JP3155557B2 - 紙処理装置 - Google Patents

紙処理装置

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JP3155557B2
JP3155557B2 JP10504691A JP10504691A JP3155557B2 JP 3155557 B2 JP3155557 B2 JP 3155557B2 JP 10504691 A JP10504691 A JP 10504691A JP 10504691 A JP10504691 A JP 10504691A JP 3155557 B2 JP3155557 B2 JP 3155557B2
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敏弘 石橋
真治 浅見
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送されてくる記録紙
を揃えて、ステープルする紙処理装置に係り、特に、ス
テープルされた記録紙束(製本)の排出機構に特徴のあ
紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ステープルされた記録紙束を排出トレイ
上に排出するに際して、回転駆動する無端状の放出ベル
トに、記録紙束を係止保持する爪を設け、この爪により
記録紙束を搬送する技術が既に提案されている。ここ
で、放出ベルトは、プーリの外径曲面に沿つて回転運動
させるために、ゴムとか繊維などの軟らかい材質ででき
ている。一方、記録紙束をすくい上げる爪は、ある程度
の剛性が必要である。このような両者を係合させる場
合、放出ベルトがプーリの外周に沿つて曲げられるのを
妨げないように、あるいは狭い幅の放出ベルトにも対応
できるように1本のねじで締結することが一般に行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
装置においては、ねじの緩みなどにより、爪がねじを中
心に回転して、放出ベルトに対する位置ずれを生じてし
まうことがあり、そのような場合、記録紙束のすくい上
げを行うことができなくなるという欠点があつた。
【0004】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、放
出ベルトに対する爪の位置ずれをなくし、爪による記録
紙束搬送の信頼性を高めることができる紙処理装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、搬送されて
くる記録紙を揃えてステープルするステープル機構部
と、このステープル機構部でステープルされた記録紙束
を爪に係止して排紙トレイまで排出する放出ベルトとを
有する紙処理装置において、前記爪を前記放出ベルトに
固定する固定部材と、前記固定部材によって固定された
前記爪の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を備え
前記固定部材の固定位置を、前記爪の記録紙束端部係止
面より放出ベルト回転方向上方にした第1の手段により
達成される。また上記目的は、搬送されてくる記録紙を
揃えてステープルするステープル機構部と、このステー
プル機構部でステープルされた記録紙束を爪に係止して
排紙トレイまで排出する放出ベルトとを有する紙処理装
置において、前記爪を前記放出ベルトに固定する固定部
材と、前記固定部材によって固定された前記爪の位置ず
れを防止する位置ずれ防止手段を備え、前記位置ずれ防
止手段は、中央に固定部材用穴を有し、両端に、前記爪
および放出ベルトに挿入係止される脚片を有する回転止
め部材で構成される第2の手段により達成される。
【0006】
【作用】前記第1の手段にあっては、固定部材の固定位
置を、爪に設けた記録紙束端部係止面よりも、放出ベル
トの回転方向において上方とすることで、固定部材の固
定位置が記録紙束端部係止面より下方の場合に比べて、
記録紙束をすくい上げる位置近傍のプーリを上方に配置
することができ、これによつて、ステープラを下方に逃
がしながら移動させるときの逃がし量を少なくしてい
る。 前記第2の手段にあっては、回転止め部材によつて
構成される位置ずれ防止手段により、放出ベルトに対す
る爪の位置ずれが防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2に示されているフイニツシヤは、図示
を省略した画像形成装置の側部に備え付けられており、
上部側のシフト仕分け部Iと、下部側のステープル部II
とから構成されている。まずシフト仕分け部Iの搬送経
路には、複数の搬送ローラおよびそれに従動する従動コ
ロが配されている。第1の搬送ローラ101の回転軸
は、第1のタイミングベルト104を介して搬送駆動モ
ータM1の回転軸に接続されており、これによって駆動
力を得る。前記第1の搬送ローラ101の回転軸は、図
示を省略した第2のタイミングベルトにより他の搬送ロ
ーラの回転軸および排出ローラ102の回転軸、さらに
は寄せ用フアーブラシ103の回転軸にも接続され、こ
れらを駆動する。また最上流の搬送ローラ101の直前
部分には入口センサSN1が設けられているとともに、
排出ローラ102の直前部分には排紙センサSN2が設
けられており、搬送される紙の先端および後端を検知す
るようになつている。前記第1の搬送ローラ101の下
流には切り換え爪105が配されており、駆動用のソレ
ノイド230および図示を省略したスプリングの働きに
よつて搬送方向を後述するステープル部IIおよびシフト
仕分け部Iトレイ部のいずれの方向へも変更することが
でき図3、図4および図5に示されるように、排紙口の
付近では、排紙ローラ102の直下部分には紙寄せ用フ
アーブラシ103が配されており、排出トレイ107に
落下された記録紙がその回転により突き当て板106の
方向に寄せられて突き当て板106に突き当てられ、こ
れにより記録紙の後端が揃えられる。シフト駆動機構に
おいては、突き当て板106および排出トレイ107に
は図4に示されるように、凹凸が形成されており、それ
が互いに噛み合わされるように構成されている。これに
よつて排出トレイ107は、突き当て板106に対して
上下方向(図4紙面垂直方向)は自在に移動可能とさ
れ、かつ前後方向(図4紙面左右方向)において突き当
て板106に連動して移動する。図5および図6におい
て突き当て板106は、排出トレイ107と異なる本体
側において軸受111を介して軸状のシフトガイド11
2に支持されており、前後方向の移動が自在となるよう
に構成されている。また図6にも示されるように、突き
当て板106は、アームロツド115を介してクランク
113に偏心して接続されている。上記クランク113
の回転軸は複写機中心軸に平行に配置されている。側板
100から垂直に突出される着脱自在のブラケツト11
6にはギア列114が配されており、このギア列114
を介して上記クランク113がシフトモータM2に連結
されている。シフトモータM2を駆動することにより上
記クランク113が駆動され、その偏心回転作用によつ
て前記突き当て板106が前後方向に往復移動するよう
になつている。このため突き当て板106に対して前後
方向に規制されている排出トレイ107もそれにつれて
前後方向に往復移動する。また突き当て板106にはク
ランク113による移動量とほぼ等しい間隔に配してな
る2つのシフト検知板118が突設されており、このシ
フト検知板118を、突き当て板106に対向するシフ
ト検知センサ117が検知することによつて突き当て動
作およびトレイシフト動作が一工程終了したことが検出
される。
【0008】また図7にも示されるように、突き当て板
106に固定されているブラケツト119を介して押さ
えコロ108が上下動自在かつ回転自在に支持されてお
り、これによつて排出トレイ107および集積された記
録紙の上面が自重で押圧されている。記録紙は重力およ
び紙寄せフアーブラシ103による搬送力で押さえコロ
108の下に潜り込み、突き当て板106に突き当てら
れる。押さえコロ108による押圧力で排出トレイ10
7がシフトされた場合には、記録紙ずれが防止される。
押さえコロ108に対向して、紙面検知センサSN3が
本体側に配置されている。記録紙が集積されることによ
り押さえコロ108の位置が上昇すると、紙面検知セン
サSN3が押さえコロ支持ブラケツト108aの一部を
検知し、これによって紙面または排出トレイ上面が規定
の高さに達したことを知る。また上下動機構において図
8および図9に示されるように、排出トレイ107は、
トレイ支持台110に固定されている。トレイ支持台1
10は、ベアリング110aを介してトレイ上下動台1
09に前後移動自在に支持されている。このため前述し
たように、突き当て板106によるシフト動作をトレイ
上下動台109によつて行わせることができるものであ
る。図8にも示されているように、トレイ上下動台10
9は、第3のタイミングベルト120に固定されてい
る。第3のタイミングベルト120は、前後の側板10
0の外側に一体ずつ設けられており、各々が上下動駆動
プーリ121および従動プーリ122に掛け渡されてい
る。上下動駆動プーリ121は、ともに側板間を貫通す
る上下動駆動軸123に固定されており、この上下動駆
動軸123には、ワンウエイクラツチを内蔵するギア1
24が取り付けられている。ワンウエイクラツチは、排
出トレイ107を持ち上げようとする方向の力を上下動
駆動軸123に伝達するように構成されている。上記ギ
ア124は、ギア列、ウオームホイール125、ウオー
ム126などを介して上下動駆動モータM3に接続され
ている。また上下動支持台109の側面には、ベアリン
グ127が取り付けられており、側板100に固定され
ている上下ガイドレール128と接触することによって
上下動のガイドおよび排出トレイの重量による回転モー
メントが原因となる排出トレイの倒れを防止する。上述
したように構成することによつて通常時は、ウオーム1
26の保持力およびワンウエイクラツチのロツクによ
り、排出トレイ107の下降を停止させる。また上下動
駆動モータM3を排出トレイ107の上昇方向へ回転さ
せると、ワンウエイクラツチがロツク状態となつてプー
リ121,122が回転し、これによつて排出トレイ1
07が上昇する。上下動駆動モータM3を排出トレイ1
07の下降方向に回転させると、ワンウエイクラツチが
フリー状態となり、これによつて排出トレイ107は、
その自重により下方向へ移動する。
【0009】さらに図10にも示されるように、タイミ
ングベルト120の内側には排出トレイ107と対向す
るように上限センサSN4と下限センサSN5が設置さ
れており、上下検知板129をそれぞれが検知すること
によつて排出トレイ107の上限下限が検知される。排
出トレイ107の下降時には、ワンウエイクラツチがフ
リー状態となっているため、上下動駆動モータM3の駆
動力が排出トレイ107に伝達されず、下降時に排出ト
レイ107が外力によつて停止させられていても、上下
動駆動モータM3が空転することによつてモータの過負
荷や手指を挟むことなどによるトラブルを防止するよう
になつている。コピー動作が開始されると、シフトモー
タM2が駆動され、クランク113が回転することによ
りクランク113によつてロツド115を介して突き当
て板106が前後方向に移動する。これに伴い突き当て
板106の凹凸に噛み合う形で、上下動および前後動自
在に支持される排出トレイ107が前後方向に移動し
て、シフト動作が開始する。そしてシフトセンサ117
が、シフト動作の開始前に検知していた一方のシフト検
知板118と異なる他方のシフト検知板118を検知す
ると、その信号によりシフトモータM2が停止し、シフ
ト動作が終了する。シフト動作が終了した後に上下動駆
動モータM3がトレイ上昇方向に回転し、排出トレイ1
07を上昇させる。上下動開始後に、押さえコロ108
の支持ブラケツト108aの一部が紙面検知センサSN
3により検知されるか、または上限センサSN4が上下
検知板129を検知すると、その信号により上下動駆動
モータM3が停止して、排出トレイ107の上昇が終了
することとなる。紙面検知センサSN3が支持ブラケツ
ト108aを検知した場合には、上下動駆動モータM3
がトレイ下降方向に回転し、紙面検知センサSN3が支
持ブラケツト108aを検知しなくなつたところで上下
動駆動モータM3が停止する。本体から排出された記録
紙を本体からの排出速度と同一の線速度で搬送コロ10
1が受け取る。記録紙が搬送されていき入口センサSN
1が記録紙の後端を検知すると、線速度が記録紙の本体
排出速度より大きな値へ増幅され、記録紙の後端部が入
口センサSN1に検知されてから規定時間後に線速度を
記録紙の本体排出速度に戻し、その上で排出トレイ10
7への排出が行われる。排出トレイ107へ排出された
記録紙は、重力およびフアーブラシ103の回転による
搬送力で押さえコロ108の下へ潜り込み、突き当て板
106に突き当てられることによつて後端揃えが行われ
る。このときコピー枚数が規定枚数排出されると、その
信号によりシフトモータM2が回転し、シフト動作を開
始する。一工程シフトが完了すると、シフトモータM2
が停止する。この動作によつて排出トレイ107上にお
ける記録紙の集積位置が変更され、記録紙の仕分けが行
われる。そして一連のコピー動作が終了して最終紙が排
出されると、その信号により上下動駆動モータM3が下
降方向に回転し、排出トレイ107が規定量下降した後
に動作が終了するようになつている。記録紙が一定量集
積され、紙面が排紙口へ近づいて、押さえコロ支持ブラ
ケツト108aの一部が紙面検知センサSN3により検
知されると、その信号により上下動駆動モータM3がト
レイ下降方向に回転し、ウオーム126の保持力および
ワンウエイクラツチのロツクが解除されて排出トレイ1
07は自重によつて下降していく。排出トレイ107が
下降することにより紙面が下がり、押さえコロ支持ブラ
ケツト108aの一部が紙面検知センサSN3に検知さ
れなくなると、その信号によつて上下動駆動モータM3
が停止し、ウオーム126の保持力およびワンウエイク
ラツチのロツクが働いて排出トレイ107も停止する。
排出トレイ107が下降していき、上下検知板129が
下限センサSN5により検知された場合の信号により上
下動駆動モータM3が停止し、それ以上の排出トレイ1
07の下降が防止される。
【0010】ステープル部IIにおけるステープラの移動
機構においては、図2、図10、図12および図13に
示されるように、ステープラSはステープラ台31に固
定されている。上記ステープラ台31は、ステープラス
ライダ30のガイド穴30bにガイドピン32を介して
図12l方向に移動可能に係合している。さらにステー
プラ台31の背面側に軸44が固定されており、その軸
44に対してガイドコロ34が回転可能に取り付けられ
ている。上記ステープラスライダ30の上方部分は、両
側板41,42の間に掛け渡されているガイドロツド3
6をガイドとして図12紙面垂直方向にスライド可能に
取り付けられているとともに、ステープラスライダ30
の下方部分に取り付けられているガイドコロ33が本体
側のステー43の面上に転動するように当接しており、
これによつてステープラスライダ30が回転方向に係止
されている。またステー43には、ガイドカム35が固
定されているとともに、このガイドカム35の上端辺部
に形成されているカム面には、上記ガイドコロ34が転
動するように当接しており、これによつてステープラス
ライダ30が図11k方向に往復移動できるようになつ
ている。このときガイドカム35の中央部分は下方向に
窪むように形成されており、これに沿つてステープラス
ライダ30が移動できるようになつている。ステープラ
スライダ30の上端部には、検知板30aが設けられて
おり、この検知板30aが本体側に設けられているホー
ムポジシヨンセンサ40の検知部を遮蔽することによつ
てステープラSのホームポジシヨン(HP)が検知され
るようになつている。側板41にはステープラ移動用の
ステツピングモータ39が取り付けられており、このス
テツピングモータ39により駆動されるベルト38の途
中部分に上記ステープラスライダ30が固定されて、ス
テープラスライダ30を図11左右方向に往復移動でき
るようになつている。ジヨガーフエンスの移動機構にお
いては、図11および図14に示されるように、両側板
41,42の間に掛け渡されているジヨガーフエンスロ
ツド9に右スライダ7および左スライダ8が往復移動自
在に取り付けられており、これらの右スライダ7および
左スライダ8に対して右ジヨガーフエンス5および左ジ
ヨガーフエンス6がそれぞれ固定されている。これら右
ジヨガーフエンス5および左ジヨガーフエンス6はステ
ープル動作における紙束の揃え動作を行う機能を有する
とともに、排出ローラ3の近傍から排紙トレイ53の近
傍まで延在させることによりステープル後の紙束を排出
させるときのガイド部材としての機能を果たしている。
これら右ジヨガーフエンス5および左ジヨガーフエンス
6の下端部にはステープル時に紙束の下端縁部を保持す
る後端フエンス6a,5aが設けられている。ジヨガー
フエンス駆動用モータ11により駆動されるベルト10
の途中部分に上記左スライダ8および右スライダ7が固
定されている。これら左スライダ8および右スライダ7
はベルト10の異なる側にそれぞれ固定されており、こ
れによつて左ジヨガーフエンス6および右ジヨガーフエ
ンス5が図11左右方向において対称的に往復移動する
ようになつている。左ジヨガーフエンス6および右ジヨ
ガーフエンス5の上部背面側にはガイドコロ15が取り
付けられており、このガイドコロ15が両側板41,4
2の上部に掛け渡されているガイドステー16に転動す
るように当接している。左スライダ8には、検知板8a
が設けられており、この検知板8aが本体側に設けられ
ているホームポジシヨンセンサ14の検知部を遮蔽する
ことによつて上記両ジヨガーフエンス6,5のホームポ
ジシヨン(HP)が検知される。図16にも示されてい
るように、左ジヨガーフエンス6および右ジヨガーフエ
ンス5の下端部には、カール押さえ64が設けられてお
り、これによつてステープルトレイ上積載時の座屈が抑
えられる。カール押さえ64は、例えばポリエステルフ
イルムなどの弾性部材から形成されている。
【0011】放出ベルト機構においては、図11、図1
4および図15に示されるように、両側板41,42の
上端部分に駆動軸24が掛け渡されるように取り付けら
れているとともに、この駆動軸24のほぼ中央部に駆動
プーリ18が固定されている。また上記駆動プーリ18
の下方部分には固定プーリ19が設けられており、これ
ら両プーリ18,19の間にエンドレスの放出ベルト1
7が掛け渡されている。放出ベルト17の途中部分はア
イドルプーリ47に掛けられているとともに、ベルトの
内側に配置されているガイド板25によつて撓みおよび
ずれを防止するように案内されている。また上記側板4
1にはベルト駆動モータ22が固定されており、このベ
ルト駆動モータ22の出力軸に取り付けられているプー
リ21と上記駆動軸24の一端側に取り付けられている
プーリ20との間にベルト23が掛け渡されてベルト駆
動力が伝達される。また上記放出ベルト17の表面部途
中部分には突起状の爪46が紙束を下方側から把持する
ように設けられている。図2に示されるように、放出ベ
ルト17の内部側には爪46の位置を検出するホームポ
ジシヨンセンサ48が設けられており、このホームポジ
シヨンセンサ48によつて爪46のホームポジシヨン
(HP)が検知される。このような放出ベルト17の搬
送速度V2 は、排紙ローラ3の排紙線速度V1 よりやや
大きくなるように(V2 ≧V1 )に設定されており、こ
れによつて次のジヨブの紙束が既に綴じられた紙束と一
緒に排出されないようになされている。このようなステ
ープラの各機構は、一つのユニツトを形成するように構
成されており、ガイドレール51,52により手前側に
引き出すことができるように支持されている。排紙トレ
イ機構は図2に示されるように、排紙トレイ53の基部
がトレイ台54の上に固定されている。トレイ台54に
はガイドコロ56が回転可能に取り付けられており、こ
のガイドコロ56が図示を省略したガイドレールに係合
することによつてトレイ台54とともに排紙トレイ53
が上下方向に移動できるようになつている。また上記ト
レイ台54はリフトスプリング55により上方向への付
勢力が与えられている。搬送ローラ60,61,62に
は搬送モータ59から図示を省略したベルトを通して駆
動力が伝達されており、さらに排出ローラ3にも搬送モ
ータ59から図示を省略したベルトにより駆動力が伝達
されている。また排出ローラ3の回転軸2にはファーブ
ラシ1aおよび1bが取り付けられており、これらフア
ーブラシ1aおよび1bは上記排出ローラ3と同期して
回転駆動される。上記フアーブラシ1a,1bの毛先部
分はガイド板26,27に接触している。ガイド板2
6,27にはステープル後の紙束の下端縁部を保持する
突起状のリブ26a,27aが設けられているととも
に、突起状リブ26b,27bが表側に突出するように
形成されている。したがつて記録紙は、上記突起状リブ
26b,27bと上記フアーブラシ1a,1bの毛先部
分による押圧力とにより背面側に撓ませられて波状に変
形し、これにより紙束が座屈しないように一定の腰を持
たせられるようになつている。
【0012】さらに、特に図16に示されるように、排
紙部上ガイド板67の排紙ローラ3の回転中心からの突
出量Lは送られてくる紙の飛び出し量lより大きく設定
されており、これによつて万が一上記フアーブラシ1
a,1bの下側に記録紙が落ちないで上ガイド板67と
フアーブラシ1a,1bとの間に入つてもフアーブラシ
1a,1bの毛先によつて記録紙の後端部が下方に掻き
落とされるようになつている。記録紙の処理動作を次に
説明する。まずステープルキーによりステープル動作が
選択され、図示を省略した原稿給紙台(RDH)に原稿
(N枚)がセツトされ、さらにコピー部数(K部)が1
0キーにより入力された後にコピーボタンが押される
と、複写機本体よりコピーサイズ信号が受けられてステ
ープル部に入れることができるサイズか否かが判断され
る。ステープル部に入れることができるサイズの場合に
は放出ベルト17の爪46がホームポジシヨン(HP)
にあるか否かが判断される。ホームポジシヨンにない場
合にはベルト駆動モータ22によつてホームポジシヨン
に戻される。また、ステープラSがホームポジシヨンに
あるか否かが検知され、ホームポジシヨンを検知してい
れば前記サイズ信号によつて所定の場所までステープラ
Sが移動し、ホームポジシヨンを検知していなければ、
ホームポジシヨンを検知するまで移動し、ホームポジシ
ヨンを検知してからサイズ信号によつて所定の場所まで
ステープラSが移動するようになつている。またジヨガ
ーフエンス5,6がホームポジシヨン(HP)にあるか
否かが検知され、ホームポジシヨンを検知していれば前
記サイズ信号によつて所定の場所までジヨガーフエンス
5,6が移動し、ホームポジシヨンを検知していなけれ
ば、ホームポジシヨンを検知するまで移動し、ホームポ
ジシヨンを検知してからサイズ信号によつて所定の場所
までジヨガーフエンス5,6は移動するようになつてい
る。このときの移動場所は、サイズ幅より片側amm、
両側で2amm離れた位置である。そして記録紙の先端
部が入口センサSN1により検知されると、切り替えガ
イド部材105が切り換えソレノイド230によつてス
テープルトレイの方に切り換えられて案内が行われる。
記録紙の後端部が入口センサSN1を抜けると、高速送
りされる。入口センサSN1を抜けて所定時間、すなわ
ち切り替えガイド部材105を抜けるまでの時間の経過
後に、切り換え用のソレノイド230がオフされる。排
出ローラ3によつて記録紙がステープルトレイに排出さ
れ、排出が行われているときには、排紙部上ガイド板6
7に固定されている除電ブラシ63によつて記録紙に帯
電されている電荷が取り除かれる。排紙ローラ3には、
つばが設けられており、これによつて記録紙が波形状に
曲げられて腰が付けられる。記録紙の後端部が排出ロー
ラ3を抜けると、同軸上のフアーブラシ1a,1bによ
り記録紙の後端が押し下げられ、後端フエンス26a,
27aおよびジヨガーフエンス5,6に設けられている
後端フエンス5a,6aに突き当てられるようにして寄
せられる。下排紙センサ50を抜けて所定時間経過後、
それまで待機していたジヨガーフエンス5,6の駆動用
モータ11の正逆転が1回ないし2回繰り返され、これ
により記録紙が幅方向に揃えられ、このような紙揃えが
行われた後に待機位置に戻される。この紙揃え動作は記
録紙ごとに繰り返され、1ジヨブの終了信号が複写機本
体から発せられるまで行われる。次に1ジヨブの終了信
号が複写機本体から発せられ受けられると、再び上述し
た動作が実行された後に記録紙束がジヨガーフエンス
5,6により幅方向に押さえ込まれる。そしてステープ
ラS内の駆動モータ223が駆動を開始し、記録紙束が
綴じられる。この綴じ動作において1個所打ちか否かが
判断され、1個所打ちの場合には綴じ動作の終了の後に
ジヨガーフエンス5,6はペーパ束より少し逃げた位置
に移動する。2個所打ち以上の場合は、ステープラ移動
用モータ39により所定の位置まで移動させられて再び
綴じ動作が実行され、綴じ動作が行われた後にジヨガー
フエンス5,6はペーパ束より少し逃げた位置に戻され
る。このとき放出ベルト17が図14mの方向に回転し
て爪46により記録紙束の後端が押し上げられる。また
駆動モータ22は爪46のホームポジシヨンよりパルス
をカウントし始め、設定したパルス数をカウントした後
停止する。爪46の停止位置は記録紙束の放出地点であ
る駆動プーリ18の最高地点の近傍となる。このように
して記録紙束は爪46の等速運動による慣性力により排
出トレイ53に排出され、その後に放出ベルト17は再
び同方向に回転し、爪46がホームポジシヨンを検知す
ると停止して待機する。最後に設定された部数(k部)
が終了したか否かが判断され、終了時にはジヨガーフエ
ンス5,6およびステープラSがホームポジシヨンまで
移動し、未だ終了していないときには上述した動作が再
び実行されるようになつている。このような装置におい
て、排出トレイ107の上下動作は電源投入時かモード
先端時のいずれかの時点では、まず上限センサSN4、
下限センサSN5および紙面センサSN3の出力状態を
CPUがチエツクし、排出トレイ107が現時点でどの
位置にあるかが判断される。上限センサSN4および紙
面センサSN3がオンの状態になつていれば、上下動駆
動モータM3がオンされ、紙面センサSN3がオフされ
るところまで排出トレイ107が下げられる。上限セン
サSN4のみがオンしている場合には何も行われない。
上限センサSN4、下限センサSN5および紙面センサ
SN3が全てオフしている場合には、上下動駆動モータ
M3がオンされて上限センサSN4または紙面センサS
N3がオンするところまで排出トレイ107が上げられ
る。紙面センサSN3がオンした場合は、紙面センサS
N3がオフになるまで下げられる。紙面センサSN3の
みがオンしている場合には、上下動駆動モータM3がオ
ンされ、紙面センサSN3がオフになるまで排出トレイ
107が下げられる。下限センサSN5および紙面セン
サSN3がオンの場合には、排出トレイ107上に記録
紙が積載容量一杯と判断され、複写機本体に紙が一杯で
あるという信号が送信される。そして、記録紙が取り除
かれ、所定時間経過後に上下動駆動モータM3がオンさ
れ、上限センサSN4または紙面センサSN3がオンす
るまで排出トレイ107が上げられる。紙面センサSN
3がオンになつたら紙面センサSN3がオフになるまで
排出トレイ107が下げられる。
【0013】同一モードで再スタートを行う場合には、
電源の投入時、モード選択時と同じ動作が本体のコピー
スタート信号に同期して行われる。コピー中およびコピ
ー終了時には、紙面センサSN3がオンしたら上下動駆
動モータM3がオンされ、紙面センサSN3がオフにな
るまで排出トレイ107が下げられる。この動作が繰り
返し行われることによつて下限センサSN5がオンにな
つたら排出トレイ107に記録紙が一杯であるという信
号が本体へ送信される。この動作は、トレイシフト動作
と重なつた場合はトレイシフト動作が優先され、シフト
動作中は待機状態となりシフト終了後に行われる。最終
紙が本体排紙センサ215を通過した後、フイニツシヤ
ストツプ信号が送信されるので、この信号が受信された
ら最終紙が排出トレイ107に排出が行われた後に上下
動駆動モータM3がオンされて所定量排出トレイ107
が下げられ、コピー紙取りを容易に行うことができる。
次に電源投入時においてシフト動作は行われず、シフト
またはプルーフモードを選択しモード信号を受信したら
シフトモータM2がオンされて排出トレイ107が動か
され、シフト検知センサ117がオンしたらシフトモー
タM2がオフされる。この動作によつて排出トレイ10
7に残つている紙と新しく行われるジヨブの紙が仕分け
される。このような動作は、トレイ上下動作中は待機状
態となり、上下動作終了後に行われる。このようにする
ことで排出トレイ107上に記録紙が残つていても押さ
えコロ108で記録紙が押さえられ、シフト時に記録紙
がずれないようになる。コピー時およびコピー終了時に
おいては、コピーセツトの最終紙が本体排紙センサ21
5を抜けるとシフト信号が送信され、フイニツシヤはこ
の信号を受信して最終紙の後端が排紙センサSN2上を
通過し、所定時間経過後にシフトモータM2をオンし、
シフト動作が開始される。シフト検知センサ117がオ
ンしたらシフトモータM2がオフされる。上記動作はト
レイ上下動作より優先され、シフト動作中はトレイ上下
動は待機状態となりシフト終了後に上下動が行われる。
このようにすることによつてシフトによる紙のずれが防
止される。同一モードで再スタートが行われるときに
は、コピー開始時にシフト動作は行われず、コピー中は
上記コピー時と同様な動作が実行される。次にジヨガー
フエンス動作を説明する。まず電源投入時およびモード
選択時には、ジヨガーホームポジシヨンセンサ14、ト
レイ紙有無センサ205の出力状態がCPUによりチエ
ツクされ、以下の動作が実行される。ジヨガーホームポ
ジシヨンセンサ14のみがオンしている場合には何も行
われない。トレイ紙有無センサ205がオンしていれ
ば、ステープルトレイに記録紙が残つているという信号
が本体へ送信される。ジヨガーホームポジシヨンセンサ
14およびトレイ紙有無センサ205がオフになつてい
る場合には、ジヨガー駆動モータ11がオンされてジヨ
ガーフエンス5,6がホームポジシヨン方向に移動し、
ジヨガーホームポジシヨンセンサ14がオンするとジヨ
ガー駆動モータ11がオフされる。コピー中、コピー終
了時およびコピー再スタート時には、本体のコピースタ
ート後に紙サイズ信号が受信されたら、ジヨガー駆動モ
ータ11がオンされてジヨガーフエンス5,6が移動
し、紙の幅サイズよりも所定量手前の位置に停止して待
機する。紙が排紙センサ50を抜けて所定時間が経過す
ると、ジヨガー駆動モータ11がオンされて待機位置に
あるジヨガーフエンス5,6が移動して紙揃えが行わ
れ、再び待機位置に戻る。このときジヨガー駆動モータ
11は正転・逆転を1回〜数回繰り返し、これによりジ
ヨガーフエンス5,6は紙の幅方向の揃え動作を実行す
る。このような動作は記録紙がステープルトレイ上に排
出されるごとに行われるようになつている。コピーセツ
トの最終紙が本体排紙センサ215を抜けるとステープ
ル信号が送信され、この信号を受けることにより最終紙
がステープルトレイに排出され、上記紙揃え動作が行わ
れた後、紙の幅方向を押さえる位置にジヨガーフエンス
5,6が移動し、停止する。ステープル動作が終了した
ら、ジヨガーフエンス5,6は紙の幅方向の両端から少
し離れた位置に移動する。そして放出ベルト17により
記録紙束は排紙トレイ53に排出される。このようにす
ることによつてステープル時に紙がずれるのが抑えら
れ、また記録紙束の排出時にジヨガーフエンス5,6が
幅方向のガイドとして使用されることになる。
【0014】以上のような動作がコピー部数分にわたつ
て繰り返し行われ、最終記録紙束が排紙トレイ53上に
排出されたら、ジヨガー駆動モータ11がオンされ、ジ
ヨガーフエンス5,6がホームポジシヨン方向へ移動
し、ジヨガーホームポジシヨンセンサ14がオンした
ら、ジヨガー駆動モータ11がオフされる。ステープラ
動作の電源投入時およびモード選択時においては、1回
転センサ210、針有無センサ211、ステープラホー
ムセンサ212の出力状態がCPUによりチエツクさ
れ、以下の動作が実行される。1回転センサ210がオ
フの場合にトレイ排紙有無センサ205がオンである
と、ステープル不良と判断され、ステープラ異常信号が
本体に送信される。針有無センサ211がオフ状態にな
つている場合には、ステープラ針無し信号が本体へ送信
される。ステープラホームセンサ40がオンの場合は何
も行われない。ステープラホームセンサ40がオフの場
合は、1回転センサ210がオンしていれば、ステープ
ラ移動モータ39がオンされ、ステープラSがホームポ
ジシヨン方向に移動する。ステープラホームセンサ40
がオンしたら、ステープラ移動モータ39がオフされ
る。1回転センサ210がオフしていると、ステープル
ミス、ジヤム処理後などと判断され、その状態で待機す
る。人為的処理により1回転センサ210がオンされる
と、ステープラ移動モータ39がオンされ、ステープラ
がホームポジシヨン方向へ移動してステープラホームセ
ンサ40がオンした後にステープラ移動モータ39がオ
フされるようになつている。コピー時、コピー終了時お
よびコピー再スタート時においては、本体のコピースタ
ート後に紙サイズ信号を受信すると、ステープラ移動モ
ータ39がオンされて紙サイズに合わせた位置に所定量
ステープラSが移動する。次にコピーセツトの最終紙が
本体排紙センサ215を通過した後にステープルのオン
信号が本体より送信され、その信号が受信されたら最終
紙がステープルトレイ上に排出され、ジヨガーフエンス
5,6が記録紙束の幅方向の両端を押さえたら、ステー
プルモータ223がオンされてステープル動作が行わ
れ、1回転センサ210がオンしたら、ステープルモー
タ223がオフされる。2個所綴じモードの場合は、ス
テープラ移動モータ39がオンされて紙サイズに合わ
せ、ステープラSが所定量移動したところでステープラ
移動モータ39がオフされ、2個所目のステープル動作
が行われる。このようなステープル動作がコピー部数分
繰り返し行われて最終記録紙束がステープルされると、
ステープラ移動モータ39がオンされ、ステープラSが
ホームポジシヨン方向に移動し、ステープラホームセン
サ40がオンしたら、ステープラ移動モータ39がオフ
される。
【0015】次に、排出ベルトの動作を説明する。電源
投入時およびモード選択時においては、ベルトホームセ
ンサ48、トレイ排紙有無センサ205、1回転センサ
210の出力状態をCPUがチエツクして次の動作が行
われる。ベルトホームセンサ48がオンでトレイ排紙有
無センサ205がオフの場合には何も行われない。ベル
トホームセンサ48、トレイ排紙有無センサ205がと
もにオフの場合には、放出ベルト17がホーム位置に戻
つていないと判断されてベルト駆動モータ22がオンさ
れ、放出ベルト17が作動し、ベルトホームセンサ48
がオンしたらベルト駆動モータ22がオフされる。ベル
トホームセンサ48がオフでトレイ排紙有無センサ20
5がオンの場合には、排出不良と判断され、ステープル
トレイ上の記録紙束を取り除くように複写機本体に信号
が送られる。記録紙束が取り除かれた後にベルト駆動モ
ータ22がオンされて放出ベルト17が作動し、ベルト
ホームセンサ48がオンしたらベルト駆動モータ22が
オフされる。コピー時およびコピー終了時においては、
コピーセツトの最終紙がステープルトレイ上に排出さ
れ、ステープラSにより記録紙束の綴じ動作が行われる
と、1回転センサ210がオンとなり正常にステープル
されたことが確認される。その後にベルト駆動モータ2
2がオンされて放出ベルト17が作動し、ステープルさ
れた記録紙束が排紙トレイ53上に排出され、ベルトホ
ームセンサ48がオンしたら、ベルト駆動モータ22が
オフされる。このような動作はコピー部数分繰り返し行
われる。搬送系のうちシフトトレイ系においては、複写
機本体がコピースタートされるとフイニツシヤスタート
信号が送信されてくるので、その信号が受信されると、
搬送モータ220がオンされ低速運転が本体線速度と同
じ速度で行われる。本体から記録紙が排出され、入口セ
ンサSN1がオンしたら、タイマがセツトされ、所定時
間内に記録紙が入口センサSN1を通過するかどうかが
監視され、ジヤムの検出が行われる。記録紙の後端が入
口センサSN1を抜けて入口センサSN1がオフになる
と、搬送モータ220が高速運転に切り換えられ、搬送
速度が速くなる。またタイマがセツトされ、記録紙の先
端部が排紙センサSN2を所定時間内にオンするか否か
を監視してジヤム検出が行われる。入口センサSN1を
通過後、所定時間が経過したら、搬送モータ220が低
速運転に戻され、次の記録紙の搬入に備える。排紙セン
サSN2が記録紙を検知してオンしたら、タイマがセツ
トされ、所定時間内に記録紙が通過するか否かを監視し
てジヤムの検出が行われる。このような動作を繰り返し
行うことにより、シフトトレイモードの場合は、シフト
信号を受信し、コピーセツトの最終紙が排紙センサSN
2を通過してから所定時間経過後にシフトOKの信号を
出力し、シフト動作を行うタイミングが計測される。本
体から最終記録紙の排紙が行われるとフイニツシヤスト
ツプ信号が送信されてくるのでその信号を受信し、最終
記録紙が排紙センサSN2を通過した後に所定時間経過
したら搬送モータ220がオフされる。
【0016】次にステープルトレイ系においては、複写
機本体がコピースタートされると、フイニツシヤスター
ト信号が送信されてくるので、その信号を受信すると搬
送モータ220がオンされ、低速運転が本体線速度と同
じ速度で行われる。本体から記録紙が排出されて入口セ
ンサSN1がオンしたら、切り換えソレノイド230お
よび下搬送モータ226を低速運転でオンしてタイマを
セツトし、所定時間内に記録紙が入口センサSN1を通
過するかを監視してジヤムの検出が行われる。記録紙の
後端が入口センサSN1を抜けて入口センサSN1がオ
フになり、所定時間経過すると、下搬送モータ226が
高速運転に切り換えられ、搬送速度が速くなる。またタ
イマをセツトし、記録紙の先端部が下排紙センサ50を
所定時間内にオンするか否かを監視してジヤム検出が行
われる。記録紙後端が入口センサSN1を通過後に所定
時間が経過すると、切り換えソレノイド230がオフさ
れる。下排紙センサ50が記録紙を検出してオンになる
とタイマがセツトされ、所定時間内に記録紙が通過する
か否かを監視してジヤムの検出が行われる。記録紙が下
排紙センサ50を通過後に所定の時間が経過したら下搬
送モータ226が低速運転に切り換えられる。このよう
な動作を繰り返し行い、ステープル信号を受信すると、
コピーセツトの最終紙が下排紙センサ50を通過して所
定時間経過後、ジヨガーフエンスによる紙揃え動作が行
われ、その後ステープル動作が行われるタイミングが計
測される。本体から最終記録紙の排紙が行われると、フ
イニツシヤストツプ信号が送信されてくるので、その信
号を受信したら最終記録紙が排紙センサ50を通過し、
所定時間経過したら搬送モータ220および下搬送モー
タ226がオフされる。さらに図17に示されているよ
うに、複写機側のCPUとフイニツシヤ側のCPUとは
光フアイバで接続されている。フイニツシヤのシフトト
レイ部においては、CPU1000に対し、サーボ制御
回路1001を介して搬送モータ1002がそれぞれ接
続されているとともに、正逆ドライバ回路1003を介
して上下モータ1004が接続され、また正逆ドライバ
回路1005を介してシフトモータ1006が接続され
ている。さらに上記CPU1000に対しては、各種セ
ンサおよび各種スイツチ1007からの信号が入力され
ている。さらにまた上記CPU1000は、インターフ
エース(I/O)1020を介してステープル部にコネ
クタ接続されている。そして上記インターフエース10
20に対し、ステープルユニツト1008が、サーボ制
御回路1009を介して搬送モータ1011が、サーボ
制御回路1012を介して排出モータ1013が、ステ
ツピング制御モータ制御回路1014を介してジヨガー
モータ1015が、ステツピング制御モータ制御回路1
016を介してステープラ移動モータ1017がそれぞ
れ接続されている。さらにまた上記インターフエース1
020には、各種センサおよび各種スイツチ1018か
らの信号が入力されている。
【0017】図1は、本発明の実施例に係る放出ベルト
部の斜視図であり、爪46は取付手段である1本のねじ
301で放出ベルト17と締結されているが、爪46と
放出ベルト17には回転止め部材300が取り付けられ
ている。なお、47cはアイドルプーリ47の逃げ部で
ある。
【0018】図18は、図1に示す放出ベルト部の要部
縦断面図であり、回転止め部材300の2本の脚片30
0a,300bが、爪46と放出ベルト17に挿通され
ており、かつ、ねじ301とナツト302によつて、回
転止め部材300および爪46、放出ベルト17が強固
に圧接挟持されている。このことにより、爪46がねじ
301の回りを回転するのを防止することができる。な
お、46aは記録紙束の端部が突き当てられ、すくい上
げられる記録紙束端部係止面である。
【0019】図19は放出ベルト部の要部の分解斜視図
であり、爪46には回転止め部材300の2本の脚片3
00a,300bが嵌合される嵌合穴46b,46dお
よびねじ301が嵌合されるねじ穴46cが、また、同
様に放出ベルト17にも嵌合穴17a,17cおよびね
じ穴17bが形成されている。一方、回転止め部材30
0にも中央にねじ穴300cが形成されている。なお、
放出ベルト17の嵌合穴17a,17cおよびねじ穴1
7bは、いずれもタイミングベルトである放出ベルト1
7の谷部に設けてある。なお、爪46そのものに、脚片
300a,300bに相当する脚片を形成し、放出ベル
ト17の嵌合穴17a,17cに嵌合させても、爪46
の回り止めの機能が果たされる。
【0020】図20は、爪46が固定プーリ19部分を
通過するときの様子を示す模式図であり、ねじ301の
締結位置が、記録紙束端部係止面46aよりも、放出ベ
ルト17の回転方向(矢印m方向)において上方にして
あるため、ステープラを下方逃がしながら移動させると
きの逃がし量を少なくさせることができる。なお、Pは
記録紙束である。
【0021】図21は、プーリ18,19,47の構成
を示すものであり、ここでは代表してアイドラプーリ4
7を示すが、他も同じである。図において、47a,4
7bは放出ベルト17をガイドする鍔部、47cは前述
したように逃げ部であり、脚片300a,300bおよ
びナツト302と当接しないようにしてある。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、爪を放出
ベルトに固定する固定部材の固定位置を記録紙束端部係
止面より上方とすることで、記録紙束をすくい上げる位
置近傍のプーリを上方に配置することができるから、ス
テープラを下方に逃がしながら移動させるときの逃がし
量を少なくでき、ステープラ移動機構の簡略化と省スペ
ース化を図ることができる。請求項2記載の発明によれ
ば、回転止め部材によつて構成される位置ずれ防止手段
により、放出ベルトに対する爪の位置ずれが防止できる
ので、爪により信頼性の高い記録紙束搬送を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る紙処理装置の放出ベルト
部の斜視図である。
【図2】本発明を適用するフイニツシヤの全体構成を表
した側面説明図である。
【図3】排出トレイへの排出部を表した外観斜視図であ
る。
【図4】トレイシフト揺動機構におけるトレイ嵌合状態
を表した平面説明図である。
【図5】トレイシフト揺動機構の駆動系を表した平面説
明図である。
【図6】トレイシフト揺動機構の駆動系を表した外観斜
視図である。
【図7】排紙押さえ機構を表した外観斜視図である。
【図8】排紙トレイ上下機構の側面説明図である。
【図9】排紙トレイ上下機構の外観斜視図である。
【図10】排紙処理系の概略構造を表した模式的側面説
明図である。
【図11】ステープル部の概略構成を表した正面説明図
である。
【図12】ステープル部の概略構成を表した底面説明図
である。
【図13】ステープラの取付構造を表した側面説明図で
ある。
【図14】排出装置の外観斜視図である。
【図15】図11中のB−B線断面図である。
【図16】ステープル排出部の拡大側面説明図である。
【図17】本発明を実施するための制御系を表したブロ
ツク線図である。
【図18】図1に示す放出ベルト部の要部縦断面図であ
る。
【図19】図1に示す放出ベルト部の分解斜視図であ
る。
【図20】爪が固定プーリを通過する前後の様子を示す
模式図である。
【図21】プーリの構成を示す正面図である。
【符号の説明】
17 放出ベルト 18 駆動プーリ 19 固定プーリ 46 爪 46a 記録紙束端部係止面 47 アイドラプーリ 300 回転止め部材 300a,300b 脚片 301 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/04 B65H 31/00 - 31/40 B65G 17/42

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくる記録紙を揃えてステープ
    ルするステープル機構部と、このステープル機構部でス
    テープルされた記録紙束を爪に係止して排紙トレイまで
    排出する放出ベルトとを有する紙処理装置において、 前記爪を前記放出ベルトに固定する固定部材と、前記
    定部材によって固定された前記爪の位置ずれを防止する
    位置ずれ防止手段を備え 前記固定部材の固定位置を、前記爪の記録紙束端部係止
    面より放出ベルト回転方向上方にし たことを特徴とする
    紙処理装置。
  2. 【請求項2】 搬送されてくる記録紙を揃えてステープ
    ルするステープル機構部と、このステープル機構部でス
    テープルされた記録紙束を爪に係止して排紙トレイまで
    排出する放出ベルトとを有する紙処理装置において、 前記爪を前記放出ベルトに固定する固定部材と、前記固
    定部材によって固定された前記爪の位置ずれを防止する
    位置ずれ防止手段を備え、 前記位置ずれ防止手段は、中央に固定部材用穴を有し、
    両端に、前記爪および放出ベルトに挿入係止される脚片
    を有する回転止め部材で構成される ことを特徴とする
    理装置。
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