JP3180486U - 湿潤繊維類生産装置 - Google Patents

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裕生 田畑
康俊 狩峯
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株式会社ケン・リース
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Abstract

【課題】殺菌効果が長時間持続する繊維類を生産できる湿潤繊維類生産装置を提供する。
【解決手段】水分を含んだ繊維類を生産する湿潤繊維類生産装置1であって、強アルカリ性電解水で繊維類を洗浄する強アルカリ性電解水洗浄手段6と、該強アルカリ性電解水洗浄手段6によって洗浄された繊維類に、有効塩素濃度30〜40ppmの強酸性電解水を付着させる強酸性電解水付着手段8と、該強酸性電解水付着手段8によって繊維類に強酸性電解水を付着させる前に繊維類を乾燥する乾燥手段7とを備えた湿潤繊維類生産装置1。
【選択図】図1

Description

本考案は湿潤繊維類生産装置に関する。詳しくは、病院等で使用されるタオル等の繊維類を湿らせた状態で提供できる湿潤繊維類生産装置に係るものである。
ホテル、病院等で使用されるタオル等は、常に清潔な状態で提供されているが、ホテルや病院等は、タオル等の購入費用を削減したり、使用済みのものを洗濯殺菌、保管等する作業負担を軽減したりするために、リース形態でタオル等を使用する場合が多い。
従来の殺菌工程においては、大量のタオル等を殺菌するために、高濃度の次亜塩素酸を消毒剤として使用していたが、これによりタオル等が塩素系化合物独特の臭いを発し、また、長時間にわたり次亜塩素酸によって消毒されたタオル等を手で扱うことにより手の皮膚が破壊され、結果として手荒れが生じていた。
そこで、塩素系化合物独特の臭いがなく、長時間手で触れていても手を荒らすことがない、おしぼりの洗浄方法について、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、少なくとも光半導体粉末を含有する光触媒機能体を用いた殺菌処理工程を有することを特徴とするおしぼりの洗浄方法が記載されている。この方法により、おしぼりを洗浄及び殺菌する際において、次亜塩素酸を使用しなくて済み、塩素臭を発することなく長時間使用しても手が荒れることがないおしぼりが得られる。
特開2001−259546号公報
しかしながら、光触媒の持つ強い酸化力によって、酸化チタン等の光半導体粉末が固定された繊維等の有機素材自体が分解されてしまうので、酸化チタン等の剥離が起こって長時間の使用により性能が低下し、また、紫外線でのみ機能するため紫外線の光源が無いところでは効果が乏しいといった問題があった。
本考案は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、殺菌効果が長時間持続する繊維類を生産できる湿潤繊維類生産装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案の湿潤繊維類生産装置は、水分を含んだ繊維類を生産する湿潤繊維類生産装置であって、強アルカリ性電解水で繊維類を洗浄する強アルカリ性電解水洗浄手段と、該強アルカリ性電解水洗浄手段によって洗浄された繊維類に強酸性電解水を付着させる強酸性電解水付着手段とを備えたものである。
ここで、強アルカリ性電解水で繊維類を洗浄する強アルカリ性電解水洗浄手段によって、繊維類に付着したタンパク質や油脂等を遊離させて洗浄力を向上させることができる。また、強アルカリ性電解水洗浄手段によって洗浄された繊維類に強酸性電解水を付着させるので、強酸性電解水の殺菌作用を阻害するタンパク質や油脂等が除去された状態で強酸性電解水を繊維類に付着できる。
また、本考案の湿潤繊維類生産装置において、強酸性電解水付着手段によって繊維類に強酸性電解水を付着させる前に繊維類を乾燥する乾燥手段を備えた場合、繊維類において残存する強アルカリ性電解水の量を軽減して、強アルカリ性電解水の中和に消費される強酸性電解水の量を最小限に抑えることができる。また、乾燥させながら付着したゴミも取り除くことができる。
また、本考案の湿潤繊維類生産装置において、強酸性電解水付着手段によって強酸性電解水が付着した繊維類を個別に包装する包装手段を備えた場合、外部から繊維類への菌の混入を抑制すると共に、強酸性電解水の水分を外部へ逃がさないようにすることができる。
