JP3175645U - 鳩目ボタン穴かがり縫いミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】布にギンプ糸を取込んで鳩目ボタン穴かがり縫いを行うミシンを提供する。
【解決手段】針棒及びこれに同期した態様で動作するフックを有して鳩目ボタン穴縫目を形成するかがり縫い機構と、ギンプ糸16を鳩目ボタン穴縫目へ供給するギンプ糸供給装置23と、ギンプ糸を案内するギンプ糸案内ユニット25を有するギンプ糸案内装置24と、ギンプ糸案内ユニットの位置を監視する監視センサー30とを備え、ギンプ糸案内ユニットはニュートラル位置からギンプ糸引出位置へ鳩目ボタン穴縫目に供給されるギンプ糸の引出効力によって移動できるものであり、監視センサーへの信号接続部39を有する制御装置38を備える。
【選択図】図2

Description

本考案は針糸、フック糸及びギンプ糸(芯糸)で鳩目ボタン穴縫目をかがり縫う鳩目ボタン穴かがり縫いミシンに関する。
この形式のかがり縫いミシンは特許文献1で知られている。鳩目ボタン穴かがり縫いミシンは3本の糸、即ち針糸、フック糸及びギンプ糸(芯糸)で鳩目ボタン穴縫目をかがり縫いをする。ギンプ糸は鳩目ボタン穴縫目の外観を形作るために使用され、したがって、鳩目ボタン穴を美麗にする。
ボタン穴かがり縫いミシンは特許文献2で知られており、ギンプ糸は自動かがり縫いサイクルの開始前に操作レバーによって供給される。
自動ギンプ糸供給は特許文献3で知られている。
EP 1 722 021 B1 DE 19 70 349 U DE 199 16 660 C1
本考案の目的は、ギンプ糸を有する鳩目ボタン穴縫目をかがり縫う鳩目ボタン穴かがり縫いミシンを提供することである。このかがり縫いは、鳩目ボタン穴縫目をかがり縫うとき、かがり縫い工程がギンプ糸を含めて実行されるように自動かがり縫いプログラムで齎される。
この目的は、本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンにおいて、針棒及びこれに同期した態様で動作するフックを有して鳩目ボタン穴縫目を形成するかがり縫い機構と、ギンプ糸を鳩目ボタン穴縫目へ供給するギンプ糸供給装置と、ギンプ糸を案内するギンプ糸案内ユニットを有するギンプ糸案内装置と、ギンプ糸案内ユニットの位置を監視する監視センサーとを備え、ギンプ糸案内ユニットはニュートラル位置からギンプ糸引出位置へ鳩目ボタン穴縫目に供給されるギンプ糸の引出効力によって移動できるものであり、監視センサーへの信号接続部を有する制御装置を備えることで達成される。
本考案によれば、ギンプ糸供給装置は、監視センサー及び制御装置と共に、鳩目ボタン穴縫目をかがり縫いするとき、ギンプ糸を含んでいることを確実に監視できるものである。鳩目ボタン穴縫目がギンプ糸を含まないで不要にかがり縫いされたならば、制御装置は信号を発信するか及び/又は別手段として対応策をとることができる。監視センサーはギンプ糸引出位置に達していないことを認識したならば、対応する不良信号が制御装置に伝送される。ギンプ糸を含まない鳩目ボタン穴の不要の製造は回避される。特に、鳩目ボタン穴縫目は、かがり縫い製品が鳩目ボタン穴の製造中に切取られる前に、ギンプ糸を含まないで不要にかがり縫いされる。したがって、ギンプ糸を取込むことの問題は、かがり縫い製品が不要な切取工程によって損失する前に認識される。鳩目ボタン穴かがり縫いミシンはかがり縫い機構を有し、これは枢動可能であって鳩目ボタン穴縫目を形成する。監視センサーは、ギンプ糸案内ユニットがかがり縫い機構の特定の枢動位置におけるニュートラル位置にあるときのみに、監視センサーの切替ユニットがトリガーするように設計されており、かがり縫い機構はこの枢動位置を鳩目ボタン穴縫目のかがり縫い中に導入するものである。「枢動かがり縫い機構」構成の監視センサーはギンプ糸案内装置と共に、枢動かがり縫い機構キャリヤ(担持体)に装着でき、これによって監視センサーの切替ユニットのトリガー動作はかがり縫い機構の総ての枢動位置において可能となる。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンにおいて、ギンプ糸案内ユニットはギンプ糸クランプレバーとして構成される。ギンプ糸案内ユニットのクランプレバー構成は経済的である。クランプレバーはギンプ糸を同時にクランプ(押え)し、かつ案内する。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンにおいて、監視センサーは非接触センサーとして構成される。監視センサー構成は磨耗を回避する。監視センサーは誘導センサーとして、容量センサーとして又は光センサー、例えば光バリアとして構成できる。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンは糸切装置を備えている。糸切装置は鳩目ボタン穴縫目の形成後に再生可能な糸切を齎すものである。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンにおいて、ギンプ糸案内ユニットは、ニュートラル位置以外の位置にあるならば、ギンプ糸引張応力が無くなったとき自重によりニュートラル位置に移動されるように構成される。案内ユニットは、鳩目ボタン穴かがり縫いプログラムの終了後に、自動的に開始位置としてのニュートラル位置に戻る。案内ユニットがギンプ糸を押えるユニットとして構成されるならば、ギンプ糸は案内ユニットの戻りでニュートラル位置に自動的に引戻され、それによって、その後にかがり縫いされた鳩目ボタン穴縫目の縫目開始におけるギンプ糸の不要に延びることが回避される。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンにおいて、ギンプ糸案内ユニットの位置は調節ストッパーによってニュートラル位置に設定される。調節ストッパーは案内ユニットの位置をニュートラル位置に設定するものである。これは監視センサーの精細な調節及び/又はギンプ糸長を設定することに使用され、ギンプ糸長は糸クランプをする案内ユニットの戻り中にニュートラル位置に引戻される。ただし、調節ストッパーはストッパーネジによって実現される。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンはギンプ糸クランプレバーがギンプ糸に生じるギンプ糸クランプ力を設定するクランプ力設定ユニットを備えている。クランプ力設定ユニットはギンプ糸クランプレバーのクランプ力の精細な調節を行うもので、一方で、鳩目ボタン穴縫目のかがり縫い中に取込められたギンプ糸は適切な高張力をクランプレバーに発生してギンプ糸引出位置に転移し、他方で、過大な引張応力が無くなってギンプ糸の取込みを一層困難とする。クランプ力設定ユニットは調節クランプバネによって実現される。調節ネジはクランプバネを調節するために使用される。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンによれば、鳩目ボタン穴縫目をかがり縫いするとき、ギンプ糸を含んでいることを確実に監視して、布にギンプ糸を取込んで鳩目ボタン穴かがり縫いを行うことができる。
ギンプ糸供給装置を備えた鳩目ボタン穴かがり縫いミシンの側面図を示す。 かがり縫いミシンのベースプレートハウジングカバーが取外され、ギンプ糸案内装置を備えたギンプ糸供給装置がニュートラル位置にある詳細斜視図を示す。 図2に類似する図において、ギンプ糸案内装置を備えたギンプ糸供給装置がギンプ糸引出位置にある状態を示す。 かがり縫いミシンでかがり縫いされ、ギンプ糸、針糸及びフック糸でかがり縫いされた鳩目ボタン穴縫目を有する鳩目ボタン穴を示す。
以下、本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンにおける実施の形態例について図面を参照して詳述する。
図1から推定できるように、鳩目ボタン穴かがり縫いミシンはC字形状とされ、即ち上方アーム1と、ハウジング状の態様で形成された下方ベースプレート2と、両者を連結する概ね垂直の脚柱3とを有している。アーム軸4はアーム1に慣用の態様で装着され、アーム軸4は駆動モータ(図示ぜず)によって駆動される。この形式の駆動モータをこの形式のかがり縫いミシンに配設することはDE 102 25 511 C1及びDE 102 25 512 C1で知られている。アーム軸4からは慣用の態様で垂直方向に往復動する針棒5に伝導されて、これを駆動し、これに設けた針6を往復駆動する。針6は針糸7を案内する。
以下、xyz直交座標系を使用して位置関係の説明を容易にする。x軸は図1においてその平面の垂直方向に図面を越えて延びるものである。y軸は図1において右に延びるものである。z軸は図1において上方向に延びるものである。
ベースプレート2上にはx−yテーブル8が配置されている。x−yテーブル8はクロススライド(横送り台)であり、2つの水平座標方向、即ちx方向及びy方向に移動できる。x−yテーブル8は、例えばDE 198 07 771 C1(US 6,095,066に対応)で知られている慣用の態様で形成される。x−yテーブル8は、図示しない駆動手段、即ちx駆動及びy駆動によって駆動される。これらは慣用の位置決め可能電動モータ、一般的にはステッピングモータであるが、制御可能直流モータでもよい。この形式の構成はDE 102 25 511 C1及びDE 102 25 512 C1で知られている。
2枚構成の支持板9がx−yテーブル8上に配置されている。かがり縫い製品クランプ10は各部の支持板9と組合されている。この形式の配置は特許文献1で知られている。かがり縫い製品クランプ10はそれぞれクランプ板11を有する。かがり縫い製品12はクランプ板11と支持板13との間で押えられる。支持板13の開口には針板14がギンプ糸(芯糸)16のための貫通開口15(図2参照)とともに配置されている。クランプ板11は双腕構成の担持レバー17に設けられる。かがり縫い製品クランプ10の構成及び駆動の詳細はDE 102 16 808 C2(US 6,722,299 B2に対応)から明らかとなるので、これを参照することができる。
y方向で針棒5の後方にはボタン穴切断機構18が設けられ、ベースプレート2に静止的、垂直方向に、言換えれば、z方向に配置された、より下方のナイフユニット(図示せず)と、より上方の切断ブロック19とを有している。切断機構18の構成の詳細は特許文献1から明らかとなる。
針棒5とは別に、これに同期した態様で動作して鳩目ボタン穴縫目20(図4参照)を形成するフック(ル−パ)21もかがり縫いミシンのかがり縫い機構に属している。フック糸22はフックハウジングに収容された糸蓄え部から縫目形成領域、即ち形成されるべき鳩目ボタン穴縫目へ供給される。
ギンプ糸16はギンプ糸供給装置23により縫目形成領域に供給される。ギンプ糸供給装置23は図2−図3に詳細に図示されている。ギンプ糸供給装置23はギンプ糸16を案内するギンプ糸案内装置24に加えてギンプ糸案内ユニット25を有している。ギンプ糸案内ユニット25は、ギンプ糸16を押えるギンプ糸クランプレバーとして形成されている。ギンプ糸クランプレバー25はギンプ糸16を押えるクランプ板26を有している。クランプ力設定ユニット27はギンプ糸クランプレバー25がギンプ糸16に生じるギンプ糸クランプ力を設定するために使用される。クランプ力設定ユニット27はバネとして形成されて予め設定可能な力で調節ネジ28によりクランプ板26を押圧する。
クランプ板26の自由端は切替ラグ(突片)29として設計されている。切替ラグ29はギンプ糸案内ユニット25、言換えれば糸クランプレバーの位置を監視する監視センサー30の一部である。
ギンプ糸案内ユニット25はかがり縫い機素であってかがり縫いされるべきギンプ糸16によって移動される。ギンプ糸クランプレバー25は、枢支蝶番31の周りに図2に示すニュートラル位置と図3に示すギンプ糸引出位置との間で水平枢支軸線でハウジングに固定された担持ブロック32に対して枢動できる。ニュートラル位置においてギンプ糸クランプレバー25の位置は調節可能なストッパー33により設定できる。調節可能なストッパー33はストッパーネジ34を有している。ストッパーネジ34は担持ブロック32を通って螺進され、その自由端はニュートラル位置においてギンプ糸クランプレバー25の逆向きストッパー腕35に当接する。ストッパーネジ34を螺進、螺退することによって、切替ラグ29の位置は監視センサー30の切替ユニット36に対して例えば精細に調節できる。監視センサー30は非接触センサーとして構成される。監視センサー30は誘導センサーとして、容量センサーとして又は光センサーとして構成できる。光センサーの一例は光バリアである。
糸切装置37が図1に略示されている。糸切装置37によって、鳩目ボタン穴縫目20の完成後に、針糸7、ギンプ糸16及びフック糸22は切断される。糸切装置37はベースプレート2に収容されている。
また、かがり縫いミシンは制御装置38を有している。また、制御装置38は図1、図2に略示され、信号線39を経由して監視センサー30の切替ユニット36に至る信号接続部を有している。
ギンプ糸供給装置23において、ギンプ糸16はギンプ糸蓄え部(図示せず)から供給スリーブ40を経由し縫目領域に供給される。供給スリーブ40からギンプ糸16の糸道は先ず案内ワイヤー41によって案内され、次いでハウジングに固定された案内開口42を経由する。案内開口42の後で、ギンプ糸クランプレバー25が使用されてギンプ糸16を案内する。ギンプ糸クランプレバー25による案内に続いて、ギンプ糸16は先ずハウジングに固定されたもう1つの案内開口42、ハウジングに固定されたもう1つのクランプユニット44及びハウジングに固定されたもう1つの案内開口45を通過する。これに続いて、ギンプ糸16は針板14の貫通開口15を通過する。
鳩目ボタン穴縫目20のかがり縫いの間に、かがり縫い製品12はx−yテーブル8上に位置決めされ、その移送中、クランプとも称されるクランプ板11によって保持される。鳩目ボタン穴縫目20のかがり縫いの開始時に、針糸7及びフック糸22の協働によりジグザグ縫目を実行することによって、膨らみ状断面をもつ「いも虫形縫目」が形成され、その縫目はギンプ糸16が針板14から離れる後にギンプ糸16を丸め込み、ギンプ糸16を押え、ギンプ糸16を取込み、したがってギンプ糸供給装置23によりギンプ糸16を連続して調節する。鳩目ボタン穴縫目20の形成中にギンプ糸16に生じる張力はギンプ糸クランプレバー25を最初に下方に引下げられたニュートラル位置(図2)から引上げられたギンプ糸引出位置(図3)へ枢支蝶番31の周りに枢支することを意味する。クランプ力設定ユニット27によって、ギンプ糸クランプレバー25のクランプ力は、鳩目ボタン穴縫目20をかがり縫うときギンプ糸16のテンションがギンプ糸クランプレバー25を図3にしたがうギンプ糸引出位置へ移動するのに十分であるような手法でギンプ糸16に設定される。ギンプ糸クランプレバー25がニュートラル位置とギンプ糸引出位置との間で移動されたとき、監視センサー30はトリガーされ、「適正ギンプ糸取込み」信号を信号線39を経由して制御装置38に送信する。次いで、鳩目ボタン穴縫目20をかがり縫うためのかがり縫いプログラムはかがり縫いミシンによって処理される。この場合、鳩目ボタン穴縫目20が図4に示されるようにかがり縫いされる。鳩目ボタン穴縫目20の端部は図4にしたがう実施例においては開放されているが、位置46においてテーパー閂46を有することもできる。かがり縫いプログラム終了時に、針糸7、ギンプ糸16及びフック糸22は糸切装置37によって切断される。ギンプ糸クランプレバー25の自重により、ギンプ糸16が切断された後に、言換えればギンプ糸引張応力が無くなったときギンプ糸クランプレバー25はギンプ糸引出位置からニュートラル位置に戻って枢支される。したがって、ギンプ糸16は、鳩目ボタン穴縫目20の次のかがり縫いの間において針糸7及びフック糸22の膨らみ状断面をもつ「いも虫形縫目」の形成中にギンプ糸16が確実に取込まれる程度で針板14の貫通開口15を通って引戻される。この場合、ギンプ糸16の自由端は長過ぎてギンプ糸16が製造された膨らみ状断面をもつ「いも虫形縫目」から不要に延びて形成された鳩目ボタン穴の外観を損なことにはならない。ギンプ糸クランプレバー25のニュートラル位置への枢動戻りの間で引戻されるギンプ糸長はストッパー33によって設定される。
針糸7、ギンプ糸16及びフック糸22が切断された後に、切断機構18は鳩目ボタン穴を切開する。鳩目ボタン穴縫目20のかがり縫いの開始時においてギンプ糸16が針糸7によって丸め込んでかがり縫いされず、かつ取込められないならば、ギンプ糸クランプレバー25はニュートラル位置から持上がることはなく、ギンプ糸16は緊張して引出されることはなく、言換えればこのニュートラル位置に滞留している。したがって、監視センサー30の切替ユニット36は鳩目ボタン穴縫目20のかがり縫いの開始時においてトリガーすることはない。これは制御装置38における対応するタイマープログラムによって判断される。タイマープログラムは全体の鳩目ボタン穴かがり縫いプログラムのプログラムモジュールであってもよい。タイマープログラムは、一旦、鳩目ボタン穴縫目20のかがり縫いの開始時から設定された時間間隔が経過すると、切替ユニット36がトリガーすることなしに、「鳩目ボタン穴かがり縫い開始時不良」信号を発信する。次いで、制御装置38はかがり縫い工程を中断し、かがり縫いミシンのディスプレー47に不良メッセ−ジを発信する。オペレータは鳩目ボタン穴かがり縫いプログラムを続行すべきか又は全体として中止すべきか否か決定できる。
鳩目ボタン穴かがり縫いプログラムのかがり縫い中に、ギンプ糸が切れたり、ギンプ糸蓄え部が使い果たし、したがって縫目領域とギンプ糸クランプレバー25との間でギンプ糸引出連結が無くなったならば、ギンプ糸クランプレバー25はギンプ糸引出位置からニュートラル位置に戻り、監視センサー30の切替ユニット36は鳩目ボタン穴かがり縫いプログラムの間でトリガーする。次いで、切替ユニット36は「鳩目ボタン穴かがり縫い中不良」信号を信号線39を経由して制御装置38に発信する。次いで、制御装置38はかがり縫いプログラムを中断し、対応する不良メッセ−ジをディスプレー47に発信し、オペレータはかがり縫いを続行すべきか又は中止すべきか否か再度決定することもできる。
かがり縫い機構がz軸に平行な軸線の周りに枢動可能とされて鳩目ボタン穴縫目20を形成するように設計されているとき、監視センサー30は、ギンプ糸クランプレバー25がかがり縫い機構の枢動位置におけるニュートラル位置にあるとき切替ユニット36がトリガーするように設計することもでき、この動作は鳩目ボタン穴縫目20のかがり縫い中に導入される。ギンプ糸がこの枢動位置において緊張して引出されていないか、引出されないで監視センサー30の切替ユニット36がかがり縫いプログラムの間でトリガーするならば、制御装置38は、次いで、かがり縫い工程を中断し、対応する不良メッセ−ジをディスプレー47に発信し、それによってオペレータはかがり縫いを続行すべきか又は中止すべきか否か決定することができる。「枢動かがり縫い機構」構成における監視センサー30はギンプ糸クランプレバー25と共に、枢動かがり縫い機構キャリヤ(担持体)に装着でき、これによって監視センサー30の切替ユニット36のトリガー動作はかがり縫い機構の総ての枢動位置において可能となる。
本考案の鳩目ボタン穴かがり縫いミシンは、布にギンプ糸を取込んで鳩目ボタン穴かがり縫う場合に好適に適用可能である。
5・・・針棒
16・・・ギンプ糸
21・・・フック
20・・・鳩目ボタン穴縫目
23・・・ギンプ糸供給装置
24・・・ギンプ糸案内装置
25・・・ギンプ糸案内ユニット
27・・・クランプ力設定ユニット
30・・・監視センサー
33・・・調節ストッパー
37・・・糸切装置
38・・・制御装置
39・・・信号接続部

Claims (7)

  1. 針棒(5)及びこれに同期して動作するフック(21)を有し、鳩目ボタン穴縫目(20)を形成するかがり縫い機構と、
    ギンプ糸(16)を鳩目ボタン穴縫目へ供給するギンプ糸供給装置(23)と、
    ギンプ糸を案内するギンプ糸案内ユニット(25)を有するギンプ糸案内装置(24)と、
    ギンプ糸案内ユニットの位置を監視する監視センサー(30)とを備え、
    ギンプ糸案内ユニットはニュートラル位置からギンプ糸引出位置へ鳩目ボタン穴縫目に供給されるギンプ糸の引出効力によって移動できるものであり、
    監視センサーへの信号接続部(39)を有する制御装置(38)を備えることを特徴とする鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
  2. ギンプ糸案内ユニットはギンプ糸クランプレバーとして構成されることを特徴とする請求項1記載の鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
  3. 監視センサーは非接触センサーとして構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
  4. 糸切装置(37)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
  5. ギンプ糸案内ユニットは、ニュートラル位置以外の位置にあるならば、ギンプ糸引張応力が無くなったとき自重によりニュートラル位置に移動されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
  6. ギンプ糸案内ユニットの位置は調節ストッパー(33)によってニュートラル位置に設定されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
  7. ギンプ糸クランプレバーがギンプ糸に生じるギンプ糸クランプ力を設定するクランプ力設定ユニット(27)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項記載の鳩目ボタン穴かがり縫いミシン。
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