JP3151454U - 南側(東側・西側)に面するアプローチテラスと住戸玄関を備えた集合住宅 - Google Patents

南側(東側・西側)に面するアプローチテラスと住戸玄関を備えた集合住宅 Download PDF

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Abstract

【課題】直射日光の当たる明るく開放的な住戸玄関廻りや共用空間をもち、広いテラス空間をもち、外部に対し完全なプライバシーを保つ寝室の配置が可能な住棟構造を提供する。【解決手段】住棟の主に南面の主採光側に面して共用階段と巾5m内外、奥行4m内外を確保したアプローチテラスが互いに接する形態で配置され、共用階段に接してEVが配置され、住戸内側にアプローチテラスと接する形態で住戸玄関が配置されかつアプローチテラスと住戸玄関に接する形態でリビングダイニングが配置された住戸構成とし、最上階において玄関アプローチを主に南側とするセットバック処理を用いた住戸もしくは共用用途空間を構成した複数階を持つ集合住宅構造とした。【選択図】図3

Description

本発明は複数の住戸からなる集合住宅の構造に関する。
従来の各住戸玄関の構造:
集合住宅における各住戸玄関の配置は図1に示す様な一般的な片廊下型集合住宅の場合、直射日光が当たり難い北面に置かれることが多い。これはメインバルコニーやリビングダイニング等の居室に直射日光が当たることを優先し、それらを主採光面である南面や東面や西面に配置した結果である。よって、各住戸玄関や共用廊下は必然的に非主採光面である北面に主に配置され、暗い雰囲気になりやすい構造となっている。又、図2に示す様な一般的な階段室型集合住宅の各住戸玄関の配置は住戸の中央部側面に置かれるが、共用階段は住棟に深く貫入する形態となり、玄関廻りは同様に暗い雰囲気になりやすい構造となっている。
従来の各住戸バルコニーの構造:
集合住宅における各住戸バルコニーの奥行は2m以下の構造が主である。これは建築基準法における容積率算定床面積の法的取扱いに起因し、それ以上の奥行を採用すると結果的に販売床面積の減少となり事業者の採算悪化となることが主因である。しかしながら、従来から入居者側としてはガーデニングや日曜大工等の趣味空間、ホームパーティーを催す空間として有効な奥行を確保した庭の様なテラス空間を望んでいる。
従来の共用廊下・階段の構造:
上記0002に記した理由より、集合住宅における共用廊下・階段の配置は非主採光面である北面に主に配置される。よって直射日光が当たる事の無い空間となりやすく、南面に比べ暗い雰囲気となっている。又、図1に示す様な一般的な片廊下型集合住宅の場合、必然的に共用廊下に面して主寝室・寝室が配置されるがプライバシーの観点としては好ましくない状況である。又、図1に示す様に共用廊下と寝室の間に2m幅内外の吹抜を設ける場合があるが、上記の問題が多少緩和される程度でプライバシーの解決には至らない。又、図2に示す様な一般的な階段室型集合住宅の場合は、共用階段は住棟に深く貫入する形態となり、暗い雰囲気になりやすい構造となっている。
従来の共用廊下・階段の構造と建築基準法・都市計画法による建築制限:
上記0002に記した理由より図1に示す様な一般的な片廊下型集合住宅の場合、集合住宅における共用廊下・階段・各住戸玄関の配置は主に北面に配置される。又、建築基準法・都市計画法による高度斜線規制・日影規制等により計画建物は主に北側から建築制限を受けることになりやすい。これらの状況より計画建物の階数決定は北側共用廊下の計画位置によることが多い。又、更なる上階建築を意図する場合、上記建築制限範囲内におけるセットバック計画となるが、メーターボックス・EV・共用階段・共用廊下の配置や防水納まりが困難である為、合理的な計画となり難く有効な販売床面積の創出が困難である。
従来の住戸内部専用廊下と寝室の配置:
図1、図2に示す様な一般的な集合住宅の場合、住戸内部専用廊下の配置は主に北面に配される玄関と南面(東面・西面)に配されるリビングダイニングを繋ぎそれに寝室・洗面所・便所等の各諸室が接する形態となっている。この場合寝室内の入居者は専用廊下を経由して直接玄関まで行くことが可能な為、団欒の場であるリビングダイニングを経る必要が無い。
各住戸玄関廻り・各住戸テラス廻り・共用廊下・共用階段を直射日光の当たりやすい形態に計画することで、それらの空間に明るさや開放感を与え、そのことが入居者家族の生活や来客者・近隣住戸とのコミュニティーに明るさや潤いを提供する事。
各住戸バルコニーの奥行を2m以上に拡大し、かつその部分が建築基準法における容積率算定床面積の不算入として取扱うことが可能な構造とすることで、入居者にガーデニングや日曜大工等の作業、ホームパーティーの開催等が可能なテラス空間を提供する事。
各住戸内専用廊下の配置について、各寝室から玄関まで直接到達可能とせずに団欒の場であるリビングダイニングを経由させることで入居者家族間のコミュニケーションの良化が期待できる空間を提供する事。
主寝室・寝室等の居室が外部に対し完全なプライバシーを保つことが可能な住棟構造を提供する事。
集合住宅の計画において更なる販売床面積の拡大は、当該集合住宅建設の事業主が民間の分譲マンションディベロッパーによるものであれば、一住戸あたりの販売価格の低下に貢献する要素になり得る。従来の集合住宅における共用廊下・共用階段・EVの配置構成を変えることで、建築基準法・都市計画法等法令に適合しかつ更なる販売床面積として有効な空間の創出を図る事。
上記課題を達成する為、請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4、の発明は図3・図4・図6・図7・図8・図9・図10・図11に示す様に1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、共用階段(4)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、EV(5)を同共用階段に接して配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同共用階段と同アプローチテラスの接する部分において門扉(13)を設置し、その両側に床から天井まで構成される側壁(17)を設置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラス内に同住戸玄関に近接して避難用ドア(15)又はメーターボックス(6)を設置する。又、住戸内の室配置として、同アプローチテラスと同住戸玄関に面する形でリビングダイニング(22)を配置、同アプローチテラスと同リビングダイニング間の外壁面には開放性の高いアルミサッシ(14)と雨戸(16)を設置する。同リビングダイニングより北側には複数の寝室(24)や洗面所、便所等が配置され、同リビングダイニングと各諸室をつなぐ形で適宜専用廊下(27)が配置される。これらの構成により、住戸外部空間においては入居者が同住戸玄関に南側(東側・西側)に面した同アプローチテラスより到達する事となり、住戸内部空間においては各寝室から同リビングダイニング経由にて同住戸玄関に到達する事となる。以上を特徴とする。
上記課題を達成する為、請求項5の発明は住棟南面(東面・西面)に共用階段(4)・EV(5)・アプローチテラス(8・9)・住戸玄関(26)・メーターボックス(6)が配置される。以上を特徴とする。
上記0012に示した解決手段を用いることで、住戸玄関(26)・アプローチテラス(8・9)・共用階段(4)・EV(5)の空間が住棟南面(東面・西面)に配置されるので、各住戸入居者は直射日光の当るそれらの空間に身を置くことで明るさや開放感を感じることができ、それは入居者家族の生活や来客者・近隣住戸とのコミュニティーに明るさや潤いを与える効果が期待できる。
従来の一般的なバルコニーにおいて、それを奥行2m以上の構造とした場合は、屋外面から2mを超える範囲の面積を容積率算定床面積に含める必要がある為、その面積分が販売床面積の減少となっていたが、本発明ではアプローチテラス(8・9)に面して住戸玄関(26)と共用階段(4)を配置し、同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)又は避難用ドア(15)を設置することで同アプローチテラスの屋外面から2mを超える範囲(9)を建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われる部分とすることが可能となる為、同アプローチテラスを販売床面積の減少を起こさずに間口5m内外・奥行4m内外を確保した空間とすることが可能となる。よって、ガーデニングや日曜大工等の作業・ホームパーティーの開催等を行うことが可能な十分な広さを確保できる。又、同アプローチテラスと住戸内リビングダイニング(22)間の開放性の高いアルミサッシ(14)を十分に開放した場合、入居者は空間的・視覚的に同アプローチテラスと同リビングダイニングの一体感を感じることが可能である。
上記0012に示した解決手段を用いることで、本発明では住戸内部において入居者は各寝室(24)から住戸玄関(26)に行く場合、団欒の場であるリビングダイニング(22)を経由する事となる。又、同リビングダイニングに居る入居者は住戸から出宅・帰宅する家族の動向を直接感じとる事が可能である。これは一例として平日の勤務先・学校等への出勤・通学時間帯に、朝日が差込む明るく開放的な同リビングダイニング・同住戸玄関・アプローチテラス(8・9)・共用階段(4)・EV(5)といった一連の空間の中において、活気のある朝食・出勤・通学等の家族風景を期待させるべく、入居者に従来の集合住宅の構造よりも密な家族間コミュニケーションをとることが可能な空間を提供できる。
上記0013に示した解決手段を用いることで、本発明では主採光面である住棟南面(東面・西面)において共用階段(4)やEV(5)から住戸玄関(26)に至る導線計画となる為、非主採光面である北面に共用廊下や共用階段を配置する必要がなくなる。よって主に北面に配置される寝室(24)等の居室は外部に対し完全にプライベートな空間とすることが可能になる。
上記0013に示した解決手段を用いることで、本発明では図12に示す様に各階の各住戸玄関アプローチが都市計画法等法・建築基準法による高度斜線又は日影規制等の建築制限(33)の少ない南面(東面・西面)となる住棟構造となる為、敷地条件により最上階において従来の集合住宅において建築可能な階数から北側からのセットバック処理を併用しつつ1〜3層程度の住戸(2)又は共用用途空間(28)を同建築制限の範囲内にて南面(東面・西面)からのアプローチとして建築可能である。その場合、従来の集合住宅において建築が困難であった住戸又は共用用途空間の範囲(34)に販売床面積として有効な住戸又は共用用途空間を平易に建築することが可能となる。
図3・図4に示す本発明の実施の形態1について、1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、共用階段(4)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、EV(5)を同共用階段の中央に配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラス内に同住戸玄関に近接して避難用ドア(15)を設置する。同避難用ドアは隣戸住戸(2)のアプローチテラス(8・9)にも面して設置されており、これにより、1戸の住戸(2)の入居者が非常時に2つの異なる共用階段(4)に行くことが可能な導線計画となる為、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる。
