JP3161771B2 - ミクロトーム - Google Patents

ミクロトーム

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JP3161771B2
JP3161771B2 JP22902891A JP22902891A JP3161771B2 JP 3161771 B2 JP3161771 B2 JP 3161771B2 JP 22902891 A JP22902891 A JP 22902891A JP 22902891 A JP22902891 A JP 22902891A JP 3161771 B2 JP3161771 B2 JP 3161771B2
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リール ラインホルト
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ライカ アクチエンゲゼルシャフト
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D3/00Devices using other cold materials; Devices using cold-storage bodies
    • F25D3/10Devices using other cold materials; Devices using cold-storage bodies using liquefied gases, e.g. liquid air
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給管を介してガス状
の寒剤を供給可能である冷却室と、上下動可能で、処理
されるべきプレパラートを担持する担持アームとを有
し、担持アームが、冷却室の壁に設けた開口部を通って
冷却室内へ突出しており、寒剤が冷却室から流出しない
ように前記開口部が密封されているミクロトーム、特に
冷却室を備えたウルトラミクロトームに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡または電子顕微鏡によって検査さ
れる被検査対象物、特に生物学的被検査対象物を低温標
本化する場合、被検査対象物と加工工具(カッター)と
を低温に保持することが必要である。従って低温標本化
は、ミクロトームまたはウルトラミクロトームに固定さ
れる冷却室内で行われる。冷却室内には、所望の低温度
に冷却されたガス状の寒剤が供給される。温度を一定に
保持し、冷却室の内部に上方から湿った空気が流入しな
いようにするため、寒剤を連続的に供給しなければなら
ない。
【0003】低温で薄片または超薄片を形成させる場
合、通常は冷却室の底部にカッターを加工工具として固
定し、一方切断されるべきプレパラートを担持アームに
固定する。担持アームはカッターに対して相対的に上下
動する。品質的に申し分のない切片を得るため、一方で
は担持アームをできるだけ堅牢に構成することが必要
で、他方切断過程の際の担持アームの運動が冷却室の雰
囲気、特に冷却室の温度に影響しないようにしなければ
ならない。従って、冷却室の外側で支持され駆動される
担持アームを次のように構成すること、即ち担持アーム
の、プレパラートを担持している端部を、冷却室の内部
空間の内側に配置することができ、上述のような条件が
満たされるように構成するという問題がある。
【0004】この問題を解消するため、従来多くの提案
が成された。例えば、担持アームをブリッジ状に構成し
て担持アームを冷却室の上縁とU字状に係合させ、プレ
パラートを担持アームのU字状アームのうち冷却室の内
部にあるアームに配置することが知られている(いわゆ
るクリステンセンCHRISTENSENブリッジといわれるもの
米国特許第3680420号公報)。しかしこの担持
アームの構成の欠点は、担持アームがU字状に折り曲げ
られているため、担持アームの形状が不安定で望ましい
ものではないこと、特に比較的大きな切断力が働く場合
に変形しがちであり、切断の品質を損ねることである。
【0005】他の公知の解決法は、冷却室壁の1つに設
けた十分大きな開口部を通過するように担持アームを案
内させて、切断過程に必要な担持アームの上下動を得る
というものである。この場合、寒剤が開口部を通って流
出する恐れがあるため、開口部の縁は非常に薄い可撓性
のあるダイアフラムにより担持アームと連結される(ド
イツ特許第1622996号公報)。ダイアフラムは、
担持アームの軸方向に移動できるように担持アームの外
面に配置されている。担持アームが鉛直方向に回動運動
を行う間にダイアフラムが付設の冷却室の壁に軽く接触
する際に生じる小さな力は、ダイアフラムが担持アーム
上を軸方向に移動する際に生じ、この力が担持アームを
振動させる原因になり、障害として切片の品質を損なわ
せる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冷却
室のなかへ突出しているミクロトームまたはウルトラミ
クロトームの担持アームのための密封構造を次のように
構成すること、即ち担持アームに機械的な作用が働か
ず、同時に寒剤の流出を十分に阻止することにより冷却
室の雰囲気が阻害されないように構成することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、供給管を介してガス状の寒剤を供給可能で
ある冷却室と、上下動可能で、処理されるべきプレパラ
ートを担持する担持アームとを有し、担持アームが、冷
却室の壁に設けた開口部を通って冷却室内へ突出してお
り、寒剤が冷却室から流出しないように前記開口部が密
封されているミクロトームにおいて、担持アームの表面
が、開口部の領域において、担持アームに固定される少
なくとも1個の板要素によって拡大されていること、板
要素の表面と冷却室壁の表面とが、互いに補完するよう
に湾曲して形成され、または湾曲に近似する多角形面を
備えるよう形成されていること、板要素の表面と冷却室
壁の表面とが、担持アームの各運動段階において存在し
ている空気間隙を形成していること、寒剤が流出しない
ように密封するため、空気間隙の横断面が比較的小さ
く、且つ空気間隙の長さが寒剤の流出方向にて比較的大
きく保たれていることとを特徴とするものである。
【0008】本発明は、原理的には、冷却室壁の1つに
設けた開口部を担持アームが貫通しているという公知の
構成を前提としている。しかしながら、本発明による密
封構造では、担持アームはその運動のどの時点でも、ま
たどの位置においても冷却室壁と機械的な接触をせず、
冷却室壁に対して常に空気間隙が生じる。この空気間隙
を通って不具合な量の寒剤が流出しないようにするた
め、本発明によれば、空気間隙の横断面はできるだけ小
さく保持され、一方寒剤の流出方向にて空気間隙を通る
ように測定された空気間隙の長さは、できるだけ大きく
選定される。この場合本発明は、次のような認識に基づ
くものであり、即ちできるだけ大きな流動抵抗が空気間
隙内に生じるならば、冷却室壁と担持アームとが完全に
接触しても寒剤の流出を十分に阻止することができると
いう認識に基づくものである。この流動抵抗は、主に空
気間隙の長さによって決定され、従ってこの長さを調整
する適当な処置により、申し分なく作用する完全に無接
触な密封を得ることができる。空気間隙の流動横断面積
も流動抵抗に対して大きな影響を持っている。従って、
切断過程の際に上下動する担持アームの側面における空
気間隙の幅をできるだけ小さく選定しなければならな
い。担持アームのストロークの上端及び下端において
は、これに対応する大きさの開口部を必要とするので、
鉛直方向の間隙、即ち開口部の縁と担持アームの上面と
の間の間隔は、間隙の幅をできるだけ小さくするために
は影響を受けてはならない。しかしながら、開口部のこ
の問題の位置でも寒剤の流出を阻止するために、本発明
の範囲内で種々の処置が講じられる。これらの処置は、
空気間隙の長さ及び/または横断面積に影響を与える。
【0009】例えば、最も簡単な実施例においては、担
持アームは、少なくとも冷却室壁を貫通する部分におい
ては、互いに平行に並設される複数個のアーム部分に分
割されている。これらのアーム部分は、鉛直方向の板の
形状を有しており、それぞれのアーム部分は、冷却室の
スリット状の開口部を貫通している。従って、これらの
アーム部分のほぼ平らな側面は、担持アームが上下動す
る間、常に空気間隙の幅を所望の最小値に維持し、スリ
ット状開口部の上端及び下端の横断面は、スリット状の
形状のために比較的小さい。従って、担持アームの上下
動の間これらの横断面が自由であるときには、このよう
なスリット状の開口部が多数あるにもかかわらず、寒剤
の流出を比較的少量にすることができる。
【0010】本発明の有利な構成によれば、担持アーム
の縦軸線に対して横方向に突出する突出部によって担持
アームの表面を開口部の領域において拡大することによ
り、空気間隙の長さが長くなる。これらの突出部は、冷
却室壁の、開口部に境を接する領域によって、空気間隙
の延長部を形成する。従って、例えば担持アームに、該
担持アームに固定される板要素を配置することができ
る。この板要素は、担持アームの縦軸線に対してほぼ横
方向へ延びている。この実施例において、空気間隙を画
成させている板要素の表面と冷却室壁の表面とが互いに
補完的に湾曲していれば、担持アームが上下動する間、
常に一様に小さな空気間隙が得られる。
【0011】従って、例えば、空気間隙を画成している
表面をほぼ円筒状に湾曲させることができる。この場
合、曲率軸線は担持アームの回動軸線に一致する。
【0012】空気間隙を画成している表面をほぼ円環面
状に湾曲させ、円環面の中心点が担持アームの回動軸線
上にあれば、空間受容を増大させることなく、空気間隙
をさらにまだ延長させることができる。
【0013】空気間隙を画成している表面は、空気間隙
が寒剤の流出方向にて一定の幅を有するように連続的で
なくてもよい。寒剤の流出方向に相前後して配置される
局部的な拡大空間を設けることでき、有利である。これ
らの拡大空間は、例えば、連続的に湾曲している表面の
代わりに、空気間隙を画成している表面の少なくとも1
つが多角形の連続により形成される形状を有しているこ
とによって形成させることができる。
【0014】担持アームに対して横方向へ突出している
前記板要素は、空気間隙の形成のため、冷却室の内側に
も外側にも設けることができる。また、1枚の板要素を
内側と外側に設けることもできる。
【0015】本発明の上記実施例での空気間隙の幅は、
担持アームの表面を拡大させるが、この幅を1mm以下
に保持することは簡単である。なぜなら、プレパラート
の残りの全送り領域は、50−200μmだからであ
る。切断運動を行った後、後退運動の際のプレパラート
とカッターとの接触を避けさせるプレパラートの後退距
離も50−200μmである。空気間隙が1mm以下で
あれば、空気間隙から寒剤が流出することを十分に阻止
できることが判明した。
【0016】空気間隙を調整するため、担持アームの縦
軸線に対して横方向へ突出する突出部、例えば板要素
を、担持アーム上で軸方向に無段階に位置調整可能に
のが有利である。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0018】図1に図示したウルトラミクロトーム1
は、担持アーム2を有している。担持アーム2の前端に
は、処理されるべき生物のプレパラート4を保持するプ
レパラート保持体3が配置されている。ウルトラミクロ
トーム1の土台には冷却室6が固定されている。冷却室
6はほぼ箱状の形状を有し、熱伝導性に優れた内壁7を
有している。内壁7は、その外面をすべての側におい
て、熱絶縁性の材料から成る層8によって取り囲まれて
いる。冷却室6の内部空間9内には、カッターとしての
処理工具10が配置され、プレパラート4がカッターに
対して相対的に上下動するとプレパラートの切片が生じ
る。切断過程に関するウルトラミクロトーム1の構成及
び作用は公知のものと同じであり、本発明の直接の対象
ではない、従ってここでは詳細な説明は省略することに
する。
【0019】図2において冷却室6の左側の部分は、流
動状の寒剤、特に流動状の窒素(LN2)の備蓄タンク
12を形成している。備蓄タンク12は、その表面にお
いても熱絶縁層8によって蔽われている。備蓄タンク1
2は、充填管13により必要に応じて追加充填すること
ができる。備蓄タンク12は冷却室6の内部空間9の全
幅にわたって延びており、内部空間9側の端面に、供給
管14を担持している。供給管14により、LN2備蓄
タンク12から蒸発性のガス状窒素が冷却室6に供給さ
れ、スリット開口部15を通って流出する。このように
して冷却室6の内部空間9内に連続的に流入するガス流
は、冷却室6内においてその上縁を越えるような連続的
な溢流を形成し、従って、このようにして形成された寒
剤の溜りのなかに周囲空気が侵入することはない。
【0020】図1と図2からわかるように、担持アーム
2は、冷却室6の壁16を貫通している部分において、
互いに平行な2個のアーム部分17に分割されている。
アーム部分17は、それぞれ、冷却室6の壁16に設け
た鉛直方向のスリット開口部18を貫通しており、冷却
室6の内部空間9内でプレパラート担持体3において一
つになっている。アーム部分17は、鉛直方向に延びる
幅狭の長方形の板状横断面を有しており、スリット開口
部18の形状に適合している。アーム部分17の側面
は、対向するスリット開口部18の縁から1mm以下の
間隔を保っており、このようにして適当に幅狭の空気間
隙20を形成している。図2においては、判り易くする
ため空気間隙20を誇張して拡大して示した。スリット
開口部18の鉛直方向の高さは、担持アーム2の回動行
程を許すほどの大きさである。
【0021】図1と図2に図示した実施例では、内部空
間9のなかにあるガス状の窒素の流出は、狭い空気間隙
20に設けた絞り、及びただ1つの開口部に比べて上端
及び下端において小さくされたスリット開口18の横
断面積により、著しく減少する。
【0022】図3と図4では、本発明にとって重要な部
分だけを図示した。他の部分は、図1に図示した実施例
と同様の構成にすることができる。
【0023】図3と図4に図示した密封構造の第2実施
例においては、担持アーム22の表面は、該担持アーム
22に固定された板要素23と24によって拡大されて
いる。板要素23と24は、軸方向に間隔を持って担持
アーム22に固定されており、その間の開口部26の領
域において冷却室6の壁25を閉塞させている。外側に
ある板要素23は、冷却室6をも絶縁させている材料と
同じ熱絶縁性に優れた材料から成っており、或いは背面
に適当な絶縁層を担持している。
【0024】板要素23の、前方へ、即ち冷却室のほう
へ向けられる表面27は、部分円筒面の形状を有し、そ
の曲率軸線は、担持アーム22の回動軸線Sに一致して
いる。冷却室25は、板要素23の領域で表面27に補
完されるように切り取られており、凹状の部分円筒面2
8を形成している。表面27と28は、幅が1mm以下
の空気間隙29を画成している。
【0025】冷却室壁25の内面に配置されている板要
素24は、熱伝導性に優れた材料、例えば銅から成って
いる。板要素24の、冷却室壁25側の背面も、曲率軸
線としての回動軸線Sを持った部分円筒面として構成さ
れている。この位置で冷却室壁25は補完するように内
側へ湾曲している。その結果、対向する面の間に、1m
m以下の一様な幅の空気間隙30が形成されている。
【0026】この実施例では担持アーム22の横断面が
円形であり、冷却室壁25に設けられた開口部26が長
方形(図3を参照)であるにもかかわらず、冷却室のな
かに含まれている窒素が開口部26を通って流出するこ
とはない。なぜなら、板要素22,24及びこれに付設
された冷却室壁25の表面によって、かなり大きな流動
抵抗を持ったかなり長い空気間隙29,30が形成され
るからである。
【0027】図5と図6は、前記実施例の板要素23の
変形例を示している。
【0028】図5に図示した板要素33は、冷却室壁に
向けられる表面37を有している。鉛直方向に延びる湾
曲部は、この実施例でも、担持アーム32の回動軸線S
と一致する曲率軸線を有している(図5aを参照)。こ
れに対して、表面37の、水平方向に延びている湾曲部
は、図5bの平面図からわかるように、より大きく湾曲
している。その曲率軸線は、点Kにて担持アームの長手
軸線を通っている。
【0029】板要素33をこのように構成することによ
り、板要素の占める空間が同じでも、図3と図4に図示
した実施例による部分円筒状の空気間隙29よりも長い
空気間隙が得られる。従って密封効果がより優れてい
る。
【0030】図6の実施例では(図面を判り易くするた
め、図5に比べて拡大して図示した)、担持アーム42
に配置される板要素43は、冷却室壁側に表面47を有
している。この表面47は、第2実施例の板要素23と
ほぼ同様に部分円筒状に構成されており、その曲率軸線
は、担持アーム42の回動軸線と一致している。しかし
表面47は連続して延在しておらず、互いに接続する多
数の面によって形成されている。これらの面は互いに多
角形状に継ぎ合わされている。図6は、これらの面の間
に形成されている屈曲部48を示している。板要素43
を、図3と図4の実施例における冷却室壁25の背面の
部分円筒面28と協働させると、図6において破線で示
すように、寒剤の流出方向にて拡大され、再び狭くなっ
ている空気間隙が生じる。拡大空間49は、平らな多角
形面と付設の冷却室壁とのより大きな間隔によって形成
され、一方空気間隙50の幅の狭い位置は、屈曲部48
によって生じる。空気間隙をこのように延在させること
により、流動抵抗がさらに大きくなり、寒剤のロス量を
減少させる。
【0031】図3と図4の実施例における、外側にある
板要素23は、付加的に、またはその熱絶縁部の代わり
に、図4に図示した加熱体19を有してもよい。この加
熱体19は、板要素の温度を一様化する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、担持アームに機械的な
作用が働かず、同時に寒剤の流出を十分に阻止すること
ができるので、冷却室の雰囲気が阻害されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】担持アームが冷却室壁を貫通しているウルトラ
ミクロトームの第1実施例の側面図であり、冷却室の領
域を断面にて示した側面図である。
【図2】図1の線II−IIによる冷却室の横断面図で
あり、冷却室内の一連の装置を省略して示した図であ
る。
【図3】担持アームが冷却室壁を貫通しているウルトラ
ミクロトームの第2実施例の冷却室の図2に対応する図
である。
【図4】図3の冷却室の図1に対応する図である。
【図5a】第3実施例による担持アームの側面図であ
る。
【図5b】第3実施例による担持アームの平面図であ
る。
【図6】第4実施例による担持アームの側面図である。
【符号の説明】
2,22,32,42 担持アーム 16,25 冷却室壁 18,26 開口部 20,29,30,50 空気間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平2−501005(JP,A) 特表 昭63−501820(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給管を介してガス状の寒剤を供給可能で
    ある冷却室と、上下動可能で、処理されるべきプレパラ
    ートを担持する担持アームとを有し、担持アームが、冷
    却室の壁に設けた開口部を通って冷却室内へ突出してお
    り、寒剤が冷却室から流出しないように前記開口部が密
    封されているミクロトームにおいて、 担持アーム(2,22,32,42)の表面が、開口部
    (18,26)の領域において、担持アーム(2,2
    2,32,42)に固定される少なくとも1個の板要素
    (23,24;33,43)によって拡大されているこ
    と、 板要素(23,24;33,43)の表面(27,3
    7,47)と冷却室壁(16,25)の表面とが、互い
    に補完するように湾曲して形成され、または湾曲に近似
    する多角形面を備えるよう形成されていること、 板要素(23,24;33,43)の表面(27,3
    7,47)と冷却室壁(16,25)の表面とが、担持
    アーム(2,22,32,42)の各運動段階において
    存在している空気間隙(20,29,30,50)を形
    成していること、 寒剤が流出しないように密封するため、空気間隙(2
    0,29,30,50)の横断面が比較的小さく、且つ
    空気間隙(20,29,30,50)の長さが寒剤の流
    出方向にて比較的大きく保たれていること、 を特徴とするミクロトーム。
  2. 【請求項2】空気間隙(29)を画成している前記表面
    がほぼ円筒状に湾曲しており、その曲率軸線が担持アー
    ムの回動軸線(S)に一致していることを特徴とする、
    請求項1に記載のミクロトーム。
  3. 【請求項3】空気間隙を画成している表面(37)がほ
    ぼ円環面状に湾曲しており、円環面の中心点が担持アー
    ム(32)の回動軸線(S)上にあることを特徴とす
    る、請求項2に記載のミクロトーム。
  4. 【請求項4】空気間隙が、寒剤の流出方向に対して横方
    向に延在し流出方向にて互いに間隔を持って配置されて
    いる多数の拡大空間(49)を有していることを特徴と
    する、請求項1から3までのいずれか1つに記載のミク
    ロトーム。
  5. 【請求項5】拡大空間(49)が、空気間隙(50)を
    画成している表面の少なくとも1個が滑らかな湾曲から
    ずれていることにより形成されていることを特徴とす
    る、請求項4に記載のミクロトーム。
  6. 【請求項6】冷却室壁(25)の内面及び外面の少なく
    とも一方に板要素(23,24)が付設されていること
    を特徴とする、請求項2から5までのいずれか1つに記
    載のミクロトーム。
  7. 【請求項7】冷却室壁(25)の外面に付設されている
    板要素(23,33,43)が熱絶縁性の材料から成
    り、外部に対して蔽われていることを特徴とする、請求
    項6に記載のミクロトーム。
  8. 【請求項8】冷却室壁の外面に付設される板要素(2
    3)が加熱体(19)により加熱可能であることを特徴
    とする、請求項6または7に記載のミクロトーム。
JP22902891A 1990-09-11 1991-09-09 ミクロトーム Expired - Lifetime JP3161771B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4028806.4 1990-09-11
DE19904028806 DE4028806C2 (de) 1990-09-11 1990-09-11 Mikrotom, insbesondere Ultramikrotom mit einer Kühlkammer

Publications (2)

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JPH04233433A JPH04233433A (ja) 1992-08-21
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