JP3151534B2 - 押ボタンスイッチ及びその製造方法 - Google Patents
押ボタンスイッチ及びその製造方法Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H2229/00—Manufacturing
- H01H2229/044—Injection moulding
Landscapes
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、防水性を有する密閉構
造の押ボタンスイッチ及びその製造方法の改良に関する
ものである。
造の押ボタンスイッチ及びその製造方法の改良に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の押ボタンスイッチは、一般に、
内面底部に複数の固定接点を有する絶縁性のホルダと、
これらの固定接点に対向して配置されるようにホルダ内
に配置されたドーム状の板ばね製可動接点と、ホルダに
取付けられ可動接点を固定接点に押付けるステムとから
成っている。
内面底部に複数の固定接点を有する絶縁性のホルダと、
これらの固定接点に対向して配置されるようにホルダ内
に配置されたドーム状の板ばね製可動接点と、ホルダに
取付けられ可動接点を固定接点に押付けるステムとから
成っている。
【０００３】従来技術の押ボタンスイッチは、防水性を
付与するために、可動接点に係合するインナステム部を
取付けた可撓性密閉シート部材と、この可撓性密閉シー
ト部材の上に水密を保って取付けられた金属カバーと、
この金属カバー内に昇降自在に設けられたアウタステム
部とを備え、可撓性密閉シートは、弾力性を有する粘着
シートを介してホルダに取付けられ、金属カバーは、可
撓性密閉シートをホルダの係合面に押付けるように固定
ピンを加締めて取付けられている。
付与するために、可動接点に係合するインナステム部を
取付けた可撓性密閉シート部材と、この可撓性密閉シー
ト部材の上に水密を保って取付けられた金属カバーと、
この金属カバー内に昇降自在に設けられたアウタステム
部とを備え、可撓性密閉シートは、弾力性を有する粘着
シートを介してホルダに取付けられ、金属カバーは、可
撓性密閉シートをホルダの係合面に押付けるように固定
ピンを加締めて取付けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の押ボタンスイッチでは、防水性を付与するために、ス
テムを取付けるための金属カバーと別個に可撓性密閉シ
ート部材を必要とする上に内外のステム部を必要とする
ので、部品点数が増加し、また可撓性密閉シート部材を
ホルダに水密を保って取付けるために、特殊な粘着シー
トを必要とし、組立が複雑となって高価となる欠点があ
った。
の押ボタンスイッチでは、防水性を付与するために、ス
テムを取付けるための金属カバーと別個に可撓性密閉シ
ート部材を必要とする上に内外のステム部を必要とする
ので、部品点数が増加し、また可撓性密閉シート部材を
ホルダに水密を保って取付けるために、特殊な粘着シー
トを必要とし、組立が複雑となって高価となる欠点があ
った。
【０００５】本発明の１つの目的は、少ない部品点数で
組立が簡単であり、且つ防水性を有する押ボタンスイッ
チを提供することにある。
組立が簡単であり、且つ防水性を有する押ボタンスイッ
チを提供することにある。
【０００６】本発明の他の目的は、少ない部品点数で防
水性を有する押ボタンスイッチを簡単な工程で容易に製
造することができる押ボタンスイッチの製造方法を提供
することにある。
水性を有する押ボタンスイッチを簡単な工程で容易に製
造することができる押ボタンスイッチの製造方法を提供
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の１つの課題解決
手段は、内面底部に複数の固定接点を有する絶縁性のホ
ルダと、これらの固定接点に対向して配置されるように
ホルダ内に配置された板ばね製可動接点と、ホルダに取
付けられ可動接点を固定接点に押付けるステムとから成
る押ボタンスイッチにおいて、ホルダは、固定接点を有
するプラスチック製インナホルダ部とこのインナホルダ
部を被せるように設けられたプラスチック製アウタホル
ダ部とから成り、ステムは、プラスチック製ステム本体
とこのステム本体のまわりに薄肉撓み部を介して一体に
形成された弾性プラスチック製環状取付部とから成り、
この環状取付部は、インナホルダ部とアウタホルダ部と
の間でアウタホルダ部に融着して取付けられていること
を特徴とする押ボタンスイッチを提供することにある。
手段は、内面底部に複数の固定接点を有する絶縁性のホ
ルダと、これらの固定接点に対向して配置されるように
