JP3179281B2 - 蓄熱装置 - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/25—Control of valves
- F25B2600/2511—Evaporator distribution valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/30—Quick freezing
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は蓄熱式冷蔵庫等の蓄熱装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、深夜電力の有効利用ないし電力需
要のピークカットによる平準化等の観点より蓄熱式冷蔵
庫等に用いられる蓄熱装置が特開平１−２１９４６６号
公報に示されている。
要のピークカットによる平準化等の観点より蓄熱式冷蔵
庫等に用いられる蓄熱装置が特開平１−２１９４６６号
公報に示されている。
【０００３】以下、図面を参照しながら上述した従来の
蓄熱装置の一例について説明する。図５において、Ｕ字
状断面をもつ熱交換器チューブ２の各偏平チューブ間に
蓄熱容器３、４及びこれらの蓄熱容器３と４を仕切る２
枚の波形プレート５、６が挿入され、積層されている。
蓄熱装置の一例について説明する。図５において、Ｕ字
状断面をもつ熱交換器チューブ２の各偏平チューブ間に
蓄熱容器３、４及びこれらの蓄熱容器３と４を仕切る２
枚の波形プレート５、６が挿入され、積層されている。
【０００４】冷却手段である熱交換器チューブ２は、冷
媒を流す２枚の互いに対向する偏平通路２ａ、２ｂと、
これらの通路を互いに接続する断面Ｕ字状通路２ｃから
成っている。熱交換器チューブ２の一端には、冷媒を取
り入れる入り口パイプ１２が設けられ、他端には熱交換
器チューブ２内を循環した冷媒を排出する出口パイプ１
３が設けられている。蓄熱材容器３、４は熱交換面とし
て偏平面７ａ、７ｂを有している。
媒を流す２枚の互いに対向する偏平通路２ａ、２ｂと、
これらの通路を互いに接続する断面Ｕ字状通路２ｃから
成っている。熱交換器チューブ２の一端には、冷媒を取
り入れる入り口パイプ１２が設けられ、他端には熱交換
器チューブ２内を循環した冷媒を排出する出口パイプ１
３が設けられている。蓄熱材容器３、４は熱交換面とし
て偏平面７ａ、７ｂを有している。
【０００５】波形プレート５、６は、蓄熱容器をいれる
ため凹部の空間を有するコ字状に曲折された構成になっ
ている。波形プレート５と６の波形面５ｂ、６ｂはほぼ
同一形状のもので、波形面５ｂ、６ｂが嵌合するように
合わさった状態であり波形面５ｂと６ｂとの隙間に逃が
し空間１１を形成している。熱交換器チューブ２の偏平
面８につば部５ａ、６ａがろう付けまたは図示しない固
定用金具により固定されている。
ため凹部の空間を有するコ字状に曲折された構成になっ
ている。波形プレート５と６の波形面５ｂ、６ｂはほぼ
同一形状のもので、波形面５ｂ、６ｂが嵌合するように
合わさった状態であり波形面５ｂと６ｂとの隙間に逃が
し空間１１を形成している。熱交換器チューブ２の偏平
面８につば部５ａ、６ａがろう付けまたは図示しない固
定用金具により固定されている。
【０００６】本構成において、蓄熱時は入り口パイプ１
２から冷媒を取り入れ、熱交換器チューブ２内の偏平通
路２ｂ、断面Ｕ字状通路２ｃ、偏平通路２ａと循環させ
ることで偏平面７ａにて熱交換させて行い、凍結による
体積膨張を逃がし空間１１により吸収し、融解は全体に
通風させて行う。
２から冷媒を取り入れ、熱交換器チューブ２内の偏平通
路２ｂ、断面Ｕ字状通路２ｃ、偏平通路２ａと循環させ
ることで偏平面７ａにて熱交換させて行い、凍結による
体積膨張を逃がし空間１１により吸収し、融解は全体に
通風させて行う。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、蓄熱材を封入した２個の蓄熱容器３、４
は波形プレート５、６を挟んで仕切られているため、蓄
