JP3171580U - フェライト系ステンレス設備用配管 - Google Patents

フェライト系ステンレス設備用配管 Download PDF

Info

Publication number
JP3171580U
JP3171580U JP2011003338U JP2011003338U JP3171580U JP 3171580 U JP3171580 U JP 3171580U JP 2011003338 U JP2011003338 U JP 2011003338U JP 2011003338 U JP2011003338 U JP 2011003338U JP 3171580 U JP3171580 U JP 3171580U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stainless steel
ferritic stainless
steel equipment
pipe
piping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011003338U
Other languages
English (en)
Inventor
弘保 磯部
弘保 磯部
西田 克也
克也 西田
侑 堀田
侑 堀田
栄希 毛利
栄希 毛利
剛 永島
剛 永島
純次 渡邊
純次 渡邊
Original Assignee
弘保 磯部
弘保 磯部
西田 克也
克也 西田
侑 堀田
侑 堀田
栄希 毛利
栄希 毛利
剛 永島
剛 永島
純次 渡邊
純次 渡邊
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 弘保 磯部, 弘保 磯部, 西田 克也, 克也 西田, 侑 堀田, 侑 堀田, 栄希 毛利, 栄希 毛利, 剛 永島, 剛 永島, 純次 渡邊, 純次 渡邊 filed Critical 弘保 磯部
Priority to JP2011003338U priority Critical patent/JP3171580U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3171580U publication Critical patent/JP3171580U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Abstract

【課題】給排水衛生設備、空気調和設備、消火設備等の建築物に設置される設備用配管の中でも、経済性に優れ、錆が発生しにくい金属製の設備用配管を提供する。【解決手段】下記(1)〜(3)の条件を満たすフェライト系ステンレスを素材として、設備用配管を形成する。(1)クロムが16.00〜20.00%、モリブデンが0.75〜2.50%、窒素が0.025%以下、シリコンが1.00%以下、マンガンが1.00%以下、リンが0.04%以下、硫黄が0.03%以下、および銅が0.80%以下、(2)炭素が0.030%以下、(3)チタン、ニオブおよびジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも一つが、[8?(前記炭素の百分率+前記窒素の百分率)]%〜0.80%。【選択図】図2

