JP3180506B2 - ハイブリット車輌における空調制御装置 - Google Patents

ハイブリット車輌における空調制御装置

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JP3180506B2
JP3180506B2 JP10045193A JP10045193A JP3180506B2 JP 3180506 B2 JP3180506 B2 JP 3180506B2 JP 10045193 A JP10045193 A JP 10045193A JP 10045193 A JP10045193 A JP 10045193A JP 3180506 B2 JP3180506 B2 JP 3180506B2
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睦 川本
幸蔵 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、ハイブリ
ッド車輌における空調制御装置に係り、詳しくは電気モ
ータを駆動するモータ駆動用バッテリの消耗を抑えるた
めの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ハイブリッド車輌が注目されてい
る。かかるハイブリッド車輌は、電気モータ、該電気モ
ータを駆動するためのモータ駆動用バッテリ、及びエン
ジンを備えている(実開平2−7702号公報)。
【0003】ところで、このようなハイブリッド車輌に
おいては、モータ駆動用バッテリをコンプレッサの駆動
用として兼用させ、該コンプレッサの駆動によりエアコ
ンディショナを作動させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例においてはモータ駆動用バッテリは走行用の電気モー
タを駆動するだけでなく、コンプレッサを駆動すること
となるため、バッテリの消耗が著しかった。そのため、
電気モータ走行において1回当たりの充電によって走行
する走行距離が少なくなってしまうという問題があっ
た。一方、このような問題を解決する手段としてはモー
タ駆動用バッテリの他に、コンプレッサ駆動のための専
用のバッテリを搭載する方法もあるが、車重が重くなる
ために走行距離が下がり、さらにはバッテリを多く搭載
した分だけ車輌価格が高くなってしまっていた。
【0005】そこで、本発明は、バッテリ残量が少ない
場合、コンプレッサの駆動をエンジンにて行うことによ
り、バッテリの消耗を抑え、電気モータによる走行距離
を所定量確保し、さらにはエンジンの始動を簡単な操作
で行える空調制御装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、エンジン(E)及び電気モー
タを備えたハイブリッド車輌において、エアコンディシ
ョナ(1)のコンプレッサ(11)と、前記エアコンデ
ィショナ(1)を作動させる操作手段(3)と、前記エ
ンジン(E)を始動する始動手段(10)と、前記電気
モータを駆動するモータ駆動用バッテリ(27)と、該
バッテリに基づき駆動されて前記コンプレッサ(11)
を作動させる補助モータ(31)と、前記モータ駆動用
バッテリの残量検知を行うバッテリ残量検知手段(3
0)と、前記エンジンの停止時にあって、前記操作手段
(3)によるエアコンディションの作動操作がある状態
において、前記バッテリ残量検知手段(30)が前記バ
ッテリの残量を少ないと判断した場合、前記エンジン始
動手段(10)にて前記エンジンを始動して該エンジン
の動力で前記コンプレッサを駆動し、前記バッテリ残量
検知手段(30)が前記バッテリの残量を多いと判断し
た場合、前記補助モータ(31)を駆動して該補助モー
タにて前記コンプレッサを作動するエアコンディショナ
制御手段(5)と、を備えてなる、ことを特徴とするハ
イブリッド車輌における空調制御装置にある。
【0007】この場合、前記コンプレッサ(11)を作
動させる補助モータ(31)と、前記エンジン(E)か
ら前記コンプレッサ(11)への動力伝達をオンオフす
るクラッチ(11b)と、前記電気モータを駆動するモ
ータ駆動用バッテリ(27)と、該バッテリ(27)の
残量検知を行うバッテリ残量検知手段(30)と、これ
らの補助モータ(31)及びクラッチ(11b)を選択
的に駆動するエアコンディショナ制御手段(5)と、を
備え、該エアコンディショナ制御手段(5)が、前記バ
ッテリ残量検知手段(30)からの信号に基づきバッテ
リ残量が少ないと判断した場合には前記クラッチ(11
b)を接続して前記コンプレッサ(11)を前記エンジ
