JP3166972B2 - 発電プラント制御方法及び装置並びに発電プラント - Google Patents

発電プラント制御方法及び装置並びに発電プラント

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発電プラントに係り、特に、負荷遮断時等に
生じる蒸気タービンの過速を防止するに好適な発電プラ
ント制御方法及び装置並びにこの装置を備える発電プラ
ントに関する。
〔従来の技術〕
第8図は、クロスコンパウンド型発電プラントの構成
図である。この発電プラントは、高圧タービン1と中圧
タービン2とで軸3を回転させて発電機4を駆動し、低
圧タービン5,6で軸7を回転させて発電機8を駆動す
る。図示しないボイラからの主蒸気止弁9を介して供給
される蒸気は、蒸気加減弁(高圧タービン用制御弁)10
で流量が制御されて高圧タービン1に入り、仕事をす
る。高圧タービン1から流出した蒸気は、再熱器11で再
熱され、再熱蒸気止弁12、インターセプト弁(中圧ター
ビン用制御弁)13を介して中圧タービン2に入り、仕事
をする。中圧タービン2から流出した蒸気は、クロスオ
ーバー管14を通って低圧タービン5,6に入り、仕事をし
た後、図示しない復水器に入って腹水される。制御装置
15は、軸3あるいは軸7(両軸は同期がとられる様にな
っている。)の回転速度を図示しない速度検出器で検出
し、この検出値に応じて各制御弁10,13の開度を制御
し、タービン速度を制御するように機能する。
第7図は、前述した制御弁10,13(以下、制御弁との
み言う。)の制御機能図である。制御弁は、その開度を
微調整できるサーボ弁16と、開度をオン・オフ的に制御
する急閉電磁弁17とを備えている。制御装置15(第8
図)から制御弁開度指令18がサーボ弁16に出力されてい
る場合は、サーボ弁16はその指令に従って制御され、タ
ービンに供給される蒸気流が調整されてタービン速度が
制御される。負荷が遮断されてタービン速度が上昇し過
速状態になると、制御装置15から制御弁急閉指令19が急
閉電磁弁17に出力され、該電磁弁17の作用により制御弁
の油圧シリンダから急速に制御油が排出されて制御弁が
急閉し、タービンへの蒸気の供給が遮断される。
第10図は、制御装置15にて実行される従来の制御弁急
閉手順を示すブロック線図である。
タービンの定格速度に相当する速度規定信号が信号発
生器20から出力され、速度検出器21からタービンの実際
の速度に応じた速度検出信号が出力される。調定率演算
器22は両速度信号の偏差に応じた負荷信号を作成し、こ
の負荷信号は負荷設定器あるいはガバナ設定器23よりの
負荷設定信号と合計され、弁開度設定器24により制御弁
開度指令が作成される。弁開度検出器25は実際の弁開度
を検出し、この弁開度検出値と前記弁開度指令との偏差
が取られ、比較器26は、この偏差と規定値とを比較し、
偏差が規定値以上の場合には制御弁急閉指令19を急閉電
磁弁17に出力する。
尚、従来技術に関連するものとして、特公昭44−2992
7号がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、定圧の蒸気タービン発電プラント
(以下、低圧プラントという。)では有効である。しか
し、変圧の蒸気タービン発電プラント(以下、変圧プラ
ントという。)に適用した場合には、部分負荷時で負荷
遮断等が起きた時の弁開度が大きくなり、タービン速度
が過速状態になるという問題がある。この問題を第9図
を参照して説明する。
第9図(a)は、定圧プラントにおけるタービン速度
と負荷設定との関係を示すグラフである。定圧プラント
では、負荷に関わらず常に主蒸気圧力は一定のため、制
御弁の開度設定(負荷設定)と負荷とは比例関係にあ
る。従って、部分負荷における負荷設定の位置は本図に
示す様に低く、負荷遮断時にタービン速度が上昇したと
しても、低い速度(本図中のa点)でインターセプト弁
の弁開度設定が下がり、従来技術による弁急閉が行われ
る。
第9図(b)は、変圧プラントにおけるタービン速度
と負荷設定との関係を示すグラフである。変圧プラント
では、部分負荷時は主蒸気圧力が低い。このため、制御
弁開度が定圧プラントに比べて大きくなる。従って、高
い速度にならないと(図中のb点)、インターセプト弁
の開度設定が下がらない。これにより、必然的に、負荷
遮断時等にタービン速度の上昇が大きくなる。
本発明の第1の目的は、変圧プラントにも適用できる
過速防止のための発電プラント制御方法を提供すること
にある。
本発明の第2の目的は、変圧プラントにも適用できる
過速防止のための発電プラント制御装置を提供すること
にある。
本発明の第3の目的は、過速防止を図った発電プラン
トを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的は、変圧の蒸気タービンに供給する蒸
気流を制御弁にて制御しタービン速度を制御する方法で
あって、前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏
差が規定値以上になった場合に前記制御弁を急閉させる
発電プラント制御方法において、負荷の関数として予め
設定されている速度規定値より実際のタービン速度が上
昇し、かつ運転中の負荷が全負荷時の一定割合以上であ
る場合に、負荷設定の弁開度値をランバックさせて前記
偏差を前記規定値以上に大きくすることで達成される。
第1の目的はまた、変圧の蒸気タービンに供給する蒸気
流を制御弁にて制御しタービン速度を制御する方法であ
って、前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏差
が規定値以上になった場合に前記制御弁を急閉させる発
電プラント制御方法において、制御弁の実際の開度値と
設定開度値との偏差が規定値以上になり、かつ運転中の
負荷が全負荷時の一定割合以上であるとき、負荷設定の
弁開度値をランバックさせることで達成される。
上記第2の目的は、変圧の蒸気タービンに供給する蒸
気流を制御弁にて制御しタービン速度を制御する装置で
あって、前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏
差を求め該偏差と偏差規定値とを比較し該偏差が該偏差
規定値以上になった場合に前記制御弁に急閉信号を送出
して該制御弁を急閉させる発電プラント制御装置におい
て、負荷の関数として設定されている速度規定値を格納
した記憶手段と、実際のタービン速度を検出する速度検
出装置と、その時の負荷の値に応じた速度規定値を前記
記憶手段から読み出し前記速度検出装置の検出値と比較
し該検出値が前記速度規定値よりも大きく、かつ運転中
の負荷が全負荷時の一定割合以上である場合に負荷設定
の弁開度値をランバックさせて前記偏差を前記偏差規定
値以上に大きくする制御手段とを備えることで達成され
る。第2の目的はまた、変圧の蒸気タービンに供給する
蒸気流を制御弁にて制御しタービン速度を制御する装置
であって、前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との
偏差を求め該偏差と偏差規定値とを第1比較手段で比較
し該偏差が該偏差規定値以上になった場合に前記制御弁
に急閉信号を送出して該制御弁を急閉させる発電プラン
ト制御装置において、負荷の関数として設定されている
速度規定値を格納した記憶手段と、実際のタービン速度
を検出する速度検出装置と、その時の負荷の値に応じた
速度規定値を前記記憶手段から読み出し前記速度検出装
置の速度検出値と比較する第2比較手段と、該第2比較
手段の比較結果により前記速度検出値が前記速度規定値
より大きくなったとき、或いは前記第1比較手段により
前記偏差が前記偏差規定値以上で、かつ運転中の負荷が
全負荷時の一定割合以上である場合に、負荷設定の弁開
度値をランバックさせて前記制御弁を急閉させる制御手
段とを備えることで達成される。
上記第3の目的は、変圧の蒸気タービンと、該蒸気タ
ービンにより駆動される発電機と、前記蒸気タービンに
供給する蒸気流を制御する制御弁と、負荷設定値に応じ
て演算された弁開度指令値と検出器により検出された前
記制御弁の弁開度検出値との偏差が偏差規定値以上とな
ったとき前記制御弁に急閉指令を出力する制御装置とを
備える発電プラントにおいて、前記制御装置は、前記蒸
気タービンの回転速度が負荷に応じて設定された速度規
定値以上になったとき、或いは前記偏差が前記偏差規定
値以上で、かつ運転中の負荷が全負荷時の一定割合以上
である場合に、前記負荷設定値をランバックさせるべ
く、構成されることで達成される。第3の目的はまた、
変圧の蒸気タービンと、該蒸気タービンにより駆動され
る発電機と、前記蒸気タービンに供給する蒸気流を制御
する制御弁と、負荷設定値に応じて演算された弁開度指
令値と検出器により検出された前記制御弁の弁開度検出
値との偏差が偏差規定値以上になったとき前記蒸気ター
ビンへ供給する蒸気流を遮断するように前記制御弁を制
御する制御装置とを備える発電プラントにおいて、前記
制御装置は、上記蒸気タービンの回転速度が負荷に応じ
て設定された速度規定値以上で、かつ運転中の負荷が全
負荷時の一定割合以上である場合に、前記負荷設定値を
ランバックさせ、前記偏差を前記偏差規定値以上に大き
くして前記蒸気流を遮断すべく、構成されることで達成
される。
〔作用〕
制御弁を急閉させる場合、本発明では、タービン速度
を検出し該速度が規定値を越えたとき負荷設定値をラン
バックさせて、制御弁を急閉するか否かを判定する偏差
の値を大きくし、制御弁を急閉している。。これによ
り、変圧プラントでの部分負荷時にもタービンが過速状
態になるのを回避できる。
〔実施例〕
以下、本発明の好適な実施例を第1図から第6図を参
照して説明する。尚、第10図で説明した箇所と重複する
部分は、同一符号を付してその説明を省略する。また、
本実施例は第8図の発電プラントに適用した例として説
明するが、前述した様に、他の形式の発電プラントに本
発明を適用できることはいうまでもない。
第1図は、本発明の第1実施例に係る制御方法を実施
する制御手順を示すブロック線図である。本実施例で
は、先ず、運転中の負荷が全負荷時のx%以上であるか
否かを判定する(30)。この値xとしては、制御弁急閉
制御を行ってもタービン速度の上昇は小さく、この制御
を行うと無駄な制御になると判断できる値が予め制御装
置の図示しない記憶手段に格納されている。
次に、速度検出器が検出したタービン速度の検出値
と、制御装置の図示しない記憶手段に予め格納してある
速度規定値とを比較し、速度検出値が速度規定値以上で
あるか否かを判定する(31)。速度規定値の関数設定の
例として、低負荷においては系統の通常状態での変動を
考慮しそれより若干高い設定とし、高負荷では他の制御
弁急閉機構と組み合わせることで規定速度を高くする等
の方法が考えられる。例えば本実施例では、速度規定値
を、第1図に示す様に、負荷がある値となるまでは一定
値をとり、負荷がその値以上になると負荷の増加に応じ
て上昇する値をとるように予め設定している。速度規定
値の負荷依存状態は、本発明を適用する発電プラントに
応じて異なるので、発電プラントの形式や負荷に応じて
速度規定値を設定する。
以上の2つの判定30,31により、負荷がx%以上で、
且つ、速度検出値がそのときの負荷に応じた速度規定値
以上の時、制御弁急閉指令19を急閉電磁弁17に送出し、
タービンへの蒸気の供給を遮断する。これにより、部分
負荷時等において負荷遮断等を行ったとしても、タービ
ンへの蒸気の供給が遮断されるので、タービン速度の過
速が防止される。また、負荷が極低負荷(x%以下)の
ときはこの急閉制御は行わないので、無駄な制御の実行
は回避される。
上述した実施例では、速度規定値を負荷に応じて設定
している。しかし、速度規定値を負荷に応じて設定する
場合の特別な例として、速度規定値を一定値とすること
でもよい。この特別な例を用いた本発明の第2実施例を
第2図で説明する。この実施例では、判定31′で、速度
検出値がタービン定格速度のy%以上になっているか否
かを判定している。そして、判定30での時の負荷が全負
荷のx%以上となり、且つ、判定31′で速度検出値が定
格速度のy%以上となった場合に、制御弁急閉指令19を
急閉電磁弁17に送出している。このように、速度検出値
と比較する速度規定値を一定値としても、第1実施例と
同様の効果がある。
上述した第1実施例及び第2実施例では、直接に制御
弁急閉指令19を急閉電磁弁17に送出したが、例えば第10
図で説明した制御弁機構を備える発電プラントにおいて
は、直接に急閉指令を送らなくても、別の方法で急閉さ
せることが可能である。この例を以下に説明する。
第3図は、本発明の第3実施例の制御手順を示すブロ
ック線図であり、第1実施例のブロック線図と第10図の
ブロック線図を組み合わせたものである。本実施例で
は、負荷が全負荷のx%以上で且つ速度検出値が負荷に
応じた速度規定値以上のとき、負荷設定つまり制御弁や
ガバナの設定値を瞬間的あるいは極めて短時間で下げ
(この操作をランバックという。)る(32)。このよう
にすると、比較器26で比較する偏差規定値の比較対象と
なる制御弁(ガバナ)設定値と実際の制御弁開度値(ガ
バナ値)との偏差が大きくなり、偏差規定値以上とな
る。従って、これにより制御弁急閉指令19が急閉電磁弁
17に送出される。
第4図は、本発明の第4実施例に係る制御手順を示す
ブロック線図であり、第2図の第2実施例に係るブロッ
ク線図と第10図のブロック線図を組み合わせたものであ
る。この場合でも第3実施例と同様である。
第3実施例及び第4実施例では負荷設定をランバック
させたが、勿論、負荷設定の方をランバックさせるので
はなく、比較器で比較する偏差規定値の方を小さくし、
偏差がこの小さくした偏差規定値以上となるようにして
も同様であることはいうまでもない。
第5図は、本発明の第5実施例に係る制御手順を示す
ブロック線図である。本実施例では、第3実施例(第3
図)の制御手順に加え、制御弁(ガバナ)開度偏差が規
定値以上であった場合で、且つ負荷がx%以上の場合で
も負荷設定のランバックを行うようにしている。このよ
うな負荷ランバックを追加すると、速度条件(判定31で
速度検出値が速度規定値以上と判定される)よりも早く
制御弁開度偏差条件が成立(制御弁開度偏差>偏差規定
値)するような運転条件のもとでは、負荷遮断後等のタ
ービン速度の安定化過程で、タービン速度が定格速度近
くまですぐに下がるので、プラント運用が容易となる。
つまり、本実施例では、速度条件による負荷設定のラン
バックで制御弁急閉制御と負荷遮断後の速度安定化制御
との両者を制御し、制御弁開度条件による負荷設定のラ
ンバックでより一層の速度安定化を図るようにしてい
る。
第6図は、本発明の第6実施例に係る制御手順を示す
ブロック線図である。本実施例では、第4実施例(第4
図)の制御手順に加え、制御弁(ガバナ)開度偏差が規
定値以上であった場合で、且つ、負荷がx%以上の場合
でも負荷設定のランバックを行うようにしている。この
ような負荷設定のランバックを行うのは、第5実施例と
同様である。
〔発明の効果〕
本発明の制御方法及び装置によれば、タービン速度を
直接の制御弁急閉条件とししかも負荷設定の弁開度値を
ランバックさせることで制御弁急閉を行っているので、
発電プラントの運用条件とは無関係にいかなる場合でも
蒸気タービンの過速を有効に防止することができる。従
って、本発明の制御装置を備える発電プラントでは、い
かなる運転状態においても過速状態となる事態を回避で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る制御手順を示すブロ
ック線図、第2図は本発明の第2実施例に係る制御手順
を示すブロック線図、第3図は本発明の第3実施例に係
る制御手順を示すブロック線図、第4図は本発明の第4
実施例の制御手順を示すブロック線図、第5図は本発明
の第5実施例に係る制御手順に係るブロック線図、第6
図は本発明の第6実施例に係る制御手順を示すブロック
線図、第7図は制御弁の機能構成図、第8図はクロスコ
ンパウンド型蒸気タービンの構成図、第9図(a),
(b)は従来技術の問題点を説明する特性グラフ、第10
図は従来技術における制御手順を示すブロック線図であ
る。 1……高圧タービン、2……中圧タービン、3,7……
軸、4,8……発電機、5,6……低圧タービン、9……主蒸
気止弁、10……蒸気加減弁(高圧タービン用の制御
弁)、11……再熱器、12……再熱蒸気止弁、13……イン
ターセプト弁(中圧タービン用の制御弁)、15……制御
装置、17……急閉電磁弁、19……制御弁急閉指令、23…
…負荷設定、25……制御弁設定開度、26……制御弁開度
の偏差と偏差規定値とを比較する比較器、30……負荷判
定、31,31′……速度判定、23……負荷設定ランバッ
ク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−42333(JP,A) 特開 昭52−140705(JP,A) 特開 昭54−40905(JP,A) 特開 昭49−47840(JP,A) 特公 昭62−28283(JP,B2) 特公 昭53−18084(JP,B2) 実公 昭58−27041(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01D 21/00 F01D 21/02 F01D 21/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧の蒸気タービンに供給する蒸気流を制
    御弁にて制御しタービン速度を制御する方法であって、
    前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏差が規定
    値以上になった場合に前記制御弁を急閉させる発電プラ
    ント制御方法において、負荷の関数として予め設定され
    ている速度規定値より実際のタービン速度が上昇し、か
    つ運転中の負荷が全負荷時の一定割合以上である場合
    に、負荷設定の弁開度値をランバックさせて前記偏差を
    前記規定値以上に大きくすることを特徴とする発電プラ
    ント制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、負荷の関数として予め
    設定される速度規定値は一定値をとることを特徴とする
    発電プラント制御方法。
  3. 【請求項3】変圧の蒸気タービンに供給する蒸気流を制
    御弁にて制御しタービン速度を制御する方法であって、
    前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏差が規定
    値以上になった場合に前記制御弁を急閉させる発電プラ
    ント制御方法において、制御弁の実際の開度値と設定開
    度値との偏差が規定値以上になり、かつ運転中の負荷が
    全負荷時の一定割合以上であるとき、負荷設定の弁開度
    値をランバックさせることを特徴とする発電プラント制
    御方法。
  4. 【請求項4】変圧の蒸気タービンに供給する蒸気流を制
    御弁にて制御しタービン速度を制御する装置であって、
    前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏差を求め
    該偏差と偏差規定値とを比較し該偏差が該偏差規定値以
    上になった場合に前記制御弁に急閉信号を送出して該制
    御弁を急閉させる発電プラント制御装置において、負荷
    の関数として設定されている速度規定値を格納した記憶
    手段と、実際のタービン速度を検出する速度検出装置
    と、その時の負荷の値に応じた速度規定値を前記記憶手
    段から読み出し前記速度検出装置の検出値と比較し該検
    出値が前記速度規定値よりも大きく、かつ運転中の負荷
    が全負荷時の一定割合以上である場合に負荷設定の弁開
    度値をランバックさせて前記偏差を前記偏差規定値以上
    に大きくする制御手段とを備えて成ることを特徴とする
    発電プラント制御装置。
  5. 【請求項5】変圧の蒸気タービンに供給する蒸気流を制
    御弁にて制御しタービン速度を制御する装置であって、
    前記制御弁の実際の開度値と設定開度値との偏差を求め
    該偏差と偏差規定値とを第1比較手段で比較し該偏差が
    該偏差規定値以上になった場合に前記制御弁に急閉信号
    を送出して該制御弁を急閉させる発電プラント制御装置
    において、負荷の関数として設定されている速度規定値
    を格納した記憶手段と、実際のタービン速度を検出する
    速度検出装置と、その時の負荷の値に応じた速度規定値
    を前記記憶手段から読み出し前記速度検出装置の速度検
    出値と比較する第2比較手段と、該第2比較手段の比較
    結果により前記速度検出値が前記速度規定値より大きく
    なったとき、或いは前記第1比較手段により前記偏差が
    前記偏差規定値以上で、かつ運転中の負荷が全負荷時の
    一定割合以上である場合に、負荷設定の弁開度値をラン
    バックさせて前記制御弁を急閉させる制御手段とを備え
    て成ることを特徴とする発電プラント制御装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5において、負荷の
    関数として設定される速度規定値は一定値をとることを
    特徴とする発電プラント制御装置。
  7. 【請求項7】変圧の蒸気タービンと、該蒸気タービンに
    より駆動される発電機と、前記蒸気タービンに供給する
    蒸気流を制御する制御弁と、負荷設定値に応じて演算さ
    れた弁開度指令値と検出器により検出された前記制御弁
    の弁開度検出値との偏差が偏差規定値以上となったとき
    前記制御弁に急閉指令を出力する制御装置とを備える発
    電プラントにおいて、前記制御装置は、前記蒸気タービ
    ンの回転速度が負荷に応じて設定された速度規定値以上
    になったとき、或いは前記偏差が前記偏差規定値以上
    で、かつ運転中の負荷が全負荷時の一定割合以上である
    場合に、前記負荷設定値をランバックさせることを特徴
    とする発電プラント。
  8. 【請求項8】変圧の蒸気タービンと、該蒸気タービンに
    より駆動される発電機と、前記蒸気タービンに供給する
    蒸気流を制御する制御弁と、負荷設定値に応じて演算さ
    れた弁開度指令値と検出器により検出された前記制御弁
    の弁開度検出値との偏差が偏差規定値以上になったとき
    前記蒸気タービンへ供給する蒸気流を遮断するように前
    記制御弁を制御する制御装置とを備える発電プラントに
    おいて、前記制御装置は、前記蒸気タービンの回転速度
    が負荷に応じて設定された速度規定値以上で、かつ運転
    中の負荷が全負荷時の一定割合以上である場合に、前記
    負荷設定値をランバックさせ、前記偏差を前記偏差規定
    値以上に大きくして前記蒸気流を遮断することを特徴と
    する発電プラント。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100474201C (zh) * 2007-01-30 2009-04-01 北京和利时***工程有限公司 一种转速调节***的超速限制方法及装置

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CN100474201C (zh) * 2007-01-30 2009-04-01 北京和利时***工程有限公司 一种转速调节***的超速限制方法及装置

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