JP3168443B2 - パノラマ電子スチルカメラ - Google Patents

パノラマ電子スチルカメラ

Info

Publication number
JP3168443B2
JP3168443B2 JP02966593A JP2966593A JP3168443B2 JP 3168443 B2 JP3168443 B2 JP 3168443B2 JP 02966593 A JP02966593 A JP 02966593A JP 2966593 A JP2966593 A JP 2966593A JP 3168443 B2 JP3168443 B2 JP 3168443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
panoramic
electronic still
still camera
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02966593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06225202A (ja
Inventor
伸 安原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP02966593A priority Critical patent/JP3168443B2/ja
Publication of JPH06225202A publication Critical patent/JPH06225202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3168443B2 publication Critical patent/JP3168443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パノラマ撮影が可能
な電子スチルカメラに関する。詳しくは、通常の撮影と
パノラマ撮影とを行うことができ、さらには、パノラマ
撮影では任意の撮影範囲とすることが可能で、また、主
要な被写体が撮影中に動いても、撮影された画像が変形
することなく撮影できる構成とした電子スチルカメラで
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的なライカ判のカメラは、撮影画像
の縦横が24mm×36mmであり、NTSC方式のビ
デオ規格では縦横の比率が3:4である。これに対して
縦横比が横長となるように定めたものを一般的にパノラ
マ写真という。
【0003】パノラマ画像を得る手段としては様々なも
のがある。銀塩フイルムを使用した写真では大きく分類
して3つの手段があり、通常の縦横比より横長の結像面
を設定し横長の画像を得る第1の手段と、複数の画像を
パンニングを行いながら撮影し、それらを後につなぎ合
わせる第2の手段と、そして2次元画像情報のある一次
元部分を光学的に取り出し、結像面上にその一次元を走
査させることによりパノラマ画像を得る第3の手段とが
ある。
【0004】第1の手段は、横長の大判フイルムを使用
するものが、特殊用途のカメラとして市販されている。
また、この手段の中で簡便なものとして、35ミリフイ
ルムによるパノラマ方式が近年普及してきている。すな
わち、ライカ判の結像面上下を少しマスキングすること
によって、横長の画像面を得、大きく引き伸ばしてプリ
ントすることによりパノラマ写真を得る方式である。第
2の手段は、なんら特殊な機材を必要とせず、自由な範
囲の撮影を行える方法である。第3の手段は、専用の特
殊なカメラを使用するもので、汎用性はないものの、ど
のような範囲の画像もつなぎ目無く撮影することができ
る。
【0005】図10は、第3のパノラマ手段を備えた銀
塩フイルムカメラの一例を示している。このカメラで
は、被写体画像光が撮影レンズ11を通ってフイルム1
2の面上に結像される。また、フイルム12の結像面の
直前にはスリット13を有する遮光板14が配置され、
フイルム12には被写体画像光の2次元画像のうち一次
元成分が上記スリット13より入射してフイルム12を
露光する。
【0006】また、このカメラは回転軸15を中心に回
動すると共に、回転軸15の回転が減速ギヤ16を介し
てスプロケット17に伝達される。したがって、カメラ
が回動される角度に相応してフイルム12が巻上げら
れ、その範囲に被写体光が結像する。
【0007】なお、上記したカメラは回動時の角速度が
一定とならなければ、像面に露光むらが生ずるため、マ
クロモ−タ等の動力で一定の角速度で回動するようにな
っている。
【0008】電子スチルカメラに於けるパノラマ撮影に
関しては、本発明の発明者によって既に特許出願されて
いる特願平2−139465号がある。これは、撮影時
は撮影光学系にアナモルフィックレンズを装着して画像
の左右を圧縮した状態で撮像し、再生時に画像デ−タを
信号処理により左右を伸長しパノラマ画像を得るもので
ある。
【0009】また、銀塩フイルムを使用するカメラの第
2の手段に相当するものとしては、家庭用ビデオカメラ
