JP2005270278A - 殺菌溶液付与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】殺菌溶液を装置内で生成し、生成直後の殺菌溶液を被殺菌物に付与させる殺菌溶液付与装置を提供する。
【解決手段】溶媒供給部9から殺菌溶液生成部10に供給パイプ12を介して溶媒が供給される。殺菌溶液生成部10において、制御部11によって二つの電極13a,13b間を通電させて殺菌溶液Aを生成する。生成された殺菌溶液Aは、供給パイプ12を介して噴霧装置14に供給される。噴霧装置14では、駆動ローラ6によって引出されたおしぼり用の布4に、殺菌溶液Aをノズルから噴霧して付与する。殺菌溶液Aを付与された布4は、丸められておしぼり1となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、殺菌溶液をおしぼり等の被殺菌物に付与する殺菌溶液付与装置に関するものである。
おしぼりは、製造されてから使用されるまでの間の数日間を湿潤状態で保管される。この保管中、細菌が繁殖しやすい状態にあるため、細菌を増殖させないように殺菌溶液が付与される。殺菌溶液として、抗菌性を有する金属、金属イオン、金属塩等を溶媒中に溶出させた安全な無機系殺菌溶液を使用している。
おしぼりに殺菌溶液を付与する方法として、特許文献1では、再使用するおしぼりを無機系抗菌剤を添加した洗剤で洗濯を行うか、クリーニングの最終工程を無機系抗菌剤を添加した水溶液で行うか、または、浸漬処理や無機系抗菌剤を溶出した糊剤で糊付けし、繊維に無機系抗菌剤を吸着保持させる方法が開示されている。
また、特許文献2では、細菌が繁殖しないように、殺菌溶液を乾式不織布又は湿式不織布の片面又は両面に一様に噴霧した後、乾燥させる方法が開示されている。
特開平6−212562号(段落0006〜0011) 特開2002―105855号(段落0007〜0008)
おしぼり製造過程において、おしぼりに付与する溶液は清潔でなければならない。しかし、特許文献1、2の装置内の殺菌溶液供給経路やこの供給ノズル等、端末のおしぼりを湿潤させる部位では、使用しない場合でも湿った状態であるため細菌等が繁殖し易い環境にある。それにより、汚染されたおしぼりが製造される問題点がある。
また、特許文献1、2では、あらかじめ生成された殺菌溶液を用いるので、おしぼり等を製造しない間、殺菌溶液の劣化や変質等が生じる。
そこで、本発明は、殺菌溶液を付与する直前に生成して、生成直後の安定な殺菌溶液を被殺菌物に付与可能な殺菌溶液付与装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、被殺菌物に殺菌作用を持つ殺菌溶液を付与する殺菌溶液付与手段を備えた殺菌溶液付与装置であって、殺菌溶液を生成する殺菌溶液生成手段を備えたことを特徴とする。
すなわち、殺菌溶液の劣化や変質等を防止するために、殺菌溶液生成手段を殺菌溶液付与手段と関連付けて、共に設けている。これにより、殺菌溶液を被殺菌物に付与する直前に生成することができ、常に清潔な殺菌溶液を被殺菌物に付与することができる。さらに、殺菌溶液を保存するタンク等の貯留スペースが必要ないため、殺菌溶液付与装置を小型化にすることができる。
殺菌溶液生成手段は、銀、銅、亜鉛、もしくはそれらの合金からなる電極を有し、電極に通電することで殺菌性金属イオンを溶媒に溶出させ、殺菌溶液を生成する。これにより、人体に害がなく、抗菌効果に優れた殺菌溶液を生成できる。なお、特許文献1の段落「0004」に記載されているように、銀、銅、亜鉛、もしくはそれらの合金の金属イオンは、有機抗菌剤に比べて、抗菌スペクトルも広く、安全性も高くなる。
ここで、金属イオンを溶出させる溶媒は、特に限定されるものではなく、水や温水が例示できる。溶媒は、殺菌溶液の付与直前に供給して殺菌溶液を生成するのが望ましく、溶媒を水道栓等の供給手段から直接供給することが難しい場合は、殺菌溶液付与装置内に溶媒貯留部を設けて一旦貯留してもよい。その場合、溶媒貯留部内には、殺菌溶液生成手段を備える。これにより、殺菌溶液を被殺菌物に付与する直前に生成することができ、殺菌溶液の劣化や変質等を防ぐことができ、常に清潔な殺菌溶液を被殺菌物に付与することができる。
