JP3163739B2 - 電動送風機のインペラ - Google Patents

電動送風機のインペラ

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electric blower
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文彦 笹原
正美 福本
徹 広瀬
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は掃除機等に使用される高
い真空圧を必要とする電動送風機のインペラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインペラを図8〜図10
を用いて説明する。インペラ1は板金からなり、傘型の
曲面を有している前面シュラウド2と、平板状の後面シ
ュラウド3と、これらの間にかしめられている弓状に湾
曲している複数枚のブレード4から構成されている。ま
た、5はインペラを覆うファンケース、6はエアガイ
ド、7はインペラを駆動するモータ、8はエアガイド6
のチャンネルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の電動
送風機のインペラは、以下に示すような課題を有してい
るものである。インペラ1内に流入する空気の流れは、
掃除機本体のフィルターやダクトホース等を通過するた
めに乱気流となっている。このため図10に示している
ようにインペラ1内で循環渦流aが発生する。このた
め、空気流は効率よくブレード4間を流れず、電動送風
機としての効率を低下させている。
【0004】また高い真空圧を得るためにインペラ1を
高速で回転すると、ブレード4間を流れる空気の流れに
粗密が生じて、エアガイド6に流入する場合にこの粗密
波がチャンネル8に交互に衝突することになる。このた
め、流れの圧力変動が生じて大きな騒音を生じるもので
ある。
【0005】本発明はこのような従来の構成が有してい
る課題を解決しようとするものであって、送風効率の高
い電動送風機のインペラを提供することを第一の目的と
している。また、ブレード間の渦流発生を抑え送風効率
の高い電動送風機のインペラを提供することを第二の目
的としている。更に、騒音を低減することができる電動
送風機のインペラを提供することを第三の目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、前面シュラウドと、後面シ
ュラウドと、両シュラウド間に設けた複数枚のブレード
とを有し、前記両シュラウドとブレードとで囲まれた通
路の表面には略半球状の突起を設けた電動送風機のイン
ペラとするものである。
【0007】また、第二の目的を達成するための本発明
の第二の手段は、前面シュラウドと、後面シュラウド
と、両シュラウド間に設けた複数枚のブレードとを有
し、前記ブレードは断面形状を略楕円形とした電動送風
機のインペラとするものである。
【0008】
【作用】本発明の第一の手段は以下のように作用する。
つまり、通路の表面に設けた略半球状の突起は、小さな
気流の乱れを生ずるように作用する。このため、通路内
に流入した空気流は剥離を生ずることがなく、渦流が発
生しにくくなるものである。こうして、インペラの送風
効率は高くなるものである。
【0009】本発明の第二の手段は、断面形状が略楕円
形となっているブレードは、ブレード間で発生している
渦流の循環を遮るように作用する。このため、空気流は
整流され効率よくブレード間を流れ、インペラの送風効
率を高めるものである。
【0010】
【実施例】以下本発明の第一の手段の実施例の構成につ
いて図1・図2に基づいて説明する。電動送風機のイン
ペラ11は、曲面形状をした前面シュラウド12と、平
板状の後面シュラウド13と、両シュラウド12、13
間に設け上方からみて弓状に湾曲している複数枚のブレ
ード14とから形成されている。前記前面シュラウド1
2と後面シュラウド13とブレード14で囲まれた部分
は、空気流の通路15となっている。16はこの空気流
の通路15を形成している部材の表面に複数個設けた略
半球状の突起である。17はインペラ11を覆うファン
ケース、18はエアガイド、19はインペラ11を駆動
するモータである。
【0011】以下本実施例の動作について説明する。イ
ンペラ11内に空気が流入すると、通路15には略半球
状の突起16が存在しているため、そこで小さな気流の
乱れが生ずる。このため、通路15を流れる気流の大部
分はこの略半球状の突起16の部分で剥離の形成が抑え
られる。剥離の形成が抑えられるために、渦流の生成も
抑えられることになる。したがって、本実施例では、従
来よりも送風効率の高い電動送風機用のインペラとする
ことができるものである。
【0012】次に本発明の第二の手段の実施例の構成に
ついて図3・図4に基づいて説明する。本実施例のイン
ペラ20は、断面形状が略楕円形となっているブレード
21を有している。そしてインペラ20の空気流の通路
を形成している部材の表面には前記実施例と同様な略半
球状の突起を複数個設ける必要はないが、設ければより
効果的な構成となる。その他の構成については、前記実
施例と同様であり説明を省略する。
【0013】以下本実施例の動作について説明する。本
実施例ではブレード21の断面が略楕円形となってい
る。つまり、ブレード21の周方向の間隔が一定ではな
く広い部分と狭い部分とが構成されている。このため、
図4に示しているように、乱流成分を含んでいる空気流
bは、周方向の循環が遮ぎられ渦流の生成が抑えられ
る。よって本実施例によれば、前記実施例と同様送風効
率の高いインペラを実現できるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の第一の手段によれば、空気流の
通路の表面に略半球状の突起を設けた電動送風機のイン
ペラとすることにより、略半球状の突起により渦流の発
生を抑制でき、従来よりも送風効率の高い電動送風機の
インペラを提供することができる。
【0015】また本発明の第二の手段によれば、ブレー
ドの断面形状を略楕円形とした電動送風機のインペラと
することにより、ブレード間の循環渦流の発生を抑制で
き送風効率の高い電動送風機のインペラを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例である電動送風機
のインペラを示す部分断面図
【図2】同要部を示す平面図
【図3】本発明の第二の手段の実施例である電動送風機
のインペラを示す平面図
【図4】同作用を説明する要部の斜視図
【図5】従来の電動送風機のインペラを示す部分断面図
【図6】同要部を示す平面図
【図7】同作用を説明する要部の斜視図
【符号の説明】 11・20 インペラ 12 前面シュラウド 13 後面シュラウド 14・21 ブレード 15 通路 16 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−112699(JP,A) 特開 平2−140493(JP,A) 特開 平3−141899(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/28 F04D 29/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面シュラウドと、後面シュラウドと、
    両シュラウド間に設けた複数枚のブレードとを有し、前
    記両シュラウドとブレードとで囲まれた通路の表面には
    略半球状の突起を設けた電動送風機のインペラ。
  2. 【請求項2】 前面シュラウドと、後面シュラウドと、
    両シュラウド間に設けた複数枚のブレードとを有し、前
    記ブレードの断面形状は略楕円形とした電動送風機のイ
    ンペラ。
JP11452892A 1992-05-07 1992-05-07 電動送風機のインペラ Expired - Fee Related JP3163739B2 (ja)

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JP6091308B2 (ja) * 2013-04-17 2017-03-08 株式会社不二工機 排水ポンプ
WO2019235421A1 (ja) * 2018-06-05 2019-12-12 株式会社村田製作所 送風装置、流体制御装置

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