熱器の凍結不十分の時及び融解途中の体積膨張が緩和さ
れた時においては蓄熱容器の体積膨張は少ないため波形
プレート５、６の体積膨張の逃がし部分に空間１１があ
ることから２個の蓄熱容器３、４はお互いに熱交換が少
ない。そのために、蓄熱容器３と４の凍結及び融解の完
了に違いが生ずると共に効率が悪い。
うな構成では、蓄熱材を封入した２個の蓄熱容器３、４
は波形プレート５、６を挟んで仕切られているため、蓄
熱器の凍結不十分の時及び融解途中の体積膨張が緩和さ
れた時においては蓄熱容器の体積膨張は少ないため波形
プレート５、６の体積膨張の逃がし部分に空間１１があ
ることから２個の蓄熱容器３、４はお互いに熱交換が少
ない。そのために、蓄熱容器３と４の凍結及び融解の完
了に違いが生ずると共に効率が悪い。
【０００８】また、蓄熱器の膨張力を逃がし空間１１へ
逃がして無駄にしてしまう。また、冷媒の熱交換能力の
大きい熱交換器チューブ２の冷媒の入り口側では蓄熱器
との熱交換面である熱交換器チューブの偏平面の片面し
か使用しておらず、冷媒流入側の冷媒能力の大きい部分
であることから蓄熱器の熱交換面でない部分からの熱損
失が大きくなり効率が悪くなる。
逃がして無駄にしてしまう。また、冷媒の熱交換能力の
大きい熱交換器チューブ２の冷媒の入り口側では蓄熱器
との熱交換面である熱交換器チューブの偏平面の片面し
か使用しておらず、冷媒流入側の冷媒能力の大きい部分
であることから蓄熱器の熱交換面でない部分からの熱損
失が大きくなり効率が悪くなる。
【０００９】本発明は上記課題に鑑み、蓄熱装置内の蓄
熱材を封入した蓄熱器の凍結及び融解を均一化させて凍
結及び融解を効率良く行い、蓄熱器の凍結時の体積の膨
張を有効に利用して凍結を促進させることを目的とす
る。
熱材を封入した蓄熱器の凍結及び融解を均一化させて凍
結及び融解を効率良く行い、蓄熱器の凍結時の体積の膨
張を有効に利用して凍結を促進させることを目的とす
る。
【００１０】本発明は、さらに、冷媒の熱交換効率を向
上させることを目的とする。
上させることを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、内部に蓄熱材を充填し、一表面が平面で形
成され、前記平面の裏面が凹凸面である蓄熱器２個を前
記凹凸面を互いに突き合わせた蓄熱器ユニットと、前記
蓄熱器ユニットの平面に平面で接触している冷却板を備
え、前記冷却板の蓄熱器ユニットと接触している面の裏
面に熱交換器冷媒管が広範囲で接触するようにして配し
た冷却ユニットと、風路構成用断熱材で形成した通風ダ
クトとを有し、前記通風ダクトが、積層した前記冷却ユ
ニットと前記蓄熱器ユニットとを収納し、かつ前記凹凸
面の前記凸部が、前記蓄熱器ユニットに流入する流体の
通過方向に対して千鳥配列されている。
に本発明は、内部に蓄熱材を充填し、一表面が平面で形
成され、前記平面の裏面が凹凸面である蓄熱器２個を前
記凹凸面を互いに突き合わせた蓄熱器ユニットと、前記
蓄熱器ユニットの平面に平面で接触している冷却板を備
え、前記冷却板の蓄熱器ユニットと接触している面の裏
面に熱交換器冷媒管が広範囲で接触するようにして配し
た冷却ユニットと、風路構成用断熱材で形成した通風ダ
クトとを有し、前記通風ダクトが、積層した前記冷却ユ
ニットと前記蓄熱器ユニットとを収納し、かつ前記凹凸
面の前記凸部が、前記蓄熱器ユニットに流入する流体の
通過方向に対して千鳥配列されている。
【００１２】さらに、熱交換器冷媒管の冷媒流入側が積
層した冷却ユニットに挟まれている。
層した冷却ユニットに挟まれている。
【００１３】
【作用】本発明の蓄熱装置は、融解用熱交換面が、蓄熱
器表面にて直接熱交換させ蓄熱した熱を放熱するために
熱交換の効率が良く、凹凸面を有することで融解用熱交
換面の面積が大きくなり、更に凹凸面の凸部の後方で流
入してきた流体が渦流となり易く、また、前凸部の後流
が次凸部に影響を及ぼし流れの乱れを強め熱伝達を促進
することから熱交換量が大きくなり、非常に効率が良
く、凹凸面を突き合わせることで、突き合わせ部におい
