く
するには、各層の膜厚の調整が必要である。
【0028】結晶状態の反射光を中間層での反射光と記
録層より上部の反射光の干渉光として考えると、中間層
と記録層の間の誘電体中間層の膜厚を変化させることに
より、上記干渉光の位相が変化し、反射率が変化すると
考えることができる。たとえば65%の反射率が得られ
るように上記誘電体膜厚を変化させると、条件を満たす
誘電体膜厚は一般的に2種類あるが、上記誘電体膜厚を
厚くしたときに反射率が大きくなる方の膜厚を選ぶと長
波長側で反射率は小さくなると考えられる。
【0029】また、一般的に、積層数の多い方が波長に
対する反射率変化を大きくする設計が容易となる。記録
層、誘電体層、反射層はスパッタリング法などによって
形成される。記録膜用ターゲット、保護膜用ターゲッ
ト、必要な場合には反射層材料用ターゲットを同一真空
チャンバー内に設置したインライン装置で膜形成を行う
ことが各層間の酸化や汚染を防ぐ点で望ましい。また、
生産性の面からもすぐれている。
【0030】
【実施例】以下実施例をもって本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 ポリカーボネート樹脂基板上に(ZnS)80(Si
220(mol%)層を90nm、SiO2層を120
nm、(ZnS)80(SiO220層を90nm、Si
2層(以上、中間層)を120nm、(ZnS)
80(SiO220層(誘電体保護層)を180nm、G
46Sb8Te46(at.%)層を20nm、(Zn
S)80(SiO220層(誘電体保護層)を200n
m、Au層を100nm順次マグネトロンスパッタリン
グ法にて積層しディスクを作製した。
【0031】波長780nmにおける成膜したままの状
態での反射率とArレーザーによる初期化後の結晶状態
反射率を鏡面部で測定したところ、それぞれ28%、7
1%であった。波長830nmにおける成膜したままの
状態での反射率と結晶状態での反射率はそれぞれ45
%、55%であった。
【0032】830nmでの反射率の方が低くいため感
度は良くなり、さらに、結晶とアモルファスの反射率差
が小さいため、オーバーライトにも有利となる。実際こ
のディスクに1.4m/sec、波長780nmのレー
ザーでパルストレイン法でEFM信号を記録したとこ
ろ、Ph=22mW、Pe=9mWで記録可能であり、1
回目記録時の3Tビットジッタは29nsec、10回
目記録時は45nsecであった。
【0033】一方波長830nmのレーザーを用い、同
様の記録をすれば16mWでの記録が可能であった。ま
た、繰り返しオーバーライトしたときのジッタの悪化も
大幅に改善された。また、記録層におけるGeTeへの
添加物をSbからSe、Bi、Inに変えた系でも同様
の効果が得られた。
【0034】実施例2 ポリカーボネート樹脂基板上に(ZnS)80(Si
220(mol%)層を90nm、SiO2層を120
nm、(ZnS)80(SiO220層を90nm、Si
2層(以上、中間層)を120nm、(ZnS)
80(SiO220層(誘電体保護層)を180nm、G
46Sb8Te46(at.%)層を20nm、(Zn
S)80(SiO220層(誘電体保護層)を20nm、
Au層を100nm順次マグネトロンスパッタリング法
にて積層しディスクを作製した。
【0035】波長780nmにおける成膜したままの状
態での反射率とArレーザーによる初期化後の結晶状態
での反射率を鏡面部で測定したところ、それぞれ28
%、69%であった。波長830nmにおける成膜した
ままの状態での反射率と結晶状態での反射率はそれぞれ
45%、52%であった。このディスクに1.4m/s
ec、720kHz,duty50%の信号の記録を波
長780nmのレーザーで試みたが、25mWでは記録
はできなかった。一方波長830nmのレーザーを用
い、同様の記録をすれば、25mWで十分記録が可能で
ある。
【0036】比較例1 ポリカーボネート樹脂基板上に(ZnS)80(Si
220(mol%)層を90nm、SiO2層(以上、
中間層)を120nm、(ZnS)80(SiO220
を(誘電体保護層)を180nm、Ge46Sb8Te46
(at.%)層を35nm、(ZnS)80(SiO2
20層(誘電体保護層)を185nm、Au層を100n
m順次マグネトロンスパッタリング法にて積層しディス
クを作製した。
【0037】波長780nmにおける成膜したままの状
態での反射率とArレーザーによる初期化後の結晶状態
