JP3156661U - 吊り下げ用仏壇 - Google Patents
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Abstract
【課題】美観が良く、軽量で取り扱いが簡単で安価な吊り下げ用仏壇を提供する。【解決手段】左右側板内面に開閉扉2収納用の溝部を設け、且つ、左右側板後端内面の上下方向にお厨子蓋挿着用の溝部を設け、且つ、左・右のいずれか片側溝部の上下ほぼ中央に板バネを係止し、且つ、上部中央の前面板部に扉固定用のマグネットを埋設し、且つ、背面上部左右にフックHを係止し、左右フック間に紐を結束し、且つ、背面下部左右に水平調整具を係止し、且つ、天板に照明器具を設置した仏壇本体1と、前面中央に重合貼着した化粧板2aの中央上部に固定用マグネットを埋設し、且つ、一つ又は複数の取手穴2a’を設け、且つ、下端左右側面に支軸をそれぞれ嵌着した開閉扉2と、中央後部内面に化粧板を重合貼付したお厨子蓋と、仏壇本体に適合した幅寸法を有し、且つ、上面及び前面中央に所定幅の化粧板を貼着した供物台から成る。【選択図】図1
Description
この考案は、吊り下げ用仏壇に関するものである。
従来の仏壇は宗派によって若干の相違はあるものの、基本的には仏像や本尊や先祖の位牌等を安置する為、床の間や仏間等のスペースに合わせた大型の仏壇が多く使用され、材質も様々で黒檀や紫檀やチーク材等を使用した高級仏壇も数多く使用されていた。しかし、近年はマンションやアパート等が多くなり、床の間や仏間のある家が徐々に少なく成りつつある。
そうした状況の中、仏壇の形状や構造や材質等も時代と共に変化しつつあり、特にマンションやアパート暮らしの人は、美観が良く、軽量で、取り扱いが簡単で、安価なものを要求される方が多く成りつつある。
これまでに出願されている仏壇に関する特許文献を参考の為、紹介する(特許文献1〜2参照)。
特開2002−034774
特開2002−223933
特開2003−061811
特開2004−089648
特開2004−113742
そこで、上記課題を解決する為に、この考案は美観が良く、軽量で取り扱いが簡単で安価な吊り下げ用仏壇を開発・提供する事にある。
課題を解決するための手段として、底部に開閉扉が前後方向に収納可能な隙間を有する、二重構造の底板と、天井部に照明器具用電線ケーブルを配設可能な二重構造の天井板をそれぞれ設け、且つ、二重構造の底板の上下中心部に位置し、左右側板内面の前後方向に開閉扉収納用の溝部をそれぞれ設け、且つ、左右側板後端内面の上下方向にお厨子蓋挿着用の溝部をそれぞれ設け、且つ、左又は右のいずれか片側溝部の上下ほぼ中央に弓状の板バネを係止して設け、且つ、上部中央の前面板部に開閉扉固定用のマグネットを埋設して設け、且つ、背面上部左右に係止用フックをそれぞれ係止し、左右フック間に引掛け用紐を結束して設け、且つ、背面下部左右に水平調整具をそれぞれ係止して設け、且つ、天板のほぼ中央部に照明器具を設置して設けた矩形状の仏壇本体と、前面中央に重合貼着した所定幅の化粧板の中央上部に固定用のマグネットを埋設し、且つ、一つ又は複数の開閉用取手穴部をそれぞれ設け、且つ、下端左右側面部に開閉用支軸をそれぞれ嵌着して設けた矩形状の開閉扉と、中央後部内面に所定幅の化粧板を重合貼付して設けた矩形状のお厨子蓋と、仏壇本体内幅に適合した幅寸法を有し、且つ、上面及び前面の中央部に所定幅の化粧板を貼着して設けた供物台から成り、且つ、開閉扉を開く時は、開閉扉の前面に設けた矩形状の取手穴部を持って手前側に倒しながら水平状態に保ち、更に扉を後方側に押し込んで収納し、且つ、背面側のお厨子蓋を取付時は、お厨子蓋の一端側部を板バネ設置側の溝部に沿って嵌め込み、板バネの弾性力を利用して他端側の溝部に嵌め込む事を特徴とするものである。
