JP3170461U - 連続袋体及び収納袋 - Google Patents

連続袋体及び収納袋 Download PDF

Info

Publication number
JP3170461U
JP3170461U JP2011003882U JP2011003882U JP3170461U JP 3170461 U JP3170461 U JP 3170461U JP 2011003882 U JP2011003882 U JP 2011003882U JP 2011003882 U JP2011003882 U JP 2011003882U JP 3170461 U JP3170461 U JP 3170461U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
hand
portions
belt
fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2011003882U
Other languages
English (en)
Inventor
恭三 山澄
恭三 山澄
正一郎 山澄
正一郎 山澄
順一 神門
順一 神門
Original Assignee
株式会社アサヒパック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アサヒパック filed Critical 株式会社アサヒパック
Priority to JP2011003882U priority Critical patent/JP3170461U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170461U publication Critical patent/JP3170461U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

【課題】強度に優れた手提げ部を有する袋体を安価に得られる連続袋体を提供し、さらに製造コストが高くなることなく、手提げ部を強度に優れたものとすることができる収納袋を提供する。【解決手段】一対の上帯状部1aと一対の下帯状部1bとを有し、これら上下帯状部1a、1bの間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部1cを有する各開閉ファスナー1を、各底部を未封着の状態とする各袋体2を連続構成する表シート生地2Aと裏シート生地2Bのそれぞれの内面同士を、連続方向への袋単位毎の所定間隔をあけて幅方向に亘る所定の融着領域で融着して、各袋体2の構成部分の口部を封着した状態とし、前記各開閉ファスナー1の上帯状部1aの融着領域内の一部領域で、前記表シート生地2Aと裏シート生地2B及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて各袋体2の手提げ部3を設けたものとしている。【選択図】図1

Description

本考案は、複数の袋体がそれぞれ底部未封着の状態で連続形成された連続袋体、及び連続袋体から分離され、穀物などの内容物を収納して底部が封着されるようにした収納袋に関する。
従来、この種の収納袋としては、例えば、図9、10に示したようなものが存在する。この収納袋は、図示したように、手提げ部11を手提げ用テープ12で構成し、その手提げ用テープ12の両端を、袋体13を構成する表シート14と裏シート15間に挟み込んで融着させ、さらに袋体13の開封部を開閉可能としたファスナー16を設けたものとしている(特許文献1)。
上記従来の収納袋は、手提げ用テープ12の両端を表シート14と裏シート15間に挟んでこれらのシートに融着させているので、融着部17の面積を広く確保して手提げ用テープ12の接合強度を高めることができ、強度に優れる手提げ用テープ12を使用することで重量の大きい米入り袋などにも問題なく適用することができるとしている。
さらに、この種の連続袋体及び収納袋としては、図11、12に示したような本出願人が先に提案したものが存在する。この連続袋体は、図示したように、底部未封着の状態で連続形成された各袋体21の口部に、係合ファスナー22を袋幅方向に所定の開閉融着領域23で表裏シート生地24、25内面に融着した開閉部と、丸孔26を袋幅方向に併設すると共に孔周縁の所定の手提げ融着領域27でシート生地同士を融着した手提げ部とを隣接形成してなるものとしている。そして、収納袋は、図示したように、底部未封着の状態で形成された袋体31の口部に、係合ファスナー32を袋幅方向に所定の開閉融着領域33で表裏シート34、35内面に融着した開閉部と、丸孔36を袋幅方向に併設すると共に孔周縁の所定の手提げ融着領域37でシート同士を融着した手提げ部とを隣接形成してなるものとしている(特許文献2)。
