JP3167622B2 - 芝刈り機 - Google Patents

芝刈り機

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JP3167622B2
JP3167622B2 JP17898196A JP17898196A JP3167622B2 JP 3167622 B2 JP3167622 B2 JP 3167622B2 JP 17898196 A JP17898196 A JP 17898196A JP 17898196 A JP17898196 A JP 17898196A JP 3167622 B2 JP3167622 B2 JP 3167622B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右のサイドリー
ルモーア、および、サイドリールモーアによる作業条間
に作用するセンタリールモーアを走行機体に昇降自在に
連結するとともに、サイドリールモーアとセンタリール
モーアとを別々に昇降操作する操作機構を備えている芝
刈り機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記芝刈り機は、サイドリールモーアと
センタリールモーアのうちのサイドリールモーアが下降
でセンタリールモーアが上昇する状態とし、作業箇所を
一端側から他端側に走行して芝刈り作業を行い、次に逆
方向に走行する際、先の作業走行時に一方のサイドリー
ルモーアによる作業条と、他方のサイドリールモーアに
よる作業条との間にできた未作業箇所の芝をいずれか一
方のサイドリールモーアで刈っていく作業方法を採用し
て芝刈りすることが可能にされたものである。すなわ
ち、互いに隣接し合う二列の作業条の一方の刈り方向
と、他方の刈り方向とが逆になり、刈り跡が縞模様にな
って見える仕上がり、いわゆるゼブラカットが得られる
ようにされたものである。また、リールモーアの場合、
芝刈りを行わないように上昇させた際に駆動したままに
なっていると、リールが空回り状態で固定刃と干渉して
焼きつくなどのトラブルが発生する。このため、従来、
サイドリールモーアとセンタリールモーアとを別々に駆
動および停止操作する操作機構を備え、サイドリールモ
ーアとセンタリールモーアのいずれもを上昇させた際に
は、サイドリールモーアを停止させるための専用の停止
操作と、センタリールモーアを停止させるための専用の
停止操作とを行うことにより、両モーアを停止させるよ
うになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、作業箇所の端部
で機体を旋回させるとか、機体を自走移動させるなど、
サイドリールモーアとセンタリールモーアのいずれもを
上昇させる場合、各モーアを上昇させる操作の他に、各
モーアを別々に停止させる操作が必要であり、手間が掛
かっていた。本発明の目的は、ゼブラカットなど、サイ
ドリールモーアとセンタリールモーアのいずれか一方だ
けで行う芝刈り作業ができながら、サイドリールモーア
とセンタリールモーアとが共に上昇して停止する状態が
操作簡単に得られる芝刈り機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕左右のサイドリールモーア、およ
び、サイドリールモーアによる作業条間に作用するセン
タリールモーアを走行機体に昇降自在に連結するととも
に、サイドリールモーアとセンタリールモーアとを別々
に昇降操作する操作機構を備えている芝刈り機におい
て、前記サイドリールモーアとセンタリールモーアのい
ずれもの上昇操作が行われたことを検出する検出手段、
サイドリールモーアとセンタリールモーアのいずれもを
駆動可能と駆動停止とに切り換え操作する切換え手段を
備えるとともに、前記検出手段が非検出状態になると、
この検出手段からの情報に基づいて前記切換え手段が自
動的に駆動可能側に切り換わり、かつ、前記検出手段が
検出状態になると、この検出手段からの情報に基づいて
前記切換え手段が自動的に駆動停止側に切り換わる状態
に前記検出手段と前記切換え手段とを連係させてある。
【0006】〔作用〕サイドリールモーアとセンタリー
ルモーアのいずれか一方を下降させた場合、検出手段は
非検出状態になり、この検出手段からの情報に基づいて
切換え手段が自動的に駆動可能側になってサイドリール
モーアとセンタリールモーアの駆動を可能にする。これ
により、下降側にあるサイドリールモーアまたはセンタ
リールモーアを駆動して芝刈り作業を行っていける。サ
イドリールモーアとセンタリールモーアのいずれもの上
昇操作を行うと、検出手段が検出状態になり、この検出
手段からの情報に基づいて切換え手段が自動的に駆動停
止側になってサイドリールモーアとセンタリールモーア
のいずれもを停止状態にする。これにより、サイドリー
ルモーアおよびセンタリールモーアの上昇操作を行え
ば、サイドリールモーアおよびセンタリールモーアを駆
動停止させる特別な操作を行わなくても、両モーアが自
動的に停止する。
【0007】〔効果〕サイドリールモーアとセンタリー
ルモーアの一方を上昇させながら他方を下降させ、下降
側のモーアを駆動できることにより、ゼブラカットな
ど、サイドリールモーアとセンタリールモーアのいずれ
か一方だけによる芝刈り作業ができる。しかも、機体を
旋回させるとか自走移動させるとかの際、両モーアの上
昇操作を行うだけで操作簡単かつ迅速に、両モーアを上
昇停止する状態にし、リールの焼きつきなどのトラブル
を回避しながら有利に走行できるようになった。
【0008】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すように、左
右一対の駆動可能な前車輪1,1と、左右一対の駆動お
よび操向操作可能な後車輪2,2とによって自走するよ
うに構成し、かつ、ステアリンハンドル3や運転座席4
などを有した運転部、エンジン(図示せず)やエンジン
ボンネット5などを有した原動部が装備された自走機体
の前部に、1個のセンタリールモーア11と左右一対の
サイドリールモーア12,12とを備えた芝刈り装置1
0を連結して、乗用型芝刈り機を構成してある。
【0009】図3および図4に示すように、自走機体の
機体フレーム6の前端フレーム部分6aにおける左右中
央部に固設した左右一対のブラケット13,13からセ
ンタ支持アーム14を機体前方側に延出させ、このセン
タ支持アーム14の先端側にセンタ支持アーム14の軸
芯14aと直交する取付け向きで前記軸芯14aまわり
でローリング自在に支持させたモーア支持杆15に、こ
のモーア支持杆15の両端に位置するリンク機構16を
介して前記センタリールモーア11を吊下げ支持させて
ある。前記前端フレーム部分6aの左右側において、前
端フレーム部分6aの端部にブラケット17を介して固
定して支持筒18と、前記ブラケット13に支持させた
ブラケット19とからサイド支持アーム20を機体横外
側に延出させるとともに、このサイド支持アーム20の
先端側にこのサイド支持アーム20の軸芯20aと直交
する方向の軸芯20bまわりでローリング自在に支持さ
せたモーア支持杆21に、このモーア支持杆21の両端
に位置する前記センタリールモーア11のリンク機構1
6と同じ構成のリンク機構16を介してサイドリールモ
ーア12を吊下げ支持させ、もって前記芝刈り装置10
を構成してある。
【0010】図3および図4に示すように、前記センタ
支持アーム14の基端部を前記一対のブラケット13,
13に機体横方向の軸芯Xまわりで回動自在に支持さ
せ、センタ支持アーム14に備えたシリンダ連結部14
bと、前記一対のブラケット13,13に支軸13aを
介して固定したシリンダ支持アーム13bとにわたって
第1リフトシリンダC1を取り付け、この第1リフトシ
リンダC1がセンタ支持アーム14を軸芯Xまわりで機
体フレーム6に対して上下揺動させてセンタリールモー
ア11を自走機体に対して昇降操作するように構成して
ある。前記左右一対のサイド支持アーム20,20それ
ぞれの基端部を、前記支持筒18およびブラケット19
に機体前後方向の軸芯Yまわりで回動自在に支持させ、
左側のサイド支持アーム20を支持筒18に回動自在に
連結している回転軸部20cの支持筒18から機体後方
側に突出している端部に一体回動自在に連結した操作ア
ーム22aと、右側のサイド支持アーム20を支持筒1
8に回動自在に連結している回転軸部20cの支持筒1
8から機体後方側に突出している端部に一体回動自在に
連結した操作アーム22bとにわたって1本の第2リフ
トシリンダC2を取り付け、この第2リフトシリンダC
2が左右いずれものサイド支持アーム20を軸芯Yまわ
りで機体フレーム6に対して同じ方向に上下揺動させて
左右のサイドリールモーア12,12を自走機体に対し
て同じ方向に昇降操作するように構成してある。
【0011】前記第1リフトシリンダC1および第2リ
フトシリンダC2を単動型の油圧シリンダに構成し、第
1リフトシリンダC1のための第1コントロールバルブ
V1、第2リフトシリンダC2のための第2コントロー
ルバルブV2を備えた油圧回路を図5に示す如く構成し
てある。
【0012】すなわち、第1リフトシリンダC1に操作
油路23a,23bを介して接続した第1コントロール
バルブV1を、給油路24a,24bを介して第1油圧
ポンプP1に、排油路25を介してタンクTにそれぞれ
接続してある。このコントロールバルブV1を切換え操
作して上昇位置uにすると、第1油圧ポンプP1からの
圧油が給油路24a、24b、第1コントロールバルブ
V1、操作油路23aを介して第1リフトシリンダC1
に供給される。すると、第1リフトシリンダC1は、伸
長側に駆動され、この駆動力によってセンタリールモー
ア11を上昇操作する。第1コントロールバルブV1を
下降位置dに操作すると、給油路24bが操作油路23
bに、操作油路23aが排油路25にそれぞれ連通す
る。すると、第1リフトシリンダC1はセンタリールモ
ーア11およびセンタ支持アーム14などの重量によっ
て短縮側に作動するため、センタリールモーア11を下
降操作する。
【0013】第2リフトシリンダC2に操作油路26
a,26bを介して接続したコントロールバルブV2を
給油路27a,27bを介して前記第1コントロールバ
ルブV1に、排油路28を介してタンクTにそれぞれ接
続してある。第2コントロールバルブV2を切換え操作
して上昇位置uにすると、第1油圧ポンプP1から給油
路24a、第1コントロールバルブC1のセンタバイパ
ス油路29を介して供給される圧油が給油路27a,2
7b、第2コントロールバルブV2、操作油路26aを
介して第2リフトシリンダC2に供給される。すると、
第2リフトシリンダC2は、伸長側に駆動され、この駆
動力によって左右のサイドリールモーア12を上昇操作
する。第2コントロールバルブV2を下降位置dに操作
すると、給油路27bが操作油路26bに、操作油路2
6aが排油路28にそれぞれ連通する。すると、第2リ
フトシリンダC2はサイドリールモーア12およびサイ
ド支持アーム20などの重量によって短縮側に作動する
ため、左右のサイドリールモーア12を下降操作する。
【0014】センタリールモーア11およびサイドリー
ルモーア12それぞれの回転カッター11a,12a
を、カッターカバー30の横外側に付設した油圧モータ
M1,M2によって駆動するように構成するとともに、
これら油圧モータM1,M2のための油圧回路を図6に
示す如く構成してある。
【0015】すなわち、一方のサイドリールモーア12
の油圧モータM1の切換え弁V3と、センタリールモー
ア11の油圧モータM2の切換え弁V4と、他方のサイ
ドリールモーア12の油圧モータM1の切換え弁V3と
を直列に接続した弁ブロック31を、正逆転切換え弁3
2を介して第2油圧ポンプP2に接続してある。正逆転
切換え弁32を正転位置Fに切換えると、第2油圧ポン
プP2から給油路33,34を介して正逆転切換え弁3
2に供給される圧油がこの正逆転切換え弁32から駆動
油路35を介して弁ブロック31の第1ポート31aに
供給される。このとき、切換え弁V3,V4を駆動位置
ONに切換えてあると、第1ポート31aからの圧油が
油圧モータM1,M2に供給され、油圧モータM1,M
2は回転カッター11a,12aを芝刈り方向に回転さ
せる正回転方向に駆動される。切換え弁V3,V4を停
止位置STに切換えてあると、第1ポート31aからの
圧油が切換え弁V3,V4を通過して油圧モータM1,
M2に供給されず、油圧モータM1,M2は停止する。
いずれの場合にも、弁ブロック31の第2ポート31b