また、殺菌溶液付与手段は、殺菌溶液を被殺菌物に噴霧することで付与することができる。この場合、殺菌溶液を噴霧する噴霧装置が設けられており、噴霧装置によって被殺菌物に殺菌溶液を付与することができる。また、噴霧によって付与することで、被殺菌物の湿り状態を調節することができる。すなわち、殺菌溶液を適正量付与することができ、そのまま次工程に移行できる。それにより、作業行程を短縮することができ、生産効率を良くできる。さらに、濡らすことが好ましくない被殺菌物、例えば、電化製品等を拭く不織布に対しても少ない量で付与することができる。
また、別の殺菌溶液付与手段としては、被殺菌物を殺菌溶液に浸漬することで付与することもできる。また、おしぼりを再利用する場合は、洗浄機能と殺菌溶液付与機能とを併せ持つようにすることもできる。例えば、殺菌溶液を生成する殺菌溶液生成手段と、被殺菌物を洗浄しながら殺菌溶液を付与する洗浄手段とを備え、洗浄中に殺菌溶液を被殺菌物に付与することができる。さらに、殺菌溶液の濃度を制御することにより、少ない量で高い殺菌効果を持つ殺菌溶液を付与することができる。
被殺菌物に殺菌溶液を付与するタイミングは、被殺菌物の搬送中とすることができる。被殺菌物を搬送する搬送体としては、ローラ、ベルトコンベア、ハンド、アーム等が考えられる。搬送体がローラの場合は、ローラ表面を被覆している素材に金属イオンを担持させ、被殺菌物がローラの表面に接触しながら通過するときに金属イオンを遊離させて被殺菌物に付与する。
また、ローラの中に殺菌溶液生成手段を設けることもできる。この場合は、ローラ内部で生成した殺菌溶液をローラ外周に供給することで付与する。さらに、搬送体がベルトコンベアの場合は、殺菌溶液を上方あるいは下方から噴出すことで付与する。または、上方からローラを被殺菌物に接触させて付与する。搬送体がハンドやアーム等の場合は、掴んで搬送している被殺菌物を殺菌溶液に浸漬して付与する。または、搬送中に殺菌溶液を吹付ける。
また、被殺菌物の保存温度が殺菌溶液の殺菌効果を高める温度帯に保つ温度調整手段を備えたことを特徴とする。これにより、細菌の生命活動における酵素の活性が低下し、保管時に雑菌の増殖を防ぎ、同時に殺菌効果を高めることができる。
以上のように、本発明によると、殺菌溶液を付与する直前に生成することができる。これにより、生成過程において溶液を一旦貯留する必要がなくなるので、殺菌溶液を長時間貯留した場合に発生するであろう細菌等の繁殖や殺菌溶液自体の劣化等を防止し、より清潔な殺菌溶液を供給することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態である殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図、図2は溶媒貯留部を有する殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図を示す。
本発明のおしぼり製造機は、おしぼり1を製造するおしぼり製造装置2と、殺菌溶液Aを付与する殺菌溶液付与装置3とを備えている。
おしぼり製造装置2は、図1に示すように、ロール状に巻かれたおしぼり用の布4を搬送装置によって引出し、巻取・切断装置5によって所定の長さに布4を巻き取って切断することで、丸められたおしぼり1を次々に製造する。
搬送装置は、モータ等によって回転駆動される駆動ローラ6と、駆動ローラ6に対向する従動ローラ7と、ガイドローラ8とを備える。駆動ローラ6と従動ローラ7とが布4を挟み込み、駆動ローラ6の回転により布4を引出して、巻取・切断装置5に搬送する。なお、これらの搬送装置や巻取・切断装置5は、公知の技術である。
殺菌溶液付与装置2は、殺菌溶液Aを生成する殺菌溶液生成手段と、殺菌溶液Aを付与する殺菌溶液付与手段とを備える。
殺菌溶液生成手段は、水道水や温水等の溶媒を供給する溶媒供給部9、供給された溶媒に抗菌性を有する金属イオンを溶出する殺菌溶液生成部10、溶媒供給部9と殺菌溶液生成部10とを制御する制御部11を備えている。
溶媒供給部9は、水道栓等の継続的に供給できる供給源から水道水や温水等の溶媒を供給パイプ12を介して供給する。なお、供給する溶媒はこれらに限られることはなく、純水、イオン交換水、電解水、軟水、アルコール等であってもよい。さらに、溶媒に芳香効果や柔軟効果等が得られる仕上げ剤を添加してもよい。