ン(E)の動力で駆動し、バッテリ残量が多いと判断し
た場合には前記補助モータ(31)を駆動して前記コン
プレッサ(11)を作動させてなる、ようにしてもよ
い。
【0008】
【作用】以上構成に基づき、エンジンをオフにして電気
モータにて走行中に前記エアコンディショナ(1)の操
作手段(3)をオンすると、バッテリ残量検知手段(3
0)がバッテリ(27)の残量を判別する。バッテリ残
量が少ないと判断した場合、エンジン(E)の動力でコ
ンプレッサ(11)を作動し、またバッテリ残量が多い
と判断した場合、エンジンを始動することなく、補助モ
ータ(31)を駆動してコンプレッサ(11)を作動す
る。
【0009】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照
するものであるが、何等本発明の構成を限定するもので
はない。
【0010】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0011】まず、本発明の基礎となる実施例につい
て、図1及び図2に沿って説明する。なお、本実施例
は、特許請求の範囲にて規定される構成要件の一部を備
えておらず、厳密な意味では、本発明を担持するもので
はないが、本発明の説明上必要であるので、便宜的に実
施例と称する。また、図3及び図4に沿って説明する実
施例も同様である。
【0012】本実施例が適用されるハイブリッド車輌
は、公知の如く電気モータとエンジンとを備えている。
【0013】このハイブリッド車輌には、図1に示すよ
うなエアコンディショナ1が搭載されている。かかるエ
アコンディショナ1は、車輌の運転席(不図示)近傍の
所定位置に取り付けられた温度設定レバー2及びエアコ
ン操作スイッチ(操作手段)3を備えており、これらは
エアコンECU(エアコンディショナ制御手段)5に接
続されている。また、このエアコンECU5には車室内
温度センサ6や車室外温度センサ7が接続されており、
これらのセンサ6,7からの信号及び温度設定レバー2
にて設定された温度に基づいて適切な温度制御が行われ
るようになっている。一方、このエアコンECU5はエ
ンジンECU(始動制御手段)9に接続されており、上
述したエアコン操作スイッチ3の操作に伴ってエンジン
EをON/OFFするようになっている。すなわち、エ
ンジンECU9はエンジン始動装置(始動手段)10の
作動を制御するようになっており、かかるエンジン始動
装置10の作動に伴ってエンジンEが始動されるように
なっている。なお、このエンジン始動装置10の信号は
エンジンECU9にフィードバックされて、エンジン作
動状況が検知されるようになっている。また、エンジン
Eの近傍にはコンプレッサ11が配置されており、かか
るコンプレッサ11の回転軸にはプーリ(駆動伝達手
段)11aが取り付けられている。このプーリ11a
は、エンジンEの出力軸に取り付けられたプーリ(駆動
伝達手段)Eaとベルト(駆動伝達手段)12にて連結
されており、エンジンEの出力を受けてコンプレッサ1
1が駆動されるようになっている。そして、コンプレッ
サ11が駆動されると冷暖房装置13に対して冷媒が供
給されて、車室内を冷房するようになっている。また、
この冷暖房装置13には、エンジンEの駆動に伴ってそ
の冷却水が暖められた上で供給されるようにもなってお
り、エンジンEの廃熱を利用して車室内を暖房するよう
になっている。
【0014】ついで、上述実施例の作用について説明す
る。
【0015】まず、オペレータがエアコン操作スイッチ
3をONにすると(S1)、その信号はエアコンECU
5を介してエンジンECU9に送られる。すると、エン
ジンECU9はエンジン始動装置10を作動させてエン
ジンEを始動する(S9)。そして、このエンジンEの
出力はプーリEa、ベルト12及びプーリ11aを介し
てコンプレッサ11に伝達されて、コンプレッサ11が
駆動されて冷暖房装置13に冷媒が供給される。一方、
車室内温度センサ6及び車室外温度センサ7は車室内外
の気温を測定しており(S10)、それらの信号はエア
コンECU5に入力されるようになっている。このエア
コンECU5には、温度設定レバー2にて設定(S1
1)された温度信号も入力され、これらの信号に基づい
て冷房又は暖房の判断がされることとなる(S12)。
なお、除湿の場合には、冷房及び暖房が同時に行われる
ようになっている。そして、エアコンECU5は冷暖房
装置13を制御して、車室内の温度を適切なものにす
る。
【0016】これにより、コンプレッサ11はエンジン
Eからの一定出力によって駆動され、バッテリは消費さ
れない。したがって、1回の充電により電気モータにて
