JP3158792B2 - 写真焼付方法及び装置 - Google Patents

写真焼付方法及び装置

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JP3158792B2 JP17813393A JP17813393A JP3158792B2 JP 3158792 B2 JP3158792 B2 JP 3158792B2 JP 17813393 A JP17813393 A JP 17813393A JP 17813393 A JP17813393 A JP 17813393A JP 3158792 B2 JP3158792 B2 JP 3158792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カートリッジ入りフ
ィルムから焼付処理する写真焼付方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フィルムからカラー画像を感光材料に焼
付処理する従来の写真焼付装置として、スキャナユニッ
トと焼付露光手段とフィルム搬送装置とを備え、スキャ
ナユニットで予めフィルムから画像濃度等の焼付条件を
光学的に読取り、そのデータに基づいて光源からの光を
3原色のいずれかの調光フィルタで濃度調整してフィル
ムに照射し感光材料に画像焼付するものが知られてい
る。
【0003】スキャナユニットは焼付露光手段とは別の
光源により照射され、画像濃度等の情報を光学的に検知
するセンサにより画像情報を読取り、電気信号に変換し
て焼付条件を焼付露光手段へ送る。
【0004】画像濃度等の情報を読取られたフィルムは
フィルム搬送装置により搬送されて焼付露光手段へ送ら
れ、そこで焼付が行なわれる。この場合、焼付条件を決
める方法として1本のフィルム全体の各コマ画像濃度情
報を読取り、これら複数コマ分の画像濃度情報を平均し
て平均濃度を算出し、その平均濃度を基準として各コマ
毎の焼付条件を決定する方法が採用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の写真焼付装置では、フィルムは各1本ずつを手作業
で装置内に送り込む、あるいは複数本のフィルムの端末
をスプライスしてそれをリールに巻き込み、この連続状
のフィルムをフィルム供給部から自動的に装置内に送り
込むようにしたものが提案されている。
【0006】このようにして送り込まれたフィルムは、
搬送装置の経路に沿って配置されたスキャナユニットで
画像情報が読取られ、そのデータに基づいて焼付露光が
行なわれるが、その場合一般に画像濃度の読取り及びそ
の情報の計算等の機能部分と焼付機の部分とでは前者の
方が処理速度が速く、後者の方が処理速度が遅い。
【0007】このような処理速度の違いから、一般には
焼付動作が1本のフィルムに対して終了するまで次の1
本のフィルムに対する画像濃度の読取りは行なわれず待
機しており、焼付が終了して画像濃度の読取りが行なわ
れている間は焼付動作が停止され待機している。
【0008】しかし、このような処理方法を採用する
と、複数本のフィルムを連続して処理する場合、動作時
間の無駄が多く、効率よく高速で処理することができな
い。そこで、スキャナユニットと焼付露光手段とを独立
駆動とし、その間にフィルムの送りを調整するループ部
を設けた写真焼付装置が考えられる。
【0009】このような写真焼付装置に対して上記のよ
うに連続状のフィルムをリールに巻いて連結供給するよ
うにすれば処理速度はかなり向上し、高効率化を図るこ
とができる。
【0010】しかしながら、このような装置には通常、
フィルムを供給するリールは1つしか装着できず、複数
個のリールに巻かれた連続状のフィルムを同時並行して
処理できないから、写真焼付装置の処理速度は十分なも
のとは言えず、さらに改良の余地がある。
【0011】この発明は、上述した従来の写真焼付装置
の問題点に留意して、カートリッジ入りフィルムをカー
トリッジから切り離したり、スプライスすることなく高
効率に焼付処理するためカートリッジを円周経路上で送
りその経路途中に独立に設けたスキャナ部と焼付露光手
段で複数個のカートリッジ入りのフィルムを並列処理自
在とした写真焼付方法及び装置を提供することを課題と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、所定半径の円周経路上を送られてく
るカートリッジに収納されたフィルムを円周経路の任意
の位置を通る中心線上の円周経路外に設けたスキャナ部
に繰り出してフィルムの画像情報を読み取り、そのデー
タに基づいて焼付条件を設定すると共に繰り出されたフ
ィルムをカートリッジに巻戻し、そのカートリッジを円
周経路上でさらに送り、円周経路の他の位置を通る中心
線上の円周経路外に設けた焼付露光手段にフィルムを再
び繰り出して、各コマ毎に設定された焼付条件に従って
焼付露光し、上記各処理をそれぞれ独立のスキャナ部と
焼付露光手段により複数のカートリッジに対して並列的
に行なうことから成る写真焼付方法としたのである。
【0013】そして、この方法を実施する装置として、
各種部材を取付けるための基板に対し回転自在な回転テ
ーブルを設けると共にこの回転テーブルの周辺上に複数
のカートリッジ保持部を適宜間隔で設け、回転テーブル
を任意の位置で停止したときに上記カートリッジ保持部
の1つに対応する基板上の位置にカートリッジ送込部
を、他のカートリッジ保持部に対応する基板上の位置に
スキャナ部をそれぞれ設け、回転テーブルを任意の角度
回転させて上記スキャナ部に対応するカートリッジ保持
部が移動した基板上の位置でこのカートリッジ保持部に
対応する焼付露光手段を設け、上記スキャナ部と焼付露
光手段はそれぞれ独立として複数のカートリッジを並列
処理自在に構成して成る写真焼付装置としたのである。
【0014】この写真焼付装置においては、前記スキャ
ナ部と焼付露光手段を回転テーブルの中心線上に互いに
対向する位置に設けるようにしてもよい。
【0015】あるいは前記スキャナ部と焼付露光手段の
中心間距離を非回転式の焼付装置の対応する中心間距離
に一致させ、そのフィルム搬送部と前記回転テーブルを
交換自在としたものとしてもよい。
【0016】いずれの場合も、前記カートリッジ保持部
にカートリッジの遮光扉の自動開閉機構及びフィルムの
排出、巻戻しを行なうための駆動部を設けたものとする
のが好ましい。
【0017】又、前記カートリッジ送込部付近にカート
リッジを貯えるためのストッカを設け、カートリッジの
供給を自動供給できるようにしてもよい。
【0018】さらに、前記カートリッジ保持部の蓋板に
バーコード検出器を設け、カートリッジに表示されてい
るカートリッジ番号を検出して焼付の際、感光紙裏面に
その番号を印字するようにしてもよい。
【0019】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の写真焼付装置の平面図、図
2は矢視II−IIから見た断面図である。
【0020】図1に示すように、写真焼付装置は各種部
品を取付けるための基板1の中央に回転自在に回転テー
ブル2を備えている。回転テーブル2の周辺上には回転
テーブル2の直交する中心線上に4つのカートリッジホ
ルダ3が設けられている。カートリッジホルダ3は駆動
部4によって駆動されるが、その詳細については後で説
明する。図2中の5は回転テーブル2の駆動部である。
【0021】6は基板1上に設けたカートリッジ送込部
であり、対応する位置に回転テーブル2上のカートリッ
ジホルダ3の1つが停止しているときにフィルムを収納
したカートリッジをカートリッジホルダ3に送込む、あ
るいは処理済のカートリッジを排出する。
【0022】前記カートリッジ送込部6に対応するカー
トリッジホルダ3より90°位相が図1の矢印方向に進
んだ位置のカートリッジホルダ3の位置と回転テーブル
2の中心を通る中心線上でかつ回転テーブル2より外側
の位置にはスキャナ部10が設けられている。
【0023】スキャナ部10は、図2に示すようにスキ
ャナユニット10’と基板1に設けたフィルム繰出ユニ
ット10”から成る。スキャナユニット10’は、従来
のものと同様であり、光源11からの光をフィルタ1
2、シャッタ13、ミラートンネル14、基板1に設け
たスキャナ開口部15を介してフィルムFに照射し、そ
の画像光を反射ミラー16、レンズ17を通してスキャ
ナ18で受光するように構成されている。
【0024】フィルム繰出ユニット10”は、カートリ
ッジホルダ3内にセットされたカートリッジXに巻込ま
れているフィルムFを基板1に設けた多数のローラ対か
ら成る送りローラ19で送り出してフィルムFを一時的
に巻取器20に巻込み、フィルムFの各コマ画像のスキ
ャナユニット10’による読取りが終了すると、再びカ
ートリッジホルダ3のカートリッジXに巻き戻すように
設けられている。21はバーコード検出器、22は磁気
ヘッド、23はパーフォレーション検出器である。
【0025】上記スキャナ部10と反対側の回転テーブ
ル2より外側の位置には焼付露光手段30が設けられて
いる。この焼付露光手段30は、焼付露光部30’とフ
ィルム繰出ユニット30”から成る。
【0026】焼付露光部30’は、従来と同様な機構で
あり、光源31からの光を熱線吸収フィルタ32、調光
フィルタ33、ミラートンネル34、基板1に設けた焼
付開口部35を介してフィルムFに照射し、その画像光
をレンズ36を通してペーパマスク37に保持された感
光材料PCの各コマ毎に焼付露光するように構成されて
いる。
【0027】フィルム繰出ユニット30”は、基本的に
は前記スキャナ部10のフィルム繰出ユニット10”と
同じであり、送りローラ39、巻取器40を備えてい
る。41はパーフォレーション検出器、42は磁気ヘッ
ドである。
【0028】なお、上述したスキャナ部10と焼付露光
手段30は、それぞれ独立に設けられ、独立に駆動され
る。
【0029】又、スキャナ部10と焼付露光手段30の
中心間距離は、この実施例のようにカートリッジに収納
されたフィルムを焼付けする専用機でなく、従来のよう
にフィルムをその長さ方向に搬送装置で送る形式の写真
焼付装置のスキャナ部と焼付露光手段の設置間距離に一
致させておけば、回転テーブル2を含む基板1を取外し
て従来形へあるいはその反対にといずれの形式の焼付装
置としても用いることができる。
【0030】図3〜図6にカートリッジホルダ3、駆動
部4、カートリッジ送込部6の詳細を示す。カートリッ
ジホルダ3は、側壁301の開閉自在な蓋板302を有
する箱形のボックスである。蓋板302は小形モータ3
03で開閉するものとしているが、他のどのような開閉
方法を用いてもよい。304はバーコード検出器であ
る。
【0031】駆動部4は、カートリッジホルダ3に対し
て接離自在に設けられており、駆動部ケーシング400
を例えばエアーシリンダ401によりガイド402を進
退動させて移動させる。モータ403の回転駆動力はベ
ルト404を介して回転軸405に伝達され、又ソレノ
イド406の駆動力はリンクバー407を介して回転軸
408に伝達される。回転軸405、408の先端は、
駆動部4をカートリッジホルダ3に接合したときに側壁
301を貫通してホルダの内側に突出し、予めホルダ内
に収納されたカートリッジXの係合孔に嵌合するように
なっている。
【0032】カートリッジ送込部6には、カートリッジ
Xを受ける枕の形をしたスライド台601が回転テーブ
ル2の半径方向に設けた溝602内で移動自在に設けら
れている。図5の断面図に示すように、スライド台60
1のエプロン台601aの下方にはモータ603で回転
駆動されるピニオン604に係合するラック605が設
けられ、これによってカートリッジXを送込位置からカ
ートリッジホルダ3内に送り込むことができる。
【0033】カートリッジXは蝸牛の形をしたものを示
しているが、これに限定されるものではなく種々の形式
のものを採用することができる。図示のカートリッジX
はフィルムFを巻取る巻芯a、遮光扉cを開閉するため
のシャフトbを有し、巻芯a、シャフトbの端には係合
孔a’、b’が設けられている。カートリッジXの外側
にはバーコードdが予め印刷されている。
【0034】上記の構成とした実施例の写真焼付装置に
よる焼付処理は次の通りである。
【0035】カートリッジホルダ3のいずれか1つがカ
ートリッジ送込部6の位置(A)に停止すると、駆動部
4がカートリッジホルダ3から外れ、カートリッジXを
固定している蓋板302が開くと共に、カートリッジホ
ルダ3内部に収納されているスライド台601がモータ
603の駆動によりカートリッジ送込部6の方へ送り出
される。
【0036】既に焼付処理が終了したカートリッジXが
ある場合は、そのカートリッジXを取り除き、次のカー
トリッジXをスライド台601上にセットする。なお、
図示省略しているが、後で説明するカートリッジのスト
ッカを設ける場合に使用されるプッシュロッドを有する
シリンダを設けて自動排出するようにしてもよい。
【0037】次のカートリッジXをスライド台601に
セットし、他の位置での処理が全て終了するまで待機し
た後、スライド台601がカートリッジホルダ3へ送ら
れ、カートリッジXがホルダ内に収納される。次に蓋板
302が閉じられてカートリッジXが固定され、駆動部
4がカートリッジホルダ3に接合される。この状態で回
転テーブル2が90°回転され、カートリッジXをスキ
ャナ部10の位置(B)に移送する。その間に、蓋板3
02を閉じた後バーコード検出器304によりカートリ
ッジXのバーコードdで表わされるカートリッジ番号を
読取る。
【0038】スキャナ部10の位置では、カートリッジ
Xに収納されているフィルムFの画像濃度・磁気データ
が検出される。このため、まずカートリッジXからフィ
ルムFが送り出される。カートリッジXの遮光扉cを開
閉するためシャフトbの係合孔b’に駆動部4の回転軸
408の先端が係合しているから、ソレノイド406を
駆動して回転軸408を回転すると遮光扉cが開かれ
る。
【0039】次にモータ403を駆動しその動力をベル
ト404、回転軸405を介して巻芯aに伝達しフィル
ムFを繰り出す。繰り出されたフィルムFは送りローラ
19により送られて巻取器20に巻取られる。その間に
パーフォレーション検出器23による画像位置の検出、
磁気ヘッド22によるフィルムの磁気データの検出、バ
ーコード検出器21による潜像バーコードの検出が行な
われる。
【0040】上記パーフォレーション検出器23により
検出された各コマ画像はスキャナ開口部15の位置で送
りが一時停止され、画像濃度が測定される。スキャナ部
による画像濃度の測定は一般的なものであり説明は省略
する。
【0041】各コマ画像の濃度の読取りが終了すると、
送りローラ19、駆動モータ403、巻取器20が逆転
し、フィルムがカートリッジX内に巻戻される。その
後、回転テーブル2が90°回転し、カートリッジXは
演算・通信位置(C)に移送される。
【0042】演算・通信位置では、測定された画像濃度
データ、磁気データ及びバーコードデータよる各画像毎
の焼付条件を演算し決定する。なお、この演算は演算・
通信位置(C)に停止して行なってもよいが、この位置
を通過する間に行なってもよい。回転テーブル2が90
°回転しカートリッジXを焼付、磁気データ入力位置
(D)に移送すると共に、焼付条件を焼付露光手段30
へ送信する。
【0043】焼付、磁気データ入力位置(D)では、ス
キャナ部10での処理と同様に、回転軸aを駆動するこ
とによりフィルム先端がカートリッジXから排出され
る。排出されたフィルムは、送りローラ39によりフィ
ルムガイド内へ搬送されパーフォレーション検出器41
により画像位置の検出が行われ、磁気ヘッド42による
焼付条件データの入力が行われる。
【0044】パーフォレーション検出器41により検出
された画像は、焼付開口部35に位置決めされ感光材料
PCへの焼き付けが行われカートリッジ表面に表示され
ているカートリッジ番号(バーコード)が蓋板302上
のバーコード検出器304により検出されその番号が感
光材料PCの裏面に印字される。フィルム上の各コマ画
像に対して上記処理が繰り返される。この時排出された
フィルムは、一時的に巻取器40に巻取られる。
【0045】各コマ画像に対する処理が終了すると、送
りローラ39、モータ403、巻取器40が逆転し、フ
ィルムFがカートリッジX内に巻き戻され、遮光扉cが
閉じられる。
【0046】回転テーブル2が90°回転し、カートリ
ッジXをカートリッジ挿入・排出位置Aに移送する。
【0047】以上の各処理を回転テーブル2上の4つの
カートリッジホルダ3に収納された4つのカートリッジ
Xに対して回転テーブル2を回転させることによって並
行に行なうことができる。その場合、スキャナ部10と
焼付露光手段30とがそれぞれ独立に設けられ、独立に
駆動されるから、先行のカートリッジXに収納されてい
るフィルムFの焼付処理を行なっている間に後続のカー
トリッジX内のフィルムFについて演算・通信、さらに
その後のカートリッジXの内のフィルムFについて画像
濃度・磁気データの検出というように並行処理ができ
る。
【0048】又、スキャナ部10における画像濃度・磁
気データの検出については、例えば画像濃度のみとし、
演算・通信位置(C)に対応する基板1上に磁気ヘッド
22を設けて磁気データを読取るようにしてもよい。
【0049】さらに、上記実施例ではカートリッジ送込
部6でのカートリッジXの装填は手作業でカートリッジ
を1つずつ送り込むとしているが、これをストッカを用
いて自動的に送り込むようにしてもよい。このストッカ
を用いる場合の供給方法について図3、図7、図8を参
照して説明する。
【0050】図3には一点鎖線でストッカの外形を示し
ている。そして図7にストッカの断面を示している。こ
の実施例では、ストッカ7はカートリッジ送込部6の真
上に設置されている。ストッカ7内には複数段のカート
リッジXが積み重ねられ、側部にはカートリッジXを保
持するための保持手段として係止ピンを有するソレノイ
ド7aが2段に設けられている。上段のソレノイド7a
で上段のカートリッジXを保持した状態で最下段のソレ
ノイド7aの係止ピンを引込めるとカートリッジXが落
下してカートリッジ送込部6に供給される。
【0051】カートリッジ送込部6の側方には、押出ロ
ッド8aを有するシリンダ8が設置されている。このシ
リンダ8の押出ロッド8aは、上述した焼付装置の全て
終了したカートリッジXが再び送込部6に戻ってくる
と、そのカートリッジXを自動的に排出するために設け
てある。実線で示す排出されたカートリッジXは押出ロ
ッド8aで押されて2点鎖線で示す位置まで排出され
る。
【0052】図8は変形実施例を示す。ストッカ7、押
出ロッド8aを有するシリンダ8の構造については図7
の場合と同じであるが、ストッカ7の設置位置がカート
リッジ送込部6の側方にずれた位置となっている点が異
なっている。従って、この場合はストッカ7から落下し
たカートリッジXは基板1上に一旦置かれ、これをシリ
ンダ8の押出ロッド8により押してカートリッジ送込部
6の位置へ移動させ、供給される。排出する場合は、さ
らに遠くへ押して排出される。
【0053】なお、上記実施例ではカートリッジホルダ
3は回転テーブル2により円周経路上を送るようにして
いるが、この他にも例えば基板1上に円形軌道を設け、
その円形軌道上をカートリッジホルダが移動するように
してもよい。
【0054】又、フィルムの繰出し方法、機構について
も、この発明の思想の範囲内で種々の変形例を採用し得
る。
【0055】
【効果】以上詳細に説明したように、この発明の写真焼
付方法及び装置ではカートリッジに収納されたフィルム
を円周経路上に送りその途中でスキャナ部により画像濃
度等のデータを読取り、さらに進んだ円周経路途中の焼
付露光手段で上記データに基づく焼付条件に従って感光
材料を焼付けするようにし、上記データの読取りと焼付
けを独立に行なって並列処理するようにしたから、複数
のカートリッジのフィルムをそれぞれ別々の処理を並行
に行なって焼付作業を極めて高効率に行なうことができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の写真焼付装置の平面図
【図2】図1の矢視II−IIから見た断面図
【図3】カートリッジホルダとカートリッジ送込部付近
の斜視図
【図4】同上の平面図
【図5】図4の矢視V−Vから見た断面図
【図6】作用を説明するための同上の断面図
【図7】ストッカの断面図
【図8】他の例のストッカの断面図
【符号の説明】
1 基板 2 回転テーブル 3 カートリッジホルダ 4 駆動部 5 駆動部 6 カートリッジ送込部 7 ストッカ 10 スキャナ部 10’スキャナユニット 10”フィルム繰出ユニット 11 光源 18 スキャナ 19 送りローラ 20 巻取器 21 バーコード検出器 22 磁気ヘッド 23 パーフォレーション検出器 30 焼付露光手段 30’焼付露光部 30”フィルム繰出ユニット 31 光源 37 ペーパマスク 39 送りローラ 40 巻取器 41 パーフォレーション検出器 42 磁気ヘッド X カートリッジ F フィルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−109043(JP,A) 特開 昭63−123032(JP,A) 特開 平2−93633(JP,A) 特開 平2−275935(JP,A) 特開 平2−93635(JP,A) 特開 平2−116840(JP,A) 特開 平3−267931(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/32 G03B 27/46

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定半径の円周経路上を送られてくるカ
    ートリッジに収納されたフィルムを円周経路の任意の位
    置を通る中心線上の円周経路外に設けたスキャナ部に繰
    り出してフィルムの画像情報を読み取り、そのデータに
    基づいて焼付条件を設定すると共に繰り出されたフィル
    ムをカートリッジに巻戻し、そのカートリッジを円周経
    路上でさらに送り、円周経路の他の位置を通る中心線上
    の円周経路外に設けた焼付露光手段にフィルムを再び繰
    り出して、各コマ毎に設定された焼付条件に従って焼付
    露光し、上記各処理をそれぞれ独立のスキャナ部と焼付
    露光手段により複数のカートリッジに対して並列的に行
    なうことから成る写真焼付方法。
  2. 【請求項2】 各種部材を取付けるための基板に対し回
    転自在な回転テーブルを設けると共にこの回転テーブル
    の周辺上に複数のカートリッジ保持部を適宜間隔で設
    け、回転テーブルを任意の位置で停止したときに上記カ
    ートリッジ保持部の1つに対応する基板上の位置にカー
    トリッジ送込部を、他のカートリッジ保持部に対応する
    基板上の位置にスキャナ部をそれぞれ設け、回転テーブ
    ルを任意の角度回転させて上記スキャナ部に対応するカ
    ートリッジ保持部が移動した基板上の位置でこのカート
    リッジ保持部に対応する焼付露光手段を設け、上記スキ
    ャナ部と焼付露光手段はそれぞれ独立として複数のカー
    トリッジを並列処理自在に構成して成る写真焼付装置。
  3. 【請求項3】 前記スキャナ部と焼付露光手段を回転テ
    ーブルの中心線上に互いに対向する位置に設けたことを
    特徴とする請求項2に記載の写真焼付装置。
  4. 【請求項4】 前記スキャナ部と焼付露光手段の中心間
    距離を非回転式の焼付装置の対応する中心間距離に一致
    させ、そのフィルム搬送部と前記回転テーブルを交換自
    在としたことを特徴とする請求項2又は3に記載の写真
    焼付装置。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジ保持部にカートリッジ
    の遮光扉の自動開閉機構及びフィルムの排出、巻戻しを
    行なうための駆動部を設けたことを特徴とする請求項2
    乃至4のいずれかに記載の写真焼付装置。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジ送込部付近にカートリ
    ッジを貯えるためのストッカを設け、カートリッジの供
    給を自動供給できるようにしたことを特徴とする請求項
    2乃至5のいずれかに記載の写真焼付装置。
  7. 【請求項7】 前記カートリッジ保持部の蓋板にバーコ
    ード検出器を設け、カートリッジに表示されているカー
    トリッジ番号を検出して焼付の際感光紙裏面にその番号
    を印字するようにしたことを特徴とする請求項2乃至6
    のいずれかに記載の写真焼付装置。
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