JP3174446B2 - 熱可塑性ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

熱可塑性ポリカーボネートの製造方法

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JP3174446B2 JP31749993A JP31749993A JP3174446B2 JP 3174446 B2 JP3174446 B2 JP 3174446B2 JP 31749993 A JP31749993 A JP 31749993A JP 31749993 A JP31749993 A JP 31749993A JP 3174446 B2 JP3174446 B2 JP 3174446B2
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    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/20General preparatory processes
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネート樹脂に
関するものであり、さらに詳しくはポリカーボネート樹
脂廃棄物のリサイクリングに関するものである。
【0002】
【発明の背景】ドイツ国特許出願第4141954.5
号明細書及び同42202412.7号明細書中で、モ
ノヒドロキシ化合物類でポリカーボネートを崩壊させる
ことについて記載しているが、両者ともポリカーボネー
トをビスフェノール単位にまで完全に分解し、直接縮合
法等による新たなポリカーボネートの製造に再使用する
ことを本来の目標としている。
【0003】それとは対象的に、本発明による方法は、
いわゆる崩壊段階では、単にオリゴカーボネートの段階
にまでしか進めず、特殊な重縮合方法でこれらオリゴカ
ーボネートを高分子量のポリカーボネートに再構築する
ことを特徴としている。
【0004】オリゴカーボネートの重縮合については共
通して譲渡されたドイツ国特許出願第4238123.
1号に開示されている。本発明による方法は該先行技術
中に記載されてもおらず、またそれによって自明にもな
らない。
【0005】
【発明の概要】溶融エステル交換反応によるポリカーボ
ネートの製造方法について開示する。本発明では、ポリ
カーボネート廃棄物を高温でモノフェノール類に溶解
し、そして触媒の存在下で崩壊してオリゴカーボネート
類、ジアリールカーボネート類及びジフェノール類を生
成する。引き続いて、場合によっては、充填剤類および
添加剤類の分離を行い、部分的な再縮合反応とモノフェ
ノール類の蒸留により、重量平均分子量が8000から
18000の高粘度のオリゴカーボネートを生成させ、
生成された該オリゴカーボネートを重縮合してポリカー
ボネート樹脂を製造する。
【0006】
【具体的な態様】本発明は、 (1) 式(I)
【0007】
【化3】
【0008】[式中、Xは、C1−C8のアルキリデン、
5−C12のシクロアルキリデン、Sまたは単結合であ
り、そしてRは、CH3,ClまたはBrであり、そし
てnは、0,1または2である]で示されるジフエノー
ル類から製造されたポリカーボネート樹脂をモノフェノ
ール類に溶解し、100℃〜295℃、好ましくは15
0℃〜250℃の温度で、かつ触媒としての4級アンモ
ニウム化合物類または4級ホスホニウム類の存在下で崩
壊を行い、オリゴカーボネート類、ジアリールカーボネ
ート類およびジフェノール類の混合物にする工程 (2) 場合によっては、充填剤および/または他の添
加剤を濾過、遠心分離法、沈降法および吸着法によって
分離した後、場合によってはジアリールカーボネートを
追加して、崩壊生成物の部分的再縮合を行い、一方でモ
ノフェノール類の留去を180℃〜260℃の温度で、
また大気圧〜2ミリバールの圧力で行うことにより重量
平均分子量8000から18000で、OHとアリール
カーボネートの末端基を持ち、OH末端基/アリールカ
ーボネート末端基が25〜50%/75〜50%、好ま
しくは30〜45%/70〜55%、である高粘度のオ
リゴカーボネートを得る工程、ならびに (3) 該高粘度のオリゴカーボネートを、場合によっ
てはさらに触媒を存在させて、250℃〜295℃の温
度でかつ圧力が<500ミリバール〜0.01ミリバー
ルで重縮合を行い、較正は前もって光散乱法でなされて
いるCH2Cl2もしくは等重量のフェノール/o−ジク
ロロベンゼン混合液中で相対溶液粘度を測る周知の方法
で測定された重量平均分子量(Mw)が約20000〜
100000、好ましくは22000〜60000のポ
リカーボネートにする工程、を特徴とする溶融エステル