この考案の効果として、底部に開閉扉が前後方向に収納可能な隙間を有する、二重構造の底板と、天井部に照明器具用電線ケーブルを配設可能な二重構造の天井板をそれぞれ設け、且つ、二重構造の底板の上下中心部に位置し、左右側板内面の前後方向に開閉扉収納用の溝部をそれぞれ設け、且つ、左右側板後端内面の上下方向にお厨子蓋挿着用の溝部をそれぞれ設け、且つ、左又は右のいずれか片側溝部の上下ほぼ中央に弓状の板バネを係止して設け、且つ、上部中央の前面板部に開閉扉固定用のマグネットを埋設して設け、且つ、背面上部左右に係止用フックをそれぞれ係止し、左右フック間に引掛け用紐を結束して設け、且つ、背面下部左右に水平調整具をそれぞれ係止して設け、且つ、天板のほぼ中央部に照明器具を設置して設けた矩形状の仏壇本体と、前面中央に重合貼着した所定幅の化粧板の中央上部に固定用のマグネットを埋設し、且つ、一つ又は複数の開閉用取手穴部をそれぞれ設け、且つ、下端左右側面部に開閉用支軸をそれぞれ嵌着して設けた矩形状の開閉扉と、中央後部内面に所定幅の化粧板を重合貼付して設けた矩形状のお厨子蓋と、仏壇本体内幅に適合した幅寸法を有し、且つ、上面及び前面の中央部に所定幅の化粧板を貼着して設けた供物台から成る事で、外形的にも美観が良く、且つ、構造が簡単で軽量な為、家屋の壁等に簡単に取付可能で、開閉扉の収納や背面蓋の取付・取り外しが容易で扱い易く、且つ、必要に応じて供物台を取り除けば、一回り大きめな本尊・曼荼羅・仏像等を安置可能にする等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この考案を実施するための形態として、吊り下げ用の仏壇であって、該仏壇は底部に開閉扉が前後方向に収納可能な隙間(S)を有する、二重構造の底板(1')(1')をそれぞれ設け、且つ、天井部に照明器具用電線ケーブルを配設可能な二重構造の天井板(1")(1")をそれぞれ設け、且つ、二重構造の底板の上下中心部に位置し、左右側板内面の前後方向に開閉扉収納用の溝部(1a)(1a')をそれぞれ設け、且つ、左右側板後端内面の上下方向にお厨子蓋挿着用の溝部(1b)(1b')をそれぞれ設け、且つ、左又は右のいずれか片側溝部の上下ほぼ中央に弓状の板バネ(SP)を係止して設け、且つ、上部中央の前面板部に開閉扉固定用のマグネット(MG)を埋設して設け、且つ、背面上部左右に係止用フック(H)(H)をそれぞれ係止し、左右フック間に引掛け用紐(C)を結束して設け、且つ、背面下部左右に水平調整具(AD)(AD)をそれぞれ係止して設け、且つ、天板のほぼ中央部に照明器具(L)を設置して設けた矩形状の仏壇本体(1)と、前面中央に重合貼着した所定幅の化粧板の中央上部に固定用のマグネット(MG)を埋設し、且つ、一つ又は複数の開閉用取手穴部(2a)(2a)(2a)をそれぞれ設け、且つ、下端左右側面部に開閉用支軸(2b)(2b)をそれぞれ嵌着して設けた矩形状の開閉扉(2)と、中央後部内面に所定幅の化粧板(3a)を重合貼付して設けた矩形状のお厨子蓋(3)と、仏壇本体内幅に適合した幅寸法を有し、且つ、上面及び前面の中央部に所定幅の化粧板(4a)(4b)を貼着して設けた供物台(4)から成り、且つ、開閉扉(2)を開く時は、開閉扉の前面に設けた矩形状の取手穴部(2a)を持って手前側に倒しながら水平状態に保ち、更に扉を後方側に押し込んで収納し、且つ、背面側のお厨子蓋を取付時は、お厨子蓋の一端側部を板バネ設置側の溝部に沿って嵌め込み、板バネの弾性力を利用して他端側の溝部に嵌め込む事を特徴とする吊り下げ用の仏壇から構成される。
そこで、この考案の一実施例を図1〜図10に基づいて詳述すると、本考案の吊り下げ用仏壇の詳細について説明すると、仏壇本体(1)の材質は木製で、外形の寸法形状は横幅約242mm×高さ約350mm×奥行約180mm×板厚約13mmの矩形状に形成されている。そして、この仏壇本体(1)の底部に開閉扉が前後方向に収納可能な隙間(S)を有する、二重構造の底板(1')(1')をそれぞれ設け、且つ、天井部に照明器具用電線ケーブルを配設可能な二重構造の天井板(1")(1")をそれぞれ設け、且つ、二重構造の底板の上下中心部に位置し、左右側板内面の前後方向には、図7・図8に示すように、開閉扉収納用の溝部(1a)(1a')をそれぞれ設け、且つ、左右側板後端内面の上下方向には、図9・図10に示すように、お厨子蓋挿着用の溝部(1b)(1b')をそれぞれ設け、且つ、背面視左側溝部の上下ほぼ中央には弓状の板バネ(SP)をタッピングスリュウ等の係止具(S2)により係止して設け、且つ、上部中央の前面板部には、図7に示すように開閉扉固定用のマグネット(MG)を埋設して設け、且つ、背面上部左右には、図3に示すように係止用フック(H)(H)をタッピングスリュウ等の係止具(S1)(S1)によりそれぞれ係止して設け、且つ、左右フック間には、引掛け用紐(C)を結束懸架して設け、且つ、背面下部左右には、図7・図9・図10に示すように水平調整具(AD)(AD)をそれぞれ係止して設け、且つ、天板のほぼ中央部には、図7・図8に示すように容易に着脱可能な電線ケーブル(EW)付の照明器具(L)をタッピングスリュウ等の係止具(S3)により係止している。
そして、図1・図7に示すように仏壇本体(1)の前面側には、横幅約216mm×高さ約292mm×板厚約10mmの開閉扉(2)が設けられ、且つ、該開閉扉の下端左右側面部には開閉用支軸(2b)(2b)が埋設され、且つ、該開閉扉の中央上部には開閉扉を固定する為のマグネット(MG)が埋設され、且つ、該開閉扉の前面中央には横幅約40mm×高さ約292mm×板厚約2mmの化粧板が重合貼着され、該化粧板の中央上部に3か所の矩形状開閉用取手穴部(2a)(2a)(2a)をそれぞれ形成して設けている。
又、仏壇本体(1)の左右側板後端内面部の上下方向にそれぞれ設けられた溝部(1b)(1b')には、図9・図10に示すようにお厨子蓋(3)を挿着して設け、且つ、該お厨子蓋の内面側中央には、横幅約80mm×高さ約275mm×板厚約2mmの化粧板(3a)を重合貼着して設けている。
そして、仏壇本体の底板後部には、仏壇本体の内幅に適合した幅寸法を有する供物台(4)が設けられ、該供物台の上面部及び前面部には、図7・図8に示すように所定幅の化粧板(4a)(4b)をそれぞれ重合貼着して設けている。
次に、この考案の取り扱い要領について説明すると、図11に示すように正面側開閉扉を開く時は、開閉扉(2)の中央上部に設けた矩形状の取手穴部(2a)を持って手前側に倒し水平状態を保持し、且つ、後方中側に押し込んで収納する。又、開閉扉を閉じる時は、今の逆の手順で取手穴部(2a)を持って前方側に引き出し、更に上向き方向に持ち上げて固定用マグネット(MG)で固定する。
次に、背面側のお厨子蓋(3)を取り外す時は、お厨子蓋(3)の前面側と背面側を両手を使用して挟み、更に弓状の板バネ(SP)のある溝(1b')方向に押し込むと、反対側の蓋の端部が溝(1b)から外れる為、外れた方の蓋の端部を更に後方に倒して引き出す。又、取り付ける時は今の逆の手順で、まず、お厨子蓋(3)の前面側と背面側を両手を使用(閉じる時は片手でも可能)して挟み、お厨子蓋(3)の横一端側を弓状の板バネ(S2)のある溝(1b')方向に押し込み、更にバネの弾性力を利用して反対側の横他端側を溝部(1b)に嵌め込んで取り付けを完了する。
この考案の安置方法について説明すると、図12に示すように安置場所が決定したら壁の取付位置から鍵状吊りフック(K)の取付位置を割り出し、壁(W)に鍵状吊りフック(K)を係止し、更に鍵状吊りフック(K)部に吊り下げ用の仏壇の紐(C)を引掛けて左右の水平バランスを調整し、水平に成ったら更に前後方向の水平バランスを 仏壇本体裏面の下部左右に設けた水平調整用具(AD)(AD)の高さを調整して水平バランスをとり、水平に成ったら取り付けを完了する。そして、参拝する時は開閉扉を開いて収納した状態にして使用する。又、開閉扉は使用しない時は、埃や塵や虫等の侵入を防止する為、閉じておく方が良いが、換気性を考慮して、定期的に扉を開けて空気を入れ替える事も重要である。
この考案の吊り下げ用仏壇を製造・販売すれば、美観が良く、軽量で取り扱いが簡単で安価な為、仏壇を求めている多くの市場に寄与する為、産業上の利用可能性を有する。
1 仏壇本体
1' 底板
1" 天井板
1a 溝部
1a' 溝部
1b 溝部
1b' 溝部
2 開閉扉
2a 化粧板
2a' 取手穴部
2b 開閉用支軸
3 お厨子蓋
3a 化粧板
4 供物台
4a 化粧板
4b 化粧板
AD 水平調整用具
C 引掛け用紐
EW 電線ケーブル
H 係止用フック
K 鍵状吊りフック
L 照明器具
MG マグネット
S 隙間
SP 板バネ
S1 タッピングスリュウ等の係止具
S2 タッピングスリュウ等の係止具
S3 タッピングスリュウ等の係止具
W 壁
1' 底板
1" 天井板
1a 溝部
1a' 溝部
1b 溝部
1b' 溝部
2 開閉扉
2a 化粧板
2a' 取手穴部
2b 開閉用支軸
3 お厨子蓋
3a 化粧板
4 供物台
4a 化粧板
4b 化粧板
AD 水平調整用具
C 引掛け用紐
EW 電線ケーブル
H 係止用フック
K 鍵状吊りフック
L 照明器具
MG マグネット
S 隙間
SP 板バネ
S1 タッピングスリュウ等の係止具
S2 タッピングスリュウ等の係止具
S3 タッピングスリュウ等の係止具
W 壁
Claims (1)
- 吊り下げ用の仏壇であって、該仏壇は底部に開閉扉が前後方向に収納可能な隙間(S)を有する、二重構造の底板(1')(1')と、天井部に照明器具用電線ケーブルを配設可能な二重構造の天井板(1")(1")をそれぞれ設け、且つ、二重構造の底板の上下中心部に位置し、左右側板内面の前後方向に開閉扉収納用の溝部(1a)(1a')をそれぞれ設け、且つ、左右側板後端内面の上下方向にお厨子蓋挿着用の溝部(1b)(1b')をそれぞれ設け、且つ、左又は右のいずれか片側溝部の上下ほぼ中央に弓状の板バネ(SP)を係止して設け、且つ、上部中央の前面板部に開閉扉固定用のマグネット(MG)を埋設して設け、且つ、背面上部左右に係止用フック(H)(H)をそれぞれ係止し、左右フック間に引掛け用紐(C)を結束して設け、且つ、背面下部左右に水平調整具(AD)(AD)をそれぞれ係止して設け、且つ、天板のほぼ中央部に照明器具(L)を設置して設けた矩形状の仏壇本体(1)と、前面中央に重合貼着した所定幅の化粧板の中央上部に固定用のマグネット(MG)を埋設し、且つ、一つ又は複数の開閉用取手穴部(2a)(2a)(2a)をそれぞれ設け、且つ、下端左右側面部に開閉用支軸(2b)(2b)をそれぞれ嵌着して設けた矩形状の開閉扉(2)と、中央後部内面に所定幅の化粧板(3a)を重合貼付して設けた矩形状のお厨子蓋(3)と、仏壇本体内幅に適合した幅寸法を有し、且つ、上面及び前面の中央部に所定幅の化粧板(4a)(4b)を貼着して設けた供物台(4)から成り、且つ、開閉扉(2)を開く時は、開閉扉の前面に設けた矩形状の取手穴部(2a)を持って手前側に倒しながら水平状態に保ち、更に扉を後方側に押し込んで収納し、且つ、背面側のお厨子蓋を取付時は、お厨子蓋の一端側部を板バネ設置側の溝部に沿って嵌め込み、板バネの弾性力を利用して他端側の溝部に嵌め込む事を特徴とする吊り下げ用の仏壇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007581U JP3156661U (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 吊り下げ用仏壇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009007581U JP3156661U (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 吊り下げ用仏壇 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3156661U true JP3156661U (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=54860433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009007581U Expired - Fee Related JP3156661U (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 吊り下げ用仏壇 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3156661U (ja) |
-
2009
- 2009-10-26 JP JP2009007581U patent/JP3156661U/ja not_active Expired - Fee Related
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