JP3166794B2 - 誤油種補給報知装置 - Google Patents

誤油種補給報知装置

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JP3166794B2 JP14493092A JP14493092A JP3166794B2 JP 3166794 B2 JP3166794 B2 JP 3166794B2 JP 14493092 A JP14493092 A JP 14493092A JP 14493092 A JP14493092 A JP 14493092A JP 3166794 B2 JP3166794 B2 JP 3166794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給油所に設置されてい
る貯油タンクへの燃料油補給時に油種を判定し、異油種
の場合に報知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンクローリから貯油タンクに補給する
際には、補給しようとする油種と貯油タンクの油種とを
確認することが行われているが、判断を人手に頼ってい
るため、時としてミスが生じるという問題がある。この
ため、油種判定を自動化するためのいろいろな技術が提
案されているが、信頼性に欠けたり、設置のためにタン
クに加工を要するなどの手間がかかるという不都合があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは比較的簡単な工事で取付けが可能で、しかも高い信
頼性で持って油種を判定することができる誤油種補給報
知装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、タンクローリと貯油タンク
とを接続する注油管に接続管に取り付け可能で、前記接
続管に絞弁を介して下端が連通され、また上端が開閉弁
を介して大気連通孔に接続されたフロート室と、前記接
続管と絞弁との間に接続された圧力検出手段と、前記大
気連通孔と前記開閉弁との間に接続された油種検出手段
と、前記タンクローリによる燃料油の補給により前記圧
力検出手段により圧力の上昇が検出された場合に、前記
開閉弁を開放して前記フロート室のベーパを大気連通孔
から大気に放散させ、引き続く前記燃料油の補給により
前記圧力検出手段により圧力の上昇が再度検出された場
合に前記油種検出手段により前記タンクローリと前記貯
油タンクとの油種の異同を判定し、油種が異なる場合に
報知手段を作動させる制御手段とを備えるようにした。
【0005】
【作用】接続管により注油管に接続すると、ローリから
燃料油の補給開始当初は注油管のベーパが流れ込んで圧
力検出手段をONとする。このON信号により開閉弁を
開いてフロート室を大気連通孔を介して大気に開放さ
せ、もってフロート室に残留しているベーパを排出させ
る。これにより圧力検出手段はOFFとなるが燃料油が
流れ込むため再びONとなる。このON信号により油種
検出手段を作動させて補給中の燃料油と貯油タンクとの
油種の異同を判定し、タンクの油種と一致しない場合に
は報知器を作動させて注意を促す。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図2は、本発明の誤油種補給報知
装置が適用される給油設備の一実施例を示すものであっ
て、図中符号1は、地下に埋設された貯油タンクで、こ
れには給油管2を介して給油装置3が接続され、また注
油管4の一端はマンホール14内の注油弁13を介して
貯油タンク1に、また他端は地上の補給口5に連通され
ている。この補給口5は、ホース16によりローリ12
と接続されてローリ12からの燃料油を貯油タンク1に
補給できるようになっている。8は、本発明が特徴とす
る誤油種補給報知装置で、接続管7を介して注油管4に
接続され、表面に報知器9と、報知器9の作動を解除す
るためのキー11により操作される解除スイッチ10が
設けられている。
【0007】図1は、本発明の誤油種補給報知装置の一
実施例を示すもので、図中符号20は、接続端部で、略
T字状に分岐されていて、流入口21が接続管7により
注油管4に接続可能で、また垂直方向に設置される本体
側に接続する流出口22には常時バネ23により流出口
22側に付勢されている絞弁24が配置されている。絞
弁24には、後述するフロート室41の流入口25に対
向する位置と、側部にそれぞれ通孔26,27が穿設さ
れている。これにより粘度が低いベーパなどの気体は、
絞弁24を接続端部20の流出口22に押しつけさせた
状態を維持するから両方の通孔26,27から大量に通
過でき、また燃料油のような粘度が高い液体は、バネ2
3に抗して絞弁24を流入口25に接しさせるから、一
方の通孔26だけを介してフロート室41に流入するこ
とになる。
【0008】接続端部20の第2の流出口28には圧力
スイッチ30が接続されている。圧力スイッチ30は、
流出口28に管路29で連通するケース31の開口をバ
ネ32により一方向に常時付勢されたダイヤフラム33
により封止し、これに磁石34を固定した圧力応動部
と、磁石34と対向する位置に非磁性材からなる隔壁3
5を介してホール素子や、磁気抵抗素子等の磁気感応素
子36を配置してなる検出部とから構成され、ダイヤフ
ラム33の変位を磁気感応素子36により電気信号とし
て出力するように構成されている。この出力信号は、ケ
ーブル37を介して後述する制御装置40に入力してい
る。
【0009】46は、フロート弁で、絞弁24に連通す
るフロート室41に設けられた垂直軸42にフロート4
3を上下動可能に設けるとともに、これの頂部に後述す
るセンサ室50に連通する流出口44に当接する弁体4
5を固定して、燃料油が所定レベルまで流入した段階で
フロート43の浮力により弁体45を流出口44に弾接
させて燃料油がセンサ室50に流れ込むのを阻止するよ
うに構成されている。48は、フロート弁46とセンサ
室50との間を接続する管路51に設けられた開閉弁
で、常時はバネ52により管路51に形成された弁座部
51aに弾接し、また制御装置40からの信号によりソ
レノイド53が励磁されると弁座部51aから離間して
管路51を開放するように構成されている。50は、セ
ンサー室で、フィルタ58が設けられた大気連通孔55
を介して大気に常時開放され、ここにはケーブル57を
介して制御装置40に接続されている半導体ガスセンサ
ーなどからなる油種センサー56が収容されている。
【0010】次にこのように構成した装置の動作を図3
に示したフローチャートに基づいて、タンク1に灯油が
収容されている場合を例に採って説明する。補給口5と
タンクローリ12とをホース16で接続して注油を開始
すると、ローリ12からの燃料油が注油管4に流れ込
む。この時注油管4の下端がタンク1内の燃料油に封止
されているため、注油管4内の圧力が上昇する。この圧
力上昇に伴って補給により生じたベーパが接続管7から
圧力スイッチ30、及びフロート弁46に流れ込む。こ
のようにして圧力が所定値まで上昇した時点で、圧力ス
イッチ30がONとなる(ステップ イ)。これにより
制御装置40は、ソレノイド53を励磁して開閉弁48
を開放させ(ステップ ロ)、フロート室41に流れ込
んでいるタンク1内の燃料油のベーパをセンサ室50を
介して大気連通孔55から大気に放出させる。この放出
に伴って圧力が低下するので、圧力スイッチ30がOF
Fとなる。
【0011】更にローリ12からの補給が進むと、注油
管4を流れている燃料油の一部が接続管7を介して流れ
込み、粘度の高い燃料油は絞弁24に流れ込んでバネ2
3に抗して絞弁26をフロート室41の流入口25に当
接させる。このため、絞弁24の通孔26だけを介して
フロート室41に連通することになり、圧力スイッチ3
0の圧力を上昇させるから、圧力スイッチ30が再びO
Nとなる(ステップハ)。制御装置40は、圧力スイッ
チ30のこのONにより油種センサー56を作動させ、
今補給している燃料油のベーパ濃度の検出を開始する
(ステップ ニ)。なお、フロート室41内に流入する
燃料油は、細い通孔26により霧状に噴射されてベーパ
となり油種判断を一層容易にすることになる。所定時間
T1、例えば2秒の間(ステップ ホ)、油種センサー
56からの出力信号は、基準値と比較され、基準値を越
えた場合にはガソリンが補給されているものと判定する
(ステップ ヘ)。
【0012】今の場合には灯油タンクに燃料油を補給し
ているから、油種の異る燃料油を補給していることにな
る。したがって油種センサー56への通電を断って作動
を停止させると共に、開閉弁48を閉弁して油がセンサ
室50に流入するのを阻止し、さらに、注油弁13を閉
じ、同時に誤油種である旨の報知を行う(ステップ
ト)。誤油種であることに気付いてローリ12の排出弁
を閉じ、補給を停止した後、専用のキー11を解除スイ
ッチ10に挿入して(ステップ チ)、報知を停止させ
る(ステップ リ)。なお、油種判までに数秒を要する
ので、誤油種の場合には、燃料油が貯油タンク17内に
流入する前に注油弁13を閉じ、ついで注油管4に流れ
込んでいる燃料油を抜出した後に注油弁13を開ければ
よい。
【0013】一方、油種センサー56が作動して所定時
間T1が経過するまで油種センサー56からの信号が基
準値を越えない場合には(ステップ ホ)、補給中の燃
料油は灯油であると判定し、油種センサー56の作動を
停止させ、また開閉弁48を閉弁して燃料油が無用にセ
ンサー室50に流入するのを阻止する(ステップ
ヌ)。
【0014】このようにして補給が完了、もしくは誤油
種によりローリ12からタンク1への注油が停止する
と、注油管4への燃料油の流れ込みがなくなって接続管
7の圧力が低下するので、圧力スイッチ30がOFFと
なる(ステップ オ)。これにより開閉弁48が開弁し
て大気連通孔55を介してフロート室41を大気に連通
させ、ここに流れ込んだ燃料油を絞弁24を経由させて
注油管4に排出させる。所定時間T2、例えば2秒が経
過した時点で再び開閉弁48を閉弁して大気連通孔55
からタンク1内のベーパが無用に大気に放出されるのを
防止する。なお、フロート弁46は、開閉弁48が故障
などにより完全に閉塞しなかった場合に、燃料油がセン
サー室50に流入したり,さらには大気連通孔55から
外部に流出するのを阻止するための二重安全弁として機
能する。
【0015】上述の実施例においては灯油が収容されて
いるタンクへの燃料油の補給に例を採って説明したが、
ガソリンが収容されているタンクへの燃料油の補給も同
様に判断できる。すなわち、図4に示したように所定時
間T1が経過するまでに(ステップ ホ)、ベーパ濃度
が基準値を越えた場合はガソリンが補給されていると判
断されるから、油種センサー56の作動を停止すると共
に、開閉弁48を閉弁し(ステップ ト)、以後そのま
ま補給を続けさせる。一方、所定時間が経過しても(ス
テップ ホ)、ベーパ濃度が基準値を越えない場合には
灯油または軽油が補給されているものと判断して、油種
センサー56の作動を停止させると共に開閉弁48を閉
弁させ、更に注油弁13を閉じ、油種が異っている旨の
報知を行い(ステップ チ)、以後前述の誤油種処理の
ステップ(リ)(ヌ)を実行させる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
タンクローリと貯油タンクとを接続する注油管に接続管
に取り付け可能で、接続管に絞弁を介して下端が連通さ
れ、また上端が開閉弁を介して大気連通孔に接続された
フロート室と、接続管と絞弁との間に接続された圧力検
出手段と、大気連通孔と開閉弁との間に接続された油種
検出手段と、タンクローリによる燃料油の補給により圧
力検出手段により圧力の上昇が検出された場合に、開閉
弁を開放してフロート室のベーパを大気連通孔から大気
に放散させ、引き続く燃料油の補給により圧力検出手段
により圧力の上昇が再度検出された場合に油種検出手段
によりタンクローリと貯油タンクとの油種の異同を判定
し、油種が異なる場合に報知手段を作動させる制御手段
とを備えたので、注油管に接続管を介して取付けるとい
う簡単な工事で設置することができるばかりでなく、補
給時における注油管の圧力変化を積極的に利用して残留
ベーパを排除してから検出動作に移ると共に、圧力検出
手段と油種検出手段との信号により開閉弁を作動させて
燃料油が油種検出手段に流れ込むのを阻止できて、貯油
タンクへの燃料油の補給開始当初において燃料油の油種
を確実に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の誤油種補給報知装置が適用された給油
設備の一実施例を示す図である。
【図3】灯油タンクに燃料油を補給する場合の同上装置
の動作を示すフローチャートである。
【図4】ガソリンタンクに燃料油を補給する場合の同上
装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 タンク 4 注油管 7 接続管 8 誤油種補給報知装置 24 絞弁 30 圧力スイッチ 46 フロート弁 48 弁 50 センサ室 56 油種センサー 55 大気連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 5/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクローリと貯油タンクとを接続する
    注油管に接続管に取り付け可能で、前記接続管に絞弁を
    介して下端が連通され、また上端が開閉弁を介して大気
    連通孔に接続されるフロート室と、前記接続管と絞弁と
    の間に接続された圧力検出手段と、前記大気連通孔と前
    記開閉弁との間に接続された油種検出手段と、前記タン
    クローリによる燃料油の補給により前記圧力検出手段に
    より圧力の上昇が検出された場合に、前記開閉弁を開放
    して前記フロート室のベーパを大気連通孔から大気に放
    散させ、引き続く前記燃料油の補給により前記圧力検出
    手段により圧力の上昇が再度検出された場合に前記油種
    検出手段により前記タンクローリと前記貯油タンクとの
    油種の異同を判定し、油種が異なる場合に報知手段を作
    動させる制御手段とを備えた誤油種補給報知装置。
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