を使用し、画像の上下を信号処理により黒くマスキング
することによって横長の画像を得るものがある。これは
通常の撮影とパノラマ撮影を簡単に切換えることがで
き、更に再生時にワイドビジョンのモニタで再生するこ
とにより良好なパノラマ画像を得ることができる。
【0010】この他にも、銀塩フイルムを使用するカメ
ラの第3の手段に相当するものとして、特開昭61−1
44981号に開示された電子スチルカメラがある。こ
れは撮像素子として1次元のセンサを使用し、撮影時に
撮像系全体を回動させることにより、2次元的な画像を
撮像可能としたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパノラ
マ手段には、各々一長一短がある。結像面自体を横長に
する手段は、撮像レンズの光学性能が結像面の中心から
遠い位置になるほど低下する(収差が増える)という一
般的な性質があるため、周辺部の結像性能の確保が難し
い。
【0012】また、通常の写真に比べて横長ではある
が、その縦横比や撮影範囲は決まっているので、被写体
に応じて自由な縦横比をとることもできない。さらに電
子スチルカメラの場合、このような特別な縦横比を持つ
撮像素子を開発することは大変大きな開発費を必要とす
るので、一般的に言って現実的ではない。
【0013】複数の画像をつなぎ合わせる手段は、つな
ぎ目で画像のずれを生じてしまう。この原因としては、
完全なパンニング(位置の問題)を行うことが困難であ
るという問題の他に、撮像レンズの歪曲収差のために、
画像の周辺で歪を生ずることがあげられる。
【0014】1次元の画像を走査する手段の場合は、走
査中のカメラの安定した保持が必要不可欠な条件とな
る。その上、通常の撮影を行うことができないので、汎
用性もない。また、特に特開昭61−144981号の
電子スチルカメラでは、その構成上任意の範囲の回動が
不可能である。
【0015】本発明は上記した実情にかんがみ、通常の
撮影とパノラマ撮影とを行なうことができ、また、パノ
ラマ撮影では撮影範囲を任意に変えることができる他、
撮影レンズの光学性能に影響を受けない電子スチルカメ
ラを開発することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、撮像手段によって撮像した画像を記
録媒体に記録す電子スチルカメラであって、通常撮影モ
−ドとパノラマ撮影モ−ドとの切換手段を有し、通常撮
影モ−ドへの切換えで被写体の画像を撮像する2次元セ
ンサである撮像素子から通常の方法で画像信号を読み出
す手段と、パノラマ撮影モ−ドへの切換えでその撮像素
子の特定の領域から画像信号を繰返し読み出す手段とを
備え、さらに、特定の領域の画像信号を読み出す動作に
連動してカメラを回動させる手段、読み出した画像信号
を一時的に記録させるメモリ手段、上記メモリの内容を
読み出して画像形成する画像形成手段を設けて構成した
ことを特徴とするパノラマ電子スチルカメラを提案す
る。
【0017】また、上記したメモリ手段が、画像信号全
体を所定の複数の領域に分割して記録し、上記画像形成
手段がメモリ手段から読み出した各々の領域の画像デ−
タを標準の画像フォ−マットの形式で記録すると共に、
各々の画像デ−タの補助記録領域にこれら複数の画像を
関連付けるデ−タを記録する構成とすることができる。
【0018】
【作用】通常撮影モ−ドへの切換えにより、撮像素子に
より撮像された画像が全体的に読み出され、この画像信
号の処理により通常の撮影が行なわれる。
【0019】パノラマ撮影モ−ドに切換えると、撮像素
子の特定領域の画像信号がカメラの回動に連動して繰返
し読み出される。そして、読み出された画像信号が一時
的にメモリ手段に記録される。なお、この記録では画像
信号全体を複数の領域に分割されたものとなる。
【0020】このように記録されたメモリ内容は所定の
形式で画像形成手段に記録されてパノラマ画像が形成さ
れる。例えば、メモリ手段に記録させた各々の領域の画
像デ−タを読み出し標準の画像フォ−マットの形式でメ
モリカ−ドなどに記録してパノラマ画像を形成する。
【0021】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面に沿っ
て説明する。図1はパノラマ電子スチルカメラの回路構
成を示すブロック図であり、被写体画像光は撮影光学系
21を通ってCCD撮像素子22の受光面に結像する。
【0022】CCD撮像素子22の出力信号は増幅器2
3により増幅された後にA/D変換器24によりデジタ
ル信号に変換される。そして、このデジタル信号が信号
処理回路25に入力して映像信号に処理される。この映
像信号はフレ−ムバッファ(バッファメモリ)26に一
旦記録され、その後にメモリカ−ド27に転送され、こ
のカ−ド27に記録される。
【0023】一方、この電子スチルカメラは回転アダプ
タ28に搭載させて水平方向にパンニングする構成とし
てあり、また、この回転アダプタ28には電子スチルカ
メラの搭載を検出する検出センサ29を設け、この検出
センサ29の検出信号をCPU30が入力してパノラマ
