JP3154748B2 - レジスタの退避復帰機能付データ処理装置 - Google Patents

レジスタの退避復帰機能付データ処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のレジスタファイ
ルを効率よく退避復帰するレジスタの退避復帰機能を備
えたデータ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レジスタの退避復帰機能を備えた
データ処理装置は、コンパイラの最適化技術の進歩に伴
い汎用レジスタが大容量化し、関数呼び出しやタスクス
イッチの高速化のために注目されている。このような従
来のデータ処理装置におけるレジスタの退避復帰機能の
一例について、図3を用いて説明する。図3は従来のデ
ータ処理装置におけるレジスタの退避復帰機能の概念図
で、レジスタ群31は命令で指定される複数のレジスタ
により構成されており、レジスタ群32,33は実際の
複数のレジスタにより構成されている。実際のレジスタ
群32,33には命令で指定されるレジスタ群31がマ
ッピングされる。命令で指定されるレジスタ群31は、
1組8本のレジスタが4組集合したものである。レジス
タ群31のレジスタr0〜r7は常に8本のレジスタ
R’0〜R’7からなる実際のレジスタ群32にマッピ
ングaされる。レジスタ群31のレジスタr8〜r1
5,r16〜r23,r24〜r31は実際のレジスタ
群33のうちの連続した24本のレジスタにマッピング
される。マッピングbでは、レジスタ群31のレジスタ
r8〜r15はレジスタ群33のレジスタR32〜R3
9に、レジスタ群31のレジスタr15〜r23はレジ
スタ群32のレジスタR40〜R47に、レジスタ群3
1のレジスタr24〜r31はレジスタ群33のレジス
タR48〜R55に各々マッピングされている。一方、
マッピングcでは、レジスタ群31のレジスタr8〜r
15はレジスタ群33のレジスタR48〜R55に、レ
ジスタ群31のレジスタr16〜r23はレジスタ群3
3のレジスタR56−R63に、レジスタ群31のレジ
スタr24〜r31はレジスタ群33のレジスタR64
〜R71にマッピングされている。このとき、マッピン
グbにおけるレジスタ群31のレジスタr24〜r31
と、マッピングcにおけるレジスタ群31のレジスタr
8〜r15とは、どちらもレジスタ群33のレジスタR
48〜R55にオーバラップしてマッピングされている
ため、関数の引き数渡しに用いられる。このように、命
令で指定できるレジスタ群31から実際のレジスタ群3
2,33へのマッピングを変更するだけで退避復帰を行
えるので、高速な退避復帰動作を実現できる。このよう
な従来のデータ処理装置におけるレジスタの退避復帰機
能は、例えば「bit」第23巻 第4号601〜62
9ページに記載されている。
【0003】また別の従来のレジスタの退避復帰機能を
備えたデータ処理装置は、図4のように、命令フェッチ
装置41と、命令解読装置42と、命令実行装置43と
により構成されていた。命令フェッチ装置41には、命
令キャッシュ44が内蔵されており、命令実行装置43
には、複数のレジスタからなるレジスタ群45と、演算
ユニット46と、アドレス計算ユニット47と、内蔵メ
モリ48と、バスコントローラ49とが内蔵されてい
る。
【0004】命令フェッチ装置41は、命令キャッシュ
44から命令をフェッチし、128ビットで構成される
4つの命令を一度に命令解読装置42に出力する。ミス
ヒットの場合は、32ビットのバスを介して命令をフェ
ッチする。命令解読装置42は、並列実行できる命令を
選択し、命令実行装置43を制御する。レジスタ間演算
は、レジスタ群45と演算ユニット46との間で実行さ
れる。レジスタ群45と記憶装置(図示せず)とのデー
タ転送は、レジスタ群45とアドレス計算ユニット47
との間でアドレス計算を行い、データ転送はバスコント
ローラ49を介して記憶装置とレジスタ群45との間で
32ビット単位で行なわれる。レジスタ群45の複数の
レジスタの退避復帰は、レジスタ群45と内蔵メモリ4
8との間で行なわれる。このとき、転送を128ビット
幅で行なうことによって、高速化している。このような
従来のデータ処理装置は、例えば「日経エレクトロニク
ス」1990年1月8日 第490号 177〜186
ページに記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図3のよ
