JP3164911U - 飾り用具及び飾り用具の取付装置 - Google Patents

飾り用具及び飾り用具の取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リボンやレースなどの飾りを取り付けることができ、ある程度の力が加わったときに飾りが容易に外れるように形成した飾り用具、及び、その取付装置を提供する。【解決手段】係合突起を有する基部材11と、前記係合突起と係合させるための係合孔を有する蓋部材20と、を設けた。前記係合突起の先端には、扁平な係合片を設けた。前記係合孔の内周壁には、前記係合片と係合可能なストッパ溝を形成した。前記基部材11及び前記蓋部材20は、前記係合片と前記ストッパ溝との係合を解除することができる程度に、互いに傾動可能に布地200を挟み込むようにした。【選択図】図10

Description

この考案は、衣類等の布地を表裏から挟み込んで取り付けられる飾り用具、及び、その取付装置に関するものである。
従来、衣類等の布地を表裏から挟み込んで取り付けられるバッジ等の飾り用具が知られている。
例えば、特許文献1には、衣服等に取り付けて飾るためのバッジとして、アルミニウム等でそれぞれ一体成形された嵌合体と蓋体とで構成されたバッジが開示されている。この特許文献1記載のバッジにおいては、嵌合体と蓋体とが布地をはさんで嵌合し、バッジが抜け落ちるのを防止するようにしている。
実登3060607号公報
ところで、このような衣類等の布地に取り付ける飾り用具としては種々のものが考えられ、例えばリボンやレースなどの飾りを取り付けるためのものも考えられる。
しかしながら、このようなリボンやレースなどの飾りを強固に取り付けた場合、これらの飾りを取り付ける位置によっては、リボンやレースが絡まってしまったり、引っ掛かってしまうことが考えられる。特に、幼児などの衣服に飾りを取り付けた場合には、幼児が滑り台などの遊具で遊んでいるときにリボンやレースが引っ掛かってしまうと、首が絞まるなどの事故になる可能性もある。
そこで、本考案は、例えばリボンやレースなどの飾りを取り付けることができ、ある程度の力が加わったときに飾りが容易に外れるように形成した飾り用具、及び、その取付装置を提供することを課題とする。
本考案は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
(請求項1)
請求項1に記載の考案は、以下の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載の飾り用具は、衣類等の布地を表裏から挟み込んで取り付けられる飾り用具であって、一方面側から布地を押し上げるための係合突起を有する基部材と、布地の他方面側に設けられ、前記係合突起と係合させるための係合孔を有する蓋部材と、を備え、前記係合突起の先端には、扁平な係合片が設けられ、前記係合孔の内周壁には、前記係合片と係合可能なストッパ溝が形成され、前記係合突起を前記係合孔に挿入したのちに、前記基部材と前記蓋部材とを相対回転させることで、前記係合片が前記ストッパ溝に係合し、前記基部材及び前記蓋部材は、前記係合片と前記ストッパ溝との係合を解除することができる程度に、互いに傾動可能に布地を挟み込むことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の考案は、上記した請求項1記載の考案の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記基部材又は前記蓋部材の少なくともいずれかの表面に、飾りを取り付けるための飾り取付部を設けたことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の考案は、上記した請求項2記載の考案の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記飾り取付部は、雄又は雌のスナップボタンであることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の考案は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の考案の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記基部材及び前記蓋部材は、互いに90度相対回転させることで前記係合片が前記ストッパ溝に係合することを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の考案は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の飾り用具を布地に取り付けるための取付装置であって、以下の点を特徴とする。
すなわち、基端側が互いに回動可能に枢着させられたベース台およびハンドル部を備え、前記ベース台の先端には、前記基部材を載置するための載置台が設けられ、前記ハンドル部の先端には、前記蓋部材の側部を保持するための保持部が設けられ、前記保持部は、前記ハンドル部に設けられた操作部を操作したときに回動可能に形成され、前記載置台に載置された前記基部材と前記保持部に保持された前記蓋部材とで布地を挟み込み、更に前記操作部を操作して前記保持部が保持する前記蓋部材を回転させ、前記係合片と前記ストッパ溝とを係合させることを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の考案は、上記した請求項5記載の考案の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記基部材又は前記保持部を回転させて布地に取り付けた前記飾り用具を取り外すための取り外し手段を備えていることを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の考案は、上記した請求項5又は6記載の考案の特徴点に加え、以下の点を特徴とする。
すなわち、前記操作部を操作したときに、前記保持部が保持する前記蓋部材が90度回転することを特徴とする。
請求項1に記載の考案は上記の通りであり、基部材及び蓋部材が、係合片とストッパ溝との係合を解除することができる程度に、互いに傾動可能に布地を挟み込むように形成されている。このため、飾り用具を布地に取り付けることができるとともに、布地が引っ張られるなどしたときには、基部材及び蓋部材が互いに傾動して、係合片とストッパ溝との係合が解除され、基部材及び蓋部材が布地から外れるようになっている。すなわち、ある程度の力が加わったときに飾りが容易に外れるようになっているため、例えばリボンやレースなどの飾りを取り付けた場合でも安全な飾り用具を提供できる。また、飾り用具が引っ掛かった場合でも、飾り用具が布地から外れるため、布地を無理に引っ張ることがなく、布地を傷めることを防止できる。
また、請求項2に記載の考案は上記の通りであり、前記基部材又は前記蓋部材の少なくともいずれかの表面に、飾りを取り付けるための飾り取付部を設けたため、飾りを複数用意すれば、様々な種類の飾りを付け外しすることができる。
また、請求項3に記載の考案は上記の通りであり、前記飾り取付部は、雄又は雌のスナップボタンであるため、このスナップボタンと嵌合する雄又は雌のスナップボタンを取り付けた飾りを複数用意すれば、様々な種類の飾りを付け外しすることができる。また、スナップボタンを取り付けた飾りを他の布地(衣類等)に取り付けることもできる。
また、請求項4に記載の考案は上記の通りであり、前記基部材及び前記蓋部材は、互いに90度相対回転させることで前記係合片が前記ストッパ溝に係合するため、適度な強度でもって係合片をストッパ溝に係合させることができる。
また、請求項5に記載の考案は上記の通りであり、操作部を操作して係合片とストッパ溝とを係合させることができるので、例えば幼児等であっても、楽しく簡単に飾り用具を衣類等の布地に取り付けることができる。
また、請求項6に記載の考案は上記の通りであり、前記基部材又は前記保持部を回転させて布地に取り付けた前記飾り用具を取り外すための取り外し手段を備えているため、飾り用具の取り付けのみならず、取り外しも容易に行うことができる。
また、請求項7に記載の考案は上記の通りであり、前記操作部を操作したときに、前記保持部が保持する前記蓋部材が90度回転し、これによって前記係合片が前記ストッパ溝に係合するため、適度な強度でもって係合片をストッパ溝に係合させることができる。
飾り用具及び取付装置の外観斜視図である。 基部材の(a)上から見た斜視図、(b)下から見た斜視図である。 蓋部材の(a)上から見た斜視図、(b)下から見た斜視図である。 基部材と蓋部材とで布地を挟み込む様子を示す縦断面図であって、(a)挟み込む前の状態を示す図、(b)係合突起を係合孔に挿入した状態を示す図、(c)基部材と蓋部材とを90度相対回転させた状態を示す図である。 基部材と蓋部材とを90度相対回転させる様子を示す横断面図であって、(a)回転させる前の状態を示す図、(b)回転させた後の状態を示す図である。 取付装置の分解説明図である。 取付装置の操作部を操作する様子を示す説明図である。 保持部が回動する様子を示す図であって、(a)回動前の状態を示す図、(b)回動後の状態を示す図である。 飾りの例を示す図である。 飾りを飾り用具に装着する様子を示す縦断面図であって、(a)装着前の状態を示す図、(b)装着後の状態を示す図である。 基部材及び蓋部材が互いに傾動する様子を示す縦断面図である。
本考案の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る飾り用具10は、衣類等の布地200を表裏から挟み込んで取り付けられるものであり、図1に示すように、基部材11と、蓋部材20とを、備えて構成される。
基部材11は、布地200の裏側に配置されるものであり、図2に示すように、円盤状のベース部12と、このベース部12に一体的に突出形成された係合突起13と、を備えている。この係合突起13は、布地200を裏側から押し上げるためのものであり、後述する係合孔21に挿入されるものである。
この係合突起13の先端には、図2に示すように、扁平な係合片14が離反方向に延設されており、これにより係合突起13の先端が拡開するように形成されている。この係合片14は、後述するストッパ溝27に係合するものである。
なお、基部材11の裏側(係合突起13が設けられた側とは逆側)には、嵌合溝15が細長形状で凹設されており、後述する取付装置30の嵌合突起35に嵌合するように形成されている。
一方、蓋部材20は、布地200の表面側に設けられるものであり、図3に示すように、筒部25と、この筒部25の表側の端部を覆う蓋部22と、この筒部25の裏側の端部を覆う底部29と、で構成されている。
このうち、蓋部22は、布地200に取り付けられたときに露出する面を形成しており、その露出面に雌スナップボタン24が形成されたものである。この雌スナップボタン24は、後述する飾り100を装着するためのものであり、中央に雄のスナップボタンを嵌入させるための孔が設けられている。
また、底部29は、布地200に取り付けられたときに布地200に当接する部分であり、布地200との当接面に開口23を形成している。この開口23は、基部材11の係合片14が通過可能なように、係合片14と相似する形状で、係合片14よりも大きく形成されている。また、この開口23の長手方向の幅は係合片14の長手方向の幅よりも大きく、また、短手方向の幅は係合片14の長手方向の幅よりも小さく、かつ、係合片14の短手方向の幅よりも大きく形成されている。このため、開口23の長手方向と係合片14の長手方向とを合致させたときには、係合片14が開口23を通過可能とするとともに、開口23の長手方向と係合片14の長手方向とを合致させないときには、係合片14が開口23を通過できないように形成されている。
また、筒部25は、上記した底部29の開口23と連通する中空部を有しており、この中空部によって、上記した底部29の開口23を入口とする係合孔21を形成している。
この係合孔21は、前述した基部材11の係合突起13と係合させるためのものであり、内周壁26の短手方向には、図5に示すように、対向する位置に2つのストッパ溝27が形成されている。この2つのストッパ溝27は、前記した基部材11の係合片14と係合するものであり、基部材11と蓋部材20とを相対回転させることで、係合片14がストッパ溝27に係合するように形成されている。
なお、この筒部25の外周側壁には、図3に示すように、対向する位置が切欠かれて被保持部28が形成されている。この被保持部28は、後述する取付装置30の係止爪40で保持されるためのものである。
次に、この飾り用具10を布地200に取り付ける手順について説明する。
この飾り用具10を布地200に取り付ける際には、図4(a)に示すように、まず、基部材11の係合突起13と、蓋部材20の係合孔21とが、布地200を挟んで対向するように配置する。
次に、図4(b)に示すように、係合突起13を係合孔21に挿入する。このとき、図5(a)に示すように、係合孔21の長手方向と係合突起13の長手方向とが一致するように挿入する。
そして、係合突起13を係合孔21に挿入した後に、基部材11と蓋部材20とを90度相対回転させると、図4(c)に示すような状態となる。このとき、図5(b)に示すように、水平方向においては、係合片14がストッパ溝27に入り込んで係合し、挿抜方向においては、開口23の縁部で係合片14の上部を覆い、係合片14が抜けないように引っ掛けている。このため、基部材11と蓋部材20が嵌合し、飾り用具10が布地200に取り付けられる。
ところで、上記した飾り用具10は、両手で基部材11及び蓋部材20をそれぞれ持ち、手作業で布地200に取り付けることもできるが、本実施形態においては、取付装置30を用いることで、例えば幼児が飾り用具10を取り付ける場合であっても、容易かつ楽しく作業ができるようになっている。
すなわち、本実施形態に係る取付装置30は、飾り用具10を布地200に取り付けるためのものであり、図1に示すように、ベース台31およびハンドル部37を備えている。このベース台31およびハンドル部37の基端側30aは、互いに回動可能となるように回動軸30cによって軸支されており、このベース台31およびハンドル部37を互いに回動させることで、取付装置30の先端側30bが開閉し、布地200を挟み込むことができるように形成されている。
ベース台31は、図6に示すように、底板部36と、この底板部36の基端側30aに設けられたハンドル支持部32と、この底板部36の先端側30bに設けられた載置台33と、を備えている。
このうち、ハンドル支持部32は、ハンドル部37を回動自在に支持するためのものであり、回動軸30cを挿通可能な軸孔32aを有している。
また、載置台33は、前述した基部材11を載置するためのものであり、上面に凹陥部34が形成されて基部材11が嵌め込み可能となっている。この凹陥部34の中央には、基部材11の嵌合溝15と嵌合する嵌合突起35が設けられており、この嵌合溝15と嵌合突起35とを嵌合させることにより、基部材11の載置方向を決定できるように形成されている。
なお、底板部36の基端には、布地200に取り付けた飾り用具10を取り外すための基端突起36aが設けられている。この基端突起36aは、後述する嵌合突起35と略同じ大きさで形成されており、基部材11の嵌合溝15に嵌合する大きさとなっている。この基端突起36aを使用して布地200に取り付けた飾り用具10を取り外す際には、まず基部材11の嵌合溝15に基端突起36aを差し込み、その後、スクリュードライバーの要領で取付装置30を回転させることで基部材11を回転させる。このように基部材11を回転させることで係合片14とストッパ溝27との係合を解除させ、布地200に取り付けた飾り用具10を取り外す。
ハンドル部37は、図6に示すように、ベース台31に対して回動自在に設けられたアーム38と、このアーム38の先端に設けられた保持部39と、このアーム38の上面に露出形成された操作部41と、を備えている。
ここで、アーム38の基端側30aには、軸孔37aが設けられており、この軸孔37aは前記したベース台31の軸孔32aと連通するように配置されて回動軸30cで固定される。これにより、アーム38は、ベース台31に対して回動自在となっている。
また、保持部39は、飾り用具10を構成する蓋部材20の側部を保持するためのものであり、蓋部材20の被保持部28を保持するための係止爪40を備えている。この係止爪40は、スパナ状に形成され、蓋部材20の被保持部28を両側から挟み込むことができるように形成されている。このため、係止爪40の開放側から蓋部材20を差し込むことで、保持部39に蓋部材20を装着することができるようになっている。
この保持部39は、通常時においては、後述する付勢部材43によってアーム38側方に係止爪40を開放するように付勢されているが、後述する操作部41が操作されたときには、この位置から約90度回動するように形成されている。
また、操作部41は、前記保持部39を回動させるためのものであり、図6に示すように、ハート形の取っ手として形成されている。この操作部41は、図7に示すように水平方向に回動操作可能に形成されている。この操作部41を操作すると、図8に示すように、アーム38内部の回動機構が作動し、保持部39が回動する。詳しくは、図8(a)に示すように、付勢手段43に抗して操作部41を回動操作すると、操作部41に一体形成された操作歯車42が回転し、この操作歯車42と噛み合うギア44が回転する。このギア44の回転力が保持部39に伝達され、図8(b)に示すように、保持部39が約90度回動する。なお、保持部39は、保持部39が約90度回動するのに必要な分だけ回転操作可能に形成されており、それ以上回転しないようにストッパ(図示せず)が設けられている。また、操作部41を約90度回動させたのちに上方に引っ張ると、操作部41及び保持部39の巻き戻しを阻止するロック手段(図示せず)が働き、付勢部材43に抗って、保持部39が約90度回動した状態が保持されるようになっている。なお、このロック手段を解除するには操作部41を押し込めばよく、操作部41を押し込めば付勢手段43による付勢力によって図8(a)の状態に戻る。
この取付装置30の具体的な使用方法は以下の通りである。
すなわち、まず、図6に示されているように、ベース台31先端の載置台33に基部材11を載置するとともに、ハンドル部37先端の保持部39に蓋部材20を挟持させる。このとき、基部材11の嵌合溝15が載置台33の嵌合突起35に嵌合し、蓋部材20の被保持部28が保持部39の係止爪40で保持されることにより、基部材11の係合片14の長手方向と、蓋部材20の開口23の長手方向と、が一致するように形成されている。
上記のように基部材11及び蓋部材20を取付装置30に取り付けたら、ハンドル部37をベース台31から離反する方向に回動させ、回動させることにより生じた隙間に布地200を差し込む。その後、ハンドル部37とベース台31とを閉じて布地200を挟み込む。これにより、載置台33に載置された基部材11と、保持部39に保持された蓋部材20とで布地200を挟み込むとともに、基部材11の係合片14が係合孔21に挿入される(図4(b)の状態)。このとき、係合片14が布地200を係合孔21に押し込むこととなる。
この状態で図7に示すように操作部41を操作すると、保持部39が約90度回転し、すなわち、保持部39が保持する蓋部材20が約90度回転する。このため、図4(c)及び図5(b)に示すように、係合片14がストッパ溝27に係合される。このとき、操作部41を約90度回動させたのちに上方に引っ張ることで、前述したロック手段が働き、保持部39が約90度回動した状態が保持される。
そして、ハンドル部37をベース台31から離反する方向に回動させて、取付装置30から布地200を取り除けば、布地200への飾り用具10の取り付けが完了する。
ここで、本実施形態に係る飾り用具10は、飾り用具10自体に飾りを設ける形態とはせず、別途用意した飾り100をスナップボタンにて飾り用具10に装着することとしている。
飾り用具10に装着される飾り100は、例えば図9に示すように種々のものが考えられ、いずれも雄スナップボタン101を備えている。この雄スナップボタン101は、飾り用具10の蓋部材20に形成された雌スナップボタン24に嵌合するものであり、縫い付けや貼り付け等の固定方法により、飾り100に固定されている。なお、この飾り100は、市販のスナップボタンを縫い付け等することでユーザーが自作することも可能である。また、特に図示しないが、例えばレースなどの帯状の飾り100など、大きめの飾り100を使用する場合には、飾り100の複数個所に複数のスナップボタンを取り付け、この複数のスナップボタンのそれぞれを飾り用具10に装着することとしてもよい。
これらの飾り100は、既に衣類等の布地200に取り付けてある飾り用具10に対して装着される。すなわち、図10に示すように、予め飾り用具10を衣類等の布地200に取り付け、この飾り用具10の蓋部22の上面に形成された雌スナップボタン24に対し、飾り100の雄スナップボタン101を嵌入することで、布地200に飾り100が取り付けられる。
ここで、このように飾り100を衣類等に取り付けたときに、リボンやレースなどの飾り100をあまり強固に取り付け過ぎると、これらの飾り100を取り付ける位置によっては、飾り100が絡まってしまったり、引っ掛かってしまうことが考えられる。特に、幼児などの衣服に飾り100を取り付けた場合には、幼児が滑り台などの遊具で遊んでいるときに飾り100が引っ掛かってしまうと、首が絞まるなどの事故になる可能性がある。
そこで、本実施形態においては、飾り100に対してある程度の力が加わったときに飾り100が外れるように形成されている。
すなわち、図11に示すように、係合孔21の深さDは、係合片14の厚みTと比較して、2倍以上となるように形成されており、係合孔21内部で係合片14が傾動可能となっている。このため、係合片14とストッパ溝27とを係合させて基部材11と蓋部材20とで布地200を挟み込んだ場合でも、基部材11と蓋部材20とが互いに傾動可能となっている。ここで、図5に示すように、係合片14とストッパ溝27とを係合は、互いに水平な状態においてかろうじて接触する程度であるため、基部材11と蓋部材20とが互いに傾動して回動すると、この係合は解除されることとなる。布地200を挟み込んだ状態では、布地200の厚みと摩擦力によって傾動や回動が抑制されるため、自然に飾り用具10が外れてしまうことはない。しかしながら、飾り100が引っ掛かるなどのある程度の強い力が加われば、容易に係合片14とストッパ溝27との係合が解除され、基部材11と蓋部材20とが外れるように形成されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、布地200が引っ張られるなどしたときには、基部材11及び蓋部材20が互いに傾動して、係合片14とストッパ溝27との係合が解除され、基部材11及び蓋部材20が布地200から外れるようになっている。このように、ある程度の力が加わったときに飾り100が容易に外れるようになっているため、例えばリボンやレースなどの飾り100を取り付けた場合でも安全な飾り用具10となっている。また、飾り用具10が引っ掛かった場合でも、飾り用具10が布地200から外れるため、布地200を無理に引っ張ることがなく、布地200を傷めることを防止できる。
また、蓋部材20の表面には、雌スナップボタン24が設けられているため、この雌スナップボタン24と嵌合する雄スナップボタン101を取り付けた飾り100であれば、どのような種類の飾り100であっても付け外しすることができる。また、これらの飾り100を他の布地(衣類等)に取り付けることもできる。
また、取付装置30を使用して基部材11と蓋部材20とを結合させることができるので、例えば幼児等であっても、楽しく簡単に飾り用具10を衣類等の布地200に取り付けることができる。
なお、上記した実施形態においては、蓋部材20の表面に雌スナップボタン24を設け、飾り100に雄スナップボタン101を取り付けることとしたが、これに限らない。すなわち、蓋部材20の表面に雄スナップボタンを設け、飾り100に雌スナップボタンを取り付けることとしてもよい。
また、上記した実施形態においては、飾りを取り付けるための飾り取付部としてスナップボタンを用いたが、これに限らない。例えば、飾り取付部として面ファスナーを用いることとし、飾りにも面ファスナーを取り付けることで、両者を接着可能としてもよい。また、蓋部材20に外嵌可能な凹部を有する飾りを用意し、蓋部材20に凹部を嵌合させることで飾りを取り付けることとしてもよい。
また、上記した実施形態においては、飾り用具10自体に飾りを設ける形態とはせず、別途用意した飾り100をスナップボタンにて飾り用具10に取り付けることとしたが、これに限らず、飾り用具10自体に飾りを設けるようにしてもよい。
10 飾り用具
11 基部材
12 ベース部
13 係合突起
14 係合片
15 嵌合溝
20 蓋部材
21 係合孔
22 蓋部
23 開口
24 雌スナップボタン
25 筒部
26 内周壁
27 ストッパ溝
28 被保持部
29 底部
30 取付装置
30a 基端側
30b 先端側
30c 回動軸
31 ベース台
32 ハンドル支持部
32a 軸孔
33 載置台
34 凹陥部
35 嵌合突起
36 底板部
36a 基端突起(取り外し手段)
37 ハンドル部
37a 軸孔
38 アーム
39 保持部
40 係止爪
41 操作部
42 操作歯車
43 付勢部材
44 ギア
100 飾り
101 雄スナップボタン
200 布地
D 係合孔の深さ
T 係合片の厚み

Claims (7)

  1. 衣類等の布地を表裏から挟み込んで取り付けられる飾り用具であって、
    一方面側から布地を押し上げるための係合突起を有する基部材と、
    布地の他方面側に設けられ、前記係合突起と係合させるための係合孔を有する蓋部材と、
    を備え、
    前記係合突起の先端には、扁平な係合片が設けられ、
    前記係合孔の内周壁には、前記係合片と係合可能なストッパ溝が形成され、
    前記係合突起を前記係合孔に挿入したのちに、前記基部材と前記蓋部材とを相対回転させることで、前記係合片が前記ストッパ溝に係合し、
    前記基部材及び前記蓋部材は、前記係合片と前記ストッパ溝との係合を解除することができる程度に、互いに傾動可能に布地を挟み込むことを特徴とする、飾り用具。
  2. 前記基部材又は前記蓋部材の少なくともいずれかの表面に、飾りを取り付けるための飾り取付部を設けたことを特徴とする、請求項1記載の飾り用具。
  3. 前記飾り取付部は、雄又は雌のスナップボタンであることを特徴とする、請求項2記載の飾り用具。
  4. 前記基部材及び前記蓋部材は、互いに90度相対回転させることで前記係合片が前記ストッパ溝に係合することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の飾り用具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の飾り用具を布地に取り付けるための取付装置であって、
    基端側が互いに回動可能に枢着させられたベース台およびハンドル部を備え、
    前記ベース台の先端には、前記基部材を載置するための載置台が設けられ、
    前記ハンドル部の先端には、前記蓋部材の側部を保持するための保持部が設けられ、
    前記保持部は、前記ハンドル部に設けられた操作部を操作したときに回動可能に形成され、
    前記載置台に載置された前記基部材と前記保持部に保持された前記蓋部材とで布地を挟み込み、更に前記操作部を操作して前記保持部が保持する前記蓋部材を回転させ、前記係合片と前記ストッパ溝とを係合させることを特徴とする、飾り用具の取付装置。
  6. 前記基部材又は前記保持部を回転させて布地に取り付けた前記飾り用具を取り外すための取り外し手段を備えていることを特徴とする、請求項5記載の飾り用具の取付装置。
  7. 前記操作部を操作したときに、前記保持部が保持する前記蓋部材が90度回転することを特徴とする、請求項5又は6記載の飾り用具の取付装置。
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