JP3177774B2 - Ｉ／ｏコネクタのシェルとハウジング保持構造 - Google Patents

Ｉ／ｏコネクタのシェルとハウジング保持構造

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JP3177774B2
JP3177774B2 JP35176497A JP35176497A JP3177774B2 JP 3177774 B2 JP3177774 B2 JP 3177774B2 JP 35176497 A JP35176497 A JP 35176497A JP 35176497 A JP35176497 A JP 35176497A JP 3177774 B2 JP3177774 B2 JP 3177774B2
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康史 林
英之 大谷
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機器（一例と
して携帯電話）等に用いられるＩ／Ｏコネクタにおける
シェルとハウジング保持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のＩ／Ｏコネクタにおけるシェルと
ハウジング保持構造について図４〜図６を参照して説明
する。
【０００３】従来のＩ／Ｏコネクタ１１は、一方向を指
して整列された多数のコンタクト１２と、多数のコンタ
クト１２を保持する絶縁性のハウジング１３と、ハウジ
ング１３を組込まれる金属製のシェル１４を、主要な部
品として構成される。
【０００４】ハウジング１３は、直方体形状のハウジン
グ本体１３Ａとコンタクト保持部１３Ｂから構成され、
コンタクト保持部１３Ｂには、多数のコンタクト１２が
一定のピッチで保持されている。
【０００５】シェル１４は、１枚の金属板材にプレス、
切削、切込み及び孔開け等の加工を施して四角枠構造に
構成される。シェル１４の上面のハウジング挿入側の両
隅付近には、弾性変形可能なランス止め１４Ａ，１４Ａ
が切込みによりそれぞれ設けられ、ランス止め１４Ａ，
１４Ａの各先端は、シェル１４の内部に向かって突出し
ている。シェル１４の両側面部の相手側コネクタ嵌合側
の付近には、弾性変形可能なランス止め１４Ｂ，１４Ｂ
が切込みによりそれぞれ設けられ、ランス止め１４Ｂ，
１４Ｂの各先端は、シェル１４の内部に向かって突出し
ている。シェル１４の上面部の相手側コネクタ嵌合側の
両隅付近には、係止孔１４Ｃ，１４Ｃが開けられ、コネ
クタの嵌合時に相手側コネクタの一対の突出部が係止孔
１４Ｃ，１４Ｃに挿入される。
【０００６】ハウジング１３をコンタクト保持部１３Ｂ
側からシェル１４に挿入すると、ハウジング１３のコン
タクト保持部１３Ｂの両側面部に設けられた各突出部
（図示せず）は、それぞれランス止め１４Ｂ，１４Ｂに
突き当るから、それ以上ハウジング１３をシェル１４に
深く挿入することができない。同時に、ハウジング１３
のハウジング本体１３Ａの上面部に設けられた一対の溝
（図示せず）は、ランス止め１４Ａ，１４Ａにそれぞれ
係止されるので、ハウジング１３は、シェル１４から抜
出すことができない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来のＩ／Ｏコネクタ
１１では、ハウジング１３をシェル１４に挿入してラン
ス止め１４Ａ，１４Ａ，１４Ｂ，１４Ｂにより固定す
る。しかし、ハウジング１３がシェル１４内でガタつく
傾向がある。また、ハウジング本体１３Ａの挿入方向の
寸法Ｌが、図６（ａ）に示されるように長ければ、ハウ
ジング１３は、シェル１４に対して平行状態に組込まれ
る。ただし、寸法Ｌが、図６（ｂ）に示されるように短
いと、ハウジング１３は、シェル１４に対して傾斜状態
に組込まれる。
【０００８】そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点
を改良し、ハウジングがシェル内の所定位置に安定した
状態で組込まれるＩ／Ｏコネクタを提供しようとするも
のである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
コンタクトと、前記複数のコンタクトを保持する絶縁性
のハウジング（３）と、前記ハウジング（３）を組込ま
れる金属製のシェル（４）から構成され、前記シェル
（４）の両側面部に切込み及び折曲げによってそれぞれ
Ｕ字型圧入片（４Ｃ）が形成され、前記ハウジング
（３）の両側面部付近に前記各Ｕ字型圧入片（４Ｃ）を
圧入される溝（３Ｃ）がそれぞれ形成され、前記シェル
（４）の前記両側面部における前記各Ｕ字型圧入片（４
Ｃ）が形成された側と逆側との間にそれぞれコ字型切込
み部（４Ｂ）が形成され、前記各コ字型切込み部（４
Ｂ）の相手側コネクタ（５）の嵌合側の部分を前記相手
側コネクタ（５）との係止部（４Ｄ）として利用可能な
Ｉ／Ｏコネクタのシェルとハウジング保持構造が、提供
される。
【００１０】
【００１１】
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態例のＩ／Ｏ
コネクタについて図１〜図３を参照して説明する。
【００１３】本実施の形態例のＩ／Ｏコネクタ１は、一
方向を指して整列された多数のコンタクト２と、多数の
コンタクト２を保持する絶縁性のハウジング３と、ハウ
ジング３を組込まれるシェル４を、主要な部品として構
成される。
【００１４】ハウジング３は、直方体形状のハウジング
本体３Ａとコンタクト保持部３Ｂから構成され、コンタ
クト保持部３Ｂには、多数のコンタクト２が一定のピッ
チで保持されている。ハウジング本体３Ａの両側面部付
