JP3161710B2 - 界面活性剤組成物 - Google Patents

界面活性剤組成物

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JP3161710B2 JP2000552244A JP2000552244A JP3161710B2 JP 3161710 B2 JP3161710 B2 JP 3161710B2 JP 2000552244 A JP2000552244 A JP 2000552244A JP 2000552244 A JP2000552244 A JP 2000552244A JP 3161710 B2 JP3161710 B2 JP 3161710B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、非イオン性界面活性剤を含有する界面活性
剤組成物に関する。さらに本発明は、該界面活性剤組成
物を配合する非液状の洗剤組成物に関する。
背景技術 融点30℃以下の非イオン性界面活性剤は、皮脂汚れ
の洗浄性能に優れる。しかし、該非イオン性界面活性剤
は、常温では液状又はペースト状であるため、粉末洗剤
をはじめとする非液状の洗剤に配合し難い。
上記問題点を解決する方法として、例えば、非イオン
性界面活性剤を含有する洗剤スラリーを噴霧乾燥するこ
とで粉末化する方法がある。しかし、非イオン性界面活
性剤の耐熱性及び粉末物性の低下の点で、多量の非イオ
ン性界面活性剤を配合できず、十分な洗浄力が得られな
かった。
また、非イオン性界面活性剤を含む組成物を粉体に担
持させ、粉末洗剤を得る方法がある。この場合、該組成
物は粉体への表面吸着や毛管力により担持されており、
非イオン性界面活性剤のシミ出し性やケーキング性の点
で問題がある。
特開昭52−110710号公報の粉末洗剤の製造方
法では、主として室温で液状又は半固体状の非イオン性
界面活性剤からなる界面活性剤組成物が開示されている
が、非イオン性界面活性剤のシミ出し抑制や耐ケーキン
グ性の向上のための手段については何ら記載も示唆もさ
れておらず、これを用いて洗剤粒子を製造した場合、品
質上問題がある。
また、スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤
は、洗浄性能や起泡力に優れ、さらに安定性が高く、低
価格である点からも非常に有用である。
洗浄性能の点から考えると、スルホン酸基を有する陰
イオン性界面活性剤は泥汚れ等の親水性汚れに対し、特
に高い洗浄性能を有する。従って、皮脂汚れの洗浄性能
に優れる非イオン性界面活性剤とスルホン酸基を有する
陰イオン性界面活性剤を組み合わせることで、幅広い汚
れに対し、高い洗浄性能を発揮することが可能となる。
また、一般に非イオン性界面活性剤は泡立ちが少ない
ため、起泡力に優れるスルホン酸基を有する陰イオン性
界面活性剤と併用することで望ましい泡立ち性を得るこ
とができる。
特開昭63−110292号公報には、非イオン性界
面活性剤とアルキルベンゼンスルホン酸塩又はアルキル
硫酸塩及び水からなる、20〜80℃の範囲で噴霧され
うる易動性を持つ粉末洗剤の製造に用いられる活性剤組
成物が開示されている。しかしながら、非イオン性界面
活性剤とアルキルベンゼンスルホン酸塩との組み合わせ
では、非イオン性界面活性剤のシミ出しを抑制できず、
耐ケーキング性の低下が懸念される。また、アルキル硫
酸塩を用いた場合には、硫酸エステル基の安定性に問題
があり、増粘し易いことから輸送性が悪く、また、粉体
原料との混合工程においては、粘着性が高いことから洗
剤製造時の取り扱い性が悪い等の問題がある。
つまり、非液状洗剤の製造に用いる界面活性剤組成物
としては、製造可能な温度範囲で十分に低い粘度を有
し、かつ洗剤保存時の温度範囲で界面活性剤組成物が硬
化することにより界面活性剤組成物を担持した非液状の
洗剤組成物が非イオン性界面活性剤のシミ出しを起こさ
ず、粉末洗剤組成物に用いた場合に粒子変形等によるケ
ーキングが起こらないこと、という特性を併せ持つこと
が必要である。
発明の開示 従って本発明の課題は、非液状の洗剤組成物を製造す
る工程において、製造時の温度範囲(好ましくは90℃
以下)では容易に取り扱い得る十分に低い粘度を有し、
一方、洗剤組成物の保存時の温度範囲では、非イオン性
界面活性剤のシミ出し抑制、かつ洗剤組成物強度の向上
のために界面活性剤組成物が硬化する、という特性を併
せ持つ界面活性剤組成物を提供することにある。さらに
該界面活性剤組成物を配合してなる非イオン性界面活性
剤のシミ出しが少なく、かつ洗剤組成物強度が高く耐ケ
ーキング性に優れた洗剤組成物及びその製造方法を提供
することにある。
即ち、本発明の要旨は、 〔1〕 a) 30℃以下に融点を有する非イオン性界
面活性剤、 b) スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤、及
び c) a)成分の固定化剤 を含有する界面活性剤組成物であって、b)成分の配合
量が、a)成分100重量部に対し0〜300重量部
で、c)成分の配合量が、a)成分100重量部に対し
1〜100重量部であり、かつ (1)界面活性剤組成物の流動点以上の温度で、該組成
物の粘度が10Pa・s以下となる温度域を有し、 (2)界面活性剤組成物の流動点より低くa)成分の融
