JP3152062B2 - ワンタッチグロメット - Google Patents

ワンタッチグロメット

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JP3152062B2 JP10408094A JP10408094A JP3152062B2 JP 3152062 B2 JP3152062 B2 JP 3152062B2 JP 10408094 A JP10408094 A JP 10408094A JP 10408094 A JP10408094 A JP 10408094A JP 3152062 B2 JP3152062 B2 JP 3152062B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仕切り板等の板材に
穿設した孔にワイヤーハーネスを貫通させる際に、当該
ワイヤーハーネスを孔に対して位置決めしつつ板材に固
定するワンタッチグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車のエンジンルームと室
内とを仕切る仕切り板等の板材に孔を穿設し、この孔に
ワイヤーハーネスを貫通させる際には、孔の縁が当たっ
てワイヤーハーネスに傷が入ったりするのを防止すべ
く、ワイヤーハーネスを孔に対して位置決めしつつ板材
に固定するとともに、仕切り板の防水を維持するために
グロメットが使用されていた。しかし近時、組立作業の
向上を目的として、図5(a) に示すような、ワンタッチ
グロメット9が使用されるようになってきた(たとえば
実開昭59−155783号公報等)。
【0003】上記ワンタッチグロメット9は、ゴム等の
柔軟な材料からなるグロメット本体91と、このグロメ
ット本体91に嵌合された、ポリプロピレン等の硬質で
かつ弾性を有する材料からなる係合リング92とからな
る。グロメット本体91は、従来のグロメットと同様の
略漏斗状の形状を有し、その頂部にワイヤーハーネスW
のもとになる電線束W1が挿通される貫通孔91aが設
けられ、かつその裾部91bが、板材Pの孔P1の縁に
当接されている。
【0004】また係合リング92は、図5(b) にも示す
ように、グロメット本体91に嵌合される鍔部92a
と、この鍔部92aによってグロメット本体91に嵌合
された状態で、グロメット本体91の外側に突出配置さ
れた、略ドーム状でかつ中心に電線束W1が挿通される
孔92bが設けられた底部材92cと、この底部材92
cの側面から、径方向外方でかつ上記グロメット本体9
1の方向に延設された、複数枚(図では4枚)の弾性係
合片92dとを備えている。
【0005】底部材92cは、板材Pの孔P1を挿通可
能な外形寸法に形成されている。また弾性係合片92d
は、その先端が、上記孔P1の縁よりも外側まで拡がっ
ているが、底部材92cが板材Pの孔P1に挿入された
際には弾性変形して孔P1を通過した後、図(a) にみる
ように孔P1の縁と係合するようになっている。上記グ
ロメット9の、グロメット本体91の頂部の貫通孔91
aに、ワイヤーハーネスWのもとになる電線束W1を挿
通して、当該グロメット本体9を、電線束W1の所定の
位置に配置し、次いで、グロメット本体91の頂部付近
から電線束W1にかけて粘着テープTを巻きつけて、グ
ロメット9を電線束W1に対して固定すると、ワイヤー
ハーネスWが構成される。
【0006】上記ワイヤーハーネスWを板材Pに固定す
るには、まず電線束W1を板材Pの孔P1に挿通し、次
いでグロメット9の係合リング92の底部材92cを、
孔P1に挿入する。そうすると、前記のように係合リン
グ92の弾性係合片92dが弾性変形しつつ孔P1を通
過した後、孔P1の縁と係合する。そして、図(a) にみ
るように、弾性係合片92dの先端とグロメット本体9
1の裾部91bとで板材Pを挟みつけることで、グロメ
ット9を含むワイヤーハーネスWが、板材Pの孔P1に
対して位置決めされつつ、板材Pに固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ワンタッチグロメット
以前の従来のグロメットにおいては、その裾部に設けた
係合凹部を板材の孔の縁に係合させることで、ワイヤー
ハーネスの孔への位置決めおよび板材への固定と、孔部
での防水性を維持していた。ところが、図5に示すワン
タッチグロメット9では、板材の取付けを簡略化すべ
く、グロメット本体91の裾部91bは、板材Pの孔P
1の縁に当接しているだけなので、従来のものに比べて
防水性が不十分になるという問題があった。
【0008】たとえば電線束を固定するクリップ間の寸
法公差等によって、ワイヤーハーネスWに、図5(a) 中
に白矢印で示すような横方向の力が作用した場合には、
裾部91bが浮き上がって、板材Pとの間に隙間ができ
たり、あるいは裾部91bの板材Pへの当接力が弱くな
ったりして、水が入りやすくなる。また、たとえば自動
車の場合は、高圧洗車等を行うと、ワイヤーハーネスに
上記のような横方向の力が作用していなくても、水が入
るおそれがある。
【0009】また、たとえば自動車のエンジンルーム等
でのワイヤーハーネスの組み付け作業は、目の届かない
場所で手探りで行われるため、上記従来のワンタッチグ
ロメット9では、係合リング92を、板材Pの孔P1に
対して斜めになった状態で無理やり押し込んだり、孔P
1の縁に押し当ててしまったりした際に、弾性係合片9
2dの根元が白化したり、あるいは弾性係合片92dが
折れたりするおそれがあった。
【0010】これは、係合リング92を、コストの安い
ポリプロピレン等の汎用樹脂により成形しており、しか
も弾性係合片92dが、係合リング92の大きさに比べ
て小さいことが原因であると考えられる。これを防止す
るため、弾性係合片92dを大きくすることも考えられ
るが、その場合には、係合リング92の剛性を維持する
底部材92cの横壁92eが相対的に小さくなるので、
係合リング92全体の剛性が低下して、組み付け時、あ
るいは組み付け後、梱包時のワイヤーハーネスが、少し
の外力によっても板材から外れやすくなるという問題が
あった。
【0011】この発明はこのような背景技術のもとにな
されたもので、とくに防水性にすぐれ、しかも板材への
組み付けが容易でかつ外れにくく、手探りの作業でも破
損したりするおそれのないワンタッチグロメットを提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のワ
ンタッチグロメットは、電線束に固定されて、当該電線
束とともにワイヤーハーネスを構成し、板材に穿設した
孔に嵌合されて、ワイヤーハーネスを板材に対して固定
するワンタッチグロメットにおいて、肉厚環状で、かつ
その外径が板材の孔の内径より大きい胴体と、この胴体
の一方の端面より内方へ延設された薄膜状の鏡板と、こ
の鏡板上に形成された、上記電線束が挿通され、固定さ
れる電線束固定部と、上記胴体の、鏡板が形成された側
と反対側の端部に形成された、板材の孔の内周面に内接
しうる外径を有する環状体からなる、上記孔への挿入部
とを、柔軟な材料により一体形成し、かつ挿入部と胴体
との段差面に板材表面への当接部を設けたグロメット本
体と、上記グロメット本体の環状の胴体に、その一端部
が当該胴体の外に突出するように内嵌される筒体と、こ
の筒体の、胴体の外に突出した一端部から、径方向外方
で、かつグロメット本体の段差面の方向に延設された、
複数枚の弾性係合片とを、硬質でかつ弾性を有する材料
により一体形成した係合リングとを備え、上記グロメッ
ト本体の電線束固定部が、電線束の挿通される通孔を有
し、鏡板表面から、胴体と反対の方向に突設された、横
方向の力に対して変形可能な筒体により構成されてい
ことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項記載の発明のワンタッチグ
ロメットは、上記係合リングの弾性係合片が、筒体の直
径の10%以上の幅を有することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明のワンタッチグロメット
は、ワイヤーハーネスの板材の孔への位置決めおよび固
定時に、グロメット本体の当接部が孔の縁に当接される
だけでなく、挿入部が、板材の孔の内周面に内接した状
態で、当該孔に挿入されるので、単にその裾部を板材の
孔の縁に当接させるだけの従来のワンタッチグロメット
に比べて高い防水性を有している。しかもグロメット本
体の胴体には、硬質の係合リングの筒体が内嵌されてい
るため、ワイヤーハーネスに横方向の力が作用しても、
胴体が変形して、上記当接部が板材から浮き上がった
り、挿入部と板材の孔との間に隙間ができたりすること
がなく、高い防水性を維持できる。
【0015】また板材への組み付けは、従来のものと同
様に、係合リングの弾性係合片を弾性変形させつつ板材
の孔を通過させた後、当該孔の縁と係合させるだけでよ
く、板材への組み付けが容易である。また、グロメット
本体の電線束固定部が、横方向の力に対して変形可能な
筒体により構成されているため、ワイヤーハーネスに上
記のような横方向の力が作用した際に、当該筒体からな
る電線束固定部が変形してそれに対応するので、グロメ
ット本体の胴体には上記横方向の力は殆どかからず、そ
の結果、防水性をより一層向上することができる。しか
も上記のように筒体からなる電線束固定部は、横方向の
力に対して容易に変形するので、たとえば電線束を固定
するクリップ間の寸法公差等に柔軟に対応することも可
能となる。
【0016】さらに請求項記載の発明のワンタッチグ
ロメットにおいては、上記係合リングの弾性係合片が、
筒体の直径の10%以上の幅を有する大形に形成されて
いるため、手探りの組み付け作業でも、係合リングが簡
単に破損してしまうのを確実に防止できる。また係合リ
ング全体の剛性は、前記筒体によって維持されるため、
組み付け時、あるいは組み付け後、梱包時のワイヤーハ
ーネスが、外力によって板材から簡単に外れることが防
止される。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照して、この発明の一実施
例について詳細に説明する。図1(a)(b)に示すように、
この実施例のワンタッチグロメットAは、グロメット本
体1と、係合リング2とを備えている。グロメット本体
1は、その全体が、ゴムや軟質の樹脂等の柔軟な材料に
より一体形成されたもので、図2(a) 〜(c) にも示すよ
うに、肉厚環状で、かつその外径が板材の孔の内径より
大きい胴体10と、この胴体10の一方の端面より内方
へ延設された薄膜状の鏡板11と、この鏡板11上に形
成された、電線束が挿通され、固定される電線束固定部
12と、上記胴体10の、鏡板11が形成された側と反
対側の端部に形成された、板材の孔の内周面に内接しう
る外径を有する環状体からなる、上記孔への挿入部13
とを備えている。
【0018】上記各部のうち電線束固定部12は、実施
例では、電線束が挿通される通孔12aを有し、鏡板1
1の略中央部から、胴体10と反対の方向に突設された
筒体により構成されている。また、上記挿入部13と胴
体10との段差面は、板材表面への当接部14となって
おり、その最外縁には、板材への当接時に防水性を維持
する環状の凸条14aが形成されている。
【0019】さらに、胴体10の内周面の、鏡板11の
裏面の位置には、後述する係合リング2の係止突起20
aが係合される、環状の溝10aが、その全周に亘って
形成されている。一方、係合リング2は、その全体が、
ポリプロピレン等の硬質でかつ弾性を有する材料により
一体形成されたもので、図3(a) 〜(c) にも示すよう
に、上記グロメット本体1の環状の胴体10に、その一
端部が当該胴体10の外に突出するように内嵌される筒
体20と、この筒体20の、胴体10の外に突出した一
端部から、径方向外方で、かつグロメット本体1の段差
部14の方向に延設された、複数枚(図では8枚)の弾
性係合片21とを備えている。
【0020】各弾性係合片21は、その基部において、
隣接する他の弾性係合片21と接する大きさに形成され
ており、その幅は、実施例の場合、筒体20の直径の約
54%であって、手探りの組み付け作業でも、係合リン
グが簡単に破損してしまうのを確実に防止できる。なお
係合リング2全体の剛性は、上記筒体20が維持するた
め、組み付け時、あるいは組み付け後、梱包時のワイヤ
