JP3167880B2 - ハイブリッド車の発電装置 - Google Patents

ハイブリッド車の発電装置

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JP3167880B2 JP11150395A JP11150395A JP3167880B2 JP 3167880 B2 JP3167880 B2 JP 3167880B2 JP 11150395 A JP11150395 A JP 11150395A JP 11150395 A JP11150395 A JP 11150395A JP 3167880 B2 JP3167880 B2 JP 3167880B2
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Charge By Means Of Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイブリッド車の発電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリを電源とする走行用電動機の駆
動力により走行する電気自動車にあっては、車両にエン
ジンを駆動源とする発電機を搭載し、その発電機の発電
出力をバッテリ及びこれを電源とする種々の車載電装品
に給電することにより、該バッテリを充電し、あるいは
該バッテリの電力消費を抑制するようにした所謂ハイブ
リッド車が知られている。そして、この種のハイブリッ
ド車においては、発電機を一定の発電出力で発電させる
ようにエンジン及び発電機を制御し、あるいは、バッテ
リの電力消費を伴う車両の走行駆動力に応じた発電出力
を生ぜしめるようにエンジン及び発電機を制御すること
が行われている。
【0003】一方、この種のハイブリッド車を含む電気
自動車にあっては、走行時の減速や制動に際して、通
常、走行用電動機の回生制動を行って、その回生発電出
力をバッテリに回収することが行われている。従って、
このような走行用電動機の回生制動を行う前記ハイブリ
ッド車にあっては、走行用電動機の駆動時には、発電機
の発電出力のみがバッテリ等に給電される一方、走行用
電動機の回生制動時には発電機の発電出力だけでなく、
走行用電動機の回生発電出力もバッテリ等に給電される
こととなる。
【0004】他方、前記バッテリや車載電装品に、その
許容給電量を越える給電を行うと、該バッテリや車載電
装品の劣化や損傷を生じる虞れがある。
【0005】このため、従来のハイブリッド車にあって
は、走行用電動機の回生制動時の回生発電出力を考慮し
て、発電機の発電出力を低めに抑え、それによって、バ
ッテリ等への給電量が増大する走行用電動機の回生制動
時にもバッテリ等の許容給電量を越えることがないよう
にしていた。
【0006】しかしながら、このように発電機の発電出
力を低めに抑えていたために、電力消費を伴う走行用電
動機の駆動時におけるバッテリ等への給電量が不足しが
ちとなり、バッテリの充電やその電力消費の抑制を効率
よく充分に行うことができないという不都合があった。
【0007】この場合、発電機の発電出力を増加させる
ためには、走行用電動機の回生制動による回生発電出力
を可能な限り小さなものとすることが考えられるが、走
行用電動機の回生制動力は、車両の制動力に影響を及ぼ
すものであるので、好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、走行用電動機の回生制動力を確保しつつバッテリ
やそれを電源とする車載電装品に過剰な給電を行うこと
なく発電機の発電出力の高出力化を図ることができ、し
かもバッテリの電力消費に対応した的確な発電を行うこ
とができるハイブリッド車の発電装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、バッテリを電源とする走行用電動機の駆
動力により走行すると共に該走行時の減速又は制動に際
して前記走行用電動機の回生制動を行う車両に、エンジ
ンを駆動源とする発電機を搭載し、該発電機の発電出力
を前記バッテリ及び該バッテリを電源とする車載電装品
に給電するハイブリッド車の発電装置において、前記走
行用電動機の回生制動時に、前記バッテリ及び車載電装
品の許容給電量以下で該バッテリ及び車載電装品に給電
すべくあらかじめ定められた前記発電機の基準発電量か
ら前記走行用電動機の回生発電量を引いた値を前記発電
機の目標発電量として求める目標発電量設定手段と、該