上記従来の連続袋体は、開封前に手提げ運搬時の強度が確保されてなる連続形成した袋体を安価に得られるものとなるとしており、上記従来の収納袋は、収納袋内に多くの収納物が収められたときに、収納物の口部において開閉部及びその手提げ部からなる上部辺が自立することで、開封前は持ちやすくかつ開封後は開閉しやすいものであるとしている。
特開2009−255963号公報 実用新案登録第3166583号公報
しかしながら、図9、10に示した従来の収納袋では、強度に優れる手提げ用テープ12を使用するといっても、その手提げ用テープ12は表シート14と裏シート15間に挟んでこれらのシートに融着させているので、その強度はこれら表シート14と裏シート15の強度に左右されることになり、これらのシートも強度に優れたものにするのは、使用面積も大きいため、製造コストが高くなるという問題点を有していた。
さらに、図12に示した従来の収納袋では、袋体31の口部に、丸孔36を袋幅方向に併設すると共に孔周縁の所定の手提げ融着領域37でシート生地を融着した手提げ部を隣接形成しているので、手提げ部は強度に優れたものとなっているが、図9、10に示したものと同様に、手提げ部の強度は表裏シート34、35の強度に左右されることになり、これらのシートを強度に優れたものにするのは、使用面積も大きいため、製造コストが高くなるという問題点を有していた。
そこで、本考案は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、強度に優れた手提げ部を有する袋体を安価に得られる連続袋体を提供し、さらに製造コストが高くなることなく、手提げ部を強度に優れたものとすることができる収納袋を提供することを目的としてなされたものである。
本考案の連続袋体は、一対の上帯状部1aと一対の下帯状部1bとを有し、これら上下帯状部1a、1bの間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部1cを有する各開閉ファスナー1を、各底部を未封着の状態とする各袋体2を連続構成する表シート生地2Aと裏シート生地2Bのそれぞれの内面同士を、連続方向への袋単位毎の所定間隔をあけて幅方向に亘る所定の融着領域で融着して、各袋体2の構成部分の口部を封着した状態とし、前記各開閉ファスナー1の上帯状部1aの融着領域内の一部領域で、前記表シート生地2Aと裏シート生地2B及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて各袋体2の手提げ部3を設けたものとしている。
また、本考案の収納袋は、一対の上帯状部1aと一対の下帯状部1bとを有し、これら上下帯状部1a、1bの間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部1cを有する開閉ファスナー1を、底部を未封着の状態とした袋体2を構成する表シート2aと裏シート2bのそれぞれの内面において、対向する上帯状部1a同士、或いは上帯状部1aと表シート2a同士、或いは上帯状部1aと裏シート2b同士の少なくともいずれかを、袋体2の幅方向に亘る所定の融着領域で融着して袋体2の口部を封着した状態とし、前記開閉ファスナー1の上帯状部1aの融着領域内の一部領域で、前記表シート2aと裏シート2b及び上帯状部1aを切り欠いて袋体2の手提げ部3を設けたものとしている。
そして、本考案の連続袋体において、前記各開閉ファスナー1の上帯状部1aの上下幅を、前記各開閉ファスナー1の下帯状部1bの上下幅より広いものとしたり、前記各ファスナー部1cと各手提げ部3の間における各上帯状部1aを、前記各手提げ部3を切り離し易くするために薄膜形成したものとしたり、前記各上下帯状部1a、1bの内面にそれぞれ複数の線状突起pを設けたものとし、さらにこれら複数の線状突起pの間に、前記各手提げ部3を切り離し易くするための断面形状が略V字状の線状溝dを設けたものとしたり、前記各手提げ部3を横長孔または横線とし、これら横長孔または横線の中央に手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしている。