図3・図4に示す本発明の実施の形態1について、アプローチテラス(8・9)は従来の一般的集合住宅における住戸バルコニーの機能と住戸玄関ポーチの機能を併せ持つものである。又、従来の設計手法の一例としてバルコニーに面して幅2m以上の吹抜をそのバルコニーの左右に配置することにより、建築基準法における開放廊下等の床面積除外の取扱いによる間口4m以下かつ奥行4m以下とした容積率算定床面積外のバルコニーを計画する場合があるが、この場合間口・奥行共に4m以上とすることが建築基準法の解釈上不可能である。本発明は同アプローチテラス内に建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱う部分を導入したことによって間口5m内外・奥行4m内外の全体を容積率算定床面積外にすることが可能となることを大きな特徴としている。よって、住戸(2)の間口を大きくすることにより同アプローチテラスの間口を5m以上にすることも可能となる。
図3・図4に示す本発明の実施の形態1について、共用階段(4)とアプローチテラス(8・9)が接する部分において門扉(13)を設置し、その両側に床から天井まで構成される側壁(17)を設置する。同門扉は同アプローチテラスに住戸専用テラス的な風情を持たせかつ共用廊下としての機能を失わない為に鍵を取付けない構造とする。同共用階段には同アプローチテラスと住戸(2)への覗き込みを緩和させる為にルーバー(19)を設置する。又、これらの設備は同アプローチテラスにおいて同共用階段に対する適度なプライバシーの確保が目的であると同時に、住戸入居者が近隣住戸とコミュニケーションを適度にとることが可能な空間とする為に、各住戸の生活感が同共用階段において適度に感じとる事が可能な構造としている。
図3・図4に示す本発明の実施の形態1について、住戸内の室配置として、アプローチテラス(8・9)と住戸玄関(26)に面する形でリビングダイニング(22)を配置し、同アプローチテラスと同リビングダイニング間の外壁面には開放性の高いアルミサッシ(14)と雨戸(16)を設置する。同雨戸は住戸の防犯用に設置される。同住戸玄関には玄関ドア(10)が設置されるが、採光の為ガラス入りのドアが好ましい。同リビングダイニングより北側には複数の寝室(24)や洗面所、便所等が配置され、同リビングダイニングと各諸室を繋ぐ形で適宜専用廊下(27)が配置される。
図6に示す本発明の実施の形態2については、上記本発明の実施の形態1からメーターボックス(6)と避難用ドア(15)の配置と形態を変更したものである。1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、共用階段(4)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、EV(5)を同共用階段の中央に配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラスは同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)を設置する。同メーターボックスがこの位置に設置される理由は、第3者である検針者がアプローチテラス内の共用廊下部分(9)を経由して同メーターボックスに到達することが必然となることにより、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる為である。
図7に示す本発明の実施の形態3については、上記本発明の実施の形態1から共用階段(4)とEV(5)とメーターボックス(6)と避難用ドア(15)の配置と形態を変更したものである。1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、共用階段(4)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、EV(5)を同共用階段に接して配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラスは同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)を設置する。同メーターボックスがこの位置に設置される理由は、第3者である検針者がアプローチテラス内の共用廊下部分(9)を経由して同メーターボックスに到達することが必然となることにより、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる為である。
図8に示す本発明の実施の形態4については、上記本発明の実施の形態1から共用階段(4)とEV(5)とメーターボックス(6)と避難用ドア(15)の配置と形態を変更したものである。1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、EV(5)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、共用階段(4)を同EVに接して配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラスは同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)を設置する。同メーターボックスがこの位置に設置される理由は、第3者である検針者がアプローチテラス内の共用廊下部分(9)を経由して同メーターボックスに到達することが必然となることにより、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる為である。又、この実施の形態4の場合、同共用階段が住棟内に配置されるため、同アプローチテラスは同共用階段からの覗き込みの心配が無くなる。