走行できる距離を所定量確保できる。また、コンプレッ
サ作動用として新たにバッテリを搭載する必要もなく、
車輌が重くなったり、コストアップすることもない。な
お、コンプレッサ作動時のエンジンの負荷変動や回転数
は低いため、排ガスや騒音、さらには燃料消費の問題も
なく、車輌の低公害性は損なわれない。すなわち、一般
にエンジンは回転数や負荷を変動させる場合にHCなど
の排ガスの量が多くなり、高回転の場合に騒音が高くな
る。したがって、本実施例のようにエンジンを低回転数
・一定速度で回転させる場合には、これらの影響は回避
できる。
【0017】また、本実施例によればエアコン操作スイ
ッチ3をONにするという1つの操作だけでエンジンE
が始動する。したがって、エンジンで走行している場合
はもちろんのこと、電気モータで走行し電気モータのみ
が駆動している場合であっても、エンジンEを駆動する
ための特別な操作を不要としてエアコン起動の操作性を
向上できる。
【0018】ついで、図3及び図4に沿って、本発明の
他の実施例について説明する。なお、図1及び図2に示
すものと同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0019】本実施例においては、エンジンEに発電機
25が取り付けられており、エンジンEによってこの発
電機25が駆動され、充電装置26を介してモータ駆動
用バッテリ27が充電されるようになっている。また、
エンジンEから延設される排気パイプには、排気ガスを
浄化するための三元触媒(排ガス浄化装置)20が取り
付けられており、この三元触媒20には加熱用のプレヒ
ータ21が装備されている。このプレヒータ21はプレ
ヒータECU22にて制御されるが、プレヒータECU
22は、エンジンECU9からの信号に基づいてエンジ
ン始動装置10が始動される前にプレヒータ21を加熱
するように構成されている。なお、このプレヒータ21
の加熱はバッテリ27からの通電により行うようになっ
ている。また、プレヒータ21には温度センサ23が取
り付けられており、かかる温度センサ23の信号がプレ
ヒータECU22に入力されて温度検知を行うようにな
っている。
【0020】以上構成に基づき、エアコン操作スイッチ
3がONにされると(S1)、エンジンECU9はプレ
ヒータECU22に信号を送ってプレヒータ21を始動
させ(S6)、三元触媒20を加熱する。この三元触媒
20の温度は温度センサ23によって検知されており、
プレヒータECU22はかかるセンサ23からの信号に
基づいて所定温度になったことを確認してプレヒータ2
1の作動を停止させる(S7)。次に、上述実施例と同
様の手順によりエンジンEを始動させて空調を行う(S
9,S10,S11,S12,S13)。
【0021】これにより、コンプレッサ11はエンジン
Eからの一定出力によって駆動され、バッテリ27は消
費されない。したがって、1回の充電により電気モータ
にて走行できる距離を所定量確保できる。また、コンプ
レッサ作動用として新たにバッテリを搭載する必要もな
く、車輌が重くなったり、コストアップすることもな
い。なお、コンプレッサ作動時のエンジンの負荷変動や
回転数は低いため、上述したと同様の理由により排ガス
や騒音、さらには燃料消費の問題もなく、車輌の低公害
性は損なわれない。
【0022】また、本実施例によればエアコン操作スイ
ッチ3をONにするという1つの操作だけでエンジンE
が始動する。したがって、エンジンで走行している場合
はもちろんのこと、電気モータで走行し電気モータのみ
が駆動している場合であっても、エンジンEを駆動する
ための特別な操作を不要としてエアコン起動の操作性を
向上できる。
【0023】さらに、本実施例においてはエンジン始動
前に三元触媒20を暖めるようにしたため、該触媒20
の活性が上げられて排気ガスがきれいになる。本発明者
は、プレヒートなしの場合とプレヒートありの場合と
で、排気ガス中に含まれるHCの排出量を測定したが、
プレヒートによって3分の1程度に低減されていること
を確認している。なお、バッテリ27はプレヒータ21
への通電に伴い消費されるが、その量はバッテリ27容
量に比べるとかなり小さなものであり、あまり問題とは
ならない。例えば、バッテリ27は、12Vのバッテリ
を24個直列に接続して構成されている場合には、およ
そ20.74kWの電力を10分間供給できる能力があ
る。これに対して、プレヒータ21への通電は60.3
Wh程度で10秒程行えばよい。
【0024】ついで、図5及び図6に沿って、本発明の
実施例について説明する。なお、図1乃至図4に示すも
のと同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0025】本実施例においては、バッテリ27にバッ
テリ残量検知装置(バッテリ残量検知手段)30が取り
付けられており、バッテリ27の残量を検知するように
なっている。一方、コンプレッサ11には、駆動用の補
助モータ31が取り付けられており、この補助モータ3
1はバッテリ27によって駆動されるようになってい
る。また、エンジンEからの駆動力伝達は、上述各実施
例と同様にプーリ11a等にて行われるが、その駆動力
はクラッチ11bによりオンオフされるようになってい
る。そして、これらの補助モータ31及びクラッチ11
bはエアコンECU(エアコンディショナ制御手段)5
によって制御されて、選択的に駆動されるように構成さ
れている。なお、本実施例においては冷暖房装置13に
電気ヒータ32が取り付けられており、適宜駆動されて
ハイブリッド車輌のガラス(不図示)の曇りを除去する
ようになっている。
【0026】ついで、本実施例の作用について説明す
る。
【0027】本実施例においては、エアコン操作スイッ
チ3がONにされると(S1)、エアコンECU5はバ
ッテリ残量検知装置30からの信号に基づいてバッテリ
残量検知を行う(S2)。そして、バッテリ残量が所定
量以下の場合には補助モータ31をOFFにする(S
3,S5)と共にエンジンEを始動する(S6,S7,
S9)。そして、上述実施例と同様の手順で空調を行う
(S10,S11,S12,S13)。なお、コンプレ
ッサ11の始動はクラッチ11bをONにすることによ
り行い(S13)、またエンジンを始動する前には上述
実施例と同様に三元触媒20の加熱を行う(S6,S
7)。一方、バッテリ残量が所定量以上の場合には補助
モータ31をONにすると共に(S3,S15)、上記
クラッチ11bをOFFにして同様に空調を行なってい
る(S10,S11,S12,S13)。
【0028】これにより、バッテリ残量が所定量以下で
あれば、コンプレッサ11はエンジンEからの一定出力
によって駆動されるため、バッテリ27の消耗は抑えら
れる。コンプレッサ作動用として新たにバッテリを搭載
する必要もなく、車輌が重くなったり、コストアップす
ることもない。なお、コンプレッサ作動時のエンジンの
負荷変動や回転数は低いため、上述したと同様の理由に
より排ガスや騒音、さらには燃料消費の問題もなく、車
輌の低公害性は損なわれない。
【0029】また、本実施例によればエアコン操作スイ
ッチ3をONにするという1つの操作だけでエンジンE
が始動する。したがって、エンジンで走行している場合
はもちろんのこと、電気モータで走行し電気モータのみ
が駆動している場合であっても、エンジンEを駆動する
ための特別な操作を不要としてエアコン起動の操作性を
向上できる。
【0030】さらに、本実施例においてはエンジン始動
前に三元触媒20を暖めるようにしたため、該触媒20
の活性が上げられて排気ガスの浄化ができる。本発明者
は、プレヒートなしの場合とプレヒートありの場合と
で、排気ガス中に含まれるHCの排出量を測定したが、
プレヒートによって3分の1程度に低減されていること
を確認している。なお、バッテリ27はプレヒータ21
への通電に伴い消費されるが、その量はバッテリ27容
量に比べるとかなり小さなものであり、あまり問題とは
ならない。例えば、バッテリ27は、12Vのバッテリ
を24個直列に接続して構成されている場合には、およ
そ20.74kWの電力を10分間供給できる能力があ
る。これに対して、プレヒータ21への通電は60.3
Wh程度で10秒程行えばよい。
【0031】またさらに、本実施例によればバッテリ残
量が少ないと判断した場合以外はバッテリ27にてコン
プレッサ11を駆動するため、エンジンの排気ガスの影
響も少なくできる。
【0032】なお、上述実施例においては三元触媒のプ
レヒートをモータ駆動用バッテリ27にて行ったが、も
ちろんこれに限るものではなく、他のバッテリにて行う
ようにしてもよい。例えば、ハイブリッド車輌にはモー
タ駆動用バッテリ27の他に通常の12Vのバッテリも
搭載されているが、かかる12Vのバッテリでプレヒー
トを行うようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
バッテリ残量が少ない場合、エアコンディショナを駆動
するコンプレッサをエンジンにて駆動するようにしたた
め、バッテリの消耗が低減される。したがって、1回の
充電により電気モータにて走行できる距離を所定量確保
できる。また、コンプレッサ駆動用として新たにバッテ
リを搭載する必要もなく、車輌が重くなったり、コスト
アップすることもない。