Description

本考案はフェライト系ステンレス設備用配管に関し、詳しくは、給排水衛生設備、空気調和設備、消火設備等の用途として構造物、建築物に設置されるフェライト系ステンレス設備用配管に関する。
戸建住宅、集合住宅、商業施設、公共施設、工場、倉庫等の建造物、客船、輸送船等の船舶等の構造物等に代表される建築物には、通常 設備用配管が設置されている。
この様な設備用配管として、以前は亜鉛メッキ鋼管等が使用されていた。
しかし亜鉛メッキ鋼管を使用した場合には各家庭に供給される飲料水が白く濁るいわゆる白水の問題が発生したり、赤く濁るいわゆる赤水の問題が発生したりする点が問題となった。
この問題に対応するために、塩化ビニル管を貼り合わせたり、エポキシ樹脂等を焼き付けたりすることにより合成樹脂層を内面に設置した給排水管が使用されるようになった。
前記合成樹脂層を内面に設置した設備用配管を使用することにより、前記白水、赤水の問題は一応解決するに至った。
しかし前記合成樹脂層を内面に設置した設備用配管は炭素鋼等の錆が発生し易い材料により形成されている場合が多く、前記設備用配管の内外面および前記設備用配管の開口端面に前記合成樹脂層が設置されてはいるものの、前記設備用配管を切断した場合には、切断により新たに生じた開口端面に合成樹脂層が設置されないことがあった。この様に合成樹脂が設置されていない端面が存在すると、その端面から前記設備用配管の炭素鋼内部に錆が広がる問題があった。
また前記設備用配管に合成樹脂層が設置されても塗布品質が安定せず、長期の対応に耐えることができない問題があった。
この錆の問題から一般に設備用配管の寿命は15〜20年程度になると見積もられている。
ところが高層住宅等の建築物の場合は竣工から15〜20年を経過した時点で設備用配管を全て取り換えることが当初から予定されていないことが多い。
特に高層住宅等の高層建築物における設備用配管の設置構造は、各階を貫いて上下方向に設備用配管が設置されると共に、上下方向の設備用配管から各階に水平方向に設備用配管が分岐するものとなっている。
このため前記建築物の竣工から15〜20年を経過した時点で設備用配管を全て取り換えるとすると、設備用配管の分岐部分を取り外して、前記設備用配管を下階に落下させないよう注意しながら新しい設備用配管に交換することが要求される。
しかしながら実際の高層住宅等の建築物では、この様な設備用配管の交換作業のための空間すら事前に確保されていない場合も数多くあるのが実情である。
しかも設備用配管は通常は建築物の内部に設置されていて外部からはその様子を確認することができないため、この設備用配管の機能が損なわれている場合でもその事実が発見されることなく放置されていることもあり得る。
上記の錆の問題に対応するため、オーステナイト系ステンレス鋼管を前記設備用配管に使用する試みもなされている。
しかしオーステナイト系ステンレス鋼管は高価であることから経済性の面で問題があり、設備用配管としては 一部の高級建物で採用されている段階である。
この一方、燃料電池システムに使用されるガス配管として、ニッケルを含まないフェライト系のステンレス鋼、例えばJIS規格のSUS436ステンレス鋼を使用することが知られている(特許文献1)。
この先行技術によれば燃料電池システムを駆動させるときに発生するフッ素イオンはニッケルと反応することから、燃料電池システムに使用されるガス配管としてニッケルを含まないフェライト系のステンレス鋼が適するとされる。
特開2008−140660号公報
本考案の課題は、衛生、空調、消火等の設備用途として船舶等の構造物、住宅等の建築物等(以下、「建築物」という。)に設置される設備用配管の中でも、経済性に優れ、錆が発生しにくい金属製の設備用配管を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案者らが鋭意検討した結果、フェライト系ステンレス設備用配管が本考案の目的に適うことを見出し、本考案を完成するに至った。
すなわち本考案は、
[1]建築物の設備に使用されるフェライト系ステンレス設備用配管を提供するものである。
(鋼管の材質)
また本考案の一つは、
[2]前記フェライト系ステンレス設備用配管が、下記(1)〜(3)の条件を満たすフェライト系ステンレスからなる、上記[1]に記載のフェライト系ステンレス設備用配管を提供するものである。
(1)前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれるクロムが16.00〜20.00%の範囲であり、モリブデンが0.75〜2.50%の範囲であり、窒素が0.025%以下であり、シリコンが1.00%以下であり、マンガンが1.00%以下であり、リンが0.04%以下であり、硫黄が0.03%以下であり、銅が0.80%以下であること
(2)前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれる炭素が0.030%以下であること
(3)前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれるチタン、ニオブおよびジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも一つが、[8×(前記炭素の百分率+前記窒素の百分率)]%〜0.80%の範囲であること
(鋼管)
また本考案の一つは、
[3]前記フェライト系ステンレス設備用配管が、筒状本体を少なくとも有し、
前記筒状本体の肉厚が、1〜4mmの範囲である、上記[1]〜[2]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を提供するものである。
(分岐鋼管)
また本考案の一つは、
[4]前記フェライト系ステンレス設備用配管が、第一の筒状本体と、第二の筒状本体とを有し、
前記第一の筒状本体側面に開口部が形成され、
前記第二の筒状本体の一方の開口部が、前記第一の筒状本体側面の開口部に接合されている、上記[1]〜[3]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を提供するものである。
(つば出し部)
また本考案の一つは、
[5]前記フェライト系ステンレス設備用配管が、筒状本体および前記筒状本体側面の開口部の少なくとも一つの端部にフレアー加工により形成されたつば出し部を有する、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を提供するものである。
(ルーズフランジによる接合構造)
また本考案は、
[6]つば出し部を有する上記[5]に記載のフェライト系ステンレス設備用配管を複数使用する接合構造であって、
フレアー加工により形成されたつば出し部を有するフェライト系ステンレス設備用配管(A)の開口部と、
フレアー加工により形成されたつば出し部を有するフェライト系ステンレス設備用配管(B)の開口部と、
を、互いに対向させ、
前記フェライト系ステンレス設備用配管(A)のつば出し部と、
前記フェライト系ステンレス設備用配管(B)のつば出し部と、
が、双方のつば出し部に設置されるルーズフランジの固定手段により隙間なく接合されていることを特徴とする、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供するものである。
(メカニカル継ぎ手による接合構造)
また本考案は、
[7]上記[1]〜[4]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を複数使用する接合構造であって、
外面に係止部を設けたフェライト系ステンレス設備用配管(C)の開口部と、
外面に係止部を設けたフェライト系ステンレス設備用配管(D)の開口部と、
を、互いに対向させ、
前記フェライト系ステンレス設備用配管(C)の外面の係止部と、前記フェライト系ステンレス設備用配管(D)の外面の係止部と、の双方に係止する係止部材を内側に備えた筒状構造を有するメカニカル継ぎ手の固定手段により、
前記フェライト系ステンレス設備用配管(C)の開口部と、前記フェライト系ステンレス設備用配管(D)の開口部とが、隙間なく接続されていることを特徴とする、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供するものである。
(ガスケット)
また本考案の一つは、
[8]フェライト系ステンレス設備用配管同士の接続面にガスケットが配置されている、上記[6]または[7]に記載のフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供するものである。
(配管継ぎ手)
また本考案は、
[9]上記[1]〜[5]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を成形してなる、配管継ぎ手を提供するものである。
(接続構造)
また本考案は、
[10]上記[9]記載の配管継ぎ手を使用した、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供するものである。
(接続構造)
また本考案の一つは、
[11]前記ルーズフランジおよびメカニカル継ぎ手の少なくとも一方が、異種金属を含む、上記[6]、[7]、[8]または[10]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供するものである。
(接続構造)
また本考案の一つは、
[12]上記[1]〜[5]のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を二本以上使用して、それぞれの開口端を突き合わせて溶接した、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供するものである。
本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管は、高価なニッケルを使用しないことから経済性に優れ、錆が発生しにくい。このため建築物に使用された場合に錆による頻繁な交換作業を必要としない。
また前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれる炭素が0.030%以下である、極低カーボンを採用することにより溶接時にクロム炭化物の析出を防ぐことができる。
また本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管を使用して各種の溶接式継ぎ手、ネック付き(直線部付き)継ぎ手を提供できる。
前記ネック付き継ぎ手は直線部を有することから、フェライト系ステンレス設備用配管同士を任意の角度により接続することができる。また異なる径のフェライト系ステンレス設備用配管同士を接続することもできる。
また本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造に使用する合成樹脂あるいは合成ゴム等からなるガスケットは、硬度変化、体積変化等を小さくし、長期にわたって一定の柔軟性、高度、膨張率を維持し、マイナス10〜プラス130℃の温度範囲にわたって使用できるものであれば、長期に渡り信頼性の高いフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供することが可能となる。
また異種金属を含んで形成されるルーズフランジ、メカニカル継ぎ手等を使用して本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管接続することにより、様々な構造を有するフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供することが可能となる。
さらにフェライト系ステンレス設備用配管同士を、TIG、レーザー溶接等の溶接手段により溶接したフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を提供することが可能となる。
図1は、本考案の第一の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。 図2は、本考案の第二の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。 図3は、本考案の第二の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管のフランジ部の形状を説明するための模式部分断面図である。 図4は、本考案の第三の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式分解斜視図である。 図5は、本考案の第三の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。 図6は、本考案の第四の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。 図7は、本考案の第五の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式分解部分断面図である。 図8は、本考案の第五の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式部分断面図である。 図9は、本考案の第六の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式分解部分断面図である。 図10は、本考案の第六の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式部分断面図である。 図11は、本考案に使用するフェライト系ステンレス設備用配管のネック付き(直線部付き)継ぎ手の代表的なエルボ継ぎ手を例示した模斜視式図である。 図12は、本考案に使用するフェライト系ステンレス設備用配管のネック付き(直線部付き)継ぎ手の代表的なレジューサ継ぎ手を例示した模斜視式図である。
(フェライト系ステンレスの化学成分)
まず本考案に使用するフェライト系ステンレスについて説明する。
本考案に使用する前記フェライト系ステンレスとしては、例えば、クロム16.0〜20.00%およびモリブデン0.75〜2.50%を含むものが挙げられる。
前記フェライト系ステンレスは、クロムを含むことから錆びにくい特徴を有する。
また前記フェライト系ステンレスは、前記フェライト系ステンレスに含まれる炭素が0.030%以下、窒素が0.025%以下、シリコンが1.00%以下、マンガンが1.00%以下、リンが0.04%以下、硫黄が0.03%以下、銅が0.80%以下であれば好ましく、炭素の含量は低ければ低いほどさらに好ましい。
前記フェライト系ステンレスに含まれるモリブデンは、0.75〜2.50%の範囲である。
また前記フェライト系ステンレスは、チタン、ニオブおよびジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも一つの含量が、[8×(前記炭素の百分率+前記窒素の百分率)]%〜0.80%の範囲である。
なお、ここで示す百分率(%)の意義はJIS G 3459に記載されているものと同様である。
本発明に使用するフェライト系ステンレスは、ステンレスの中でもニッケル等の高価な成分を含まず経済性に優れることから好ましい。
(鋼管)
本考案に使用するフェライト系ステンレスの具体例としては、例えば、JIS G 3459(鋼管 配管用ステンレス鋼管)にフェライト系ステンレスとして記載されるものが挙げられる。
具体的には、SUS 430LXTP、SUS 430J1LTP、SUS 436LTP、SUS 444TPである。
これらの中でも、取り扱い性の面、錆に対する耐久性の面からSUS 436LTPが好ましい。
また本考案に使用するフェライト系ステンレスの厚みは、経済性、取り扱いの面から1〜4mmの範囲であることが好ましい。前記フェライト系ステンレスの厚みが1mm以上の場合には、本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管の強度を十分に保つことができる。また4mm以下の場合には、取り扱い性に加えて経済性にも優れる。
本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管は、筒形状の筒状本体を少なくとも有するものである。
前記筒形状に限定はないが、一例を挙げるとすれば、例えば、円筒形、楕円筒形、三角筒形等の多角筒形等の形状が挙げられる。前記形状は本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管の目的や用途に応じて適宜選択することができる。
前記筒状本体を得る方法に限定はなく、一例を挙げて説明するとすれば、例えば、フェライト系ステンレス板を成形ロールを用いて冷間成形により筒状に丸める。筒状に丸められたフェライト系ステンレス板の長手方向の両端部を互いに高周波電気抵抗溶接、TIG,レーザー溶接等により一体化し接合することにより、前記筒状本体を得ることができる。
高周波電気抵抗溶接の際は比較的少ない熱量で溶接を実施することができるため、クロム炭化物が析出することを最小限に抑えられる。
前記筒状本体の製造は連続工程により行うことができる。得られる筒状本体の肉厚、および直径は使用するフェライト系ステンレス板の厚みと幅にそれぞれ依存するから、本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管の目的、用途に応じてフェライト系ステンレス板の厚みと幅とをそれぞれ選択することにより、所望の前記筒状本体を得ることができる。
次に実施例に基づき、図面を参照しつつ本考案について詳細に説明する。なお、本考案はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
(鋼管)
図1は、本考案の第一の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。
図1に示されるフェライト系ステンレス設備用配管はSUS436LTPからなるLC−LN(低炭素−低窒素)のものを使用した。
前記SUS436Lを円筒状に成形することにより、筒状本体1を有するフェライト系ステンレス設備用配管100を得ることができる。前記筒状本体1は両端に開口部2を有し、前記筒状本体1の内部に空洞を形成している。この空洞に生活用水、産業用水等を流すことができる。
[赤錆発生試験]
フェライト系ステンレス設備用配管100に使用するSUS436Lの板状試験片を用いて赤錆発生試験を実施した。
5重量%の食塩水を準備し、35℃において前記板状試験片に対して5重量%食塩水を4時間噴霧した。次に湿度95%、温度50℃の条件の下、2時間前記板状試験片の湿潤を実施した。次に湿度30%、温度60℃の条件の下、2時間前記板状試験片を乾燥した。