て熱伝導が起こり蓄熱器の凍結及び融解時の偏りを減少
できる。また、蓄熱器ユニットの積層により挟まれた蓄
熱器は上下からの蓄熱器の凍結膨張と自らの凍結膨張に
より互いに押し合い凍結面の接触荷重の増加となり凍結
を促進させる。
器表面にて直接熱交換させ蓄熱した熱を放熱するために
熱交換の効率が良く、凹凸面を有することで融解用熱交
換面の面積が大きくなり、更に凹凸面の凸部の後方で流
入してきた流体が渦流となり易く、また、前凸部の後流
が次凸部に影響を及ぼし流れの乱れを強め熱伝達を促進
することから熱交換量が大きくなり、非常に効率が良
く、凹凸面を突き合わせることで、突き合わせ部におい
て熱伝導が起こり蓄熱器の凍結及び融解時の偏りを減少
できる。また、蓄熱器ユニットの積層により挟まれた蓄
熱器は上下からの蓄熱器の凍結膨張と自らの凍結膨張に
より互いに押し合い凍結面の接触荷重の増加となり凍結
を促進させる。
【００１４】さらに、蓄熱装置において冷媒流入側の冷
媒管が積層した冷却ユニットの冷却板に挟まれているた
め冷媒の熱交換能力の大きい流入側にて冷媒管が接触し
ている上下の冷却板を介して上下の蓄熱器の２面と熱交
換し、冷媒吐出側の冷媒管を蓄熱装置の最上部あるいは
最下部に配しているため冷媒の熱交換能力の低下した冷
媒吐出側では冷媒管の接触している冷却板一面を介して
蓄熱器１面の熱交換のみであるため冷媒の熱交換能力を
効率良く使用できる。
媒管が積層した冷却ユニットの冷却板に挟まれているた
め冷媒の熱交換能力の大きい流入側にて冷媒管が接触し
ている上下の冷却板を介して上下の蓄熱器の２面と熱交
換し、冷媒吐出側の冷媒管を蓄熱装置の最上部あるいは
最下部に配しているため冷媒の熱交換能力の低下した冷
媒吐出側では冷媒管の接触している冷却板一面を介して
蓄熱器１面の熱交換のみであるため冷媒の熱交換能力を
効率良く使用できる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明による蓄熱装置の１実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
いて、図面を参照しながら説明する。
【００１６】図１は本発明の１実施例における蓄熱装置
の斜視図、図２は同実施例の図１中のＡ−Ａ’線に沿う
蓄熱装置の縦断面図、図３は同実施例の蓄熱式冷蔵庫の
冷凍サイクル図、図４は同実施例の蓄熱式冷蔵庫の構造
を示す断面図である。
の斜視図、図２は同実施例の図１中のＡ−Ａ’線に沿う
蓄熱装置の縦断面図、図３は同実施例の蓄熱式冷蔵庫の
冷凍サイクル図、図４は同実施例の蓄熱式冷蔵庫の構造
を示す断面図である。
【００１７】図１及び図２にて、１４は蓄熱装置、１５
は蓄熱器、１６は蓄熱器ユニット、１７は冷却板、１８
は冷却ユニット、１９は冷媒を流す熱交換器冷媒管、２
０は流路壁であり、矢印２１は蓄熱した熱を搬送する流
体通過方向であり、２２は冷媒の流れ方向である。
は蓄熱器、１６は蓄熱器ユニット、１７は冷却板、１８
は冷却ユニット、１９は冷媒を流す熱交換器冷媒管、２
０は流路壁であり、矢印２１は蓄熱した熱を搬送する流
体通過方向であり、２２は冷媒の流れ方向である。
【００１８】蓄熱装置１４は冷却ユニット１８を熱交換
器冷媒管１９を挟んで積層しており、冷却ユニット１８
は、蓄熱器１５と冷却板１７と流路壁２０より構成され
ている。
器冷媒管１９を挟んで積層しており、冷却ユニット１８
は、蓄熱器１５と冷却板１７と流路壁２０より構成され
ている。
【００１９】蓄熱器１５は内部に潜熱型蓄熱材が充填さ
れており、一表面が凍結用熱交換面の平面２３とその平
面２３の裏面の凹凸面２４からなっており、凹凸面２４
の凸部は頭部を切った円錐形状であり、千鳥配列となっ
ている。
れており、一表面が凍結用熱交換面の平面２３とその平
面２３の裏面の凹凸面２４からなっており、凹凸面２４
の凸部は頭部を切った円錐形状であり、千鳥配列となっ
ている。
【００２０】蓄熱器ユニット１６は蓄熱器１５の凹凸面
２４の凸部を突き合わせ部２５にて互いに突き合わせて
いる。
２４の凸部を突き合わせ部２５にて互いに突き合わせて