ホルダ内に配置された板ばね製可動接点と、ホルダに取
付けられ可動接点を固定接点に押付けるステムとから成
る押ボタンスイッチにおいて、ホルダは、固定接点を有
するプラスチック製インナホルダ部とこのインナホルダ
部を被せるように設けられたプラスチック製アウタホル
ダ部とから成り、ステムは、プラスチック製ステム本体
とこのステム本体のまわりに薄肉撓み部を介して一体に
形成された弾性プラスチック製環状取付部とから成り、
この環状取付部は、インナホルダ部とアウタホルダ部と
の間でアウタホルダ部に融着して取付けられていること
を特徴とする押ボタンスイッチを提供することにある。
【０００８】本発明の他の課題解決手段は、内面底部に
複数の固定接点を有する絶縁性のホルダと、これらの固
定接点に対向して配置されるようにホルダ内に配置され
たドーム状可動接点と、ホルダに取付けられ可動接点を
固定接点に押付けるステムとから成る押ボタンスイッチ
を製造する方法において、ホルダ用として固定接点を有
するプラスチック製のインナホルダ部を予め形成し、ま
たステムをプラスチック製ステム本体とこのステム本体
のまわりに薄肉撓み部を介して一体に形成された弾性プ
ラスチック製環状取付部とで形成し、このステムのステ
ム本体が可動接点に係合するように環状取付部をインナ
ホルダ部の上に載せ、その後、ステムの環状取付部がイ
ンナホルダ部とアウタホルダ部との間で挟まれてアウタ
ホルダ部に融着されるように、インナホルダ部とステム
の環状取付部を包んでアウタホルダ部を射出成形してイ
ンナホルダ部とアウタホルダ部とでホルダを形成するこ
とを特徴とする押ボタンスイッチの製造方法を提供する
ことにある。
複数の固定接点を有する絶縁性のホルダと、これらの固
定接点に対向して配置されるようにホルダ内に配置され
たドーム状可動接点と、ホルダに取付けられ可動接点を
固定接点に押付けるステムとから成る押ボタンスイッチ
を製造する方法において、ホルダ用として固定接点を有
するプラスチック製のインナホルダ部を予め形成し、ま
たステムをプラスチック製ステム本体とこのステム本体
のまわりに薄肉撓み部を介して一体に形成された弾性プ
ラスチック製環状取付部とで形成し、このステムのステ
ム本体が可動接点に係合するように環状取付部をインナ
ホルダ部の上に載せ、その後、ステムの環状取付部がイ
ンナホルダ部とアウタホルダ部との間で挟まれてアウタ
ホルダ部に融着されるように、インナホルダ部とステム
の環状取付部を包んでアウタホルダ部を射出成形してイ
ンナホルダ部とアウタホルダ部とでホルダを形成するこ
とを特徴とする押ボタンスイッチの製造方法を提供する
ことにある。
【０００９】本発明の更に他の課題解決手段は、上記の
押ボタンスイッチを製造する方法であって、ステムはイ
ンナホルダ部の内周面に係入する位置決め突起を有し、
このステムをインナホルダ部の上に載せる際に、その位
置決め突起をインナホルダ部の内周面に係入してステム
をインナホルダ部の正しい位置に設定することを特徴と
する押ボタンスイッチの製造方法を提供することにあ
る。
押ボタンスイッチを製造する方法であって、ステムはイ
ンナホルダ部の内周面に係入する位置決め突起を有し、
このステムをインナホルダ部の上に載せる際に、その位
置決め突起をインナホルダ部の内周面に係入してステム
をインナホルダ部の正しい位置に設定することを特徴と
する押ボタンスイッチの製造方法を提供することにあ
る。
【００１０】
【作用】このように、ホルダを予め形成されたインナホ
ルダ部とこのインナホルダ部を包むように射出成形等に
よって設けられるアウタホルダ部とから形成し、またス
テムをステム本体とこのステム本体に薄肉撓み部を介し
て一体に形成される環状取付部とで形成し、ステムをそ
の環状取付部をインナホルダ部とアウタホルダ部との間
に挟むようにアウタホルダ部に融着等によって取付ける
と、ステムとその取付部材とが一体となって部品点数が
著しく少なく、またステムは、その環状取付部がアウタ
ホルダ部に水密を保って取付けられるので、簡単な工程
で容易に組立てることができる。
ルダ部とこのインナホルダ部を包むように射出成形等に
よって設けられるアウタホルダ部とから形成し、またス
テムをステム本体とこのステム本体に薄肉撓み部を介し
て一体に形成される環状取付部とで形成し、ステムをそ
の環状取付部をインナホルダ部とアウタホルダ部との間
に挟むようにアウタホルダ部に融着等によって取付ける
と、ステムとその取付部材とが一体となって部品点数が
著しく少なく、またステムは、その環状取付部がアウタ
ホルダ部に水密を保って取付けられるので、簡単な工程
で容易に組立てることができる。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図１及び図２は本発明の方法によって組立てられ
た押ボタンスイッチ１０を示し、この押ボタンスイッチ
１０は、内面底部に複数の固定接点１２、１２’及び１
４を有する絶縁性のホルダ１６と、これらの固定接点１
２、１２’、１４に対向して配置されるようにホルダ１
６内に配置されたドーム状の板ばね製可動接点１８と、
ホルダ１６に取付けられ可動接点１８を固定接点１２、
１２’と１４とに跨がって押付けるステム２０とから成
っている。
ると、図１及び図２は本発明の方法によって組立てられ
た押ボタンスイッチ１０を示し、この押ボタンスイッチ
１０は、内面底部に複数の固定接点１２、１２’及び１
４を有する絶縁性のホルダ１６と、これらの固定接点１
２、１２’、１４に対向して配置されるようにホルダ１
６内に配置されたドーム状の板ばね製可動接点１８と、
ホルダ１６に取付けられ可動接点１８を固定接点１２、
１２’と１４とに跨がって押付けるステム２０とから成
っている。
【００１２】図示の実施例では、図２乃至図４に示すよ
うに、固定接点１２、１２’は、固定接点１４の両側に
配置され、固定接点１２、１２’は、連結片２２、２
２’を介してリード端子２４となる導体片２４Ａに連結
され、また固定接点１４は、連結片２６を介してリード
端子２８となる導体片２８Ａに連結されている。
うに、固定接点１２、１２’は、固定接点１４の両側に
配置され、固定接点１２、１２’は、連結片２２、２
２’を介してリード端子２４となる導体片２４Ａに連結
され、また固定接点１４は、連結片２６を介してリード
端子２８となる導体片２８Ａに連結されている。
【００１３】ドーム状の可動接点１８は、図２に示すよ
うに、固定接点１２、１２’に周縁が係合するように配
置され、後にのべるステム２０によって中央が撓むよう
に押付けられて固定接点１４にも係合して固定接点１
２、１２’と１４とを電気的に導通する。
うに、固定接点１２、１２’に周縁が係合するように配
置され、後にのべるステム２０によって中央が撓むよう
に押付けられて固定接点１４にも係合して固定接点１
２、１２’と１４とを電気的に導通する。
【００１４】ホルダ１６は、固定接点１２、１２’、１
４を有するプラスチック製インナホルダ部３０と、この
インナホルダ部３０を被せるように設けられたプラスチ
ック製アウタホルダ部３２とから成っている。インナホ
ルダ部３０は、固定接点１２、１２’、１４及びそれに
連続するリード端子２４、２８をインサートするように
ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）から射出成形し
て形成される。アウタホルダ部３２は、インナホルダ部
３０とドーム状可動接点１８を挟んでインナホルダ部３
０の上に配置されたステム２０の環状取付部とを包むよ
うに射出成形してステム２０の環状取付部を融着するよ
うに設けられるが、その詳細は後にのべる。
４を有するプラスチック製インナホルダ部３０と、この
インナホルダ部３０を被せるように設けられたプラスチ
ック製アウタホルダ部３２とから成っている。インナホ
ルダ部３０は、固定接点１２、１２’、１４及びそれに
連続するリード端子２４、２８をインサートするように
ポリブチレンテレフタレート（ＰＢＴ）から射出成形し
て形成される。アウタホルダ部３２は、インナホルダ部
３０とドーム状可動接点１８を挟んでインナホルダ部３
０の上に配置されたステム２０の環状取付部とを包むよ
うに射出成形してステム２０の環状取付部を融着するよ
うに設けられるが、その詳細は後にのべる。
【００１５】ステム２０は、特に図２及び図３に詳細に
示すように、プラスチック製ステム本体３４と、このス
テム本体３４のまわりに薄肉撓み部３６を介して一体に
形成されたプラスチック製環状取付部３８とから成って
いる。このステム２０は、インナホルダ部３０と同じ材
料であるＰＢＴにゴム成分が配合され一般的にポリエス
テルエラストマーと呼ばれる弾性プラスチックから射出
成形して形成される。尚、図２から解るように、環状取
付部３８の内面には環状の位置決め突起４０が一体に設
けられ、この突起４０は、後にのべるように、ステム２
０をホルダ１６のインナホルダ部３０に対して正しい位
置に設定する機能を有する。
示すように、プラスチック製ステム本体３４と、このス
テム本体３４のまわりに薄肉撓み部３６を介して一体に
形成されたプラスチック製環状取付部３８とから成って
いる。このステム２０は、インナホルダ部３０と同じ材
料であるＰＢＴにゴム成分が配合され一般的にポリエス
テルエラストマーと呼ばれる弾性プラスチックから射出
成形して形成される。尚、図２から解るように、環状取
付部３８の内面には環状の位置決め突起４０が一体に設
けられ、この突起４０は、後にのべるように、ステム２
０をホルダ１６のインナホルダ部３０に対して正しい位
置に設定する機能を有する。
【００１６】次に、本発明の押ボタンスイッチ１０の製
造方法を詳細にのべる。先ず、図４に示すように、銅の
如き金属ストリップを打抜いて形成された１対の導体片
２４Ａ、２８Ａとこれらの導体片２４Ａ、２８Ａに連結
片２２、２２’２６を介して一体に連結され長手方向に
間隔をあけて形成された複数組の固定接点１２、１２’
及び１４とを含む端子素材４２を用意する。次いで、図
５に示すように、この端子素材４２をインサートしてイ
ンナホルダ部３０を先にのべたように射出成形する。
尚、図５から解るように、固定接点の組を有する部分毎
に射出成形して１度に複数のインナホルダ部３０を同時
に形成する。また、図５から解るように、このインナホ
ルダ部３０は、略正方形状の基台部分３０Ａとその上に
形成された浅い円筒形部分３０Ｂとから成り、円筒形部
分３０Ａの内面には相対する縦溝４４、４４’が形成さ
れている。これらの縦溝４４、４４’は、先にのべた両
側の固定接点１２、１２’がインナホルダ部３０の成形
時にその内周面に形成されるばりから逃げるために設け
られている。
造方法を詳細にのべる。先ず、図４に示すように、銅の
如き金属ストリップを打抜いて形成された１対の導体片
２４Ａ、２８Ａとこれらの導体片２４Ａ、２８Ａに連結
片２２、２２’２６を介して一体に連結され長手方向に
間隔をあけて形成された複数組の固定接点１２、１２’
及び１４とを含む端子素材４２を用意する。次いで、図
５に示すように、この端子素材４２をインサートしてイ
ンナホルダ部３０を先にのべたように射出成形する。
尚、図５から解るように、固定接点の組を有する部分毎
に射出成形して１度に複数のインナホルダ部３０を同時
に形成する。また、図５から解るように、このインナホ
ルダ部３０は、略正方形状の基台部分３０Ａとその上に
形成された浅い円筒形部分３０Ｂとから成り、円筒形部
分３０Ａの内面には相対する縦溝４４、４４’が形成さ
れている。これらの縦溝４４、４４’は、先にのべた両
側の固定接点１２、１２’がインナホルダ部３０の成形
時にその内周面に形成されるばりから逃げるために設け
られている。
【００１７】一方、図２及び図５に示すように、予め別
に形成されたドーム状板ばね製可動接点１８をインナホ
ルダ部３０の固定接点１２、１２’に係合するように配
置し、更にこの可動接点１８にステム本体３４が係合す
るように予め別に成形されたステム２０の環状取付部３
８をインナホルダ部３０の浅い円筒部分３０Ｂの上に載
せる。この場合、ステム２０の位置決め突起４０は、図
３に示すように、インナホルダ部３０の内周面に係入す
るので、ステム２０は、インナホルダ部３０に対して自
動的に正しい位置に設定される。
に形成されたドーム状板ばね製可動接点１８をインナホ
ルダ部３０の固定接点１２、１２’に係合するように配
置し、更にこの可動接点１８にステム本体３４が係合す
るように予め別に成形されたステム２０の環状取付部３
８をインナホルダ部３０の浅い円筒部分３０Ｂの上に載
せる。この場合、ステム２０の位置決め突起４０は、図
３に示すように、インナホルダ部３０の内周面に係入す
るので、ステム２０は、インナホルダ部３０に対して自
動的に正しい位置に設定される。
【００１８】このようにして、インナホルダ部３０の上
にステム２０を載せた後、図２及び図３に示すように、
インナホルダ部３０とステム２０の環状取付部３８とを
包むようにアウタホルダ部３２を射出成形する。このア
ウタホルダ部３２は、インナホルダ部３０及びステム２
０の環状取付部３８を融着するような材料、例えばイン
ナホルダ部３０と同じＰＢＴから成形される。
にステム２０を載せた後、図２及び図３に示すように、
インナホルダ部３０とステム２０の環状取付部３８とを
包むようにアウタホルダ部３２を射出成形する。このア
ウタホルダ部３２は、インナホルダ部３０及びステム２
０の環状取付部３８を融着するような材料、例えばイン
ナホルダ部３０と同じＰＢＴから成形される。
【００１９】既にのべたように、ステム２０の環状取付
部３８は、ＰＢＴにゴム成分を配合した弾性プラスチッ
クから作られているので、インナホルダ部３０とステム
２０の環状取付部３８とを包むようにアウタホルダ部３
２を射出成形すると、ステム２０の弾性を有する環状取
付部３８はインナホルダ部３０に水密を保って密着する
上にアウタホルダ部３２に図２及び図３の太線で示され
た密着面４６で融着し、従って防水性を有する密閉構造
の押ボタンスイッチ１０が形成される。
部３８は、ＰＢＴにゴム成分を配合した弾性プラスチッ
クから作られているので、インナホルダ部３０とステム
２０の環状取付部３８とを包むようにアウタホルダ部３
２を射出成形すると、ステム２０の弾性を有する環状取
付部３８はインナホルダ部３０に水密を保って密着する
上にアウタホルダ部３２に図２及び図３の太線で示され
た密着面４６で融着し、従って防水性を有する密閉構造
の押ボタンスイッチ１０が形成される。
【００２０】端子素材４２で連続している複数の押ボタ
ンスイッチ１０は、導体片２４Ａ、２８Ａの中間部分で
切断し成形した後、ホルダ１６の外面から突出する部分
を図１乃至図３に示すように下向きに折曲げてそれぞれ
防水性を有する単一の押ボタンスイッチ１０として分割
して完成される。
ンスイッチ１０は、導体片２４Ａ、２８Ａの中間部分で
切断し成形した後、ホルダ１６の外面から突出する部分
を図１乃至図３に示すように下向きに折曲げてそれぞれ
防水性を有する単一の押ボタンスイッチ１０として分割
して完成される。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、ステム
をステム本体とこのステム本体に薄肉撓み部を介して一
体に形成される環状取付部とで形成したので、ステムと
その取付部材とが一体となって部品点数が著しく減少
し、またホルダを予め形成されたインナホルダ部とこの
インナホルダ部を包むように射出成形等によって設けら
れるアウタホルダ部とから形成し、ステムの環状取付部
をインナホルダ部とアウタホルダ部との間に挟むように
アウタホルダ部に熱融着等によって取付けるので、ステ
ムは、その環状取付部がアウタホルダ部に水密を保って
取付けられるから防水性を有する押ボタンスイッチを簡
単な工程で容易に組立てることができる実益がある。
をステム本体とこのステム本体に薄肉撓み部を介して一
体に形成される環状取付部とで形成したので、ステムと
その取付部材とが一体となって部品点数が著しく減少
し、またホルダを予め形成されたインナホルダ部とこの
インナホルダ部を包むように射出成形等によって設けら
れるアウタホルダ部とから形成し、ステムの環状取付部
をインナホルダ部とアウタホルダ部との間に挟むように
アウタホルダ部に熱融着等によって取付けるので、ステ
ムは、その環状取付部がアウタホルダ部に水密を保って
取付けられるから防水性を有する押ボタンスイッチを簡
単な工程で容易に組立てることができる実益がある。
【図１】本発明の製造方法によって製造された押ボタン
スイッチの斜視図である。
スイッチの斜視図である。
【図２】本発明の製造方法によって製造された押ボタン
スイッチの固定接点が並んでいる方向の断面図である。
スイッチの固定接点が並んでいる方向の断面図である。
【図３】本発明の製造方法によって製造された押ボタン
スイッチの固定接点が並んでいる方向に対し直角の方向
の断面図である。
スイッチの固定接点が並んでいる方向に対し直角の方向
の断面図である。
【図４】本発明の製造方法に用いられる端子素材の一部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図５】本発明の製造方法の途中の過程を分解して示す
斜視図である。
斜視図である。
１０ 押ボタンスイッチ １２ 固定接点 １２’ 固定接点 １４ 固定接点 １６ ホルダ １８ ドーム状の板ばね製可動接点 ２０ ステム ２２ 連結片 ２２’ 連結片 ２４ リード端子 ２４Ａ 導体片 ２６ 連結片 ２８ リード端子 ３０ インナホルダ部 ３２ アウタホルダ部 ３４ ステム本体 ３６ 薄肉撓み部 ３８ 環状取付部 ４０ 位置決め突起 ４２ 端子素材 ４４ 縦溝 ４４’ 縦溝 ４６ 密着面
Claims (3)
- 【請求項１】 内面底部に複数の固定接点を有する絶縁
性のホルダと、前記固定接点に対向して配置されるよう
に前記ホルダ内に配置された板ばね製可動接点と、前記
ホルダに取付けられ可動接点を前記固定接点に押付ける
ステムとから成る押ボタンスイッチにおいて、前記ホル
ダは、前記固定接点を有するプラスチック製インナホル
ダ部と前記インナホルダ部を被せるように設けられたプ
ラスチック製アウタホルダ部とから成り、前記ステム
は、プラスチック製ステム本体と前記ステム本体のまわ
りに薄肉撓み部を介して一体に形成された弾性プラスチ
ック製環状取付部とから成り、前記環状取付部は、前記
インナホルダ部とアウタホルダ部との間で前記アウタホ
ルダ部に融着して取付けられていることを特徴とする押
ボタンスイッチ。 - 【請求項２】 内面底部に複数の固定接点を有する絶縁
性のホルダと、前記固定接点に対向して配置されるよう
に前記ホルダ内に配置された板ばね製可動接点と、前記
ホルダに取付けられ前記可動接点を前記固定接点に押付
けるステムとから成る押ボタンスイッチを製造する方法
において、前記ホルダ用として前記固定接点を有するプ
ラスチック製のインナホルダ部を予め形成し、また前記
ステムは、プラスチック製ステム本体と前記ステム本体
のまわりに薄肉撓み部を介して一体に形成された弾性プ