交換反応によるポリカーボネートの製造方法を提供する
ものである。
【0009】本発明による製造方法の第一の利点は、ポ
リカーボネート廃棄物を出発原料として用いることがで
きることである。従って、本発明よる方法の目的は、好
ましくは、ポリカーボネート廃棄物を再生することであ
り、そこで望ましくない添加剤、充填剤などを濾過、遠
心分離、沈降または吸着操作により分離できることであ
る。
【0010】本発明による方法で得られるポリカーボネ
ートは良好な品質を有している。特に、それらは溶剤フ
リーであり、低分枝性であるか、または意図的に分枝さ
れており、そして微かな固有の色相を持っている。
【0011】本発明による製造方法で溶剤フリーという
ことは、ハロゲン化炭化水素類、ケトン類および炭化水
素類が崩壊過程およびポリカーボネートの再合成過程で
使用されないことを意味している。
【0012】本発明による方法での低分枝性とは、式
(II)
【0013】
【化4】
【0014】[XはC1−C8のアルキリデンまたはC5
−C12のシクロアルキリデン、−S−または単結合であ
り、R=CH3,ClまたはBrであり、そしてn=
0,1または2である で示される分枝剤の再合成されたポリカーボネート中で
の含有量が、完全ケン化後のHPLCによる測定値で7
5ppmを越えないことを意味している。
【0015】本発明による製造方法での使用に適するモ
ノフェノール類としては特に低沸点のフェノール類、例
えばフェノールそのもの、クレゾール、クロロフェノー
ル、キシレノール、イソプロピルフェノールおよびp−
ターシャリーフェノールが挙げられ、特に好ましくはフ
ェノールである。
【0016】出発物質のポリカーボネート(モル重量単
位として)のモノフェノールに対する比率は1:1から
1:20、好ましくは1:1.5から1:10の間であ
る。出発物質のポリカーボネートのモノフェノールによ
る開裂を行う温度は100℃〜295℃、好ましくは1
50℃〜250℃の間である。場合によっては、本方法
はモノフェノールを液体状態に保つために大気圧以上の
圧力で行われる。
【0017】本発明の方法では、1モルのポリカーボネ
ート単位に対して10-8から10-1モル、好ましくは1
-7から10-2モルの濃度で触媒が使用される。
【0018】好ましい触媒は式(III)および(IV)
【0019】
【化5】
【0020】[式中、R1-4は独立にC1−C18のアルキ
ル基、C6−C10のアリール基またはC5−C6シクロア
ルキル基であってよく、そしてX-は相当する酸−塩基
対H++X-←→HXのpKBが11以下になるアニオン
を示している]で表されるものである。
【0021】本発明の方法に従う触媒として、例えば、
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラメチル
アンモニウムアセテート、テトラメチルアンモニウムフ
ルオライド、テトラメチルアンモニウムテトラフェニル
ボレート、テトラフェニルホスホニウムフルオライド、
テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、
ジメチルジフェニルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
エチルアンモニウムヒドロキシドが挙げられる。また、
触媒の混合物も使用することができる。
【0022】本発明の方法によって再生されるポリカー
ボネートには、式(I)で示されるジフェノール類から
製造されるホモポリマー、コポリマーが包含され、そこ
で使用される式(I)で示されるジフェノール類の好ま
しいものとしては、4,4−ジヒドロキシジフェニル、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、1,
1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,
2’−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチ
ルブタン、2,2−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス−(3−クロロ−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,2−
ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,4−ビスー(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−メチルブタン、2,2−ビス
−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンおよび1,1−ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘ
キサンが挙げられる。
【0023】特に好ましいジフェノール類としては、
2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと
1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサンが挙げられる。
【0024】ポリカーボネートの開裂で発生するジアリ
ールカーボネート類は開裂の際に使用されるモノフェノ
ール類や、開裂されるポリカーボネートの中で使用され
ている連鎖停止剤に由来している。
【0025】場合によっては第二段階で加えることがで
きるジアリールカーボネートは、好ましくは炭酸ジ−C
6−C14−アリールエステルである。好適なジアリール
カーボネートは特にジフェニルカーボネートである。
【0026】添加される反応成分、即ち第一段階のモノ
フェノール類または場合によっては第二段階の炭酸ジア
リールエステル類は、0.1ppm以下のアルカリまた
はアルカリ土類のイオン量は許容されるかもしれない
が、アルカリまたはアルカリ土類のイオンを含まないこ
とが保証されなければならない。
【0027】このような純度をもつモノフェノール類ま
たは炭酸ジアリールエステル類は再結晶、洗浄、または
炭酸ジアリールエステル類またはモノフェノール類の蒸
留によって得ることができる。
【0028】出発物質のカーボネートとして使用するポ
リカーボネート廃棄物が縮合した分枝剤を含んでいる場
合、分枝ポリカーボネートを意図的に故意につくる場
合、これら分枝剤を再縮合反応の際に混ぜることができ
る。
【0029】本発明による製造方法は、好ましくは次の
3段階により実行される。
【0030】第一段階では、出発原料のポリカーボネー
トのオリゴカーボネートへの崩壊は100℃〜295
℃、好ましくは150℃〜250℃の温度で行われる。
第二段階では、大気圧から2ミリバールの圧力のもと、
180℃〜260℃の温度で、モノフェノールを留去
し、場合によってはさらにジアリールカーボネート好ま
しくはジフェニルカーボネートを添加する。
【0031】Mw(CH2l2中または等重量のフェノ
ール/o−ジクロロベンゼン混合液中の相対溶液粘度を
測定することで得られ、かつ光散乱法で較正 された、
重量平均分子量)が8000から18000の高粘度オ
リゴカーボネートが得られる。
【0032】第三段階では、温度250℃〜295℃
で、圧力が<500ミリバール〜0.01ミリバールの
間で重縮合を行い、低分枝性のポリカーボネートで、上
記オリゴカーボネートのところで説明した様にして再度
測定したMwで20000〜100000好ましくは2
2000〜60000のものにする。
【0033】本発明による方法の第二段階で得られるオ
リゴカーボネートのOH末端基含有量は で定義され、25%から50%の量である。
【0034】これらオリゴカーボネートのOH/アリー
ルカーボネート末端基比は、OH末端基はTiCl4を用
いた光度測定法で、アリールカーボネート末端基は完全
なケン化後にできるモノフェノールのHPLC分析で、
それぞれ別々に測定することで決定することができる。
【0035】これらオリゴカーボネートでは、OH末端
基とアリールカーボネート末端基を合計すると一般に1
00%になる。
【0036】本発明による方法は、連続的にも不連続的
にも行うことができ、また撹はん槽型反応器、フイルム
蒸発器、直列に並んだ複数の撹はん型反応器、押しだし
機、ニーダー、単純なディスク型反応器または高粘度デ
ィスク反応器中でも行うことができる。
【0037】本発明による製造方法で得られるポリカー
ボネートは、文献などから知られる正常なOH末端基含
有量を示している。
【0038】これは第二段階由来の低分子量のオリゴカ
ーボネートが好ましくはモノフェノールの蒸留によって
縮合されて低粘度のポリカーボネートになり、そして第
二段階由来のより分子量の大きいオリゴカーボネートが
縮合されてより大きい分子量のポリカーボネートになる
ことにより達成される。
【0039】本発明の方法で得ることのできるポリカー
ボネートは、例えば、排出、紡糸、ペレツト化により単
離できる。
【0040】本発明による方法に従って得ることのでき
る低分枝性の、または意図的に分枝させたポリカーボネ
ートは、通常の添加剤、安定剤、その他を含むことがで
き、周知の方法で該樹脂中に混合できる本発明による方
法に従って得ることのできるポリカーボネートは通常の
機器、例えば、押出機または射出成形機で所望の成形
物、例えば、フイルムまたはシートに通常の方法で加工
できる。これらポリカーボネートの成形物は周知の方法
で、例えば、電気工学分野で工業的に使用することがで
きる。