この工程を1サイクルとして100サイクル同じ工程を実施した。
次に前記板状試験片の表面に発生した赤錆を落とした。赤錆を落とした後の減量分を腐食減量として測定した。
同じ形状、重量のオーステナイト系ステンレスSUS304の板状試験片を用いて赤錆発生試験を実施した。
試験の結果、実施例1に使用するSUS436LTPの腐食減量を100重量部とすると、オーステナイト系ステンレスSUS304の腐食減量は、173重量部であった。
上記試験から明らかな様に、本考案に係るフェライト系ステンレス設備用配管は、従来のオーステナイト系ステンレスSUS304と比較して耐腐食性が同等もしくはそれ以上といえる。
前記フェライト系ステンレス鋼管を使用し、各種の溶接式継ぎ手、ネック付き(直線部付き)継ぎ手を製造することができる。
(管端つば出し加工)
図2は、本考案の第二の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。
実施例1に使用したフェライト系ステンレス設備用配管100の筒状本体1の開口部2の端部に対して冷間もしくは温間成形を用いたフレアー加工を実施してつば出しを行った。これによりつば出し部3が形成されたフェライト系ステンレス設備用配管110を得た。
図3は、本考案の第二の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の筒状本体1およびつば出し部3の形状を説明するための模式部分断面図である。
本考案の第二の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管110の前記つば出し部3は、前記筒状本体1から加工されたものである。このためつば出し部3と筒状本体1とは一体のものである。
フェライト系ステンレス管は燃料電池、自動車等の限られた用途に使用されることはあったが、設備用配管として使用された実績は見当たらない。
本考案者らが示した本考案の第二の実施例の通り、住宅等の設備用配管に対してフェライト系ステンレスが使用できることを初めて示すことができたものである。
(分岐加工部溶接接合)
図4は、本考案の第三の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式分解斜視図である。
実施例1に使用したフェライト系ステンレス設備用配管100の筒状本体1の側面に、分岐開口部6を形成した。
次に前記筒状本体1と同じ組成のフェライト系ステンレスからなる筒状本体11の一方の端面13を、TIG溶接、レーザー溶接等により前記筒状本体11の開口部6の端面7と連続的に溶接した。
図5は、本考案の第三の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。
得られた本考案の第三の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管120は、開口部2,2,12を持つ。この様に分岐構造を有するフェライト系ステンレス設備用配管120を使用することによりフェライト系ステンレス設備用配管を使用して所望の配管網を構築することができる。
(つば出し部)
図6は、本考案の第四の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管を例示した模式斜視図である。
実施例3に示したフェライト系ステンレス設備用配管120の各開口部2,2,12に対し、実施例2の場合と同様のフレアー加工を施すことによりつば出し部3を形成した。これによりフェライト系ステンレス設備用配管130を得た。
(ルーズフランジ接合)
図7は、本考案の第五の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式分解部分断面図である。また図8は、本考案の第五の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式部分断面図である。
実施例5では、実施例2で説明したフェライト系ステンレス設備用配管110を2本使用した。
図7に例示した様に、つば出し部3が筒状本体1の端部に連続的に接合された一方のフェライト系ステンレス設備用配管110の開口部2と、つば出し部3が筒状本体1の端部に連続的に接合された他方のフェライト系ステンレス設備用配管110の開口部2とを向かい合わせに配置した。
次に合成樹脂製あるいは合成ゴム製等の環状のガスケット40を間に挟み、前記一方のフェライト系ステンレス設備用配管110の開口部2と、前記他方のフェライト系ステンレス設備用配管110の開口部2とを隙間なく接続した。
次に前記一方のフェライト系ステンレス設備用配管110のつば出し部3と、前記他方のフェライト系ステンレス設備用配管110のつば出し部3とを、環状のルーズフランジ20を用いて、前記ルーズフランジ20に設けられた螺子孔21にボルト30を挿入してナット31を用いて固定した。
なおルーズフランジ20は、フェライト系ステンレス設備用配管110の円周方向に自由に回転するように取り付けられている。
図8に示される通り、フェライト系ステンレス設備用配管110,110間には前記ガスケット40が存在するため、フェライト系ステンレス設備用配管110,110間の接続部から水が漏れることを防止することができる。
実施例5によるフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造150の場合には、フェライト系ステンレス設備用配管110の外周に螺子溝を切る必要がない。このため螺子溝の部分が薄くなることを防ぐためにフェライト系ステンレス設備用配管の厚みを大きくする必要がなく、厚みが1〜4mmの範囲でも十分に配管用途に使用することができる。
またフェライト系ステンレス設備用配管の厚みを大きくする必要がないことから、フェライト系ステンレス設備用配管に使用する鋼管の量を削減することができ、経済性にも優れる。
(メカニカル継ぎ手)
図9は、本考案の第六の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式分解部分断面図である。また図10は、本考案の第六の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造を例示した模式部分断面図である。
実施例6では、実施例1で説明したフェライト系ステンレス設備用配管100の筒状本体1の端部近傍の外周に溝部141を設けたフェライト系ステンレス設備用配管140を2本使用した。
実施例5の場合は、フェライト系ステンレス設備用配管110の筒状本体1の端部に設けたつば出し部3を利用してフェライト系ステンレス設備用配管110同士を接続したが、実施例6の場合は、フェライト系ステンレス設備用配管140の筒状本体1の外周にメカニカル継ぎ手として環状のハウジング50を設けた点が異なる。
前記ハウジング50は筒を複数分割した構造を有していて、各筒部分が互いにヒンジ等の連結手段により連結されている。このため前記ハウジング50は開閉可能な状態によりフェライト系ステンレス設備用配管140の筒状本体1の外周に設置することができる。
また前記ハウジング50の前記筒状本体1の外周方向の端部同士は、フック等の固定手段が設けられている。この固定手段により前記端部同士を固定することができる。この固定手段を利用することにより、前記筒状本体1の外周に前記ハウジング50を固定することができる。
前記フェライト系ステンレス設備用配管140の外周には係止部141が設けられている。この係止部141に、前記ハウジング50の内側にある係止部材51を係止させることにより、前記ハウジング50を用いて前記フェライト系ステンレス設備用配管140を接続することができる。
なお図9および図10の場合では前記フェライト系ステンレス設備用配管140の外周に内側に向かって凹形状の係止部141が設けられているが、前記係止部141の構造は前記ハウジング50の内側にある係止部材51と係止できる構造であれば特に限定はなく、例えば、前記フェライト系ステンレス設備用配管140の外周に突起を設けて係止部とすること等も可能である。
フェライト系ステンレス設備用配管140同士の間には合成樹脂あるいは合成ゴム等からなるガスケットを設置する。図9および図10の場合では環状の合成樹脂あるいは合成ゴム等からなるガスケット60が設置されている。
本考案に使用するガスケットは、硬度変化、体積変化等を小さくしたものを使用することが好ましく、長期に渡って一定の柔軟性、硬度、膨張率を維持するものであって、マイナス10〜プラス130℃の温度範囲に渡って使用できる材質のものであればより好ましい。
この様にして第6の実施例に係るフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造151が得られる。
前記ハウジング50は、使用するフェライト系ステンレス設備用配管の外径、フェライト系ステンレス設備用配管の筒状本体の外周の係止部の形状等に応じて適宜変更して選択することができる。
(溶接による接合)
実施例5および実施例6の場合ではそれぞれルーズフランジを使用した接続構造、メカニカル接ぎ手を使用した接続構造について説明したが、本考案に係る接続構造はこれに限定されることはなく、例えば、実施例1に使用した前記フェライト系ステンレス設備用配管100等を二本以上使用して、それぞれの開口端を突き合わせてTIG、レーザー溶接等により接続構造を得ることができる。
なおそれぞれの開口端を突き合わせて溶接する際には入熱、溶接環境の管理に注意を払う必要がある。
(異種金属を使用したルーズフランジおよびメカニカル継ぎ手)
実施例5および実施例6の場合でそれぞれ説明したルーズフランジおよびメカニカル継ぎ手はフェライト系ステンレスからなるものに限定されず、例えばオーステナイト系ステンレス、黄銅等のフェライト系ステンレスでない異種金属を含むものを使用することができる。
前記異種金属を使用して接合する場合、バルブ等の配管機材との接合では、電位差の少ない材質のルーズフランジ、メカニカル継ぎ手等の選択や絶縁処理等が必要である。フェライト系ステンレスと異種金属との電位差は0.20V以下であることが好ましい。
(配管継ぎ手)
図11および12は、本考案に使用するフェライト系ステンレス設備用配管継ぎ手の構造を例示した模式斜視図である。
本考案に使用する配管継ぎ手として、例えば、図11に例示したフェライト系ステンレス設備用配管同士を任意の角度により接続するためのフェライト系ステンレス設備用配管継ぎ手152、図12に例示した口径の異なるフェライト系ステンレス設備用配管同士を接続するためのフェライト系ステンレス設備用配管継ぎ手153等を使用することができる。
前記配管継ぎ手152はフェライト系ステンレスからなるエルボ配管継ぎ手であり、両端部にネックと呼ばれる直線部70,71を有する。
前記直線部70,71間の角度を適宜変更することにより所望の角度のエルボ配管継ぎ手が得られる。このエルボ配管継ぎ手を利用することにより、フェライト系ステンレス設備用配管同士を任意の角度により接続することができる。
また前記配管継ぎ手153はフェライト系ステンレスからなるレジューサ配管継ぎ手であり、両端部にネックと呼ばれる直線部72,73を有する。
前記直線部162の口径および直線部163の口径を適宜変更することにより異なる口径を有する所望のフェライト系ステンレス設備用配管同士を接続することができる。
上記の実施例に示されるフェライト系ステンレス配管、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造、フェライト系ステンレ設備用配管継ぎ手等を適宜組み合わせることにより、所望の設備用配管網を構築することができる。
フェライト系ステンレス設備用配管は従来配管等に使用されてきたオーステナイト系ステンレス管に比較して同等もしくはそれ以上の防錆力を有するものである。また高価なニッケル等の成分を多く必要としないため経済性にも優れる。
フェライト系ステンレスの用途を設備用配管に広げることができることから、今後船舶等の構造物、建築物の設備用配管の主力材料としての展開が期待される。
1、11 筒状本体
2、6、12 開口部
3 つば出し部
4 螺子孔
5 つば出し曲がり部
7、13、14 端面
20 フランジ
30 ボルト
40,60 ガスケット
50 ハウジング
51 係止部材
70〜73 ネック(直線部)
100、110、120、130、140 フェライト系ステンレス設備用配管
141 係止部
150、151 配管継ぎ手

Claims (12)

  1. 構造物の配管に使用されるフェライト系ステンレス設備用配管。
  2. 前記フェライト系ステンレス設備用配管が、下記(1)〜(3)の条件を満たすフェライト系ステンレスからなる、請求項1に記載のフェライト系ステンレス設備用配管。
    (1)前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれるクロムが16.00〜20.00%の範囲であり、モリブデンが0.75〜2.50%の範囲であり、窒素が0.025%以下であり、シリコンが1.00%以下であり、マンガンが1.00%以下であり、リンが0.04%以下であり、硫黄が0.03%以下であり、銅が0.80%以下であること
    (2)前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれる炭素が0.030%以下であること
    (3)前記フェライト系ステンレス設備用配管に含まれるチタン、ニオブおよびジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも一つが、[8×(前記炭素の百分率+前記窒素の百分率)]%〜0.80%の範囲であること
  3. 前記フェライト系ステンレス設備用配管が、筒状本体を少なくとも有し、
    前記筒状本体の肉厚が、1〜4mmの範囲である、請求項1または2に記載のフェライト系ステンレス設備用配管。
  4. 前記フェライト系ステンレス設備用配管が、第一の筒状本体と、第二の筒状本体とを有し、
    前記第一の筒状本体側面に開口部が形成され、
    前記第二の筒状本体の一方の開口部が、前記第一の筒状本体側面の開口部に接合されている、請求項1〜3のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管。
  5. 前記フェライト系ステンレス設備用配管が、筒状本体および前記筒状本体側面の開口部の少なくとも一つの端部にフレアー加工により形成されたつば出し部を有する、請求項1〜4のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管。
  6. つば出し部を有する請求項5に記載のフェライト系ステンレス設備用配管を複数使用する接合構造であって、
    フレアー加工により形成されたつば出し部を有するフェライト系ステンレス設備用配管(A)の開口部と、
    フレアー加工により形成されたつば出し部を有するフェライト系ステンレス設備用配管(B)の開口部と、
    を、互いに対向させ、
    前記フェライト系ステンレス設備用配管(A)のつば出し部と、
    前記フェライト系ステンレス設備用配管(B)のつば出し部と、
    が、双方のつば出し部に設置されるルーズフランジの固定手段により隙間なく接合されていることを特徴とする、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造。
  7. 請求項1〜4のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を複数使用する接合構造であって、
    外面に係止部を設けたフェライト系ステンレス設備用配管(C)の開口部と、
    外面に係止部を設けたフェライト系ステンレス設備用配管(D)の開口部と、
    を、互いに対向させ、
    前記フェライト系ステンレス設備用配管(C)の外面の係止部と、前記フェライト系ステンレス設備用配管(D)の外面の係止部と、の双方に係止する係止部材を内側に備えた筒状構造を有するメカニカル継ぎ手の固定手段により、
    前記フェライト系ステンレス設備用配管(C)の開口部と、前記フェライト系ステンレス設備用配管(D)の開口部とが、隙間なく接続されていることを特徴とする、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造。
  8. フェライト系ステンレス設備用配管同士の接続面にガスケットが配置されている、請求項6または7に記載のフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造。
  9. 請求項1〜5のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を成形してなる、配管継ぎ手。
  10. 請求項9に記載の配管継ぎ手を使用した、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造。
  11. 前記ルーズフランジおよびメカニカル継ぎ手の少なくとも一方が、異種金属を含む、請求項6、7、8または10のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管の接続構造。
  12. 請求項1〜5のいずれかに記載のフェライト系ステンレス設備用配管を二本以上使用して、それぞれの開口端を突き合わせて溶接した、フェライト系ステンレス設備用配管の接続構造。
JP2011003338U 2011-06-14 2011-06-14 フェライト系ステンレス設備用配管 Expired - Fee Related JP3171580U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003338U JP3171580U (ja) 2011-06-14 2011-06-14 フェライト系ステンレス設備用配管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003338U JP3171580U (ja) 2011-06-14 2011-06-14 フェライト系ステンレス設備用配管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3171580U true JP3171580U (ja) 2011-11-10

Family

ID=54881893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011003338U Expired - Fee Related JP3171580U (ja) 2011-06-14 2011-06-14 フェライト系ステンレス設備用配管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3171580U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018135770A1 (ko) * 2017-01-19 2018-07-26 주식회사 에코파이프 이중 파이프의 제조방법
WO2019231041A1 (ko) * 2018-06-01 2019-12-05 (주)에스에프코퍼레이션 전자기장을 이용한 강관 내부 부식 방지장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07266072A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Nisshin Steel Co Ltd レーザ溶接によるステンレス鋼溶接管の製造方法
JP2000190027A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Sanetsu:Kk ステンレス鋼管とその加工法
JP3086261B2 (ja) * 1995-03-27 2000-09-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション マルチプロセッサ・システム用バス構造
JP3162992B2 (ja) * 1996-01-23 2001-05-08 三洋電機株式会社 プレハブパネル用結合装置
JP2006022842A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Japan Engineering Kk 配管方法及び配管用分岐管
JP2011043236A (ja) * 2005-10-26 2011-03-03 Victaulic Co 角度をなす空洞を有する継手の使用方法
JP2011105976A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Nisshin Steel Co Ltd 排水管

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07266072A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Nisshin Steel Co Ltd レーザ溶接によるステンレス鋼溶接管の製造方法
JP3086261B2 (ja) * 1995-03-27 2000-09-11 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション マルチプロセッサ・システム用バス構造
JP3162992B2 (ja) * 1996-01-23 2001-05-08 三洋電機株式会社 プレハブパネル用結合装置
JP2000190027A (ja) * 1998-12-25 2000-07-11 Sanetsu:Kk ステンレス鋼管とその加工法
JP2006022842A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Japan Engineering Kk 配管方法及び配管用分岐管
JP2011043236A (ja) * 2005-10-26 2011-03-03 Victaulic Co 角度をなす空洞を有する継手の使用方法
JP2011105976A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Nisshin Steel Co Ltd 排水管

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018135770A1 (ko) * 2017-01-19 2018-07-26 주식회사 에코파이프 이중 파이프의 제조방법
CN109153055A (zh) * 2017-01-19 2019-01-04 株式会社哈斯科 双重管的制造方法
WO2019231041A1 (ko) * 2018-06-01 2019-12-05 (주)에스에프코퍼레이션 전자기장을 이용한 강관 내부 부식 방지장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5124753B2 (ja) 耐食性バイメタル管およびその、管束装置における使用
JP3171580U (ja) フェライト系ステンレス設備用配管
CN100580298C (zh) 非焊接法兰连接ω型不锈钢金属软管及制作方法
CN202349420U (zh) 异种材质钢管焊接耐腐蚀管道接头
CN201062690Y (zh) 钛基复合管
CN204986106U (zh) 内壁堆焊双金属法兰
CN208364984U (zh) 一种耐腐蚀的无缝不锈钢管
CN208750185U (zh) 一种不锈钢管道
RU99098U1 (ru) Конструкция стыка труб с внутренним покрытием
KR200463149Y1 (ko) 해수열원을 이용한 히트펌프의 이중관용 금속소켓 및 이를 가지는 이중관 열교환기
CN201193742Y (zh) 非焊接法兰连接ω型不锈钢金属软管
CN211059577U (zh) 流体连接用弯管接头
CN210890551U (zh) 一种t型三通承插压合管件
CN205173750U (zh) 不锈钢覆塑软管
JP3045823U (ja) 管継手
CN102797941A (zh) 防腐防锈复合钢管
CN215445385U (zh) 一种具有耐腐蚀结构的保温管
CN210510561U (zh) 一种具有耐高温性能的金属管材
CN204459587U (zh) 中低温管线耐腐蚀波纹管膨胀节
CN216201259U (zh) 一种多层复合型不锈钢钢管
CN213900347U (zh) 一种直埋式保温钢管
RU138526U1 (ru) Фланец с приваренным патрубком, защищённый от внутренней коррозии покрытием и обечайкой из коррозионностойкой стали
CN104976438B (zh) 用于复合金属管的外端管及其制造方法
CN213685631U (zh) 一种玻璃钢增强复合钢衬塑全防腐管道
RU138519U1 (ru) Элемент стального трубопровода (варианты)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3171580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141019

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20170616

A624 Registrability report (other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A624

Effective date: 20170616

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees