JP3152516B2 - 浴槽給湯装置 - Google Patents

浴槽給湯装置

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JP3152516B2 JP24670192A JP24670192A JP3152516B2 JP 3152516 B2 JP3152516 B2 JP 3152516B2 JP 24670192 A JP24670192 A JP 24670192A JP 24670192 A JP24670192 A JP 24670192A JP 3152516 B2 JP3152516 B2 JP 3152516B2
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正 大畑
雅彦 斎藤
正信 斉藤
好夫 武藤
俊之 横塚
好章 金子
裕 奥村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は風呂湯張りの表示装置
を備えた浴槽給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時用いられる水位設定のリモコン表示
装置を備えた浴槽給湯装置としては、リモコンの表示部
に浴槽絵柄のパネル部があり、この浴槽絵柄の横部に複
数個のレベル表示素子を配設した構成を呈し、水位設定
キーを押すことにより浴槽水位設定表示位置が上下し設
定変更を行ない、これに伴ない表示素子を点灯する点灯
表示方式を採っている。この場合、リモコンの表示部に
取付ける水位設定キーの個数は、リモコン全体としての
キー個数及びキー操作の簡略化のために1個配置となっ
ている。即ち、単一の水位設定キーのみの操作で水位設
定が行なわれるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のリモコ
ンの浴槽水位設定表示は、水位設定キーを押した瞬間に
今まで表示していた表示素子が消えてしまう表示方式と
なっているため、現在の水位との相対関係が判別しにく
いという欠点があった。
【0004】本発明は上記実情に鑑み、浴槽水位設定表
示用の複数個の表示素子が、少なくとも初期水位と現在
水位の点灯を行なう識別点灯をするようにし、上記課題
を解決する浴槽給湯装置を提供することを目的としたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、浴槽の水位を
検出する水位検出手段と、浴槽の水位を設定する水位設
定手段と、この水位設定手段による設定水位に対応させ
た複数個の表示素子と、水位検出手段の検出水位と水位
設定手段の設定水位とを比較して浴槽への給湯を制御す
ると共に、水位設定手段の設定水位を前記複数の表示素
子に表示させる制御装置とを備え、この制御装置は水位
設定手段の操作があったとき、この設定操作前の設定水
位と設定操作後の設定水位とを前記複数の表示素子に異
なる点灯状態で表示させるようにしたものである。
【0006】また、浴槽の水位を検出する水位検出手段
と、浴槽の水位を設定する水位設定手段と、この水位設
定手段による設定水位に対応させた複数個の表示素子
と、水位検出手段の検出水位と水位設定手段の設定水位
とを比較して浴槽への給湯を制御すると共に、水位設定
手段の設定水位を前記複数の表示素子に表示させる制御
装置とを備え、この制御装置は水位設定手段の操作があ
ったとき、この設定操作後の設定水位を前記複数の表示
素子に点灯表示させると共に、設定操作前の設定水位を
前記複数の表示素子に所定時間点滅表示させるものであ
る。
【0007】
【作用】上記のような構成のため、風呂の自動運転に当
たり浴槽水位設定としてリモコンの水位設定手段となる
水位設定キーを押せばこれに伴ないランプ構成となる表
示素子が点灯するが、このとき予め設定してある設定水
位の表示素子の点灯と、いま押した水位設定キーによる
表示素子の点灯によって初期水位設定が分かるものとな
る。
【0008】この場合、水位設定キー操作に対応して新
たな表示素子が点灯した時(現在水位設定)、いままで
設定していた表示素子の点灯を点滅点灯に切り替える。
しかも、このとき所定時間内に水位設定キーのキー押し
操作を複数回連続させれば、最初の表示素子の点滅はそ
のままとし更に押し回数分だけ他の表示素子へ点灯が移
行するようになり、現在水位との相関を判別し易くして
いる。
【0009】一方、浴槽に対しては水位検出手段の検出
水位と水位設定手段の設定水位とを比較し給湯を制御し
所望の湯張りを行なう。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0011】図1,図2は風呂湯張り機能を有する湯沸
し器態様となる浴槽給湯装置を示すもので、1は風呂湯
張り機能を有する湯沸し器(図示せず)のリモコンで、
該リモコン1の操作パネル1aの表示部には浴槽絵柄2
を設けると共に、その横部に水位表示となる複数個の表
示素子3を上下方向に配設し、且つ時計表示部4と追焚
き表示部5と風呂用温度表示部6と給湯用温度表示部7
等を配置してなり、また操作部の前記浴槽絵柄2の近傍
には水位設定手段となる水位設定キー8を設け、且つ時
刻調節キー9と自動運転スイッチ10とアップ,ダウン
キーとなる風呂温度キー11や給湯温度キー12と追焚
き専用スイッチ13等を配置している。また、制御装置
となるマイコン14には、入力側に前記水位設定キー8
と自動運転スイッチ10と風呂温度キー11と給湯温度
キー12と追焚き専用スイッチ13の操作部及び給湯温
度センサ15と水流スイッチ16や風呂注湯カウンタ1
7等が設けられ、出力側には注湯弁18とガス元弁19
と給湯ガス比例弁20とガスバ−ナ21と風呂ポンプ2
2と点火装置23と三方弁24と水位検出手段25及び
前記表示部となる水位表示用表示素子3等が設けられ、
これら構成で浴槽給湯装置となる。
【0012】次に浴槽水位設定を、図3に示すフローチ
ャートに基づいて説明すると、先ず浴槽水位設定処理と
して水位設定キー8を押せば、予め風呂自動運転がON
となっているものとすると、マイコン14が水位設定入
力の有り,なしを判断する。1回目の水位設定キー操作
では入力有りとなり(前回の水位設定がなされているこ
とを前提としているため)、しかも、10秒タイマーが
働いていないから、現在水位設定の値が今までの水位設
定(初期水位設定)のメモリーに記憶される。次に10
秒タイマーのセットでタイマーが作動開始する。ここで
初めは水位UPフラグがないため、右に進み現在水位設
定がMINがどうか(一番低い位置に有るかどうか)を
判断する。例えば、初期水位設定の表示素子の点灯位置
が最下位でなければMINでないから現在設定水位は1
ランク小さくなり、初期水位設定に対応する表示素子が
点滅を始め現在設定水位対応の表示素子が点灯となる
(図4参照)。
【0013】次に、1回目の水位設定キー操作を行ない
そのまま(10秒経過)の状態では、初期水位設定対応
の表示素子となる初期水位設定の表示素子は消灯し、水
位UPフラグがリセットされ現在設定水位対応の表示素
子のみが点灯する。
【0014】また、1回目の水位設定キー操作の後に1
0秒以内に2回目のキー操作を行なったとすると、初期
水位設定対応の表示素子は点滅したままで1回目の水位
設定キー操作によって点灯した表示素子が消灯し、その
下の位置の表示素子が点灯されるものとなる。勿論、現
在水位設定は1ランク小さくなる。
【0015】また、更に水位設定キーを操作したとき現
在設定水位が最小値(MIN)であると、水位UPフラ
グが立ち現在設定水位が1ランク大きくなると共に、最
下位の表示素子の1つ上のが点灯する。そして、更に水
位設定キー8の操作を繰返すと、現在設定水位は1ラン
クずつ大きくなり、表示素子の点灯が1っずつ上へ移す
る。勿論、現在設定水位がMAXであると水位UPフラ
グがリセットされ、以後は現在設定水位が1ランクずつ
小さくなり、表示素子の点灯は下へ移行する。最後のキ
ー操作を止めてから10秒経過した時点は、初期水位設
定表示素子は消灯し水位UPフラグもリセットしておく
ものとなる。このことは、第1回目のキー操作時には水
位UPフラグがない状態にしておくものである。
【0016】ここで、浴槽26に対する注湯としては、
図5に示すようにガスバーナー21の点火により加熱さ
れる給湯用熱交換器27から流出した湯を風呂注湯カウ
ンタ17を経て浴槽26へ流入する。この浴槽26に溜
まる水位は水圧センサとなる水位検出手段25にて検出
し、前記マイコン14の制御にて所定量の注湯を行な
う。
【0017】
【発明の効果】上述のように、本発明の浴槽給湯装置は
リモコン等での水位表示を複数個の表示素子をもって行
なうとともに、元の水位設定(初期水位設定)と現在水
位設定に対応する二つの表示素子を点灯させ、一方(元
の水位設定の表示素子)の表示素子を点滅に切り替え現
在水位設定対応の表示素子を点灯状態とすることで現在
水位と元の水位との相関の判別を確実にする。また、所
定時間内(1回のキー操作の10秒以内)に順次水位設
定を変えるときは前記元の表示素子を点滅させたまま操
作ごとに現在設定水位に対応する表示素子が点灯する。
即ち、現在の設定位置を何ステップ変更させたかも明確
になる。また、設定操作の所定時間経過後(確定後)は
元の点滅表示を消灯するもので、無駄な表示をなくすも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す浴槽給湯装置のパネル部
を示す正面図である。
【図2】同制御装置の説明図である。
【図3】同水位設定処理のフローチャートである。
【図4】複数個の表示素子の点滅,点灯を示す説明図で
ある。
【図5】浴槽注湯の系統図である。
【符号の説明】
3 複数個の表示素子 8 水位設定キー 10 自動運転スイッチ 14 マイコン 17 風呂注湯カウンタ 26 浴槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 正信 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 武藤 好夫 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 横塚 俊之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 金子 好章 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 奥村 裕 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−169719(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 602

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の水位を検出する水位検出手段と、
    浴槽の水位を設定する水位設定手段と、この水位設定手
    段による設定水位に対応させた複数個の表示素子と、
    位検出手段の検出水位と水位設定手段の設定水位とを比
    較して浴槽への給湯を制御すると共に、水位設定手段の
    設定水位を前記複数の表示素子に表示させる制御装置と
    を備え、この制御装置は水位設定手段の操作があったと
    き、この設定操作前の設定水位と設定操作後の設定水位
    とを前記複数の表示素子に異なる点灯状態で表示させる
    ことを特徴とする浴槽給湯装置。
  2. 【請求項2】 浴槽の水位を検出する水位検出手段と、
    浴槽の水位を設定する水位設定手段と、この水位設定手
    段による設定水位に対応させた複数個の表示素子と、
    位検出手段の検出水位と水位設定手段の設定水位とを比
    較して浴槽への給湯を制御すると共に、水位設定手段の
    設定水位を前記複数の表示素子に表示させる制御装置と
    を備え、この制御装置は水位設定手段の操作があったと
    き、この設定操作後の設定水位を前記複数の表示素子に
    点灯表示させると共に、設定操作前の設定水位を前記複
    数の表示素子に所定時間点滅表示させることを特徴とす
    る浴槽給湯装置。
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