JP3153842B2 - リング状ワークの加工装置 - Google Patents
リング状ワークの加工装置Info
- Publication number
- JP3153842B2 JP3153842B2 JP15547994A JP15547994A JP3153842B2 JP 3153842 B2 JP3153842 B2 JP 3153842B2 JP 15547994 A JP15547994 A JP 15547994A JP 15547994 A JP15547994 A JP 15547994A JP 3153842 B2 JP3153842 B2 JP 3153842B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- outer ring
- work
- ring
- warm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
リングとが嵌合したリング状ワークの加工装置に関する
ものである。
ナリングとを嵌合して溶接一体化したものがある。この
ようなリング状ワークを加工する場合は、図1及び図2
で示すように、アウタリング1とインナリング2とを温
嵌めし、アウタリング1とインナリング2との嵌合部に
隙間のないよう確実に接合するため、嵌合部の表面溶接
3aと嵌合部の裏面溶接3bを施している。
ワークの加工では、温嵌め装置によってアウタリングと
インナリングとを温嵌めし、これを別位置の溶接装置に
搬送して表裏反転して溶接加工していた。従って、温嵌
め装置及び溶接装置のそれぞれに作業者が必要であり、
コスト高になっているため、一連の自動化が要望されて
いた。
呼応して一連の自動化を可能にしたリング状ワークの加
工装置を提供することである。
めの本発明の特徴とする構成は、アウタリングとインナ
リングとを温嵌めし、かつ溶接加工する装置であって、
インナリングを整列して搬送する第1コンベアと、この
第1コンベアと平面内で直交して配置されたアウタリン
グ搬送ラインと、前記第1コンベアと前記アウタリング
搬送ラインとの交点から第1コンベアと同一線方向に延
在して配置した第2コンベア及び第3コンベアとを有
し、前記アウタリング搬送ラインに沿って多数個のアウ
タリングを積み重ねたアウタリングストック部と、この
アウタリングストック部と並列したアウタリング加熱ス
テーションとが配置され、アウタリング搬送ラインには
前記アウタリングストック部からアウタリングを1個ず
つ把持してアウタリング搬送ラインを走行し、前記アウ
タリング加熱ステーションで加熱した後に前記第1コン
ベアとの交点に移動する昇降動可能な把持爪装置を備
え、第2コンベアの入口部にはコンベア面より出没する
昇降可能であり前記把持爪装置からアウタリングを受け
取り、前記第1コンベアからチャック搬送装置を介して
搬送されるインナリングを受け取って嵌合する温嵌め治
具が、出口部にはコンベア面より出没する昇降可能な第
1ワークリフタが配置され、前記第3コンベアにもコン
ベア面より出没する昇降可能な第2ワークリフタが配置
され、前記第2コンベアと第3コンベアとの間にワーク
反転移載装置を配置し、前記第1ワークリフタと第2ワ
ークリフタの直上には温嵌めしたアウタリングとインナ
リングとの嵌合部を溶接する回転溶接装置を配置したも
のである。
ングの供給から、アウタリングの加熱,アウタリングと
インナリングとの温嵌め加工,アウタリングとインナリ
ングとの嵌合部の表裏溶接加工及び加工完了品の搬出ま
での全てを一連自動化する。
る。図3及び図4において、10はインナリング2を整
列して搬送する第1コンベアであり、11は前記第1コ
ンベア10と平面内で直交して配置されたアウタリング
搬送ラインである。前記第1コンベア10と前記アウタ
リング搬送ライン11との交点15から第2コンベア1
6及び第3コンベア17が第1コンベア10と同一線方
向に延在して配置されている。
数個のアウタリング1を積み重ねたアウタリングストッ
ク部12と、このアウタリングストック部12と並列し
たアウタリング加熱ステーション13とがアウタリング
搬送ライン11に沿って配置されている。
軸線の回転軸12aによって平面内で180°回転する
ターンテーブル12bと、このターンテーブル12b上
の前記回転軸12aの回転中心を挟んで左右面に立設し
たアウタリング1の内径を保持する複数本の支柱12c
とから構成されている。また、前記アウタリング加熱ス
テーション13は150℃程度まで所定時間タイマによ
って制御される誘導加熱機によるものである。
アウタリングストック部12からアウタリング1を1個
ずつ把持してアウタリング搬送ライン11を走行し、前
記アウタリング加熱ステーション13で加熱した後に前
記第1コンベア10との交点15に移動する把持爪装置
14を備えている。この把持爪装置14は開閉可能な把
持爪14aと、この把持爪14aを昇降動する把持爪昇
降用シリンダ14bとから構成されている。
ンダ18aによってコンベア面より昇降出没する温嵌め
治具18が配置され、また、出口部にはシリンダ19a
によってコンベア面より昇降出没する第1ワークリフタ
19が配置されている。さらに、前記第3コンベア17
にもシリンダ20aによってコンベア面より昇降出没す
る第2ワークリフタ20が配置されている。
アウタリング搬送ライン11との交点15に移動した把
持爪装置14からアウタリング1を受け取り、前記第1
コンベア10からガイドレール22によって走行するチ
ャック搬送装置21を介して搬送されるインナリング2
を受け取って、アウタリング1と嵌合する温嵌めするも
のである。
リフタ20は図5で示すように、シリンダ19a,シリ
ンダ20aとガイドバー31とにより昇降動する支持部
材32上に平面内で回転可能に支持された小判形のワー
ク受けプレート33によって構成され、ワーク受けプレ
ート33にはノックピン穴34が開設され、前記支持部
材32にはソレノイドによって前記ノックピン穴34に
嵌脱するノックピン35を備え、ワーク受けプレート3
3の回転を許容し、かつ回転止めするようになってい
る。
との間にはワーク(アウタリング1とインナリング2と
が嵌合したワーク)の挟持部材23aを備え、第2コン
ベア16上のワークを反転して第3コンベア17上に移
載するワーク反転移載装置23が配置されている。
嵌めしたアウタリング1とインナリング2との嵌合部を
溶接する第1回転溶接装置24aが、また、第2ワーク
リフタ20の直上にも、アウタリング1とインナリング
2との嵌合部を溶接する第2回転溶接装置24bが配置
されている。
接装置24bはシリンダ25によって昇降動可能であ
り、図5で示すように、溶接トーチ26と前記第1ワー
クリフタ19及び第2ワークリフタ20のワーク受けプ
レート33の回転駆動機構とを有している。
構は、前記小判形のワーク受けプレート33が嵌合する
回転駆動プレート28と支持プレート27に回転可能に
支持され、回転駆動プレート28に固設された従動スプ
ロケット29と図略のモータによって回転する駆動スプ
ロケットとチェーンで連繋し、前記回転駆動プレート2
8を回転するようにした構造である。
いて以下説明する。第1コンベア10には図略の自動搬
送機によってインナリング2が供給される。アウタリン
グストック部12は、回転軸12aの回転中心を挟んで
左右面に立設した支柱12cにアウタリング1の内径を
差し込み複数個のアウタリング1を積み重ねて保持し、
一方の支柱12c側をアウタリング搬送ライン11に向
けて把持爪装置14の把持爪14aの直下に位置する。
従って、他方の支柱12c側はアウタリング搬送ライン
11とは反対側に位置し、空になった支柱12cにアウ
タリング1を補給し、把持爪14aの直下に位置してい
る支柱12cが空になってターンテーブル12bが18
0°回転するまで待機する。
は、その直下に位置する支柱12cに保持されている最
上段のアウタリング1を把持してアウタリング搬送ライ
ン11を走行し、アウタリング加熱ステーション13で
加熱した後に第1コンベア10との交点15に移動して
第2コンベア16の入口部でコンベア面より突出した温
嵌め治具18に受け渡しする。
ナリング2は、チャック搬送装置21によって掴み、前
記温嵌め治具18に搬送してアウタリング1に嵌合して
温嵌めする。この温嵌め後にエアで冷却し、温嵌め治具
18が下降して温嵌めしたアウタリング1とインナリン
グ2(以下単にワークという)を第2コンベア16上に
移載し、第1ワークリフタ19まで搬送する。
クは第1ワークリフタ19の上昇動によって第2コンベ
ア16上よりワーク受けプレート33で受け取り、下降
している第1回転溶接装置24aまで上昇し、ワーク受
けプレート33を回転駆動プレート28に嵌合する。こ
のワーク受けプレート33を回転駆動プレート28に嵌
合した後にノックピン穴34からノックピン35を抜い
てワーク受けプレート33を回転駆動プレート28と一
体回転可能な状態にし、モータによって回転駆動プレー
ト28を回転させ、ワーク受けプレート33を介してワ
ークを360°回転してワーク表面の嵌合部を溶接加工
する。
表面の嵌合部を溶接加工後にノックピン穴34にノック
ピン35を嵌挿してワーク受けプレート33を回り止め
し、第1ワークリフタ19を下降してワークを再び第2
コンベア16上に移載し、ワーク反転移載装置23まで
搬送する。
たワークはワーク反転移載装置23の挟持部材23aで
挟持され第3コンベア17上に反転して移載され、第2
ワークリフタ20まで搬送し、第2ワークリフタ20の
上昇動によって第3コンベア17上よりワーク受けプレ
ート33で受け取り、前記第1回転溶接装置24aと同
様に第2回転溶接装置24bによってワーク裏面の嵌合
部を溶接加工し、このワーク裏面の嵌合部を溶接加工完
了したワークは再び第3コンベア17に移載され次工程
に搬出される。
クルであるが、この1個のワークの加工サイクルの間に
後続するワークの加工サイクルが行われており、連続的
に自動加工作業が続行される。
ングとインナリングとが嵌合したリング状ワークのアウ
タリング及びインナリングの供給から、アウタリングの
加熱,アウタリングとインナリングとの温嵌め加工,ア
ウタリングとインナリングとの嵌合部の表裏溶接加工及
び加工完了品の搬出までの全てを一連自動化することが
可能となり、作業者の削減と高能率な加工が得られる利
点がある。
斜視図
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタリングとインナリングとを温嵌め
し、かつ溶接加工する装置であって、インナリングを整
列して搬送する第1コンベアと、この第1コンベアと平
面内で直交して配置されたアウタリング搬送ラインと、
前記第1コンベアと前記アウタリング搬送ラインとの交
点から第1コンベアと同一線方向に延在して配置した第
2コンベア及び第3コンベアとを有し、前記アウタリン
グ搬送ラインに沿って多数個のアウタリングを積み重ね
たアウタリングストック部と、このアウタリングストッ
ク部と並列したアウタリング加熱ステーションとが配置
され、アウタリング搬送ラインには前記アウタリングス
トック部からアウタリングを1個ずつ把持してアウタリ
ング搬送ラインを走行し、前記アウタリング加熱ステー
ションで加熱した後に前記第1コンベアとの交点に移動
する昇降動可能な把持爪装置を備え、第2コンベアの入
口部にはコンベア面より出没する昇降可能であり前記把
持爪装置からアウタリングを受け取り、前記第1コンベ
アからチャック搬送装置を介して搬送されるインナリン
グを受け取って嵌合する温嵌め治具が、出口部にはコン
ベア面より出没する昇降可能な第1ワークリフタが配置
され、前記第3コンベアにもコンベア面より出没する昇
降可能な第2ワークリフタが配置され、前記第2コンベ
アと第3コンベアとの間にワーク反転移載装置を配置
し、前記第1ワークリフタと第2ワークリフタの直上に
は温嵌めしたアウタリングとインナリングとの嵌合部を
溶接する回転溶接装置を配置したことを特徴とするリン
グ状ワークの加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15547994A JP3153842B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | リング状ワークの加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15547994A JP3153842B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | リング状ワークの加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081327A JPH081327A (ja) | 1996-01-09 |
JP3153842B2 true JP3153842B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=15606952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15547994A Expired - Lifetime JP3153842B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | リング状ワークの加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153842B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7378201B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-11-13 | Ntn株式会社 | 軸受部品の製造方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5333459B2 (ja) | 2010-01-22 | 2013-11-06 | トヨタ自動車株式会社 | 溶接構造および溶接方法 |
JP5234185B2 (ja) | 2010-01-22 | 2013-07-10 | トヨタ自動車株式会社 | 溶接構造および溶接方法 |
KR101403824B1 (ko) | 2011-08-04 | 2014-06-03 | 도요타지도샤가부시키가이샤 | 용접 구조 및 용접 구조의 제조 방법 |
CN104942581B (zh) * | 2015-06-15 | 2017-07-07 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 永磁直驱风力发电机组轴系装配*** |
CN107738065B (zh) * | 2017-11-23 | 2020-02-18 | 广东恒鑫智能装备股份有限公司 | 洗衣机内外筒套装机 |
CN114683029B (zh) * | 2022-04-14 | 2023-02-10 | 浙江宏日自动化科技有限公司 | 一种接发扣组装机 |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP15547994A patent/JP3153842B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7378201B2 (ja) | 2018-05-22 | 2023-11-13 | Ntn株式会社 | 軸受部品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH081327A (ja) | 1996-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102096811B1 (ko) | 물결 모양의 가공품을 처리하기 위한 기계 공구 | |
JP5774194B2 (ja) | 長手方向軸線を有するワーク用の搬送装置 | |
JP3153842B2 (ja) | リング状ワークの加工装置 | |
CN111151906B (zh) | 压缩机装配焊接生产线及控制方法 | |
JP3224364B2 (ja) | 鋼材の加工方法および鋼材の回転支持装置並びに鋼材の加工装置 | |
JPH0722867B2 (ja) | ワ−ク移送装置 | |
CN108621306B (zh) | 瓶件削口设备及瓶件削口流水线 | |
JP3605250B2 (ja) | シーム溶接装置のハンドリング治具 | |
JPH074683B2 (ja) | 工作機械の表裏加工システム | |
CN217806945U (zh) | 一种基于生产线的自动送料装置 | |
JPS62126843A (ja) | 扁平モ−タの電機子の製造方法 | |
JPS6342970Y2 (ja) | ||
JP3713298B2 (ja) | 自動車の車体組立ライン | |
KR950006067B1 (ko) | 중형굴삭기의 하부 사이드프레임 자동용접장치 | |
CN218775765U (zh) | 一种铣削自动上料装置 | |
JPH0796404A (ja) | ワーク供給方法 | |
CN218134772U (zh) | 一种螺杆头加热装置 | |
JP3050280B2 (ja) | 工作機械のパレットマガジン | |
CN212420629U (zh) | 一种张紧轮加工生产线 | |
JPS63127850A (ja) | 2軸型立旋盤における物品の供給搬出方法 | |
JPH0740102A (ja) | 対向二軸旋盤のローダ装置 | |
JPH0723157Y2 (ja) | 自動ハンドを有する搬送ライン装置 | |
JP2756405B2 (ja) | 多軸ヘッドの自動交換装置 | |
JPS62292342A (ja) | 工作機械のパレツト交換装置 | |
JP4444464B2 (ja) | ワーク交換方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080126 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100126 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110126 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120126 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130126 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |