JP3179258U - 吸湿・吸放湿性フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥剤の含有率が高くても機械的強度が強く、しかも外装フィルム等への接着性が良好であって、かつ乾燥剤としての吸湿、吸放湿性能の吸湿力、吸放湿力の調整が容易である吸湿・吸放湿性フィルムを提供する。
【解決手段】ベース材1としての樹脂に、シリカ粉体2を含ませたことを特徴として吸湿・放湿性フィルムCを形成する。さらに上記の吸湿・放湿性フィルムCに有機アミン紛体3を含ませても良い。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥剤として利用できる吸湿・吸放湿性フィルム、或いは吸湿・吸放湿性フィルムを外装フィルムに積層した吸湿・吸放湿性フィルムとして平板状部材とを積層して、食料品、医薬品、電子部品及びディバイス等の包装体或いは包装材料として利用することができる吸湿・吸放湿性フィルムに関するものである。
医薬品は、タブレットタイプや粉末タイプのものに限らず、空気中の水分に触れたり水分を吸収したりすると、その初期の形状や性状、性能などが維持されなくなってしまう。
キャンディなどの食品についても、タブレットタイプや粉末タイプに限らず、同様のことが云える。また、電子部品のような工業製品にも、空気中の酸素や空気中の水蒸気の影響から遮断して保管ないし保存することが要求されるものが多くある。
従来、プラスチックフィルムを用いた袋やトレーに医薬品や食品といった湿気や酸素を嫌う内容物を収容しておくときには、たとえば和紙などの有孔シート材で作った袋にシリカゲル粒や生石灰やなどの乾燥剤を封入したもの(乾燥剤入り袋)や脱酸素剤を、内容物と共にプラスチック袋やトレー容器に収容させている。
また、乾燥剤含有樹脂を薄くした乾燥剤フィルムでは、吸湿、放湿量を増大させようとして乾燥剤を樹脂に多量に混合したとすると、乾燥剤フィルムの表面粗さが大きくなり、この乾燥剤フィルムの表面に他のフィルムを接着する際の接着性が悪くなるという問題があった。
また、吸湿・吸放湿性フィルムを積層した包装材料による包装袋或いは包装体では、湿気を嫌う内容物を長期間に渡って保護できるものが望ましく、乾燥剤フィルムの厚みの調整や内容物に応じた吸湿、放湿が容易に調整できることが望ましい。なお、このような内容物としては、食品、医薬品、電子部品、電子ディバイス、電子機器等が含まれる。
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであって、乾燥剤の含有率が高くても機械的強度が強く、しかも外装フィルム等への接着性が良好であって、かつ乾燥剤としての吸湿、放湿性能の調整が容易である吸湿・吸放湿性フィルムを目的とするものである。
また、乾燥剤や脱酸素剤を袋へ封入した際に、お年寄りや子供が間違えで誤飲誤食も発生しているため乾燥樹脂内袋やトレー容器によって形成し、乾燥樹脂内袋やトレー容器が発揮する吸湿性によって内容物が湿ることを防ぐようにしたプラスチック容器も知られている。
特開2007−269367公報 特許公開2006−289198公報 特許公開2008−164441公報 登録実用新案第3045067号公報
しかしながら、乾燥剤や脱酸素剤入り袋を内容物と共にプラスチック袋に収容させておくという手段には、製造者にとっては、プラスチック袋やトレーに乾燥剤や脱酸素剤入り袋を投入する手間や乾燥剤入り袋を検品する手間などが余分に必要になるという問題がある。ユーザにとっては、乾燥剤入り袋に入っている乾燥剤を誤飲・誤食するおそれがあるという問題があるほか、乾燥剤入り袋自体が空のプラスチック袋やトレーとは別に個別にごみとして捨てられるためにゴミ量低減化の動きにも反するという問題がある。
一方、特許文献3によって提案されているプラスチックフィルムやシートでは、包装材本体の乾燥樹脂内フィルムを用いた容器や袋の表面が、内容物を収容する内部空間に露呈しているため、プラスチックフィルムを用いた袋やトレーに収容した内容物が乾燥樹脂内フィルムの表面に接触するという問題がある。
ところが、プラスチック袋やトレーに収容した内容物が、そのプラスチックフィルムの乾燥剤フィルムの表面に直接接触することは、内容物が人間の口に入る経口タイプの医薬品や食品などの経口物である場合には特に好ましくない。すなわち、乾燥剤をベース樹脂に分散混合させて成形されている乾燥剤フィルムは、それに含まれる乾燥剤成分が、経時によりベース樹脂表面にでてくるので、そのまま人間の口に入ってしまった場合によっては健康を害するといったことなどの、予期し得ない好ましくない状況を引き起こしてしまうというおそれがある。
本考案は以上の問題や状況に鑑みてなされたものであり、上記した乾燥剤入り袋を用いる場合の問題を解消することができるだけでなく、特許文献3によって提案されているプラスチック容器や袋によって発現するところの、内容物が乾燥剤成分に接触するおそれがあるという状況を改善することのできる吸湿性、吸放湿性フィルムを提供することを目的とする。
ベース材1としての樹脂に、シリカ粉体2を含ませたことを特徴とする吸湿・放湿性フィルム。
ベース材1としての樹脂に有機アミン紛体3を含ませたことを特徴とする吸湿・放湿性フィルム。
吸湿・放湿性フィルムの全体重量に対して、シリカ粉体を30%〜60%を含有させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸湿・吸放湿性フィルム。
吸湿・吸放湿性フィルムに、薬剤に触れる側とは異なる側に、湿気が入らないように防湿フィルムを、はりあわせたことを特徴とする吸湿・吸放湿性フィルム。
吸湿・吸放湿性フィルムの薬剤に触れる側とは異なる側に、湿気が入らないように防湿フィルム、薬剤に触れる側に、薬剤の湿気を、吸湿・吸放湿性フィルムが吸収できるように通気性フィルムをはりあわせたことを特徴とする吸湿・吸放湿性フィルム。
通気性フィルムの厚さは、防湿フィルムの厚さより薄くしたことを特徴とする吸湿・吸放湿性フィルム。
本考案の吸湿・吸放湿性フィルムを用いると、内容物が乾燥剤に直接触れないので、医薬品や食品の場合に、乾燥剤の付着した内容物を経口したことが原因で知らず知らずのうちに健康が損なわれるという心配がなくなる。
本考案の吸湿・吸放湿性フィルムの構成。 本考案の吸湿・吸放湿性フィルムと他のフィルムからなる二層フィルムの構成。 本考案の吸湿・吸放湿性フィルムの上下にフィルムを貼りつけたす三層フィルムの構成。
本考案の吸湿・吸放湿性フィルムは、ベース材としての樹脂に、機能成分としての吸湿性、放湿性を発揮するシリカ粉体や有機アミン紛体を含有させ、分散させたものである。
ベース材としての樹脂には、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂のほか、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂、エチレン−環状オレフィン共重合体樹脂、プロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂、ポリプロピレン−αオレフィン共重合体樹脂などのポリオレフィン系の樹脂のうちの一つ又は複数を用いる。
図1は、本考案の吸湿・吸放湿性フィルムの構成を示す。
吸湿、放湿性フィルムCは、ポリプロピレン樹脂やポリエチレンなどのベース材1としての樹脂に、シリカ粉体2や有機アミン紛体3を含ませる。
シリカ粉体2や有機アミン紛体3の含有率は、吸湿・吸放湿性フィルムの全体重量に対して、夫々、シリカ紛体を30%〜60%、有機アミン紛体を25%〜40%にするのが好ましい。
図2と図3では、吸湿・吸放湿性フィルムの、片側に薬剤4がある場合を示す。
図2では、本考案の吸湿・吸放湿性フィルムに、薬剤4が触れる側とは別の側に、湿気を防ぐ防湿フィルムを貼りあわせて2層にする。
防湿フィルムは、例えば、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂のほか、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂、エチレン−環状オレフィン共重合体樹脂、プロピレン−エチレンブロック共重合体樹脂、ポリプロピレン−αオレフィン共重合体樹脂などのポリオレフィン系の樹脂のうちの一つ又は複数を用い、さらに防湿成分を含めてもよい。
図3は、本考案の吸湿・吸放湿性フィルムCの対象物に接しない側に防湿フィルムA、対象物に接する側に通気性フィルムBをはりあわせたフィルムである。
防湿フィルムAは、湿気を吸収しないように厚めにし、通気性フィルムBは、薬剤の湿気が、吸湿・吸放湿性フィルムに吸収されやすいように薄めにする。
通気性フィルムBの厚さは、防湿フィルムAの厚さより薄めにする。
例えば、吸湿・吸放湿性フィルムCが、エチレン−環状オレフィン共重合体樹脂の場合、防湿フィルムAの厚さは、20μm以上とし、通気性フィルムBの厚さは5μmとするのが好ましい。
通気性フィルムBは、例えば、エチレン−αオレフィン共重合体樹脂、エチレン−環状オレフィン共重合体樹脂等がある。
本考案の吸湿・吸放湿性フィルムには、有機アミン紛体3を含むので、消臭効果と防錆効果がでてくる。
1 ベース材
2 シリカ粉体
3 有機アミン粉体
4 薬剤
A 防湿フィルム
B 通気性フィルム
C 吸湿・放湿性フィルム

Claims (6)

  1. ベース材1としての樹脂に、シリカ粉体2を含ませたことを特徴とする吸湿・放湿性フィルム。
  2. ベース材1としての樹脂に有機アミン紛体3を含ませたことを特徴とする請求項1記載の吸湿・放湿性フィルム。
  3. 吸湿・放湿性フィルムの全体重量に対して、シリカ粉体を30%〜60%を含有させたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸湿・吸放湿性フィルム。
  4. 請求項1又は請求項2の吸湿・吸放湿性フィルムに、薬剤に触れる側とは異なる側に、湿気が入らないように防湿フィルムを、はりあわせたことを特徴とする吸湿・吸放湿性フィルム。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の吸湿・吸放湿性フィルムの薬剤に触れる側とは異なる側に、湿気が入らないように防湿フィルム、薬剤に触れる側に、薬剤の湿気を、吸湿・吸放湿性フィルムが吸収できるように通気性フィルムをはりあわせたことを特徴とする吸湿・吸放湿性フィルム。
  6. 通気性フィルムの厚さは、防湿フィルムの厚さより薄くしたことを特徴とする請求項5に記載の吸湿・吸放湿性フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015058427A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 高 民浩 水蒸気及び酸素吸着性樹脂ペレット
CN108455053A (zh) * 2018-02-09 2018-08-28 刘东华 一种草莓专用抑菌保鲜袋及其保鲜方法

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