目標発電量設定手段により求められた目標発電量で前記
発電機を発電させるべく前記エンジン及び発電機を制御
する発電制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】そして、前記基準発電量は前記ハイブリッ
ド車の車速が大きい程、大きくなるよう該車速に応じて
定められ、前記目標発電量設定手段は、少なくとも前記
走行用電動機の電力消費量が略一定となる定速走行時に
おける該走行用電動機の駆動の際に前記基準発電量を前
記目標発電量として求めることを特徴とする。
【0011】さらに、前記目標発電量設定手段は、前記
走行用電動機の駆動時に、前記バッテリ及び車載電装品
の許容給電量以下で前記基準発電量を該走行用電動機の
電力消費量に応じて増減してなる発電量を前記目標発電
量として求めることを特徴とする。
【0012】また、前記発電制御手段は、前記目標発電
量設定手段により求められた前記目標発電量で前記発電
機を発電させるための前記エンジンの目標回転数を該目
標発電量に応じて求める手段を備え、その求めた目標回
転数で前記エンジンを作動させるよう該エンジンを制御
することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、前記走行用電動機の回生制動
時には、前記目標発電量設定手段により、前記バッテリ
及び車載電装品の許容給電量以下の前記発電機の基準発
電量から走行用電動機の回生発電量を引いた値が前記発
電機の目標発電量として求められ、このとき、前記発電
制御手段により、その目標発電量で発電機を発電させる
よう前記エンジン及び発電機が制御されるので、発電機
の発電出力と走行用電動機の回生発電出力との総和が前
記基準発電量となり、それが前記バッテリ及び車載電装
品に給電される。従って、前記バッテリ及び車載電装品
への給電量がその許容給電量を越えることはなく、しか
も走行用電動機の回生発電量はそのまま維持される。
【0014】この場合、前記基準発電量を前記ハイブリ
ッド車の車速が大きい程、大きくなるよう該車速に応じ
て定め、少なくとも前記走行用電動機の電力消費量が略
一定となる定速走行時における該走行用電動機の駆動の
際に前記車速に応じた基準発電量を前記目標発電量とし
て求めることにより、走行用電動機の駆動の際には、車
速が大きくなって、バッテリの電力消費量が大きくなる
程、大きな目標発電量でもって発電機が発電することと
なって、バッテリ等への給電が適正に行われる。そし
て、例えばハイブリッド車の定速走行状態から車両の減
速又は制動のために走行用電動機の回生制動が行われた
際には、発電機の発電量と走行用電動機の回生発電量と
の総和がその時の車速に対応した前記基準発電量になる
ように、発電機の発電量が制御されるので、バッテリ等
への給電が許容給電量以下で適正に維持される。
【0015】さらに、前記走行用電動機の駆動時に、前
記バッテリ及び車載電装品の許容給電量以下で前記基準
発電量を該走行用電動機の電力消費量に応じて増減して
なる発電量を前記目標発電量として求めるときには、例
えば車両の加速時等、バッテリの電力消費量が大きなも
のとなる場合にも、バッテリ等の許容給電量の範囲内で
バッテリの電力消費量に見合った発電量でもって発電機
を発電させて、該バッテリに給電することが可能とな
る。
【0016】また、前記発電制御手段が、前記目標発電
量で前記発電機を発電させるための前記エンジンの目標
回転数を該目標発電量に応じて求める手段を備え、その
求めた目標回転数で前記エンジンを作動させるときに
は、エンジンの負荷に基づいてその目標回転数が決定さ
れることとなるため、例えば前記走行用電動機の駆動状
態から回生制動状態に移行して、発電機の発電量を前記
基準発電量に対して走行用電動機の回生発電量分だけ減
少させる場合に、その発電量の減少によるエンジンの負
荷の減少に応じてエンジンの回転数が制御されることと
なる。これにより、エンジンの回転数がその吹き上がり
等を生じることなく安定した挙動変化でもって制御され
る。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1乃至図4を参照して
説明する。図1は本実施例の発電装置を備えたハイブリ
ッド車のシステム構成図、図2は図1のハイブリッド車
の作動を説明するための線図、図3は図1のハイブリッ
ド車の発電装置の目標発電量を求めるためのマップを示
す図、図4は図1のハイブリッド車の走行時の発電装置
の稼働状況を示す線図である。
【0018】図1を参照して、本実施例のハイブリッド