近には、後述するシェル４のＵ字型圧入片４Ｃ，４Ｃを
圧入される溝３Ｃ，３Ｃが設けられている。
【００１５】シェル４は、１枚の金属板材にプレス、切
削、切込み及び孔開け等の加工を施して四角枠構造に構
成される。シェル４の上面部のハウジング挿入側の両隅
付近には、ランス止め４Ａ，４Ａが切込みによりそれぞ
れ設けられ、ランス止め４Ａ，４Ａの各先端は、シェル
４の内側に向かって突出している。図３（ｄ）に示され
るように、シェル３の両側面部の略中央にそれぞれコ字
型切込み部４Ｂ，４Ｂを設け、コ字型切込み部４Ｂ，４
Ｂ内の平坦な各側面部をそれぞれシェル４の内側へ折曲
して弾性変形可能なＵ字型圧入片４Ｃ，４Ｃを形成す
る。シェル４の両側面部の相手側コネクタ嵌合側（図３
（ｄ）における手前側）と、コ字型切込み部４Ｂ，４Ｂ
の間に存在する部分を係止部４Ｄ，４Ｄとして、後述す
るように、相手側コネクタ５に係止する手段に利用する
ことができる。シェル４の両側面部の下部に、それぞれ
ホールドダウン４Ｅ，４Ｅを形成する。
【００１６】ハウジング３をシェル４に組込むと、シェ
ル４の弾性変形可能なＵ字型圧入片４Ｃ，４Ｃは、ハウ
ジング本体３Ａの溝３Ｃ，３Ｃにそれぞれ圧入される。
したがって、ハウジング３は、シェル４内に安定した状
態で組込まれ、ガタつくことはない。
【００１７】図２に示されるように、プラグのフード６
を被覆された相手側コネクタ５の先端部の両側面には、
ばねにより出没可能な台形状の突出部５Ａ，５Ａがそれ
ぞれ設けられている。
【００１８】Ｉ／Ｏコネクタ１を相手側コネクタ５に嵌
合するとき、シェル４の係止部４Ｄ，４Ｄが突出部５
Ａ，５Ａの各傾斜カム面を押圧し、突出部５Ａ，５Ａを
相手側コネクタ５の内部へ没入させる。嵌合完了状態で
は、突出部５Ａ，５Ａが再び突出し、係止部４Ｄ，４Ｄ
は嵌合方向に直交する突出部５Ａ，５Ａの各平面に係止
される。したがって、この状態では、Ｉ／Ｏコネクタ１
の相手側コネクタ５からの離脱は、防止される。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、金属製のシェルの両側面部に一体に形成され
た弾性変形可能なＵ字型圧入片が絶縁性のハウジングの
両溝にそれぞれ圧入されるので、ハウジングはシェル内
の所定位置に安定した状態で組込まれる。また、本発明
によれば、シェルの両側面部におけるＵ字型圧入片の逆
側に形成された両係止部を、Ｉ／Ｏコネクタの相手側コ
ネクタからの離脱の防止に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態例の斜視図である。ただ
し、シェルの一部が除去された状態を示す。
【図２】本発明の一実施の形態例と相手側コネクタが嵌
合した状態の斜視図である。
【図３】本発明の一実施の形態例の諸図であり、（ａ）
は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は側面図、（ｄ）は
斜視図を、それぞれ示す。
【図４】従来のＩ／Ｏコネクタの斜視図である。ただ
し、シェルの一部が除去された状態を示す。
【図５】従来のＩ／Ｏコネクタの斜視図である。
【図６】従来のＩ／Ｏコネクタの欠点を説明するための
断面図であり、（ａ）はハウジング本体が長い場合のも
の、（ｂ）はハウジング本体が短い場合のものを、それ
ぞれ示す。
【符号の説明】
１ Ｉ／Ｏコネクタ ２ コンタクト ３ ハウジング ３Ａ ハウジング本体 ３Ｂ コンタクト保持部 ３Ｃ 溝 ４ シェル ４Ａ ランス止め ４Ｂ コ字型切込み部 ４Ｃ Ｕ字型圧入片 ４Ｄ 係止部 ４Ｅ ホールドダウン ５ 相手側コネクタ ５Ａ 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−30077（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−254454（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−86973（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−92520（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−54196（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/506 H01R 13/648 H01R 24/08 H01R 13/658

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 複数のコンタクトと、前記複数のコンタ
    クトを保持する絶縁性のハウジング（３）と、前記ハウ
    ジング（３）を組込まれる金属製のシェル（４）から構
    成され、前記シェル（４）の両側面部に切込み及び折曲
    げによってそれぞれＵ字型圧入片（４Ｃ）が形成され、
    前記ハウジング（３）の両側面部付近に前記各Ｕ字型圧
    入片（４Ｃ）を圧入される溝（３Ｃ）がそれぞれ形成さ
    れ、前記シェル（４）の前記両側面部における前記各Ｕ
    字型圧入片（４Ｃ）が形成された側と逆側との間にそれ
    ぞれコ字型切込み部（４Ｂ）が形成され、前記各コ字型
    切込み部（４Ｂ）の相手側コネクタ（５）の嵌合側の部
    分を前記相手側コネクタ（５）との係止部（４Ｄ）とし
    て利用可能なことを特徴とするＩ／Ｏコネクタのシェル
    とハウジング保持構造。
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