ーハーネスが、外力によって板材から簡単に外れること
が防止される。
【0021】また、上記筒体20の、弾性係合片21が
形成された側と反対側の端部の外周には、その4個所
に、前記グロメット本体1の胴体10の内周面に形成さ
れた環状の溝10aと係合する係止突起20aが、径方
向外方へ突設されている。上記グロメット本体1と係合
リング2とは、図1(a)(b)に示すように、係合リング2
の筒体20を、グロメット本体1の環状の胴体10に内
嵌し、筒体20の係止突起20aを、胴体10の内周面
の溝10aに係合させることで組み立てられる。
【0022】そして図4(a) に示すように、グロメット
本体1の電線束固定部12の通孔12aに電線束W1を
挿通して、ワンタッチグロメットAを、電線束W1の所
定の位置に配置した後、グロメット本体1の電線束固定
部12から電線束W1にかけて粘着テープTを巻きつけ
て、ワンタッチグロメットAを電線束W1に対して固定
すると、ワイヤーハーネスWが構成される。
【0023】上記ワイヤーハーネスWを板材Pに固定す
るには、まず電線束W1を板材Pの孔P1に挿通し、次
いでワンタッチグロメットAの係合リング2を、図中黒
矢印で示す方向に押圧して、孔P1に挿入する。そうす
ると、係合リング2の弾性係合片21が弾性変形しつつ
孔P1を通過した後、孔P1の縁と係合する(図(b)〜
図(c) )。そして、図(c) にみるように、弾性係合片2
1の先端とグロメット本体1の当接部14とで板材Pを
挟みつけることで、ワンタッチグロメットAを含むワイ
ヤーハーネスWが、板材Pの孔P1に対して位置決めさ
れつつ、板材Pに固定される。
【0024】なおこの押圧の際には、図(b) にみるよう
に、弾性変形した弾性係合片21が、グロメット本体1
の挿入部13を変形させて、当該挿入部13の孔P1へ
の挿入を容易にする作用もする。上記のようにして板材
Pに固定されたワイヤーハーネスWは、たとえば図(c)
に白矢印で示すような横方向の力が作用しても、グロメ
ット本体1の胴体10には、硬質の係合リング2の筒体
20が内嵌されているため、胴体10が変形して、当接
部14が板材Pから浮き上がったり、挿入部13と板材
Pの孔P1との間に隙間ができたりすることがなく、高
い防水性を維持できる。
【0025】また実施例の場合、ワイヤーハーネスWに
上記のような横方向の力が作用した際には、筒体からな
る電線束固定部12が変形してそれに対応するので、グ
ロメット本体1の胴体10には上記横方向の力は殆どか
からず、その結果、防水性をより一層向上することがで
きる。しかも上記のように筒体からなる電線束固定部1
2は、横方向の力に対して容易に変形するので、たとえ
ば電線束W1を固定するクリップ間の寸法公差等に柔軟
に対応することも可能となる。
【0026】なお、以上で説明した各実施例において
は、電線束固定部12が、上記のように横方向の力に対
して変形可能な筒体により構成されていたが、この発明
では、電線束固定部12の形状は筒体には限定されな
い。その他、この発明は、実施例の説明にとらわれるこ
となく、請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更が可能
である。
【0027】
【発明の効果】この発明にかかるワンタッチグロメット
によれば、ワイヤーハーネスの板材の孔への位置決めお
よび固定時に、グロメット本体の当接部が孔の縁に当接
されるだけでなく、挿入部が、板材の孔の内周面に内接
した状態で、当該孔に挿入されるので、従来のワンタッ
チグロメットに比べて高い防水性が得られる。しかもグ
ロメット本体の胴体には、硬質の係合リングの筒体が内
嵌されているため、ワイヤーハーネスに横方向の力が作
用しても、胴体が変形することがなく、高い防水性を維
持できる。しかも板材への組み付けは、従来のものと同
様に、係合リングの弾性係合片を弾性変形させつつ板材
の孔を通過させた後、当該孔の縁と係合させるだけでよ
く、板材への組み付けが容易である。
【0028】また電線束固定部が、横方向の力に対して
変形可能な筒体により構成されている場合には、ワイヤ