から排油され、この排油は駆動油路36、正逆転切換え
弁32、排油路37を介してタンクTに戻る。正逆転切
換え弁32を逆転位置Rに切換えると、第2油圧ポンプ
P2から給油路33,34を介して正逆転切換え弁32
に供給される圧油がこの正逆転切換え弁32から駆動油
路36を介して弁ブロック31の第2ポート31bに供
給される。このとき、切換え弁V3,V4を駆動位置O
Nに切換えてあると、第2ポート31bからの圧油が油
圧モータM1,M2に供給され、油圧モータM1,M2
は回転カッター11a,12aを芝刈り方向とは逆回転
方向に回転させる逆回転方向に駆動される。切換え弁V
3,V4を停止位置STに切換えてあると、第2ポート
31bからの圧油が切換え弁V3,V4を通過して油圧
モータM1,M2に供給されず、油圧モータM1,M2
は停止する。いずれの場合にも、弁ブロック31の第1
ポート31aから排油され、この排油は駆動油路35、
正逆転切換え弁32、排油路37を介してタンクTに戻
る。
【0016】図6に示すように、前記駆動油路35の正
逆転切換え弁32と弁ブロック31の間と、前記駆動油
路36の正逆転切換え弁32と弁ブロック31の間と
を、開閉弁38を有するバイパス油路39によって接続
してある。開閉弁38は、開位置OPと閉位置CLとに
切換え可能に構成するとともに、閉位置CLに切換え操
作されると、バイパス油路39を閉じ操作してバイパス
油路39による駆動油路35と36の連通を断つことに
より、正逆転切換え弁32から駆動油路35または36
に供給される圧油が弁ブロック31に供給されることを
可能にする。開位置OPに切換え操作されると、バイパ
ス油路39を開き操作してバイパス油路39によって駆
動油路35と36とを連通させることにより、正逆転切
換え弁32から駆動油路35と36の一方に供給される
圧油が他方に短絡して弁ブロック31に供給されなくす
る。これにより、開閉弁38は、閉位置CLに操作され
ると、センタリールモーア11および両サイドリールモ
ーア12の駆動を可能にし、開位置OPに切換え操作さ
れると、たとえ正逆転切換え弁32が正転位置Fまたは
逆転位置Rで切換え弁V3,V4が駆動位置ONに切換
え操作されていてもセンタリールモーア11および両サ
イドリールモーア12を駆動停止に切り換える。
【0017】図6に示すように、前記第1コントロール
バルブV1を切換え操作するように運転部に設けた第1
操作レバーL1に検出スイッチ40を、前記第2コント
ロールバルブV2を切換え操作するように運転部に設け
た第2操作レバーL2に検出スイッチ41をそれぞれ作
用させ、これら検出スイッチ40,41により、両サイ
ドリールモーア12とセンタリールモーア11のいずれ
もの上昇操作が行われたことを検出できるようにしてあ
る。すなわち、検出スイッチ40,41のうちの第1検
出スイッチ40は、第1操作レバーL1が下降位置Dに
操作されると、第1操作レバーL1による押圧操作によ
って切りになり、第1操作レバーL1が下降位置Dから
離れると、第1操作レバーL1による押圧操作が解除さ
れて入りに切換わるように構成してある。前記検出スイ
ッチ40,41のうちの第2検出スイッチ41は、第2
操作レバーL2が下降位置Dに操作されると、第2操作
レバーL2による押圧操作によって切りになり、第2操
作レバーL2が下降位置Dから離れると、第2操作レバ
ーL2による押圧操作が解除されて入りに切換わるよう
に構成してある。したがって、第1検出イッチ40と第
2検出スイッチ41のいずれもが入りに切り換わったこ
とを知ることにより、両サイドリールモーア12とセン
タリールモーア11のいずれもの上昇操作が行われたと
検出できる。
【0018】図6および図7に示すように、前記開閉弁
38を、電磁ソレノイド42が操作用に備えられ、この
電磁ソレノイド42が入り操作されることによって閉位
置CLから開位置OPに切り換わるように電磁弁に構成
し、前記電磁ソレノイド42の操作回路43に、前記第
1検出スイッチ40と第2検出スイッチ41とを直列状
態で介装することにより、両検出スイッチ40,41と
開閉弁38とを連係させてあるとともに、両検出スイッ
チ40,41からの情報に基づいて開閉弁38が自動的
に閉位置CLと開位置OPとに切り換わるようにしてあ
る。すなわち、第1および第2検出スイッチ40,41
がセンタリールモーア11と左右のサイドリールモーア
12,12の上昇操作が行われたことの検出状態になる
と、開閉弁38が開位置OPに自動的に切り換わり、第
1および第2検出スイッチ40,41が非検出状態にな
ると、開閉弁38が自動的に閉位置CLに切り換わる。
【0019】つまり、第1操作レバーL1によって第1
コントロールレバーV1を切換え操作することにより、
センタリールモーア11が自重によって下降してゲージ
輪11bが接地する作業状態になったり、第1リフトシ
リンダC1の駆動力によって上昇してゲージ輪11bが
地面から浮上する非作業状態になったりする。第2操作
レバーL2によって第2コントロールレバーV2を切換
え操作することにより、左右のサイドリールモーア12
が自重によって下降してゲージ輪12bが接地する作業
状態になったり、第2リフトシリンダC2の駆動力によ
って上昇してゲージ輪12bが地面から浮上する非作業
状態になったりする。
【0020】作業時には、正逆転切換え弁32を正転位
置Fに切換えておく。そして、切換え弁V4を駆動位置
ONに切換え操作することにより、センタリールモーア
11が駆動状態になり、機体走行に伴って回転カッター
11aでゲージ輪11bによる設定刈高さでの芝刈り処
理を行っていく。一対の切換え弁V3,V3のいずれも
を駆動位置ONに切換え操作することにより、左右のサ
イドリールモーア12が駆動状態になり、機体走行に伴
って回転カッター12aでゲージ輪12bによる設定刈
高さでの芝刈り処理を行っていく。センタリールモーア
11とサイドリールモーア12の両者による芝刈り処理
を同時に行う場合、各モーア11,12の図2の如き配
置設定のため、センタリールモーア11は、サイドリー
ルモーア12どうしの間隙の前方に位置し、一方のサイ
ドリールモーア12が芝刈り処理を行う作業条と他方の
サイドリールモーア12が芝刈り処理を行う作業条との
間を、サイドリールモーア12による芝刈り処理に先だ
って芝刈り処理していく。そして、センタリールモーア
11とサイドリールモーア12のうちのいずれか一方の
みを作業状態に下降させて作業を行う場合、センタリー
ルモーア11とサイドリールモーア12のうちの非作業
状態に上昇操作してある方のモーア11または12の切
換え弁V3またはV4を停止位置STに切換え操作して
おき、そのモーア11または12を停止状態にしてお
く。
【0021】機体を旋回走行させるとか移動走行させる
とかの際、第1操作レバーL1、第2操作レバーL2を
上昇位置Uに操作することにより、センタリールモーア
11とサイドリールモーア12のいずれもを非作業状態
に上昇操作する。このとき、第1および第2検出スイッ
チ40,41からの情報に基づいて開閉弁38が自動的
に開位置OPに切り換わって油圧モータM1およびM2
の駆動を停止させる。このため、正逆転切換え弁32を
正転位置Fで、切換え弁V3およびV4を駆動位置ON
に操作したままであっても、センタリールモーア11お
よびサイドリームモーア12は自動的に停止する。
【0022】図3および図8に示すように、センタリー
ルモーア11およびサイドリームモーア12それぞれの
前記カッタカバー30は、回転カッター11a,12a
の上方を覆う上カバー30aと、回転カッター11a,
12aの横側を覆うように形成して上カバー30aの両
横端部に連結した横カバー30bと、回転カッター11
a,12aの後方を覆うように形成して左右一対の横カ
バー30b,30bに支持させた後カバー30cとによ
って形成してある。
【0023】後カバー30cの上端部の横一端側に固定
した取付け軸44を一方の横カバー30bの組付孔に回
動および摺動自在に入り込ませ、他方の横カバー30b
を貫通させた取付けねじ45を、後カバー30cに固定
してあるねじ筒部材46に装着することにより、後カバ
ー30cを両横カバー30b,30b,に締め付け固定
してある。つまり、取付けねじ45を操作ハンドル45
aにより回動操作して、取付けねじ45による後カバー
30cの横カバー30bへの締付け固定を解除し、後カ
バー30cを取付け軸44および取付けねじ45の軸芯
