JP5225873B2 - ボックス状体 - Google Patents

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Description

この発明は、収納棚や各種収納キャビネットなどを、当該収納棚や収納キャビネット等を構成する背板を用いて壁に組み付け用いうるようにしたボックス状体にあって、下側板に必要かつ十分な荷重強度をもたらすようにしたボックス状体の提供に関する。
通例の住宅を初めとする各種の建物において壁面を活用して各種収納棚や収納ボックスを設けることは一般的になされている。
かかる壁付きの収納棚や、収納キャビネット類は、多くの場合、L形金物等の吊り受け具を、当該収納棚や収納キャビネットの荷重を確実に受け得る耐荷重性を備えたものとして用意し、この吊り金物を、壁の化粧仕上げに先立って対象下地材に取り付け用意する必要があった。
また、かかる壁に備えられる収納棚や収納キャビネットは、対をなす側板間に天板、底板と、必要とされる枚数の棚板とで、基本的な構造体が構成されており、背板は、背面を塞ぐ化粧背板とされていることが通例であり、前記吊り金物で当該構造体における側板を吊り、底板を受けるようにして、対象壁体に組み付けるようにしていた。
しかしながら、かかる方法では、当該収納棚や収納キャビネット等を受けるに十分な荷重強度を備える壁下地材の存在する位置を逐一、確認しながら、当該収納棚や収納キャビネットの取り付けをなす必要があり、壁下地材の関係から、備え付け位置に多くの制約があり、また、壁の化粧仕上げ後における収納棚や収納キャビネット等の備え付けに難があった。
かかる点から、背板と吊り戸棚の後端との間に縦方向に固定板を設け、側板に取り付けたL字状の吊り金具に、前記固定板を皿ねじで取り付けた吊り戸棚が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平5−7513号公報
この特許文献1に示される吊り戸棚では、側板に取り付けた縦方向に長い固定板を当該側板に沿った背板部分に設け、吊り戸棚の壁に備えられる桟材に対して比較的、自由度をもって取り付けうる特長を有している。
しかしながら、吊り戸棚を壁に対して組み付けた際における当該吊り戸棚に生ずる荷重は、この補強された固定板によって受けられるものの、さらに、多くの荷重が付加された場合に対処し難い問題点があった。
また、かかる構成からなる吊り戸棚では、実際に荷を載せ置かれる底板は、両サイドにある側板によって支持されており、側板と側板との中間位置における底板を当該側板で支え得る構成を備えていなかった。
また、構成される吊り戸棚は、対をなす各側板と天板及び底板からなる矩形枠状体を薄物の背板によって当該矩形を維持するように保形してあるものの、当該背板を破断するような外力が付加された場合に構成されている吊り戸棚に変形を生ずる不具合があった。
また、かかる構成の吊り戸棚では、背板の任意の位置での壁部材に対する組み付けに制約があり、壁下地の構成の具合によっては壁面に備え付けできない場合があった。
かかる点から、壁面の任意の箇所に随時に組み付け得ると共に、耐荷重特性が特に良好とされるボックス状体の提案が求められていた。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板及び下側板と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板と、背板とを備えており、当該背板の背面を壁面に添装するようにして該背板において壁に止着するように備え付けられるボックス状体であって、
このボックス状体は、当該ボックス状体の前記側板に平行な一枚又は複数枚の仕切り板を、該仕切り板の上端部に備えられている対をなす掛合手段の一方を前記上側板に備えられている該掛合手段の他方に掛合し、かつ、下端部に備えられている対をなす掛合手段の一方を下側板に備えられている該掛合手段の他方に掛合させて、前記上側板と下側板とを連結するようにしてあると共に、当該ボックス状体を壁に対して止着する止め具の少なくとも一部を前記仕切り板の後端面で隠すようにしてあることを特徴とするボックス状体としてある。
このように収納棚や収納キャビネット等として壁に備え付けられるボックス状体は、背板を壁に止めつけることで、当該壁に止めつけた背板部分で、ボックス状体にもたらされる全荷重を受けうるように構成してあり、当該ボックス状体を構成する背板のいずれの部分を用いても、当該ボックス状体を壁に強固に組み付けることができ、壁に対する取り付けの自由度を飛躍的に増すことができる。
また、上側板と下側板とを、構成されるボックス状体の任意の位置で仕切り板で連結できることから、当該ボックス状体を構成する下側板が、この下側板に載せ置かれる物品によって下方にたるむ不具合を避けることができる。
また、上側板と下側板と対をなす両側の側板とで構成される矩形空間内に矩形の仕切り板が、その上端と下端とを該ボックス状体を構成する上側板及び下側板に掛合されて、当該ボックス状体に構成される矩形空間を埋めるように機能することから、ボックス状体の変形、歪みだしが抑止される。
また、この仕切り板の後端面で、当該ボックス状体を壁に止めつけている止め具の、当該仕切り板の後方に位置づけられている止め具を意識的に隠すように、この仕切り板をボックス状体に組み付けることで、ボックス状体における意匠性を良好とすることができる。
また、前記の課題を解決するために、前記仕切り板の後端部に対をなす掛合手段の一方を、当該仕切り板の後端面に向き合っている背板に備えられる該掛合手段の他方に掛合させ得るようにしてあることを特徴とするボックス状体にあっては、前記特長に併せて、仕切り板で下側板を背板に引き付けるように吊る効果を生じ、前記上側板、側板等に合わせて、仕切り板で下側板を背板に強固に連結することができ、当該ボックス状体における耐荷重性を著しく高めることができる。
また、前記課題を解決するために、前記背板における前記上側板と下側板と両側板とで囲まれている表面の周縁に沿って該上側板及び下側板並びに両側板とに一連に連続する溝が設けてあり、
この溝に、化粧板の上下縁部を嵌め入れるようにして複数枚の化粧板を組み付けると共に、この嵌め込まれた化粧板であって、側板に隣り合う化粧板を当該側板側に移動して該化粧板における側縁部を側板側にある溝に押し入れるようになし、かつ、該溝に押し入れられないで互いに隣り合う化粧板の側縁部を前記仕切り板と背板との間で挟み込むようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボックス状体にあっては、化粧特性に優れたボックス状体を壁の任意の位置に備え付け構成することができ、特に、化粧仕上げの済んでいる壁面等に対する収納棚や収納キャビネット等のボックス状体の備え付けに有効である。