での反射率を鏡面部で測定したところ、それぞれ22
%、69%であった。波長830nmにおける成膜した
ままの状態での反射率と結晶状態での反射率はそれぞれ
61%、60%であった。
【0038】波長780nmのレーザーで実施例1と同
様の記録を試みたところ22mWで記録可能であった。
波長830nmのレーザーで同様の記録を行えば18m
Wでの記録が可能である。ただし、波長830nmにお
いては結晶状態とアモルファス状態の反射率差が小さい
ため波長を変えて再生することがより好ましい。
【0039】比較例2 ポリカーボネート樹脂基板上に(ZnS)80(Si
220(mol%)層を90nm、SiO2層を120
nm、(ZnS)80(SiO220層を90nm、Si
2層(以上、中間層)を120nm、(ZnS)
80(SiO220層(誘電体保護層)を20nm、Ge
46Sb8Te46(at.%)層を20nm、(ZnS)
80(SiO220層(誘電体保護層)を20nm、Au
層を100nm順次マグネトロンスパッタリング法にて
積層しディスクを作製した。
【0040】波長780nmにおける成膜したままの状
態での反射率とArレーザーによる初期化後の結晶状態
での反射率を鏡面部で測定したところ、それぞれ28
%、72%であった。波長830nmにおける成膜した
ままの状態での反射率と結晶状態での反射率はそれぞれ
82%、75%であった。
【0041】このディスクに1.4m/sec、720
kHz,duty50%の信号の記録を波長780nm
のレーザーで試みたが、25mWでは記録はできなかっ
た。波長830nmのレーザーを用い、同様の記録を試
みたが、25mWで記録はできなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明の光学的記録用媒体を用いること
により、780nmの長波長側のレーザーでの書き込み
を容易にし、さらに繰り返しオーバーライト特性も良好
となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−71440(JP,A) 特開 平4−228126(JP,A) 特開 平4−226785(JP,A) 特開 平5−242531(JP,A) 特開 平5−109113(JP,A) 特開 平4−245040(JP,A) 特開 平5−89464(JP,A) 特開 平1−303628(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも、反射率を上昇させ
    る中間層、誘電体保護層、相転移型光記録層、誘電体保
    護層及び反射層をこの順に積層してなる光学的情報記録
    用媒体において、波長が780nmのレーザーに対する
    反射率が結晶状態で65%以上、かつ、波長830nm
    のレーザーに対する反射率が結晶状態で60%以下であ
    り、波長830nmのレーザーに対する結晶状態の反射
    率とアモルファス状態の反射率の差が5%以上30%以
    下であることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学的情報記録用媒体
    に波長830nm付近のレーザーで記録をする記録方
    法。
  3. 【請求項3】 波長830nmのレーザーに対する結晶
    状態の反射率とアモルファス状態の反射率の差が5%以
    上20%以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    光学的情報記録用媒体。
  4. 【請求項4】 相転移型光記録層が(GeTe)1-X
    X (0.01≦x≦0.1、MはSb、Se、Bi、I
    nから選ばれた少なくとも一種)からなることを特徴と
    する請求項に記載の光学的情報記録用媒体。
  5. 【請求項5】 中間層が、屈折率の異なる2種類以上の
    誘電体層を積層してなる請求項4に記載の光学的情報記
    録用媒体。
  6. 【請求項6】 中間層が、20nm程度の金属薄膜から
    なる請求項4に記載の光学的情報記録用媒体。
  7. 【請求項7】 中間層と記録層の間の誘電体保護層の膜
    厚が、該誘電体膜厚を厚くしたときに反射率が大きくな
    る膜厚である請求項4乃至6のいずれかに記載の光学的
    情報記録用媒体。
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