さらに、本考案の収納袋において、前記開閉ファスナー1の上帯状部1aの上下幅を、前記開閉ファスナー1の下帯状部1bの上下幅より広いものとしたり、前記ファスナー部1cと手提げ部3の間における上帯状部1aを、前記手提げ部3を切り離し易くするために薄膜形成したものとしたり、前記上下帯状部1a、1bの内面にそれぞれ複数の線状突起pを設けたものとし、さらにこれら複数の線状突起pの間に、前記手提げ部3を切り離し易くするための断面形状が略V字状の線状溝dを設けたものとしたり、前記手提げ部3を横長孔または横線とし、これら横長孔または横線の中央に手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしている。
本考案の連続袋体は、以上に述べたように構成されているので、強度に優れた手提げ部を有する袋体を安価に得られるものとなった。
さらに、本考案の収納袋は、以上に述べたように構成されているので、製造コストが高くなることなく、手提げ部を強度に優れたものとすることができるものとなった。
本考案の連続袋体の正面図。 図1中のA−Aによる拡大断面図。 図1中のB−Bによる拡大断面図。 本考案の収納袋の正面図。 図4中のC−Cによる拡大断面図。 本考案の連続袋体及び収納袋の手提げ部分の各態様を示す部分正面図。 本考案の収納袋に内容物を収納して底部を封着した状態の正面図。 図7の手提げ部分を切り取った状態の正面図。 従来の収納袋の正面図。 図9に示す従来の収納袋の使用状態の説明図。 従来の連続袋体の説明図。 従来の収納袋に内容物を収納して底部を封着した状態の正面図。
以下、本考案の連続袋体及び収納袋を実施するための一形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
本考案の連続袋体は、図1〜3に示したように、各開閉ファスナー1を、各底部を未封着の状態とする各袋体2を連続構成する表シート生地2Aと裏シート生地2Bのそれぞれの内面に所定間隔をおいて、連続袋体の幅方向の両端融着部を除く大部分に連続して亘る融着領域によって融着して、各袋体2の口部を封着した状態としている。なお、実施例の各開閉ファスナー1は、表シート生地2Aと裏シート生地2Bのそれぞれの内面に、後に述べる上帯状部1aと下帯状部1bのそれぞれを挟みこみ、各それぞれの内外面をすべて融着したものとしているが、少なくとも上帯状部1aの内面同士又は外面同士の少なくともいずれかのみを融着したものとすればよい。また、各下帯状部1aはその外面と対向するシート生地2A、2Bの各内面と融着させているが、このうちいずれか片側の下帯状部1aを融着しないものとしてもよい。
前記各開閉ファスナー1は、一対の上帯状部1aと一対の下帯状部1b有し、これら上下帯状部1a、1bの間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部1cを有している。前記上下帯状部1a、1bの内面には、それぞれ複数の線状突起pが設けられており、これらの線状突起pによって前記上下帯状部1a、1bの強度が強化されている。さらに、前記上帯状部1aの上端部は、線状突起p同士を融着したものとし、その上帯状部1aの上端部がばらけないようにしているが、線状突起p同士を融着したものとしないでもよい。また、前記ファスナー部1cは、図示したような一条の雌部と雄部とを係脱自在として組み合わせたものとしているが、複数条からなる雌部と雄部とを係脱自在として組み合わせたものとしても、他の形態としてもよい。
前記各袋体2を連続構成する表シート生地2Aと裏シート生地2Bは、図示したように二枚のシ−ト生地を重ね合わせて両側部を融着して構成したものとしているが、チューブ状のシート生地を扁平にして構成したものとしてもよい。
そして、前記各開閉ファスナー1の上帯状部1aの領域で、前記表シート生地2Aと裏シート生地2B及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて各袋体2の手提げ部3を設けたものとしている。この手提げ部3を設けた切り欠き領域は、表シート生地2Aとこの表シート生地2Aに融着した上帯状部1a、裏シート生地2Bとこの裏シート生地2Bに融着した上帯状部1aとによって四層になっているので、これらの素材を特に分厚くしたり、特に強度補強材等による別部材の補強を行わなくても、手提げ部3は強度に優れたものとなる。さらに、この手提げ部3を設けた切り欠き領域(手提げ部の切り欠き縁を含む大きさの纏まった連続領域)において、前記上帯状部1aの内面同士も融着して合計4層の融着構造とすれば、その融着によって手提げ部3はより一層、強度に優れたものとなる。なお、前記手提げ部3を設けた領域は、表シート生地2Aと上帯状部1a、裏シート生地2Bと上帯状部1aの両方ともをそれぞれ融着したものとした方が、前記したようにその融着によって強度に優れたものとなり、さらに手提げ部3がばらけることのないものとなるが、これらの両方とも、または一方を融着したものとしないでも、手提げ部3の強度が優れたものとなるのは言うまでもない。
