JP3171472U - 除菌消臭剤パック - Google Patents

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【課題】除菌消臭効果のあるガスを発散できる除菌消臭剤パックであって、臭気物質の発生する場所や容器に自在に配置できる除菌消臭剤パックを提供する。【解決手段】本考案の除菌消臭剤パックは、不織布で構成され、二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤粉末30が充填された内装袋10と、ガス遮断性フィルムで構成された外装袋20とからなっており、除菌消臭剤として、薬剤粉末を用いる。【選択図】図2

Description

本考案は除菌消臭作用のあるガスを発散できる除菌消臭剤パックに関し、特に二酸化塩素を含むガスを発散する除菌消臭剤パックに関する。
消臭方法には、芳香剤として、香料によるマスキング方法で悪臭を抑える方法もあるが、原因物質を除去して除菌消臭する方法が望ましい。従来から、原因物質を除去する方法として酸化剤により酸化分解する方法が利用され、二酸化塩素を含むガスを発散する除菌消臭剤が用いられている。このような消臭方法は、臭気の原因物質を除去するのみでなく、除菌効果も有し、各種の菌類による腐敗等の変質も防ぎ、臭気物質の生成を阻害することもできる。
既に、本願出願人も二酸化塩素を含むガスを発散する除菌消臭剤やこの除菌消臭剤を充填した除菌消臭装置を提案している。この除菌消臭装置では顆粒状もしくはタブレット状の除菌消臭剤からより効率よくガスを発散させるために、水を加えるので内側容器と外側容器とからなる二重容器の構造としている(特許文献1を参照)。また、悪臭を発生する汚物容器の蓋に、二酸化塩素を含むガスを発散する錠剤を内部に収納した収納容器を取り付けた汚物容器も提案している(特許文献2を参照)。
これらの、除菌消臭装置は、臭気の原因物質を効率よく分解したり、生成を阻害したりするものではあるが、これらの消臭容器では置く場所に制限があり、臭気物質の発生する場所や容器に自在に配置できるものではなかった。
国際公開第2005/000368号 登録実用新案第3134078号公報
本考案の課題は、除菌消臭効果のあるガスを発散できる除菌消臭剤パックであって、臭気物質の発生する場所や容器内に自在に配置できる除菌消臭剤パックを提供することである。
本考案の除菌消臭剤パックは、外装袋を開封し、内装袋取り出して使用する除菌消臭剤パックであって、ガス遮断性フィルムで構成された外装袋と、不織布で構成され、二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤粉末が充填された内装袋とからなっており、除菌消臭剤として、薬剤粉末を用いることを特徴するものである。
また、上記薬剤粉末は塩素化イソシアヌル酸を主成分とした粉末であることが好ましい。そして、上記内装袋を構成する不織布は、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維から選ばれる一種またはそれ以上の合成繊維から製造された不織布であり、上記外装袋を構成するガス遮断性フィルムは、ナイロンフィルムを基材とする多層ラミネートフィルムであることが好ましい。
また、上記多層ラミネートフィルムは、内側にポリエチレンフィルムをラミネートしたフィルムであり、さらに、ナイロンフィルムとポリエチレンビニルアルコール(EVOH)フィルムとポリエチレンフィルムとをラミネートしたフィルムであることが好ましい。
本考案の除菌消臭剤パックでは、除菌消臭剤として薬剤粉末を用い、さらにこの薬剤を充填する内装袋は不織布で構成されており、ガス遮断性フィルムからなる外装袋を開封し、内装袋を取り出すことで、容易に除菌消臭効果のあるガスを発散することができる。二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤は粉末であり、内装袋は不織布より構成されているためガスを効率よく発散し、除菌消臭効果を発揮できる。内装袋に充填された二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤は、空中の湿気を吸収すると、より効率よくガスを発散するが、内装袋が不織布から構成されているため、空中の湿気を吸収しやすく、除菌消臭効果のあるガスを発散し易い。特に、薬剤として、塩素化イソシアヌル酸を主成分とした粉末とした場合にはこの効果が大きい。
外装袋は、ガス遮断性フィルムからなっており、開封しない限り、上記のガスを外部に発散することなく保存でき、開封後は上記のように効率よく、ガスを発散する。そして、不織布で構成された内装袋に充填される薬剤は粉末であり、配置される場所の形状に応じて、袋の形状を変形させることができるため、臭気物質の発生する場所や容器内に手軽で自在に配置することができる。例えば、棺に適用した場合には、ご遺体の周りに自在に位置することができ、季節による室温に応じて、配置する数を増減したりすることも可能となる。
また、内装袋を構成する不織布が、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維などの合成繊維から製造された不織布とすることで、酸化性の強いガスにさらされても容易に劣化することがない。そして、外装袋はガス遮断性フィルムで構成されているため、開封するまではガスが外部に発散することがなく、特にナイロンフィルムを基材とした多層ラミネートフィルムの場合には、この効果が大きい。さらに、このラミネートフィルムの内側にポリエチレンフィルムを用いることで、ヒートシールにより、外装袋の製造や内装袋の密閉が容易にかつ効率よくできる。
除菌消臭パックの実施例の平面説明図である。 図1に示した除菌消臭パックのA−A線における断面説明図である。
以下本考案の実施の形態につき、図に基づき詳細に説明する。図1は除菌消臭パック1の平面説明図であり、不織布により構成される内装袋10は、ガス遮断性フィルムで構成された外装袋20の内部に収納されている。図2は図1のA−A線における断面説明図であり、外装袋20の内部に収納された内装袋10には、二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤粉末30が充填されている。
外装袋20の周縁部は封止され、封止周縁部21を形成しており、内装袋10を内部に密閉収納している。外装袋20はガス遮断性フィルムにより構成されており、内部に収納している内装袋10から発散される二酸化塩素を含むガスを、外部には発散しない構造となっている。除菌消臭パック1を使用するために封止周縁部21を切り裂き開封して、内装袋10を取り出さない限り、ガスが発散されず長期保存が可能となっている。
外装袋20を構成するガス遮断性フィルムとしては、気体透過率の低い各種の合成樹脂フィルムが用いられ、合成樹脂としてはナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンビニルアルコール(EVOH)などが用いられる。これらの合成樹脂を単体で加工したフィルムも用いることもできるが、各種の複数のフィルムをラミネート加工した多層ラミネートフィルムが好ましく、特にナイロンフィルムを基材としたものは、ガス遮断性が高く、強度の大きいフィルムとすることができるため、特に好ましい。外装袋20が破れたり、孔が空いたりするとガス漏れが起こってしまうため、強度の大きいナイロンを基材とする多層ラミネートフィルムが特に好ましい。用いられる合成樹脂フィルムの厚さは特に限定されないが、0.005〜0.1mmの厚さのフィルムが好ましく用いられる。多層ラミネート加工方法としては、周知の各種の加工方法を適用することができる。
外装袋20の封止周縁部21は接着剤を使用して封止することも可能であるが、ヒートシールによる方法が好ましい。外装袋20を構成する、多層ラミネートフィルムの内側をヒートシールが容易なフィルム、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムないしは高密度ポリエチレン(HDPE)フィルムなどを用いることにより、袋体の製造や内装袋10の密閉収納に際して、ヒートシールにより、効率よく製造や密閉収納ができる。そのため、外側をナイロンフィルムとし内側をこれらのポリエチレンフィルムとした多層ラミネートフィルムが好ましく、さらにはナイロンフィルムとポリエチレンフィルムの間にポリエチレンビニルアルコールフィルムを挿入した、3層のラミネートフィルムはガス遮断性をより高めることができるため好ましい。
また、外装袋20の開封を容易にするために、封止周縁部21にノッチを入れたり、微細な孔を多数設けたりすることも有効である。このようなノッチや微細な孔は封止周縁部21に設けられるため、ガス遮断性には影響がなく、開封を容易にすることができる。
一方、内装袋10は多孔質体である不織布で構成され、ガス透過性の袋となっている。一般の不織布は、原料繊維同士を接着させたり、絡み合わせたりして、繊維同士を接合し製造され、原料繊維としては天然繊維、再生繊維や合成繊維が用いられている。しかし、本考案においては、不織布より構成される内装袋10は、二酸化塩素を含む酸化性の強いガスにさらされるため、用いる原料繊維は合成繊維が好ましく、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維から選ばれる一種またはそれ以上の合成繊維を用いて製造される。内装袋10の周縁部も外装袋20と同様に封止され、封止周縁部11となっている。図1に示した形態では内装袋10は、さらに中央部にも封止部12が形成され、この封止部12で分断して、2個の内装袋に分けることができる形態としている。図2に示すように、内装袋10の内部には、二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤粉末30が充填されている。
また、合成繊維として熱融着性合成繊維を用いることで、外装袋20と同様に封止周縁部11および封止部12をヒートシールにより効率よく封止することが可能となる。不織布製造に用いられる合成繊維として、すべての繊維を熱融着性合成繊維とする必要はなく、一部を熱融着性繊維とし、これをバインダー繊維とすることでもよい。熱融着性繊維としては、低融点のナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維の各繊維が好ましく用いられる。不織布の厚さは0.1〜0.5mm、目付け量は100〜500g/m2の範囲の不織布が好ましく用いられる。
内装袋10の内部に充填されている薬剤は粉末であるため、屈曲させたり、部分的に凹ませたりして形状を変形させることが可能であり、配置する場所の形状に応じて変形させ配置することができる。
内装袋10に充填される薬剤粉末30は、塩素化イソシアヌル酸を主成分とする粉末であり、その含有量としては90重量%以上であることが好ましい。塩素化イソシアヌル酸としては、トリクロロイソシアヌル酸もしくはジクロロイソシアヌル酸、またはそれらの混合物を用いることができる。その他の添加剤として、重炭酸塩、有機酸、亜塩素酸塩を加えてもよい。二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤として粉末を用いることで、前記したように除菌消臭効果のあるガスを効率よく発散し、さらに、配置が手軽で自在にできる内装袋とすることができる。
以上のように、本考案の除菌消臭パックは、ガス遮断性フィルムで構成された外装袋と不織布で構成され、除菌消臭効果のあるガスを発散する薬剤粉末が充填された内装袋とを組合せることで、臭気物質の発生する場所や容器内に自在に配置できるものである。
1 除菌消臭パック
10 内装袋
11 封止周縁部
12 封止部
20 外装袋
21 封止周縁部
30 薬剤粉末

Claims (6)

  1. 外装袋を開封し、内装袋取り出して使用する除菌消臭剤パックであって、ガス遮断性フィルムで構成された外装袋と、不織布で構成され、二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤粉末が充填された内装袋とからなる除菌消臭剤パック。
  2. 二酸化塩素を含むガスを発散する薬剤粉末は塩素化イソシアヌル酸を主成分とした粉末であることを特徴とする請求項1に記載の除菌消臭剤パック。
  3. 内装袋を構成する不織布は、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維から選ばれる一種またはそれ以上の合成繊維から製造された不織布であることを特徴とする請求項1または2に記載の除菌消臭剤パック。
  4. 外装袋を構成するガス遮断性フィルムは、ナイロンフィルムを基材とする多層ラミネートフィルムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の除菌消臭剤パック。
  5. 多層ラミネートフィルムは、内側にポリエチレンフィルムをラミネートしたフィルムであることを特徴とする請求項4に記載の除菌消臭剤パック。
  6. 多層ラミネートフィルムは、ナイロンフィルムとポリエチレンビニルアルコール(EVOH)フィルムとポリエチレンフィルムとをラミネートしたフィルムであることを特徴とする請求項5に記載の除菌消臭剤パック。
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