JP3166696B2 - 可変長符号発生回路 - Google Patents

可変長符号発生回路

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JP3166696B2
JP3166696B2 JP122698A JP122698A JP3166696B2 JP 3166696 B2 JP3166696 B2 JP 3166696B2 JP 122698 A JP122698 A JP 122698A JP 122698 A JP122698 A JP 122698A JP 3166696 B2 JP3166696 B2 JP 3166696B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変長符号発生回路
に関し、特にMPEG(Moving Picture
Experts Group)方式等の動画像圧縮方
式を用いる画像圧縮用可変長符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動画像信号の蓄積メディアへの記
録あるいは放送や伝送等に用いられる画像情報圧縮手段
としては、MPEG方式等が利用されている。MPEG
方式では画像情報の圧縮において直交変換を利用して動
画像信号の周波数的な冗長度を低減している。
【0003】そして、周波数的な冗長度が低減された信
号は連続する振幅ゼロの無効データで示されるランレン
グスと、無効データに続く振幅値がゼロ以外の有効デー
タを組み合わせた2次元可変長符号化とが行われてい
る。MPEG方式の2次元可変長符号化では、図6や図
7、及び図11等に示すように、2ビットから24ビッ
トの可変長符号が発生される。
【0004】従来の可変長符号器では回路を簡単化する
ために、ROM(リードオンリメモリ)にコードテーブ
ルを展開して可変長符号テーブルを形成している。可変
長符号の発生はラン及び振幅値に対応する2次元可変長
符号を、ラン及び振幅値で示されるアドレスに予め書込
んでおくことによって行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の可変長
符号器では、直交変換を利用して周波数的な冗長度が低
減された動画像信号がROMのアドレスに与えられ、動
画像信号のランと振幅値との組み合わせで示されるアド
レスに予め書込まれている2次元可変長符号を読出すこ
とで可変長符号を発生している。
【0006】しかしながら、直流成分用のコードテーブ
ルとしては振幅値が12ビットで表現されており、さら
に輝度信号と色信号とで異なった符号形体となっている
ので、8,192ワードのROMが必要となる。
【0007】また、交流成分のコードテーブルはラン6
ビットと振幅値12ビットとの組み合わせで表現されて
いるため、262,144ワードのROMが必要とな
り、回路の規模が大きくなっている。
【0008】さらに、このような回路をLSI(大規模
集積回路)によって実現する場合、内蔵するROMの容
量が大きいためにLSIの下地面積の増大を招き、その
結果、開発コストが高くなってしまうという問題があ
る。
【0009】そこで、本発明の目的は上記のような問題
点を解消し、内蔵するROMの容量を削減してLSIの
下地面積の増大を防ぎ、開発コストを低減することがで
きる可変長符号発生回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による可変長符号
発生回路は、動画像信号の圧縮符号化における可変長符
号化を行う際に入力信号の振幅値の差分演算を行う差分
演算手段と、前記差分演算手段で得られた差分振幅値と
外部から入力される色輝度識別信号とを基に直流成分の
可変長符号とその符号長とを発生する直流成分可変長符
号発生手段と、前記入力信号の振幅値を基に交流成分の
可変長符号及びその符号長を発生する交流成分可変長符
号発生手段と、前記直流成分の可変長符号及びその符号
長と前記交流成分の可変長符号及びその符号長とのうち
のいずれか一方を選択する切替え手段と、前記切替え手
段で選択された符号長に応じて前記切替え手段で選択さ
れた符号の有効符号のみを連結するシフタとを備えてい
る。
【0011】すなわち、本発明の可変長符号発生回路
は、動画像信号の可変長符号化を行うにあたり、入力信
号の振幅値の差分演算を行い、その差分振幅値と色輝度
識別信号とにしたがって直流成分の可変長符号と符号長
とを発生する。
【0012】また、同期信号から第1の制御信号及び第
2の制御信号を発生し、入力信号の振幅値と第1の制御
信号とにしたがって交流成分の可変長符号と符号長とを
発生するとともに、第2の制御信号にしたがって直流成
分の可変長符号及び符号長または交流成分の可変長符号
及び符号長のいずれか一方を選択して出力し、その出力
の符号長にしたがって当該出力の符号の有効符号のみを
シフタで連結して出力する。
【0013】上記の直流成分の可変長符号と符号長とを
発生する際に、動画像信号の圧縮符号化における可変長
符号の発生において、直流成分の可変長符号を発生する
にあたり、直流差分値を絶対値変換し、その絶対値変換
した値から第1の符号を発生するとともに、直流差分値
と第1の符号とから第2の符号を発生し、第2の符号と
色輝度識別信号とによって第3の符号及びその符号長を
発生し、直流差分値が正の場合に絶対値を第4の符号と
しかつ直流差分値が負の場合に絶対値をビット反転して
第4の符号とし、第2の符号にしたがってシフト手段で
第3の符号と第4の符号との連結を行う。
【0014】上記の交流成分の可変長符号と符号長とを
発生する際に、動画像信号の圧縮符号化における可変長
符号の発生において、交流成分の可変長符号を発生する
にあたり、振幅信号を絶対値に変換するとともに、振幅
値が予め定められた値よりも大であるか否かを示す信号
を発生し、振幅信号の無効係数の連続する数を計数して
ランレングスを発生し、絶対値とランレングスとから第
5の符号を発生し、第5の符号から第6の符号及びその
符号長を発生し、振幅信号の正または負の極性を示す符
号ビットと第6の符号の符号長とから第6の符号の正ま
たは負の極性を示す符号ビットの位置を指示するための
制御信号を発生し、第6の符号に対してこの制御信号に
したがって符号ビットを付加し、振幅信号とランレング
スとから第7の符号及びその符号長を発生し、絶対値変
換された振幅信号と振幅が大であるか否かを示す信号と
ランレングスとから第6の符号及びその符号長または第
7の符号及びその符号長のいずれか一方を選択するため
の選択信号を発生し、その選択信号にしたがって符号ビ
ットが付加された第6の符号及び第6の符号長または第
7の符号及びその符号長のいずれか一方の符号及び符号
長を選択する。
【0015】これによって、可変長符号発生に用いるR
OMの容量が第1の符号発生に128ワード、第2の符
号発生に128ワード、第3の符号発生に16ワード、
第5の符号発生に288ワード、第6の符号発生に12
8ワードとなるので、可変長符号を発生するためのRO
Mを合計688ワードの小容量で実現可能となり、従来
の方法に比べてROMの容量を大幅に削減することが可
能となる。その結果、LSIを製作する場合等のチップ
面積を従来の数分の1以下とし、LSIの開発コストが
大幅に低減可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る可変長符号発生回路の構成を示すブロック図である。
図において、本発明の一実施例による可変長符号発生回
路は振幅値の直流成分の差分値を求める差分演算回路1
と、直流成分可変長符号発生器2と、交流成分可変長符
号発生器3と、直流成分の可変長符号と交流成分の可変
長符号の切替えを行う切替え器4と、様々な符号長を持
つ可変長符号の連結を行うシフタ5と、同期信号を基準
としてランレングスカウンタのリセットを行う信号及び
直流成分の可変長符号または交流成分の可変長符号の選
択を行うための直流交流選択信号を発生する制御信号発
生器6とから構成されている。
【0017】制御信号発生器6は外部から与えられる同
期信号102にしたがってブロック毎のリセット信号と
なるブロックリセット信号112と、直流成分の符号と
交流成分の符号との切替えを行うための直流交流選択信
号113とを発生する。
【0018】直流成分の可変長符号発生にあたっては差
分演算回路1でDCT(Discrete Cosin
e Transform)変換された入力の振幅値10
1のブロック毎の差分値104を求め、この差分値10
4と外部から与えられる色輝度識別信号100とにした
がって直流成分可変長符号発生器2で色信号または輝度
信号のブロック毎の直流成分の可変長符号105及び符
号長106が発生される。
【0019】交流成分可変長符号発生器3では振幅値1
01と制御信号発生器6で発生されるブロックリセット
信号112とにしたがって、交流成分の可変長符号10
7及び符号長108が発生される。
【0020】切替え器4は制御信号発生器6で発生され
た直流交流選択信号113にしたがって、直流成分可変
長符号発生器2で発生された直流成分の可変長符号10
5及びその符号長106と、交流成分可変長符号発生器
3で発生された交流成分の可変長符号107及びその符
号長108とのうちのいずれか一方を選択して出力す
る。シフタ5は切替え器4で出力される符号長110に
したがって、切替え器4から出力される符号109の有
効符号のみを連結して出力する。
【0021】図2は図1の直流成分可変長符号発生器2
の構成を示すブロック図である。図において、直流成分
可変長符号発生器2は絶対値変換器21と、第1の符号
発生器22と、第2の符号発生器23と、第3の符号発
生器24と、第4の符号発生器25と、シフタ26とか
ら構成されている。
【0022】図3は図2のシフタ26の構成を示すブロ
ック図である。図において、シフタ26はシフタ26
a,26bと、シフト制御回路26c,26dとから構
成されている。
【0023】図4は図1の交流成分可変長符号発生器3
の構成を示すブロック図である。図において、交流成分
可変長符号発生器3は絶対値変換器31と、ランレング
スカウンタ32と、第5の符号発生器33と、第6の符
号発生器34と、第7の符号発生器35と、符号ビット
位置制御回路36と、符号付加回路37と、符号選択信
号発生器38と、切替え器39とから構成されている。
【0024】図5は図4の第5の符号発生器33の構成
を示すブロック図である。図において、第5の符号発生
器33はROM(リードオンリメモリ)33a,33
b,33cと、出力選択信号発生器33dと、切替え器
33eとから構成されている。
【0025】図6は輝度信号の可変長符号テーブルの構
成を示す図である。図において、輝度信号の可変長符号
テーブルにはDC差分値とDCT DC size l
uminanceとDCT DC different
ialとが夫々対応付けられて格納されている。
【0026】図7は色信号の可変長符号テーブルの構成
を示す図である。図において、色信号の可変長符号テー
ブルにはDC差分値とDCT DC size chr
ominanceとDCT DC different
ialとが夫々対応付けられて格納されている。
【0027】図8は第1の符号テーブルの構成を示す図
である。図において、第1の符号テーブルにはDC差分
値201の上位7ビットをアドレス「A6」〜「A0」
として第1の符号が格納されている。
【0028】図9は第2の符号テーブルの構成を示す図
である。図において、第2の符号テーブルにはDC差分
値201の下位4ビットと第1の符号発生器22の出力
202の3ビット(上位3ビット)とをアドレス「A
6」〜「A0」として第2の符号が格納されている。
【0029】図10は第3の符号テーブルの構成を示す
図である。図において、第3の符号テーブルには第2の
符号と第3の符号(色)と符号長(色)と第3の符号
(輝度)と符号長(輝度)とが夫々対応付けられて格納
されている。
【0030】図11は符号長3ビットから17ビットの
可変長符号の例を示す図である。図において、符号長が
3ビットから17ビットまでの可変長符号はランレング
スと振幅値とに対応付けられている。ここで、図に示す
可変長符号の「S」の文字は符号の極性を示している。
例えば、「S」が“0”の場合には正の符号であること
を示し、“1”の場合には負の符号であることを示して
いる。
【0031】図12〜図14は第5の符号テーブルの構
成を示す図である。これらの図において、第5の符号テ
ーブルにはランレングスと振幅値の絶対値と第5の符号
とが夫々対応付けられて格納されている。
【0032】図15及び図16は第6の符号テーブルの
構成を示す図である。これらの図において、第6の符号
テーブルには第5の符号と第6の符号とが夫々対応付け
られて格納されている。
【0033】図17はシフト数テーブルの構成を示す図
である。図において、シフト数テーブルには第2の符号
とシフト数とが夫々対応付けられて格納されている。図
18はシフト数テーブルの構成を示す図である。図にお
いて、シフト数テーブルには第2の符号と輝度のシフト
数と色のシフト数とが夫々対応付けられて格納されてい
る。
【0034】図19は符号選択信号テーブルの構成を示
す図である。図において、符号選択信号テーブルにはラ
ンレングスと振幅値下位6ビットと振幅値大と符号選択
信号とが夫々対応付けられて格納されている。
【0035】これら図1〜図19を参照して、本発明の
一実施例による可変長符号発生回路の主動作である直流
成分可変長符号の発生及び交流成分可変長符号の発生各
々のメカニズムについて説明する。
【0036】まず、直流成分の可変長符号の発生方法に
ついて説明する。MPEG(Moving Pictu
re Experts Group)方式の規格で定め
られている直流(DC)差分値の可変長符号は、図6及
び図7に示すように、輝度または色のDCT DC s
izeとDCT DC differentialとに
よって構成されている。
【0037】本発明の一実施例ではこの可変長符号を図
2に示すように5段階に分けて生成している。入力のD
C差分値104は+2047から−2047の間で値が
変化する。この正負に振れるDC差分値104を絶対値
変換器21で11ビットの絶対値に変換する。
【0038】第1の符号発生器22には絶対値変換器2
1で絶対値に変換されたDC差分値201の上位7ビッ
ト[7(MSB:Most Significant
Bit)]が入力される。第1の符号発生器22は12
8ワード出力3ビットのROMを用意し、そのROMに
図8に示す第1の符号テーブルの内容を予め書込んでお
く。
【0039】第2の符号発生器23は128ワード出力
4ビットのROMを用意し、ROMアドレスの下位4ビ
ットに絶対値変換器21の出力の絶対値変換されたDC
差分値201の下位4ビット[4(LSB:Least
SignificantBit)]を与える。ROM
アドレスの上位3ビットには第1の符号発生器22の出
力202の3ビットを与える。第2の符号発生器23に
は図9に示す第2の符号テーブルの内容を予め書込んで
おく。第2の符号発生器23の出力203は第3の符号
発生器24及びシフタ26の制御入力に与えられる。
【0040】第3の符号発生器24には図10に示す第
3の符号テーブルの内容を予め書込んでおく。第3の符
号発生器24は第2の符号発生器23の出力203の値
と色輝度識別信号100によって図10に示す値を出力
する。第3の符号発生器24の出力の10ビットの信号
204はシフタ26の入力の上位10ビットに与えられ
る。
【0041】第4の符号発生器25はDCT DC d
iffrentialの可変長符号を発生するが、図6
及び図7に示されたDCT DC diffrenti
alからも分かるように、プラス側の可変長符号に注目
すると極性符号無しの2進符号であり、マイナス側の可
変長符号はプラス側の可変長符号をビット反転した形と
なっている。
【0042】このような特徴を利用し、第4の符号発生
器25では入力のDC差分値201の最上位ビットの正
負の極性を示す符号ビットによって、絶対値変換器21
から与えられる絶対値変換された信号に対する変換処理
を切替えている。つまり、第4の符号発生器25は極性
を示す符号ビットが0で、DC差分値が正の値であるこ
とを示している時、絶対値変換器21から与えられた絶
対値変換された信号をそのまま出力する。
【0043】また、第4の符号発生器25はDC差分値
の極性を示す符号ビットが1でDC差分値が負であるこ
とを示している時、絶対値変換器21から与えられた絶
対値変換された信号をビット毎に反転して出力する。こ
の第4の符号発生器25の出力205はシフタ26で符
号の長さに応じてビットシフトを行うことで、第3の符
号発生器24の出力の10ビットの信号204に結合さ
れる。
【0044】シフタ26で行われる第4の符号のビット
シフトの一例について説明する。例えば、輝度のDC差
分値が+2であったとすると、第3の符号発生器24で
DCT DC size luminanceとして
「XXXXXXXX01」が出力され、第4の符号とし
て「00000000010」が出力される。
【0045】この場合、DC差分値が+2なので、第4
の符号の上位9ビットが無効な符号となり、第4の符号
を上位(左)方向へ9ビットシフトすると「10XXX
XXXXXX」となる。この信号を第3の符号と連結す
ると、「XXXXXXXX0110XXXXXXXX
X」となる。
【0046】ここで、「X」で示される符号は無効であ
るため、連結された第3の符号と第4の符号とを上位
(左)方向へ8ビットシフトすることによって、直流成
分の可変長符号として「0110XXXXXXXXX」
を発生する。この符号の上位4ビットが有効符号となる
ため、有効符号のみを抽出して連結するシフタ5で下位
9ビットの「X」が取り除かれる。
【0047】続いて、交流成分の可変長符号の発生方法
について説明する。従来のようにROMに可変長符号テ
ーブルを用意し、振幅信号12ビットとランレングス6
ビットとによって直接テーブルルックアップを行うと、
262,144ワードの大規模なROMが必要となって
しまう。
【0048】そこで、本発明の一実施例による可変長符
号発生回路の交流成分の可変長符号の発生方法では、図
11に示すように、符号長が3ビットから17ビットま
での可変長符号と、これらよりも長い24ビットの符号
の発生とに分けて行う。
【0049】図4に示す交流成分可変長符号発生器3に
おいて、符号長が3ビットから17ビットの可変長符号
は第5の符号発生器33で発生させるが、第5の符号発
生器33ではROMによって正の符号のみを発生し、後
の処理によって負の符号を正の符号から生成している。
【0050】このようにすることによって、第5の符号
発生器33のROMの容量を1/2に削減することがで
きる。また、符号長が3ビットから17ビットの符号の
発生においても符号の割り当てがされていないROMア
ドレスを削除することによって、ROMの容量を大幅に
低減することができる。
【0051】この場合、冗長なアドレスを削除するため
に可変長符号の発生を2段構成で行う。まず、第5の符
号発生器33で符号長が3ビットから17ビットの可変
長符号に割り当てられるランレングスと振幅信号とが現
れた時にのみ、予め割り当てた値を示す第5の符号を発
生する。その後に、第6の符号発生器34で第5の符号
で指定されたアドレスに予め書込んでおいたランレング
スと振幅信号とに対応する可変長符号を発生する。
【0052】第5の符号発生器33のテーブルを図12
〜図14に示し、図15に第6の符号発生器34の符号
テーブルを示す。また、図15には示していないが、第
6の符号発生器34は第6の符号の長さを示す符号長も
出力する。
【0053】例えば、ランレングスが2で振幅値が−3
であった場合を一例として説明する。最初に入力の振幅
値は絶対値変換器31で絶対値に変換され、下位6ビッ
トの絶対値が第5の符号発生器33及び符号選択信号発
生器38に与えられる。
【0054】また、絶対値変換器31は振幅値が64以
上の場合に振幅値が大であることを示す信号を符号選択
信号発生器38に与える。そして、ランレングスカウン
タ32は入力の振幅信号が0である無効係数の連続する
数を計数する。ランレングスカウンタ32はブロックの
先頭でブロックリセット信号112によって0にリセッ
トされ、振幅値が0である場合にカウンタの値を1ずつ
更新する。
【0055】振幅値が0以外の有意係数の場合にはラン
レングスの値を出力するとともに、ランレングスカウン
タ32の値を0にリセットする。ランレングスカウンタ
32の出力のランレングスは第5の符号発生器33、第
7の符号発生器35及び符号選択信号発生器38に与え
られる。
【0056】次に、符号長が3ビットから17ビットの
符号の発生を行う第5の符号発生器33について説明す
る。第5の符号発生器33では図13に示すようにラン
レングスが2で振幅値が−3の場合は第5の符号発生器
33の出力304に第5の符号として値61が出力され
る。そして、第6の符号発生器34では値61のアドレ
スで選択される領域に予め書込まれている可変長符号
「111111000」が出力される。
【0057】また、第6の符号発生器34で発生された
符号長は符号ビット位置制御回路36に与えられ、符号
ビットの位置制御が行われるとともに、切替え器39に
も与えられる。上記の例の場合の符号長は9が出力さ
れ、上位9ビットが有効符号であることを示す。
【0058】符号ビット位置制御回路36には第6の符
号発生器34から与えられる符号長の他に、入力の振幅
値が正であるか、あるいは負であるかを示す符号ビット
が与えられる。この場合の符号ビットは振幅値が−3で
あるから1が与えられる。符号ビット位置制御回路36
は第6の符号発生器34から与えられた符号長が9で、
振幅値の極性を示す符号が1で負の振幅値を示している
ので、上位9ビットが有効符号であり、負の符号である
ことから、上位から9ビット目の符号ビットを1に制御
する信号を符号付加回路37に与える。
【0059】符号付加回路37は符号ビット位置制御回
路36から与えられた符号ビット制御信号が上位から9
ビット目に符号を加えることを示しているので、第6の
符号発生器34から与えられた第6の符号の上位から9
ビット目を負の符号を1として出力する。以上のように
して、符号長が3ビットから17ビットの可変長符号を
発生する。
【0060】次に、24ビットの長符号の発生について
説明する。24ビットの長符号は第7の符号発生器35
で発生される。24ビットの長符号は6ビットのエスケ
ープ符号と、2進数で表現される6ビットのランレング
スと、極性符号付き2進数で表現される12ビットの振
幅値とによって構成されている。
【0061】エスケープコードは「000001」の固
定符号で、ランレングスはランレングスカウンタ32の
出力がそのまま利用できる。また、振幅値もそのまま利
用できる。よって、第7の符号発生器35は上位6ビッ
トに「000001」の固定値で現されるエスケープ符
号を配置し、次の6ビットにランレングスカウンタ32
の出力を配置する。
【0062】第7の符号発生器35は下位12ビットに
入力の振幅値を配置して出力する。以上のようにして2
4ビットの長符号を発生する。また、第7の符号発生器
35は符号の長さを示す符号長を発生して切替え器39
に与える。切替え器39は第6の符号と第7の符号との
切替えを行う。
【0063】第6の符号と第7の符号との切替えに当た
って、符号選択信号発生器38が切替え器39の切替え
信号を発生する。符号選択信号発生器38はランレング
スと絶対値変換された振幅値の下位6ビットと絶対値変
換器の出力の振幅値が大であることを示す信号とにした
がって図19に示すテーブルに対応する符号選択信号を
発生する。例えば、ランレングスが0で、振幅値の下位
6ビットが1から40のいずれかで、振幅値大を示す信
号が0で振幅値が大でない場合には第6の符号を選択す
る選択信号0を発生する。
【0064】ランレングスが1で、振幅値の下位6ビッ
トが19から63のいずれかで、振幅値大を示す信号が
0で振幅値が大でない場合には、第7の符号を選択する
選択信号1を発生する。切替え器39の出力の交流成分
の可変長符号と符号長は図1の切替え器4に送られ、そ
の後シフタ5で無効な符号を取除き、有効な可変長符号
の連結が行われてビットストリームとなる。
【0065】次に、本発明の一実施例の動作について詳
細に説明する。直流成分可変長符号器2の詳細な構成を
図2に示す。直流成分の可変長符号を発生する場合、入
力のDCT変換された画像データの振幅値101は直流
成分差分演算回路1に供給される。直流成分差分演算回
路1は供給された振幅値101のブロック毎の直流成分
の差分値を求め、その直流差分値104は直流成分可変
長符号発生器2に供給される。
【0066】直流成分可変長符号発生器2の絶対値変換
器21は直流成分差分演算回路1から供給されたブロッ
ク毎の直流成分の差分値104を11ビットの絶対値に
変換する。絶対値変換器21で絶対値変換されたブロッ
ク毎の直流成分の11ビットの絶対値201は第1の符
号発生器22と第2の符号発生器23と第4の符号発生
器25とに夫々供給される。
【0067】第1の符号発生器22は入力7ビット、出
力3ビットの128ワードの小容量のROMによって構
成されている。第1の符号発生器22のROMのアドレ
ス入力A6〜A0には絶対値変換器21で絶対値変換さ
れたブロック毎の11ビットの直流差分値の絶対値20
1の上位7ビットすなわち2進数で16の位から102
4の位を読込む。
【0068】ROMには図8に示す第1の符号テーブル
の内容を予め書込んでおくことによって、絶対値変換器
21で絶対値変換された直流差分値の絶対値201が1
6よりも小さい場合には第1の符号発生器22の出力と
して0が出力される。また、絶対値変換器21で絶対値
変換された直流差分値の絶対値201が16以上で32
未満の場合には第1の符号発生器22の出力として1が
出力される。絶対値変換器21で絶対値変換された直流
差分値の絶対値201が32以上で64未満の場合には
第1の符号発生器22の出力として2が出力される。
【0069】このように、絶対値変換された直流差分値
の値に応じて、予め書込んでおいた値を出力する。第1
の符号発生器22の出力の3ビットで表現される第1の
符号202は第2の符号発生器23に供給される。
【0070】第2の符号発生器23は入力7ビット出
力、4ビットの128ワードのROMによって構成され
ている。このROM入力の上位3ビットに第1の符号発
生器22から供給される第1の符号202を与え、RO
M入力の下位4ビットには絶対値変換器21で絶対値変
換された直流差分値の絶対値201の下位4ビットを与
える。第2の符号発生器23のROMには図9に示す第
2の符号テーブルを予め書込んでおく。
【0071】第1の符号発生器22から供給される第1
の符号202が0で、絶対値変換器21で絶対値変換さ
れた直流差分値の絶対値201の下位4ビットの値が0
の場合は第2の符号発生器23の出力として0を出力す
る。
【0072】第1の符号発生器22から供給される第1
の符号202が0で、絶対値変換器21で絶対値変換さ
れた直流差分値の絶対値201の下位4ビットの値が1
の場合は第2の符号発生器23の出力として1を出力す
る。
【0073】また、第1の符号発生器22から供給され
る第1の符号202が0で、絶対値変換器21で絶対値
変換された直流差分値の絶対値201の下位4ビットの
値が2または3の場合は、第2の符号発生器23の出力
として2を出力する。
【0074】以上のように、第2の符号発生器23は入
力の値に応じて図9に示す第2の符号テーブルの値を出
力する。第2の符号発生器23から出力される第2の符
号203は第3の符号発生器24及びシフタ26に供給
される。
【0075】第3の符号発生器24は入力4ビット、出
力10ビットの小容量のROMで構成されている。RO
Mには図10に示す第3の符号テーブルの値を予め書込
んでおく。図10のXで示される値は無効な符号として
処理されるので0または1のどちらの値でも構わない。
【0076】第3の符号発生器24は外部から与えられ
る色輝度識別信号100にしたがって第3の符号テーブ
ルの色の符号または輝度の符号を選択し、第2の符号発
生器23から供給される第2の符号203の値に対応し
た第3の符号204を発生する。第3の符号発生器24
から出力される第3の符号204はシフタ26に供給さ
れる。また、第3の符号発生器24は符号の長さを示す
符号長106も発生する。この符号長106は切替え器
4に出力される。
【0077】次に、第4の符号発生器25について説明
する。第4の符号発生器25は直流成分差分演算回路1
から供給される直流差分値104の正負の極性を示す正
負識別信号が正の値であることを示している場合、絶対
値変換器21で絶対値変換された直流差分値の絶対値2
01をそのまま出力する。
【0078】第4の符号発生器25は正負識別信号が負
の値であることを示している場合、絶対値変換器21で
絶対値変換された直流差分値の絶対値201をビット毎
に反転して出力する。第4の符号発生器25から出力さ
れる第4の符号205はシフタ26に供給される。
【0079】シフタ26は外部から供給された色輝度識
別信号100及び第2の符号発生器23から供給された
第2の符号203の値に応じて、第3の符号発生器24
から供給される第3の符号204と第4の符号発生器2
5から供給される第4の符号205とをビットシフトす
ることによって第3の符号204と第4の符号205と
を連結し、直流成分の可変長符号105を発生する。
【0080】シフタ26において、シフト制御回路26
cは第2の符号発生器23から供給される第2の符号2
03に応じてシフト量を制御する信号を発生する。シフ
ト制御回路26cは図17に示すシフト数テーブルの内
容にしたがって第2の符号203に対応するシフト制御
信号212を発生する。
【0081】シフト制御回路26cで発生したシフト制
御信号212はシフタ26aに供給される。シフタ26
aはシフト制御回路26cから供給されたシフト制御信
号212にしたがって第4の符号発生器25から供給さ
れる第4の符号205を上位ビット方向へシフトする。
【0082】シフタ26aでシフトされた第4の符号2
11はシフタ26bに供給され、第3の符号発生器24
から供給される第3の符号204と連結される。シフト
制御回路26dは外部から供給される色輝度識別信号1
00及び第2の符号発生器23から供給される第2の符
号203にしたがってシフト制御信号213を発生す
る。シフト制御回路26dは図18に示すシフト数テー
ブルの内容にしたがって第2の符号203及び色輝度識
別信号100に対応するシフト制御信号213を発生す
る。シフト制御回路26dで発生したシフト制御信号2
13はシフタ26bに供給される。
【0083】シフタ26bは第3の符号発生器24から
供給された第3の符号204とシフタ26aでシフトさ
れた第4の符号211とを連結し、シフト制御回路26
dから供給されたシフト制御信号213にしたがってシ
フトする。これによって、連結された第3の符号204
とシフトされた第4の符号211の上位ビットに含まれ
る無効な符号を取除き、直流成分の可変長符号105を
発生する。シフタ26bから出力される直流成分の可変
長符号105は切替え器4に出力される。
【0084】次に、交流成分可変長符号発生器3の詳細
を図4を参照しながら説明する。交流成分可変長符号発
生器3において、外部から入力される振幅値101は絶
対値変換器31とランレングスカウンタ32と第7の符
号発生器35とに夫々供給される。
【0085】また、振幅値101の正負を示す符号ビッ
ト(Sign)は符号ビット位置制御回路36に供給さ
れる。絶対値変換器31は外部から供給された正または
負の極性を示す符号を含む12ビットの振幅値101を
絶対値301に変換し、絶対値301(下位6ビットの
値)を第5の符号発生器33及び符号選択信号発生器3
8に夫々供給する。
【0086】また、絶対値変換器31は絶対値変換され
た振幅値が64以上の場合に振幅値が大であることを示
す信号(OVT)302を発生して符号選択信号発生器
38に供給する。ランレングスカウンタ32は制御信号
発生器6から供給されるブロックリセット信号112に
よってブロックの先頭で0にリセットされ、外部から供
給された振幅値101の0の連続する数を計数する。例
えば、振幅値101で0のサンプルが3個連続し、次の
サンプルがノンゼロの振幅値であったとすると、ランレ
ングスカウンタ32の出力は3となる。
【0087】この次のサンプルがノンゼロの振幅値であ
るため、ランレングスカウンタ32はリセットされて0
となる。ランレングスカウンタ32から出力されるラン
レングス303は第5の符号発生器33及び符号選択信
号発生器38に供給される。
【0088】次に、図5を参照して第5の符号発生器3
3を説明する。第5の符号発生器33において、ROM
33aには入力7ビット、出力7ビットの128ワード
のROMを用意し、図12に示すランレングスと振幅値
とに対応するテーブルを予め書込んでおく。また、RO
M33bには入力5ビット、出力7ビットの32ワード
のROMを用意し、図13に示すランレングスと振幅値
とに対応するテーブルを予め書込んでおく。さらに、R
OM33cには入力7ビット、出力7ビットの128ワ
ードのROMを用意し、図14に示すランレングスと振
幅値とに対応するテーブルを予め書込んでおく。
【0089】ROM33aはランレングスカウンタ32
から供給されるランレングス303の下位1ビットと絶
対値変換器31で絶対値変換された振幅値の絶対値30
1(下位6ビットの値)とを入力信号として読込み、入
力の値に対応する第5の符号331を切替え器33eに
出力する。
【0090】ROM33bにはランレングスカウンタ3
2から供給されるランレングス303の下位2ビットと
絶対値変換器31で絶対値変換された振幅値の絶対値3
01の下位3ビットとを入力として読込み、入力の値に
対応する第5の符号332を切替え器33eに出力す
る。
【0091】ROM33cにはランレングスカウンタ3
2から供給されるランレングス303の下位5ビットと
絶対値変換器31で絶対値変換された振幅値の絶対値3
01の下位2ビットとを入力信号として読込み、入力の
値に対応する第5の符号333を切替え器33eに出力
する。
【0092】出力選択信号発生器33dはランレングス
カウンタ32から供給されるランレングス303を基に
ROM33a,33b,33cの出力を選択する出力選
択信号334を発生する。出力選択信号発生器93はラ
ンレングス303が0及び1の時にROM33aの出力
を選択する信号を発生し、ランレングス303が2また
は3の時にROM33bの出力を選択する信号を発生
し、ランレングス303が4から31の場合にROM3
3cの出力を選択する信号を発生する。
【0093】出力選択信号発生器33dから出力される
出力選択信号334は切替え器33eに供給される。切
替え器33eはROM33aから供給される第5の符号
331と、ROM33bから供給される第5の符号33
2と、ROM33cから供給される第5の符号333と
のうちの一つを、出力選択信号発生器93から供給され
る出力選択信号334にしたがって選択して出力する。
切替え器33eから出力される第5の符号304は第6
の符号発生器34に供給される。
【0094】第6の符号発生器34は入力7ビット、出
力22ビットの128ワードのROMを用意し、図15
及び図16に示す第5の符号に対する第6の符号テーブ
ルの値を予め書込んでおく。また、ROMには符号の長
さを示す符号長も書込んでおく。
【0095】第6の符号発生器34は第5の符号発生器
34から供給される第5の符号304に対応した第6の
符号306を発生して符号付加回路37に供給する。ま
た、第6の符号発生器34で発生された符号長305は
符号ビット位置制御回路36及び切替え器39に供給さ
れる。
【0096】符号ビット位置制御回路36は第6の符号
発生器34から供給された符号長305と外部から供給
される振幅値101の正負の極性を示す信号に応じて第
6の符号306に付加する符号ビットの位置制御を行
う。
【0097】例えば、第6の符号発生器34から供給さ
れた符号長305が6であったと仮定すると、上位ビッ
トから数えて6ビット目に極性を示す符号を付加する。
この時、外部から供給された振幅値101の極性を示す
信号が正の場合には0の符号を付加する制御信号309
を発生し、振幅値101の極性を示す信号が負の場合に
は1の符号を付加する制御信号309を発生する。
【0098】符号ビット位置制御回路36から出力され
る制御信号309は符号付加回路37に供給される。符
号付加回路37は第6の符号発生器34から供給された
第6の符号306に対して符号ビット位置制御回路36
から供給される制御信号309にしたがって符号の付加
を行う。符号付加回路37から出力される第6の符号3
10は切替え器39に供給される。
【0099】次に、第7の符号発生器35はランレング
スカウンタ32から供給されるランレングス303と外
部から供給された振幅値101とを基に第7の符号30
7を発生する。第7の符号発生器35はランレングス3
03の6ビットの下位に振幅値101の12ビットを連
結し、連結した符号の上位に「000001」の6ビッ
トの符号を追加して24ビットの第7の符号として出力
するとともに、その符号長308も出力する。第7の符
号発生器35から出力される第7の符号307及び第7
の符号の符号長308は切替え器39に供給される。
【0100】次に、符号選択信号発生器38について説
明する。符号選択信号発生器38はランレングスカウン
タ32から供給されるランレングス303と供給される
ランレングスと絶対値変換器31で絶対値変換された振
幅値の絶対値301(下位6ビット)と絶対値変換器3
1から供給される振幅値が大であることを示す信号30
2とにしたがって図19に示す符号選択信号テーブルに
対応する符号選択信号311を発生する。
【0101】例えば、ランレングス303が0で、振幅
値の絶対値301が1から40のいずれかで、振幅値大
を示す信号311が0で振幅値が大でない場合、符号選
択信号発生器38は第6の符号310を選択する選択信
号を発生する。
【0102】ランレングス303が1で、振幅値の絶対
値301が19から63のいずれかで、振幅値大を示す
信号311が0で振幅値が大でない場合、符号選択信号
発生器38は第7の符号307を選択する選択信号を発
生する。
【0103】符号選択信号発生器38で発生した符号選
択信号311は切替え器39に供給される。切替え器3
9は符号選択信号発生器38から供給された符号選択信
号311にしたがって、符号付加回路37から供給され
た第6の符号310及び第6の符号発生器34から供給
された第6の符号の符号長305、または第7の符号発
生器35から供給された第7の符号307及び第7の符
号の符号長308のいずれか一方の符号及び符号長を選
択して出力する。切替え器39から出力される可変長符
号107及びその符号長108は切替え器4に供給され
る。
【0104】切替え器4は制御信号発生器6から供給さ
れる直流交流選択信号113にしたがって直流成分の可
変長符号105及び符号長106、または交流成分の可
変長符号107及び符号長108のいずれか一方を選択
して出力する。切替え器4から出力される可変長符号1
09及び符号長110はシフタ5に供給される。
【0105】シフタ5に供給された可変長符号109は
24ビット単位で与えられるが、可変長符号としては3
ビットから24ビットの間でサンプル毎に変化してい
る。例えば、3ビットの符号が出力されたとすると、上
位3ビットが有効符号で下位21ビットは無効な符号と
なる。したがって、シフタ5は切替え器4から供給され
た符号長110にしたがって、有効符号のみが出力され
るように符号ビットの詰め込みを行い、前サンプルの符
号及び次のサンプルの符号との連結をする。シフタ5で
連結された可変長符号111は可変長符号器の出力のビ
ットストリームとして出力される。
【0106】このように、動画像信号の可変長符号化を
行うにあたり、直流成分差分演算回路1で入力信号の振
幅値101の差分演算を行い、その差分振幅値104と
外部から供給される色輝度識別信号100とにしたがっ
て直流成分可変長符号発生器2で直流成分の可変長符号
105と符号長106とを発生する。
【0107】また、外部から供給される同期信号102
から制御信号発生器6でブロックリセット信号112及
び直流交流選択信号113を発生し、入力信号の振幅値
101とブロックリセット信号112とにしたがって交
流成分可変長符号発生器3で交流成分の可変長符号10
7と符号長108とを発生するとともに、直流交流選択
信号113にしたがって直流成分の可変長符号105及
び符号長106または交流成分の可変長符号107及び
符号長108のいずれか一方を切替え器4で選択して出
力し、その出力の符号長110にしたがって当該出力の
符号の有効符号のみをシフタ5で連結して出力する。
【0108】上記の直流成分の可変長符号105と符号
長106とを発生する際に、動画像信号の圧縮符号化に
おける可変長符号の発生において、直流成分の可変長符
号105を発生するにあたり、直流差分値104を絶対
値変換器21で絶対値変換し、その絶対値変換した絶対
値201から第1の符号発生器22で第1の符号202
を発生するとともに、直流差分値の絶対値201と第1
の符号202とから第2の符号発生器23で第2の符号
203を発生し、第2の符号203と色輝度識別信号1
00とによって第3の符号発生器24で第3の符号20
4及び第3の符号の符号長106を発生し、第4の符号
発生器25で直流差分値104が正の場合に絶対値を第
4の符号205としかつ直流差分値104が負の場合に
絶対値をビット反転して第4の符号205とし、第2の
符号203にしたがってシフタ26で第3の符号204
と第4の符号205との連結を行う。
【0109】また、上記の交流成分の可変長符号107
と符号長108とを発生する際に、動画像信号の圧縮符
号化における可変長符号の発生において、交流成分の可
変長符号107を発生するにあたり、振幅値101を絶
対値変換器31で絶対値301に変換するとともに、振
幅値101が予め定められた値よりも大であるか否かを
示す信号302を発生し、振幅値101の無効係数の連
続する数をランレングスカウンタ32で計数してランレ
ングス303を発生し、絶対値301とランレングス3
03とから第5の符号発生器33で第5の符号304を
発生し、第5の符号304から第6の符号発生器34で
第6の符号306及び符号の長さを示す符号長305を
発生し、振幅値101の正または負の極性を示す符号ビ
ットと第6の符号の符号長305とから符号ビット位置
制御回路36で第6の符号の正または負の極性を示す符
号ビットの位置を指示するための制御信号309を発生
し、符号付加回路37で第6の符号306に対してこの
制御信号309にしたがって符号ビットを付加し、振幅
値101とランレングス303とから第7の符号発生器
35で第7の符号307及び第7の符号の符号長308
を発生し、振幅値が絶対値変換された絶対値301と振
幅が大であるか否かを示す信号302とランレングス3
03とから符号選択信号発生器38で第6の符号310
及び第6の符号長305または第7の符号307及び第
7の符号の符号長308のいずれか一方を選択するため
の選択信号311を発生し、切替え器39でその選択信
号311にしたがって符号ビットが付加された第6の符
号310及び第6の符号長305または第7の符号30
7及び第7の符号の符号長308のいずれか一方の符号
及び符号長を選択する。
【0110】これによって、第1の符号202の発生に
128ワード、第2の符号203の発生に128ワー
ド、第3の符号204の発生に16ワード、第5の符号
304の発生に288ワード、そして第6の符号306
の発生に128ワードとなり、可変長符号を発生するた
めのROMを合計688ワードの小容量のROMで実現
することができ、従来の方法に比べてROMの容量を大
幅に削減することができる。その結果、LSIを製作す
る場合等のチップ面積を従来の数分の1以下にすること
ができ、LSIの開発コストを大幅に低減することがで
きる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、動
画像信号の圧縮符号化における可変長符号化を行う際に
入力信号の振幅値の差分演算を行い、その差分振幅値と
外部から入力される色輝度識別信号とを基に直流成分の
可変長符号とその符号長とを発生し、入力信号の振幅値
を基に交流成分の可変長符号及びその符号長を発生し、
直流成分の可変長符号及びその符号長と交流成分の可変
長符号及びその符号長とのうちのいずれか一方を選択す
るとともに、選択された符号の有効符号のみを選択され
た符号長に応じて連結することによって、内蔵するRO
Mの容量を削減してLSIの下地面積の増大を防ぎ、開
発コストを低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による可変長符号発生回路の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の直流成分可変長符号発生器の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2のシフタの構成を示すブロック図である。
【図4】図1の交流成分可変長符号発生器の構成を示す
ブロック図である。
【図5】図4の第5の符号発生器の構成を示すブロック
図である。
【図6】輝度信号の可変長符号テーブルの構成を示す図
である。
【図7】色信号の可変長符号テーブルの構成を示す図で
ある。
【図8】第1の符号テーブルの構成を示す図である。
【図9】第2の符号テーブルの構成を示す図である。
【図10】第3の符号テーブルの構成を示す図である。
【図11】符号長3ビットから17ビットの可変長符号
の例を示す図である。
【図12】第5の符号テーブルの構成を示す図である。
【図13】第5の符号テーブルの構成を示す図である。
【図14】第5の符号テーブルの構成を示す図である。
【図15】第6の符号テーブルの構成を示す図である。
【図16】第6の符号テーブルの構成を示す図である。
【図17】シフト数テーブルの構成を示す図である。
【図18】シフト数テーブルの構成を示す図である。
【図19】符号選択信号テーブルの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 差分演算回路 2 直流成分可変長符号発生器 3 交流成分可変長符号発生器 4 切替え器 5 シフタ 6 制御信号発生器 21 絶対値変換器 22 第1の符号発生器 23 第2の符号発生器 24 第3の符号発生器 25 第4の符号発生器 26 シフタ 26a,26b シフタ 26c,26d シフト制御回路 31 絶対値変換器 32 ランレングスカウンタ 33 第5の符号発生器 34 第6の符号発生器 35 第7の符号発生器 36 符号ビット位置制御回路 37 符号付加回路 38 符号選択信号発生器 39 切替え器 33a,33b,33c ROM 33d 出力選択信号発生器 33e 切替え器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−205390(JP,A) 特開 平8−214310(JP,A) 特開 平8−84340(JP,A) 特開 平8−79091(JP,A) 特開 平6−225156(JP,A) 「マルチメディア符号化の国際標 準」、平成3年6月、安田浩編著、丸善 株式会社発行、第2編 動画符号化標 準、6章 蓄積用符号化(pp126− 156) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像信号の圧縮符号化における可変長
    符号化を行う際に入力信号の振幅値の差分演算を行う差
    分演算手段と、前記差分演算手段で得られた差分振幅値
    と外部から入力される色輝度識別信号とを基に直流成分
    の可変長符号とその符号長とを発生する直流成分可変長
    符号発生手段と、前記入力信号の振幅値を基に交流成分
    の可変長符号及びその符号長を発生する交流成分可変長
    符号発生手段と、前記直流成分の可変長符号及びその符
    号長と前記交流成分の可変長符号及びその符号長とのう
    ちのいずれか一方を選択する切替え手段と、前記切替え
    手段で選択された符号長に応じて前記切替え手段で選択
    された符号の有効符号のみを連結するシフタとを有する
    ことを特徴とする可変長符号化回路。
  2. 【請求項2】 外部から入力される同期信号を基に前記
    交流成分可変長符号発生手段においてブロック毎のリセ
    ット信号となる第1の制御信号と前記直流成分の可変長
    符号及び前記交流成分の可変長符号のうちの一方を前記
    切替え手段で選択させるための第2の制御信号とを発生
    する制御信号発生手段を含むことを特徴とする請求項1
    記載の可変長符号化回路。
  3. 【請求項3】 前記直流成分可変長符号発生手段は、前
    記動画像信号の圧縮符号化における可変長符号発生にお
    いて前記直流成分の可変長符号を発生する際に直流差分
    値を絶対値に変換する絶対値変換手段と、前記絶対値変
    換手段の出力を基に第1の符号を発生する第1の符号発
    生手段と、前記直流差分値と前記第1の符号とを基に第
    2の符号を発生する第2の符号発生手段と、前記第2の
    符号と前記色輝度識別信号とを基に第3の符号及びその
    符号長を発生する第3の符号発生手段と、前記直流差分
    値が正の場合に前記絶対値を第4の符号としかつ前記直
    流差分値が負の場合に前記絶対値をビット反転して第4
    の符号とする第4の符号発生手段と、前記第2の符号を
    基に前記第3の符号と前記第4の符号との連結を行うシ
    フト手段とを含むことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の可変長符号発生回路。
  4. 【請求項4】 前記シフト手段は、前記色輝度識別信号
    及び前記第2の符号の値に応じて前記第3の符号と前記
    第4の符号とをビットシフトすることによって前記第3
    の符号と前記第4の符号とを連結して前記直流成分の可
    変長符号を発生するよう構成したことを特徴とする請求
    項3記載の可変長符号発生回路。
  5. 【請求項5】 前記交流成分可変長符号発生手段は、前
    記動画像信号の圧縮符号化における可変長符号発生にお
    いて前記交流成分の可変長符号を発生する際に振幅信号
    を絶対値に変換するとともに振幅値が予め定められた値
    よりも大であるか否かを示す信号を発生する絶対値変換
    手段と、前記振幅信号の無効係数の連続する数を計数し
    てランレングスを発生するランレングスカウンタと、前
    記絶対値変換手段の出力と前記ランレングスの出力とを
    基に第5の符号を発生する第5の符号発生手段と、前記
    第5の符号を基に第6の符号及びその符号長を発生する
    第6の符号発生手段と、前記振幅信号の正及び負のうち
    の一方の極性を示す符号ビットと前記第6の符号の符号
    長とから前記第6の符号の正及び負のうちの一方の極性
    を示す符号ビットの位置を指示する符号ビット位置制御
    信号を発生する符号ビット位置制御手段と、前記第6の
    符号に対して前記符号ビット位置制御信号にしたがって
    前記符号ビットを付加する符号ビット付加手段と、前記
    振幅信号と前記ランレングスとから第7の符号及びその
    符号長を発生する第7の符号発生手段と、前記符号ビッ
    トが付加された前記第6の符号及び前記第6の符号の符
    号長と前記第7の符号及びその符号長とのうちのいずれ
    か一方の符号及び符号長を選択する切替え器とを含むこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の
    可変長符号発生回路。
  6. 【請求項6】 前記絶対値変換された振幅信号と前記振
    幅が大であるか否かを示す信号と前記ランレングスとか
    ら前記第6の符号及び前記第6の符号の符号長と前記第
    7の符号及び前記第7の符号長とのうちのいずれか一方
    を選択するための選択信号を発生して前記切替え器に出
    力する選択信号発生手段を含むことを特徴とする請求項
    5記載の可変長符号発生回路。
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「マルチメディア符号化の国際標準」、平成3年6月、安田浩編著、丸善株式会社発行、第2編 動画符号化標準、6章 蓄積用符号化(pp126−156)

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