本考案の連続袋体において、前記各開閉ファスナー1の上帯状部1aの上下幅は、前記各開閉ファスナー1の下帯状部1bの上下幅より広いものとしている。このようにするのは、前記各開閉ファスナー1の上帯状部1aの領域に設けられる手提げ部3を設け易くするためである。
前記各手提げ部3は、図示したような横長孔形状、横線形状などの各形状として、前記表シート生地2Aと裏シート生地2B及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて設けたものとしている。さらに、前記各手提げ部3として、横長孔、横線の中央に手指を差し込むための拡大部3aを正面視下方への膨出形状で形成している。図1に示した各手提げ部3は、上向きの円弧とした横長孔形状とし、この孔の中央に下方に向けて手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとして、手提げ部3を提げ易くしており、さらに前記円弧の両端に水平延長部3bを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えて、手提げ部3の両端を裂け難くしている。また、各手提げ部3は、図6(a)に示したように、上向きの円弧とした横長孔形状とし、その円弧の両端に水平延長部3bを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えて、手提げ部3の両端を裂け難くしたり、図6(b)に示したように、上向きの円弧とした横線形状とし、その円弧の両端にフック状の切欠き3cを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えると共に両端部の応力集中を回避して、手提げ部3の両端を裂け難くしたり、図6(c)に示したように、上向きの円弧とした横線形状とし、その円弧の両端に小孔3dを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えると共に両端部の応力集中を回避して、手提げ部3の両端を裂け難くしている。なお、図6(b)(c)に示した手提げ部3は、手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしていないが、図1に示した手提げ部3と同様に、手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしてもよい。
本考案の連続袋体において、前記各開閉ファスナー1のファスナー部1cと各袋体2の手提げ部3の間における表裏シート生地2A、2Bの側端部には、前記各手提げ部3を切り離すための各引裂起部4を形成したものとしている。前記各引裂起部4は、図示したものでは略半円形状としているが、三角形状、線状などの任意形状の切欠きとすることができる。
本考案の連続袋体において、前記各ファスナー部1cと各手提げ部3の間における各上帯状部1aは、前記各手提げ部3を切り離し易くするために薄膜形成したものとしている。さらに、前記各上帯状部1aは、それぞれの内面に設けた複数の線状突起pの間にそれぞれ断面形状が略V字状の線状溝dを設け、これらの何れかの線状溝dの溝底に沿って切り裂くことにより、前記各手提げ部3を切り離し易くしている。
前記各上帯状部1aの薄膜形成した部分や線状溝dを設けた部分は、前記各引裂起部4に連接したものとするのが、前記各手提げ部3をより切り離し易くなるので好ましい。また、前記各上帯状部1aを薄膜形成したものとしたり、各上帯状部1aに線状溝dを設けたものとする代りに、これらの部分に対応する表裏シート生地2A、2Bにミシン目や弱め線(図示せず)を設けたものとしてもよい。なお、前記ミシン目や弱め線も同様に、引裂起部4に連接したものとするのが好ましい。
本考案の連続袋体において、前記各袋体2は、底部近傍において、表シート生地2Aと裏シート生地2Bの両側辺部に、これらシート生地同士を融着した窪み部5が対称形成されている。この窪み部5は、各袋体2を分離して収納袋とし、粒状物などの内容物を収納した封着状態では、図7に示したように、その収納した内容物の自重で表シート生地2Aと裏シート生地2Bの両側辺部が外方に曲げられ、収納袋の底部が広がり、その収納袋が自立できるようにするためのものである。
さらに、本考案の連続袋体において、前記各袋体2は、底部で袋幅方向に分離されるための底部分離口を形成するための切取り線6が設けられている。これら切取り線6は、弱め線やミシン目などとすることができ、これら切取り線6で切り取って各袋体2に分離し、各袋体2に形成された底部分離口から、内容物を収納した後にこの底部分離口が辺状封着されるようにしている。