いる。
【００２１】冷却板１７は、一表面にて蛇行して接触面
積を稼だ熱交換器冷媒管１９と接触しており、その裏面
にて蓄熱器１５の平面２３と平面で接触している。
積を稼だ熱交換器冷媒管１９と接触しており、その裏面
にて蓄熱器１５の平面２３と平面で接触している。
【００２２】流路壁２０は断熱されており、両端が冷却
板１７の両端と固定され、固定部２０ａ、２０ｂにて流
体が漏れないように密閉されている。
板１７の両端と固定され、固定部２０ａ、２０ｂにて流
体が漏れないように密閉されている。
【００２３】熱交換器冷媒管１９は、蓄熱装置１４の熱
交換冷媒管１９の冷媒流入側２６より冷媒を流し冷媒吐
出側２７から吐出する。
交換冷媒管１９の冷媒流入側２６より冷媒を流し冷媒吐
出側２７から吐出する。
【００２４】蓄熱器凍結時すなわち蓄熱時は冷媒を熱交
換器冷媒管１９の冷媒流入側２６より冷媒を流し、冷却
板１７を介して平面にて蓄熱器１５と熱交換させ凍結す
る。融解時は空気を矢印２１のように通風させ流路壁１
８に囲まれた蓄熱装置１４内の蓄熱器１５の凹凸面２４
で冷却する。
換器冷媒管１９の冷媒流入側２６より冷媒を流し、冷却
板１７を介して平面にて蓄熱器１５と熱交換させ凍結す
る。融解時は空気を矢印２１のように通風させ流路壁１
８に囲まれた蓄熱装置１４内の蓄熱器１５の凹凸面２４
で冷却する。
【００２５】図３において、２８はコンプレッサであり
コンデンサ２９を介して３方電磁弁３０に接続される。
さらに、この３方電磁弁３０の第１の流出口３０ａはキ
ャピラリ３１、冷却器３２、アキュムレータ３３を順次
介して前記コンプレッサ２８に接続される。また、３方
電磁弁３０の第２の流出口３０ｂは、蓄熱装置用キャピ
ラリ３４、前記蓄熱装置１４を順次介して前記アキュム
レータ３３に接続され前記コンプレッサ２８に接続され
る。
コンデンサ２９を介して３方電磁弁３０に接続される。
さらに、この３方電磁弁３０の第１の流出口３０ａはキ
ャピラリ３１、冷却器３２、アキュムレータ３３を順次
介して前記コンプレッサ２８に接続される。また、３方
電磁弁３０の第２の流出口３０ｂは、蓄熱装置用キャピ
ラリ３４、前記蓄熱装置１４を順次介して前記アキュム
レータ３３に接続され前記コンプレッサ２８に接続され
る。
【００２６】図４において、３５は冷却器用ファン、３
６は蓄熱装置用ファンであり、蓄熱装置１４は冷凍室３
７と冷蔵室３８の間の仕切壁３９と風路構成用断熱材４
０で形成された通風ダクト４０ａ内に固定収納されてい
て、蓄熱装置用ファン３６を運転することにより通風ダ
クト入り口４０ｂから空気を吸い込んで、蓄熱装置１４
を通して空気を冷却し、冷却した空気を通風ダクト出口
４０ｃから吐き出す。すなわち矢印で示すように空気を
循環させ、冷蔵室３８を冷却する。
６は蓄熱装置用ファンであり、蓄熱装置１４は冷凍室３
７と冷蔵室３８の間の仕切壁３９と風路構成用断熱材４
０で形成された通風ダクト４０ａ内に固定収納されてい
て、蓄熱装置用ファン３６を運転することにより通風ダ
クト入り口４０ｂから空気を吸い込んで、蓄熱装置１４
を通して空気を冷却し、冷却した空気を通風ダクト出口
４０ｃから吐き出す。すなわち矢印で示すように空気を
循環させ、冷蔵室３８を冷却する。
【００２７】以上のように構成された蓄熱式冷蔵庫に利
用した蓄熱装置についてその動作を説明する。
用した蓄熱装置についてその動作を説明する。
【００２８】通常冷却時は３方電磁弁３０で、コンプレ
ッサ２８、３方電磁弁３０を介し冷媒を第１の流出口３
０ａのみに流し、キャピラリ３１、冷却器３２、アキュ
ムレータ３３を経路しコンプレッサ２８に戻すことで冷
却器３２にて庫内を所定の温度に冷却する。
ッサ２８、３方電磁弁３０を介し冷媒を第１の流出口３
０ａのみに流し、キャピラリ３１、冷却器３２、アキュ
ムレータ３３を経路しコンプレッサ２８に戻すことで冷
却器３２にて庫内を所定の温度に冷却する。
【００２９】蓄熱利用運転時すなわち蓄熱器融解時は、
蓄熱装置用ファン３６を運転し、蓄熱装置１４内の蓄熱
器１５に冷凍室３７以外の戻り空気を通風させることで
蓄熱器の冷熱源にて冷蔵室３８を冷却する。前記蓄熱利
用運転時は昼間の電力使用ピークの短時間に行うため効
率の良い蓄熱装置が必要である。ここで、蓄熱器１５の
融解用熱交換部が蓄熱器表面にて直接熱交換させ蓄熱し
た熱を放熱するために熱交換の効率が良く、凹凸面２４
を有することで融解用熱交換部の面積が大きくなり、更
に凹凸面２４の凸部の後方で流入してきた流体が渦流と
なり易く、また、前列の後流が次列に影響を及ぼし流れ
の乱れを強め熱伝達を促進することから熱交換量が大き
くなり、非常に効率が良い。
蓄熱装置用ファン３６を運転し、蓄熱装置１４内の蓄熱
器１５に冷凍室３７以外の戻り空気を通風させることで
蓄熱器の冷熱源にて冷蔵室３８を冷却する。前記蓄熱利
用運転時は昼間の電力使用ピークの短時間に行うため効
率の良い蓄熱装置が必要である。ここで、蓄熱器１５の
融解用熱交換部が蓄熱器表面にて直接熱交換させ蓄熱し
た熱を放熱するために熱交換の効率が良く、凹凸面２４
を有することで融解用熱交換部の面積が大きくなり、更
に凹凸面２４の凸部の後方で流入してきた流体が渦流と
なり易く、また、前列の後流が次列に影響を及ぼし流れ
の乱れを強め熱伝達を促進することから熱交換量が大き
くなり、非常に効率が良い。
【００３０】蓄熱運転時すなわち蓄熱器凍結時は３方電
磁弁３０で第２の流出口３０ｂに冷媒を流すようにし、
コンプレッサ２８、３方電磁弁３０、キャピラリ３４、
蓄熱装置１４、アキュムレータ３３を経路しコンプレッ
サ２８に戻す。この時、蓄熱装置１４は熱交換器冷媒管
１７より冷却板１６にて蓄熱器１５の凍結用熱交換面積
の増加を図った平面２３で凍結を行う。凍結用熱交換面
が平面であることから接触面積が広く熱交換が良好であ
り、積層されていることから積層により挟まれた蓄熱器
は上下からの蓄熱器の凍結膨張と自らの凍結膨張により
互いに押し合い凍結面の接触荷重の増加となり凍結を促
進させる。
磁弁３０で第２の流出口３０ｂに冷媒を流すようにし、
コンプレッサ２８、３方電磁弁３０、キャピラリ３４、
蓄熱装置１４、アキュムレータ３３を経路しコンプレッ
サ２８に戻す。この時、蓄熱装置１４は熱交換器冷媒管
１７より冷却板１６にて蓄熱器１５の凍結用熱交換面積
の増加を図った平面２３で凍結を行う。凍結用熱交換面
が平面であることから接触面積が広く熱交換が良好であ
り、積層されていることから積層により挟まれた蓄熱器
は上下からの蓄熱器の凍結膨張と自らの凍結膨張により
互いに押し合い凍結面の接触荷重の増加となり凍結を促
進させる。
【００３１】また、蓄熱装置１４の積層により冷却ユニ
ット１８に挟まれた部分の熱交換器冷媒管１９では、熱
交換器冷媒管１９に接触している上下２枚の冷却板１７
を介して蓄熱器１５の凍結用熱交換面の平面２３の２面
と熱交換するため冷媒の熱交換能力を多く必要とし、蓄
熱装置１４の最上部及び最下部の熱交換冷媒管１９では
接触している冷却板１７は上下のどちらか一枚を介して
蓄熱器１５の凍結用熱交換面の平面２３の一面のみの熱
交換でよいため冷媒の熱交換能力は冷却ユニット１８に
挟まれた部分に比べて半分程度の能力でよい。このこと
から、蓄熱装置１４の冷却ユニット１８に挟まれた熱交
換器冷媒管１９は冷媒の熱交換能力の低下していない冷
媒流入側２５とし、蓄熱装置１４の最上部及び最下部は
冷媒の熱交換能力の低下した冷媒吐出側２６としたこと
で冷媒の熱交換効率を良くし、さらに、蓄熱装置１４の
熱損失のある最上部及び最下部の熱交換器冷媒管１９は
冷媒の熱交換能力の低下した冷媒吐出側２６であるため
熱損失は少ない。
ット１８に挟まれた部分の熱交換器冷媒管１９では、熱
交換器冷媒管１９に接触している上下２枚の冷却板１７
を介して蓄熱器１５の凍結用熱交換面の平面２３の２面
と熱交換するため冷媒の熱交換能力を多く必要とし、蓄
熱装置１４の最上部及び最下部の熱交換冷媒管１９では
接触している冷却板１７は上下のどちらか一枚を介して
蓄熱器１５の凍結用熱交換面の平面２３の一面のみの熱
交換でよいため冷媒の熱交換能力は冷却ユニット１８に
挟まれた部分に比べて半分程度の能力でよい。このこと
から、蓄熱装置１４の冷却ユニット１８に挟まれた熱交
換器冷媒管１９は冷媒の熱交換能力の低下していない冷
媒流入側２５とし、蓄熱装置１４の最上部及び最下部は
冷媒の熱交換能力の低下した冷媒吐出側２６としたこと
で冷媒の熱交換効率を良くし、さらに、蓄熱装置１４の
熱損失のある最上部及び最下部の熱交換器冷媒管１９は
冷媒の熱交換能力の低下した冷媒吐出側２６であるため
熱損失は少ない。
【００３２】なお、蓄熱器１５の凹凸面２４の凸部の形
状は円あるいは円柱でも良く、配列は碁盤配列でも良
い。
状は円あるいは円柱でも良く、配列は碁盤配列でも良
い。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内部に蓄
熱材を充填し、一表面が平面で形成され、前記平面の裏
面が凹凸面である蓄熱器２個を前記凹凸面を互いに突き
合わせた蓄熱器ユニットと、前記蓄熱器ユニットの平面
に平面で接触している冷却板を備え、前記冷却板の蓄熱
器ユニットと接触している面の裏面に熱交換器冷媒管が
広範囲で接触するようにして配した冷却ユニットと、風
路構成用断熱材で形成した通風ダクトとを有し、前記通
風ダクトが、積層した前記冷却ユニットと前記蓄熱器ユ
ニットとを収納し、かつ前記凹凸面の前記凸部が、前記
蓄熱器ユニットに流入する流体の通過方向に対して千鳥
配列されているため、蓄熱装置内の蓄熱材を封入した蓄
熱器の凍結及び融解を均一化させて凍結及び融解を効率
良く行い、蓄熱器の凍結時の体制器の膨張を有効に利用
して凍結を促進させることができるとともに、凹凸面を
有することで融解熱用熱交換部の面積が大きくなり、更
に凹凸面の凸部の後方で流入してきた流体が渦流となり
易く、また前列の後流が次列に影響を及ぼし流れの乱れ
を強め熱伝達を促進することから熱交換量が大きくな
り、熱交換効率を向上できる。
熱材を充填し、一表面が平面で形成され、前記平面の裏
面が凹凸面である蓄熱器２個を前記凹凸面を互いに突き
合わせた蓄熱器ユニットと、前記蓄熱器ユニットの平面
に平面で接触している冷却板を備え、前記冷却板の蓄熱
器ユニットと接触している面の裏面に熱交換器冷媒管が
広範囲で接触するようにして配した冷却ユニットと、風
路構成用断熱材で形成した通風ダクトとを有し、前記通
風ダクトが、積層した前記冷却ユニットと前記蓄熱器ユ
ニットとを収納し、かつ前記凹凸面の前記凸部が、前記
蓄熱器ユニットに流入する流体の通過方向に対して千鳥
配列されているため、蓄熱装置内の蓄熱材を封入した蓄
熱器の凍結及び融解を均一化させて凍結及び融解を効率
良く行い、蓄熱器の凍結時の体制器の膨張を有効に利用
して凍結を促進させることができるとともに、凹凸面を
有することで融解熱用熱交換部の面積が大きくなり、更
に凹凸面の凸部の後方で流入してきた流体が渦流となり
易く、また前列の後流が次列に影響を及ぼし流れの乱れ
を強め熱伝達を促進することから熱交換量が大きくな
り、熱交換効率を向上できる。
【００３４】また、さらに、熱交換器冷媒管の冷媒流入
側が積層した冷却ユニットに挟まれているため、冷媒の
熱交換効率を向上させることができる。
側が積層した冷却ユニットに挟まれているため、冷媒の
熱交換効率を向上させることができる。
【図１】本発明による蓄熱装置の第１の実施例の斜視図
【図２】同実施例の図１中のＡ−Ａ’線に沿う蓄熱装置
の縦断面図
の縦断面図
【図３】同実施例の蓄熱式冷蔵庫の冷凍システム図
【図４】同実施例の蓄熱式冷蔵庫の構造を示す縦断面図
【図５】従来の蓄熱装置の斜視図
１４ 蓄熱装置 １５ 蓄熱器 １６ 蓄熱器ユニット １７ 冷却板 １８ 冷却ユニット １９ 熱交換器冷媒管 ２１ 流体通過方向 ２３ 平面 ２４ 凹凸面 ２６ 冷媒流入側
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−219466（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−83550（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−27581（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F25D 3/00 F25D 16/00