うな構成では、複数の入出力バスを必要とするレジスタ
ファイルが大容量化するため、動作周波数の高速化が困
難になると共に、回路規模が増大するという問題点を有
していた。また図4のような構成では、レジスタ群45
の複数のレジスタの退避復帰を内蔵メモリ48に対して
行なうため回路規模を抑えるという面では効果がある
が、専用のデータ幅の広いバスを必要とし、同時にレジ
スタファイルの入出力バスのビット幅の拡張によりレジ
スタ群45の複数のレジスタを一度に読み書きできる機
能をも必要とする。一方、退避復帰すべき全てのレジス
タを一度に転送するだけのデータ幅を確保するのは困難
なため、退避復帰に複数の実行クロックを必要とし、回
路規模の増大にもかかわらず高性能を実現できないとい
う問題点を有していた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、命令実行装置に動作周波数の制限や回路規模の
増大をもたらす専用ハードウェアを設けることなく、レ
ジスタの退避復帰を高速化できるデータ処理装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、命令
をフェッチする命令フェッチ装置と、複数のレジスタを
備え、複数の命令を同時に実行するとともに命令実行中
で値が確定していない資源の状況を出力する命令実行装
置と、命令実行装置の出力に基づいて命令実行中で値が
確定していない資源の状況を保持しかつデータ依存関
係の検出を行なう干渉検出装置と、干渉検出装置により
データ依存関係が検出されて実行を遅延させる必要があ
る命令を保持する命令退避装置と、前記命令フェッチ装
置および前記命令退避装置から供給される複数の命令を
同時解読して解読した命令が使用する資源を前記干渉検
出装置に出力する命令解読装置と、複数レジスタの退避
復帰を示す命令が検出された場合に単一のレジスタの退
避復帰命令を複数生成して前記命令退避装置に出力する
命令生成装置とを設け、前記命令解読装置は、データ依
存関係の検出結果を前記干渉検出装置から入力され、デ
ータ依存関係が検出されなかった命令に対応する制御信
号を前記命令実行装置に出力し、データ依存関係の検出
された命令を前記命令退避装置に出力するように構成さ
れている。
【0008】請求項2の発明は、命令をフェッチする命
令フェッチ装置と、複数のレジスタを備え、複数の命令
を同時に実行するとともに命令実行中で値が確定してい
ない資源の状況を出力する命令実行装置と、命令実行装
の出力に基づいて命令実行中で値が確定していない資
源の状況を保持しかつデータ依存関係の検出を行なう
干渉検出装置と、干渉検出装置によりデータ依存関係が
検出されて実行を遅延させる必要がある命令を保持する
命令退避装置と、前記命令フェッチ装置および前記命令
退避装置から供給される複数の命令を同時解読して解読
した命令が使用する資源を前記干渉検出装置に出力する
命令解読装置と、複数レジスタの退避復帰を示す命令が
検出された場合に単一のレジスタの退避復帰命令を複数
生成して前記命令解読装置に出力する命令生成装置とを
設け、前記命令解読装置は、データ依存関係の検出結果
を前記干渉検出装置から入力され、データ依存関係が検
出されなかった命令に対応する制御信号を前記命令実行
装置に出力し、データ依存関係の検出された命令を前記
命令退避装置に出力するように構成されている。ここ
で、前記命令生成装置は、退避復帰すべきレジスタを示
す情報として、前記複数のレジスタのそれぞれに対応す
るビットを管理し、前記複数レジスタの退避復帰を示す
命令に応じて前記ビットをセットし、セットされたビッ
トに応じて前記単一のレジスタの退避復帰命令を生成す
るよう構成してもよい。
【0009】
【作用】請求項1の発明において、命令フェッチ装置
は、命令をフェッチする。 命令実行装置は、複数のレ
ジスタを備え複数の命令を同時に実行するとともに命令
実行中で値が確定していない資源の状況を出力する。干
渉検出装置は、命令実行装置の出力に基づいて命令実行
中で値が確定していない資源の状況を保持しかつデー
タ依存関係の検出を行なう。命令退避装置は、干渉検出
装置によりデータ依存関係が検出されて実行を遅延させ
る必要がある命令を保持する。命令解読装置は、前記命
令フェッチ装置および前記命令退避装置から供給される
複数の命令を同時解読して解読した命令が使用する資源
を前記干渉検出装置に出力する。命令生成装置は、複数
レジスタの退避復帰を示す命令が検出された場合に単一
のレジスタの退避復帰命令を複数生成して前記命令退避
装置に出力する。前記命令解読装置は、データ依存関係
検出結果を前記干渉検出装置から入力され、データ依
存関係が検出されなかった命令に対応する制御信号を前
記命令実行装置に出力し、データ依存関係の検出された
命令を前記命令退避装置に出力する。
【0010】請求項2の発明において、命令フェッチ装
置は、命令をフェッチする。命令実行装置は、複数のレ
ジスタを備え複数の命令を同時に実行するとともに命令
実行中で値が確定していない資源の状況を出力する。干
渉検出装置は、命令実行装置の出力に基づいて命令実行
中で値が確定していない資源の状況を保持しかつデータ
依存関係の検出を行なう。命令退避装置は、干渉検出装
置によりデータ依存関係が検出されて実行を遅延させる
必要がある命令を保持する。命令解読装置は、前記命令
フェッチ装置および前記命令退避装置から供給される複
数の命令を同時解読して解読した命令が使用する資源を
前記干渉検出装置に出力する。命令生成装置は、複数レ
ジスタの退避復帰を示す命令が検出された場合に単一の
レジスタの退避復帰命令を複数生成して前記命令解読装
置に出力する。前記命令解読装置は、データ依存関係の
発生状況を前記干渉検出装置から入力され、データ依存
関係が検出されなかった命令に対応する制御信号を前記
命令実行装置に出力し、データ依存関係の検出された命
令を前記命令退避装置に出力する。ここで、前記命令生
成装置は、退避復帰すべきレジスタを示す情報として、
前記複数のレジスタのそれぞれに対応するビットを管理
し、前記複数レジスタの退避復帰を示す命令に応じて前
記ビットをセットし、セットされたビットに応じて前記
単一のレジスタの退避復帰命令を生成するよう構成して
もよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1におけるレジスタ
の退避復帰機能付データ処理装置のブロック図で、この
データ処理装置は、命令フェッチ装置1と、命令解読装
置2と、命令実行装置3と、命令退避装置4と、命令生
成装置5と、干渉検出装置6とにより構成されている。
命令実行装置3には、複数のレジスタからなるレジスタ
群7と、複数の演算装置8と、バス制御装置9とが内蔵
されている。命令解読装置2は、信号線dを介して命令
実行装置3に接続されていると共に、信号線eを介して
命令生成装置5に接続されている。
【0012】命令は命令フェッチ装置1により読み込ま
れ、命令解読装置2に供給される。命令解読装置2は、
命令フェッチ装置1および命令退避装置4から供給され
た複数の命令を解読し、解読された命令のデータ依存関
係の検査のため、レジスタ群7や記憶装置(図示せず)
などの命令の実行に必要な資源と命令の実行によって変
更される資源とを干渉検出装置6に通知する。これによ
り干渉検出装置6は、フロー依存、逆依存、出力依存と
いったデータ依存関係のすべてもしくは一部の検出を行
い、命令毎にデータ依存関係があるか否かを命令解読装
置2に通知する。さらに干渉検出装置6は、命令実行中
で値が確定していない資源の状況を命令実行装置3から
供給され、管理している。命令解読装置2は、干渉検出
装置6からの通知に基づいて、データ依存関係がなく命
令実行装置3で実行可能な命令を選択し、信号線dに命
令実行装置3で命令を実行するための第1の制御信号を
出力する。さらに命令解読装置2は、データ依存関係が
検出された命令や、命令実行装置3で先行した命令実行
が継続中で実行要求ができない命令を、命令退避装置4
に供給する。また命令解読装置2は、複数レジスタの退
避復帰を示す命令を検出すると、信号線eに第2の制御
信号を出力する。これにより命令生成装置5は、命令解
読装置2からの複数レジスタの退避復帰を示す命令を単
一のレジスタの退避復帰命令に展開し、これらの複数の
命令を命令退避装置4に供給する。命令退避装置4は、
命令解読装置2および命令生成装置5から供給された命
令をバッファリングし、命令解読装置2に供給する。命
令解読装置2バッファリングされた命令が出力される
と、その命令をバッファから削除する。命令実行装置3
において、レジスタ間演算は、レジスタ群7と演算装置
8との間で実行される。レジスタ群7のレジスタと記憶
装置との間のデータ転送は、バス制御装置9を介して記
憶装置とレジスタ群7との間で行なわれる。命令解読装
置2における命令スケジュールでは、基本的には命令退
避装置4から供給される命令の方に優先権があり、特に
命令フェッチ装置1から供給される命令との間でデータ
依存関係が検出された命令を優先することにより、より
性能改善を図れる。しかし、命令フェッチ装置1から分
岐命令などの制御命令が供給された場合は、これらの命
令を優先することによって分岐に伴うオーバヘッドを回
避できる。
【0013】このように、命令生成装置5を設け、レジ
スタ群7の複数のレジスタの退避復帰命令を、単一のレ
ジスタを退避復帰する命令に展開し、それらの命令を命
令退避装置4に保持させることにより、命令実行装置3
に特別なハードウェアを設けることなく、干渉検出装置
や命令退避装置や命令フェッチ装置や命令解読装置によ
り構成される従来の通常の命令解読制御機能を利用して
複数のレジスタの退避復帰を実現できる。このため、従
来の命令解読制御機能においては、データ依存が発生し
た場合や、命令供給が遅れて解読すべき命令が不足した
場合や、複数命令の同時実行時に同時実行すべき命令が
ない場合などに、命令実行装置のすべてまたは一部に実
行すべき命令がなく無駄な実行サイクルを発生していた
が、この実施例においては、命令退避装置4から単一の
レジスタの退避復帰命令が供給されるので、無駄な実行
サイクルをなくすことができる。また、命令実行装置
3、特にレジスタ群7に専用のハードウェアを設ける必
要がないため、動作周波数の制限や回路規模の増大を回
避できる。 (実施例2)図2は本発明の実施例2におけるレジスタ
の退避復帰機能付データ処理装置のブロック図で、この
データ処理装置は、命令フェッチ装置11と、命令解読
装置12と、命令実行装置13と、命令退避装置14
と、命令生成装置15と、干渉検出装置16とにより構
成されている。命令実行装置13には、複数のレジスタ
からなるレジスタ群17と、複数の演算装置18と、バ
ス制御装置19とが内蔵されている。命令解読装置12
は、信号線fを介して命令実行装置13に接続されてい
ると共に、信号線gを介して命令生成装置15に接続さ
れている。すなわち実施例1との相違点は、命令生成装
置15の出力が命令退避装置14ではなく命令解読装置
12に供給される点である。
【0014】命令生成装置15は、レジスタ群17のそ
れぞれのレジスタをビットに対応させて、退避すべきレ
ジスタおよび復帰すべきレジスタを示す情報を管理す
る。命令解読装置12から信号線gを介して命令生成装
置15に第2の制御信号が供給され、これにより複数の
レジスタの退避復帰が要求されると、命令生成装置15
は、対応するレジスタを示すビットをセットし、単一の
レジスタの退避復帰命令を生成して命令解読装置12に
供給する。また命令生成装置15は、命令解読装置12
から要求した命令が出力されると、そのレジスタの退避
復帰に対応するビットをクリアする。その他の動作は実
施例1と同様である。
【0015】このように、命令生成装置15により、レ
ジスタ群17のそれぞれのレジスタをビットに対応させ
て、退避すべきレジスタと復帰すべきレジスタとを管理
し、必要に応じて単一のレジスタの退避復帰命令を生成
して命令解読装置12に供給するので、命令退避装置1
4のバッファリング容量を圧縮でき、同時に命令生成装
置15における状態保持を命令の形態ではなくビットイ
メージで行うため、回路規模を削減できる。
【0016】なお上記各実施例では演算装置8,18で
複数の命令を同時に実行できる構成としたが、単一の命
令しか実行できない構成としてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、命
令生成装置を設けて、複数レジスタの退避復帰命令を、
単一のレジスタを退避復帰する命令に展開する構成とし
たので、命令実行装置に特別なハードウェアを設けるこ
となく、干渉検出装置や命令退避装置や命令フェッチ装
置や命令解読装置により構成される従来の通常の命令解
読制御機能を用いて複数のレジスタの退避復帰を実現で
きる。したがって、データ依存が発生した場合や、命令
供給が遅れて解読すべき命令が不足した場合や、複数命
令の同時実行時に同時実行すべき命令がない場合などに
おいても、命令解読装置に単一のレジスタの退避復帰命
令が供給されるので、無駄な実行サイクルをなくすこと
ができる。また、命令実行装置、特にレジスタに専用の
ハードウェアを設ける必要がないので、動作周波数の制
限や回路規模の増大を回避できるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるレジスタの退避復帰
機能付データ処理装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施例2におけるレジスタの退避復帰
機能付データ処理装置のブロック図である。
【図3】従来のデータ処理装置におけるレジスタ退避復
帰機能の概念図である。
【図4】従来の別のレジスタの退避復帰機能付データ処
理装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 命令フェッチ装置 2 命令解読装置 3 命令実行装置 4 命令退避装置 5 命令生成装置 6 干渉検出装置 7 レジスタ群 11 命令フェッチ装置 12 命令解読装置 13 命令実行装置 14 命令退避装置 15 命令生成装置 16 干渉検出装置 17 レジスタ群

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令をフェッチする命令フェッチ装置
    と、 複数のレジスタを備え、複数の命令を同時に実行する
    ともに命令実行中で値が確定していない資源の状況を出
    力する命令実行装置と、 命令実行装置の出力に基づいて命令実行中で値が確定し
    ていない資源の状況を保持しかつデータ依存関係の検
    出を行なう干渉検出装置と、 干渉検出装置によりデータ依存関係が検出されて実行を
    遅延させる必要がある命令を保持する命令退避装置と、 前記命令フェッチ装置および前記命令退避装置から供給
    される複数の命令を同時解読して解読した命令が使用す
    る資源を前記干渉検出装置に出力する命令解読装置と、 複数レジスタの退避復帰を示す命令が検出された場合に
    単一のレジスタの退避復帰命令を複数生成して前記命令
    退避装置に出力する命令生成装置とを設け、 前記命令解読装置は、データ依存関係の検出結果を前記
    干渉検出装置から入力され、データ依存関係が検出され
    なかった命令に対応する制御信号を前記命令実行装置に
    出力し、データ依存関係の検出された命令を前記命令退
    避装置に出力することを特徴とするレジスタの退避復帰
    機能付データ処理装置。
  2. 【請求項2】 命令をフェッチする命令フェッチ装置
    と、 複数のレジスタを備え、複数の命令を同時に実行する
    ともに命令実行中で値が確定していない資源の状況を出
    力する命令実行装置と、 命令実行装置の出力に基づいて命令実行中で値が確定し
    ていない資源の状況を保持しかつデータ依存関係の検
    出を行なう干渉検出装置と、 干渉検出装置によりデータ依存関係が検出されて実行を
    遅延させる必要がある命令を保持する命令退避装置と、 前記命令フェッチ装置および前記命令退避装置から供給
    される複数の命令を同時解読して解読した命令が使用す
    る資源を前記干渉検出装置に出力する命令解読装置と、 複数レジスタの退避復帰を示す命令が検出された場合に
    単一のレジスタの退避復帰命令を複数生成して前記命令
    解読装置に出力する命令生成装置とを設け、 前記命令解読装置は、データ依存関係の検出結果を前記
    干渉検出装置から入力され、データ依存関係が検出され
    なかった命令に対応する制御信号を前記命令実行装置に
    出力し、データ依存関係の検出された命令を前記命令退
    避装置に出力することを特徴とするレジスタの退避復帰
    機能付データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記命令生成装置は、退避復帰すべきレ
    ジスタを示す情報として、前記複数のレジスタのそれぞ
    れに対応するビットを管理し、前記複数レジスタの退避
    復帰を示す命令に応じて前記ビットをセットし、セット
    されたビットに応じて前記単一のレジスタの退避復帰命
    令を生成する ことを特徴とする請求項2記載の退避復帰
    機能付データ処理装置。
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