殺菌溶液生成部10は、金属イオンを溶出する電極13a,13bと、電極13a,13bを通電させる電源13cとを備える。電極13a,13bは、供給パイプ12中に介装される。電極の材質は、銀、銅、亜鉛、もしくは、それらの合金からなる金属電極が望ましい。本実施形態では、金属イオンを溶出するために2枚の電極13a,13bを用いているが、3枚以上の電極を用いても良い。例えば、電極が3枚の場合は、陽極に2枚、陰極に1枚、あるいは、陽極に1枚、陰極に2枚としても良い。すなわち、陽極と陰極の両方がすくなくとも1枚以上を備えた構成であれば良い。これにより、電極13a,13bが溶媒に浸漬しているときに電極13a,13b間を通電させることで溶媒に金属イオンが溶出されて殺菌溶液Aが生成される。また、電極13a,13bの極性を、一定時間おきに陽極、陰極とを反転させても良い。これにより、炭酸カルシウム等のスケールを電極13a,13bに付着するのを防ぐことができる。なお、陽極は金属イオンを溶出する電極で、陰極は金属イオンを溶出しない電極、例えば、貴金属メッキ、炭素、導電性プラスチック、白金等の電極であっても良い。
溶媒における金属イオンの濃度は、例えば、金属イオンが銀イオンである場合、1ppbから1000ppb程度である。より好ましくは90ppbから900ppbが好ましい。これによる殺菌効果は、90ppbの銀イオン水で処理を行った綿布において、黄色ブドウ球菌に対する抗菌効果を得た。600ppbの銀イオン水で処理を行った綿布は白癬菌への抗菌効果を得た。払拭物への効果は25.2ng・cmの銀付着量において抗菌効果を得ることを確認した。この場合の銀イオン水の濃度は900ppbとなる。ただし、被殺菌物の材質によっては処理濃度に変化が生じるため、用途に応じて溶出するイオンの濃度を調節する。調整方法は、電極13a,13b間を通電する電気量を変化させることで濃度の調整ができる。また、電極13a,13b間の電気量は一定で、殺菌溶液生成部10に供給する溶媒の流量を変化させても良く、電極13a,13b間の通電時間を変化させても良い。
供給パイプ12には、バルブ(図示せず)が設けられており、この開閉によって殺菌溶液の供給が調整される。制御部11は、バルブの開閉と殺菌溶液生成部10の電源13cのon/offとを制御する。すなわち、溶媒供給部9に設けられたバルブの開閉を制御することで溶媒の供給量を一定に保つことでき、均一な濃度の殺菌溶液Aを生成できる。また、殺菌溶液生成部10の電源13cを制御することで、電極13a,13b間の通電時間および/または通電する電気量を調整ができ、必要な量だけの殺菌溶液Aを生成することができる。また、過度の電気分解による電極13a,13bの消耗を防ぐこともできる。
供給パイプ12のバルブは、殺菌溶液生成部10よりも上流側に設けられる。これにより、殺菌溶液付与装置3を使用していないとき、溶媒が殺菌溶液生成部10に貯留されず、溶媒の劣化や変質等を防ぐことができる。このバルブを開くことによって、溶媒が供給され、同時に電極13a,13b間に通電することによって、殺菌溶液Aが生成される。生成された殺菌溶液Aは、殺菌溶液付与手段にそのまま供給される。すなわち、上流側にあるバルブを開くことによって、生成直後の殺菌溶液Aを殺菌溶液付与手段に供給することが可能となる。
殺菌溶液付与手段は、殺菌溶液Aを噴霧する噴霧装置14を備える。噴霧装置14は、駆動ローラ6または従動ローラ7に近接して配設され、殺菌溶液生成部10に供給パイプ12を通じて接続される。これにより、噴霧装置14は、殺菌溶液生成部10から供給される殺菌溶液Aの供給圧によって噴霧装置14のノズルから殺菌溶液Aを吐出する。なお、ノズルから殺菌溶液を吐出する圧力はこの限りではなく、ポンプ等の他の動力によって圧力を加えて吐出しても良い。噴霧装置14としては、ノズルからの噴霧、超音波噴霧、静電噴霧等あるが、殺菌溶液を噴霧できる方法であれば特に限定はしない。
また、直接溶媒を供給しながら殺菌溶液Aを生成する代わりに、一度、殺菌溶液付与装置3内に貯留した溶媒中に殺菌溶液Aを生成しても良い。この場合、おしぼり製造機に、図2に示すように、溶媒を殺菌溶液付与装置3内で一旦貯留する溶媒貯留部15を設ける。溶媒貯留部15は、長時間溶媒を保存できるように内壁面を抗菌加工されているものを用いる。これにより、溶媒の劣化または汚染等を防ぐことができる。また、溶媒貯留部15には殺菌溶液生成部10が内装される。殺菌溶液Aは溶媒貯留部15内で生成される。
また、溶媒貯留部15に溶媒を供給する供給経路(図示せず)に殺菌溶液生成部10を設け、殺菌溶液Aを溶媒貯留部15に貯留してもよい。この場合、溶媒貯留部15に貯留する殺菌溶液Aは、殺菌溶液を付与する際に殺菌溶液Aを生成する量より付与する量の方が多くなったときのストックとして貯留するものである。そのため、殺菌溶液Aの付与作業終了後に残った殺菌溶液Aは排水口(図示せず)より破棄する。なお、その他の構造は、図1に示すおしぼり製造機と同様である。
次に、上記構成によるおしぼり製造機を用いたおしぼりの製造行程を説明する。まず、溶媒供給部9から殺菌溶液生成部10に供給パイプ12を介して溶媒が供給される。このとき、制御部11によってバルブの開閉を制御され、溶媒の供給量を調整される。溶媒が殺菌溶液生成部10に供給されたら、制御部11が電源13cをonにして、電極13a,13b間を通電させる。電極13aから金属イオンが溶媒に溶出され、殺菌溶液Aが生成される。生成された殺菌溶液Aは、供給パイプ12を介して噴霧装置14に供給される。
噴霧装置14では、駆動ローラ6によって引出されたおしぼり用の布4に、殺菌溶液Aをノズルから噴霧して付与する。殺菌溶液Aを付与された布4は、巻取・切断装置5に搬送される。搬送された布4は、所定の長さに巻き取られ切断され、おしぼり1が生成される。
これにより、殺菌溶液生成部10で生成した殺菌溶液Aを噴霧装置14に供給する際に、殺菌溶液Aが通る供給パイプ12も殺菌することができる。供給パイプ12内のぬめり等の発生を抑えることができ、布4をより清潔な殺菌溶液Aで湿潤させることができる。また、おしぼり製造機内で殺菌溶液Aを生成することができるため、従来のように外部から殺菌溶液Aを供給する必要がなく、コスト削減が図れる。さらに、噴霧装置14による殺菌溶液Aの付与は、布4の湿り状態を調節することが可能なので、後に布4を絞る操作の必要がない。そのため、殺菌溶液Aが付与された直後に包装して密封することができるので、おしぼり1をより清潔に保存できる。また、濡らすのが好ましくないものに対しても、少ない殺菌溶液量での殺菌溶液Aの付与が可能である。
なお、第1実施形態では、殺菌溶液生成部10と供給パイプ12とをおしぼり製造装置2の内部に設けているが、特にこれに限られることはなく、おしぼり製造装置2の外部に設ける構造としても良い。
〔第2実施形態〕
図3は第2実施形態であるローラによる殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図を示す。本実施形態である殺菌溶液付与手段として、図3に示すように、従動ローラ7に金属イオンを担持させ、その従動ローラ7に溶媒を吹付けることで殺菌溶液Aが生成され、生成された殺菌溶液Aを布4に付与するものである。
詳しくは、従動ローラ7は、スポンジ、セラミック等の多孔性の材料によってローラ表面を被覆したものである。この従動ローラ7の表面に金属イオンを担持させる。金属イオンを担持した従動ローラ7に噴霧装置14から溶媒を吹付ける。従動ローラ7に溶媒を含浸させることで、担持した金属イオンが遊離して殺菌溶液Aが生成される。生成された殺菌溶液Aは従動ローラ7を通過する布4に付与される。なお、従動ローラ7への金属イオン担持量は、金属イオンが銀イオンの場合、殺菌溶液2中の銀イオン濃度が1ppbから1000ppb程度になるようにするのが好ましく、さらには上記に記したとおり90ppbから900ppbが好ましい。なお、溶媒供給部9やおしぼり製造装置2等、その他の構造においては第1実施形態のおしぼり製造機と同様である。
上記構成によるおしぼり製造機では、溶媒供給部9のバルブを開くと溶媒が供給パイプ12を通じて噴霧装置14に供給される。噴霧装置14に供給された溶媒を従動ローラ7に吹付ける。このとき従動ローラ7は、駆動ローラ6に追従して回転するので、溶媒を全周に吹付けることができる。布4は、駆動ローラ6によってロール状に巻かれた状態から引出され、殺菌溶液Aが含浸された従動ローラ7を通過する。これにより、布4に殺菌溶液Aが付与される。殺菌溶液Aが付与された布4は、図1に示すおしぼり製造機と同様に、巻取・切断装置5に搬送され、丸められたおしぼり1を次々に製造される。
