JP3164098B2 - 時間計測装置及び計測時間記憶方法 - Google Patents

時間計測装置及び計測時間記憶方法

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JP3164098B2
JP3164098B2 JP05500299A JP5500299A JP3164098B2 JP 3164098 B2 JP3164098 B2 JP 3164098B2 JP 05500299 A JP05500299 A JP 05500299A JP 5500299 A JP5500299 A JP 5500299A JP 3164098 B2 JP3164098 B2 JP 3164098B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、計測開始から計
測終了迄の時間を計測する時間計測装置及び計測時間記
憶方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ストップウォッチ装置において
は、時間計測動作のスタートからストップまでの間に取
り込んだラップ、スプリットを含めた計測時間を夫々メ
モリに順次記録するようにしたメモリ付きストップウォ
ッチ装置が知られている。そして、この種のものは1回
分の計測時間情報を記憶することを前提としたもので、
次回の計測開始は、今回の計測時間情報が記録されてい
るメモリの内容を全てクリアしたのちに行っている。と
ころで、陸上、水泳などのように時間の優劣を激しく競
うスポーツにおいて、その練習者にとっては以前の記録
時間と今回の記録時間との対比は最も知りたい情報の1
つである。そこで、複数回分の計測時間情報をメモリに
順次記録保持させておき、必要に応じて計測時間情報を
切換表示させることも考えられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】複数回の計測で得られ
た計測時間情報を切り換え表示させるようにした場合、
表示されている計測時間情報がいつ記録したものである
かを知ることはできず、その結果、誤認混同のおそれが
あり、実用的でない。この発明は、上述した問題に鑑み
てなされたもので、複数回の計測で得られた計測時間情
報を記録保持させ、その計測時間情報を確認する場合
に、いつ記録した計測時間情報であるかを正確かつ容易
に認識可能となる時間計測装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る時間計測装置は、当日の日付情報が記憶される日付情
報記憶手段と、計測開始から計測終了迄の間、時間計測
を行い計測時間情報を得る時間計測手段と、前記時間計
測手段の時間計測中に前記計測時間情報を表示させる第
1の表示制御手段と、複数の日付情報及びこの複数の日
付情報に対応して複数の時間情報が記憶可能な記憶手段
と、前記時間計測手段で1回の計測で得られた複数の
測時間情報を、前記日付情報記憶手段に記憶されている
当日の日付情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶制
御手段と、この記憶制御手段により前記記憶手段に前記
複数の計測時間情報および日付情報が記憶された後で、
記憶された日付情報を読み出して表示させる第2の表示
制御手段と、この第2の表示制御手段で表示されている
日付情報に対応して記憶されている複数の計測時間情報
を計時順に読み出して順次切替表示させる第3の表示制
御手段と、を備えたことを特徴とする。 【0005】本発明の請求項2に係わる計測時間記憶方
法は、当日の日付情報を得るステップと、計時開始から
計測終了迄の間、時間計測を行い計測時間情報を得るス
テップと、この計測時間情報を得るステップによる時間
計測中に、前記計測時間情報を表示させるステップと、
前記時間情報を得るステップで1回の計測で得られた複
数の計測時間情報を前記日付情報を得るステップで得ら
れた当日の日付情報に対応して、複数の日付情報及びこ
の日付情報に対応して複数の計測時間情報が記憶可能な
記憶手段に、記憶させるステップと、この記憶させるス
テップの終了後、記憶された前記日付情報を読み出して
に表示させるステップと、この日付情報を読み出して表
示させるステップで表示された日付情報に対応して記憶
されている複数の計測時間情報を計時順に読み出して順
切替表示させるステップと、を含むことを特徴とす
る。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す実施
形態に基づいて具体的に説明する。なお、本実施形態は
ストップウォッチ付電子腕時計に適用したもので、ジョ
ギングに使用した場合を例に挙げて説明する。 【0007】構 成 図1はこの電子腕時計の外観図である。図中1は時計ケ
ースの前面部に設けられた液晶表示パネルである。また
時計ケースの前面部、右側部、左側部には夫々2つずつ
合計6個の押ボタン式スイッチS1〜S6が設けられて
いる。ここで、スイッチS1は基本時計モード、ストッ
プウォッチモード、他の機能モードに切換える基本モー
ド切換スイッチ、また、スイッチS2〜S6はストップ
ウォッチモードにおいても各種の機能スイッチとして使
用されるスイッチである。 【0008】液晶表示パネル1は図2に示す如く構成さ
れている。液晶表示パネル1はセグメント型パネルで、
その表示画面を大別すると、図中破線で区分したよう
に、上段表示部2、中段表示部3、下段表示部4を有す
る構成となっている。ここで、上段表示部2は6桁、中
段表示部3は4桁、下段表示部4は8桁構成で、上段表
示部2、中段表示部3は数字あるいはアルファベット文
字、下段表示部4は数字を表示するようになっている。
そして、上段表示部2にはその左端部にアラームのオン
マーク表示体2−1、プラス/マイナス表示体2−2が
設けられている。このプラス/マイナス表示体2−2は
後で詳述するが、計測されたラップタイムと予め設定さ
れている目標値との時間差がプラスであったか、マイナ
スであったかを指示表示するものである。また中段表示
部3にはその左端部に上段表示部2に表示されている計
測データがラップタイムであることを示すラップ表示体
3−1、計測動作のストップ状態を示すストップ表示体
3−2、下段表示部4に表示されている計測データがス
プリットタイムであることを示すスプリット表示体3−
3が設けられている。また、下段表示部4には計測デー
タを記録することができる記録モード状態を示す記録モ
ード表示体4−1の他、午後、24時間制等を表示する
表示体が設けられている。 【0009】図3はこの電子腕時計の基本的なブロック
回路図で、この電子腕時計はマイクロプログラム制御方
式にしたがって動作するようになっている。発振回路1
1から常時出力される例えば32KHzの基準クロック
信号は、第1の分周回路12で512Hzまで分周さ
れ、第2の分周回路13に与えられる。この第2の分周
回路13はキャリー有り信号aを出力しオペレーション
デコーダ15に与え、これによって基本時計の時刻情報
を得る為に1/16秒毎に1回ずつの計時処理、また、
ストップウォッチ動作中は1/100秒毎に1回ずつの
計時処理を実行させる。また、第1の分周回路12で5
12Hzの信号はタイミングジェネレータ14に与えら
れる。タイミングジェネレータ14は各種の回路へタイ
ミング信号を出力するもので、オペレーションデコーダ
15、入力部16、ROM(リードオンリメモリ)1
7、アドレス部18等に与える。オペレーションデコー
ダ15は第2の分周回路13からキャリー有り信号a、
また入力部16からキー有り信号bが入力されるとHA
LT解除信号cを出力してタイミングジェネレータ4に
与える。尚、図示してないが計時処理及びキー入力処理
が終了すると、オペレーションデコーダ15からタイミ
ングジェネレータ14へ動作停止信号が出力される。入
力部16は、後述するが、操作スイッチに対応して出力
されスイッチ入力信号は、マルチプレクサ19に与えら
れ、また何れかのスイッチが操作されることによってキ
ー有り信号bが出力されてオペレーションデコーダ15
に与えられ、これによってROM17の操作スイッチに
対応するスイッチ処理プログラムがアドレス指定されて
スイッチ処理が実行される。 【0010】ROM17はこの電子腕時計の全ての動作
を制御するマイクロプログラムを記憶し、マイクロ命令
ADDR、DO、NA、OPを並列的に出力する。マイ
クロ命令ADDRはRAM(ランダムアクセスメモリ)
20にアドレスデータと入力され、また表示部21にも
入力される。また、マイクロ命令DOは数値コードとし
てマルチプレクサ19に入力される。マルチプレクサ1
9には入力部16からのデータ、第2の分周回路13の
内容およびRAM20の出力データも入力されており、
各種の処理タイミングで演算数と被演算数を切換出力
し、演算部22、テンポラリーレジスタ23に与えられ
る。この場合、テンポラリーレジスタ23に保持された
データはマルチプレクサ19の出力データに同期して演
算部22に与えられる。また、マイクロ命令NAはアド
レス部18に次の処理に必要な各種マイクロ命令を読み
出す為のネクストアドレスデータとして入力され、アド
レス部18の出力はROM17に与えられる。更に、マ
イクロ命令OPはオペレーションデコーダ15に入力さ
れるデータである。 【0011】演算部22はスイッチ処理、計時処理等を
実行するもので、その結果データはアドレス部18およ
びRAM20に入力される。ここで、アドレス部18は
演算部22でのジャッジ演算の実行によってROM17
のアドレスを変換する。また、RAM20に読み込まれ
たデータは各処理タイミングによって読み出され、マル
チプレクサ19に入力される他、表示部21に入力され
る。 【0012】オペレーションデコーダ15はマイクロ命
令OPを解読して各種の制御信号を出力し、入力部1
6、アドレス部18、マルチプレクサ19、演算部2
2、テンポラリーレジスタ23等に与える。なお、図示
されていないがこの電子時計にはアラーム発生用のブザ
ー駆動回路が設けられている。 【0013】次に、図4を参照してRAM20の構成に
ついて説明する。RAM20は現在時刻や計測時間等を
記憶するもので、時計レジスタY0には現在時刻および
日付データが記憶される。また、計測レジスタY1には
今回計測されたストップウォッチの計測時間が記憶され
る。そして、このRAM20には30本のデータメモリ
0〜X29が設けられている。このデータメモリX0〜X
29は計測された順序にしたがって計測データが順次記憶
されるもので、各計測データは日付データに対応して記
憶される。即ち、第4図のメモリマップではデータメモ
リX0に日付「85年5月17日」に対応して計測時間
「19分28秒36」が記憶されている。この場合、日
付データと計測データとの間に記憶されているコード
「0」は、この計測データがスタートからストップまで
の計測時間であることを示す識別コードである。また、
計測データの右側に記憶されているデータ「1」はその
日の計測回数を示すデータである。同様に、データメモ
リX1には日付データ「85年5月18日」と共に計測
データ「20分13秒02」が記憶される他、この計測
データがスタートからストップまでの計測時間であるこ
とを示す識別コード「0」およびその日の計測回数デー
タ「1」が記憶される。そして、この場合、ラップタイ
ムを3回計測したものとすると、各ラップタイムが順次
データメモリX2〜X4に記憶されると共に、ラップタイ
ム計測回数を示すデータ「1」、「2」、「3」が対応
するメモリに記憶される。また、このRAM20には予
め設定されるラップタイムの目標値が記憶される目標値
設定メモリPSが設けられている。この目標値設定メモ
リPSは複数の目標値を記憶可能なもので、各目標値に
対応してアラームオン/オフを示すフラグ「1」、
「0」が設定されている。なお、アラームオン/オフフ
ラグは計測されたラップタイムが目標値に達したときに
アラームを発生させるか否かを指定するものである。 【0014】また、RAM20には各種のモードレジス
タM、L、N、O、P、Q、R、S、T、U、V、Wが
設けられている。ここで、各モードレジスタの機能につ
いて説明する。 【0015】モードレジスタM モードレジスタMは基本モードを指定するモードレジス
タで、その内容がM=0のときには基本時計モード、M
=1のときにはストップウォッチモード、M=2のとき
には他の機能モードを指定する。 【0016】モードレジスタL このモードレジスタLの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチモードにおいてストップウォッチの計測動作
が開始される前のリセット状態(クリア状態)を示すリ
セットモードを指定する。 【0017】モードレジスタN このモードレジスタNの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチモードにおいてRAM20のデータメモリX
0〜X29に記録されている全ての計測データを順次読み
出して表示させる全データリコールモードを指定する。 【0018】モードレジスタO このモードレジスタOの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチモードにおいて計測動作中にRAM20の目
標値設定メモリPSに設定されている目標タイムを表示
させる目標タイム表示モードを指定する。 【0019】モードレジスタP このモードレジスタPの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチモードにおいてRAM20に記録されている
今回の計測データを順次読み出して表示させる今回デー
タリコールモードを指定する。 【0020】モードレジスタQ このモードレジスタQの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチモードにおいてRAM20の目標値設定メモ
リPSにラップタイムの目標値を予め設定する目標値設
定モードを指定する。 【0021】モードレジスタR このモードレジスタRの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチモードにおいてラップ計測を行なわせるラッ
プ表示モードを指定する。 【0022】モードレジスタS このモードレジスタSの内容が「1」のときにはラップ
表示モードにおいて計測動作中にそのラップタイムが表
示されるラップ計測モードを指定する。 【0023】モードレジスタT このモードレジスタTの内容が「1」のときにはラップ
表示モードにおいてラップ計測動作を停止させるラップ
停止モードを指定する。 【0024】モードレジスタU このモードレジスタUの内容が「1」のときにはラップ
停止モード時に得られたラップタイムと予め設定されて
いる目標タイムとの時間差を求めて表示させる時間差表
示モードを指定する。 【0025】モードレジスタV このモードレジスタVの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチのリセットモードにおいて、ストップウォッ
チの計測動作中にその計測時間が表示されるストップウ
ォッチ計測モードを指定する。 【0026】モードレジスタW このモードレジスタWの内容が「1」のときにはストッ
プウォッチ計測モードにおいてその計測動作を停止させ
るストップウォッチ停止モードを指定する。上記RAM
20には、上述した各レジスタ以外に、上記データメモ
リX0〜X29のうちの一つをアドレス指定するアドレス
データが記憶されるデータメモリX0〜X29のポインタ
n、RAM20の空エリアのアドレスデータが記憶さ
れる空アドレスレジスタZ0、今回の計測を開始した最
初の計測データが記憶されているアドレスデータが記憶
される今回開始アドレスレジスタA0、各種の表示モー
ドを指定するモードカウンタB、オートリターン機能に
用いられる5秒カウンタC0が設けられている。 【0027】全体動作の概要 図5はこの電子時計の全体動作の概要を示すジェネラル
フローチャートである。電源投入に伴ってステップT1
では計時タイミングまたはキー入力の要求があるまで待
機状態(HALT状態)となる。いま、計時タイミング
になると、ステップT2に進み、計時処理が実行された
のち、ストップウォッチ処理(ステップT3)が実行さ
れる。また、入力部16から操作キーに対応するキーコ
ードが出力されると、それに応じたキープログラムが指
定され(ステップT4)、キー処理が行なわれる(ステ
ップT5)。 【0028】ストップウォッチ処理 図6は図5で示したストップウォッチ処理の具体的内容
を示したフローチャートである。先ず、このフローに入
ると、ステップT11では100Hzのキャリー有無が
調べられ、その結果、キャリー無しが検出された場合に
はステップT27(表示処理)にジャンプするが、キャ
リー有りが検出された場合にはモードレジスタV、S、
Oの内容が調べられる。即ち、いまストップウォッチ計
測モード(V=1)、ラップ計測モード(S=1)、目
標タイム表示モード(O=1)の何れのモードにセット
されているか否かが調べられる。ここで、上述したいず
れかのモードにセットされていれば、ステップT15に
進み、時間計測処理が実行され、計測レシスタY1の内
容に1/100秒の時間データがたし込まれ、ストップ
ウォッチの計測時間が更新される。なお、上述した3つ
のモードのいずれでもない場合には計測処理(ステップ
T15)、後述する放音処理(ステップT17)は実行
されない。 【0029】このような時間計測処理が終ると、次のス
テップT16に進み、ストップウォッチの秒キャリー有
無が調べられる(ステップT16)。この処理は計測時
間が1秒経過する毎に、予め設定されている目標値と計
測時間との比較を行ってそれらが一致したときにアラー
ム音を発生させる放音処理(ステップT17)を実行さ
せる為のものである。この場合、アラーム音の発生は、
予め目標値設定メモリPSに設定されている目標タイム
に対応するアラームオン/オフデータにしたがって規制
される。 【0030】そして、次のステップT18では時計レジ
スタY0の秒キャリー有無が調べられる。ここで、秒キ
ャリーが無ければステップT27(表示処理)にジャン
プするが、秒キャリーが検出されると、モードレジスタ
SおよびTの内容が調べられる(ステップT19、T2
0)。即ち、いま、ラップ計測モード(S=1)、ラッ
プ停止モード(T=1)のいずれにセットされているか
否かが調べられる。ここで、ラップ計測モードであれ
ば、オートリターン機能を作動させる為に5秒カウンタ
0の値が+され(ステップT21)、その結果、5秒
カウンタC0の値が「5」になったことがステップT2
2で検出されると、モードの変更が行なわれる(ステッ
プT23)。即ち、ラップ計測モードで5秒カウンタC
0により5秒経過が検出されると、ラップ計測モードが
解除されてストップウォッチ計測モードへ自動的に切換
えられる。また、ラップ停止モードであることがステッ
プT20で検出された場合には上述と同様オートリター
ン機能を作動させる為に5秒カウンタC0の値が+1さ
れ(ステップT24)、その結果、5秒カウンタC0
値が「5」になったことがステップT25で検出される
と、モードの変更が行なわれる(ステップT26)。即
ち、ラップ停止モードで5秒カウンタC0により5秒経
過が検出されると、ラップ停止モードが解除されてスト
ップウォッチ停止モードへ自動的に切換えられる。な
お、ステップT19、T20でラップ計測モードおよび
ラップ停止モードでないことが検出された場合、あるい
はステップT23、T26でモードの自動切換が行なわ
れた場合には夫々ステップT27(表示処理)が実行さ
れる。この表示処理実行後、このストップウォッチ処理
が終了し、このフローから抜ける。 【0031】ストップウォッチ動作に伴うキー処理およ
び表示処理 次に、スイッチS1〜S5の操作に伴う動作を図7〜図
10に示すフローチャートおよび図11〜図13に示す
表示状態を参照して説明する。ここで、図7はスイッチ
S2、図8はスイッチS3、図9はスイッチS4、図1
0はスイッチS5の操作によって実行されるフローチャ
ートである。また、図11は各スイッチ操作に応じて変
遷する全体の表示状態を示している。また図12は全デ
ータリコールモード、図13は今回データリコールモー
ドでの表示状態を示している。 【0032】<スイッチS1の処理>スイッチS1は基
本モードを切換指定するもので、このスイッチS1が操
作される毎に、モードレジスタMの値が「0」、
「1」、「2」、「0」……の如く変化する。ここで、
M=0のときには基本時計モード、M=1のときにはス
トップウォッチモード、M=2のときには他の機能モー
ドに対応し、スイッチS1が操作される毎にこれらのモ
ードが順次サイクリックに切換わる。図11はこの場合
の表示状態を示し、基本時計モード(M=0)において
上段表示部2には曜日および年、中段表示部3には月
日、下段表示部4には時分秒が表示される。この基本時
計モードにおいてスイッチS1を1回操作するとモード
レジスタMの値は「1」となり、ストップウォッチモー
ドに切換わる。そして、このストップウォッチモードに
おいてスイッチS1を操作すると、このストップウォッ
チモードが解除されて他の機能モード(M=2)に切換
わる。 【0033】<スイッチS2およびスイッチS6の処理
>ストップウォッチモードにおいてスイッチS2が操作
される毎に図7に示すフローが実行開始され、ステップ
T31〜T35ではモードレジスタL、V、W、S、T
の内容に基づいてモードの判別が行なわれる。この場
合、リセットモード(L=1)、ストップウォッチ計測
モード(V=1)、ストップウォッチ停止モード(W=
1)、ラップ計測モード(S=1)、ラップ停止モード
(T=1)のうち何れかのモードにセットされている場
合に限ってスイッチS2操作が有効となる。 【0034】リセットモード いま、リセットモード(L=1)にセットされているも
のとすると、図11L=1に示す如く、中段にはデータ
メモリX0〜X29の残り本数例えば「30」本が表示さ
れ、また上段および下段の全桁にはゼロが表示されてい
る。このメモリの残り本数表示によって記録可能な計測
データ数を確認することができる。 【0035】リセットモードと目標値設定モードとの間
の切換 上記リセットモードにおいてスイッチS6が操作される
と、目標値設定モード(Q=1)となる。この設定モー
ドはストップウォッチの計測動作を開始する前に、目標
とすべきラップタイムを予め設定するもので、図4に示
す如く、目標値設定メモリPSには目標タイム、例えば
「1分00秒」、「2分00秒」、「3分00秒」を設
定しておく。この場合、各目標タイムになった際にアラ
ーム音を発生させるか否かを示すフラグの設定も行う。
このようにして目標タイムの設定が終ったら再びスイッ
チS6を操作する。これによってこの設定モードが解除
されて元のリセットモードに戻る。したがって、ストッ
プウォッチのリセットモードにおいてスイッチS6は目
標値設定モードのセット/解除キーとして機能するよう
になる(図11参照)。 【0036】リセットモードからストップウォッチ計測
モードへの切換 一方、リセットモードにおいてスイッチS2が操作され
ると、ステップT31でそのことが検出されてステップ
T36に進み、モードの変更が行なわれる。即ち、リセ
ットモードが解除されてストップウォッチの計測モード
(V=1)に切換わる。そして、次のステップT37で
は時計レジスタY0に記憶されている現在の日付データ
が読み出されてRAM20に記録される。この場合、空
アドレスレジスタZ0の内容が今回開始アドレスレジス
タA0に転送されると共にこの今回開始アドレスレジス
タA0の内容で指定されるデータメモリ、最初はデータ
メモリX0に日付データが書き込まれる。したがって、
リセットモードでスイッチS2が操作されると、ストッ
プウォッチ計測モードとなって計測動作が開始されると
同時に現在の日付データがRAM20の空エリアに記録
されることになる。なお、日付データの書き込みと共
に、当該空エリアにはその日付データに対応して記録さ
れる計測時間がスタートからストップまでの計測タイム
(フィニッシュタイム)であることを示す識別コード
「0」が付加される。このようにしてストップウォッチ
の計測モードにセットされると、図11V=1に示す如
く、上段および下段には夫々スタートからの計測時間、
例えば「56秒99」が夫々デジタル表示されると共
に、中段にはデータメモリの使用本数、例えば「01」
がデジタル表示される。 【0037】ストップウォッチ計測モードとストップウ
ォッチ停止モードとの間の切換 上記ストップウォッチ計測モードにおいてスイッチS2
が操作されると、ステップT38に進み、計測モードが
解除されると共にストップウォッチ停止モードに切換わ
る。そして、次のステップT39に進み、スイッチS2
操作時点の計測時間(フィニッシュタイム)が今回開始
アドレスレジスタA0の内容で指定されるデータメモリ
に記憶されると共に、空アドレスレジスタZ0の内容が
+1される。したがって、ストップウォッチ計測モード
においてスイッチS2が操作されると、ストップウォッ
チ停止モードとなって計測動作が停止されると共に、そ
の停止時点の計測時間がフィニッシュタイムとして記録
される。しかして、ストップウォッチ停止モードにセッ
トされると、図11W=1に示す如く、上段には最新の
ラップタイム、例えば「1分12秒04」、中段にはデ
ータメモリの使用本数「02」と共にストップマーク表
示体が点灯され、このストップマークの点灯で下段にデ
ジタル表示されている計測時間がフィニッシュタイムで
あることが明示される。このストップウォッチ停止モー
ドにおいて、スイッチS2が操作されると、ステップT
33でそのことが検出されてステップT40に進み、モ
ードの変更が行なわれる。即ち、ストップウォッチ停止
モードが解除されてストップウォッチ計測モードに切換
わり、再び計測動作が開始される。この場合、計測時間
は前のフィニッシュタイムに今回の計測タイムが積算さ
れたものとなる。 【0038】なお、今回の計測動作開始に当って前回計
測されたデータはクリアされることなくそのまま保持さ
れ、今回得られたフィニッシュタイムはデータメモリの
次の空エリアに日付データに対応して記録される。した
がって、本実施例では30本のデータメモリX0〜X29
に対応して最大30個の計測データが記録可能である。
もちろん1回の計測で30本のデータメモリを必要とす
る場合には、各メモリの内容はクリアされる。 【0039】ラップ表示モード(ラップ計測モードとラ
ップ停止モード)との間の切換 また、スイッチS2はラップ表示モード(R=1)にお
いても有効キーとして機能し、この場合、ラップ計測モ
ード(S=1)において、スイッチS2が操作される
と、ステップT34でそのことが検出されてステップT
41に進み、後述するモードの変更等が行なわれてラッ
プ停止モードとなる。また、ラップ停止モード(T=
1)においてスイッチS2が操作されると、ステップT
35でそのことが検出されてステップT42に進み、後
述するモードの変更等が行なわれてラップ計測モードと
なる。 【0040】<スイッチS3およびスイッチS2の処理
>スイッチS3が操作される毎に、図8のフローが実行
開始され、ステップT51〜T53ではモードレジスタ
V、S、Wの内容に基づいてモードの判別が行なわれ
る。この場合、ストップウォッチ計測モード(V=
1)、ラップ計測モード(S=1)、ストップウォッチ
停止モード(W=1)のうち何れかのモードにセットさ
れている場合に限ってスイッチS3操作が有効となる。 【0041】ストップウォッチ計測モードからラップ表
示モードへの切換 いま、ストップウォッチ計測モード(V=1)において
スイッチS3が操作されると、ステップT51でそのこ
とが検出されてステップT54に進み、モードの変更が
行なわれ、この計測モードからラップ表示モード(R=
1)でのラップ計測モード(S=1)に切換わる。そし
て、スイッチS3操作時点の計測時間がラップタイムと
してRAM20のデータメモリに記録されると共に、空
アドレスレジスタZ0の値が+1される(ステップT5
5)。このようにストップウォッチの計測モードでスイ
ッチS3が操作されると、ラップ計測モードとなり、こ
のときのラップタイムが記録される。この場合、図4に
示すように、ラップタイムはその回数データと共にRA
M20のデータメモリに順次書き込まれる。図11S=
1はこのときの表示状態を示し、上段表示部2には計測
されたラップタイムが表示される。このラップ計測モー
ドにおいて5秒経過すると、上述した如く、図6のステ
ップT22で5秒経過が検出されてラップ計測モードが
解除され、元のストップウォッチ計測モードへ自動的に
切換えられる。しかして、ラップ計測モードに切換えて
から5秒経過する前に、スイッチS3が再び操作される
と、ステップT52でそのことが検出されてステップT
55に進み、そのときのラップタイムがRAM20に記
憶される。 【0042】したがって、スイッチS3が操作される毎
にそのときのラップタイムが求められて記録されてゆ
く。例えば、図4に示す如く、データメモリX2には1
回目のラップタイム(1分1秒32)、データメモリX
3には2回目のラップタイム(1分1秒45)、データ
メモリX4には3回目のラップタイム(58秒97)が
記録されると共に、その回数データが対応して記録され
る。この場合、日付データはフィニッシュタイムに対応
して記録されるので、各ラップタイムに対応して記録さ
れることはない。 【0043】一方、ラップ計測モードでスイッチS2が
操作されると、上述した図7のステップT34でそのこ
とが検出されてステップT41に進み、ラップ計測モー
ドからラップ停止モードへ切換えられると共に、5秒カ
ウンタC0がクリアスタートされる。図11T=1はラ
ップ停止モードでの表示状態を示している。このラップ
停止モードに切換えられてから5秒経過すると、上述し
た図6のステップT25でそのことが検出されてラップ
停止モードからストップウォッチ停止モードへ自動的に
切換えられる。 【0044】ストップウォッチ停止モードからリセット
モードへの切換 しかして、ストップウォッチ停止モードにおいて、スイ
ッチS3が操作されると、ステップT53でそのことが
検出されてストップウォッチ停止モードからリセットモ
ードへ切換えられる(ステップT56)。そして、今回
開始アドレスレジスタA0の内容がクリアされると共に
計測レジスタY1の内容がクリアされる(ステップT5
7)。 【0045】<スイッチS4の処理>スイッチS4が操
作される毎に図9のフローが実行開始され、ステップT
61〜T64ではモードレジスタL、N、W、、Pに基
づいてモードの判別が行なわれる。この場合、リセット
モード(L=1)、全データリコールモード(N=
1)、ストップウォッチ停止モード(W=1)、今回デ
ータリコールモード(P=1)のうち何れかのモードに
セットされている場合に限ってスイッチS4操作が有効
となる。 【0046】リセットモードと全データリコールモード
との間の切換 いま、リセットモードにおいてスイッチS4が操作され
たものとすると、ステップT65に進み、モードの変更
が行なわれ、リセットモードから全データリコールモー
ド(N=1)へ切換えられる。したがって、全データリ
コールモードにセットするには、ストップウォッチのリ
セットモードでスイッチS4を1回操作すればよい。こ
のように全データリコールモードへ切換えられると、次
のステップT66でポインタXnの内容がクリアされ、
データメモリX0〜X29のうちの最初のデータメモリで
あるデータメモリX0がアドレス指定される。次に、こ
のアドレス指定されたデータメモリX0内にデータが記
憶されているかが調べられる(ステップT67)。い
ま、図4に示すようにデータメモリX0には日付データ
に対応して計測データが記憶されているので、次のステ
ップT68に進み、その内容が表示される。この場合、
データメモリX0内のデータのうち最初は日付データの
みが表示される。即ち、図12に示す如く、ストップウ
ォッチのクリアモードからスイッチS4を1回操作する
と、日付データ(85年5月17日、金曜日)が表示さ
れる。この場合、図12に示す如く、その日の1回目の
計測データであることを示す為の「RO1」が中段に表
示される。この状態においてスイッチS4が操作される
と、この2回目のスイッチS4操作ではステップT62
からステップT69Aに進み、日付け表示中のスイッチ
S4の操作であるか否かが判断される。2回目の操作は
日付データ(85年5月17日、金曜日)の表示中の操
作なのでステップT69Bに進み、データメモリX0
日付以外の記憶データの表示の為の処理を行ない、ステ
ップT67を介してステップT68でそのデータを表示
する。従って、この場合には図12に示す如く、フィニ
ッシュタイム(19分28秒36)が下段に表示される
と共に、中段にはフィニッシュタイムであることを明示
するストップマーク表示体が点灯されると共に1回目の
計測データであることを示す計測回数「1」が表示され
る。以下、同様にスイッチS4を順次操作してゆくと、
3回目のスイッチ操作では、その操作がなされた時にフ
ィニッシュタイムが表示されていて日付データの表示で
はないので、ポインタXnの値が+1され、次のデータ
メモリX1がアドレス指定される。したがって、3回目
の操作では日付データ(85年5月18日、土曜日)が
表示されると共にその日の1回目の計測データであるこ
とを示す「RO1」が表示される。次で、4回目の操作
ではその日のフィニッシュタイム(20分13秒02)
が表示される。この場合、図4に示すようにその日はフ
ィニッシュタイムの他に3つのラップタイムを取ったも
のとすると、5回目の操作ではフィニッシュタイムが上
段に表示される他、1回目のラップタイム(1分01秒
32)が下段に表示される。同様に、6回目、7回目の
操作で2回目、3回目のラップタイムが順次表示され
る。しかして、8回目の操作では次の日の日付データと
その日の計測回数を示す「RO2」が中段表示される。 【0047】このようにしてRAM20内の計測データ
が日付データに関連して順次表示されてゆき、そして、
最後の計測データが表示されたのちスイッチS4が操作
されると、空エリアが検出される(ステップT67)。
この空エリア検出に伴ってステップT70〜T72では
モードカウンタBの値が調べられる。最初はモードカウ
ンタBの値は「0」であるから、次のステップT73で
モードカウンタBの値が+1されたのちベストフィニッ
シュタイムが求められ、その結果が表示される(ステッ
プT74)。即ち、RAM20に記録されている全ての
フィニッシュタイムを比較検討してその中から過去の最
高タイムを検索し、これをベストタイムとして表示させ
る。この場合、図12に示す如く、上段に「FINIS
H」、中段に「BEST」、下段に求められたベストフ
ィニッシュタイム(19分28秒36)が表示される。
そして、更にスイッチS4を1回操作する。いまモード
カウンタBの値が「1」であるからステップT71でそ
のことが検出されてステップT75に進み、モードカウ
ンタBの値が+1される。そして、ワーストフィニッシ
ュタイムが求められて表示される(ステップT76)。
即ち、全てのフィニッシュタイムを比較検討してその中
から過去の最低のタイムを検索し、これをワーストフィ
ニッシュタイムとして表示させる。この場合、図12に
示す如く、上段に「FINISH」、中段に「WOR
S」、下段にワーストフィニッシュタイム(22分19
秒63)が表示される。更にスイッチS4を1回操作す
る。いまモードカウンタBの値は「2」であるからステ
ップT72でそのことが検出され、モードカウンタBの
値が+1される(ステップT77)。そして、平均フィ
ニッシュタイムが算出表示される(ステップT78)。
即ち、全てのフィニッシュタイムを加算してその値を計
測回数で割ることによって過去の平均フィニッシュタイ
ムが求められて表示される。この場合、図12に示す如
く、上段に「FINISH」、中段に「AVEr」、下
段に平均フィニッシュタイム(20分18秒15)が表
示される。 【0048】上述の如くデータメモリに記録されている
全ての計測データが表示されたのちにスイッチS4が操
作されると、ベストフィニッシュタイム、ワーストフィ
ニッシュタイム、平均フィニッシュタイムがスイッチS
4が操作される毎に順次切換表示される。したがって全
データリコールモードではベストフィニッシュタイム、
ワーストフィニッシュタイム、平均フィニッシュタイム
が求められて表示されるので、容易かつ正確にこれらの
情報を知ることができる。そして、平均フィニッシュタ
イムが表示されている状態において更にスイッチS4が
1回操作されると、ステップT79に進み、モードの変
更が行なわれる。即ち、モードカウンタBの内容がクリ
アされる他、全データリコールモードからリセットモー
ドへ戻る。 【0049】ストップウォッチ停止モードと今回データ
リコールモードとの間の切換 ストップウォッチ停止モードでスイッチS4を1回操作
すると、ステップT63でそのことが検出されてステッ
プT80に進み、ストップウォッチ停止モードから今回
データリコールモード(P=1)に切換わる。次で、今
回開始アドレスレジスタA0の値がポインタXnに転送さ
れる(ステップT81)。そして、ポインタXnの値で
アドレス指定されるデータメモリの内容が読み出されて
表示される(ステップT82)。図13はこの場合の表
示例で、1回目の操作で今回の日付データが表示された
のちは、2回目の操作で今回のフィニッシュタイム、3
回目以降の操作でラップタイムが順次表示される。即
ち、スイッチS4の1回目の操作で今回データリコール
モードにセットされるので、2回目以降の操作ではステ
ップT64からステップT83に進み、上述したステッ
プT69A乃至T69Cと同様の処理がなされ、日付デ
ータの表示でない時のみポインタXnの値が+1され、
そしてこのポインタの値で指定されるデータメモリに計
測データが記憶されているかが調べられる(ステップT
84)。ここで、計測データが記憶されていれば、ステ
ップT82に進み、その内容が表示されるので、スイッ
チS4が操作される毎に今回の計測データが順次表示さ
れることになる。そして、最後の計測データが表示され
ている状態において更にスイッチS4が操作されると、
ステップT84からステップT85へ進み、モードカウ
ンタBの値が「0」であるかが調べられる。最初、モー
ドカウンタBの値は「0」であるから、次のステップT
88でモードカウンタBの値が+1されたのちベストラ
ップ表示が行なわれる(ステップT89)。即ち、今回
計測された各ラップタイムのうち最高のラップタイムが
表示される。続いてスイッチS4が1回操作されると、
ステップT86からステップT90に進み、モードカウ
ンタBの値が+1される。そして、今回計測された各ラ
ップタイムのうち最低のラップタイムがワーストラップ
タイムとして表示される(ステップT91)。更にスイ
ッチS4が1回操作されると、ステップT87からステ
ップT92に進み、モードカウンタBの値が+1され
る。そして、今回計測された各ラップタイムから今回の
平均ラップタイムが算出されて表示される(ステップT
93)。したがって、今回データリコールモードでは今
回測定された各ラップタイムのうち最高ラップタイム、
最低ラップタイム、平均ラップタイムが求められて表示
されるので、これらの情報を容易かつ正確に知ることが
できる。そして、この平均ラップタイムが表示されてい
る状態において更にスイッチS4が1回操作されると、
ステップT94に進み、モードカウンタBの内容がクリ
アされる他、今回データリコールモードからストップウ
ォッチ停止モードへ切換えられる。 【0050】上述した如く、全データをリコールする場
合にはリセットモード、今回データのみをリコールする
場合にはストップウォッチ停止モードでスイッチS4を
操作すればよい。このようにモード状態に応じて全デー
タあるいは今回データをリコールすることができるよう
になる。このため、今回の計測が終了した時点で今回計
測されたフィニッシュタイムやラップタイムを知りたい
場合にはスイッチS4を操作すれば今回データリコール
モードとなるので、今回データを即座に知ることがで
き、効率的にしかも実際の用途に即して今回データのリ
コールが可能となる。 【0051】<スイッチS5の処理>スイッチS5が操
作される毎に図10のフローが実行開始され、ステップ
T101〜T104ではモードレジスタV、O、R、U
の内容に応じてモードの判別が行なわれる。この場合、
ストップウォッチ計測モード(V=1)、目標タイム表
示モード(O=1)、ラップ表示モード(R=1)、時
間差表示モード(U=1)に限ってスイッチS5操作が
有効となる。 【0052】ストップウォッチ計測モードと目標タイム
表示モードとの間の切換 ストップウォッチ計測モードにおいてスイッチS5が1
回操作されると、ステップT101からステップT10
5に進み、モードの変更が行なわれ、ストップウォッチ
計測モードから目標タイム表示モードに入る。そして、
次のステップT106では予め設定されている目標タイ
ムが表示される。即ち、目標値設定メモリPSに予め設
定されている各目標タイムのうち最新の目標タイム、計
測タイムに最も近い次の目標タイムが読み出されて図1
1O=1に示す如く表示される。したがって、計測動作
中に目標タイムの確認が可能となる。そして、この目標
タイム表示モードにおいてスイッチS5を1回操作する
と、ステップT102からステップT107に進み、モ
ードの変更が行なわれる。即ち、目標タイム表示モード
が解除され、元のストップウォッチ計測モードに復帰さ
れる。したがって目標タイムが知りたいときは目標タイ
ム表示モードに切換えればよく、またラップタイム、計
測タイムを知りたいときには目標タイム表示モードを解
除してストップウォッチ計測モードへ切換えればよい。 【0053】ラップ表示モードと時間差表示モードとの
間の切換 ラップ表示モードにおいてスイッチS5を1回操作する
と、ステップT103からステップT108に進み、ラ
ップ表示モードから時間差表示モードへ切換えられる。
そして、ステップT109では時間差の表示が行なわれ
る。即ち、いま計測されたラップタイムと予め設定され
ている最新の目標ラップタイムとの差が求められ、この
時間差が上段に表示されると共に、最新の目標ラップタ
イムが下段に表示される(図11U=1参照)。この場
合、計測タイムと目標タイムとの時間差はプラス/マイ
ナス表示体2−2によってプラス時間かマイナス時間か
の識別表示が行なわれる。いま、目標タイムよりも速く
走った場合にはプラス、遅く走った場合にはマイナスと
なる。これによって実際にチェックポイントを通過した
ときに目標タイムよりもどの位い速いか、遅いかを知る
ことができる。換言すれば、目標タイム経過前であれば
目標タイムまでの残り時間、目標タイム経過後はオーバ
ータイム表示となるので、走行ペースの管理が可能とな
る。しかして、このような時間差表示モードにおいて、
スイッチS5を1回操作すると、ステップT104から
ステップT110に進み、モードの変更が行なわれ、時
間差表示モードが解除され元のラップ表示モードに復帰
する。 【0054】 【発明の効果】この発明は以上詳細に説明したように、
計測時間情報を、計測した日付情報と共に記憶するよう
にしたから、複数回の計測で得られた計測時間情報を記
憶させた後、記憶させた計測時間情報を確認する場合
に、いつ記憶した計測時間情報であるかを正確に認識可
能となる。また、日付情報に対応して1回の計測で得ら
れた複数の計測時間情報を記憶して、計時順に表示する
ので、種々の情報が確認できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】ストップウォッチ装置付電子腕時計の外観図。 【図2】図1で示した液晶表示パネル1の構成図。 【図3】この電子腕時計の基本的なブロック回路図。 【図4】図3で示したRAM20の構成図。 【図5】全体動作の概要を示すジェネラルフローチャー
ト。 【図6】図5で示したストップウォッチ処理の具体的な
内容を示したフローチャート。 【図7】スイッチS2の操作に伴うストップウォッチモ
ードでの動作を示すフローチャート。 【図8】スイッチS3の操作に伴うストップウォッチモ
ードでの動作を示すフローチャート。 【図9】スイッチS4の操作に伴うストップウォッチモ
ードでの動作を示すフローチャート。 【図10】スイッチS5の操作に伴うストップウォッチ
モードでの動作を示すフローチャート。 【図11】スイッチ操作に伴って変遷する全体の表示状
態図。 【図12】全データリコールモードでの表示状態図。 【図13】今回データリコールモードでの表示状態図。 【符号の説明】 1 液晶表示パネル 11 発振回路 15 オペレーションデコーダ 17 ROM 20 RAM 21 表示部 22 演算部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.当日の日付情報が記憶される日付情報記憶手段と、 計測開始から計測終了迄の間、時間計測を行い計測時間
    情報を得る時間計測手段と、 前記時間計測手段の時間計測中に前記計測時間情報を表
    示させる第1の表示制御手段と、 複数の日付情報及びこの複数の日付情報に対応して複数
    の時間情報が記憶可能な記憶手段と、 前記時間計測手段で1回の計測で得られた複数の計測時
    間情報を、前記日付情報記憶手段に記憶されている当日
    の日付情報と共に前記記憶手段に記憶させる記憶制御手
    段と、 この記憶制御手段により前記記憶手段に前記複数の計測
    時間情報および日付情報が記憶された後で、記憶された
    日付情報を読み出して表示させる第2の表示制御手段
    と、 この第2の表示制御手段で表示されている日付情報に対
    応して記憶されている複数の計測時間情報を計時順に読
    み出して順次切替表示させる第3の表示制御手段と、 を具備することを特徴とする時間計測装置。 2.当日の日付情報を得るステップと、 計時開始から計測終了迄の間、時間計測を行い計測時間
    情報を得るステップと、 この計測時間情報を得るステップによる時間計測中に、
    前記計測時間情報を表示させるステップと、 前記時間情報を得るステップで1回の計測で得られた複
    数の計測時間情報を前記日付情報を得るステップで得ら
    れた当日の日付情報に対応して、複数の日付情報及びこ
    の日付情報に対応して複数の計測時間情報が記憶可能な
    記憶手段に、記憶させるステップと、 この記憶させるステップの終了後、記憶された前記日付
    情報を読み出してに表示させるステップと、 この日付情報を読み出して表示させるステップで表示さ
    れた日付情報に対応して記憶されている複数の計測時間
    情報を計時順に読み出して順次切替表示させるステップ
    と、 を含むことを特徴とする計測時間記憶方法。
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