【0041】
【実施例】すべての部および百分率は特に指定されない
限り重量基準で示される以下の実施例によって本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明はそれらの実施例に
より限定されるものではない。
【0042】比較例1.ビスフェノールAを主成分とす
るポリカーボネート(ηrel=1.298,ジクロロメ
タン,25℃,5g/l)127g(0.5モル)と1
88g(2.0モル)のフェノールを秤取し、撹はん
機、内部温度計、コンデンサー付ビグローカラム(30
cm、メタライズ加工)を備えた500mlの三つ口フ
ラスコに仕込んだ。装置中の大気酸素は真空にし、窒素
をフラッシュする(3回)ことで除去し、該混合物を1
80℃まで加熱した。ポリカーボネートの溶解が終了し
た時、0.001モル%のナトリウムフェノラートを加
え、この温度で60分間撹はんを行った。この時点で、
崩壊されたポリカーボネートの相対粘度はηrel=1.
03(アセトン中での沈澱操作後、測定)であった。該
混合生成物中にはフェノールおよび低分子量オリゴカー
ボネート以外に14.4%の遊離ビスフェノール Aと
14.3%の遊離ジフェニルカーボネートもまた検出さ
れた。次に3.21g(0.015モル=3.0モル%
対ポリカーボネート)のジフェニルカーボネートを加
え、過剰で、また遊離するフェノールを300ミリバー
ルで留去した。30分後に、温度を250℃まで上げ
た。さらに60分間反応を継続後、真空を10ミリバー
ルまで上げた。
【0043】中間体として生成したオリゴカーボネート
のOH:アリールカーボネート末端基比は31:69で
あった。
【0044】重縮合は真空度を0.5ミリバールまで上
げていき、温度を280℃まで上げることで達成でき
た。相対溶液粘度が1.325(ジクロロメタン,25
℃,5g/l)の溶媒フリーのポリカーボネートが得ら
れた。生成したポリカーボネート中の式(I)で示され
る分枝剤の含有量は320ppmであった。
【0045】
【化6】
【0046】比較例2.ポリカーボネートを150℃で
分解し、また崩壊時間が60分であること以外は、比較
例1と同様にした。崩壊生成物の相対溶液粘度はηrel
=1.05(アセトン中での沈澱操作後、測定)であっ
た。
【0047】フェノールと低分子量のオリゴカーボネー
ト以外に、2.7%の遊離ビスフェノールAと2.2%
の遊離ジフェニルカーボネートが混合生成物中に検出さ
れた。中間体として生成したオリゴカーボネート(25
0℃/10ミリバール)のOH:アリールカーボネート
の末端基比は29:71であった。重縮合温度は275
℃であった。相対溶液粘度が1.287(ジクロロメタ
ン、25℃、5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は250ppmであった。
【0048】比較例3.0.0039gのN(CH34
B(C654(2×10-3モル%)を触媒として使用
し、分解温度を180℃とし、崩壊時間を60分とした
他は比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度は
ηrel=1.05(アセトン中での沈澱操作後、測定)
であった。生成された混合物中に、フェノールと低分子
量のオリゴカーボネート以外に、7.0%の遊離ビスフ
ェノールAと7.8%の遊離ジフェニルカーボネートも
検出された。
【0049】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は38:62であった。重縮合温度は30
0℃とした。相対溶液粘度が1.296(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は145ppmであった。
【0050】比較例4.0.0039gのN(CH34
B(C654(2×10-3モル%)を触媒として使用
し、崩壊温度を150℃とし、崩壊時間を60分とした
他は、比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度は
ηrel=1.06(アセトン中での沈澱操作後、測定)
であった。生成された混合物中にフェノールと低分子量
のオリゴカーボネート以外に、0.9%の遊離ビスフェ
ノールAと1.0%の遊離ジフェニルカーボネートも検
出された。
【0051】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は36:64であった。重縮合温度は31
0℃とした。相対溶液粘度が1.313(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(1)で表される
分枝剤の含有量は265ppmであった。
