JP3156312U - 乾燥袋 - Google Patents

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【課題】袋体の全内面に亘っての高吸湿性能の均等化を可能とするとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させ、乾燥剤の封入が不要で該乾燥剤の誤飲が皆無となることで安全性を向上させ、中身の透視を可能とし、吸湿機能の劣化を容易に視認することが可能な乾燥袋を提供する。【解決手段】ポリエチレンテレフタレートからなる基材層2と、シリカを用いた防湿層3と、ポリエチレンに吸湿機能を持つゼオライトの粉末を混入して薄層化した吸湿層4と、シール用のシーラント層5とを順次積層して積層フィルム6を形成し、積層フィルム6の二枚を各シーラント層5,5が対向するように重ね合わせるとともに重ね合わせたシーラント層5,5周囲の所要部位にヒートシールを施して袋体8とした。【選択図】図1

Description

本考案は、乾燥袋に関するものであり、特に、袋体を構成している積層フィルム自体に吸湿機能を持たせることで該袋体の全内面に亘っての吸湿性能の均等化を可能とするとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させるようにしたモイストクリアバッグ即ち、乾燥袋に関するものである。
従来、菓子等の食物を封入する袋体として、防湿性能を持つアルミ箔を用い、さらに封入した菓子等の食物を乾燥状態に保持するため、該菓子等の食物と一緒に乾燥剤を封入したものがある。
また、従来、例えば、次のような蓋付米飯容器用吸湿性袋状シートが知られている。この従来技術は、通水性のない樹脂フィルムからなる上面材と通気性のある不織布からなる下面材とで密封状態の袋状体を形成し、該袋状体に吸水ポリマーからなる吸水材を収容するとともに、前記上面材には少なくとも1個の通気孔を穿孔して袋状の吸水シートを構成し、該袋状の吸水シートを、容器本体内の赤飯(米飯)の上で蓋部の下に敷設している。そして、赤飯等の米飯を収容する容器における蓋部の内面に結露が発生するのを最小限に抑えるとともに結露が発生しても、これを通気孔から袋状体内に回収して吸水材に吸着させ、結露が赤飯等の米飯に落下するのを防いで、赤飯等の味が低下するのを未然に回避するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−37430号公報
従来のアルミ箔を用いた袋体は、アルミ箔が不透明のため封入した菓子等及びその状態が見えず、不便に感じることがあり、さらには菓子等と一緒に封入した乾燥剤を誤飲するおそれがあるという問題があった。
また、特許文献1に記載の従来技術においては、袋状体を形成している上面材及び下面材自体に吸水機能を持たせたものではなく、該袋状体内に吸水ポリマーからなる吸水材を収容することで袋状の吸水シートとしている。また、この袋状の吸水シートは、中身を収容する容器本体の全内面に亘って設けたものではなく、中身である赤飯等の上で蓋部の下のみに敷設している。さらに、袋状の吸水シートは、所定量の吸水状態で変色して吸水機能の劣化を容易に視認し得るようにしたものでもない。
そこで、積層フィルム自体に吸湿機能を持たせることで袋体の全内面に亘っての高吸湿性能の均等化を可能とするとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させ、乾燥剤の封入が不要で該乾燥剤の誤飲が皆無となることで安全性を向上させ、防湿層にシリカを用いたことで中身の透視を可能とし、吸湿層は所定量の吸湿状態で変色することで吸湿機能の劣化を容易に視認することを可能とするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決することを目的とする。
本考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の考案は、ポリエチレンテレフタレートからなる基材層と、シリカを用いた防湿層と、ポリエチレンに吸湿機能を持つゼオライトの粉末を混入して薄層化した吸湿層と、シール用のシーラント層とを順次積層して積層フィルムを形成し、該積層フィルムの二枚を前記各シーラント層が対向するように重ね合わせるとともに重ね合わせたシーラント層周囲の所要部位にヒートシールを施して袋体とした乾燥袋を提供する。