ラスチック製環状取付部とで形成し、前記ステムの前記
ステム本体が前記可動接点に係合するように前記環状取
付部を前記インナホルダ部の上に載せ、その後、前記ス
テムの環状取付部が前記インナホルダ部とアウタホルダ
部との間で挟まれて前記アウタホルダ部に融着されるよ
うに、前記インナホルダ部と前記ステムの環状取付部と
を包んでアウタホルダ部を射出成形して前記インナホル
ダ部と前記アウタホルダ部とで前記ホルダを形成するこ
とを特徴とする押ボタンスイッチの製造方法。 - 【請求項３】 前記ステムは前記インナホルダ部の内周
面に係入する位置決め突起を有し、前記ステムを前記イ
ンナホルダ部の上に載せる際に前記位置決め突起を前記
インナホルダ部の内周面に係入して前記ステムを前記イ
ンナホルダ部の正しい位置に設定することを特徴とする
請求項２に記載の押ボタンスイッチの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20571691A JP3151534B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 押ボタンスイッチ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20571691A JP3151534B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 押ボタンスイッチ及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0528875A JPH0528875A (ja) | 1993-02-05 |
| JP3151534B2 true JP3151534B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=16511510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20571691A Expired - Fee Related JP3151534B2 (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 押ボタンスイッチ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3151534B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9772560B2 (en) | 2014-08-05 | 2017-09-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Light source apparatus, illumination device, exposure apparatus, and device manufacturing method |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10114499B4 (de) * | 2001-03-25 | 2008-07-24 | Egon Feldema | Kurzhubtaster |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP20571691A patent/JP3151534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9772560B2 (en) | 2014-08-05 | 2017-09-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Light source apparatus, illumination device, exposure apparatus, and device manufacturing method |
| US10216092B2 (en) | 2014-08-05 | 2019-02-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Light source apparatus, illumination device, exposure apparatus, and device manufacturing method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0528875A (ja) | 1993-02-05 |
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