【0052】比較例5.0.0039gのN(CH34
B(C654(2×10-3モル%)を触媒として使用
し、崩壊温度を150℃とし、崩壊時間を30分とした
他は、比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度は
ηrel=1.06(アセトン中での沈澱操作後、測定)
であった。生成された混合物中にフェノールと低分子量
のオリゴカーボネート以外に、1.1%の遊離ビスフェ
ノールAと1.0%の遊離ジフェニルカーボネートも検
出された。中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は33:67であった。重縮合温度は32
0℃とした。相対溶液粘度が1.327(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は580ppmであった。
【0053】比較例6.25%メタノール溶液で0.0
045gのN(CH34OH(1×10-2モル%)、1
%水溶液 で0.0003gのNaHCO3(1×10-2
モル%)および0.0039gのH3BO3を触媒として
使用し、崩壊温度を180℃とし、崩壊時間を30分と
した他は、比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘
度はηrel=1.04(アセトン中での沈澱操作後、測
定)であった。生成された混合物中にフェノールと低分
子量のオリゴカーボネート以外に、12.3%の遊離ビ
スフェノールAと12.6%の遊離ジフェニルカーボネ
ートも検出された。中間体として生成したオリゴカーボ
ネート(250℃/10ミリバール)のOH/アリール
カーボネート末端比は32:68であった。重縮合温度
は280℃とした。相対溶液粘度が1.304(ジクロ
ロメタン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネ
ートが得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表
される分枝剤の含有量は245ppmであった。
【0054】比較例7.0.0045gのN(CH34
OH(1×10-2モル%)と1%水溶液 で0.000
3gのNaHCO3(1×10-2モル%)を触媒として
使用し、崩壊温度を150℃とし、崩壊時間を60分と
した他は、比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘
度はηrel=1.06(アセトン中での沈澱操作後、測
定)であった。生成された混合物中にフェノールと低分
子量のオリゴカーボネート以外に、3.5%の遊離ビス
フェノールAと3.2%の遊離ジフェニルカーボネート
も検出された。中間体として生成したオリゴカーボネー
ト(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカー
ボネート末端比は40:60であった。重縮合温度は2
80℃とした。相対溶液粘度が1.275(ジクロロメ
タン,25℃,5g/l)で、微かに色のついた溶媒遊
離ポリカーボネートが得られた。該ポリカーボネート中
の式(I)で表される分枝剤の含有量は290ppmで
あった。
【0055】実施例1.0.0039gのN(CH34
B(C654(2×10-3モル%)を触媒として使用
し、崩壊温度を180℃とし、崩壊時間を60分とした
他は、比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度は
ηrel=1.04(アセトン中での沈澱操作後、測定)
であった。生成された混合物中にフェノールと低分子量
のオリゴカーボネート以外に、8.9%の遊離ビスフェ
ノールAと9.4%の遊離ジフェニルカーボネートも検
出された。
【0056】中間たいとして生成したオリゴカーボネー
ト(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカー
ボネート末端比は36:64であった。重縮合温度は2
80℃とした。相対溶液粘度が1.252(ジクロロメ
タン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネート
が得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表され
る分枝剤の含有量は15ppmであった。
【0057】実施例2.0.0009gのN(CH3
OH(2×10-3モル%)を触媒として使用し、崩壊温
度を180℃とし、崩壊時間を30分とした他は、比較
例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度はηrel
1.06(アセトン中での沈澱操作後、測定)であっ
た。生成された混合物中にフェノールと低分子量のオリ
ゴカーボネート以外に、7.2%の遊離ビスフェノール
Aと7.5%の遊離ジフェニルカーボネートも検出され
た。
【0058】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は38:62であった。重縮合温度は28
0℃とした。相対溶液粘度が1.269(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は45ppmであった。
【0059】実施例3.0.0065gのPPh4BP
4(2×10-3モル%)を触媒として使用し、崩壊温
度を180℃とし、崩壊時間を60分とした他は、比較
例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度はηrel
1.04(アセトン中での沈澱操作後、測定)であっ
た。生成された混合物中にフェノールと低分子量のオリ
ゴカーボネート以外に、11.4%の遊離ビスフェノー
ルAと11.8%の遊離ジフェニルカーボネートも検出
された。
【0060】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は37:63であった。重縮合温度は28
0℃とした。相対溶液粘度が1.281(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は60ppmであった。
【0061】実施例4.0.0039gのPPh4BP
4(1.2×10-3モル%)を触媒として使用し、崩
壊温度を150℃とし、崩壊時間を60分とした他は、
比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度はηrel
=1.05(アセトン中での沈澱操作後、測定)であっ
た。生成された混合物中にフェノールと低分子量のオリ
ゴカーボネート以外に、0.9%の遊離ビスフェノール
Aと1.2%の遊離ジフェニルカーボネートも検出され
た。
【0062】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は37:63であった。重縮合温度は28
0℃とした。相対溶液粘度が1.294(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は35ppmであった。
【0063】実施例5.0.0039gのN(CH34
B(C654(2×10-3モル%)を触媒として使用
し、崩壊温度を150℃とし、崩壊時間を30分とした
他は、比較例1と同様にした。崩壊生成物の相対粘度は
ηrel=1.05(アセトン中での沈澱操作後、測定)
であった。生成された混合物中にフェノールと低分子量
のオリゴカーボネート以外に、1.9%の遊離ビスフェ
ノールAと2.3%の遊離ジフェニルカーボネートも検
出された。
【0064】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は32:68であった。重縮合温度は28
0℃とした。相対溶液粘度が1.247(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は15ppmであった。
【0065】実施例6.3.21gのかわりに7.49
g(0.035モル=7モル%対ポリカーボネート)の
ジフェニルカーボネートを使用した他は、実施例4と同
様にした。
【0066】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は19:81であった。重縮合温度は28
0℃とした。相対溶液粘度が1.197(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は20ppmであった。
【0067】実施例7.分解反応後にジフェニルカーボ
ネートをまったく加えなかった他は、実施例4と同様に
した。
【0068】中間体として生成したオリゴカーボネート
(250℃/10ミリバール)のOH/アリールカーボ
ネート末端比は70:30であった。重縮合温度は28
0℃とした。相対溶液粘度が1.175(ジクロロメタ
ン,25℃,5g/l)の溶媒遊離ポリカーボネートが
得られた。該ポリカーボネート中の式(I)で表される
分枝剤の含有量は20ppmであった。
【0069】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0070】1. 溶融エステル交換反応によるポリカ
ーボネートの製造方法であって、(i) 式(I)
【0071】
【化7】
【0072】[式中、XはC1−C8のアルキリデン、C
5−C12のシクロアルキリデン、Sもしくは単結合であ