ーハーネスに上記のような横方向の力が作用した際に、
当該電線束固定部が変形してそれに対応し、グロメット
本体の胴体に上記横方向の力がかかるのを防ぐので、防
水性をより一層向上することができる。しかも上記のよ
うに筒体からなる電線束固定部は、横方向の力に対して
容易に変形するので、たとえば電線束を固定するクリッ
プ間の寸法公差等に柔軟に対応することも可能となる。
【0029】さらに、上記係合リングの弾性係合片が、
筒体の直径の10%以上の幅を有する大形に形成されて
いる場合には、手探りの組み付け作業でも、係合リング
が簡単に破損してしまうのを確実に防止できる。また係
合リング全体の剛性は、前記筒体によって維持されるた
め、組み付け時、あるいは組み付け後、梱包時のワイヤ
ーハーネスが、外力によって板材から簡単に外れること
も防止される。
【0030】したがってこの発明によれば、とくに防水
性にすぐれ、しかも板材への組み付けが容易でかつ外れ
にくく、手探りの作業でも破損したりするおそれのない
ワンタッチグロメットを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a) は、この発明のワンタッチグロメット
の一実施例を示す正面図、同図(b) は、上記実施例のワ
ンタッチグロメットの断面図である。
【図2】同図(a) は、上記実施例のワンタッチグロメッ
トを構成するグロメット本体の平面図、同図(b) は断面
図、同図(c) と底面図である。
【図3】同図(a) は、上記実施例のワンタッチグロメッ
トを構成する係合リングの正面図、同図(b) は平面図、
同図(c) は断面図である。
【図4】同図(a) 〜(c) はそれぞれ、上記実施例のワン
タッチグロメットを、板材の孔に組み付ける過程を示す
断面図である。
【図5】同図(a) は、従来のワンタッチグロメットを示
す断面図、同図(b) は、上記従来のワンタッチグロメッ
トをを構成する係合リングの斜視図である。
【符号の説明】
A ワンタッチグロメット 1 グロメット本体 10 胴体 11 鏡板 12 電線束固定部 12a 通孔 13 挿入部 14 当接部 2 係合リング 20 筒体 21 弾性係合片

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線束に固定されて、当該電線束とともに
    ワイヤーハーネスを構成し、板材に穿設した孔に嵌合さ
    れて、ワイヤーハーネスを板材に対して固定するワンタ
    ッチグロメットにおいて、 肉厚環状で、かつその外径が板材の孔の内径より大きい
    胴体と、この胴体の一方の端面より内方へ延設された薄
    膜状の鏡板と、この鏡板上に形成された、上記電線束が
    挿通され、固定される電線束固定部と、上記胴体の、鏡
    板が形成された側と反対側の端部に形成された、板材の
    孔の内周面に内接しうる外径を有する環状体からなる、
    上記孔への挿入部とを、柔軟な材料により一体形成し、
    かつ挿入部と胴体との段差面に板材表面への当接部を設
    けたグロメット本体と、 上記グロメット本体の環状の胴体に、その一端部が当該
    胴体の外に突出するように内嵌される筒体と、この筒体
    の、胴体の外に突出した一端部から、径方向外方で、か
    つグロメット本体の段差面の方向に延設された、複数枚
    の弾性係合片とを、硬質でかつ弾性を有する材料により
    一体形成した係合リングと、 を備え グロメット本体の電線束固定部が、電線束の挿通される
    通孔を有し、鏡板表面から、胴体と反対の方向に突設さ
    れた、横方向の力に対して変形可能な筒体により構成さ
    れてい ることを特徴とするワンタッチグロメット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワンタッチグロメットにお
    いて、係合リングの弾性係合片が、筒体の直径の10%
    以上の幅を有することを特徴とするワンタッチグロメッ
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