【0034】また、上記エンジンの始動に際して排気ガ
ス浄化装置を加熱することにより、排気ガスを浄化でき
る。
【0035】さらに、バッテリ残量が多い場合、エンジ
ンを始動することなく、補助モータによりコンプレッサ
を駆動するので、バッテリ残量が少ないと判断した場合
以外はバッテリにてコンプレッサを駆動することによ
り、エンジンの排気ガスの影響も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る空調制御装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】第1実施例の作用を示すフローチャート図。
【図3】第2実施例に係る空調制御装置の構成を示すブ
ロック図。
【図4】第2実施例の作用を示すフローチャート図。
【図5】第3実施例に係る空調制御装置の構成を示すブ
ロック図。
【図6】第3実施例の作用を示すフローチャート図。
【符号の説明】
1 エアコンディショナ 2 温度設定レバー 3 操作手段(エアコン操作スイッチ) 5 エアコンディショナ制御手段(エアコンEC
U) 9 始動制御手段(エンジンECU) 10 始動手段(エンジン始動装置) 11 コンプレッサ 11a プーリ 11b クラッチ 12 ベルト 20 排ガス浄化装置(三元触媒) 21 プレヒータ 27 モータ駆動用バッテリ 30 バッテリ残量検知手段(バッテリ残量検知装
置) 31 補助モータ E エンジン Ea プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 幸蔵 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株式会社エクォス・リサーチ内 (56)参考文献 特開 平5−328521(JP,A) 実開 平6−18053(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/32 625 B60K 6/02 B60L 1/00 B60L 11/00 - 11/18 F02D 29/00 - 29/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及び電気モータを備えたハイブ
    リッド車輌において、エアコンディショナのコンプレッ
    サと、 前記エアコンディショナを作動させる操作手段と、 前記エンジンを始動する始動手段と、前記電気モータを駆動するモータ駆動用バッテリと、 該バッテリに基づき駆動されて前記コンプレッサを作動
    させる補助モータと、 前記モータ駆動用バッテリの残量
    検知を行うバッテリ残量検知手段と、 前記エンジンの停止時にあって、前記操作手段によるエ
    アコンディションの作動操作がある状態において、前記
    バッテリ残量検知手段が前記バッテリの残量を少ないと
    判断した場合、前記エンジン始動手段にて前記エンジン
    を始動して該エンジンの動力で前記コンプレッサを駆動
    し、前記バッテリ残量検知手段が前記バッテリの残量を
    多いと判断した場合、前記補助モータを駆動して該補助
    モータにて前記コンプレッサを作動するエアコンディシ
    ョナ制御手段と、を備えてなる、 ことを特徴とするハイ
    ブリッド車輌における空調制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジン及び電気モータを備えたハイブ
    リッド車輌において、 エアコンディショナのコンプレッ
    サと、 前記エアコンディショナを作動させる操作手段と、 前記電気モータを駆動するモータ駆動用バッテリと、該バッテリに基づき駆動されて 前記コンプレッサを作動
    させる補助モータと、前記モータ駆動用バッテリの残量
    検知を行うバッテリ残量検知手段と、 前記エンジンから前記コンプレッサへの動力伝達をオン
    オフするクラッチと、前記補助モータ及びクラッチを選
    択的に駆動するエアコンディショナ制御手段 と、を備え、 該エアコンディショナ制御手段が、前記バッテリ残量検
    知手段からの信号に基づきバッテリ残量が少ないと判断
    した場合には前記クラッチを接続して前記コンプレッサ
    を前記エンジンの動力で駆動し、バッテリ残量が多いと
    判断した場合には前記補助モータを駆動して前記コンプ
    レッサを作動させてなる、ことを特徴とするハイブリッ
    ド車輌における空調制御装置。
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