点より高い温度範囲において、該組成物の進入硬度が1
00g/cm以上となる温度域を有する、非液状の洗
剤組成物用として配合され得る界面活性剤組成物、 〔2〕 粘度が10Pa・s以下となる温度にある前記
〔1〕記載の界面活性剤組成物を、粉体原料と混合する
工程を含む非液状の洗剤組成物の製造方法、に関するも
のである。
発明を実施するための最良の形態 a)成分の非イオン性界面活性剤としては、その融点
が30℃以下、好ましくは25℃以下、特に好ましく2
2℃以下のものである。例えば、ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェ
ニルエーテル、アルキル(ポリオキシアルキレン)ポリ
グリコシド、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキ
シエチレンアルキルエーテル(EPEノニオンと略記す
る。)等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックポリマー、ポリオキシアルキレンアルキロール
(脂肪酸)アミドが好ましいものとして例示される。
特に、炭素数10〜14のアルコールにアルキレンオ
キシドを4〜12モル(好ましくは6〜10モル)付加
したポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好まし
い。ここで、アルキレンオキシドとしては、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド等が挙げられ、好ましくは
エチレンオキシドである。また、溶解性、特に低温にお
ける溶解性の点から、かかるアルコールにエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、更に要すればエチレンオキ
シドがブロック重合又はランダム重合されてなる化合物
も好ましい。その中でもEPEノニオンが好ましい。
a)成分は単独で用いても良く、2種以上を併用しても
良い。また、非イオン性界面活性剤は水溶液として用い
てもよい。
融点は、FP800サーモシステムのメトラーFP8
1(Mettler Instrumente AG
製)を用い、昇温速度0.2℃/minで測定される。
b)成分のスルホン酸基を有する陰イオン性界面活性
剤は、a)成分の非イオン性界面活性剤と併用すること
で、望ましい泡立ち性や洗浄性能を得ることができる。
b)成分の配合量はa)成分100重量部に対し0〜3
00重量部であり、好ましくは1〜300重量部、より
好ましくは10〜250重量部、さらに好ましくは20
〜200重量部、特に好ましくは30〜180重量部で
ある。b)成分は単独で用いても良く、2種以上を併用
しても良い。尚、b)成分を配合しない場合であって
も、非イオン性界面活性剤のシミ出し抑制及び耐ケーキ
ング性向上の効果は発揮される。
b)成分としては、例えば、アルキル基の炭素数10
〜18、好ましくは炭素数12〜16のアルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフ
ィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、α−スルホ脂
肪酸アルキルエステル塩等が好ましい。特に、望ましい
泡立ち性や洗浄性能の点から、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩が好ましい。さらに、b)成分において、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属塩、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン等のアミン等が好ましく、特
に洗剤組成物の粒子強度向上の点から、ナトリウム、カ
リウム塩が好ましい。
c)成分はa)成分の固定化剤である。本明細書にお
いて固定化剤とは、常温で液状又はペースト状の非イオ
ン性界面活性剤の流動性を抑え、且つ該組成物が流動性
を失った状態での進入硬度を著しく高めることができる
基剤を意味する。例えば、第1図に示すように、a)成
分とb)成分の混合物(組成物(X))は、温度の低下
による進入硬度の上昇が小さい。一方、組成物(X)に
c)成分を添加した本発明の組成物(Y)は流動点より
低く、a)成分の融点より高い温度範囲で急激に該組成
物の進入硬度が上昇する特徴を有するものである。c)
成分の配合量は、a)成分100重量部に対し1〜10
0重量部、より好ましくは5〜50重量部、特に好まし
くは5〜30重量部である。
c)成分としては下記に示すc−1)成分及びc−
2)成分が例示できる。
c−1)成分としては、カルボン酸基又はリン酸基を
有する陰イオン性界面活性剤(但し、スルホン酸基を有
するものを除く。)が挙げられ、具体的には、脂肪酸
塩、ヒドロキシ脂肪酸塩、アルキルリン酸塩等の陰イオ
ン性界面活性剤等が挙げられる。特に、炭素数10〜2
2の脂肪酸もしくはヒドロキシ脂肪酸のナトリウム、カ
リウムのアルカリ金属塩、アルカノールアミン等のアミ
ン塩から選ばれる1種以上が溶解性の点で好ましい。特
に好ましくは、シミ出し抑制及び洗剤粒子強度の点で、
炭素数14〜20の飽和脂肪酸のナトリウム、カリウム
塩から選ばれる1種以上である。
脂肪酸塩を用いる場合、平均の炭素数が少ないほど溶
解性に優れるが、平均の炭素数が10未満では匂いの点
で問題がある。したがって、脂肪酸塩の平均の炭素数は
10〜18が好ましく、より好ましくは12〜16、1
3〜15が特に好ましい。
脂肪酸塩を用いる場合、溶解性の点から、炭素数20
以上の飽和脂肪酸塩の含有量は、脂肪酸塩中の好ましく
は10重量%以下、より好ましくは5重量%以下であ
る。また、脂肪酸塩を多量に配合すると溶解性が低下す
ることから、c−1)成分として脂肪酸塩を用いる場合
の配合量は、a)成分100重量部に対して40重量部
以下が好ましく、より好ましくは20重量部以下であ
る。
c−2)成分としては、35℃以上の融点を有し、か
つa)成分と相溶性を有する化合物である。例えば、分
子量が3000〜30000のポリオキシアルキレン型
非イオン性化合物、分子量が3000〜30000のポ
リエーテル系非イオン性化合物などから選ばれる1種以
上が挙げられる。特にポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルが好ましい例として挙げられ、中でもa)成分の融
点より高く、界面活性剤組成物の流動点よりも低い温度
範囲で、該組成物の進入硬度を高める効果、及び流動点
以上の温度で該組成物を減粘させる効果の向上の点で、
分子量3000〜30000(好ましくは5000〜1
5000)のポリエチレングリコールがよい。ここでい
う相溶性とは、a)成分の融点以上の温度のいずれかで
a)成分とc−2)成分の混合物がよく混じり合い、分
相しにくい性質をいう。従って、c−2)成分のa)成
分への混合割合は、ハンドリング可能な範囲で適宜設定
すれば良い。
c)成分としては、c−1)成分単独又はc−2)成
分単独でも良く、c−1)成分とc−2)成分との混合
物でも良い。取り分け、該混合物をc)成分として用い
ることは、シミ出し防止効果や耐ケーキング性をさらに
向上させることができるため、特に好ましい。この場
合、c−1)成分のc−2)成分に対する重量比は好ま
しくは10/1〜1/10、より好ましくは8/1〜1
/8、特に好ましくは5/1〜1/5である。
かかるa)成分、b)成分及びc)成分を含有する、
本発明の界面活性剤組成物は、以下の性質を有するもの
である。
本発明の界面活性剤組成物は、製造上のハンドリング
性の観点から、該組成物の流動点以上の温度で該組成物
の粘度が10Pa・s以下、好ましくは5Pa・s以
下、より好ましくは2Pa・s以下となる温度域を有す
るものである。尚、界面活性剤組成物とベース顆粒(後
述)とを混合する場合には、ベース顆粒への吸蔵を高め
る点で、特に好ましくは1Pa・s以下、最も好ましく
は0.5Pa・s以下である。このような温度域として
は、界面活性剤組成物の安定性の観点から、好ましくは
90℃まで、より好ましくは80℃まで、特に好ましく
は70℃までに存在するのが好ましい。ここで、粘度
は、B型粘度計(TOKYO KEIKI社製 DVM
−B形)、ローターNo.3、60r/minの条件で
測定して求める。また、該条件での測定値が2Pa・s
を越え、測定不能となる場合は、ローターNo.3、1
2r/minの条件で測定して求める。
また、本発明の界面活性剤組成物は、該組成物の流動
点より低くa)成分の融点より高い温度(非イオン性界
面活性剤のシミ出し抑制の適性範囲を広げる観点から、
好ましくは25℃以上、より好ましくは30℃以上であ
る。)範囲において、該組成物の進入硬度が100g/
cm以上、好ましくは300g/cm以上、特に好
ましくは800g/cm以上となる温度域を有する。
流動点は、JIS K 2269の方法により測定され
る。
尚、c)成分を含有しない界面活性剤組成物は、a)
成分の凝固に伴い、a)成分の融点近傍で進入硬度が上
昇することがある。この場合は、温度上昇により非イオ
ン性界面活性剤のシミ出しがあるため、実用上不具合を
生じる。これに対して、c)成分を含有する本発明の界
面活性剤組成物は、a)成分の融点よりも有意に高い温
度域で進入硬度を上昇させるため、該温度域で界面活性
剤組成物を硬化できると共に、保存時の温度範囲で非イ
オン性界面活性剤のシミ出しを抑制できることに意味が
ある。
進入硬度の測定方法は以下の通りである。
レオメーター(NRM−3002D、不動工業(株)
製)と直径8mm、底面積0.50mの円形アダプタ
ー(No.3、8φ)を用い、アダプターが界面活性剤
組成物の内部に進入速度20mm/minで20mm進
入したときの荷重を円形アダプター底面積で除した値で
ある。
さらに、本発明の界面活性剤組成物は、該組成物の流
動点より低くa)成分の融点より高い温度範囲におい
て、進入硬度の変化率(絶対値)が10g/cm・℃
以上となる温度域を有するものが、製造可能な温度域拡
大の観点から好ましい。該変化率は、好ましくは20g
/cm・℃以上、より好ましくは50g/cm・℃
以上である。
本明細書において、進入硬度の変化率(絶対値)は以
下の方法で算出する(第2図参照)。即ち、a)成分の
融点より高く該界面活性剤組成物の流動点より低い温度
範囲で、5℃間隔で進入硬度を測定する。但し、進入硬
度が急激に変化する温度範囲では、適宜温度間隔を狭め
て測定することが望ましい。次いで、温度T、T
(℃)での進入硬度P、P(g/cm)とする
と、該変化率(g/cm・℃)は式(1)で示され
る。
進入硬度の変化率=|(P−P)/(T−T)| ・・・式(1) 本発明の界面活性剤組成物を調製する混合方法は、例
えばa)成分、b)成分及びc)成分をそれぞれ単独で
予め組成物の流動点以上の温度に昇温し、次いでこれら
を混合攪拌して調製する方法I、a)成分、b)成分、
c)成分のうち一部を予め混合した後、残りの成分を混
合し、組成物の流動点以上の温度に昇温させて調製する
方法II、a)成分、b)成分及びc)成分をまず、室
温で混合し、次いで、混合を続けつつ界面活性剤組成物
の流動点以上の温度に昇温させて調製する方法III等
が挙げられる。好ましくは方法I又は方法II、特に好
ましくは方法IIである。
また、本発明の界面活性剤組成物には、d)成分とし
て水が含有されていても良い。特に、c)成分がc−
1)成分を含有する場合、本発明の組成物には水が含有
されていることが好ましい。中でもc)成分として脂肪
酸塩を用いる場合、水の添加は、a)成分との相溶性が
高まるので好適であり、また、該界面活性剤組成物の流
動点以上の温度での減粘効果もあり、製造上のハンドリ
ング性の点からも好適である。水の含有量は、好ましく
は本発明の界面活性剤組成物の5〜25重量%であり、
より好ましくは5〜20重量%、より好ましくは9〜1
5重量%、更に好ましくは10〜14重量%、特に好ま
しくは10〜13重量%、最も好ましくは10.5〜1
2.5重量%である。さらに、本発明の界面活性剤組成
物には、例えば、b)成分やc−1)成分に該当しない
陰イオン性界面活性剤、具体的にはアルコールの硫酸エ
ステル塩やアルコールのエトキシレート化物の硫酸エス
テル塩が適宜含有されていても良い。また、陽イオン性
界面活性剤や両イオン性界面活性剤等の界面活性剤、ア
クリル酸ポリマー若しくはアクリル酸マレイン酸コポリ
マーやカルボキシメチルセルロース等の再汚染防止剤、
クエン酸、エチレンジアミン四酢酸等の低分子量カルボ
ン酸キレート剤の酸若しくはその塩、ソーダ灰、芒硝、
亜硫酸塩等の無機粉末、蛍光増白剤等が適宜含有されて
いても良い。
b)成分やc−1)成分については、そのどちらか又
は両方の成分を未中和の形で非イオン性界面活性剤と混
合した後に、アルカリ中和して調製してもよい。本発明
の界面活性剤組成物を用いて非液状の洗剤組成物を製造
する場合、未中和物の一部を中和し、残りを粉体原料に
担持させるときに中和してもよい。ただし、界面活性剤
組成物中の未中和物は非イオン性界面活性剤の安定性の
点で、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重
量%以下、更に好ましくは3重量%以下である。b)成
分やc)成分は高濃度のペースト又は水溶液の状態で用
いてもよい。
非液状の洗剤組成物とは、例えば、ペースト状、ドウ
状、粉末状あるいはそれらを加工して得られるシート
状、タブレット状の形態のものを示す。その形態は、界
面活性剤組成物と粉体原料の配合比を適宜変化させるこ
とによって所望の形態を得ることができる。
界面活性剤組成物の量に対して粉体原料の量を増やし
ていくことにより、洗剤組成物の形態はペースト状から
ドウ状、粉末状へと変化する。本発明の界面活性剤組成
物100重量部に対して、粉体原料を20〜2000重
量部配合することによって、非液状の洗剤組成物を得る
ことができるが、概ね本発明の界面活性剤組成物100
重量部に対して、粉体原料20〜1000重量部配合す
ることによってペースト状、粉体原料50〜2000重
量部配合することによってドウ状、粉体原料100〜2
000重量部配合することによって粉末状の形態をとり
得る。
衣料用洗剤の最も一般的な形態は粉末状であり、粉末
状の形態を得るためには、本発明の界面活性剤組成物1
00重量部に対して、粉体原料150〜2000重量部
配合することが好ましく、洗浄力の点から特に好ましく
は200〜1000重量部である。
粉末状の洗剤組成物を得る好適な製造方法は、以下の
工程(A)を含んでなり、更に必要に応じて工程(B)
を含んでもかまわない。
工程(A):粘度が10Pa・s以下になる温度にあ
る本発明の界面活性剤組成物を粉体原料と混合する工
程。
工程(B):工程(A)で得られた混合物と微粉体と
を混合し、粉末洗剤組成物の表面を該微粉体で被覆する
工程。工程(B)は解砕が同時に進行する場合も含まれ
る。
該粉体原料とは、一般的に衣料用洗剤に用いられるビ
ルダーであり、例えば、ゼオライト、クエン酸塩等の金
属イオン封鎖剤や、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ剤、結晶性珪酸塩等の金属イオン封鎖能・アル
カリ能いずれも有する基剤等を意味する。また、1種以
上の該ビルダー及び/又は洗剤組成物に一般的に用いら
れるその他の基剤、例えば、衣料用洗剤の分野で公知の
界面活性剤、アクリル酸ポリマー若しくはアクリル酸マ
レイン酸コポリマーやカルボキシメチルセルロース等の
再汚染防止剤、芒硝、亜硫酸塩等の無機粉末、蛍光増白
剤等を適宜配合した水スラリーを乾燥したベース顆粒も
粉体原料の一種である。
かかるベース顆粒を使用する場合、洗剤組成物の溶解
性の点で、その量は好ましくは粉体原料の60重量%以
上、より好ましくは70重量%以上、特に好ましくは8
0重量%以上である。但し、表面被覆剤を含む洗剤組成
物の場合は、表面被覆剤の量を除いて算出する。
工程(A)に用いる好適なベース顆粒の物性に関し
て、その嵩密度は、好ましくは400〜1000g/
L、より好ましくは500〜800g/Lであり、その
平均粒径は、好ましくは150〜500μm、より好ま
しくは180〜350μmである。嵩密度は、JIS
K 3362の方法で測定する。平均粒径(Dp)は、
JIS Z 8801に規定の篩を用いて求める。例え
ば、目開きが2000μm、1400μm、1000μ
m、710μm、500μm、355μm、250μ
m、180μm、125μmである9段の篩と受け皿を
用い、ロータップマシーン(HEIKO SEISAK
USHO製、タッピング:156回/分、ローリング:
290回/分)に取り付け、100gの試料を10分間
振動して篩い分けを行った後、受け皿、125μm、1
80μm、250μm、355μm、500μm、71
0μm、1000μm、1400μm、2000μmの
順番に受け皿及び各篩上に重量頻度を積算していくと、
積算の重量頻度が50%以上となる最初の篩いの目開き
をaμmとし、またaμmよりも一段大きい篩の目開き
をbμmとした時、受け皿からaμmの篩までの重量頻
度の積算をc%、またaμmの篩上の重量頻度をd%と
した場合、次式: Dp=10(50−(c−d/(log b−log
a)×log b))/(d/(log b−log
a)) により求めることができる。
ベース顆粒はスラリー乾燥によって調製される。その
乾燥方法として、例えば噴霧乾燥、凍結乾燥、薄膜乾
燥、真空乾燥及び混練乾燥等が挙げられる。中でも生産
性の点から噴霧乾燥が好ましい。また、乾燥後に粉砕・
分級等を行ってベース顆粒としてもよい。
工程(A)で用いる混合機は例えば界面活性剤組成物
を添加するためのノズルや混合機内の温度を制御するた
めにジャケットを備えたものが好ましい。
工程(A)において、本発明の界面活性剤組成物中に
b)成分、c−1)成分の未中和物が含まれている場合
は、粉体原料中のアルカリ成分と中和してもよい。
好適な混合時間(回分式の場合)及び平均滞留時間
(連続式の場合)は、例えば1〜20分間が好ましく、
特に2〜10分間が好ましい。
更に工程(B)を行うことにより、粉末洗剤組成物の
流動性と耐ケーキング性を向上させることができる。ま
た、工程(A)で得られた混合物が粉末状を呈していな
い場合に、工程(B)には、微粉体を助剤として用いて
混合物を解砕する工程も含まれる。
該微粉体は、粉末洗剤組成物表面の被覆率の向上、粉
末洗剤組成物の流動性と耐ケーキング性の向上の点か
ら、その一次粒子の平均粒径が10μm以下のものが好
ましい。平均粒径は、光散乱を利用した方法、例えばパ
ーティクルアナライザー(堀場製作所(株)製)、又は
顕微鏡観察により測定される。
該微粉体は、アルミノケイ酸塩が望ましく、珪酸カル
シウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレ
イ、非晶質シリカ誘導体、結晶性シリケート化合物等の
シリケート化合物のような無機微粉体や、一次粒子が1
0μm以下の金属石鹸も用いることができる。
また、該微粉体が高いイオン交換能や高いアルカリ能
を有することが洗浄力の点で好ましい。
微粉体の使用量としては、流動性及び使用感の点で粉
末洗剤組成物100重量部に対して好ましくは0.5〜
40重量部、より好ましくは1〜30重量部、特に好ま
しくは2〜20重量部である。
工程(B)で用いられる混合機は、添加する微粉体の
分散性の向上、解砕効率の向上の点から例えば、混合機
内に高速回転する解砕翼を備えているものが好ましい。
また、混合機内の温度は目的に応じて任意に設定すれ
ばよいが、本発明の界面活性剤組成物の進入硬度が10
0g/cm以上の温度範囲であれば微粉体添加量の低
減、解砕効率の向上の点から有利である。
粉末洗剤組成物の物性は、以下のものが適している。
(1)嵩密度は、好ましくは500〜1000g/
L、より好ましくは600〜1000g/L、特に好ま
しくは650〜850g/Lである。該嵩密度の測定方
法は、ベース顆粒と同様である。
(2)平均粒径は、好ましくは150〜500μm、
より好ましくは180〜350μmである。該平均粒径
の測定方法は、ベース顆粒と同様である。
(3)洗剤粒子群の好ましい形態:単核性洗剤組成物 本発明において製造される粉末洗剤組成物の好ましい
形態は、単核性洗剤組成物である。ここで、単核性洗剤
組成物とは、ベース顆粒を核として製造された洗剤組成
物であって、実質的に1個の洗剤粒子の中に1個のベー
ス顆粒を核として有する洗剤組成物をいう。
洗剤組成物の単核性を表す指標として、下式で定義さ
れる粒子成長度を用いることができる。ここで言う単核
性洗剤組成物は、粒子成長度が、1.5以下、好ましく
は1.3以下である。
粒子成長度=(工程(B)にて得られる洗剤組成物の
平均粒径)/(ベース顆粒の平均粒径) かかる単核性洗剤組成物は粒子間の凝集が抑制されて
いるため、所望の粒径範囲外の粒子(凝集粒子)が生成
することなく、溶解性に優れた洗剤組成物が得られると
いう利点を有する。
(4)耐ケーキング性は、好ましくは篩通過率が90
%以上、より好ましくは95%以上である。耐ケーキン
グ性の試験法は、濾紙(ADVANTEC社製 No.
2)で長さ10.2cm×幅6.2cm×高さ4cmの
天部のない箱を作り、四隅をステープラーでとめた。試
料50gを入れた該箱の上にアクリル樹脂板(15g)
と鉛板(250g)をのせた。これを温度35℃、湿度
40%の雰囲気下で2週間放置した後のケーキング状態
について下記の通過率を求めることによって行った。
<通過率> 試験後の試料を篩(JIS Z 880
1規定の目開き4760μm)上に静かにあけ、通過し
た粉末重量を計り、試験後の試料に対する通過率(%)
を求めた。
(5)シミ出し性は、下記の試験法による評価が好ま
しくは2ランク以上、より好ましくは1ランクであれば
搬送系での機器への非イオン性界面活性剤含有粉末の付
着防止、容器にシミ出し防止の工夫が不要となり好まし
い。
シミ出し性の試験法:耐ケーキング試験と同様の方法
で、2週間及び1ヵ月保存した時の濾紙の容器の底部
(粉体と非接触面)でのシミ出し状態を目視評価した。
評価は、底部の濡れ面積で判定し、下記の1〜5ランク
とした。
ランク1:濡れていない。ランク2:1/4程度の面
が濡れていた。ランク3:1/2程度の面が濡れてい
た。ランク4:3/4程度の面が濡れていた。ランク
5:全面が濡れていた。
(6)洗剤組成物の溶解率は、好ましくは90%以
上、より好ましくは95%以上である。溶解率の測定方
法は次の通りである。
5℃に冷却した71.2mgCaCO/Lに相当す
る1Lの硬水(Ca/Mgのモル比7/3)を1Lビー
カー(内径105mm、高さ150mmの円筒型、例え
ば岩城硝子社製1Lガラスビーカー)の中に満たし、5
℃の水温をウォーターバスにて一定に保った状態で、攪
拌子(長さ35mm、直径8mm、例えば型式:ADV
ANTEC社製、テフロン丸型細型)にて水深に対する
渦巻きの深さが約1/3となる回転数(800rpm)
で攪拌する。1.0000±0.0010gとなるよう
に縮分・秤量した洗剤組成物を攪拌下に水中に投入・分
散させ攪拌を続ける。投入から60秒後にビーカー中の
洗剤組成物分散液を重量既知のJIS Z 8801
(ASTM No.200に相当)規定の目開き74μ
mの標準篩(直径100mm)で濾過し、篩上に残留し
た含水状態の洗剤組成物を篩と共に重量既知の開放容器
に回収する。尚、濾過開始から篩を回収するまでの操作
時間を10±2秒とする。回収した洗剤組成物の溶残物
を105℃に加熱した電気乾燥機にて1時間乾燥し、そ
の後、シリカゲルを入れたデシケーター(25℃)内で
30分間保持して冷却する。冷却後、乾燥した洗剤の溶
残物と篩と回収容器の合計の重量を測定し、次式によっ
て洗剤組成物の溶解率(%)を算出する。尚、重量の測
定は精密天秤を用いて行うこととする。
溶解率(%)={1−(T/S)}×100 〔S:洗剤組成物の投入重量(g);T:上記攪拌条件
にて得られた水溶液を上記篩に供したときに、篩上に残
存する洗剤組成物の溶残物の乾燥重量(乾燥条件:10
5℃の温度下に1時間保持した後、シリカゲルを入れた
デシケーター(25℃)内で30分間保持する。)
(g)。〕 実施例 調製例1 表1に示すポリオキシエチレンアルキルエーテル10
0重量部とポリエチレングリコール5重量部を混合し、
80℃に加熱、攪拌して界面活性剤組成物1を調製し
た。
調製例2 80℃に加熱した上記ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル100重量部と水17.8重量部とパルミチン酸
9.2重量部を混合し、48%水酸化ナトリウムを3重
量部添加、攪拌して界面活性剤組成物2を調製した。
調製例3 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル100重量
部、水14重量部、上記ポリエチレングリコール5重量
部を混合し、80℃に加熱し、48%水酸化ナトリウム
水溶液1.5重量部と80℃に加熱した上記パルミチン
酸4.6重量部とを添加、攪拌して界面活性剤組成物3
を調製した。
調製例4 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル100重量
部と上記ポリエチレングリコール20重量部を混合し、
80℃に加熱、攪拌して、そこへドデシルベンゼンスル
ホン酸93.6重量部と48%水酸化ナトリウム水溶液
24.2重量部を添加、攪拌して界面活性剤組成物4を
調製した。
調製例5 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル100重量
部と上記パルミチン酸9.2重量部、水8重量部を80
℃に加熱混合し、そこへ上記ドデシルベンゼンスルホン
酸93.6g重量部と48%水酸化ナトリウム水溶液2
7.2重量部を添加、攪拌して界面活性剤組成物5を調
製した。
調製例6 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル100重量
部と上記ポリエチレングリコール10重量部、パルミチ
ン酸9.2重量部、水7重量部を混合し、80℃に加
熱、攪拌して、そこへ上記ドデシルベンゼンスルホン酸
93.6重量部と48%水酸化ナトリウム水溶液27重
量部を添加し、界面活性剤組成物6を調製した。
調製例7 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル100重量
部と、パルミチン酸4.6重量部、ステアリン酸4.6
重量部、水12.5重量部を混合し、80℃に加熱、攪
拌して、そこへ上記ドデシルベンゼンスルホン酸28重
量部と48%水酸化ナトリウム水溶液10重量部を添加
し、界面活性剤組成物7を調製した。
調製例8〜13 調製例5と同様の方法で、界面活性剤組成物8〜13
を調製した。
調製例14 表1に示すEPEノニオンを用い、調製例5と同様の
方法で、界面活性剤組成物14を調製した。
調製例15 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルをそのまま
界面活性剤組成物15とした。
調製例16 調製例4と同様の方法で界面活性剤組成物16を調製
した。
調製例17 上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル100重量
部を80℃に加熱し、そこへ上記ドデシルベンゼンスル
ホン酸168重量部と48%水酸化ナトリウム水溶液4
3.5重量部を添加、攪拌し、水分の一部を加熱蒸発さ
せて界面活性剤組成物17を調製した。
得られた界面活性剤組成物1〜17(実施例は1〜1
4、比較例は15〜17)の組成、物性を表1〜3に示
す。
ここで、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとして
は、花王(株)、商品名:エマルゲン108KM(エチ
レンオキサイド平均付加モル数;8.5、アルキル鎖の
炭素数:12〜14、融点:18℃)を用いた。EPE
ノニオンとしては、花王(株)製、商品名:エマルゲン
LS−106(融点0℃以下)を用いた。ポリエチレン
グリコールとしては、花王(株)製、商品名:K−PE
G6000(平均分子量:8500、融点:60℃)を
用いた。ドデシルベンゼンスルホン酸としては、花王
(株)製、商品名:ネオペレックスFSを用いた。ラウ
リン酸としては、花王(株)製、商品名:ルナックL−
98を用いた。パルミチン酸としては、花王(株)製、
商品名:ルナックP−95を用いた。ステアリン酸とし
ては、花王(株)製、商品名:ルナックS−98を用い
た。エイコサン酸としては、和光純薬(株)製を用い
た。
界面活性剤組成物1〜17については、該組成物の流
動点より高い温度範囲において、温度上昇に対して該組
成物の粘度が単調減少となる傾向が確認された。表1に
示す該組成物の粘度は、製造上のハンドリング性及び界
面活性剤の安定性の点から90℃における値を示した。
ここで、界面活性剤組成物10に水をさらに添加してな
る界面活性剤組成物11は、水の添加により減粘され、
よりハンドリングしやすくなった。尚、該組成物17の
粘度は、90℃においては測定不可であり、100℃で
1.5Pa・sの値を得た。
界面活性剤組成物1〜17の進入硬度は35℃で測定
した値を示した。但し、該組成物15〜17は、該組成
物の流動点より低くa)成分の融点より高い温度範囲に
おいて100g/cm以上の値は確認されなかった
(参考値として20℃における進入硬度の値も記
す。)。
表2に、界面活性剤組成物6と16の各温度における
進入硬度と該硬度の変化率を示す。該組成物6において
は、その流動点(57.5℃より低い温度からa)成分
の融点(18℃)より高い温度の範囲で、進入硬度は急
激に立ち上がり、その変化率は50g/cm・℃以上
を示した。該組成物1〜5、7〜14においても同様の
傾向が確認できた。これに対し、該組成物16は、a)
成分の融点より高い温度範囲において進入硬度の急激な
変化は確認できず、その変化率も2g/cm・℃以下
であった。該組成物15、17においても同様の傾向が
確認できた。
表3に界面活性剤組成物6、16の各温度における粘
度を示す。
製造例1 下記の製造方法に従い洗剤粒子(粉末洗剤組成物)を
得た。表1記載の界面活性剤組成物1を80℃にした。
次に、レディデミキサー(松坂技研(株)製、容量20
L、ジャケット付)に表4記載のベース顆粒1を80重
量部と、ベース顆粒1以外の粉体原料を20重量部を投
入し、主軸(150rpm)とチョッパー(4000r
pm)の攪拌を開始した。尚、ジャケットに80℃の温
水を10L/分で流した。そこに、上記界面活性剤組成
物30重量部を2分間で噴霧し(噴霧条件:スプレーイ
ングシステムズジャパン(株)製、TP80015−S
S、噴霧圧力2.8kg/cm)、その後4分間攪拌
を行い排出し、洗剤粒子1aを4kg得た。
ここで、炭酸ナトリウム(*1)としては、セントラ
ル硝子(株)製のデンス灰(平均粒径:290μm)を
用いた。結晶性アルミノケイ酸塩(*2)としては、ゼ
オライト4A型(平均粒径:3.5μm)を用いた。無
定形アルミノケイ酸塩(*3)としては、特開平9−1
32794号公報記載の調製例2を平均粒径8μmに粉
砕して用いた。その組成はNaO・Al・3S
iOであった。ベース顆粒1(*4)は、嵩密度:
0.62g/mL、平均粒径:225μm、組成:ゼオ
ライト/ポリアクリル酸Na/炭酸Na/硫酸Na/水
=50/10/20/15/5のものを用いた。ベース
顆粒2(*5)は、嵩密度:0.69g/mL、平均粒
径:215μm、組成:ゼオライト/ポリアクリル酸N
a/硫酸Na/水=70/10/15/5のものを用い
た。結晶性シリケート(*6)はクラリアントトクヤマ
社製のNa−SKS−6(δ−NaO・2SiO
を平均粒径8μmに粉砕して用いた。微粉体(*7)は
表面被覆剤であった。
更に、この洗剤粒子の表面に10重量部の結晶性アル
ミノ珪酸塩で表面被覆を行った。得られた洗剤粒子は、
流動性の点でさらに良好となった。
得られた洗剤粒子(洗剤粒子1b)の物性を表5に示
す。
製造例2〜18 表4記載の組成にて製造例1と同様の方法で洗剤粒子
(洗剤粒子2〜18)を得た。得られた洗剤粒子の物性
を表5に示す。尚、洗剤粒子1〜15が実施例で、洗剤
粒子16〜18が比較例である。尚、界面活性剤組成物
17を用いた比較例18では、高粘度のため界面活性剤
組成物を噴霧することができず、界面活性剤組成物17
を容器よりスパーテルでかき出し、造粒機に直接添加し
た。
得られた洗剤粒子の物性は、次のようにして求めた。
平均粒径は、JIS Z 8801の標準篩を用いて5
分間振動させた後、篩目のサイズによる重量分率から測
定した。嵩密度は、JIS K 3362の方法で測定
した。シミ出し性は2週間後と1ヵ月間後の試料を、耐
ケーキング性は2週間保存後の試料を測定対象とした。
尚、粒子成長度が1.1である粉末洗剤組成物1b
は、粒子成長度が1.7である粉末洗剤組成物2よりも
溶解性の点で優れていた。また、粉体原料全てがベース
顆粒からなる粉末洗剤組成物10は、溶解性が特に優れ
ていた。また、炭素数が20以上の脂肪酸塩を含まない
粉末洗剤組成物6は、炭素数20のエイコサン酸ナトリ
ウムを含む粉末洗剤組成物14より溶解性に優れてい
た。さらに、平均炭素数が14の脂肪酸塩を含む粉末洗
剤組成物13は、平均炭素数が16の脂肪酸塩を含む粉
末洗剤組成物6より溶解性に優れていた。
均等物 当業者であれば、単なる日常的な実験手法によって、
本明細書に記載された発明の具体的態様に対する多くの
均等物を認識し、あるいは確認することができるであろ
う。そのような均等物は、下記請求の範囲に記載される
ような本発明の範疇に含まれるものである。
産業上の利用可能性 本発明の洗剤組成物の製造に用いられる界面活性剤組
成物は、製造時の温度範囲では容易に取り扱い得るに十
分に低い粘度を有し、一方、洗剤組成物の保存時の温度
範囲では非イオン性界面活性剤のシミ出し抑制かつ洗剤
組成物強度の向上のために該界面活性剤組成物が硬化す
る、という特性を併せ持つことができる。さらにこれを
用いて非イオン性界面活性剤のシミ出しが少ないかつ洗
剤組成物の粒子強度が高く耐ケーキング性に優れた洗剤
組成物を製造することができる。
[図面の簡単な説明] 第1図は、界面活性剤組成物に関しての、温度と進入
硬度との関係を示すグラフである。図中、taはa)成
分の融点、tyは組成物(Y)の流動点、線xは組成物
(X)のデータ、そして線yは組成物(Y)のデータを
示す。
第2図は、界面活性剤組成物に関しての、温度と進入
硬度との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 修 和歌山県和歌山市湊1334番地 花王株式 会社研究所内 (72)発明者 山下 博之 和歌山県和歌山市湊1334番地 花王株式 会社研究所内 (56)参考文献 特開 平9−279196(JP,A) 特開 平3−269099(JP,A) 特開 平1−247498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 17/06 C11D 1/83 C11D 3/20 C11D 17/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a) 30℃以下に融点を有する非イオン
    性界面活性剤、 b) スルホン酸基を有する陰イオン性界面活性剤、及
    び c) a)成分の固定化剤 を含有する界面活性剤組成物であって、b)成分の配合
    量が、a)成分100重量部に対し0〜300重量部
    で、c)成分の配合量が、a)成分100重量部に対し
    1〜100重量部であって、 c)成分が、 c−1)カルボン酸基又はリン酸基を有する陰イオン性
    界面活性剤(但し、スルホン酸基を有するものを除
    く。)及び c−2)35℃以上の融点を有する、ポリオキシアルキ
    レン型非イオン性化合物及びポリエーテル系非イオン性
    化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物であっ
    て、 界面活性剤組成物中の界面活性剤の未中和物の含有量が
    10重量%以下であり、かつ (1)界面活性剤組成物の流動点以上の温度で、該組成
    物の粘度が10Pa・s以下となる温度域を有し、 (2)界面活性剤組成物の流動点より低くa)成分の融
    点より高い温度範囲において、該組成物の進入硬度が1
    00g/cm以上となる温度域を有する、粉体原料と
    の混合により非液状の洗剤組成物の調製が可能な界面活
    性剤組成物。
  2. 【請求項2】 界面活性剤組成物の流動点より低くa)
    成分の融点より高い温度範囲において、進入硬度の変化
    率(絶対値)が10g/cm・℃以上となる温度域を
    有する請求項1記載の界面活性剤組成物。
  3. 【請求項3】c−1)成分が脂肪酸塩、ヒドロキシ脂肪
    酸塩又はアルキルリン酸塩である請求項1又は2記載の
    界面活性剤組成物。
  4. 【請求項4】 c)成分がc−1)成分を含有する場
    合、さらに、d)成分として水を界面活性剤組成物中5
    〜25重量%含有する請求項3記載の界面活性剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の界面活性剤
    組成物100重量部に対して、粉体原料が20〜200
    0重量部配合されてなる非液状の洗剤組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか記載の界面活性剤
    組成物100重量部に対して、粉体原料が100〜20
    00重量部配合されてなる粉末洗剤組成物。
  7. 【請求項7】 粉体原料の60重量%以上(但し、表面
    被覆剤を含む洗剤組成物の場合は、表面被覆剤の重量を
    除く。)が、ビルダーを含有する水スラリーを乾燥させ
    て得られるベース顆粒からなる請求項6記載の粉末洗剤
    組成物。
  8. 【請求項8】 粒度が10Pa・s以下となる温度にあ
    る請求項1〜4いずれか記載の界面活性剤組成物を、粉
    体原料と混合する工程を含む非液状の洗剤組成物の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 工程(A):粘度が10Pa・s以下に
    なる温度にある本発明の界面活性剤組成物を粉体原料と
    混合する工程、及び 工程(B):工程(A)で得られた混合物と微粉体とを
    混合し、粉末洗剤組成物の表面を該微粉体で被覆する工
    程を含んでなる製法により得られる粉末洗剤組成物であ
    って、次式: 粒子成長度=(工程(B)にて得られる洗剤組成物の平
    均粒径)/(ベース顆粒の平均粒径) で算出される粒子成長度が1.5以下である粉末洗剤組
    成物。
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