この発明は、取り付け位置の制約が比較的少なく、目的とする壁面に対して都合よく取り付け得ると共に、耐荷重特性に優れたボックス状体を見栄え良く壁に備え付けることができる。
図1は、壁に備えられている典型的な実施例にかかるボックス状体を斜め上方から見て示している。 図1に係るボックス状体の要部部品を分離した状態を斜め上方から見て示している。 図3は、このボックス状体を壁に取り付け、かつ、化粧板及び仕切り板を取り付け状態を水平向きに断面して下方を見て示している。 図4は、このボックス状体を壁に取り付け、かつ、仕切り板を組み付ける状態を縦向きに断面して、側方から見て示している。 図5は、この実施例に用いられる仕切り板と当該仕切り板の上端、後端、下端に備えられる各対をなす掛合手段の一方と、上側板、背板、下側板に備えられる掛合手段の他方とを分離した状態で示している。 図6は、壁に備え付けたボックス状体における仕切り板と上側板及び下側板との掛合状態を縦向きに断面して前方から見て示している。 図7は、仕切り板を背板に掛合する状態を、当該掛合直前で水平向きに断面して上方から見て示している。 図8は、この仕切り板を背板に掛合した状態を水平向きに断面して上方から見て示している。 図9は、他の典型的な実施例に係るボックス状体を壁に備え付けた状態を斜め上方から見て示している。 図10は、当該第二実施例に係るボックス状体の備え付け状態を縦向きに断面して側方から見て示している。 図11は、当該ボックス状体を壁に取り付け、かつ、化粧板及び仕切り板を取り付け状態を水平向きに断面して下方を見て示している。 図12は、壁に備え付けた当該ボックス状体における仕切り板と上側板及び下側板との掛合状態を縦向きに断面して前方から見て示している。 図13は、当該ボックス状体を背板に掛合した状態を水平向きに断面して上方から見て示している。 図14は、更に他の典型的なボックス状体の要部部品を分離した状態を斜め上方から見て示している。 図15は、当該ボックス状体を壁に取り付け、かつ、化粧板及び仕切り板を取り付け状態を水平向きに断面して下方を見て示している。 図16は、当該ボックス状体を壁に取り付け、かつ、仕切り板を組み付ける状態を縦向きに断面して、側方から見て示している。 図17は、当該ボックス状体に用いられる仕切り板及び各掛合手段を分離して斜め上方から見て示している。 図18は、当該ボックス状体に仕切り板を組み付け掛合させた状態を縦向きに断面して、その要部を前方から見て示している。 図19は、当該ボックス状体に仕切り板を組み付け掛合させる直前の状態を当該仕切り板の上端面に沿って当該ボックス状体を断面して、下方を見て示している。 図20は、当該ボックス状体に仕切り板を組み付け掛合させた状態を当該仕切り板の上端面に沿って当該ボックス状体を断面して、下方を見て示している。
この発明に係る典型的なボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10及び下側板11と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12と、背板13とを備えており、当該背板13の背面を壁面に添装するようにして該背板13において壁Bに止着するように備え付けられるボックス状体Aであって、
このボックス状体Aは、当該ボックス状体Aの前記側板12に平行な一枚又は複数枚の仕切り板14を、該仕切り板14の上端部14aに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を前記上側板10に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合し、かつ、下端部14bに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を下側板11に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合させて、前記上側板10と下側板11とを連結するようにしてあると共に、当該ボックス状体Aを壁Bに対して止着する止め具16の少なくとも一部を前記仕切り板14の後端面14d’で隠すように構成してある。
なお、ここで、ボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10及び下側板11と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12と、背板13とを備えており、当該背板13の背面を壁面に添装するようにして該背板13において壁Bに止着するように備え付けられる構成を備えるものであれば、いかなる形態からなるものであっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
また、かかるボックス状体Aは、たとえば、壁Bに棚を構成する手段として用いることができる。また、かかるボックス状体Aは、たとえば、扉を備えるキャビネットを壁Bに構成する手段として用いることができる。
かかるボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10及び下側板11と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12と、背板13とを備えており、当該背板13の背面を壁面に添装するようにして該背板13において壁Bに止着するように備え付けられる構成を備えるものであれば、前記下側板11を底板11aとするものであっても、当該下側板11を中板11bとするものであってもよい。
また、当該ボックス状体Aの背板13は、当該背板13において当該ボックス状体Aを壁Bに止めつけて、当該ボックス状体Aに加えられる荷重を受け得るものであれば、いかなる素材からなるものであっても、また、いかなる形態に備えられていてもよい。
また、当該ボックス状体Aを構成する仕切り板14は、上側板10と下側板11とを連結して当該下側板11を所定位置に位置づけ得るものであれば、いかなる素材によって構成してあっても、いかなる形態に構成してあってもよい。