この構成によれば、袋体の最外層が機械的強度の優れたポリエチレンテレフタレートの基材層となっていることで高い強度を有する袋体となる。該袋体を構成している積層フィルム中にはゼオライトの粉末を混入した吸湿層が積層されていることで積層フィルム自体に吸湿機能が付与されて袋体の全内面に亘って高吸湿性能が均等に得られる。また、これとともに吸湿性能の長期持続性が発揮される。防湿層は不透明なアルミ箔ではなく透明性を有するシリカ(二酸化ケイ素)としたことで中身の透視が可能となる。さらに、ゼオライトの粉末を混入した吸湿層は、当初は乳白色を呈しているが所定量の吸湿後は乳白色が消えて半透明に変色する。これにより吸湿機能の劣化を視認することが可能となる。
請求項1記載の考案は、積層フィルム自体が吸湿機能を有していることで袋体の全内面に亘って高い吸湿性能を均等に発揮させることができ、これとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させることができる。したがって、別途に乾燥剤を封入することが不要となることから該乾燥剤の誤飲が皆無となって安全性を向上させることができる。防湿層にシリカ(二酸化ケイ素)を用いたことで中身を透視できるという便利性が得られる。吸湿層は所定量の吸湿状態で変色することから吸湿機能の劣化を容易に視認することができるとともに多湿の中身を封入した場合等において該中身からの吸湿状態、言い換えれば該中身の乾燥状態を容易に視認することができるという利点がある。
図は本考案の実施例に係る乾燥袋を示すものである。
乾燥袋を一部省略及び一部破断しシール部分を誇張して示す側面図。 図1中のA−A線に沿う部分の拡大断面図。 乾燥袋内における相対湿度の経時変化を従来技術としてのシリカゲルを用いた場合と比較して示す特性図。 湿度環境の差による吸湿性能の経時変化を示す特性図。
本考案は、積層フィルム自体に吸湿機能を持たせることで袋体の全内面に亘っての高吸湿性能の均等化を可能とするとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させ、乾燥剤の封入が不要で該乾燥剤の誤飲が皆無となることで安全性を向上させ、防湿層にシリカを用いたことで中身の透視を可能とし、吸湿層は所定量の吸湿状態で変色することで吸湿機能の劣化を容易に視認するという目的を達成するために、ポリエチレンテレフタレートからなる基材層と、シリカを用いた防湿層と、ポリエチレンに吸湿機能を持つゼオライトの粉末を混入して薄層化した吸湿層と、シール用のシーラント層とを順次積層して積層フィルムを形成し、該積層フィルムの二枚を前記各シーラント層が対向するように重ね合わせるとともに重ね合わせたシーラント層周囲の所要部位にヒートシールを施して袋体とすることにより実現した。
以下、本考案の好適な実施例を図1乃至図4を参照して説明する。まず、図1及び図2を用いて本実施例に係る乾燥袋の構成を説明する。乾燥袋1は、機械的強度の優れたポリエチレンテレフタレート(PET)からなる基材層2と、該基材層2に蒸着により堆積されたシリカ(二酸化ケイ素)からなる防湿層3と、ポリエチレン(PE)を基体として該ポリエチレンに吸湿機能(乾燥機能)を持つゼオライト(フッ石)の粉末を混入して薄層化した吸湿層4と、シール用のシーラント層5とを順次積層し、これを適宜に加熱・加圧して一体化した積層フィルム6を用いて形成されている。シーラント層5を含む吸湿層4の厚みは、図2に示すように50〜90μm程度である。
そして、図1に示すように、前記積層フィルムの二枚6,6を各シーラント層5,5が対向するように重ね合わせ、この重ね合わされた二枚の積層フィルム6,6における両側部及び底部の部分におけるシーラント層5,5にヒートシールを施してシール部7を形成することにより袋体8とされている。該袋体8における口部8aの部分は開口のままとされ、菓子等の中身を入れた後に上記と同様にシーラント層5,5にヒートシールが施されて中身を封入した乾燥袋1とされる。
次に、上述のように構成された乾燥袋の作用を図3及び図4を用いて説明する。袋体8の最外層に機械的強度の優れたポリエチレンテレフタレート(PET)の基材層2が用いられていることで高い強度を有する袋体8となる。該袋体8を構成している積層フィルム6中には吸湿機能を持つゼオライト(フッ石)の粉末を混入した吸湿層4が積層されている。このため積層フィルム6自体に吸湿機能が付与されて袋体8の全内面に亘って高吸湿性能が均等に得られ、これとともに吸湿性能の長期持続性が発揮される。