撮影モ−ドに切換わる。また、通常撮影モ−ドとパノラ
マ撮影モ−ドとの切換えは入力手段31を操作して切換
信号をCPU30に入力させても行なうことができる。
【0024】図2は回転アダプタ28の簡略的な構成図
を示している。図示するように、回転アダプタ28の上
部には取付ねじ32を設け、この取付ねじ32を電子ス
チルカメラ33の三脚ねじ穴にねじ込み、回転アダプタ
28の上に電子スチルカメラ33を搭載させる。また、
この回転アダプタ28の下部には三脚ねじ穴を設け、こ
の三脚ねじ穴に三脚34を取付けて支持する。
【0025】上記回転アダプタ28には電子スチルカメ
ラ33の電気接点(図示省略)と接続する電気接点35
を設け、この電気接点35を介して電子スチルカメラ3
3と制御信号の授受を行ない、電子スチルカメラ33の
回動とCCD撮像素子22よりの画像信号の読み出しを
同期させる。なお、この電気接点35は既に述べたとこ
ろの検出センサ29と兼用させることができる。
【0026】さらに、回転アダプタ28には位置決めピ
ン36を設け、このピン36を電子スチルカメラ33の
位置決め穴に嵌入させて位置決めし、確実に電気接点3
5を接続させる。
【0027】上記回転アダプタ28は駆動装置37によ
って回転駆動される。そして、この駆動装置37は、ス
テッピングモ−タ、モ−タ駆動回路、ギヤ列などから構
成され、制御装置38によって制御される。制御装置3
8は、電気接点35を介して電子スチルカメラ33から
送られる制御信号に応じて駆動装置37を制御する。
【0028】次に、上記した電子スチルカメラ33を通
常撮影モ−ドで使用する場合について説明する。なお、
この撮影の場合には、CCD撮像素子22から得られる
信号が2次元の画像信号としてメモリカ−ド27に記録
される。
【0029】すなわち、CCD撮像素子22はドライバ
39により駆動され、1/30秒毎に1フレ−ム分の画
像信号をシリアルなデ−タとして出力する。この出力信
号はA/D変換器24によりデジタル信号に変換された
後、信号処理回路25に順次送られる。信号処理回路2
5では、信号中の各色成分の分離、ゲインコントロ−
ル、ガンマ補正、色バランスの調整、信号成分のマトリ
クス演算等が行なわれ、処理された映像信号はフレ−ム
バッファ26に記録される。
【0030】CPU30はメモリコントロ−ラ40を制
御してフレ−ムバッファ26の画像デ−タを所定の形式
でメモリカ−ド27に書き込む。この際、メモリカ−ド
27の補助デ−タの記録領域には、画像に関する付随し
たデ−タが記録される。このデ−タ形式を図3に示す。
補助デ−タの内容としては、例えば、撮影が行なわれた
日付、場所、被写体の種類やそれに関する情報等があ
る。
【0031】続いて、パノラマ撮影モ−ドで使用する場
合について説明する。CCD撮像素子22とA/D変換
器24の動作は通常の撮影モ−ドの場合と同様である。
信号処理回路25はA/D変換器24よりの信号の一部
分のみを取り出し信号処理を行ない、フレ−ムバッファ
26に送る。
【0032】図4はCCD撮像素子22の画像信号の読
み出し状態を示したものである。41は全画素の領域で
ある。通常撮影モ−ドの場合はこれからブランキング領
域(斜線部分)42を除いた有効画素領域43の部分の
画像が出力される。パノラマ撮影モ−ドの場合は信号処
理回路25がこの中の中央部分である領域44の信号の
みを所定の信号に変換した後にフレ−ムバッファ26に
書き込む。
【0033】この時、CPU30はこの書き込み動作に
連動して回転アダプタ28に制御信号として回転信号を
送る。回転アダプタ28はこの回転信号に同期して一定
の割合だけ電子スチルカメラ33をパンニングさせる。
予め設定した範囲の撮影が終了すると、CPU30はメ
モリコントロ−ラ40を制御してフレ−ムバッファ26
の内容をメモリカ−ド27に転送する。
【0034】図5はフレ−ムバッファ26内の画像デ−
タを示したものである。A1〜A15は各々領域44に
相当する画像デ−タを示したものである。メモリコント
ロ−ラ40は、これらから通常の画像が形成可能な連続
したデ−タを取り出し、通常の画像デ−タの形式に変換
した後メモリカ−ド27に書き込む。
【0035】この時、補助デ−タの記録領域には、これ
らの複数の画像デ−タの関係が書き込まれる。再生時に
特殊な再生装置を利用すると、この補助デ−タを参照す
ることによって、複数の画像をつないでパノラマ画像を
作成し、出力を行うことができる。また、一般的な再生
装置を使用した場合も、パノラマ画像の出力はできない
ものの、各々の画像は完全に再生することが可能であ
る。図6は上記のようにして撮影したパノラマ画像の撮
影状態と、撮影された画像の関係を示している。なお、
a1〜a15はメモリガ−ド27に書き込まれた画像デ
−タである。
【0036】次に、有効画素領域43に対するパノラマ
撮影時の利用領域44の関係を示す。既に述べたよう
に、複数の画像をパンニングを行なって撮影し、それら
をつないで画像を構成する場合は、レンズの歪曲収差の
影響で周辺部の画像がひずむため、完全につなぐことは
困難となる。
【0037】本実施例のパノラマ電子スチルカメラ33
の場合、水平方向にパンニングを行なうので、垂直方向
の歪曲収差により画像が歪と言う悪影響はないが、領域
44については可能なる限り横幅を狭くしてその影響を
取り除くべきである。ところが、余り横幅を狭くし過ぎ
ると、撮影に時間がかかり過ぎてしまうと言う欠点があ
る。
【0038】例えば、1/2インチのCCD撮像素子2
2を使用して焦点距離10ミリのレンズを使用した場
合、撮像範囲の水平画角は33.5度である。仮に領域
44を一番横幅が狭くなるように垂直方向の2ラインの
みを使用するものとすると、(1ラインではカラ−の撮
像素子の場合所定の信号が得られないため。)40万画
素タイプのCCD撮像素子22では水平方向に800程
度の画素があるため、800÷2=400回の読み出し
を行なわなければ33.5度の範囲を撮影することがで
きない。
【0039】これは通常の方法でCCD撮像素子22を
駆動した場合は7秒程かかってしまうので実用的ではな
い。したがって、領域44は歪曲収差が無視できる範囲
の垂直方向の数10ライン程度とすることにより、充分
実用的な時間で良好なパノラマ画像を得ることが可能に
なる。
【0040】次に、図7はCCD撮像素子22の画像信
号の読み出し状態を変えた他の実施例を示している。こ
の実施例では有効画素領域43の両サイドにパノラマ撮
影の画像読出領域44a、44bが設けてある。
【0041】このように設けた領域44a及び44bは
光軸に対して左右にずれた位置にあるので水平方向の歪
曲収差の影響があり、画像が歪む。しかし、その位置に
充分近い近傍では、収差特性が同一であるので、スキャ
ンを行なった場合、画像のつなぎ目で不整合を生じる恐
れはない。
【0042】収差特性の影響を同一にするためには、領
域44a及び44bは可能な限り横幅を狭く取るべきで
ある。しかし、余り横幅を狭くし過ぎると上記したよう
な問題が生ずるので歪曲収差が無視できる範囲の垂直方
向の数10ライン程度とすることにより、充分実用的な
時間で良好なパノラマ画像を得ることが可能である。
【0043】図8はフレ−ムバッファ26の画像デ−タ
を示したもので、A11〜A15とA17〜A21は領
域44aと44bに相当し、A16は領域43に相当す
る画像デ−タである。また、図9は本実施例のパノラマ
画像の撮影状態と、撮影される画像の関係を示す。な
お、a11〜a21はメモリカ−ド27に書き込まれた
画像デ−タである。
【0044】本実施例の撮影動作は、カメラ全体の回動
に連動して連続的に画像を取り込み、フレ−ムバッファ
26に順次書き込まれる。CPU30はメモリコントロ
−ラ40を制御して、これを標準の画像デ−タの形式に
してメモリカ−ド27に転送し記録する。
【0045】図8のA16と図9のa16は有効画素領
域43で撮影された画像である。この部分はCCD撮像
素子22の出力を通常の形式で読み出し、メモリコント
ロ−ラ40がこの画像デ−タを所定の形式でメモリカ−
ド27に書き込む。なお、a11〜a15は領域44a
で、a17〜a21は領域44bで各々撮像された画像
であり、同様にメモリカ−ド27に書き込まれる。
【0046】本実施例のパノラマ電子スチルカメラ33
は、主要な被写体をa16の部分に配置することによ
り、通常の撮影と変らない撮影が可能である。また、比
較的重要でないと思われる周囲の風景も、多少撮像レン
ズ系の収差の影響は出るが、正確に整合した状態で撮影
することが可能である。
【0047】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係るパノラマ電
子スチルカメラは、通常の縦横比と違うパノラマ写真を
得ることができ、しかもどのような縦横比の被写体画像
も撮影することが可能となる。そして、再生時に特別な
再生装置を用いなくても確実に再生することができる
上、複数の写真をつなぎ合わせてパノラマ画像を得る場
合と違って、つなぎ合わせた部分に不整合が生じること
がない。特に、主要な被写体は一度に撮影することがで
きるので、被写体が多少動いてもその影響がなく、良好
な画像の撮影が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパノラマ電子スチルカメラの
回路構成を示すブロック図である。
【図2】上記のパノラマ電子スチルカメラを搭載する回
転アダプタを示した簡略的な構成図である。
【図3】メモリカ−ドの記録状態を示した画像デ−タの
説明図である。
【図4】CCD撮像素子の有効画素領域に設けたパノラ
マ撮影の画素読み出し領域を示した簡略図である。
【図5】パノラマ電子スチルカメラをパンニングして撮
影したときのフレ−ムバッファ記録状態を示す説明図で
ある。
【図6】パノラマ画像の撮影状態と撮影された画像の関
係を示す説明図である。
【図7】パノラマ撮影の画素読み出し領域を変えた他の
実施例を示す図4同様の簡略図である。
【図8】他の実施例におけるフレ−ムバッファの記録状
態を示す説明図である。
【図9】他の実施例においてパノラマ撮影したときの撮
影状態と撮影された画像を示す説明図である。