これにより、殺菌溶液Aを得るための電気分解が必要なく、省エネ、低コストといった利点が得られる。電気分解のための電源13cが必要なく、重量を軽くすることができ、おしぼり製造機を小型化にできる。また、金属イオンを含む殺菌溶液Aが布4に付与されるまでに長い経路を経ないので、殺菌溶液A中の金属イオンが供給パイプ12等の壁面に吸着されることなく、より多くの金属イオンを付与することができる。なお、上記実施形態において、従動ローラ7に溶媒を噴霧して殺菌溶液Aを生成しているが、従動ローラ7を溶媒中に浸漬させても良い。また、従動ローラ7ではなく駆動ローラ6に溶媒を噴霧、または、溶媒中に浸漬させても良い。さらに、両ローラ6,7に溶媒を供給(噴霧、浸漬を含む)しても良い。さらに、金属イオンの代わりに、もしくは、金属イオンと併用して殺菌物質を担持させた駆動ローラ6と従動ローラ7に溶媒を含浸させ、布4が両ローラ6,7を通過するときに殺菌用液Aを付与させても良い。
〔第3実施形態〕
図4は第3実施形態であるローラに内装された殺菌溶液付与装置を示す図を示す。本実施形態の殺菌溶液生成手段として、図4に示すように、従動ローラ7の内部に殺菌溶液生成部10を設ける。この場合、従動ローラ7はスポンジやウレタン等の連続気泡体16によって形成する。この連続気泡体16に殺菌溶液Aを含浸させることにより、殺菌溶液Aを従動ローラ7外周面に供給でき、殺菌溶液付与手段の機能を果たす。
従動ローラ7内部が、溶媒を貯留する溶媒貯留部15を構成する容器17とされる。容器17の外周面には多数の浸透孔18が設けられている。溶媒貯留部15には、殺菌溶液生成部10の電極13a,13bが内装され、容器17の一端外側に電源13cが取付けられている。また、容器17の一端に、溶媒供給部9が供給パイプ12を介して接続されている。これにより、従動ローラ7は、容器17内部で殺菌溶液Aを生成することができる。なお、溶媒供給部9やおしぼり製造装置2等、その他の構造においては第1実施形態のおしぼり製造機と同様である。
上記構成によれば、溶媒供給部9から供給パイプ12を介して溶媒が容器17に供給される。制御部11によって二つの電極13a,13b間を通電させる。金属イオンが溶媒に溶出され、殺菌溶液Aが生成される。殺菌溶液Aは、溶媒供給部9からの供給圧によって浸透孔18から吐出し、浸透孔18を介して連続気泡体16に供給される。この場合、連続気泡体16のみが駆動ローラ6に追従して回動するように、従動ローラ7は支持されており、容器17は回転しない。布4が殺菌溶液Aを含浸した従動ローラ7の表面に接触しながら通過するとき、布4に殺菌溶液Aが付与される。殺菌溶液Aを付与された布4は、前述したように、巻取・切断装置5に搬送され、所定の長さに巻き取られて切断される。殺菌溶液Aが付与され丸められたおしぼり1が次々に製造される。
上記の構造により、殺菌溶液生成部10を設置するスペースが必要なく、重量を軽くすることができ、おしぼり製造機を小型化にできる。また、金属イオンを含む殺菌溶液Aが布4に付与されるまでに長い経路を経ないので、供給途中での殺菌溶液A中の金属イオンの損失を減らすことができ、より多くの金属イオンを付与することができる。なお、従動ローラ7と容器17とを、例えば、容器17を含む従動ローラ7が駆動ローラ6に追従等して一体的に回転させ、その遠心力または溶媒供給部9からの供給圧によって浸透孔18から殺菌溶液Aを吐出しても良い。また、殺菌用液生成部10を駆動ローラ6、または、駆動ローラ6と従動ローラ7に設けても良い。
〔第4実施形態〕
以上、布4を切断する前に殺菌溶液Aを付与するおしぼり製造機を説明したが、布4を所定の長さに切断したものに殺菌溶液Aを付与しても良い。以下に、切断した布4に殺菌溶液Aを付与するおしぼり製造機を説明する。
図5は第4実施形態である洗浄装置に組込まれた殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図を示す。本実施形態のおしぼり製造機は、図5に示すように、布4を所定の長さに切断した後に、洗浄してベルトコンベア19で搬送し、丸めて包装したおしぼり1を次々に製造する。この場合、洗浄中に殺菌溶液Aを付与する。
おしぼり製造機は、切断された布4を洗浄する洗浄装置20と、洗浄された布4を搬送するベルトコンベア19と、搬送された布4を丸める巻取装置21と、巻取られた布4を包装する包装装置22と、殺菌溶液付与装置3とから構成される。なお、洗浄とは、汚れ等を洗剤や漂白剤等によって洗浄する洗濯行程と、洗濯された布4に付着している洗剤や漂白剤等の残りを水やお湯等によって洗い流すすすぎ行程と、布4に含まれた水分を遠心力や熱等を利用して分散させる脱水行程とで構成されるもので、洗濯行程、すすぎ行程、脱水行程の順に行うことで1回の洗浄が終了する。さらに、洗浄装置20に使用済みのおしぼり1を投入しても良く、おしぼり1の再生を図れる。
洗浄装置20は、布4を洗濯し、すすぐ洗濯槽23を備え、洗濯槽23のすすぎ水の供給経路に、電極13a,13bと電源13cを有する殺菌溶液生成部10が設けられている。これにより、すすぎ水に金属イオンを溶出し殺菌溶液Aを生成することができる。生成された殺菌溶液Aをすすぎ行程で用いることによって布4に殺菌溶液Aを付与する。したがって、殺菌溶液付与装置3は、殺菌溶液生成部10と、洗浄装置20とから構成される。洗浄装置20は、溶媒を供給する溶媒供給部9、および、殺菌溶液Aを付与する殺菌溶液付与手段として機能する。洗浄装置20を駆動制御する制御部が上記と同様に殺菌溶液付与装置3を制御する。
なお、布4を所定の長さに切断するまでの行程は、第1実施形態における布4を切断するまでの行程と同様であるが、あらかじめ切断された布4を用いてもよい。第1実施形態における布4を用いる場合、布4は、切断し、搬送している間に汚れる可能性があるため、殺菌溶液を付与する前に洗浄手段によって洗浄する。より確実に殺菌溶液Aを布4に付与するために、洗濯工程からすすぎ工程まで殺菌溶液Aを用いてもよい。
上記構成において、所定の長さに切断された布4を洗濯槽23に入れ、洗浄を行う。洗濯行程が終了した後、すすぎ行程が開始され、殺菌溶液生成部10は、稼動し、すすぎ水に金属イオンを溶出し、殺菌溶液Aを生成する。生成された殺菌溶液は、すすぎ水のすすぎ口から放出され、すすぎを行いながら殺菌溶液Aを布4に付与する。殺菌溶液Aを付与された布4は、そのまま脱水行程に移行する。このとき、付与した殺菌溶液がなくならない程度に脱水を行う。脱水行程の終了後、布4は、ベルトコンベア19によって巻取装置21に搬送される。巻取装置21で布4はロール状に巻き取られ、その後包装装置22に移動する。包装装置22では、ロール状の布4を袋に包装して、おしぼり1を次々に製造する。これにより、おしぼり製造機は、布4の洗浄と布4への殺菌溶液Aの付与が同時に行え、一度に大量に処理することができる。
〔第5実施形態〕
図6は第5実施形態であるベルトコンベア中に殺菌溶液付与装置を有するおしぼり製造機の概略構成図を示す。本実施形態の殺菌溶液の付与は、洗浄中に殺菌溶液Aを付与する代わりに、洗浄後に付与してもよく、図6に示すように、搬送中に布4を殺菌溶液Aに浸漬する。この場合、布4を搬送するベルトコンベア19の経路上に、殺菌溶液Aを貯留する箱状の殺菌溶液貯留槽24を設ける。ベルトコンベア19が殺菌溶液貯留槽24内を通過するとき、ベルトコンベア19は凹むようにガイドされる。殺菌溶液貯留槽24は、供給パイプ12によって殺菌溶液生成部10を介して溶媒供給部9と接続されている。殺菌溶液貯留槽24への殺菌溶液Aの供給速度は、殺菌溶液Aが枯渇しない程度に供給する。なお、バルブを設けて供給量を調節してもよい。
また、殺菌溶液貯留槽24には、使い終わった殺菌溶液Aを排出する排出パイプ25を備えている。排出パイプ25は、そのままおしぼり製造機の外部に使用済み殺菌溶液Aを排出する。殺菌溶液生成部10に接続して、再度溶媒として利用できるように循環させても良い。この場合、使用済み殺菌溶液Aは、殺菌溶液生成部10に到達する前に一度洗浄し、清潔な溶媒の状態にする必要がある。なお、殺菌溶液Aの排水は、殺菌溶液A中の金属イオンが少なくなった場合や、殺菌溶液A自体が変質または汚染された場合等に行う。
なお、おしぼり製造装置2等の構造においては第1実施形態のおしぼり製造機と同様である。また、第4実施形態の洗浄手段を備えても良い。
上記構成において、布4がベルトコンベア19によって搬送されて、洗浄溶液貯留槽24を通過する。このとき、布4は、殺菌溶液貯留槽24に貯留した殺菌溶液A中を通過する。すなわち、布4は殺菌溶液Aに浸漬され、殺菌溶液が付与される。殺菌溶液Aが付与された布4は、ローラ等の圧縮機(図示せず)により余分な水分を絞られる。このとき、圧縮する圧力を調節し、できるだけ殺菌溶液Aが布4に残るように脱水するのが好ましい。脱水された布4は、ベルトコンベア19で巻取装置21に搬送され、巻取装置21で布4はロール状に巻き取られる。その後に包装装置22に移動し、ロール状の布4を袋に包装して搬出される。
これにより、おしぼり1は、ベルトコンベア19上を搬送されながら、殺菌溶液Aを付与される。おしぼり1全体が殺菌溶液Aに浸かるので、最もムラなくおしぼり1に殺菌溶液Aを付与することができる。
なお、本実施形態では、殺菌溶液Aを殺菌溶液貯留槽24に貯留し付与しているが、ベルトコンベヤ19上に噴霧装置を設け、殺菌溶液を噴霧してもよい。また、ベルトコンベヤ19上に、布4に圧接するローラを設け、ローラを殺菌溶液付与手段にしてもよい。この場合、ローラには金属イオンを担持させた素材を用いる。ローラに溶媒を含浸させることで、ローラに担持している金属イオンが遊離し、殺菌溶液を生成する。また、図4に示したような殺菌溶液生成手段を備えたローラを用いても良い。この場合、ローラ内に電極を設け、溶媒をローラ内に供給し、ローラ内で殺菌液を生成する。これらのローラを用いた殺菌液付与手段については前述のとおりである。殺菌溶液生成部で電気分解により得た殺菌溶液をローラに含ませ、被殺菌物に付与してもよい。
〔第6実施形態〕
図7は第6実施形態である携帯型の殺菌溶液付与装置の概略構成図を示す。本実施形態は、図7に示すように、殺菌溶液付与手段と殺菌溶液生成部10とを一体型にし、殺菌溶液付与装置3をユニットとして携帯型にする。殺菌溶液付与装置3をユニットにすることで、前述の第1実施形態〜第5実施形態のおしぼり製造機、あるいは、その他の機械に容易に着脱することができる。また、人が携帯することで、ハンカチやマスク等の殺菌効果を必要とするものに対して容易に殺菌溶液Aを付与することができる。
携帯型の構造としては、ユニットケースの一方端部に供給パイプ12と接続する吸入口26、他方端部に噴霧装置14を備え、吸入口26と噴霧装置14との間に殺菌溶液生成部10を配設する。上記構成において、吸入口26に供給パイプ12を接続して、溶媒供給部9から溶媒が供給される。供給された溶媒は、殺菌溶液生成部10において、電機分解により殺菌溶液Aが生成される。生成された殺菌溶液を噴霧装置14から噴霧する。なお、殺菌溶液付与手段として、ローラあるいはブラシ等を用い、ユニットケースから一部がはみ出すように設ける。
〔第7実施形態〕
以上、第1実施形態〜第6実施形態において、殺菌溶液付与装置3を備えた様々な形状のおしぼり製造機について説明したが、これらおしぼり製造機には、殺菌処理されたおしぼり1を保存する保存手段(図示せず)が備えられている。保存手段は、おしぼり1を収納する箱状の保存容器に、一定温度に保つヒータと、ヒータの温度を制御する制御部とを備えている。
保存容器内の温度が25〜45℃、さらに好ましくは35〜45℃になる。この温度は、従来では細菌の繁殖に適した温度であるが、殺菌処理されたおしぼり1は、細菌の繁殖を防止するので、人が被殺菌物使用時に心地良いと感じる温度での保管することが可能となる。すなわち、上記の温度範囲に保つことにより、金属イオン水、例えば、銀イオン水による殺菌では、温度上昇に際して細菌の生命活動における酵素の活性が低下し、銀への耐性を弱めることになる。このことは公知であり、文献「L.A.クリスキー(1993)銀イオン水、新日本鋳鍛造協会」に記載されている。よって、保管時に雑菌の増殖を防ぎ、同時に殺菌効果を高めることが可能となる。なお、本実施形態における製造過程で、おしぼりの温度をコントロールする手段を設けてもよいし、殺菌溶液にお湯を用いてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、被殺菌物がおしぼりだけでなく、ベッド用のシーツやスリッパ等や、衛生上殺菌が必要とされる医療現場や食料品を取扱う場所で使用する用具等であってもよい。また、据付型や携帯型のいずれにおけるおしぼり製造機において、殺菌溶液の付与は、殺菌溶液がおしぼりによく浸透する方法であれば、浸漬法、スプレー塗布、ロール塗布、噴霧法等どれでも良く、その手段は限定しない。
本発明の第1実施形態である殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図 溶媒貯留部を有する殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図 第2実施形態であるローラによる殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図 第3実施形態であるローラに内装された殺菌溶液付与装置を示す図 第4実施形態である洗浄装置に組込まれた殺菌溶液付与装置を備えたおしぼり製造機の概略構成図 第5実施形態であるベルトコンベア中に殺菌溶液付与装置を有するおしぼり製造機の概略構成図 第6実施形態である携帯型の殺菌溶液付与装置の概略構成図