本考案に係る湿潤繊維類生産装置は、殺菌効果が長時間持続する繊維類を生産できる。
本考案に係る湿潤タオル生産装置の構成の一例を説明する概略図である。 湿潤タオルの生産方法を説明する概略フロー図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本考案の理解に供する。
図1は、本考案に係る湿潤タオル生産装置の構成の一例を説明する概略図である。
図1において、本考案の湿潤タオル生産装置1は、水を電気分解して、強酸性電解水と強アルカリ性電解水を略同時に生成する強電解水生成装置2と、生成された強アルカリ性電解水を貯水する強アルカリ性電解水貯水槽3と、生成された強酸性電解水を貯水する強酸性電解水貯水槽4と、強アルカリ性電解水や強酸性電解水を加温する温水ボイラ5と、強アルカリ性電解水でタオル(繊維類の一例である。)を洗浄し脱水する洗浄槽6と、洗浄されたタオルを乾燥する乾燥機7と、タオルを強酸性電解水に浸してタオルを強酸性電解水で湿らせる加湿槽8と、強酸性電解水を含有したタオルを個別に、長辺を半分に折り更に三つ折にしたうえでロール状にして、ビニール袋で包装する包装機9と、強電解水生成装置で生成された強アルカリ性電解水を強アルカリ性電解水貯水槽へ送水するアルカリ性水送水管10と、強電解水生成装置で生成された強酸性電解水を強酸性電解水貯水槽へ送水する酸性水送水管11と、強アルカリ性電解水貯水槽から洗浄槽へ強アルカリ性電解水を供給するアルカリ性水供給管12と、温水ボイラによって加温された強アルカリ性電解水を洗浄槽へ供給するアルカリ性温水供給管12Aと、強酸性電解水貯水槽から加湿槽へ強酸性電解水を供給する酸性水供給管13と、洗浄槽から乾燥機へ、乾燥機から加湿槽へ、そして加湿槽から包装機へとタオルを移送するベルトコンベア等のタオル移送路14とを備えている。
なお、本実施形態で使用されるタオルは、幅30〜35cm、長さ80〜90cmの通常のフェイスタオルである。
次に、図1と図2を用いて、湿潤タオルの生産方法を説明する。図2は、湿潤タオルの生産方法を説明する概略フロー図である。
先ず、病院やレストラン等から回収された使用済みタオルを、洗浄槽6へ入れ、また、強電解水生成装置2によって生成されたpH10.5〜11の強アルカリ性電解水を、強アルカリ性電解水貯水槽3からアルカリ性水供給管12によって洗浄槽6に供給し、使用済みタオルの予備洗浄を行なう(ステップS1)。
次に、予備洗浄によって汚れた水を脱水し(ステップS2)、その後、界面活性剤と、温水ボイラ5によって60〜70℃まで加温された強アルカリ性電解水とを洗浄槽6に供給して本洗浄を行なう(ステップS3)。
次に、本洗浄によって汚れた水を脱水し(ステップS4)、その後、必要に応じて通常の水を用いて濯ぎ及び脱水が行なわれた後、タオルはタオル移送路14を通って乾燥機7へと送られる。乾燥機7へ送られた洗浄済みのタオルは、100℃以上で20〜25分間乾燥されて、水分を略完全に除去する(ステップS5)。
そして、水分を略完全に除去されたタオルは、タオル移送路14を通って加湿槽8へと送られ、強電解水生成装置2によって生成されたpH2.2〜2.7、有効塩素濃度40ppmの強酸性電解水を、強酸性電解水貯水槽4から酸性水供給管13によって加湿槽8へ供給し、加湿槽8へ送られた乾燥済みタオルに強酸性電解水を付着させる(ステップS6)。
そして、強酸性電解水を含有したタオルは、タオル移送路14を通って包装機9へと送られ、タオルは個別に長辺を半分に折られ更に三つ折にされたうえでロール状に巻かれてビニール袋に入れられ、包装される(ステップS7)。
ここで、強アルカリ性電解水を用いて洗浄するのであれば、必ずしも界面活性剤を用いなくてもよい。また、強アルカリ性電解水を用いて洗浄するのであれば、必ずしも通常の水を用いた濯ぎは行なわなくてもよいが、通常の水で充分に濯ぐと、タオルに強アルカリ性電解水がほとんど残らず、後にタオルに付着させる強酸性電解水が強アルカリ性電解水の中和反応にほとんど消費されずに済み、強酸性電解水が充分に殺菌作用を発揮するために利用される。
また、強アルカリ性電解水を用いて洗浄するのであれば、必ずしも強アルカリ性電解水を温めて使用しなくてもよいし、また、必ずしも予備洗浄と本洗浄の2段階洗浄を行なわなくてもよい。
