JP3159093B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に微細な配線構造とその形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化に伴い、半導体装置
の構成には微細な多層配線が必須になる。現在では、こ
のような多層配線を有する半導体装置の層間絶縁膜とし
ては、上層の配線層と下層の配線層との間および同層の
配線層間の寄生容量を低減する目的から、誘電率が比較
的に小さくしかも品質の安定したシリコン酸化膜系の絶
縁膜が主流になっている。
【0003】この半導体素子の微細化により、下層の配
線幅および配線間隔は縮小されるが、配線抵抗の増加を
避けるためには、ある程度の配線の断面積の確保が必要
となる。その結果、配線層のアスペクト比(配線の高さ
/配線の幅)と共に配線間のアスペクト比(配線の高さ
/配線の配線間隔)は大きくなる。このために、配線層
間の寄生容量が大幅に増加し信号の伝達速度が低下した
り、配線層間のクロストーク(隣接する配線層間で信号
ノイズが発生する現象)等が多発するようになる。
【0004】また、層間絶縁膜の表面に大きな段差があ
る場合、上層の配線層の形成時に、フォトリソグラフィ
技術において、フォーカス・マージンの不足から微細な
レジストパターンが形成できず、形成できたとしても、
大きな段差のために上層の配線層の断線および段差部で
の配線材料のエッチング残りが発生する。このため、層
間絶縁膜の表面が平坦になることも要求される。
【0005】このような微細な多層配線で生じてくる問
題を解決するために、低い誘電率を有する層間絶縁膜を
適用する種々の手法が提案されている。例えば、この一
例として特開平8−55913号公報に記載されている
技術がある。そこで、この技術について図面を参照して
説明する。図7および図8は、この従来の技術を説明す
る配線構造の製造工程順の断面図である。
【0006】図7(a)に示すように、半導体基板の表
面上に厚い絶縁膜101が形成される。そして、この厚
い絶縁膜101上に、金属層102および第1の誘電体
層103が積層して形成される。さらに、この第1の誘
電体層103上にレジストマスク104が設けられる。
ここで、第1の誘電体層103はシリコン酸化膜等の信
頼性の高い絶縁膜である。
【0007】その後、このレジストマスク104がエッ
チングマスクにされ、第1の誘電体層103および金属
層102が反応性イオンエッチング(RIE)される。
そして、レジストマスク104が除去される。このよう
にして、図7(b)に示すように、厚い絶縁膜101上
に間隔の狭い配線105と間隔の広い配線106とが形
成される。
【0008】次に、図7(c)に示すように、厚い絶縁
膜101上の間隔の狭い配線105、間隔の広い配線1
06および第1の誘電体層103全面を覆って低誘電率
材料107が形成され平坦化される。ここで、低誘電率
材料107にはテフロン(登録商標)やパリレン(登録
商標)のようなポリマー誘電体等が使用されるものとす
る。
【0009】次に、低誘電率材料107表面の全面に硬
い酸化物マスク108が形成されレジスト層が形成され
て、フォトリソグラフィ技術とRIE技術とでこれらの
絶縁膜が選択的にエッチングされる。すなわち、図8
(a)に示すように、間隔の広い配線106領域の低誘
電率材料と硬い酸化物マスク108は除去され、間隔の
狭い配線105領域のそれらは残される。
【0010】次に、間隔の狭い配線105上の硬い酸化
物マスク108は除去され、図8(b)に示すように、
低誘電率材料107が第1の誘電体層103の上面より
低いレベルまで除去される。すなわち、低誘電率材料が
ドライエッチングでエッチバックされる。ここで、第1
の誘電体層103は低誘電率材料107のエッチストッ
パとして働く。また、低誘電率材料107は間隔の狭い
配線105の上部を過ぎてエッチダウンされないことが
好ましい。
【0011】次に、図8(b)に示すように、全面に、
すなわち間隔の広い配線106および第1の誘電体層1
03さらにはエッチバックされた低誘電率材料107を
被覆するように、第2の誘電体層109が堆積され平坦
化される。この第2の誘電体層109はシリコン酸化膜
等の絶縁膜である。
【0012】以上のようにして、半導体基板の厚い絶縁
膜101上に下層の配線層と層間絶縁膜が形成されるよ
うになる。ここで、配線間隔の広い領域にはシリコン酸
化膜等の信頼性の高い絶縁膜が形成され、配線間隔の狭
い領域には低誘電率材料が充填される。
【0013】この公開公報には記載されていないが、さ
らに多層配線を形成するためには、このような従来の技
術で形成された下層配線と上層配線とを接続することが
必要になる。そこで、この場合には、図8(c)に示す
ように、間隔の広い配線106および間隔の狭い配線1
05上にスルーホール110あるいは110aが形成さ
れるようになる。そして、このスルーホール110ある
いは110a内に金属プラグ111あるいは111aが
形成され、多層配線の下層配線と上層配線とはこの金属
プラグで電気接続されることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したような
従来の技術では、半導体装置の配線構造において、配線
間隔の狭い領域に選択的に低誘電率の絶縁膜が形成され
る。そして、この従来の技術では、図8(b)で説明し
たように低誘電率材料107のエッチバックが必須にな
る。しかし、このようなエッチバックでの低誘電率材料
のエッチング深さの制御は非常に難しい。さらに、半導
体ウェーハ内でそのエッチバック深さの均一性を向上さ
せることも難しい。すなわち、このような従来の技術
は、配線構造の微細化および半導体ウェーハの大口径化
(例えば12インチΦ化)においてその半導体装置製造
への適用が困難になる。
【0015】また、従来の技術では間隔の狭い配線10
5および間隔の広い配線106の上面には、第1の誘電
体層103と第2の誘電体層109が形成される。すな
わち、このような配線層の上面には低誘電率材料は設け
られない。このために、このような配線上にスルーホー
ルが形成できるようになる。しかし、スルーホールの形
成のためのフォトリソグラフィ工程において、図8
(c)に示すようにマスク合わせズレが生じると、間隔
の狭い配線105では低誘電率材料107もエッチング
される。ここで、低誘電率材料107として、公開公報
に記載されているように比誘電率3以下のポリマー誘電
体が用いられると、間隔の狭い配線105領域のスルー
ホール110aの形状は非常に悪くなる。すなわち、ス
ルーホールは横方向にも形成されその形状はボイド状に
なる。そして、信頼性の高い金属プラグ111aの形成
が困難になるとともに、半導体装置の信頼性が大幅に低
下するようになる。
【0016】本発明の目的は、微細な配線構造を安定し
て形成できる簡便な製造方法を提供すると共に、配線構
造の高性能化を容易にし、微細な多層配線層に対応でき
る信頼性の高い配線構造とその製造方法を提供すること
にある。
【0017】
【問題を解決するための手段】このために本発明では、
半導体素子を有する半導体基板上に絶縁膜を介して同一
層に複数の下層配線が配設されており、前記下層配線間
のうち隣接配線間隔の狭い領域であって前記配線間及び
配線上に選択的に第1の層間絶縁膜が形成され、前記隣
接配線間隔の広い領域には第2の層間絶縁膜が形成さ
れ、さらに、前記第1の層間絶縁膜と第2の層間絶縁膜
とを被覆するように第3の層間絶縁膜が形成され、且つ
前記第2の層間絶縁膜および第3の層間絶縁膜のみにス
ルーホールが形成され、前記第3の層間絶縁膜上に複数
の上層配線が前記スルーホールを通して下層配線に接続
して配設される。そして、前記第1の層間絶縁膜の誘電
率は前記第2の層間絶縁膜および第3の層間絶縁膜の誘
電率より小さくなるように設定される。
【0018】ここで、前記第3の層間絶縁膜のうち前記
上層配線間隔の狭いところの第3の層間絶縁膜が掘り下
げられ、前記上層配線間および前記第3の層間絶縁膜の
掘り下げられた領域に上層の第1の層間絶縁膜が充填さ
れる。
【0019】
【0020】ここで、前記第1の層間絶縁膜は有機膜、
有機SOG膜、ポリイミド膜、シリコン酸化膜より小さ
い密度の多孔質無機SOG膜あるいは多孔質有機SOG
膜等で構成され、前記第2の層間絶縁膜および第3の層
間絶縁膜はシリコン酸化膜あるいはシリコンオキシナイ
トライド膜で構成される。
【0021】そして、半導体基板上に形成される多層配
線構造において、下層の配線構造および上層の配線構造
が共に上記のような配線構造になるように形成される。
【0022】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に絶縁膜を介して複数の配線を形成し全面
に第1の層間絶縁膜と保護絶縁膜とを積層して形成する
工程と、配線間隔の広い領域の前記第1の層間絶縁膜と
保護絶縁膜とを選択的に除去する工程と、全面に第2の
層間絶縁膜を堆積した後、前記保護絶縁膜をエッチング
ストッパとして前記第2の層間絶縁膜を化学的機械研磨
し平坦化する工程と、前記第2の層間絶縁膜のみにスル
ーホールを形成する工程とを含む。ここで、前記第1の
層間絶縁膜は低誘電率の絶縁膜であり前記第2の層間絶
縁膜の誘電率より小さくなるように設定する。
【0023】ここで、前記保護絶縁膜はシリコン窒化膜
あるいはシリコンオキシナイトライド膜で構成され、前
記第2の層間絶縁膜はシリコン酸化膜で構成される。
【0024】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に層間絶縁膜を介して複数の配線を形
成し全面に第2の層間絶縁膜を形成する工程と、配線間
隔の狭い領域であって前記配線間及び配線上の前記第2
の層間絶縁膜を選択的に除去する工程と、全面に第1の
層間絶縁膜を堆積した後、前記第2の層間絶縁膜をエッ
チングストッパとして前記第1の層間絶縁膜を化学的機
械研磨し平坦化する工程と、前記第1の層間絶縁膜と第
2の層間絶縁膜とを被覆するように第3の層間絶縁膜を
形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜および第3の層
間絶縁膜のみにスルーホールを形成する工程とを含む。
ここで、前記第1の層間絶縁膜は低誘電率膜であり前記
第2の層間絶縁膜および前記第3の層間絶縁膜の誘電率
より小さくなるように設定する。
【0025】ここで、前記第1の層間絶縁膜はシリコン
酸化膜で構成され、前記第2の層間絶縁膜はシリコンオ
キシナイトライド膜で構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
を説明するための配線部の断面図である。そして、図2
はこのような配線部構造を製造するための主要工程の断
面図である。
【0027】図1に示すように、例えばシリコン基板等
の半導体基板の表面に形成された下地層間絶縁膜1上に
複数の下層配線2および2aが形成されている。ここ
で、下層配線2は配線間隔の狭い領域の配線層であり、
下層配線2aは配線間隔の広い領域の配線層である。
【0028】そして、この下層配線2間を充填するよう
に第1層間絶縁膜3が形成され、この第1層間絶縁膜3
表面に保護絶縁層4が形成されている。ここで、下地層
間絶縁膜1は通常のシリコン酸化膜で構成されその比誘
電率は4程度になる。これに対し、第1層間絶縁膜3は
有機SOG膜等で構成されその比誘電率は下地層間絶縁
膜1より小さくなるように設定される。また、保護絶縁
層4は無機絶縁膜で構成され、後述するように第1層間
絶縁膜3のエッチングストッパ層として機能するもので
ある。
【0029】また、間隔の広い配線層である下層配線2
aには、層間絶縁膜として第2層間絶縁膜5が形成され
ている。ここで、この第2層間絶縁膜5は耐湿性が高く
高品質の絶縁膜で構成される。例えば、化学気相成長
(CVD)法で堆積されたシリコン酸化膜である。そし
て、この第2層間絶縁膜の所定の領域にスルーホール6
が形成され、このスルーホール6に金属プラグ7が充填
されて下層配線2aと電気接続されている。
【0030】ここで、低誘電率絶縁膜で構成される第1
層間絶縁膜3とその上部の保護絶縁層4にはスルーホー
ルは全く形成されない。
【0031】そして、上述した下層の配線層の場合と同
様に上層の配線層が形成される。すなわち、保護絶縁層
4、第2層間絶縁膜5等の絶縁膜上に上層配線8aある
いは8等が形成されて、上層配線8が金属プラグ7と接
続されている。さらに、上層配線8間には低誘電率絶縁
膜で構成された上層の第1層間絶縁膜9が充填され、こ
の上層の第1層間絶縁膜9の表面には保護絶縁層4が形
成されている。そして、上層配線8aには層間絶縁膜と
して上層の第2層間絶縁膜10が形成されている。ここ
で、この上層の第2層間絶縁膜10は第2層間絶縁膜5
と同様に耐湿性が高く高品質の絶縁膜で構成される。ま
た、この上層の第2層間絶縁膜10の所定の領域に上層
のスルーホール11が形成され、この上層のスルーホー
ル11に上層の金属プラグ12が充填されている。
【0032】この上層の配線層の形成では、上層の第1
層間絶縁膜9が第2層間絶縁膜5上に、上層の第2層間
絶縁膜10が保護絶縁層4上に形成される場合について
説明されているが、これらの構成が逆になっても何ら問
題はない。
【0033】以上に説明したように、本実施の形態での
配線構造の特徴は、配線間隔の狭い領域に低誘電率絶縁
膜である第1層間絶縁膜が形成され、配線間隔の広い領
域に耐湿性の高い高品質の第2層間絶縁膜が形成され、
そして、スルーホールは第2層間絶縁膜にのみに設けら
れる点にある。
【0034】次に、以上のような配線構造の製造方法の
主要部を図2に基づいて説明する。図2(a)に示すよ
うに、シリコン酸化膜等で下地層間絶縁膜1が半導体基
板上に形成される。そして、この下地層間絶縁膜1上に
配線金属膜がスパッタ法で堆積される。ここで、配線金
属膜は膜厚400nm程度のアルミ銅(AlCu)等の
合金膜である。あるいはチタン(Ti)、窒化チタン
(TiN)およびアルミ銅等の積層金属膜である。
【0035】次に、この配線金属膜がフォトリソグラフ
ィ技術とドライエッチング技術とで微細加工され、下層
配線2および2aが形成される。ここで、下層配線2は
配線間隔の狭い領域の配線層であり、下層配線2aは配
線間隔の広い領域の配線層である。
【0036】次に、低誘電率絶縁膜が全面に形成され
る。例えば、有機SOG膜を形成する塗布溶液が全面に
回転塗布される。ここで、塗布溶液は、下層配線2およ
び2aの間に充填される。次に、熱処理が施されて塗布
溶液は熱硬化され、上記の有機SOG膜が形成されるこ
とになる。このように形成される有機SOG膜の比誘電
率は3以下になる。そして、この有機SOG膜は化学的
機械研磨(CMP)法で研磨され平坦化され、図2
(a)に示すような第1層間絶縁膜3が形成されるよう
になる。ここで、第1層間絶縁膜3の膜厚は600nm
程度に設定される。
【0037】次に、この第1層間絶縁膜3の表面に保護
絶縁層4が形成される。この保護絶縁層4はプラズマC
VD法で堆積されるシリコン窒化膜あるいはシリコンオ
キシナイトライド膜で構成され、その膜厚は50nm程
度に設定される。
【0038】次に、図2(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィ技術とドライエッチング技術とで、下層配線
2の領域の保護絶縁層4と第1層間絶縁膜3が残存する
ように不要の部分は除去される。
【0039】次に、下層配線2aおよび保護絶縁層4を
被覆するように、第2層間絶縁膜5が堆積される。ここ
で、第2層間絶縁膜5はバイアスECRによるプラズマ
CVD法で堆積された膜厚800nm程度のシリコン酸
化膜である。
【0040】次に、図2(b)状態の第2層間絶縁膜5
は、図2(c)に示すように、CMP法で研磨され平坦
化される。この研磨工程で、保護絶縁層4はエッチング
ストッパとして機能する。すなわち、シリコン酸化膜が
選択的に研磨され、シリコン窒化膜あるいはシリコンオ
キシナイトライド膜が研磨されにくい研磨剤を使用する
ことで、第2層間絶縁膜5が選択的に研磨され、第1層
間絶縁膜は保護絶縁層4により研磨から保護されるよう
になる。また、この保護絶縁層4は、半導体チップ上で
の研磨後の第2層間絶縁膜5の膜厚均一性を大幅に向上
させる働きを有する。
【0041】次に、第2層間絶縁膜5の所定の領域にス
ルーホール6が設けられ、このスルーホール6に金属プ
ラグ7が充填される。ここで、この金属プラグ7は、例
えばCVD法によるタングステン膜の成膜とCMP法に
よる研磨とで形成される。
【0042】以上のようにして、下層の配線構造が形成
されることになる。そして、図1で説明したように上層
の配線層が形成される。ここで、この形成方法は先述し
た下層の配線層の形成方法と同じであるので、その説明
は省略される。
【0043】ここで、第1層間絶縁膜3として、吸湿性
のある有機絶縁膜、例えばポリイミド膜、シリコン酸化
膜より密度の小さい多孔質無機SOG膜、多孔質有機S
OG膜等が用いられてもよい。あるいは、SiOF膜、
SiBN膜等の無機絶縁膜が使用されてもよい。
【0044】本発明の配線構造の特徴の1つは、配線間
隔の狭い領域に低誘電率絶縁膜が選択的に形成され、配
線間隔の広い領域に耐湿性の高い高品質の層間絶縁膜が
形成され、そして、スルーホールが上記耐湿性の高い高
品質の層間絶縁膜にのみに設けられることである。そこ
で、この特徴について図3に基づいて説明する。図3は
本発明が適用された半導体装置の平面図である。
【0045】図3に示すように、半導体チップ1a上の
所定の領域に低誘電率絶縁膜が選択的に形成されてい
る。すなわち、第1層間絶縁膜形成領域14が半導体チ
ップ1aの所定の区画領域に設けられる。これにより、
配線間の寄生容量が低減し信号の伝達速度が増大するよ
うになる。
【0046】同様に、耐湿性が高く高品質の層間絶縁膜
の形成される領域が半導体チップ1aの1区画に設けら
れる。すなわち、第2層間絶縁膜形成領域15が半導体
チップ1a上に形成される。そして、下層の配線層と上
層の配線層とを接続するためのスルーホール16は、上
記第2層間絶縁膜形成領域15に設けられ、このスルー
ホール16に金属プラグが充填されることになる。
【0047】一般的に低誘電率絶縁膜は熱膨張係数が大
きくその強度は小さい。また、一般的に低誘電率絶縁膜
は吸湿性が高い。そして、誘電率が低下するほどこの傾
向が強くなる。
【0048】このために、このような低誘電率絶縁膜の
領域にスルーホールが形成されると、このスルーホール
を通した下層の配線層と上層の配線層との接続部の電気
抵抗が経時変化するようになる。すなわち、配線の信頼
性が大幅に低下する。例えば、水分のためにスルーホー
ル部の配線が腐食したり、アルミ金属の弗化物が形成さ
れ電気抵抗が上昇するようになる。このような品質の低
下は、配線構造が多層になってくるとより顕著になる。
また、このような配線構造の信頼性の低下のために、層
間絶縁膜の低誘電率化に限界が生じてくる。
【0049】これに対し、上述したように本発明の実施
の形態では、スルーホールは耐湿性が高く高品質の第2
層間絶縁膜形成領域にのみに設けられる。このために、
配線構造の高性能化が容易になるとともに、微細な多層
配線層に対応できる信頼性の高い配線が容易に形成でき
るようになる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は第2の実施の形態を説明するための配線部の
断面図である。そして、図5および図6はこのような配
線部構造を製造するための工程順の断面図である。ここ
で、第1の実施の形態の場合と同一のものは同一符号で
示される。
【0051】図4に示すように、半導体基板の表面に形
成された下地層間絶縁膜1上に複数の下層配線2および
2aが形成されている。また、下層配線2の間に位置す
る下地層間絶縁膜1に溝13が形成されている。ここ
で、下層配線2は配線間隔の狭い領域の配線層であり、
下層配線2aは配線間隔の広い領域の配線層である。
【0052】そして、この下層配線2間および溝13を
充填するように第1層間絶縁膜3が形成されている。こ
こで、下地層間絶縁膜1は通常のシリコン酸化膜で構成
される。これに対し、第1層間絶縁膜3は有機SOG膜
等で構成される。
【0053】また、間隔の広い配線層である下層配線2
aには、層間絶縁膜として第2層間絶縁膜5aが形成さ
れている。ここで、この第2層間絶縁膜5aは、第1層
間絶縁膜3とは別種の絶縁材料であり耐湿性が高く高品
質の絶縁膜で構成される。例えば、CVD法で堆積され
たシリコンオキシナイトライド膜である。
【0054】そして、この第1層間絶縁膜3および第2
層間絶縁膜5aを被覆するように第3層間絶縁膜17が
形成されている。ここで、第3層間絶縁膜17は、第2
層間絶縁膜5aと同様に耐湿性が高く高品質の絶縁膜で
構成される。そして、この第2層間絶縁膜5aおよび第
3層間絶縁膜17の所定の領域にスルーホール6が形成
され、このスルーホール6に金属プラグ7が充填されて
下層配線2aと電気接続されている。
【0055】ここで、第1の実施の形態と同様に、低誘
電率絶縁膜で構成される第1層間絶縁膜3にはスルーホ
ールは全く形成されない。
【0056】そして、上述した下層の配線層の場合と同
様に上層の配線層が形成される。すなわち、第3層間絶
縁膜17上に上層配線8aあるいは8等が形成されて、
上層配線8が金属プラグ7と接続されている。さらに、
上層配線8間の第3層間絶縁膜17には溝13が設けら
れる。そして、上層配線8間および溝13に低誘電率絶
縁膜で構成された上層の第1層間絶縁膜9が充填され
る。また、上層配線8aには層間絶縁膜として上層の第
2層間絶縁膜10aが形成されている。そして、全体を
被覆するように上層の第3層間絶縁膜18が形成されて
いる。ここで、この上層の第2層間絶縁膜10aあるい
は上層の第3層間絶縁膜18は耐湿性が高く高品質の絶
縁膜で構成される。また、この上層の第2層間絶縁膜1
0aと上層の第3層間絶縁膜18の所定の領域に上層の
スルーホール11が形成され、この上層のスルーホール
11に上層の金属プラグ12が充填されている。
【0057】この上層の配線層の形成では、上層の第1
層間絶縁膜9が第2層間絶縁膜5aの上部に、上層の第
2層間絶縁膜10aが第1層間絶縁膜3の上部にそれぞ
れ形成される場合について説明されているが、これらの
構成は逆になっても何ら問題はない。
【0058】以上に説明したように、本実施の形態での
配線構造の特徴は、半導体装置の配線構造において、配
線底面に存在する層間絶縁膜であって配線間に対応する
領域が一定の深さ除去されて溝が形成されるようにな
る。そして、配線間と共にこの溝部にも低誘電率絶縁膜
が充填される。このため、隣接する配線のフリンジ効果
による寄生容量も低減し、配線間の寄生容量が大幅に低
減するようになる。この効果は、特に微細配線になるほ
ど顕著になる。
【0059】次に、以上のような配線構造の製造方法を
図5と図6に基づいて説明する。図5(a)に示すよう
に、シリコン酸化膜である下地層間絶縁膜1上に、第1
の実施の形態で説明したのと同様にして、下層配線2お
よび2aが形成される。ここで、下層配線2は配線間隔
の狭い領域の配線層であり、下層配線2aは配線間隔の
広い領域の配線層である。なお、この下層配線2および
2aの配線幅は0.3μm程度であり、その高さは0.
4μmである。
【0060】次に、全面に第2層間絶縁膜5aが形成さ
れる。ここで、第2層間絶縁膜5aは、プラズマCVD
法で堆積されるシリコンオキシナイトライド膜であり、
CMP法で平坦化されている。そして、配線間隔の広い
領域の下層配線2a上にレジストマスク19が形成され
る。そして、図5(b)に示すようにレジストマスク1
9がエッチングマスクとして用いられ、配線間隔の狭い
領域の下層配線2の第2層間絶縁膜5aがRIEで異方
性エッチングされる。同時に、下地層間絶縁膜1の表面
もRIEでエッチングされ下層配線2と同一パターンの
溝13が形成される。ここで、溝13の深さは下層配線
2の線幅程度に設定される。そして、レジストマスク1
9は除去される。
【0061】次に、図5(c)に示すように、第1層間
絶縁膜3が全面に形成される。例えば、この第1層間絶
縁膜3は第1の実施の形態で説明したような有機SOG
膜等の低誘電率絶縁膜である。ここで、第1層間絶縁膜
3の膜厚は600nm程度に設定される。
【0062】次に、図5(c)状態の第1層間絶縁膜3
は、図6(a)に示すように、CMP法で研磨され平坦
化される。この研磨工程で、第2層間絶縁膜5aはエッ
チングストッパとして機能する。すなわち、第1の実施
の形態と同様にシリコン酸化膜が選択的に研磨され、シ
リコンオキシナイトライド膜が研磨されにくい研磨剤を
使用することで、第1層間絶縁膜3が選択的に研磨され
るようになる。
【0063】次に、図6(b)に示すように、平坦化さ
れた第1層間絶縁膜3および第2層間絶縁膜5a上に第
3層間絶縁膜17が形成される。ここで、この第3層間
絶縁膜17はプラズマCVD法で堆積された膜厚300
nm程度のシリコン酸化膜である。以上のようにして下
層の配線層が形成されることになる。ここで、第1層間
絶縁膜3として、吸湿性のある有機絶縁膜、例えば、ポ
リイミド膜、シリコン酸化膜より密度の小さい多孔質無
機SOG膜、多孔質有機SOG膜等が用いられてもよ
い。あるいは、SiOF膜、SiBN膜等の無機絶縁膜
が使用されてもよい。また、これらの場合には、第2層
間絶縁膜5aとしてシリコン酸化膜が使用されてもよ
い。
【0064】次に、図6(c)に示すように、配線間隔
の広い領域の下層配線2a上の第2層間絶縁膜5aと第
3層間絶縁膜17との積層絶縁膜の所定の領域にスルー
ホール6が設けられ、このスルーホール6に金属プラグ
7が充填されて下層配線2aに電気接続するようにな
る。
【0065】以下、図4で説明したような上層の配線層
が形成される。ここで、この形成方法は上述の下層の配
線層の形成方法と同じであるのでその説明は省略され
る。
【0066】この第2の実施の形態では、配線間に形成
される第1層間絶縁膜は、配線底面の位置より深い領域
まで充填されている。このために、隣接する配線の下部
間すなわち配線の端部間に形成される寄生容量も低減さ
れるようになる。
【0067】なお、本発明での低誘電率絶縁膜として
は、実施の形態で説明した以外に、HSQ(ハイドロゲ
ン シルセキオサン)、ポリアリルエーテル、フッ素化
ポリアリルエーテル、無機ポリシラザン、有機ポリシラ
ザン、BCB(ベンゾシクロブテン)、MSQ(メチル
シルセキオサン)、フッ素化ポリイミド、プラズマCF
ポリマー、プラズマCHポリマー、テフロンAF(登録
商標)、パリレンN(登録商標)パリレンAF4(登
録商標)、ポリナフタレンN等が使用される。
【0068】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では半導
体装置の同一の配線層の構造において、配線間隔の狭い
領域の配線領域に誘電率の低い層間絶縁膜が形成され、
配線間隔の広い領域の配線領域には耐湿性が高く高品質
の層間絶縁膜が形成される。そして、多層配線間を接続
するためのスルーホールは耐湿性が高く高品質の層間絶
縁膜にのみに形成される。また、第1層間絶縁膜のCM
P研磨による平坦化において、第2層間絶縁膜はエッチ
ングストッパとして使用される。
【0069】このために、下層の配線層と上層の配線層
との接続部の信頼性が大幅に向上するようになる。そし
て、微細な多層配線層の形成が容易になる。また、半導
体チップ上での第1層間絶縁膜3の膜厚均一性が大幅に
向上するようになる。
【0070】また、本発明では配線底面に存在する配線
間領域の層間絶縁膜が一定の深さに除去されて溝が形成
されるようになる。そして、配線間と共にこの溝部にも
低誘電率絶縁膜が充填される。
【0071】このため、隣接する配線のフリンジ効果に
よる寄生容量も低減し、配線間の寄生容量が大幅に低減
するようになる。この効果は、特に微細配線になるほど
顕著になる。
【0072】このようにして、本発明は半導体装置の微
細化あるいは多機能化に伴う微細多層配線の高性能化お
よび信頼性の向上を容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための配
線部の断面図である。
【図2】上記の実施の形態の製造工程順の断面図であ
る。
【図3】本発明を説明するための半導体チップの平面図
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するための配
線部の断面図である。
【図5】上記の実施の形態の製造工程順の断面図であ
る。
【図6】上記の実施の形態の製造工程順の断面図であ
る。
【図7】従来を技術を説明するための製造工程順の断面
図である。
【図8】従来を技術を説明するための製造工程順の断面
図である。
【符号の説明】
1 下地層間絶縁膜 1a 半導体チップ 2,2a 下層配線 3 第1層間絶縁膜 4 保護絶縁層 5,5a 第2層間絶縁膜 6,16,110,110a スルーホール 7,111,111a 金属プラグ 8,8a 上層配線 9 上層の第1層間絶縁膜 10,10a 上層の第2層間絶縁膜 11 上層のスルーホール 12 上層の金属プラグ 13 溝 14 第1層間絶縁膜形成領域 15 第2層間絶縁膜形成領域 17,18 第3層間絶縁膜 19、104 レジストマスク 101 厚い絶縁膜 102 金属層 103 第1の誘電体層 105 間隔の狭い配線 106 間隔の広い配線 107 低誘電率材料 108 硬い酸化物マスク 109 第2の誘電体層

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を有する半導体基板上に絶縁
    膜を介して同一層に複数の下層配線が配設されており、
    前記下層配線間のうち隣接配線間隔の狭い領域であって
    前記配線間及び配線上に選択的に第1の層間絶縁膜が形
    成され、前記隣接配線間隔の広い領域には第2の層間絶
    縁膜が形成され、さらに、前記第1の層間絶縁膜と第2
    の層間絶縁膜とを被覆するように第3の層間絶縁膜が形
    成され、且つ前記第2の層間絶縁膜および第3の層間絶
    縁膜のみにスルーホールが形成され、前記第3の層間絶
    縁膜上に複数の上層配線が前記スルーホールを通して下
    層配線に接続して配設され、前記第1の層間絶縁膜の誘
    電率が前記第2の層間絶縁膜および第3の層間絶縁膜の
    誘電率より小さくなっていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第3の層間絶縁膜のうち前記上層配
    線間隔の狭いところの第3の層間絶縁膜が掘り下げら
    れ、前記上層配線間および前記第3の層間絶縁膜の掘り
    下げられた領域に上層の第1の層間絶縁膜が充填されて
    いることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の層間絶縁膜が有機膜、有機S
    OG膜、ポリイミド膜、シリコン酸化膜より小さい密度
    の多孔質無機SOG膜あるいは多孔質有機SOG膜等で
    構成され、前記第2の層間絶縁膜および第3の層間絶縁
    膜がシリコン酸化膜あるいはシリコンオキシナイトライ
    ド膜で構成されていることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に絶縁膜を介して複数の配
    線を形成し全面に低誘電率の絶縁膜である第1の層間絶
    縁膜と保護絶縁膜とを積層して形成する工程と、配線間
    隔の広い領域の前記第1の層間絶縁膜と保護絶縁膜とを
    選択的に除去する工程と、全面に前記第1の層間絶縁膜
    より誘電率の大きな第2の層間絶縁膜を堆積した後、前
    記保護絶縁膜をエッチングストッパとして前記第2の層
    間絶縁膜を化学的機械研磨し平坦化する工程と、前記第
    2の層間絶縁膜のみにスルーホールを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記保護絶縁膜がシリコン窒化膜あるい
    はシリコンオキシナイトライド膜で構成され、前記第2
    の層間絶縁膜がシリコン酸化膜で構成されていることを
    特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に絶縁膜を介して複数の配
    線を形成し全面に第1の層間絶縁膜より誘電率の大きな
    第2の層間絶縁膜を形成する工程と、配線間隔の狭い領
    であって前記配線間及び配線上の前記第2の層間絶縁
    膜を選択的に除去する工程と、全面に低誘電率の絶縁膜
    である第1の層間絶縁膜を堆積した後、前記第2の層間
    絶縁膜をエッチングストッパとして前記第1の層間絶縁
    膜を化学的機械研磨し平坦化する工程と、前記第1の層
    間絶縁膜と第2の層間絶縁膜とを被覆するように第3の
    層間絶縁膜を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜お
    よび第3の層間絶縁膜のみにスルーホールを形成する工
    程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の層間絶縁膜および第3の層間
    絶縁膜がシリコン酸化膜で構成され、前記第2の層間絶
    縁膜がシリコンオキシナイトライド膜で構成されている
    ことを特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方
    法。
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