図3は、この乾燥袋1内の吸湿性能の長期持続性を、乾燥袋1内における相対湿度の経時変化特性として示している。図3中には、比較のため、従来技術として袋内に中身と一緒にシリカゲル(乾燥剤)を封入した場合の相対湿度の経時変化特性も示してある。この図3の特性から、本実施例に係る乾燥袋1は、従来のシリカゲル(乾燥剤)を用いた場合と何等の遜色もなく乾燥袋1内を長時間に亘って低湿度環境に維持できることを示している。
図4は、乾燥袋1内における湿度環境の差による吸湿性能の経時変化特性を示している。特性検出に供した乾燥袋1におけるシーラント層5を含む吸湿層4の厚みは80μm、面密度は約7g/m2であり、環境は温度25℃で、相対湿度が20%と50%の場合についての吸湿性能(乾燥能力)の経時変化特性である。この図4の特性から、本実施例に係る乾燥袋1は、相対湿度が20%程度の低湿度下でも乾燥能力を最大限に発揮できることを示している。
また、前記防湿層3は不透明なアルミ箔ではなく、透明性を有するシリカ(二酸化ケイ素)が用いられていることで中身の透視が可能となる。さらに、ゼオライト(フッ石)の粉末を混入した前記吸湿層4は、当初は乳白色を呈しているが所定量の吸湿後は乳白色が消えて半透明に変色する。これにより吸湿機能の劣化を視認することが可能となる。
上述したように、本実施例に係る乾燥袋1においては、袋体8の最外層を機械的強度の優れたポリエチレンテレフタレート(PET)の基材層2としたことで高強度の袋体8とすることができ、また平滑性・緻密性にも優れているので、外観的にも優れた袋体8を提供することができる。
積層フィルム6自体に吸湿機能を具備させたことで袋体8の全内面に亘って高い吸湿性能を均等に発揮させることができ、これとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させることができる。
別途に乾燥剤を封入することが不要となって該乾燥剤の誤飲が皆無となり安全性を向上させることができる。
防湿層3をシリカ(二酸化ケイ素)としたことで中身を透視できるという便利性を得ることができる。
吸湿層4は所定量の吸湿状態で変色することから吸湿機能の劣化を容易に視認することができるとともに多湿の中身を封入した場合等において該中身からの吸湿状態、言い換えれば該中身の乾燥状態を容易に視認することができる。
積層フィルム6の各材質は、「樹脂」に分類されるため、使用済みの袋体8は「その他のプラスチック」と一緒に燃料化等の二次利用が可能であり、廃棄物業者を別途に選択することが不要になるという廃棄上の利点もある。
なお、本考案は、本考案の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本考案が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
積層フィルム自体に吸湿機能を持たせたことで、全内面に亘っての高吸湿性能の均等化が可能であるとともに吸湿性能の長期持続性を発揮させ、また乾燥剤の封入が不要で該乾燥剤の誤飲が皆無となることから安全性を向上させることが不可欠な包装器材一般に広く適用することが可能である。
1 乾燥袋
2 基材層
3 防湿層
4 吸湿層
5 シーラント層
6 積層フィルム
7 シール部
8 袋体
8a 口部

Claims (1)

  1. ポリエチレンテレフタレートからなる基材層と、シリカを用いた防湿層と、ポリエチレンに吸湿機能を持つゼオライトの粉末を混入して薄層化した吸湿層と、シール用のシーラント層とを順次積層して積層フィルムを形成し、該積層フィルムの二枚を前記各シーラント層が対向するように重ね合わせるとともに重ね合わせたシーラント層周囲の所要部位にヒートシールを施して袋体としたことを特徴とする乾燥袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021053946A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 大日本印刷株式会社 透明ガスバリア性吸水積層体
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