JP3165353U - 着用可能なタオル - Google Patents

Abstract

【課題】着用者の身体まわりに巻きつけて、その位置に固定するのが容易な新規なタオルの形態を提供する。【解決手段】タオルは、実質的に平坦な長方形の本体を含む。タオル本体の１６区分のうち、上部及び／又は最上部の最も外側の区分の対応する位置に２つの開口部が配置される。片腕で本体を支持することができる適当なものである。開口部はおよそ２５．４ｃｍ（１０インチ）の長さで２．５４ｃｍ（１インチ）までの幅であり、０．２５４ｃｍ（０．１インチ）ないし１．７８ｃｍ（０．７インチ）の幅であることが好ましい。しかしながら、理想的にはおよそ１．２７ｃｍ（０．５インチ）の幅である。この実施形態においては、開口部は、最も長いタオルの側部の縁から約１０．１６ｃｍ（４インチ）内側に設定される。開口部は、タオルの短い方の側部から約７．６２ｃｍ（３インチ）内側に設定される。開口部の配置及び寸法は、タオルの大きさによって異なる。【選択図】図２

Description

<<関連する出願>>
本出願は、２００７年１２月５日に出願された米国特許仮出願一連番号６０／９９２，４０６の利益を主張して２００８年３月２７日に出願された米国特許出願第１２／０５６，４６７号の一部継続出願であり、これら出願の開示は、その全体が引用によりここに組み入れられる。

本考案は、身体の拭き取りを行う場合、身体的トレーニング、髭剃り、化粧、他人がいる場所、個人的ケアー活動の合間、種々の苛酷な環境のもとで着衣なしでいる場合、及び／又は、衣類を着用する前に他の活動をする時を含む用途において、人体に一時的に着用して、保護及びプライバシーの確保を行うためのタオルに関する。

ローブ、携帯用タオル、その他のタオルの形態がよく知られている。しかしながら本考案により教示された手法で、本考案におけるような一時的着用を提供するためのものは、何も知られていない。

本考案は、新規で、製造しやすく、通常の必要性に対処するために使用が容易なタオルを提供するものである。

本考案は、着用者の身体まわりに巻きつけて、その位置に固定するのが容易な新規なタオルの形態を提供するものである。

好ましい実施形態においては、タオルは、一般的に知られているように、実質的に平坦な長方形の本体を含む。タオル本体の１６区分のうち、上部及び／又は最上部の最も外側の区分の対応する位置に２つの開口部が配置される。片腕で本体を支持することができる適当なものである。

一実施形態においては、開口部はおよそ２５．４ｃｍ（１０インチ）の長さで２．５４ｃｍ（１インチ）までの幅であり、０．２５４ｃｍ（０．１インチ）ないし１．７８ｃｍ（０．７インチ）の幅であることが好ましい。しかしながら、理想的にはおよそ１．２７ｃｍ（０．５インチ）の幅である。この実施形態においては、開口部は、最も長いタオルの側部の縁から約１０．１６ｃｍ（４インチ）内側に設定される。開口部は、タオルの短い方の側部から約７．６２ｃｍ（３インチ）内側に設定される。開口部の配置及び寸法は、タオルの大きさによって異なる。

好ましい実施形態においては、該開口部は、それぞれが近接する縁に対して対応する位置に配置される。

代替的には、２つの開口部は、あらゆる望ましい形態で配置することができる。これは、使用者の片腕だけに取り付けることができるようにさせる。

一実施形態においては、開口部の大きさを調節することができるようにする機構を有することができる。該機構は、一般的に知られているどんな形態のものであってもよく、以下に限定するものではないが、ボタン、スナップ、ジッパー、ベルクロ（Velcroは登録商標）・フック・ループ、その他同様のものを含むことができる。

代替的実施形態においては、タオルは、第一側部に近接する１つの開口部と、タオルを使用者の身体に巻きつけた時に第二又は末端側部を取り付けるための機構とを有することができる。

タオルは、従来のパイル地材料を含むあらゆる許容できる材料で形成することができるが、これに限定されるものではない。パイル地は、多量の水を吸収することができるループを備えた布である。これは、織成又は編成により製造することができ、織成では、主要な商業的方法であるドビー織り機を用いて、横糸すなわち緯糸を２本のビーム間に渡した縦方向縦糸の間に横方向に通すことにより製造することができる。

代替的には、タオルは、非吸収性材料により形成して、水着カバー、パジャマとして使用することができ、更に、同じ形状を有する本考案の製品が例えば絹で製造されている場合には、カクテルパーティーのために使用することができる。このような方法で締結又は固定することができるすべての長方形の形態を、ここではタオルと呼ぶ。

開口部の各々の境界となる領域は、タオルに構造的強度及び一体性を与えるように補強し、開口部に腕を通したり、該開口部から腕を抜いたりする反復動作で、タオルの引き裂きを生じることがなく、或いはタオルの一体性を壊さないようにすることが好ましい。

本考案のタオルの平面図である。 本考案のタオルの使用に関する順序段階を表したものである。 ４区分及び１６区分に分割されたタオルの平面図である。 楕円開口部を備えたタオルの平面図及び側面図である。 角に配置された楕円開口部を備えたタオルの平面図及び側面図である。 単一の楕円開口部を備えたタオルの平面図及び側面図である。 三角形に形成された取り付け手段を備えたタオルの平面図及び側面図である。 三角形の領域に三角形に配置された楕円を備えたタオルの平面図及び側面図である。 上部中央に単一の固定用ストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 三角形に配置されたストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 １つの縁にストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 １つの縁に近位に配置されたストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 １つの縁にストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 三角形に配置されたストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 上部中央に単一の固定用ストラップを備えたタオルの平面図及び側面図である。 様々な固定手段を示している。 周辺に複数の受け取り用穴を備えたタオルの平面図及び側面図である。 タオルに取り付け手段を固定する実施形態を示した図１７の拡大図である。 タオルに固定される取り付け手段の幾つかの実施形態を示している。 幾つかのタオルが取り付けられた実施形態を示している。

タオル１０は、第一垂直方向側部１１、第二垂直方向側部１２、第一水平方向側部１３及び第二水平方向側部１４により形成される第一側面２５と第二側面２６とを含む。第一側面２５及び第二側面２６は、タオル１０の実質的には平坦な本体を総合的に形成する。タオル１０は、第一垂直方向側部１１と第二垂直方向側部１２から等距離の垂直軸Ａ−Ａを有する。タオル１０は、第一水平方向側部１３と第二水平方向側部１４から等距離の水平軸Ｂ−Ｂを有する。タオル１０は、側部１１、１２、１３及び１４に沿ってタオル１０の周囲に設置される周囲ステッチ２８を含むことができる。

タオル１０は、外側開口部縁１６、内側開口部縁１７、下方開口部縁１８及び上方開口部縁１９により形成される第一開口部１５を有する。開口部１５は、第一水平方向側部１３に平行で、開口部１５が第二垂直方向側部１２に比較的近接するように形成される。開口部１５は、生地縁の開口部１５の一体性を補強することができるステッチ２９を含むことができる。任意ではあるが、開口部１５には、パッド、又は装飾的縁を付与することができる付加的材料を開口部１５の周囲に含むことができる。

タオル１０は、外側開口部縁２１、内側開口部縁２２、下方開口部縁２３及び上方開口部縁２４により形成される第二開口部２０を有する。開口部２０は、第二垂直方向縁１２に平行で、開口部２０が第二垂直方向側部１２に比較的近接するように形成される。開口部２０は、生地縁の開口部２０の一体性を補強することができるステッチ２７を含むことができる。任意ではあるが、開口部２０には、パッド、又は装飾的縁を付与することができる付加的材料を、開口部２０の周囲に含むことができる。

使用にあたっては、図２に示されているように、使用者は、段階１のように、第一開口部１５に腕全体を通す。次に、使用者は、段階２に示されているように、胴部周囲にタオル１０を巻きつける。ここに示されている胴部の定義は、着用者の胴体の周囲を意味する。着用者の胴体は、背中窪み（脊椎窪みを含む）及び腹部窪み（胸／腹腔内骨盤を含む）の周囲を意味する。従来の長方形形態は、着用者の胴体の幅を胴部としたものであった。前に示したように、胴部の幅は、およそ胴部の直径である。本考案は、胴部の直径の２倍より大きい、又は片方の腋の下からもう一方の腋の下までの寸法の２倍より大きい寸法を包むものである。本考案は、胴部の周囲を囲み、その長さは直径の２乗の２分の１に「パイ」すなわち「π」を掛けたものより小さい寸法である。したがって、本考案の２つの固定手段の間の距離は、胴部の周囲長さであり、前述した胴部の幅よりはるかに大きい。使用者は、前に第一開口部１５に通したのと同じ腕を、第二開口部２０に通す。使用者が、第一開口部１５及び第二開口部２０の各々に片腕を通すと、第一側面２５は、使用者の反対側になり、第二側面２６が使用者と面する。

図３に示しているように、本考案のタオルは、固定手段を有するようにも考えられている。固定手段は、１６区分の最上部でかつ最も外側の１６区分上に、区分内に、又は区分に近接して設置されることが好ましい。例として、図３は、主な４区分I、II、III、及びIVに分割されたタオルを示している。４区分の各々は、１６区分i、ii、iii、及びivに分割することができる。図示した実施形態においては、取り付け手段は、４区分Iの１６区分i、及び４区分IIの１６区分iiの中に、その上に、又は近接する位置に設置することができる。上記したように最上部で最も外側の１６区分に取り付け手段を設置すると、タオルは、シャツ、ベスト、又はチュニックの様にではなく、トーガ風のスタイルのように着用者を包むものとなる。更に、この方法で形成されるタオル、並びに、Ｖｅｌｃｒｏ（登録商標）のようなフック・ループ型ファスナ、フック、又はスナップ取り付け具などのを備えて形成されるタオルは、着用者の身体に固定するために、胴部周囲長さの半分にわたって開口部の外側周囲を越えて延びる物体のような、袖その他の余分な物体を必要としない。

図８、１０、１４及び１８は、固定手段の多くの位置を示した図である。本考案のタオルは、図示した実施形態のいずれか一つの、又は多数の組み合わせの何れかを有することができると考えられる。例えば、図８の実施形態によるタオルは、図示した４つの開口部のいずれかから選択された一つの開口部を、各々の端部（上記した最上部で最も外側の１６区分）に有することができる。代替的には、タオルは、図示した開口部から選択された最上部で最も外側の１６区分の各々に、１つより多い開口部を有することができる。

固定手段は、タオルを使用者の腕の近接する部分に固定するための、あらゆる許容できるものとすることができる。これは、これらに限定されるものではないが、穴、弾性材などの可撓性の布材料片とすることができる布製ストラップ、布、弾性材、プラスチック、皮又は他の望ましい材料のいずれかで形成することができるフープストラップを含むことができる。

図４−１５及び１７の各々は、タオル２５の正面図を示している。各々の図の上部には、上部縁１３の平面図を示している。各々の水平図の左側には、側部１２の左側面図を示している。各々の水平図の右側には、側部１１の右側面図を示している。各々の正面図の下には、側部１４の底面縁図を示している。

図４に示された実施形態においては、使用者が腕を通すために、第一楕円穴３０及び第二楕円穴３１が使用可能である。

図５の実施形態においては、第一楕円穴３２及び第二楕円穴３３が、上記した最上部で最も外側の１６区分に斜めに配置される。

図６は、装飾目的で中央に配置された穴３６を示しており、これはタオル２５を物理的に支持するために使用され、又は必要とされるものではない。

図７は、タオル２５の最上部で最も外側に配置される第一三角形穴３５及び第二三角形穴３６を示している。

図８は、タオル上の固定手段の可能なすべての方向を示す楕円穴３７、３８、３９、４１、４２及び４３を示している。固定手段は、楕円穴３８及び４２のように水平方向の穴、楕円穴３７及び４１のように垂直方向の穴、又は楕円穴３９及び４３のように斜めの穴とすることができる。更に、三角形穴４０又は４４も固定手段とすることができる。一実施形態においては、タオルは、図８に示す固定手段の一対の又はそれ以上の対を有するものとすることができる。

図９は、ストラップ４５を示しており、これは固定手段ではなく、タオル２５を運搬するために使用することができる。

図１０は、水平方向に配置されるストラップ４７及び４９、垂直方向に配置されるストラップ４６及び５０、及び斜めに配置されるストラップ４８及び５１を示している。一実施形態においては、タオルは、図１０に示す固定手段の一対又はそれ以上の対を有するものとすることができる。

図１１は、タオル２５の上方の水平縁１３に沿って固定されるストラップ５２及び５３を示している。

図１２は、タオル２５の上方の水平縁１３に近接して固定されるストラップ５４及び５５を示している。

図１３は、タオル２５の上方の水平縁１３に沿って固定されるストラップ５６及び５７を示している。

図１４は、水平方向に配置されるストラップ５９及び６１、垂直方向に配置されるストラップ５８及び６２、及び斜めに配置されるストラップ６０及び６３を示している。一実施形態においては、タオルは、図１４に示す固定手段の一対又はそれ以上の対を有するものとすることができる。

図１５は、ストラップ６４を示しており、これは固定手段ではなく、タオル２５を運搬するために使用することができる。

図１７は、複数の開口部６５を有するタオル２５を示している。タオル２５の周囲全体に開口部が示されているが、開口部は、周辺部のいずれかの部分に形成及び配列することができる。開口部６５は、固定手段の挿入のために使用することができる。図１８に示しているように、開口部６５は、固定手段を取り付けるために、或いは追加のタオルを互いに固定するために使用することができる。

図１９は、タオル２５に固定手段を取り付けるための様々な実施形態を示している。アングル型コネクタ７５及び７６は、各々が、それぞれタオル２５に取り付けられる穴７４及び７７を備えている。三角型コネクタ７８及び８０は、各々が、それぞれタオル２５に取り付けられる穴７９及び８１を備えている。

垂直型コネクタ８２及び８４は、各々が、それぞれタオル２５に取り付けられる穴８３及び８５を備えている。

水平型コネクタ８６及び８は、各々が、それぞれタオル２５に取り付けられる穴８７及び８９を備えている。

一実施形態においては、固定手段は、片方の腕を第一固定手段に通し、タオルを使用者の胴部に巻き付け（段落００１９に記載のように）、更に同じ腕を第二固定手段に通すように、配列及び形成される。

図１１、１３及び１４に示した実施形態に示されるように、固定手段は、タオルの周辺又は縁に沿って配列することができる。

図１６は、使用することができる様々な固定手段を図示したものである。更に、コネクタ８１で結合される第一フック８０と第二フック８２が、図１６に示されている。穴６５を通して第一フック８２をタオル２５に取り付ける実施形態が、図１９に示されている。第一フック８２が、コネクタ８１により第二フック８０に結合される。次に第二フック８０は、第二タオル２５に結合される。代替的には、第一フック８２は、穴６５を通して、ストラップ６９のループ状の末端部に直接結合することができる。

代替的には、図１７及び１８に示されているように、タオルは、取り付け手段を受けるための受け部分を有することができる。図１７は、周囲全体に複数の受け穴を示しているが、周囲の一部だけ又は複数の部分に受け部分を設ける一実施形態も考えられる。

図１９の実施形態は、取り付け手段が、タオル本体に取り付けられる第二部材の部分とすることができるか、又は第二部材に結合されるものとすることができる実施形態を示している。図１９の実施形態においては、取り付け手段は、ここで述べられたように、最上部で最も外側の１６区分内に存在するようにするか又は取り付けられる。

一実施形態においては、２つの固定手段は、図６、９及び１５に示したもののような２つの外側の固定手段と類似した、付加的開口部又はストラップ、及び同様のものを含むことができる。これは、本体の１つの上部縁上か又は上部縁に近接する位置、又は２つの外側穴の間で本体の長さを横切る位置のいずれかで、本体の上部線状の中央部分に沿って配置される。

この付加的開口部は、タオルを使用者に固定するために必要なものではない。これは、美的理由のためだけに、任意に採用できるものである。

図２０の実施形態においては、２つのタオル２５が、開口部を重ねるか又は縁に沿って２つのタオルを結合するかのいずれかによって、一緒に着用することができる。

本考案は、ある程度の具体性をもって好ましい形状又は実施形態に関して述べられているが、この説明は例示のためだけに成されたものであり、形成、製造、及び使用の詳細においては、部分的組み合わせ及び配列を含めて、多くの変更を、本考案の意図及び範囲から外れることなく行うことができることが理解される。

１０ タオル； １５ 第一開口部； １６ 外側開口部縁； １７ 内側開口部縁；
１８ 下方開口部縁； １９ 上方開口部縁； ２０ 第二開口部；
２５ 第一側面； ２６ 第二側面； ２９ ステッチ。

Claims (12)

1. 着用者の身体に巻き付けて固定されるタオルであって、
   ａ．２つの実質的に対応する水平方向縁と２つの実質的に対応する垂直方向縁とを有する、実質的に平坦な長方形の本体と、
   ｂ．前記本体を使用者の片方の腕に固定する２つの固定手段と、
   から成り、
   各々の固定手段は、前記本体の４区分のうちの２つの水平区分における最上部で最も外側の１６区分上に、該１６区分に近接する位置に、又は該１６区分内に配置されることを特徴とするタオル。
2. 前記固定手段は、前記本体の開口部、ストラップ、又はこれらの組み合わせのいずれかであることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
3. 前記固定手段は、前記本体に取り外し可能に取り付けられるストラップであることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
4. 前記固定手段は、前記本体に永久的に取り付けられるストラップであることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
5. 前記固定手段は、前記本体の両側の端部上にあることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
6. 前記固定手段は、前記本体の両側の端部上において、人の胴部の直径のおよそ２倍の距離だけ互いに離れて位置することを特徴とする請求項１に記載のタオル。
7. 前記固定手段は、前記本体の両側の端部上において、およそ人の胴部の周長の距離だけ互いに離れて位置することを特徴とする請求項１に記載のタオル。
8. 前記タオルは、使用者の胴部の周囲を完全に包むものであることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
9. 前記固定手段は、前記水平方向縁に平行で該水平方向縁に近接していることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
10. 各々の固定手段は、前記本体上の水平軸の位置に対して、対応する位置に配置されることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
11. 各々の固定手段は、前記本体上の垂直軸の位置に対して、対応する位置に配置されることを特徴とする請求項１に記載のタオル。
12. 各々の固定手段は、該固定手段に隣接する前記本体の水平方向側部及び垂直方向側部の各々からの距離が、互いに対応する位置にあることを特徴とする請求項１に記載のタオル。

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