車Aには、バッテリ1と、バッテリ1を電源とする走行
用モータ2(走行用電動機)と、バッテリ1を電源とす
る車載電装品3と、走行用モータ2の駆動制御を行う走
行制御装置4と、エンジン5を駆動源とするジェネレー
タ6(発電機)を備えた発電装置7とが搭載されてい
る。
【0019】バッテリ1及び走行用モータ2は、これら
の間の給電量を制御するためのインバータ回路等を含む
モータ給電制御部8を介して接続されている。
【0020】走行用モータ2はトランスミッション9を
介してハイブリッド車Aの一対の駆動輪10,10に連
結され、その駆動力を駆動輪10,10にトランスミッ
ション9を介して伝達してハイブリッド車Aを走行せし
める。
【0021】走行制御装置4は、マイクロコンピュータ
等により構成されたものであり、該走行制御装置4に
は、アクセル操作量Aを検出するアクセルセンサ11
と、ブレーキ操作を検出するブレーキスイッチ12と、
車速VCAR を検出する車速センサ13とからそれぞれ検
出信号が入力される。そして、走行制御装置4は、基本
的には、アクセル操作量Aや車速VCAR に対応した駆動
力を走行用モータ2に生ぜしめるようにバッテリ1から
走行用モータ2への給電量をモータ給電制御部8を介し
て制御する。
【0022】また、走行制御装置4は、走行中に、ブレ
ーキスイッチ12によりブレーキ操作がなされたことが
検知されたときや、アクセルセンサ11から得られるア
クセル操作量Aが減少されたときに、モータ給電制御部
8を介して走行用モータ2の回生制動を行わしめ、その
回生制動による走行用モータ2の発電出力をモータ給電
制御部8を介してバッテリ1や車載電装品3に給電せし
める。この場合、走行制御装置4は、走行用モータ2の
回生発電量が図2に実線aで示すように、車速VCAR に
応じた発電量となるように走行用モータ2の回生制動を
行わしめ、車速VCAR が大きい程、大きな回生発電量が
得られるようにする。従って、車速VCAR が大きい程、
回生制動時の制動力は強くなる。
【0023】尚、走行用制御装置4は、車速センサ13
から得られる車速VCAR や走行用モータ2の回生制動時
のその旨を示す信号等を発電装置7の後述する発電管理
装置15に出力する。
【0024】発電装置7は、前記エンジン5及びジェネ
レータ6の他に、ジェネレータ6からバッテリ1や車載
電装品3への給電量を制御するためのインバータ回路等
を含むジェネレータ給電制御部14と、発電時のエンジ
ン5及びジェネレータ6の作動の統括的管理・制御を行
う発電管理装置15と、発電管理装置15の指示に従っ
てエンジン5の作動制御を行うエンジンコントローラ1
6(以下、ECU16という)と、発電管理装置15の
指示に従ってジェネレータ6の作動制御をジェネレータ
給電制御部14を介して行うジェネレータコントローラ
17(以下、GCU17という)とを備えている。ジェ
ネレータ6はエンジン5のクランク軸(図示しない)に
連結されている。
【0025】発電管理装置15、ECU16及びGCU
17は、それぞれマイクロコンピュータ等により構成さ
れたものであり、発電管理装置15には、前記走行制御
装置4から車速センサ13により検出された車速VCAR
が入力されると共に、図示しない電流センサや電圧セン
サにより検出される前記走行用モータ2の通電電流及び
通電電圧に基づき、走行用モータ2の消費電力PM を検
出するモータ電力検出器18の検出信号が入力される。
そして、発電管理装置15は、その機能的構成として、
与えられた車速VCAR や走行用モータ2の消費電力PM
に基づきジェネレータ6の目標発電量を求める目標発電
量設定部19(目標発電量設定手段)と、その目標発電
量でジェネレータ6を発電させるのに必要なエンジン5
の目標回転数を求める目標回転数設定部20とを備え、
それらの目標発電量や目標回転数をECU16及びGC
U17に指示する。
【0026】この場合、ECU16は、発電管理装置1
5から指示された目標発電量や目標回転数に基づき、所
定の演算式等に従って、エンジン5を目標回転数で作動
させるためのエンジン5のスロットル操作量を決定し、
その決定したスロットル操作量に従って、エンジン5の
スロットル操作を図示しないアクチュエータを介して行
わしめる。
【0027】また、GCU17は、発電管理装置15か
ら指示された目標発電量や目標回転数に基づき、所定の
演算式等に従って、ジェネレータ6からバッテリ1等へ
の給電を目標発電量で行うためのジェネレータ6の通電
量を決定し、その決定した通電量に従って、ジェネレー
タ6の通電制御をジェネレータ給電制御部14を介して
行わしめる。
【0028】尚、本発明の構成に対応して、発電管理装
置15、ECU16及びGCU17は、発電制御手段2
1を構成するものである。
【0029】次に、本実施例のハイブリッド車Aの発電
装置7の作動を説明する。
【0030】ハイブリッド車Aの走行時において、発電
管理装置15の目標発電量設定部19は、走行制御装置
4及びモータ電力検出器18からそれぞれ与えられる車
速VCAR 及び走行用モータ2の消費電力PM から図3に
示すあらかじめ定められたマップに従って、目標発電量
を求める。
【0031】ここで、図3のマップにおいて、正の値の
消費電力PM は、走行用モータ2の駆動時の消費電力を
示し、負の値の消費電力PM は、走行用モータ2の回生
制動時の消費電力、すなわち、回生発電量を示してい
る。そして、図3に示すマップでは、基本的には、車速
VCAR が大きくなる程、目標発電量が大きくなるように
目標発電量が定められ、特に走行用モータ2の駆動によ
るハイブリッド車Aの定速走行(このとき、走行用モー
タ2の消費電力PM は車速VCAR に対応したある正の値
に定まる)における目標発電量は、図2に実線bで示す
ような特性でもって、車速VCAR に応じて定められてい
る。ここで、図2の実線bは、ジェネレータ6の基準発
電量を示すものであり、該基準発電量は、走行用モータ
2の電力消費を伴う各車速VCAR での定速走行時に走行
用モータ2の消費電力PM に見合ったバッテリ1への給
電を行いつつ該バッテリ1や車載電装品3の許容給電量
(定格値)を越えないようなジェネレータ6の発電量と
して定められている。
【0032】また、図3のマップにおいて、各車速VCA
R における走行用モータ2の種々の消費電力PW におけ
る目標発電量は、バッテリ1等の許容給電量内で、該消
費電力PM に応じて前記基準発電量を増減してなる値が
設定され、基本的には消費電力PM が正の値で大きくな
る程、大きくなるように定められている。そして、特
に、走行用モータ2の消費電力PM が負の値となる、回
生制動時には、各車速VCAR における目標発電量は、そ
の車速VCAR に対応する図2の実線bで示した基準発電
量から、該車速VCAR に対応する同図の実線aで示した
走行用モータ2の回生発電量を引いた値が定められてい
る。
【0033】このようなマップに従って目標発電量を求
めた発電管理装置15は、目標回転数設定部20によ
り、該目標発電量から次の表1に示すテーブルに従って
エンジン5の目標回転数を求める。
【0034】
【表1】
【0035】この場合、表1のテーブルの目標回転数
は、目標発電量に対応した出力でエンジン5を作動させ
ることができるエンジン5の回転数としてあらかじめ定
めたものである。
【0036】上記のように目標発電量及び目標回転数を
求めた発電管理装置15は、それらの目標発電量及び目
標回転数をECU16及びGCU17に出力する。
【0037】この時、前述したように、ECU16は、
該目標発電量や目標回転数から所定の演算式等に従って
エンジン5のスロットル操作量を決定し、その決定した
スロットル操作量に従って、エンジン5のスロットル操
作を図示しないアクチュエータを介して行わしめる。こ
れにより、エンジン5の回転数が前記目標回転数に制御
される。
【0038】また、GCU17は、目標発電量や目標回
転数から所定の演算式等に従って、ジェネレータ6の通
電量を決定し、その決定した通電量に従って、ジェネレ
ータ6の通電制御をジェネレータ給電制御部14を介し
て行わしめる。これにより、ジェネレータ6は、前記目
標回転数に制御されるエンジン5の駆動により目標発電
量でもって発電し、その発電出力をバッテリ1や車載電
装品3に給電する。
【0039】このような発電装置7の制御を行うことに
より、例えば走行用モータ2の駆動によるハイブリッド
車Aの定速走行時や加速時には、ジェネレータ6は、そ
の車速VCAR や加速による走行用モータ2の電力消費の
増加に見合った発電量でもって発電し、しかもバッテリ
1等の許容給電量内の発電量でもって発電して、その発
電出力がバッテリ1等に給電されるので、該バッテリ1
が走行用電動機2の駆動に基づく電力消費に応じて効率
よく適正に充電されると共に、バッテリ1等にその許容
給電量を越えて給電されるようなことがない。
【0040】また、例えば前記基準発電量でもってジェ
ネレータ6の発電が行われている定速走行状態から走行
用モータ2の回生制動が行われた場合には、ジェネレー