符号の説明
1 おしぼり
2 おしぼり製造装置
3 殺菌溶液付与装置
4 布
5 巻取・切断装置
6 駆動ローラ
7 従動ローラ
8 ガイドローラ
9 溶媒供給部
10 殺菌溶液生成部
11 制御部
12 供給パイプ
13a金属電極
13b炭素電極
13c電源
14 噴霧装置
15 溶媒貯留部
16 連続気泡体
17 容器
18 浸透孔
19 ベルトコンベア
20 洗浄装置
21 巻取装置
22 包装装置
23 洗濯槽
24 殺菌溶液貯留部
25 排水パイプ
26 吸入口
A 殺菌溶液

Claims (14)

  1. 被殺菌物に殺菌作用を持つ殺菌溶液を付与する殺菌溶液付与手段を備えた殺菌溶液付与装置であって、殺菌溶液を生成する殺菌溶液生成手段を備えたことを特徴とする殺菌溶液付与装置。
  2. 被殺菌物を搬送する搬送体が設けられ、殺菌溶液付与手段は、前記搬送体を通じて搬送中の被殺菌物に殺菌溶液を付与することを特徴とする請求項1に記載の殺菌溶液付与装置。
  3. 搬送体の内部に殺菌溶液生成手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の殺菌溶液付与装置。
  4. 殺菌溶液付与手段は、殺菌溶液を被殺菌物に噴霧することで付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の殺菌溶液付与装置。
  5. 殺菌溶液付与手段は、被殺菌物を殺菌溶液に浸漬することで付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の殺菌溶液付与装置。
  6. 搬送体としてローラが用いられ、該ローラの内部に、殺菌溶液生成手段が設けられ、殺菌溶液付与手段は、前記ローラ内部の殺菌溶液をローラ表面に供給して、前記ローラの表面に沿って搬送される被殺菌物に殺菌溶液を付与することを特徴とする請求項2または3に記載の殺菌溶液付与装置。
  7. 搬送体としてベルトコンベアが用いられ、該ベルトコンベアの経路中に殺菌溶液を貯留する貯留部が設けられ、前記ベルトコンベアは前記貯留部内を通ることを特徴とする請求項2に記載の殺菌溶液付与装置。
  8. 殺菌溶液付与手段に溶媒を供給する供給経路内に、殺菌溶液生成手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の殺菌溶液付与装置。
  9. 殺菌溶液を貯留する貯留部を備え、該貯留部内および/または貯留部に溶媒を供給する供給経路内に殺菌溶液生成手段が設けられ、前記貯留部から殺菌溶液付与手段に殺菌溶液が供給されることを特徴とする請求項2に記載の殺菌溶液付与装置。
  10. 殺菌溶液を生成する殺菌溶液生成手段と、被殺菌物を洗浄しながら殺菌溶液を付与する洗浄手段とを備えたことを特徴とする殺菌溶液付与装置。
  11. 洗浄手段は、被殺菌物を洗って、すすぐ洗濯槽を備え、該洗濯槽内および/または洗濯槽内に溶媒を供給する供給経路内に殺菌溶液生成手段が設けられ、該殺菌溶液生成手段によって生成された殺菌溶液ですすぎを行うことを特徴とする請求項10に記載の殺菌溶液付与装置。
  12. 殺菌溶液生成手段は、溶媒中に銀、銅、亜鉛もしくはこれらの2種以上の合金からなる電極を有し、該電極に通電して金属イオンを溶媒に溶出して、殺菌溶液を生成することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の殺菌溶液付与装置。
  13. 殺菌溶液を付与された被殺菌物を保存する保存手段が設けられ、該保存手段は、被殺菌物の保存温度を殺菌溶液の殺菌効果を高める温度帯に保つことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の殺菌溶液付与装置。
  14. 被殺菌物がおしぼりとされ、請求項1〜13のいずれかに記載の殺菌溶液付与装置を備えたことを特徴とするおしぼり製造機。
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