JP3163954B2 - 表面品質の優れた熱延鋼板の製造方法 - Google Patents

表面品質の優れた熱延鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スケール疵の発
生が少ない、表面品質の優れた熱延鋼板の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼板は、一般に次のようにして製造
される。即ち、鋼片(スラブ)を加熱炉において1150〜
1300℃に加熱し、次いで、粗圧延機群の入側において、
加熱された鋼片の表面上に高圧水を噴射し、加熱炉にお
ける加熱により生成した1次スケールを除去した後、粗
圧延機群において粗バーとする。次いで、仕上圧延機群
の入側において高圧水を噴射し、粗圧延中に粗バーの表
面に生成した2次スケールを除去した後、仕上圧延機群
において所定寸法の熱延鋼板に仕上圧延する。
【0003】上記1次スケールは、加熱炉における鋼片
の長時間加熱により生成するものであるから、その厚さ
は厚く、且つ、鋼片とスケール界面との応力が大である
ために剥離性が優れている。従って、1次スケールは、
通常のバーチカルスケールブレーカ(VSB)等の板幅
方向圧下によるデスケーリングと併用して行われる高圧
水の噴射によって、容易に除去することができる。
【0004】しかるに、上記2次スケールは、短時間の
粗圧延中に生成し且つ水平圧延の影響もあって、その厚
さは薄く、且つ、鋼板とスケール界面との応力が小であ
るために剥離性が劣っている。従って、仕上圧延機群の
入側における高圧水噴射によるデスケーリングでは、2
次スケールを完全に除去することができず、鋼板の表面
に残存して仕上圧延される結果、製品に表面疵が発生す
る問題が生ずる。
【0005】このような、仕上圧延工程において生ずる
2次スケールに起因する表面疵を防止する手段に関し
て、従来から種々研究がなされており、例えば、特開昭
53-100130 公報には、熱間仕上圧延工程において、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、ホウ素、アルミニウム、
マンガン等の化合物の1種以上を圧延油に懸濁させた状
態で鋼板表面に供給し、該鋼板表面に付着させることに
より、脱スケール性を向上させる方法(以下、先行技術
1という)が開示されている。
【0006】特開昭52-21225号公報には、高温鋼材の表
面に、アルカリ土類金属化合物の水溶液、該化合物の水
分散液、または、これらの混合液を塗布することによ
り、スケール剥離性の優れた鋼板を製造する方法(以
下、先行技術2という)が開示され、特開平1-246318号
公報には、加熱前のスラブ表面に、CaO, MgO等の酸化物
を塗布することによって、スラブとスケールとの界面の
状態を改良する方法(以下、先行技術3という)が開示
されている。
【0007】また、特開昭63-68214号公報には、仕上圧
延機の入側における高圧水噴射によるデスケーリング圧
力を、単位面積当り25gf/mm2以上とすることにより、表
面スケールを除去する方法(以下、先行技術4という)
が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術は、次のような問題を有している。即ち、先
行技術1は、アルカリ金属等の化合物が懸濁された圧延
油を使用するものであるから、製品コストの上昇が避け
られない。先行技術2は、高温鋼材の表面に、アルカリ
土類金属化合物の水溶液等を塗布するものであるから、
水溶液の濃度管理が困難であり、且つ、その作業に多く
の手間を必要とする。また、先行技術3は、スラブ表面
に、CaO, MgO等の酸化物を塗布するものであるから、そ
の作業に多くの手間を必要とし、2次スケールを対象と
する粗圧延工程の製造ピッチには適用が不可能である。
【0009】先行技術4のように、仕上圧延機の入側に
おいて高圧デスケーリングを行うためには、高圧水の噴
射ノズルと鋼板との距離を、従来の250mm から150mm に
まで近接させ、且つ、高圧水の供給圧力を、150 Kgf/cm
2 から300 Kgf/cm2 にまで高めなければならない。しか
しながら、上記ノズルと鋼板との距離を近接させること
は、鋼板のパスラインを安定化させ、ノズルの耐熱性を
向上させなければならない現状では、実現が困難であ
る。なお、デスケーリング圧力を高圧化するためには、
ポンプの高圧化が必要であり、そのために多額の設備費
が必要になる。
【0010】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、多額の設備費や煩雑な手間を必要とせず、既
存の設備によって容易に鋼板とスケール界面との剥離性
を向上させることができ、仕上圧延機群の入側における
高圧水の噴射によるスケールの剥離性に優れ、スケール
による表面疵の発生が少ない、表面品質の優れた熱延鋼
板を製造するための方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
観点から、鋼板とスケール界面との剥離性を高め、仕上
圧延機群の入側での高圧水の噴射によるスケール剥離性
を向上させる方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。
【0012】文献等によれば、鋼板表面に生成するスケ
ールは、主として鋼板表面よりFeO,Fe3O4, Fe2O3 の3
層からなる酸化鉄によって構成されており、生成するス
ケールの90%以上はFeO であるといわれている。
【0013】そこで、本発明者等は、粗圧延工程を前提
とした1000℃以上のスケール生成挙動に及ぼすデスケー
リング用水の水質の影響について詳細に調査を行った結
果、次のことがわかった。 デスケーリング用水中に不純物が少ないときには、
鋼板と密着性(整合性)のよい FeOを主成分とするスケ
ールが生成する。これに対して、デスケーリング用水中
に、CaCO3, MgCO3, Na2CO3等のアルカリまたはアルカリ
土類炭酸塩、または、Hcl, Nl 等のハロゲン化合物が不
純物として溶解している場合には、FeO の生成量は減少
し、スケール中の酸素量が増大する。 スケール中の酸素量の増大に伴って、スケールの形
態は、鋼板と密着性のよい状態から密着性の悪いフレー
ク・粉状に変化する。
【0014】上述した調査結果から、デスケーリング用
水中に、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩
およびハロゲン化合物の少なくとも1つを所定量添加
し、このようなアルカリ金属炭酸塩等が添加されたデス
ケーリングスプレー用水を鋼板の表面に散布すれば、粗
圧延工程で鋼板表面に生じた2次スケールを剥離しやす
い状態に変化させ得ることを知見した。
【0015】この発明は、上記知見に基づいてなされた
ものであって、加熱炉において所定温度に加熱された鋼
片を、粗圧延機群において粗圧延し、次いで、仕上圧延
機群において仕上圧延して、所定寸法の熱延鋼板を製造
する方法において、前記粗圧延機群によって粗圧延され
る鋼板に散布するデスケーリング用水に、100 〜700 pp
m のアルカリ金属炭酸塩、100 〜700 ppm のアルカリ土
類金属炭酸塩、および、50〜300ppmのハロゲン化合物の
少なくとも1種を添加し、そして、前記仕上圧延機群の
入側において、高圧水噴射によるデスケーリングを行う
ことに特徴を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の方法によって
2次スケールの剥離性が向上する理由について説明す
る。先ず、図1に示すスケール生成実験装置により、圧
延材相当の断面円形状の試験片1の円周面を、高周波加
熱コイル2によって所定温度に加熱し、そして、ノズル
3から各種の冷却水を噴射して、試験片1の表面にスケ
ールを生成させ、生成したスケールをX線解析により調
べた。
【0017】図2は、1150℃に加熱された鋼板の表面に
純水(CaCO3:0ppm)を散布したときに生成したスケール
のX線解析を示す図、図3は、同じく1150℃に加熱され
た鋼板表面に、CaCO3 が500ppm溶解した冷却水を散布し
たときに生成したスケールのX線解析を示す図、そし
て、図4は、FeO, Fe3O4およびFe2O3 の各々のX線解析
角とそのピーク強度を示す図である。図3から、CaCO3
が500ppm溶解した冷却水を散布したときには、FeO のピ
ークが著しく減少していることから、スケール中の酸素
量が増大していることがわかる。
【0018】図5は、純水(CaCO3:0ppm)を散布したと
きに生じたスケールの状態を示す模式図であり、図6
は、CaCO3 が500ppm溶解した冷却水を散布したときに生
成したスケールの状態を示す模式図である。図5および
図6において、aは鋼板を示し、bは鋼板表面に生じた
スケールを示す。
【0019】上述したように、CaCO3 が500ppm溶解した
冷却水を散布したときに、スケール中の酸素量が増大す
る理由は、以下のように推定される。 高温の鋼板の表面に散布されたアルカリ・アルカリ
土類炭酸塩水の水分が蒸発し、そして、アルカリ・アル
カリ土類炭酸塩が熱分解して、鋼板の表面にアルカリ・
アルカリ土類金属の酸化物が形成される。
【0020】 不純物として添加したアルカリ・アル
カリ土類炭酸塩の濃度が低いために、鋼板の表面全体が
アルカリ・アルカリ土類金属の酸化物で覆われることは
なく、酸化物は局部的に鋼板表面に形成される。
【0021】 局部的に形成された酸化物層(一種の
絶縁膜)のために、鋼板aの表面の酸化速度は不均一に
なり、スケールを生成する酸化鉄に組成比差が生じ、図
6に示すように、スケールbの内部または鋼板aとスケ
ールbとの界面の熱応力が大になって、微視的な割れc
が発生する。
【0022】 このスケールbの微視的な割れcによ
り、酸化速度は不純物のない状態に比べて増大即ちスケ
ールb中の酸素量が増大するとともに、スケールbは、
鋼板aと密着性の悪い状態に変化する。
【0023】なお、ハロゲン化合物の効果は、鋼板表面
の局部的な高温腐食に関係づけられ、生成したスケール
に微視的な割れが発生して、スケールと鋼板との密着性
が悪化する。
【0024】上述したことから、粗圧延工程において使
用されるデスケーリングスプレー用水に、アルカリ・ア
ルカリ土類金属の炭酸塩またはハロゲン化合物を単独で
または複合して添加し、このようなデスケーリングスプ
レー用水を鋼板に散布することにより、2次スケールと
鋼板との密着性即ち整合性が劣化する。その結果、仕上
圧延機入側でのデスケーリング性は飛躍的に向上し、ス
ケール疵の少ない表面品質の優れた熱延鋼板を製造する
ことが可能になる。
【0025】デスケーリングスプレー用水に添加される
アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩の添
加量は 100〜700 ppm の範囲内であり、そして、ハロゲ
ン化合物の添加量は50〜300ppmの範囲内であることが必
要である。アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属
炭酸塩の添加量が 100ppm 未満であり、そして、ハロゲ
ン化合物の添加量が50ppm 未満では、上記効果が得られ
ない。一方、アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金
属炭酸塩の添加量が 700ppm を超え、そして、ハロゲン
化合物の添加量が300ppmを超えると、圧延される鋼板と
圧延ロールとの間の摩擦係数が低下し、また、圧延機、
配管系のメンテナンス性の観点からも問題が生ずる。
【0026】アルカリ金属炭酸塩としては、K2CO3, Na2
CO3 が使用され、アルカリ土類金属炭酸塩としては、Mg
CO3, CaCO3が使用される。また、ハロゲン化合物として
は、HF, HCl, KCl, NaCl, MgCl2, CaCl2等が使用され
る。
【0027】
【実施例】次に、この発明を実施例によって更に説明す
る。 〔実施例1〕図7に概略工程図で示す試験圧延装置を使
用し、この発明の方法によって鋼板を熱間圧延した。図
7に示すように、試験圧延装置には、加熱炉4、第1デ
スケーリング装置5、冷却水散布装置6、圧延機7、第
2デスケーリング装置8および冷却装置9が、この順序
で配設されている。
【0028】加熱炉4において、鋼板を1150℃の温度で
1時間加熱保持した後、第1デスケーリング装置5にお
いて、加熱炉4での加熱によって生じた1次スケールを
除去した。次いで、冷却水散布装置6により鋼板の表面
に Na2CO3 の水溶液を、その濃度を0〜400ppmの範囲で
変えて一定量散布した後、鋼板を圧延機7によって20%
の圧下率により圧延した。次いで、30秒間保持した後、
第2デスケーリング装置8により2次スケールを除去
し、冷却装置9において窒素雰囲気下で冷却した。
【0029】上述のようにして圧延された鋼板に生じた
スケール性表面疵の個数の割合と、冷却水散布装置6に
おいて鋼板の表面に散布した Na2CO3 水溶液の Na2CO3
濃度との関係を図8に示す。図8から明らかなように、
水溶液の Na2CO3 濃度が100ppm 前後から表面疵が減少
し始め、 Na2CO3 濃度が300ppm以上で、ほぼ表面疵は認
められなくなり、2次スケールの剥離性は顕著に向上し
た。
【0030】〔実施例2〕図9に概略工程図で示す、多
スタンドの粗圧延機群および仕上圧延機群からなる熱延
ラインにおいて、この発明の方法により鋼板を熱間圧延
した。図9において、10は粗圧延機群、11は仕上圧延機
群、12は粗デスケーリング装置、13は仕上デスケーリン
グ装置である。図示しない加熱炉において所定温度に加
熱された鋼片の表面に生成した1次スケールを、粗デス
ケーリング装置12により除去した後、1次スケールの除
去された鋼片を、粗圧延機群10において粗圧延した。次
いで、粗圧延された鋼板の2次スケールを仕上デスケー
リング装置13により除去した後、2次スケールの除去さ
れた鋼板を、仕上圧延機群11において仕上圧延した。
【0031】上記粗圧延工程の粗デスケーリング装置12
で使用される粗デスケーリング用水のCaCO3 濃度を200p
pmに、そして、HCl 濃度を100ppmに管理して、仕上圧延
後の鋼板に発生した表面疵の状態を1か月にわたり調査
した。なお、通常操業時におけるCaCO3 濃度を100ppm以
下、HCl 濃度を30ppm 以下とし、仕上デスケーリング装
置13におけるデスケーリング圧力を130 Kgf/cm2 とし
た。
【0032】図10は、ある月即ちA月とB月における、
粗デスケーリング用水のCaCO3 およびHCl 濃度を示すグ
ラフであり、図11は、上記A月とB月における、鋼板表
面疵の発生状態を示すグラフである。図10および図11か
ら、CaCO3 およびHCl の効果により、粗圧延工程におい
て発生する2次スケールのデスケーリング不良に起因す
る表面疵は激減したことが確認された。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の方法によ
れば、多額の設備費や煩雑な手間等を必要とせず、既存
の設備によって容易に鋼板とスケール界面との剥離性を
向上させることができ、仕上圧延機群の入側における高
圧水の噴射によるスケールの剥離性に優れ、スケールに
よる表面疵の発生が少ない、表面品質の優れた熱延鋼板
を製造することができる、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スケール生成実験装置の説明図である。
【図2】鋼板の表面に純水を散布したときに生成したス
ケールのX線解析を示す図である。
【図3】鋼板の表面に、CaCO3 溶解した冷却水を散布し
たときに生成したスケールのX線解析を示す図である。
【図4】FeO, Fe3O4およびFe2O3 の各々のX線解析角と
そのピーク強度を示す図である
【図5】純水を散布したときに生じたスケールの状態を
示す模式図である。
【図6】CaCO3 が溶解した冷却水を散布したときに生成
したスケールの状態を示す模式図である。
【図7】試験圧延装置の概略工程図である。
【図8】鋼板に生じたスケール性表面疵の個数の割合
と、鋼板の表面に散布したNa2CO3水溶液の Na2CO3 濃度
との関係を示す図である。
【図9】粗圧延機群および仕上げ圧延機群からなる熱延
ラインの工程図である。
【図10】A月とB月における、粗デスケーリング用水
のCaCO3 およびHCl 濃度を示すグフである。
【図11】A月とB月における、鋼板表面疵の発生状態
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 試験片 2 高周波加熱コイル 3 ノズル 4 加熱炉 5 第1デスケーリング装置 6 冷却水散布装置 7 圧延機 8 第2デスケーリング装置 9 冷却装置 10 粗圧延機群 11 仕上圧延機群 12 粗デスケーリング装置 13 仕上デスケーリング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 升田 貞和 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 山本 雅英 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−5032(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23G 1/28 B21B 1/26,45/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉において所定温度に加熱された鋼
    片を、粗圧延機群において粗圧延し、次いで、仕上圧延
    機群において仕上圧延して、所定寸法の熱延鋼板を製造
    する方法において、 前記粗圧延機群によって粗圧延される鋼板に散布するデ
    スケーリングスプレー用水に、100 〜700 ppm のアルカ
    リ金属炭酸塩、100 〜700 ppm のアルカリ土類金属炭酸
    塩、および、50〜300ppmのハロゲン化合物の少なくとも
    1種を添加し、そして、前記仕上圧延機群の入側におい
    て、高圧水噴射によるデスケーリングを行うことを特徴
    とする、表面品質の優れた熱延鋼板の製造方法。
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