タ6の発電量は走行用モータ2の回生発電量との和が前
記基準発電量になるように制御されるので、バッテリ1
等には、その許容給電量内で、継続的に車速VCAR に見
合った適正な給電量でもって給電されて該バッテリ1が
効率よく充電されると共に、該バッテリ1等に過剰な給
電がなされることもない。
【0041】そして、この場合、ジェネレータ6の発電
量が、走行用モータ2の駆動時よりも回生発電量の分だ
け減少し、エンジン5の負荷が減少するものの、該エン
ジン5は、その負荷に相当するジェネレータ6の発電量
に対応した回転数を目標回転数として制御されるので、
該エンジン5の負荷が減少することによるエンジン5の
吹き上がり等が生じることもなく、該エンジン5が安定
に稼働する。従って、エンジン5の良好な排気性能や振
動性能を確保することができる。
【0042】図4に本実施例のハイブリッド車Aを実際
に走行させた場合の発電装置7の稼働状況を示す。図4
(a)は車速VCAR に変化の様子を示す線図、図4
(b)〜(d)はぞれぞれ走行時の走行用モータ2の消
費電力PM 、ジェネレータ6の発電量及びエンジン5の
回転数の変化の様子を示す線図である。
【0043】これらの図4に見られるように、ジェネレ
ータ6の発電量やエンジン5の回転数は概ね車速VCAR
の変化に追従するようにして変化する。そして、走行用
モータ2の消費電力PM が負となる回生制動時(車速V
CAR が減少するとき)におけるジェネレータ6の発電量
は走行用モータ2の消費電力PM が負側に増大するのに
伴って直ちに減少する。また、このとき、エンジン5の
回転数は、ジェネレータ6の発電量の減少に応じて、吹
き上がりを生じることなく減少する。
【0044】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、走行用電動機の回生制動時には、バッテリ及
び車載電装品の許容給電量以下の発電機の基準発電量か
ら走行用電動機の回生発電量を引いた値を発電機の目標
発電量として求め、その目標発電量に従ってエンジン及
び発電機を制御するようにしたことによって、走行用電
動機の回生制動力を確保しつつバッテリやそれを電源と
する車載電装品に過剰な給電を行うことなく発電機の発
電を行うことができ、従って、走行用電動機の駆動時の
発電機の発電出力の高出力化を図ることができる。
【0045】そして、前記基準発電量をハイブリッド車
の車速が大きい程、大きくなるよう該車速に応じて定
め、少なくとも走行用電動機の電力消費量が略一定とな
る定速走行時における該走行用電動機の駆動の際に該車
速に応じた基準発電量を目標発電量として求めることに
より、走行用電動機の駆動の際には、走行用電動機によ
る車速に対応したバッテリの電力消費に見合った的確な
発電量で且つバッテリ等の許容給電量以下の発電量で発
電機の発電を行うことができ、さらに、このようなハイ
ブリッド車の走行時に走行用電動機の回生制動が行われ
た場合にも、バッテリ等へのトータルの給電量を走行用
電動機の駆動時の給電量と同等に維持することができ
る。
【0046】さらに、走行用電動機の駆動時に、バッテ
リ及び車載電装品の許容給電量以下で前記基準発電量を
該走行用電動機の電力消費量に応じて増減してなる発電
量を目標発電量として求めることによって、ハイブリッ
ド車の加速時等の際にもバッテリの電力消費に見合った
的確な発電出力でもって発電機を発電させることがで
き、従って、バッテリを走行用電動機による電力消費状
態に対応した適正な発電量でもって効率よく充電するこ
とができる。
【0047】また、求めた目標発電量で発電機を発電さ
せるためのエンジンの目標回転数を該目標発電量に応じ
て求め、その目標回転数でエンジンを作動させるよう該
エンジンを制御することによって、走行用電動機が駆動
状態から回生制動状態に移行して発電機の発電量が減少
する場合等、発電機の発電量が急変してエンジンの負荷
が急変するような場合に、該エンジンをその負荷の変化
に併せて吹き上がり等を生じることなく安定して稼働さ
せることができ、エンジンの排気性能や振動性能等を良
好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の発電装置を備えたハイブリッド
車のシステム構成図。
【図2】図1のハイブリッド車の発電装置の作動を説明
するための線図。
【図3】図1のハイブリッド車の発電装置の目標発電量
を求めるためのマップを示す図。
【図4】図1のハイブリッド車の走行時の発電装置の稼
働状況を示す線図。