また、フェイスタオルを例に挙げて本考案を説明しているが、繊維類であれば必ずしもフェイスタオルでなくてもよい。
また、本考案で使用される強アルカリ性電解水は、pHが10以上で酸化還元電位が−800mV以下の水であり、本考案で使用する強酸性電解水は、pHが3以下で酸化還元電位が1000mV以上であり有効塩素濃度が30ppm以上の水である。
このように、本考案の湿潤繊維類生産装置は、強アルカリ性電解水によって繊維類を洗浄するので、繊維類に付着したタンパク質や油脂等を遊離させて洗浄力を向上させることができ、また、強アルカリ性電解水によって洗浄された繊維類に強酸性電解水を付着させるので、強酸性電解水の殺菌作用を阻害するタンパク質や油脂等が除去された状態で強酸性電解水を繊維類に付着でき、殺菌効果が長時間持続する繊維類を生産できる。
また、強アルカリ性電解水を60〜70℃まで加温して使用するので、洗浄力が更に向上できる。
また、強アルカリ性電解水によって繊維類を洗浄する前に、水の電気分解によって、強アルカリ性電解水と強酸性電解水を略同時に生成するので、強アルカリ性電解水と強酸性電解水をそれぞれ個別に生成する必要がなく工程数を省略でき、しかも得られた2種類の電解水をそれぞれ洗浄工程と付着工程において無駄なく使用できる。
また、繊維類に強酸性電解水を付着させる前に繊維類を乾燥するので、繊維類において残存する強アルカリ性電解水の量を軽減して、強アルカリ性電解水の中和に消費される強酸性電解水の量を最小限に抑えることができ、また、乾燥させながら付着したゴミも取り除くことができる。
また、強酸性電解水が付着した繊維類を個別に包装するので、外部から繊維類への菌の混入を抑制すると共に、強酸性電解水の水分を外部へ逃がさないようにすることができ、清潔さを保つことができる。
また、強酸性電解水を繊維類に付着させているので、一般細菌、病原性大腸菌、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、サルモネラ菌等の食中毒菌に対して強い殺菌効果を有する繊維類を生産できる。
強酸性電解水は、有効塩素濃度が低く酸性なので、本考案の装置で得られる、強酸性電解水を含んだ繊維類は、次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性)で処理された繊維類に比べて手荒れしにくい。
また、本考案で使用する強酸性電解水の有効塩素濃度は40ppmであり、これは1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム液に匹敵する殺菌力を有し、本考案の装置で得られる、強酸性電解水を含んだ繊維類は、一般細菌が3000個以下であり、また、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌及び大腸菌群を含まない状態を常温で2週間維持できる。
また、繊維類が湿潤状態なので、乾燥した繊維類よりも体積が小さく、保管する場合には小さい保管スペースで足りる。また、繊維類が湿潤状態なので、病院等において、湿らせる手間や場所を省くことができる。
また、ロール状にして個別に繊維類を包装するので、取り出しやすく、使いやすく、また、折りたたむ手間が不要である。
1 湿潤タオル生産装置
2 強電解水生成装置
3 強アルカリ性電解水貯水槽
4 強酸性電解水貯水槽
5 温水ボイラ
6 洗浄槽
7 乾燥機
8 加湿槽
9 包装機
10 アルカリ性水送水管
11 酸性水送水管
12 アルカリ性水供給管
12A アルカリ性温水供給管
13 酸性水供給管
14 タオル移送路

Claims (2)

  1. 水分を含んだ繊維類を生産する湿潤繊維類生産装置であって、
    強アルカリ性電解水で繊維類を洗浄する強アルカリ性電解水洗浄手段と、
    該強アルカリ性電解水洗浄手段によって洗浄された繊維類に、有効塩素濃度30〜40ppmの強酸性電解水を付着させる強酸性電解水付着手段と、
    該強酸性電解水付着手段によって繊維類に強酸性電解水を付着させる前に繊維類を乾燥する乾燥手段とを備えた
    湿潤繊維類生産装置。
  2. 前記強酸性電解水付着手段によって強酸性電解水が付着した繊維類を個別に包装する包装手段を備えた
    請求項1に記載の湿潤繊維類生産装置。
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