Claims (2)
- 【請求項１】 内部に蓄熱材を充填し、一表面が平面で
形成され、前記平面の裏面が凸部を設けた凹凸面である
蓄熱器２個を前記凹凸面を互いに突き合わせた蓄熱器ユ
ニットと、前記蓄熱器ユニットの平面に平面で接触して
いる冷却板を備え、前記冷却板の蓄熱器ユニットと接触
している面の裏面に熱交換器冷媒管が広範囲で接触する
ようにして配した冷却ユニットと、風路構成用断熱材で
形成した通風ダクトとを有し、前記通風ダクトが、積層
した前記冷却ユニットと前記蓄熱器ユニットとを収納
し、かつ前記凹凸面の前記凸部が、前記蓄熱器ユニット
に流入する流体の通過方向に対して千鳥配列されている
蓄熱装置。 - 【請求項２】 内部に蓄熱材を充填し、一表面が平面で
形成され、前記平面の裏面が凹凸面である蓄熱器２個を
前記凹凸面を互いに突き合わせた蓄熱器ユニットと前記
蓄熱器ユニットの平面と平面で接触している冷却板を備
えた冷却ユニットに前記冷却板の蓄熱器ユニットに接触
している面の裏面に冷媒管を広範囲で接触するようにし
て配し、前記冷媒管を挟むように冷却ユニットを積層
し、蓄熱した熱の取り出しは前記凹凸面にて蓄熱器の平
面に平行に流体通過することで行われ、かつ熱交換器冷
媒管の冷媒流入側が積層した冷却ユニットに挟まれた蓄
熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08827494A JP3179281B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 蓄熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08827494A JP3179281B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 蓄熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07294084A JPH07294084A (ja) | 1995-11-10 |
| JP3179281B2 true JP3179281B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=13938330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08827494A Expired - Fee Related JP3179281B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 蓄熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3179281B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100348992B1 (ko) * | 2000-03-24 | 2002-08-17 | 진성냉기산업주식회사 | 축냉식 증발기 |
| GB2537864A (en) * | 2015-04-28 | 2016-11-02 | Alistair Ball Johnathan | Improvements in or relating to heat transfer systems |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP08827494A patent/JP3179281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07294084A (ja) | 1995-11-10 |
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