また、前記仕切り板14を上側板10及び下側板11に掛合する掛合手段Cは、当該上側板10と下側板11とを当該掛合手段Cによって掛合することで、上側板10によって当該下側板11を所定の位置に位置づけ得るものであれば、いかなる素材からなる掛合手段Cであっても、また、いかなる態様の掛合手段Cであってもよい。
また、ボックス状体Aを壁Bに背板13において止着する止め具16は、当該背板13を柱、間柱、各種壁下地材に確実に止着して、当該ボックス状体Aに加えられる荷重によって当該ボックス状体Aが壁Bから脱落しないものであれば、いかなる素材からなる止め具16であっても、また、いかなる形態の止め具16であってもよい。
このように収納棚や収納キャビネット等として壁Bに備え付けられるボックス状体Aは、背板13を壁Bに止めつけることで、当該壁Bに止めつけた背板13部分で、ボックス状体Aにもたらされる全荷重を受けうるように構成してあり、当該ボックス状体Aを構成する背板13のいずれの部分を用いても、当該ボックス状体Aを壁Bに強固に組み付けることができ、壁Bに対する取り付けの自由度を飛躍的に増すことができる。
また、上側板10と下側板11とを、構成されるボックス状体Aの任意の位置で仕切り板14で連結できることから、当該ボックス状体Aを構成する下側板11が、この下側板11に載せ置かれる物品によって下方にたるむ不具合を避けることができる。
また、上側板10と下側板11と対をなす両側の側板12とで構成される矩形空間内に矩形の仕切り板14が、その上端と下端とを該ボックス状体Aを構成する上側板10及び下側板11に掛合されて、当該ボックス状体Aに構成される矩形空間を埋めるように機能することから、ボックス状体Aの変形、歪みだしが抑止される。
また、この仕切り板14の後端面14d’で、当該ボックス状体Aを壁Bに止めつけている止め具16の、当該仕切り板14の後方に位置づけられている止め具16を意識的に隠すように、この仕切り板14をボックス状体Aに組み付けることで、ボックス状体Aにおける意匠性を良好とすることができる。
また、前記構成に係るボックス状体Aにあって、前記仕切り板14の後端部14dに対をなす掛合手段Cの一方を、当該仕切り板14の後端面14d’に向き合っている背板13に備えられる該掛合手段Cの他方に掛合させ得るようにしたボックス状体Aでは、前記特長に併せて、仕切り板14で下側板11を背板13に引き付けるように吊る効果を生じ、前記上側板10、側板12等に合わせて、仕切り板14で下側板11を背板13に強固に連結することができ、当該ボックス状体Aにおける耐荷重性を著しく高めることができる。
また、前記構成に係るボックス状体Aにあって、前記背板13における前記上側板10と下側板11と両側板12とで囲まれている表面13aの周縁に沿って該上側板10及び下側板11並びに両側板12とに一連に連続する溝17が設け
てあり、この溝17に、化粧板18の上下縁部18a、18bを嵌め入れるようにして複数枚の化粧板18を組み付けると共に、この嵌め込まれた化粧板18であって、側板12に隣り合う化粧板18を当該側板12側に移動して該化粧板18における側縁部18cを側板12側にある溝17に押し入れるようになし、かつ、該溝17に押し入れられないで互いに隣り合う化粧板18の側縁部18cを前記中仕切り板14と背板13との間で挟み込むようにしたボックス状体Aでは、化粧特性に優れたボックス状体Aを壁Bの任意の位置に備え付け構成することができ、特に、化粧仕上げの済んでいる壁面等に対する収納棚や収納キャビネット等のボックス状体Aの備え付けに有効である。
まず、図1〜図8に示されるボックス状体Aについて具体的に説明する。
この図1〜図8に示されるボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10(この図示例では、天板10a)及び下側板11(この図示例では底板11a)と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12、12と、背板13とを備えており、当該背板13の背面を壁面に添装するようにして該背板13において壁Bに止着するように備え付けられるボックス状体Aであって、
このボックス状体Aは、当該ボックス状体Aの前記側板12に平行な一枚の仕切り板14を、該仕切り板14の上端部14aに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を前記上側板10に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合し、かつ、下端部14bに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を下側板11に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合させ、さらに、前記仕切り板14の後端部14dに対をなす掛合手段Cの一方を、当該仕切り板14の後端面14d’に向き合っている背板13に備えられる該掛合手段Cの他方に掛合させ、前記上側板10と下側板11と、背板13とを連結するようにしてあると共に、当該ボックス状体Aを壁Bに対して止着する止め具16の少なくとも一部を前記仕切り板14の後端面14d’で隠すように構成してある。
この結果、ボックス状体Aは、背板13において壁Bに対して強固に組み付けられると共に、下側板11が当該仕切り板14によって上側板10及び背板13によって、効果的に保持され、下側板11に歪みを生ずることがなく、付加される荷重によって、当該下側板11が下方に向けて垂れ下がる不具合を効果的に防ぐことができる。
また、壁Bに対して背板13部分で止めつけられる当該ボックス状体Aにおける止め具16の一部を、このボックス状体Aに組み付けられる仕切り板14で隠すようにして、壁B備え付けのボックス状体Aの意匠性を高めることができる。
かかるボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10及び下側板11と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12で構成される矩形の枠状体に背板13を備え付けて、前面側の開口された矩形のボックス状に構成してある。かかる上側板10、下側板11及び対をなす側板12、12並びに背板13は、各種の組み付け態様で組み付けてあればよく、例えば、対をなす側板12、12間に上側板10及び下側板11並びに背板13を納めるように組み付けてあってもよい。
かかる各板相互の組み付けは、いかなる態様になされていてもよく、この図示例では、上側板10をなす天板10aと、下側板11をなす底板11aと背板13とを対をなす側板12、12間に納めるように連結一体とした横長のボックス状体Aとして用意されて、いわゆる、壁面棚部材的に備え付けられている。
また、このボックス状体Aには、前記背板13における前記上側板10と下側板11と両側板12、1とで囲まれている表面13aの周縁に沿って該上側板10及び下側板11並びに両側板12とに一連に連続するように溝17を設けてあり、化粧板18を嵌め込み得るようにしてある。
かかるボックス状体Aを、当該ボックス状体Aにおける背板13の面を壁面に添装するようになすと共に、当該ボックス状体Aの背板13を木ねじ等適宜の止め具16で壁Bに止着して、壁面にボックス状体Aを備え付ける。すなわち、ボックス状体Aは、背板13を木ねじ等の適宜の手段で柱、間柱、各種壁下地材等に止めつけることで、当該ボックス状体Aに付加される荷重に耐えうるように構成してあり、とくに、背板13は、当該ボックス状体Aに付加される荷重を当該背板13を壁Bに止着することで受けうるように構成してある。
なお、ボックス状体Aを、当該ボックス状体Aに装着される仕切り板14の後端面14d’で隠される位置における止め具16による止着のみで、当該ボックス状体Aを壁Bに対して強固に止着し得る場合には、当該位置で止め具16を用いてボックス状体Aを壁Bに止着する。また、当該仕切り板14の後端面14d’で隠される位置だけの止着では、ボックス状体Aを壁Bに対して必要な強度のもとに止着しきれない場合には、この仕切り板14の後端面14d’で隠される位置での止着と共に当該背板13の要所を止め具16を用いて壁Bに止着する。なお、この図示例では、当該止め具16として木ねじ16aを用いており、仕切り板14の後端面14d’で隠される背板13の上部側及び下部側と、上側板10及び下側板11並びに両側板13で囲まれた背板13の面13aの各隅部で当該ボックス状体Aを壁Bに止着してある。
この化粧板18の嵌め込み用の溝17は、ボックス状体Aにおける内側に位置する当該溝17の溝壁面が、前記背板13における面13aもほぼ面一の状態とされており、しかも、当該溝17に化粧板18の各側端部が密に嵌め込まれるようにしてあることから、化粧板18は、当該ボックス状体Aにおける背板13の表面13aに密着した態様で、当該ボックス状体Aの内奥部分を塞いで化粧効果を出し得るようにしてある。
この図示例にあっては、ボックス状体Aにおける下側に備えられる下溝17bの溝深さは、当該ボックス状体Aにおける上側の上溝17aの溝深さよりも浅く構成してある。また、ほぼ、前記各板で囲まれた背板13の表面13aよりも、やや縦幅を大きくし、しかも、二枚の化粧板18を横向きに並べた際に、横向きの当該表面13aを覆いうる化粧板18を用意してある。そこで、一枚目の化粧板18の上縁部18aを深溝とされている上溝17aに押し入れてから、下方にずらせて下溝17bに落とし込むようにして当該化粧板18を上溝17a及び下溝17baに嵌め込むと共に、これを側方に、すなわち、横向きに移動して、当該嵌め込み化粧板18の一方縁部18cを縦溝17c内に押し入れる。この縦溝17cに化粧板18を押し込むことで余裕のできた背板13の面13aに対して、二枚目の化粧板18を添わせるようにして当該化粧板18の上縁部18aを上溝17aに押し入れ、これを下方にスライドさせて下溝17baに下縁部18bを嵌め入れ、当該化粧板18を上溝17a、下溝17bに嵌めつけ、これを、横方向に向けて、先の化粧板18と逆向きに移動し、縁部18cを縦溝17cに押し込む。また、この図示例にあっては、横方向に長い矩形のボックス状体Aの中央部において背板13を止め具16で壁Bに固定してあり、また、二枚の化粧板18の横幅が、ほぼ等寸としてあることから、この溝17に嵌め入れた化粧板18を左右に押して各縁部18cを縦溝17cに押し入れた際に、溝17に押し入れられないで互いに向き合っている二枚の化粧板18の縁部18d、18d間に止め具16があらわれるように構成してあり、この止め具16を仕切り板14の後端面14d’で隠すと共に、当該化粧板18の縁部18d、18dを、この仕切り板14の後端面14d’で背板13に押しつけることができ、背板13において壁Bに止着されるボックス状体Aにおける各止め具16を前記化粧板18と当該仕切り板14とで効果的に隠すことができる。
かかるボックス状体Aに対して仕切り板14を装着する。
この仕切り板14は、上側板10と下側板11とを連結し、かつ、必要に応じて背板13と連結して、壁Bに備え付け構成されるボックス状体Aが、当該ボックス状体Aに付加される荷重を十分に余裕をもって受けうるように、構成される当該ボックス状体Aに強度をもたらすものであれば、いかなる態様に設けてあってもよい。
この図示例にあっては、下側板11と上側板10及び背板13に対して当該仕切り板14を掛合手段Cの掛合によって連結してあり、より具体的には、当該掛合手段Cの掛脱可能な掛合によって、当該仕切り板14で、下側板11及び上側板10並びに背板13を連結してある。
かかる仕切り板14は、いかなる掛合手段Cによって、上側板10、下側板11及び背板13に対して掛合してあってもよく、構成されるボックス状体Aの態様、使用目的等から総合的に勘案して都合のよい掛合手段Cを選択して装着、用いることができる。
この図示例に係る掛合手段Cは、互いに掛脱可能に掛合される対をなす一方の掛合手段Cをなす掛合具21と、他方の掛合手段Cをなす掛合具22で構成してあり、一方の掛合手段Cを仕切り板14側に他方の掛合手段Cを上側板10及び下側板11並びに背板13に備え付けてある。
この図示例において、上側板10及び下側板11並びに背板13に備えられる一方の掛合手段Cをなす掛合具21と、仕切り板14に備えられて当該掛合具21に掛脱可能に掛合される他方の掛合手段Cをなす掛合具22とを備えた構成としてある。
この一方の掛合手段Cを構成する掛合具21は、下側板11の上面、上側板10の下面、背板13の表面13aに添装される取付板部21aと、当該取付板部21aの一端側から起立されている起立板部21bと、この起立板部21bの先端部から前記取付板部21aに向き合い、かつ、平行をなすように突設されている掛合板部21cとを備えて、これらの取付板部21a及び起立板部21b並びに掛合板部21c間に溝状凹部21dを構成された比較的長尺のフレーム体として構成してある。この図示例では、当該ボックス状体Aにおける横方向のほぼ中央位置であって、前記上側板10、下側板11、背板13に直交する一つの仮想面(前記側板12に平行な仮想面)を中心にするように当該上側板10部の下面、下側板11部の上面、背板13の表面13a位置に、それぞれ、前記フレーム体としての掛合具21〜21を位置づけるように設け、この掛合具21〜21に仕切り板14に備えられている他方の掛合手段Cである掛合具22を掛合させることで、仕切り板14を各側板12に平行に備え付け得るようにしてある。
かかる下側板11、上側板10及び背板13に備えられる掛合具21、21、21は、起立板部21bの先端部から突設されている掛合板部21cの突き出しの向きを同一の方向(図6〜図8では、左方向)にして、前記仮想の面が、当該掛合具21の中心を通るように備え付けてあり、この図示例では、前記取付板部21aを上側板10、下側板11、背板13に添装した状態で、孔21eから当該上側板10、下側板11、背板13にビス40をねじ入れて、それぞれ止めつけてある。また、必要に応じて、ビス40のねじ入れに都合のよいように前記掛合板部21cに、ビス40のねじ入れ用の割欠部等を適宜設ける。なお、当然のことながら、これらの掛合具21〜21は、各掛合具21が、これに隣り合う掛合具21の掛合の妨げとならないように、備え付けてあり、この図示例では、背板13に備えられる掛合具21が、上側板10及び下側板11に備えられる掛合具21に対して掛合される仕切り板14の掛合具22が都合よく掛合し得るように、当該上側板10及び下側板11に備えられる掛合具21と適宜の間隔を離して設けるようにしてある。
次いで、前記掛合具21に掛合される他方の掛合手段Cである掛合具22は、この図示例にあっては、仕切り板14の前端部14cを除く、上端部14a、下端部14b及び後端部14dに備えられている凹溝15に備えられており、前記掛合具21に都合よく掛合し得るように構成してある。
この図示例に係る凹溝15は、仕切り板14の前端部14cを除く、上端部14aの比較的前部から後端部14dを経て下端部14bの比較的前部に到る一連に連続した凹溝15として構成してあり、当該上端部14aに備えられている凹溝15a内の前部から後端部14dに備えられている凹溝15cに到る凹溝15a内に掛合具22を、また、下端部14bに備えられている凹溝15b内の前部から後端部14dに備えられている凹溝15cに到る凹溝15b内に掛合具22を、また、上側にある凹溝15aと下側にある凹溝15b間にある縦向きの凹溝15c内に掛合具22を設けてあり、この凹溝15cに備えられる掛合具22が、凹溝15a、15bに備えられる掛合具22の掛合具21に対する掛合の妨げとならないように構成してある。なお、当該凹溝15は、当該凹溝15内に備え付けられる掛合具22が都合よく納まると共に、この凹溝15内に備え付けられる掛合具22に対して前記掛合具21を掛合させるために受け入れ得る溝幅を備えたものとして構成してある。
かかる仕切り板14に備えられる掛合手段Cとしての掛合具22は、前記凹溝15a、15b、15cからなる凹溝15の溝底15’に都合よく納まる幅の取付板部22aと、当該取付板部22aの一端側から凹溝15の一方の側壁15”に添って起立されている起立板部22bと、この起立板部22bの先端部から前記取付板部22aに向き合い、かつ、平行をなすように突設されている掛合板部22cとを備えて、これらの取付板部22a及び起立板部22b並びに掛合板部22c間に溝状凹部22dを構成された比較的長尺のフレーム体として構成してあり、凹溝15a及び凹溝15bにおける前部側から後部側にわたる部分と、凹溝15cにおける当該凹溝15a、15bに備えられる掛合具22の妨げとならない位置とに、それぞれ当該掛合具22を、この掛合具22における取付板部22aを溝底15’に接しさせて、当該取付板部22aに設けた孔22eからビス41を当該仕切り板14にねじ入れて、止着してある。なお、必要に応じて、ビス41のねじ込みに都合のよいように前記掛合板部22cに適宜の凹欠部を設ける。
このように構成される掛合具22は、前記上側板10及び下側板11並びに背板13に備えられる前記掛合具21における溝状凹部21dに、当該掛合具22における掛合板部22cを納め入れ得る向きとなるように(図6〜図8において右方向に)、仕切り板14の凹溝15内に設けてあり、より典型的には、当該仕切り板14の凹溝15内に備えられる掛合具22に前記上側板10及び下側板11に備えられている掛合具21を掛合させた際に、この仕切り板14の上端面14a’が上側板10の下面に、仕切り板14の下端面14b’が下側板11の上面に、それぞれ密に接し得るように、凹溝15aと凹溝15bとを、この掛合具21における取付板部21aの厚さ相当分、深く構成してあり、この凹溝15a、15bに掛合具22を組み付けた際に、各掛合具22の掛合板部22c上に、他方の掛合手段Cをなす掛合具21の取付板部21aが納まる空間を生ずるように構成してある。
また、仕切り板14の後端側に備えられる凹溝15cに備えられる掛合具22は、この掛合具22の掛合板部22cの外側の面、すなわち、溝状凹部22dを構成してない面が仕切り板14の後端面14d’と面一となるようにしてあり、化粧板18と化粧板18との間の背板13に止着されている掛合具21の取付板部21aに前記掛合板部21cの外側の面を接しさせて、掛合板部22cを溝状凹部21dに納め入れ得るように構成してある。
なお、この仕切り板14に備えられる凹溝15は、当該凹溝15内に掛合具22を、この掛合具22における起立板部22bの背面、すなわち、溝状凹部22dと反対の側にある面を該凹溝15における一方の溝壁15”面(図6〜図9における凹溝15の左側にある溝壁15”面)に接しさせて備え付けた際に、当該凹溝15における他方の溝壁15”面と、当該備え付け掛合具22の掛合板部22cの突き出し端との間に、前記上側板10及び下側板11並びに背板13に備えられている掛合具21の起立板部21b及び掛合板部21cとを受け入れ得る空間を生ずるように構成してある。
このような掛合具21の備え付けられたボックス状体Aの前面開口側から当該ボックス状体Aにおける上側板10及び下側板11に備えられている掛合具21を仕切り板14の上溝15a、下溝15b内に受け入れるように当該仕切り板14をボックス状体A内に押し入れる。この仕切り板14は、当該仕切り板14を当該仕切り板14の上溝15a、下溝15bに受け入れた掛合具21の弾性材42の付勢に抗して当該受け入れ掛合具21に向けて押しつけながらボックス状体Aに押し入れ、仕切り板14の後端部14dに備えられている掛合具22の掛合板部22cが他方掛合具21の取付板部21bに突き当たった状態で、この仕切り板14に対する弾性材42に抗した押しつけを解放することで、掛合具21の掛合板部21cを溝状凹部22dに、掛合具22の掛合板部22cを溝状凹部21dに対して掛合状態にする。また、かかる弾性材42の付勢に抗した押しつけをなすことなく、掛合具21の掛合板部21cを溝状凹部22dに、掛合具22の掛合板部22cを溝状凹部21dに弾性材42の付勢で嵌め入れた状態で仕切り板14をボックス状体Aに押し入れ、当該ボックス状体Aの後端部14dにある掛合具22の掛合板部22cが背板13に備えられている掛合具21の掛合板部21cに突き当たった状態で、当該仕切り板14を前記弾性材42の付勢に抗して移動させ、仕切り板14に備えられている掛合具22の掛合板部22cの先端と溝15の溝壁15”との間に背板13側の掛合具21の起立板部21b及び掛合板部21cの通過空間を構成すると共に、この空間内に当該掛合具21の起立板部21b及び掛合板部21cを受け入れ、かつ、前記仕切り板14に対する押し圧を開放することで、掛合具21の掛合板部21cを溝状凹部22dに、掛合具22の掛合板部22cを溝状凹部21dに掛合させることができる。
また、この図示例にあっては、上側板10と下側板11とに備えられている前記掛合具21における起立板部21bの背面、すなわち、溝状凹部21dと反対側にある面に、スプリング、弾性片、弾性を備えるフォーム材等の弾性材42、この図示例では、板バネ42aを設けてあり、凹溝15内に掛合具21を受け入れた際に、この掛合具21の弾性材42が凹溝15の溝壁面15”に接して、当該仕切り板14を、この仕切り板14に備えられている掛合具22の掛合板部22cを、前記掛合具21の溝状凹部21dに入れ込むように移動させ、掛合具21の掛合板部21cを掛合具22の溝状凹部22d内に、かつ、掛合具22の掛合板部22cを掛合具21の溝状凹部21d内に入れ込み、仕切り板14を上側板10と下側板11とを掛合状態に維持させる。
また、かかる仕切り板14の移動に伴って、背板13に備えられている掛合具21の掛合板部21cが、仕切り板14の後端部14dに備えられている掛合具22の溝状凹部22d内に、かつ、掛合具22の掛合板部22cが掛合具21の溝状凹部21d内に、それぞれ、入れ込まれて、仕切り板14と背板13とを掛合状態に維持させる。
このように壁Bに取り付けられたボックス状体Aは、そのままの状態で壁備え付けの収納棚として用いることができる。また、前記仕切り板14の前端面14c’を上側板10,下側板11及び両側板12、12の構成する前面開口より、やや内側に位置づけるように備え付けて、当該前面開口を開閉する扉や蓋などを設けるようにしてあってもよい。
また、前記上側板10,下側板11及び両側板12、12で構成される矩形空間を仕切る掛脱可能な仕切り板14で、これらの上側板10、下側板11及び両側板12、12を掛合してあれば、さらに、他の仕切り板や棚板等を備えさせて構成してあってもよい。
かかる構成からなるボックス状体Aは、必要に応じて仕切り板14を取り外して用いることができ、さらに、必要に応じて壁Bから取り外すことができる。
この図示例にあっては、前記仕切り板14を弾性材42である板バネ42aの弾性に抗して、掛合具21及び掛合具22における各掛合板部21c、22cが、他方の掛合具21及び掛合具22における溝状凹部21d、22dから抜け出す向きに押動させながら、当該仕切り板14を前方に引き抜くことで、当該仕切り板14をボックス状体Aから取り外すことができる。かかる状態で前記仕切り板14の左右に組み付けられていた化粧板18を、順次に、中央側に引き寄せて縁部18cを溝17cから引き出し状態にした上で、上方に引き上げ、下溝17bに対する掛合を解きながら前方に引き出して取り外すことができ、当該ボックス状体Aを壁に止着していた止め具16の操作を可能とすることができる。この図示例では、当該止め具16である木ねじをねじ戻すことで、ボックス状体を壁Bから取り外すことができる。
次いで、図9〜図13に示されるボックス状体Aについて説明する。
この図9〜図13に示されるボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10(この図示例では、天板10a)及び下側板11(この図示例では中板11b)と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12、12と、背板13とを備えており、当該背板13の背面を壁面に添装するようにして該背板13において壁Bに止着するように備え付けられるボックス状体Aであって、
このボックス状体Aは、当該ボックス状体Aの前記側板12に平行な一枚の仕切り板14を、該仕切り板14の上端部14aに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を前記上側板10に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合し、かつ、下端部14bに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を下側板11に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合させ、さらに、前記仕切り板14の後端部14dに対をなす掛合手段Cの一方を、当該仕切り板14の後端面14d’に向き合っている背板13に備えられる該掛合手段Cの他方に掛合させ、前記上側板10と下側板11と、背板13とを連結するようにしてあると共に、当該ボックス状体Aを壁Bに対して止着する止め具16の少なくとも一部を前記仕切り板14の後端面14d’で隠すように構成してあって、前記図1〜図8に示されるボックス状体Aの下部側に延設キャビネット部A’を設けるために、前記下側板11を中板11bとし、側板12に下方に延びる延設側板部12’を設けた以外の構成を前記図1〜図8に示されるボックス状体Aと同一又は実質的に同一の構成としてあり、取り付け手法、用い方、奏される効果も実質的に同一であって、化粧板18の取り付け手法、仕切り板14の上側板10、下側板11としての中板11b、背板13に対する掛合手段Cによる掛合取り付けについても、実質的に同一である。
従って、前記図1〜図8におけるボックス状体Aと同一又は実質的に同一の構成部分には、同一の番号を付して、その説明を省略する。
この図示例にあっては、上側板10及び下側板11としての中板11bと両側板12、12と、背板13とで囲まれた空間を二枚の仕切り板14、14で区分するように、当該仕切り板14、14で、これらの上側板10、中板11b、両側板12及び背板13を掛合手段Cで、前記図1〜図8におけると同様にして連結してある。
なお、この図示例では、側板12に下方に延びる延設側板部12’を一連に設けることで、当該各側板12を一枚の板材によって構成してあるが、ボックス状体Aを構成する側板12と、キャビネット部A’を構成する側板とを別段に構成してあってもよい。
なお、この図示例にあっては、このボックス状体Aの下部側を当該ボックス状体Aと一体に構成されるキャビネット部A’とするために、側板12を下方に、より具体的には床面に接する位置まで延設した延設側板部12’を一体に備えたものとし、このい延設側板部12’を含む側板12、12間に上側板10、中板12’、底板11’を組み付けると共に背板13を備え付けるようにしてある。また、延設キャビネット部A’には、開閉可能に扉19を、その閉じ込み位置で吸着具43で引き付けられて開き出さないように設けてある。
この図示例に係るボックス状体Aでは、二枚の仕切り板14を用いていることから、各仕切り板14、14間に備えられる化粧板18は、その両側縁部が、いずれも縦溝17cに押し込まれることが無く、縁部18cを側板12の側に備えられている縦溝17cに押し込まれている化粧板18における当該溝17cに嵌め込まれていない側の縁部18dと共に、仕切り板14の後端面14d’と背板13との間に挟み込み状態に保持されるようにしてある。
かかる構成からなるボックス状体Aは、前記図1〜図8におけると同様にして仕切り板14の組み付け、組み外しが可能であり、前記図1〜図8に示されるボックス状体Aと同様に用いることができる。なお、この図示例にあっては、更に、中板11bの垂れ下がりが効果的に防げることから、扉19の開閉に支障を生ずることが無く、また、一体に備えられている延設キャビネット部A’の地震等による転倒等が確実に防止される。
次いで、図14〜図20に示されるボックス状体Aについて説明する。
この図14〜図20に示されるボックス状体Aは、互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板10(この図示例では、天板10a)及び下側板11(この図示例では底板11a)と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板12、12と、背板13とを備えており、当該背板13の背面を壁面に添装するようにして該背板13において壁Bに止着するように備え付けられるボックス状体Aであって、
このボックス状体Aは、当該ボックス状体Aの前記側板12に平行な一枚の仕切り板14を、該仕切り板14の上端部14aに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を前記上側板10に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合し、かつ、下端部14bに備えられている対をなす掛合手段Cの一方を下側板11に備えられている該掛合手段Cの他方に掛合させ、さらに、前記仕切り板14の後端部14dに対をなす掛合手段Cの一方を、当該仕切り板14の後端面14d’に向き合っている背板13に備えられる該掛合手段Cの他方に掛合させ、前記上側板10と下側板11と、背板13とを連結するようにしてあると共に、当該ボックス状体Aを壁Bに対して止着する止め具16の少なくとも一部を前記仕切り板14の後端面14d’で隠すように構成してあって、前記図1〜図8に示されるボックス状体Aの仕切り板14の上端部14aと下端部14bに備えられる一方の掛合手段Cをなす掛合具21に代えて掛合具31を、上側板10、下側板11に備えられて当該掛合手段Cの掛合される他方の掛合手段Cをなす掛合具22に代えて掛合具32を用いた以外の構成を前記図1〜図8に記載のボックス状体Aと同一又は実質的に同一の構成としてあり、組み付け方法、用い方、及び、奏する効果も実質的に同一である。
従って、図1〜図8に示されるボックス状体Aと同一又は実質的に同一の構成部分には同一の番号を付して、その説明を省略する。
この図示例にあっても、前記図1〜図8におけると同一の条件のもとに、前記掛合具21の備えられている上側板10及び下側板11に対する掛合具21に代えて掛合具31が設けてあり、また、当該掛合具31に掛合される他方の掛合具32を、仕切り板14の上溝15aと下溝15bとに設けるようにしてある。
すなわち、この図示例に係る仕切り板14においても、前記図1〜図8における仕切り板14におけると同様に当該仕切り板14の上端部14aの前部側から後端部14dに到る凹溝15aと、後端部14dの縦向きに備えられる凹溝15cと、該凹溝15cから下端部14bの前部側に到る凹溝15bとを一連に備え、この凹溝15aの前部側と、凹溝15bの前部側との当該溝内に、上側板10、下側板11の掛合具31に掛合される掛合具32を植設してあり、前記凹溝15c内に前記図1〜図8における掛合具22と実質的に同一の掛合具22を、背板13に備えられる掛合具21に掛合し得るように設けてある。
この仕切り板14の溝15に備えられる掛合具32は、この溝15内に案内される掛合具31に掛合されて、当該溝15内に納まる構成としてあり、この図示例にあっては、軸部32bよりも外径の大きい頭部32aと、当該軸部32bに備えられている鍔部32cと当該頭部32aとの間が頸部32b’とされ、この鍔部32cから先端をねじ部32b”としてあって、前記仕切り板14における凹溝15a内の前部側と、凹溝15b内の前部側とに、当該掛合具32の頭部32aが各凹溝15から外方に突き出さないように当該凹溝15の溝底15’にねじ止めしてある。
また、この仕切り板14の後端部14dに備えられる凹溝15cには、背板13に備えられる掛合具21に、前記図1〜図8におけると同様に掛合される掛合具22が、前記図1〜図8と実質的に同一の態様で設けてある。
また、当該仕切り板14に備えられる掛合具32に掛合される掛合具31、31及び当該仕切り板14に備えられる掛合具22に掛合される掛合具21を、上側板10、下側板11及び背板13に、前記図1〜図8におけると同様の態様で、すなわち、同様の位置に備え付け用意する。なお、この掛合具21には、起立板部21bにおける溝状凹部21dと反対側の面にプラスチックフォーム材42b等からなる弾性材42を設けてある。
かかる上側板10の下側面、下側板11の上側面に備え付けられる掛合具31は、前記仕切り板14の差し込み方向に長い細幅板状体で構成されており、その両端部が上側板10、下側板11の板面に密着して取り付けられる取付板部31aとしてあり、この取付板部31a、31aの互いに向き合っている縁端から起立又は傾斜状に起立される起立板部31b、31bを延設してあり、かつ、この起立板部31b、31bを前記取付板部31aにほぼ平行な引っ掛け板部31cで連結一体としてあって、一方側にある前記起立板部31bから引っ掛け板部31cにかけて、前記掛合具32の頭部32aの入れ込まれる幅広の穴31dが設けてあると共に、この起立板部31bに連続する引っ掛け板部31cに、当該幅広の穴31dに連通する幅狭の溝孔31eを他方側にある起立板部31b側に向けて設けてあり、掛合具32における頸部32a”を溝孔31eに導き入れた状態で、引っ掛け板部31cを該頭部32bと鍔部32cとの間で挟むように機能し、掛合状態に維持する。
かかる掛合具31を、その取付板部31aを上側板10の下面と、下側板11の上面とに、当該掛合具31における穴31dがボックス状体Aにおける開口側に向くように、すなわち、仕切り板14の差し込み方向に向くように、当該掛合具31の長手向きを仕切り板14の凹溝15の長手向きに合わせて取付板部31aの孔31fからビス31gを上側板10、下側板11にねじ入れ止めつけ、この掛合具31を仕切り板14の凹溝15に受け入れうるように、仕切り板14をボックス状体Aに嵌め入れる。なお、仕切り板14により上側板10及び下側板11の強固な連結をなす意図から、この上側板10及び下側板11に備えられる掛合具31は、極力、ボックス状体Aにおける開口部に近い側に備え付けることが好ましい。
かかる仕切り板14の凹溝15内に前記掛合具31を受け入れるように、ボックス状体Aに仕切り板14を差し入れ、掛合具31における穴31dから掛合具32の頭部32aを当該掛合具31における引っ掛け板部31cの下方に案内し、頸部32bを引っ掛け板部31cにおける細幅の長孔31eに導き入れて、前記頭部32aを当該長孔31eの両側にある引っ掛け板部31cに引っ掛けるように掛合する。
また、当該仕切り板14を各側板12に平行に押し込んだ際に、当該仕切り板14の後端部14dに備えられている掛合具22における掛合板部22bが、背板13に備えられている掛合具21の掛合板部21bに当接するようにしてある場合、この状態で、当該仕切り板14を、この仕切り板14における掛合板部22cの先端と溝壁15”との間の隙間内に掛合具21の起立板部21b及び掛合板部21cを納め入れうるように前記弾性材42の付勢に抗して横向きに移動させながら、当該仕切り板14を背板13の前面にある化粧板18に押しつけるように移動させる。かかる仕切り板14における掛合板部22cの先端と溝壁15”との間の隙間内に掛合具21の起立板部21b及び掛合板部21cを納め入れることで、掛合具21の起立板部21bに備えられている弾性材42が仕切り板14の溝壁15”を弾発し、仕切り板14を側方(図19及び図20では、右方向)に移動させ、掛合具21の掛合板部21cを溝状凹部22dに、掛合具22の掛合板部22cを溝状凹部21dに掛合状態にすることができる。なお、この掛合具32を支点とする前記仕切り板14の横移動に伴って、当該仕切り板14の後端面14d’と化粧板18との間に隙間を生ずる際には、当該仕切り板14をボックス状体Aの奥方向に更に押し入れ、この押し入れ状態を前記弾性材42によって保持させる。
このようにして構成されるボックス状体Aは、かかる仕切り板14は、前記弾性材42の付勢に抗して当該仕切り板14の奥側を前記各掛合具21、22の掛合を解く向きに移動させた状態で、手前に引き出すことで取り外すことができ、前記手法で化粧板18を脱装して、壁に対する背板13の止めつけ状態を解消することができる。
かかる構成からなるボックス状体Aにあっても、前記図1〜図8に示されるボックス状体Aと同様に用いることができ、かつ、同様の作用効果を奏するボックス状体Aを構成することができる。
A ボックス状体
B 壁
C 掛合手段
10 上側板
11 下側板
12 側板
13 背板
14 仕切り板
14a 上端部
14b 下端部
14d’ 後端面
16 止め具

Claims (3)

  1. 互いに面を向き合わせて平行に備えられる上側板及び下側板と、互いに面を向き合わせて平行に備えられる対をなす側板と、背板とを備えており、当該背板の背面を壁面に添装するようにして該背板において壁に止着するように備え付けられるボックス状体であって、
    このボックス状体は、当該ボックス状体の前記側板に平行な一枚又は複数枚の仕切り板を、該仕切り板の上端部に備えられている対をなす掛合手段の一方を前記上側板に備えられている該掛合手段の他方に掛合し、かつ、下端部に備えられている対をなす掛合手段の一方を下側板に備えられている該掛合手段の他方に掛合させて、前記上側板と下側板とを連結するようにしてあると共に、当該ボックス状体を壁に対して止着する止め具の少なくとも一部を前記仕切り板の後端面で隠すようにしてあることを特徴とするボックス状体。
  2. 前記仕切り板の後端部に対をなす掛合手段の一方を、当該仕切り板の後端面に向き合っている背板に備えられる該掛合手段の他方に掛合させ得るようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のボックス状体。
  3. 前記背板における前記上側板と下側板と両側板とで囲まれている表面の周縁に沿って該上側板及び下側板並びに両側板とに一連に連続する溝が設けてあり、
    この溝に、化粧板の上下縁部を嵌め入れるようにして複数枚の化粧板を組み付けると共に、この嵌め込まれた化粧板であって、側板に隣り合う化粧板を当該側板側に移動して該化粧板における側縁部を側板側にある溝に押し入れるようになし、かつ、該溝に押し入れられないで互いに隣り合う化粧板の側縁部を前記仕切り板と背板との間で挟み込むようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のボックス状体。
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