り、そしてRは、CH3,ClまたはBrであり、そし
てnは、0,1または2である]に従うジフェノールの
少なくとも一種に基づくポリカーボネート樹脂の廃棄物
を、モノフェノールに溶解し、4級アンモニウム化合物
類および4級ホスホニウム化合物類の中から選ばれる触
媒の存在下、100℃〜295℃の温度で崩壊させてオ
リゴカーボネート類、ジアリールカーボネート類および
ジフェノール類の混合物を生成させる工程、(ii) 該
オリゴカーボネートを部分的に再縮合して平均分子量が
8000から18000でかつOH/アリールカーボネ
ート末端基の比率が約25〜50%/75〜50%であ
る高粘度のオリゴカーボネートを生成させる工程、(ii
i) 該高粘度のオリゴカーボネートを、250℃〜2
95℃の温度でかつ500ミリバール〜0.01ミリバ
ールの圧力で重縮合を行って、重量平均分子量が200
00から100000のポリカーボネートを製造する工
程、を含んでなる方法。
【0073】2.得られるポリカーボネートが低分枝性
であり、完全なケン化後のHPLCによる測定で該ポリ
カーボネート中の式(II)
【0074】
【化8】
【0075】[式中、XはC1−C8のアルキリデンまた
はC5−C12のシクロアルキリデン、−S−または単結
合であり、RはCH3,ClまたはBrであり、そして
n=0,1または2である]で示される分枝剤の含有量
が75ppmを越えないことを特徴とする請求項1記載
の製造方法。
【0076】3.当該部分再縮合反応が、充填剤および
/または他の添加剤の除去に引き続いて行われることを
特徴とする請求項1記載の製造方法。
【0077】4.モノフェノールが、0.1ppm以下
のアルカリ族および/またはアルカリ土類族のイオンを
含有することを特徴とする請求項1記載の製造方法。
【0078】5.モノフェノールが、アルカリ族および
/またはアルカリ土類族のイオンを含まないことを特徴
とする請求項1記載の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフガング・アレベルト ドイツ連邦共和国デー47802クレーフエ ルト・シユトラトウマーフエルト17 (72)発明者 デイーター・フライターク ドイツ連邦共和国デー47802クレーフエ ルト・ハーゼンハイデ10 (56)参考文献 特公 昭40−16536(JP,B1) 米国特許4212774(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 64/00 - 64/42 C08J 11/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融エステル交換反応によるポリカー
    ボネートの製造方法であって、(i) 式(I) 【化1】 [式中、XはC1−C8のアルキリデン、C5−C12のシ
    クロアルキリデン、Sもしくは単結合であり、そしてR
    は、CH3,ClまたはBrであり、そしてnは、0,
    1または2である]に従うジフェノールの少なくとも一
    種に基づくポリカーボネート樹脂の廃棄物を、モノフェ
    ノールに溶解し、4級アンモニウム化合物類および4級
    ホスホニウム化合物類の中から選ばれる触媒の存在下、
    100℃〜295℃の温度で崩壊させてオリゴカーボネ
    ート類、ジアリールカーボネート類およびジフェノール
    類の混合物を生成させる工程、(ii) 該オリゴカーボ
    ネートを部分的に再縮合して平均分子量が8000から
    18000でかつOH/アリールカーボネート末端基の
    比率が約25〜50%/75〜50%である高粘度のオ
    リゴカーボネートを生成させる工程、(iii) 該高粘
    度のオリゴカーボネートを、250℃〜295℃の温度
    でかつ500ミリバール〜0.01ミリバールの圧力で
    重縮合を行って、重量平均分子量が20000から10
    0000のポリカーボネートを製造する工程、を含んで
    なる方法。
  2. 【請求項2】得られるポリカーボネートが低分枝性であ
    り、完全なケン化後のHPLCによる測定で該ポリカー
    ボネート中の式(II) 【化2】 [式中、XはC1−C8のアルキリデンまたはC5−C12
    のシクロアルキリデン、−S−または単結合であり、R
    はCH3,ClまたはBrであり、そしてn=0,1ま
    たは2である]で示される分枝剤の含有量が75ppm
    を越えないことを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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