【図10】銀塩フイルムを使用した従来のパノラマカメ
ラの一例を示す簡略図である。
【符号の説明】
21 撮影光学系 22 CCD撮像素子 24 A/D変換器 25 信号処理回路 26 フレ−ムバッファ 27 メモリカ−ド 28 回転アダプタ 30 CPU 31 入力手段 41 全画素領域 42 ブランキング領域 43 有効画素領域 44、44a、44b パノラマ撮影の画素読み出し領
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 H04N 5/225 H04N 5/335 H04N 5/907 H04N 5/91

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段によって撮像した画像を記録媒
    体に記録す電子スチルカメラであって、通常撮影モ−ド
    とパノラマ撮影モ−ドとの切換手段を有し、通常撮影モ
    −ドへの切換えで被写体の画像を撮像する2次元センサ
    である撮像素子から通常の方法で画像信号を読み出す手
    段と、パノラマ撮影モ−ドへの切換えでその撮像素子の
    特定の領域から画像信号を繰返し読み出す手段とを備
    え、さらに、特定の領域の画像信号を読み出す動作に連
    動してカメラを回動させる手段、読み出した画像信号を
    一時的に記録させるメモリ手段、上記メモリの内容を読
    み出して画像形成する画像形成手段を設けて構成したこ
    とを特徴とするパノラマ電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 上記したメモリ手段が、画像信号全体を
    所定の複数の領域に分割して記録し、上記画像形成手段
    がメモリ手段から読み出した各々の領域の画像デ−タを
    標準の画像フォ−マットの形式で記録すると共に、各々
    の画像デ−タの補助記録領域にこれら複数の画像を関連
    付けるデ−タを記録する構成となっていることを特徴と
    する請求項(1)記載のパノラマ電子スチルカメラ。
JP02966593A 1993-01-27 1993-01-27 パノラマ電子スチルカメラ Expired - Fee Related JP3168443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02966593A JP3168443B2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 パノラマ電子スチルカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02966593A JP3168443B2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 パノラマ電子スチルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06225202A JPH06225202A (ja) 1994-08-12
JP3168443B2 true JP3168443B2 (ja) 2001-05-21

Family

ID=12282413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02966593A Expired - Fee Related JP3168443B2 (ja) 1993-01-27 1993-01-27 パノラマ電子スチルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3168443B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7724286B2 (en) 2004-05-19 2010-05-25 Sony Corporation Image pickup apparatus and image pickup method
WO2011033968A1 (ja) 2009-09-16 2011-03-24 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
WO2011043248A1 (ja) 2009-10-09 2011-04-14 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
WO2011078065A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
WO2011078066A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
US8629897B2 (en) 2009-10-09 2014-01-14 Sony Corporation Image processing device, image processing method, and program

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9720864D0 (en) * 1997-10-01 1997-12-03 Univ Nottingham Trent Line-scan imaging in 3-d
KR20010052280A (ko) * 1998-04-30 2001-06-25 뢰그렌, 크리스터 서로 다른 모드에서 정보를 기록하기 위한 장치
DE10008766A1 (de) * 2000-02-18 2001-08-23 Turgut Kaya Digitale Kamera
US20050237631A1 (en) * 2004-04-16 2005-10-27 Hiroyuki Shioya Image pickup apparatus and image pickup method
JP4561577B2 (ja) * 2005-10-11 2010-10-13 カシオ計算機株式会社 撮像システム、撮像システムの制御方法及びプログラム
JP4656216B2 (ja) * 2008-09-04 2011-03-23 ソニー株式会社 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP5493942B2 (ja) 2009-12-15 2014-05-14 ソニー株式会社 撮像装置と撮像方法
JP5099210B2 (ja) * 2010-12-28 2012-12-19 ソニー株式会社 撮像装置、撮像方法、画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7724286B2 (en) 2004-05-19 2010-05-25 Sony Corporation Image pickup apparatus and image pickup method
WO2011033968A1 (ja) 2009-09-16 2011-03-24 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
WO2011043248A1 (ja) 2009-10-09 2011-04-14 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
US8629897B2 (en) 2009-10-09 2014-01-14 Sony Corporation Image processing device, image processing method, and program
WO2011078065A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
WO2011078066A1 (ja) 2009-12-25 2011-06-30 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06225202A (ja) 1994-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3168443B2 (ja) パノラマ電子スチルカメラ
JP3332942B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2940003B2 (ja) 映像信号記録装置
JP3503655B2 (ja) 画像合成装置
JPH0983853A (ja) 撮像装置
JPH0688989A (ja) 画像記録方法とその装置及び画像再生装置
JP3054461B2 (ja) 所定倍率の再生を可能とするビデオ系カメラ
JPH0537887A (ja) 画像記録装置
JPH02278973A (ja) 映像信号記録・再生装置
JPH10304227A (ja) 電子スチルカメラ
JPH1146317A (ja) ビデオカメラ
JPH05161050A (ja) ディジタル電子スチル・カメラおよびその動作方法ならびにディジタル電子スチル・カメラにおける被写体の表示方法
JPH0730788A (ja) ビデオカメラ装置
JP3333172B2 (ja) 撮影装置及び再生装置
JPH05328205A (ja) 映像信号処理装置
JP3269055B2 (ja) 画像合成撮影装置
JP2001111938A (ja) デジタルカメラ、画像処理方法、および記録媒体
JP3367634B2 (ja) カメラ
JP3354916B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP3293032B2 (ja) 画像再生装置
JPH10173984A (ja) デジタル電子スチルカメラ
JPH0432375A (ja) 電子カメラシステム
JP3095901B2 (ja) パノラマ画像の撮影装置及び再生装置
JP3412656B2 (ja) フイルム画像記録再生方法及び装置
JPH02309875A (ja) 電子スチルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees