JP3159019B2 - 自動車用ドアガラスラン - Google Patents

自動車用ドアガラスラン

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のドアフレー
ムに沿って取付けられるドアガラスランに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、自動車のドア1のド
アフレーム2の内周にはこれに沿ってドアガラスラン
(以下、単にガラスランと言う)3が取付けられてい
る。ガラスラン3は、ドアガラス閉時にドアガラス4の
上縁が挿入される押出成形部材(以下、水平部材とい
う)3Aと、昇降するドアガラス4の側縁を案内する押
出成形部材(以下、垂直部材という)3Bと、これ等を
型成形で接続した型成形コーナ部3Cにより一連に構成
されている。
【0003】水平部材3Aおよび垂直部材3Bは基本的
に同一の構造のものが一般に用いられており、図1
(A)に示すように断面コ字形の本体部31の両側壁3
2,33の先端からドアガラスを挟むインナリップ3
4,35が伸び出し、また上記先端から外方へ反転する
ように伸びて上記側壁32,33とでドアフレーム2を
挟むカバーリップ36,37を備えた構造となってい
る。型成形コーナ部3Cは上記両部材3A,3Bをなだ
らかに接続する構造となっている。なお、型成形コーナ
部3Cは、水平部材3Aおよび垂直部材3Bの端末を対
向させて金型のキャビティにセットし、キャビティに型
成形材料を注入することにより形成される。
【0004】ところで、上記型成形コーナ部3Cはでき
るだけ長さを短くすることが望ましい。その理由は、1
つには押出成形材と型成形材とは色艶が異なるため型成
形コーナ部が大きいと見栄えが損ねられるからである。
他の理由は、押出成形材のインナリップには、押出成形
に連続してガラス当接側の面にガラスの滑動性をよくす
るためにウレタンやシリコン樹脂を吹付けて滑性処理が
施されるが、型成形コーナ部では処理がやりにくいこと
から滑性処理は一般になされない。従って型成形コーナ
部が長いとドアガラスが完閉される直前の摺動抵抗が大
きくなるからである。
【0005】一方、ドアフレームにおいては曲率半径の
小さいコーナ部を曲げ成形するのはかなり面倒であり、
特にプレスドアにおいては図3に示すように凹凸面をな
す内板21の絞り込みには限度があるために、外板22
よりも図2の破線Bで示すように大きい曲率半径で成形
されるものが多い。
【0006】以上のような事情からガラスランのコーナ
部の型成形接続では、図1(A)に示すように、車外側
のカバーリップ37を含む本体部31は短い範囲で型成
形接続することで外観を良好に維持するとともに滑性処
理範囲を長くし、一方ドアフレーム内板21を挟む車内
側の側壁32およびカバーリップ36は、長い範囲で上
記内板21の大きい曲率半径に合せるように型成形部を
形成している。
【0007】この場合、水平部材3Aおよび垂直部材3
Bでは、図3に示すように端末から所定の範囲でカバー
リップ36をその根元から垂直方向のカット面5でカッ
トしインナリップ34の根元に、側壁を拡大する型成形
の拡大側壁32´とこれに続くカバーリップ36´を接
続せしめている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、押出成形の
水平部材3Aおよび垂直部材3Bのインナリップ34,
35のドアガラス当接側の面341,351には、滑性
剤を吹付ける等により根元から先端にわたり滑性層が形
成されているので、延長側壁32´を型成形接続すると
きにインナリップ34への接合が不完全となる。このた
め従来はインナリップ34の根元部をグライダー等で削
って粗面加工をしてから型成形接続を行っており、作業
性が悪かった。
【0009】そこで本発明は、従来のように粗面加工を
施すことなく、ガラスランの車内側の拡大側壁をインナ
リップの根元に完全に接着することができるガラスラン
の型成形接続構造を提供することを課題としてなされた
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示すよう
に、押出成形の水平部材3Aおよび垂直部材3Bが型成
形で接続されてコーナ部3Cを形成し、かつ型成形コー
ナ部3Cはその車内側の側壁およびカバーリップがドア
フレームの内板に合せて大きな曲率半径に形成されたガ
ラスランにおいて、水平部材3Aおよび垂直部材3Bの
端末付近でカバーリップ36の根元であるガラスランの
角部を斜め方向にカットすることでカバーリップ36を
切除し、この斜めカット面6に拡大側壁32´を型成形
接続することを特徴とする。このように滑性処理がなさ
れていないカット面6で接続することで拡大側壁32´
を完全に水平部材3Aおよび垂直部材3Bに型成形接続
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、ドアフレーム
2(図2)に装着されるガラスラン3の水平部材3Aお
よび垂直部材3Bは実質的に同一の構造で、断面コ字形
の本体部31の対向側壁32,33の両端から対向方向
にドアガラス4の周縁を両面から挟むインナリップ3
4,35が伸び出し、また上記先端からは外側へ反転す
るようにカバーリップ36,37が伸び出して、側壁3
2,33とでドアフレーム2の内板21および外板22
の端縁を挟むようになっている。両部材3A,3Bはゴ
ムの押出成形体であり、インナリップ34,35の外面
341,351には押出成形に続いて行う滑性処理によ
り滑性層が形成してある。
【0012】上記押出成形の両部材3A,3Bは型成形
によりコーナ形状に接続されている。型成形コーナ部3
Cは上記両部材3A,3Bの端末部をほぼ直角状に対向
せしめて金型のキャビティ内にセットし、該キャビティ
に型成形するゴム材料または熱可塑性エラストマー(T
PE)を注入することにより形成される。この型成形コ
ーナ部3Cにおいて、車外側の側壁33とカバーリップ
37で構成されるドアフレーム外板挟接部は、ドアフレ
ーム外板22の曲率半径に合致するように湾曲してお
り、車内側の側壁32´とカバーリップ36´で構成さ
れるドアフレーム内板挟持部は、ドアフレーム内板21
の大きな曲率半径に合致するように湾曲している。
【0013】以下、型成形コーナ部3Cの接続構造の詳
細を、接続方法とともに説明する。
【0014】押出成形の水平部材3Aおよび垂直部材3
Bを型成形接続するに際しては、両部材3A,3Bの端
末カット面から車内側のカバーリップ36をその根元に
沿って所定の長さだけカットし、その先端でカバーリッ
プ36を垂直にカットすることで、カバーリップ36を
切除する。この場合、カット面は図1(B)に示すよう
に、インナリップ34が伸び出すガラスラン3A,3B
の角部を斜め方向に切除したカット面6とする。
【0015】次にこのようにしてカバーリップ36が端
末部分で切除された上記両部材3A,3Bの端末部を、
両インナリップ34,35間を離すようにやや開いた形
にして互いにほぼ直角方向に対向させて、型成形コーナ
部3Cを成形する金型のキャビティにセットし、キャビ
ティ内にゴム材料またはTPEを注入して両端末部間を
接続する。
【0016】型成形コーナ部3Cは、水平部材3Aと垂
直部材3Bの、両インナリップ34,35および外側の
カバーリップ37を含む本体部31を接続する第1の型
成形部分3C1 と、上記両部材3A,3Bの内側の側壁
36を内径側に拡大して大きな曲率半径を形成するとと
もに両部材3A,3Bのカバーリップ36の切除された
部分をつなぐ第2の型成形部分3C2 からなり、両部分
3C1 ,3C2 はこれ等の内側の側壁32,32´がコ
ーナ中心で一体化した構造となっている。そして上記型
成形の拡大側壁32´の上記水平部材3Aおよび垂直部
材3B側の部分は、カバーリップ36を切除した上記斜
めカット面6で接続されている。拡大側壁32´から伸
びる型成形のカバーリップ36´は水平側および垂直側
の端末がそれぞれ水平部材3Aおよび垂直部材3Bのカ
バーリップ36の端末として接続している。
【0017】しかして上記ガラスラン3においては、表
面に滑性処理が施されたインナリップ34の根元部に型
成形部を接続するに際し、根元部を斜め方向にカット
し、滑性処理がなされていないカット面6で型成形部を
接続するようにしたから、剥がれが生じることのない完
全な接続がなされ得る。
【0018】
【発明の効果】本発明は水平側および垂直側の押出成形
部材を型成形接続してコーナ部を形成したガラスランに
おいて、両部材の表面滑性処理された部分を避けて型成
形接続するようにしたから、押出成形材と型成形接続部
の接着が確実になされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、図1(A)
はドアガラスランのコーナ部の斜視図、図1(B)は図
1(A)のI B−IB線断面図、図1(C)は図1
(A)のIC−IC線断面図である。
【図2】本発明が適用される自動車ドアの正面図であ
る。
【図3】従来のドアガラスランの図1(A)のI B−I
B線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
2 ドアフレーム 21 内板 22 外板 3 ドアガラスラン 3A 水平部材 3B 垂直部材 3C 型成形コーナ部 3C1 第1の型成形部分 3C2 第2の型成形部分 32,33 側壁 34,35 インナリップ 36,37 カバーリップ 32´ 拡大側壁 6 斜めカット面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーナ部における内板の曲率半径を外板
    よりも大きくした自動車のドアフレームに沿って取付け
    られるドアガラスランであって、断面ほぼコ字形の本体
    部の両側壁の先端から相対向する方向に伸びてドアガラ
    スの周縁を挟むインナリップと、上記両側壁の先端から
    外方へ反転するように伸びて上記両側壁とで上記内板お
    よび外板を挟む挟持部を形成するカバーリップを備え、
    押出成形の水平部材と垂直部材の端末間を型成形で接続
    してコーナ部を形成したドアガラスランにおいて、上記
    型成形コーナ部を、上記両端末間を上記内板のコーナ形
    状に沿うように接続する第1の型成形部分と、これと一
    体で、上記水平部材の端末の前方位置から上記垂直部材
    の端末の下方位置に至る範囲で上記内板を挟む挟持部を
    内板の曲率に合せるべく該挟持部の側壁を内径方向に拡
    大する第2の型成形部分とで構成し、上記第2の型成形
    部分の側壁と上記水平部材および垂直部材との接続部
    を、上記両部材の本体部の側壁からインナリップに至る
    角部の外面を斜め方向にカットして、該カット面に第2
    の型成形部分の側壁が接合する構造とした自動車用ドア
    ガラスラン。
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