そして、本考案の連続袋体は、前記したように各袋体2に分離し、以下に述べる収納袋として製品化してもよいが、自動計量・包装機で内容物の袋詰めを行う場合には、各袋体2に分離することなく、そのまま巻き取ってロール状にするなどして製品化することができる。
次に、本考案の収納袋は、前記連続袋体を各袋体2に分離したものと実質的に同一構造であり、前記連続袋体を各袋体2に分離して作成されるものであるが、このように連続袋体を各袋体2に分離して作成することなく、一個ずつ作成してもよいのは言うまでもない。
したがって、本考案の収納袋は、上記した連続袋体の説明と重複する部分が多いが、以下、本考案の収納袋を実施するための形態についても同様に説明する。
本考案の収納袋は、図4に示したように、開閉ファスナー1を、底部を未封着の状態とした袋体2を構成する表シート2aと裏シート2bのそれぞれの内面において幅方向に融着して、袋体2の口部を封着した状態としている。なお、開閉ファスナー1は、表シート2aと裏シート2bのそれぞれの内面に、後に述べる上帯状部1aと下帯状部1bのそれぞれを幅方向全体に亘る融着領域として融着したものとしているが、他の融着領域として、少なくとも下帯状部1bの幅方向大部分(例えば、表シート、裏シート同士の融着端部である両側端を除く幅方向の等幅領域)の両側面との対向面部分のみを融着したもの、或いは、上帯状部1aの幅方向大部分(例えば、表シート、裏シート同士の融着端部である両側端を除く幅方向の等幅領域)の両側面との対向面部分のみを融着したものとしてもよい。
前記開閉ファスナー1は、一対の上帯状部1aと一対の下帯状部1b有し、これら上下帯状部1a、1bの間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部1cを有している。前記上下帯状部1a、1bの内面には、それぞれ複数の線状突起pが設けられており、これらの線状突起pによって前記上下帯状部1a、1bの強度が強化されている。さらに、前記上帯状部1aの上端部は、線状突起p同士を融着したものとし、その上帯状部1aの上端部がばらけないようにしているが、線状突起p同士を融着したものとしないでもよい。また、前記ファスナー部1cは、図示したような一条の雌部と雄部とを係脱自在として組み合わせたものとしているが、複数条からなる雌部と雄部とを係脱自在として組み合わせたものとしても、他の形態としてもよい。
前記袋体2を構成する表シート2aと裏シート2bは、図示したように二枚のシ−トを重ね合わせて両側部を融着して構成したものとしているが、チューブ状のシートを扁平にして構成したものとしてもよい。
そして、前記開閉ファスナー1の上帯状部1aの領域で、前記表シート2aと裏シート2b及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて袋体2の手提げ部3を設けたものとしている。この手提げ部3を設けた切り欠き領域の周縁又は周縁に沿う部分(すなわち、少なくとも切り欠き形状の周縁に沿う領域又はその周囲近傍の連続閉領域)は、表シート2aとこの表シート2aに融着した上帯状部1a、裏シート2bとこの裏シート2bに融着した上帯状部1aとによって四層になっているので、これらの素材を特に分厚くしたり、特に強度に優れたものにしなくても、手提げ部3は強度に優れたものとなる。さらに、この手提げ部3を設けた切り欠き領域(少なくとも切り欠き形状の周縁に沿う領域又はその周囲近傍のひとかたまりの領域)において、前記上帯状部1aの内面同士も融着したものとすれば、その融着によって手提げ部3はより一層、強度に優れたものとなる。なお、前記手提げ部3を設けた切り欠き領域(少なくとも切り欠き形状の周縁に沿う領域又はその周囲近傍のひとかたまりの領域)は、表シート2aと上帯状部1a、裏シート2bと上帯状部1aの両方ともをそれぞれ融着したものとした方が、前記したようにその融着によって強度に優れたものとなり、さらに手提げ部3がばらけることのないものとなるが、これらの両方とも、または一方を融着しない形態でも、手提げ部3の強度が優れたものとなるのは言うまでもない。
本考案の収納袋において、前記開閉ファスナー1の上帯状部1aの上下幅は、前記開閉ファスナー1の下帯状部1bの上下幅より広いものとしている。このようにするのは、前記開閉ファスナー1の上帯状部1aの融着領域を確保してその一部に設けられる手提げ部3の切り欠き領域の強度を得るためである。
前記手提げ部3は、図示したような横長孔形状、横線形状などの各形状として、前記表シート2aと裏シート2b及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて設けたものとしている。さらに、前記手提げ部3は、横長孔、横線の中央に手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしている。図4に示した手提げ部3は、上向きの楕円弧とした横長孔形状とし、この孔の中央に下方に向けて手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとして、手提げ部3を提げ易くしており、さらに前記円弧の両端に水平延長部3bを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えて、手提げ部3の両端を裂け難くしている。また、手提げ部3は、図6(a)に示したように、上向きの円弧とした横長孔形状とし、その円弧の両端に水平延長部3bを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えて、手提げ部3の両端を裂け難くしたり、図6(b)に示したように、上向きの円弧とした横線形状とし、その円弧の両端にフック状の切欠き3cを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えると共に端部の応力集中の発生を回避して、手提げ部3の両端を裂け難くしたり、図6(c)に示したように、上向きの円弧とした横線形状とし、その円弧の両端に小孔3dを設け、手提げ時の荷重が掛かる方向を変えると共に端部の応力集中の発生を回避して、手提げ部3の両端を裂け難くしている。なお、図6(b)(c)に示した手提げ部3は、手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしていないが、図4に示した手提げ部3と同様に、手指を差し込むための拡大部3aを設けたものとしてもよい。
本考案の収納袋において、前記開閉ファスナー1のファスナー部1cと袋体2の手提げ部3の間における表裏シート2a、2bの側端部には、前記手提げ部3を切り離すための引裂起部4を形成したものとしている。前記引裂起部4は、図示したものでは略半円形状としているが、三角形状、線状などの任意形状の切欠きとすることができる。
本考案の収納袋において、前記ファスナー部1cと手提げ部3の間における上帯状部1aは、前記手提げ部3を切り離し易くするために薄膜形成したものとしている。さらに、前記上帯状部1aは、それぞれの内面に設けた複数の線状突起pの間にそれぞれ断面形状が略V字状の線状溝dを設け、薄く形成されたこれらの何れかの線状溝dの溝底に沿って切り裂くことにより、前記手提げ部3を切り離し易くしている。
前記上帯状部1aの薄膜形成した部分や線状溝dを設けた部分は、前記引裂起部4に連接したものとするのが、前記手提げ部3をより切り離し易くなるので好ましい。また、前記上帯状部1aを薄膜形成したものとしたり、上帯状部1aに線状溝dを設けたものとする代りに、これらの部分に対応する表裏シート2a、2bにミシン目や弱め線(図示せず)を設けたものとしてもよい。なお、前記ミシン目や弱め線も同様に、引裂起部4に連接したものとするのが好ましい。
本考案の収納袋において、前記袋体2は、底部近傍において、表シート2aと裏シート2bの両側辺部に、これらシート同士を融着した窪み部5が対称形成されている。この窪み部5は、袋体2に粒状物などの内容物を収納した封着状態では、図7に示したように、その収納した内容物の自重で表シート2aと裏シート2bの両側辺部が外方に曲げられ、収納袋の底部が広がり、その収納袋が自立できるようにするためのものである。
さらに、本考案の収納袋において、前記袋体2は、底部分離口が形成されており、この底部分離口から、内容物を収納した後にこの底部分離口が辺状封着されるようにしている。
以上のように構成した本考案の連続袋体は、表シート生地2Aと裏シート生地2Bの内面に各開閉ファスナー1を融着したり、表シート生地2Aと裏シート生地2B及び上帯状部1aをそれぞれ切り欠いて各袋体2の手提げ部3を設けたり、各手提げ部3を切り離すための各引裂起部4を形成したりする作業は、自動製袋機によって行われるので、強度に優れた手提げ部3を有する各袋体2を、連続形成して安価に得られるものとなる。
さらに、以上のように構成した本考案の収納袋は、表シート2aとこの表シート2bに融着した上帯状部1a、裏シート2bとこの裏シート2bに融着した上帯状部1aとによって四層になっているので、これらの素材を特に分厚くしたり、特に強度補強材を介在させなくても、手提げ部3は強度に優れたものとなるので、製造コストが高くなることはない。
1 開閉ファスナー
1a 上帯状部
1b 下帯状部
2 袋体
2A 表シート生地
2B 裏シート生地
2a 表シート
2b 裏シート
3 手提げ部
3a 拡大部
4 引裂起部
d 線状溝
p 線状突起

Claims (10)

  1. 一対の上帯状部(1a)と一対の下帯状部(1b)有し、これら上下帯状部(1a、1b)の間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部(1c)を有する各開閉ファスナー(1)を、各底部を未封着の状態とする各袋体(2)を連続構成する表シート生地(2A)と裏シート生地(2B)のそれぞれの内面同士を、連続方向への袋単位毎の所定間隔をあけて幅方向に亘る所定の融着領域で融着して、各袋体(2)の構成部分の口部を封着した状態とし、前記各開閉ファスナー1の上帯状部(1a)の融着領域内の一部領域で、前記表シート生地(2A)と裏シート生地(2B)及び上帯状部(1a)をそれぞれ切り欠いて各袋体(2)の手提げ部(3)を設けたことを特徴とする連続袋体。
  2. 一対の上帯状部(1a)と一対の下帯状部(1b)有し、これら上下帯状部(1a、1b)の間に、互いに係脱自在とした一対のファスナー部(1c)を有する開閉ファスナー(1)を、底部を未封着の状態とした袋体(2)を構成する表シート(2a)と裏シート(2b)のそれぞれの内面において、対向する上帯状部(1a)同士、或いは上帯状部(1a)と表シート(2a)同士、或いは上帯状部(1a)と裏シート(2b)同士の少なくともいずれかを、袋体(2)の幅方向に亘る所定の融着領域で融着して袋体(2)の口部を封着した状態とし、前記開閉ファスナー(1)の上帯状部(1a)の融着領域内の一部領域で、前記表シート(2a)と裏シート(2b)及び上帯状部(1a)を切り欠いて袋体(2)の手提げ部(3)を設けたことを特徴とする収納袋。
  3. 前記各開閉ファスナー(1)の上帯状部(1a)の上下幅を、前記各開閉ファスナー(1)の下帯状部(1b)の上下幅より広いものとした請求項1記載の連続袋体。
  4. 前記開閉ファスナー(1)の上帯状部(1a)の上下幅を、前記開閉ファスナー(1)の下帯状部(1b)の上下幅より広いものとした請求項2記載の収納袋。
  5. 前記各ファスナー部(1c)と各手提げ部(3)の間における各上帯状部(1a)を、前記各手提げ部(3)を切り離し易くするために薄膜形成した請求項1または3記載の連続袋体。
  6. 前記ファスナー部(1c)と手提げ部(3)の間における上帯状部(1a)を、前記手提げ部(3)を切り離し易くするために薄膜形成した請求項2または4記載の収納袋。
  7. 前記各上下帯状部(1a、1b)の内面にそれぞれ複数の線状突起(p)を設けたものとし、さらにこれら複数の線状突起(p)の間に、前記各手提げ部(3)を切り離し易くするための断面形状が略V字状の線状溝(d)を設けた請求項1、3、5の何れかに記載の連続袋体。
  8. 前記上下帯状部(1a、1b)の内面にそれぞれ複数の線状突起(p)を設けたものとし、さらにこれら複数の線状突起(p)の間に、前記手提げ部(3)を切り離し易くするための断面形状が略V字状の線状溝(d)を設けた請求項2、4、6の何れかに記載の収納袋。
  9. 前記各手提げ部(3)を横長孔または横線とし、これら横長孔または横線の中央に手指を差し込むための拡大部(3a)を設けた請求項1、3、5、7の何れかに記載の連続袋体。
  10. 前記手提げ部(3)を横長孔または横線とし、これら横長孔または横線の中央に手指を差し込むための拡大部(3a)を設けた請求項2、4、6、8の何れかに記載の収納袋。
JP2011003882U 2011-07-06 2011-07-06 連続袋体及び収納袋 Expired - Lifetime JP3170461U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003882U JP3170461U (ja) 2011-07-06 2011-07-06 連続袋体及び収納袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011003882U JP3170461U (ja) 2011-07-06 2011-07-06 連続袋体及び収納袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3170461U true JP3170461U (ja) 2011-09-15

Family

ID=54880920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011003882U Expired - Lifetime JP3170461U (ja) 2011-07-06 2011-07-06 連続袋体及び収納袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170461U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015174670A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 大王製紙株式会社 包装袋
JP2020146562A (ja) * 2014-03-11 2020-09-17 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド スタンドアップバッグ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020146562A (ja) * 2014-03-11 2020-09-17 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド スタンドアップバッグ
JP2021120299A (ja) * 2014-03-11 2021-08-19 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド スタンドアップバッグ
JP7287605B2 (ja) 2014-03-11 2023-06-06 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド スタンドアップバッグ
JP2015174670A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 大王製紙株式会社 包装袋

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2721033C (en) Flexible package with opening means
US6257763B1 (en) Tamper evident zipper slider
US20060034551A1 (en) Reclosable containers
US20020168120A1 (en) Pleated-side bag or sack made of flexible, weldable material
CN104661928A (zh) 具有可分离密封特征结构的包装及制造方法
US20090277916A1 (en) Package with strap handle
JP5462065B2 (ja) 包装袋及び包装容器
WO2015182289A1 (ja) 包装袋
JP3170461U (ja) 連続袋体及び収納袋
JP5878287B2 (ja) 包装袋
JP6040798B2 (ja) 使い捨ておむつ等の包装袋及びその製造方法
US20180125116A1 (en) Pouch for Tobacco with an Improved Zipper Closure
JP5102903B1 (ja) 封着式のファスナー付き袋口構造及びこれを備えた連続袋体
WO2008082837A1 (en) Double gusseted slider package
US8938860B2 (en) Seal apertures through package reclosure
JP4024180B2 (ja) 包装袋
JP2009083912A (ja) ピロー包装用原反及びピロー包装体
EP3057786B1 (en) Method of making bottom and side gusseted package
JP5584059B2 (ja) 包装袋
JPH11180451A (ja) ヘッダー付き袋体及びその製造方法
JPS5927385Y2 (ja) 開閉自在な袋
JP2001315797A (ja) サイドガゼット付き袋及びその製造方法
JP7422385B2 (ja) 合掌貼り包装袋
JP6562432B1 (ja) 樹脂製袋積層体
JP2018062350A (ja) テープ挿入型易開封ガゼット袋

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3170461

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140824

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term