【符号の説明】
A…ハイブリッド車、1…バッテリ、2…走行用電動
機、3…車載電装品、5…エンジン、6…発電機、7…
発電装置、19…目標発電量設定手段、20…目標回転
数設定手段、21…発電制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02J 7/32 B60K 9/00 E (56)参考文献 特開 平7−236203(JP,A) 特開 平8−79911(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 7/22 B60K 6/02 B60L 11/02 - 11/14 H02J 7/00 H02J 7/16 H02J 7/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリを電源とする走行用電動機の駆動
    力により走行すると共に該走行時の減速又は制動に際し
    て前記走行用電動機の回生制動を行う車両に、エンジン
    を駆動源とする発電機を搭載し、該発電機の発電出力を
    前記バッテリ及び該バッテリを電源とする車載電装品に
    給電するハイブリッド車の発電装置において、前記走行
    用電動機の回生制動時に、前記バッテリ及び車載電装品
    の許容給電量以下で該バッテリ及び車載電装品に給電す
    べくあらかじめ定められた前記発電機の基準発電量から
    前記走行用電動機の回生発電量を引いた値を前記発電機
    の目標発電量として求める目標発電量設定手段と、該目
    標発電量設定手段により求められた目標発電量で前記発
    電機を発電させるべく前記エンジン及び発電機を制御す
    る発電制御手段とを備え、前記基準発電量は前記ハイブ
    リッド車の車速が大きい程、大きくなるよう該車速に応
    じて定められ、前記目標発電量設定手段は、少なくとも
    前記走行用電動機の電力消費量が略一定となる定速走行
    時における該走行用電動機の駆動の際に前記基準発電量
    を前記目標発電量として求めることを特徴とするハイブ
    リッド車の発電装置。
  2. 【請求項2】前記目標発電量設定手段は、前記走行用電
    動機の駆動時に、前記バッテリ及び車載電装品の許容給
    電量以下で前記基準発電量を該走行用電動機の電力消費
    量に応じて増減してなる発電量を前記目標発電量として
    求めることを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車
    の発電装置。
  3. 【請求項3】前記発電制御手段は、前記目標発電量設定
    手段により求められた前記目標発電量で前記発電機を発
    電させるための前記エンジンの目標回転数を該目標発電
    量に応じて求める手段を備え、その求めた目標回転数で
    前記エンジンを作動させるよう該エンジンを制御するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のハイブリッド車の
    発電装置。
  4. 【請求項4】バッテリを電源とする走行用電動機の駆動
    力により走行すると共に該走行時の 減速又は制動に際し
    て前記走行用電動機の回生制動を行う車両に、エンジン
    を駆動源とする発電機を搭載し、該発電機の発電出力を
    前記バッテリ及び該バッテリを電源とする車載電装品に
    給電するハイブリッド車の発電装置において、前記走行
    用電動機の回生制動時に、前記バッテリ及び車載電装品
    の許容給電量以下で該バッテリ及び車載電装品に給電す
    べくあらかじめ定められた前記発電機の基準発電量から
    前記走行用電動機の回生発電量を引いた値を前記発電機
    の目標発電量として求める目標発電量設定手段と、該目
    標発電量設定手段により求められた目標発電量で前記発
    電機を発電させるべく前記エンジン及び発電機を制御す
    る発電制御手段とを備え、前記発電制御手段は、前記目
    標発電量設定手段により求められた前記目標発電量で前
    記発電機を発電させるための前記エンジンの目標回転数
    を該目標発電量に応じて求める手段を備え、その求めた
    目標回転数で前記エンジンを作動させるよう該エンジン
    を制御することを特徴とするハイブリッド車の発電装
    置。
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