JP3163157B2 - 電気掃除機の吸入口用回転ローラ - Google Patents

電気掃除機の吸入口用回転ローラ

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JP3163157B2
JP3163157B2 JP08538092A JP8538092A JP3163157B2 JP 3163157 B2 JP3163157 B2 JP 3163157B2 JP 08538092 A JP08538092 A JP 08538092A JP 8538092 A JP8538092 A JP 8538092A JP 3163157 B2 JP3163157 B2 JP 3163157B2
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rotating base
rotary roller
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廸男 山村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ローラ、詳しくは
電気掃除機の吸入口に回転駆動可能に取り付けられ、じ
ゅうたんから糸くず、塵埃を掻き出すための回転ローラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転ローラとしては、樹
脂成形品からなる回転基材の外周面に刷毛を螺旋状に植
付けたり、軟質樹脂材からなるブレードを螺旋状に取り
付けたものが提供されている。しかし、従来の回転ロー
ラは回転基材が中実で重量が大きく、5000rpm程
度の高速で回転すると揺れや騒音が大きくなり、駆動系
に加わる負荷も大きい。特に、刷毛タイプの回転ローラ
では、刷毛に糸くず等が絡み付く問題点を有している。
また、ブレードタイプの回転ローラでは、ブレードの根
元部を回転基材に形成したT形の溝に嵌合しているが、
これでは掃除中に床やじゅうたんとの摩擦でブレードが
溝から離脱してしまう問題点を有している。
【0003】
【発明の目的、構成、作用、効果】そこで、本発明の目
的は、従来のブレードタイプの回転ローラを改良し、軽
量でブレードが離脱するおそれがなく、かつ、じゅうた
んからの塵埃等の掻き出し効果が良好な電気掃除機の吸
入口用回転ローラを提供することにある。以上の目的を
達成するため、本発明に係る電気掃除機の吸入口用回転
ローラは、横断面が多角形状をなすと共に軸方向全長に
わたって中空部が形成された筒体からなる回転基材と、
この回転基材の外周面に密着した被覆材と、この被覆材
の外周面に一体的かつ螺旋状に設けた複数本のブレード
部とを備え、前記ブレード部は横断面が略三角形状をな
し、その頂点が回転軸心を中心とする同心円を形成して
いることを特徴とする。
【0004】以上の構成からなる回転ローラにおいて
は、回転基材が中空の筒体からなるため、重量が軽く、
高速で回転しても揺れや騒音が比較的少なく、駆動系
(モータ)に加わる負荷も小さい。しかも、ブレードタ
イプであるため、糸くず等の絡みが殆どなく、ブレード
部は被覆材と一体的に設けられているため、ブレード部
が離脱するおそれもない。また、ブレード部はその頂点
が回転軸心を中心とする同心円を形成しているために、
回転基材の周方向に沿って突出長さが変化し、腰の強さ
が異なることに起因してブレード部がじゅうたんをたた
く強さが変化することとなり、じゅうたんからの塵埃等
の掻き出し効果が良好である。
【0005】ところで、前記回転基材は硬質樹脂材で成
形し、被覆材とブレード部は軟質樹脂材で一体的に成形
することが好ましい。成形方法はインジェクション、ブ
ロー、押出し等種々の方法を採用でき、特に螺旋状のブ
レード部を一体化した被覆材が多角形状であるため、イ
ンジェクション成形やブロー成形にあっては型抜きが容
易となり、金型の構成が簡略化できる。また、ブレード
部を中空構造とすれば、ブレード部の可撓性が増し、塵
埃等の掻き出し効果が一層良好となる。
【0006】前記回転基材と被覆材とはそれぞれ別体に
樹脂材にて成形し、後で接着してもよいし、接着せずに
単に密着させるだけでもよい。断面形状が多角形状であ
るため、接着しなくとも被覆材は回転基材に同期して回
転する。特に、接着しなければ、ブレード部が摩耗した
とき、被覆材を交換することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る電気掃除機の吸入口用回
転ローラの実施例につき、添付図面を参照して説明す
る。図1、図2において、本回転ローラは、回転基材1
と、ブレード部6を備えた被覆材5と、左右の軸部材1
1,15とで構成されている。
【0008】回転基材1は、ABS樹脂、硬質塩化ビニ
ル樹脂等の硬質樹脂材にてその横断面が正六角形状をな
す筒体に成形されたものである。被覆材5は、ウレタン
樹脂、ポリエステル樹脂等の軟質樹脂材にてブレード部
6と共に一体に成形されたもので、回転基材1と同様に
横断面が正六角形状とされている。被覆材5の内周形状
は回転基材1の外周形状に等しく、回転基材は被覆材5
内に挿入され、両者は互いに密着して1本の回転ロール
を構成している。
【0009】ブレード部6は、図1、図3に示されてい
るように、横断面が略三角形状をなし、被覆材5の外周
面に一体的にかつ螺旋状に2本設けられている。ブレー
ド部6の頂点は回転基材1の軸心(回転軸心)を中心と
する同心円を形成している。従って、ブレード部6の突
出長さは回転基材1の周方向に沿って変化し、図3に示
す平面部の中央に位置するときに最も長く突出し、回転
基材1の角部に位置するときに最も短くなる。
【0010】左側の軸部材11は、中心にシャフト14
をインサートしたもので、図示しないタイミングベルト
を張り渡すためのプーリ部12を有している。この軸部
材11は回転基材1の左端開口部に嵌合され、プーリ部
12に掛け渡したタイミングベルトを介して回転駆動力
を伝達される。右側の軸部材15は中心にシャフト16
をインサートしたもので、回転基材1の右側開口部に嵌
合されている。
【0011】以上の構成からなる回転ローラは、電気掃
除機の吸入口にシャフト14,16を支点として回転自
在に装着され、軸部材11を介して回転駆動される。回
転時において、ブレード部6がじゅうたんの表面をたた
き、塵埃、糸くず等をじゅたんから掻き出す。ブレード
部6は前述の如くその突出長さがローラの周方向に沿っ
て変化しているため、周方向に腰の強さが異なり、じゅ
うたんをたたく強さが連続的に変化し、塵埃等の掻き出
し効果が良好である。また、従来の刷毛タイプとは異な
って、糸くず等が絡み付くことは殆どない。
【0012】さらに、回転基材1は中空の筒体とされて
いるため、重量が軽く、高速で回転しても揺れや騒音が
比較的小さく、駆動系(モータ)に加わる負荷も小さ
い。しかも、ブレード部6は被覆材5と一体的に樹脂成
形されており、ブレード部が離脱するおそれは全くな
い。ところで、本実施例では前記回転基材1は押出成形
され、被覆材5はインジェクションによって成形され
る。従来の如く被覆材5が断面円形であると、インジェ
クション金型の型抜きが困難で、押出し成形を採用せざ
るを得ない場合があったが、本発明では回転基材1及び
被覆材5共に断面多角形状であるため、型抜きが容易で
インジェクション成形及びブロー成形が可能である。本
実施例のように、回転基材1と被覆材5を別体に成形す
る場合には、成形後に被覆材5に回転基材1を挿入す
る。この場合、両者を接着してもよいし、接着しなくて
もよい。接着しなくても、両者は断面が多角形状である
ため、回転には何ら支障はなく、むしろブレード部6が
摩耗したとき、被覆材5を交換できる利点がある。
【0013】また、回転基材1と被覆材5の双方をイン
ジェクション成形する場合には、まず回転基材1を成形
し、その回転基材1の周囲に第2の樹脂を射出する、い
わゆる二色成形法を採用してもよい。図4は回転ローラ
の他の実施例を示す。この回転ローラは回転基材1とは
別体に被覆材5をブロー成形してブレード部6に中空部
6aを成形したものである。ブレード部6は均一な肉厚
とされ、中空部6の断面積はローラの周方向に沿って変
化している。ブレード部6を中空構造とすれば、ブレー
ド部6の可撓性が増し、塵埃等の掻き出し効果が一層向
上する。
【0014】なお、本発明に係る回転ローラは前記実施
例に限定するものでなく、その要旨の範囲内で種々に変
更できる。特に、ブレード部6の本数、軸部材11,1
5の構造は任意である。また、回転基材1の横断面は正
六角形以外の多角形状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転ローラの一実施例を示す斜視
図、回転基材と被覆材が示されている。
【図2】図1に示した回転ローラの縦断面図。
【図3】図1に示した回転ローラの側面図。
【図4】本発明に係る回転ローラの他の実施例を示す側
面図。
【符号の説明】
1…回転基材 5…被覆材 6…ブレード部 6a…中空部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−199963(JP,A) 特開 平4−295322(JP,A) 特開 平5−285075(JP,A) 特開 昭62−161334(JP,A) 特開 平2−82929(JP,A) 特開 平2−172430(JP,A) 特開 昭62−122623(JP,A) 特開 平1−265927(JP,A) 特開 平2−104321(JP,A) 特開 平4−102423(JP,A) 実開 平4−83157(JP,U) 実開 平4−44850(JP,U) 特公 平6−85752(JP,B2) 実公 昭57−49960(JP,Y2) 実公 昭57−29718(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ本体の外周面に複数本の可撓性ブ
    レードを螺旋状に設け、電気掃除機の吸入口に回転駆動
    可能に取り付けられる回転ローラにおいて、 横断面が多角形状をなすと共に軸方向全長にわたって中
    空部が形成された筒体からなる回転基材と、この回転基
    材の外周面に密着した被覆材と、この被覆材の外周面に
    一体的かつ螺旋状に設けた複数本のブレード部とを備
    え、 前記ブレード部は横断面が略三角形状をなし、その頂点
    が回転軸心を中心とする同心円を形成していること、 を特徴とする電気掃除機の吸入口用回転ローラ。
  2. 【請求項2】 前記ブレード部が中空であることを特徴
    とする請求項1記載の電気掃除機の吸入口用回転ロー
    ラ。
JP08538092A 1992-04-07 1992-04-07 電気掃除機の吸入口用回転ローラ Expired - Fee Related JP3163157B2 (ja)

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JP5263872B2 (ja) * 2008-04-29 2013-08-14 株式会社コーワ 回転ロータ及び電気掃除機用吸込具
CN114631761A (zh) * 2022-03-31 2022-06-17 深圳甲壳虫智能有限公司 滚刷组件及刮条
CN219763255U (zh) * 2023-03-30 2023-09-29 曲阜信多达智能科技有限公司 清洁滚筒及其清洁机器

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