まわりで揺動操作して後カバー30cの横カバー30b
に対する取付け角を上下に調節する。すなわち、後カバ
ー30cが回転カッター11a,12aから飛散する切
り芝に作用して切り芝の飛散方向を設定するが、その設
定飛散方向の調節を行うのである。そして、後カバー3
0cが所定の取付け角度になると、取付けねじ45を締
め付け操作し、取付けねじ45による締め付け力によっ
て後カバー30cを所定の取付け角に固定する。このと
き、前記取付け軸44に外嵌させて横カバー30cと、
後カバー30cに固定の座金47との間に装着してある
コイルスプリング48が後カバー30cを他方の横カバ
ー30bの方に摺動付勢し、ねじ筒部材46の端部に固
定してある座金49を横カバー30bの側面に当て付け
る。この当て付けによって後カバー30cと横カバー3
0bとの間に発生する摩擦により、後カバー30cを自
重によって下降しないように保持させながら所望の取付
け角に調節したり、取付けねじ45を締め付け作用させ
たりすることができる。
【0024】〔別実施形態〕前記開閉弁38に替え、切
換え弁V3,V4を停止位置STに切換え操作したり、
正逆転切り換え弁32を第2油圧ポンプP1からの圧油
を排油路37に戻す中立位置に切り換え操作したりする
制御手段を採用することにより、センタリールモーア1
1およびサイドリールモーア12の駆動停止を可能にし
て実施してもよい。したがって、これら開閉弁38や制
御手段を総称して切換え手段38と呼称する。
【0025】前記検出スイッチ40,41に替え、第1
コントロールバルブV1や第2コントロールバルブV2
の上昇位置uへの切り換わりを検出したり、操作レバー
V1,V2とコントロールバルブV1,V2とを連動さ
せている揺動リンクなどの連動部材の位置を検出したり
することにより、センタリールモーア11およびサイド
リールモーア12の上昇操作が行われたことを検出する
センサーを採用して実施してもよい。したがって、これ
ら検出スイッチ40,41やセンサーを総称して検出手
段40,41と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型芝刈り機全体の側面図
【図2】乗用型芝刈り機全体の平面図
【図3】センタリールモーアおよびサイドリールモーア
の支持部の側面図
【図4】モーア支持アームと機体フレームの連結部の平
面図
【図5】モーア昇降用の油圧回路図
【図6】モーア駆動用の油圧回路図
【図7】開閉弁操作用の電気回路図
【図8】カッターカバーの一部切欠き正面図
【符号の説明】
11 センタリールモーア 12 サイドリールモーア 38 切換え手段 40,41 検出手段
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−67034(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/412 - 34/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のサイドリールモーア、および、サ
    イドリールモーアによる作業条間に作用するセンタリー
    ルモーアを走行機体に昇降自在に連結するとともに、サ
    イドリールモーアとセンタリールモーアとを別々に昇降
    操作する操作機構を備えている芝刈り機であって、 前記サイドリールモーアとセンタリールモーアのいずれ
    もの上昇操作が行われたことを検出する検出手段、サイ
    ドリールモーアとセンタリールモーアのいずれもを駆動
    可能と駆動停止とに切り換え操作する切換え手段を備え
    るとともに、前記検出手段が非検出状態になると、この
    検出手段からの情報に基づいて前記切換え手段が自動的
    に駆動可能側に切り換わり、かつ、前記検出手段が検出
    状態になると、この検出手段からの情報に基づいて前記
    切換え手段が自動的に駆動停止側に切り換わる状態に前
    記検出手段と前記切換え手段とを連係させてある芝刈り
    機。
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