図9に示す本発明の実施の形態5については、上記本発明の実施の形態1から共用階段(4)とEV(5)とメーターボックス(6)と避難用ドア(15)と柱(18)の配置と形態を変更したものである。1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、共用階段(4)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、EV(5)を同共用階段に接して配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラスは同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)を設置する。同メーターボックスがこの位置に設置される理由は、第3者である検針者がアプローチテラス内の共用廊下部分(9)を経由して同メーターボックスに到達することが必然となることにより、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる為である。
図10に示す本発明の実施の形態6については、上記本発明の実施の形態1から共用階段(4)とEV(5)とメーターボックス(6)と避難用ドア(15)と柱(18)の配置と形態を変更したものである。1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、共用階段(4)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、EV(5)を同共用階段に接して配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラスは同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)を設置する。同メーターボックスがこの位置に設置される理由は、第3者である検針者がアプローチテラス内の共用廊下部分(9)を経由して同メーターボックスに到達することが必然となることにより、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる為である。
図11に示す本発明の実施の形態7については、上記本発明の実施の形態1から共用階段(4)とEV(5)とメーターボックス(6)と避難用ドア(15)と柱(18)の配置と形態を変更したものである。1つの共用階段(4)に各階につき2戸以下の住戸(2)を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅(1)において、EV(5)を1戸の住戸(2)に対し主採光面である南面(東面・西面)に配置し、共用階段(4)を同EVに接して配置する。同共用階段の踊場部分に面しかつ主採光面である南面(東面・西面)に面する間口5m内外・奥行4m内外のアプローチテラス(8・9)を配置する。同アプローチテラスに面する住戸側には住戸玄関(26)を配置する。同アプローチテラスは同住戸玄関に近接してメーターボックス(6)を設置する。同メーターボックスがこの位置に設置される理由は、第3者である検針者がアプローチテラス内の共用廊下部分(9)を経由して同メーターボックスに到達することが必然となることにより、アプローチテラス内の共用廊下部分(9)は建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われることが可能となる為である。又、この実施の形態7の場合、同共用階段が住棟内に配置されるため、同アプローチテラスは同共用階段からの覗き込みの心配が無くなる。
図12に示す高度斜線又は日影規制等の建築制限(33)は、敷地形態や方位・当該敷地に定められた都市計画法や建築基準法による規制内容により角度や高さが変化する事となる。
従来の一般的な片廊下型集合住宅の構成の平面図である。 従来の一般的な階段室型集合住宅の構成の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る集合住宅の構成の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態1に係る集合住宅の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態3に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態4に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態5に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態6に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態7に係る集合住宅の構成の平面詳細図である。 本発明の実施の形態1に係る集合住宅の構成の断面図である。
1 集合住宅
2 住戸
3 共用廊下
4 共用階段
5 EV
6 メーターボックス
7 トランクルーム
8 アプローチテラス
9 アプローチテラス内の共用廊下部分
10 玄関ドア
11 バルコニー
12 吹抜
13 門扉
14 アルミサッシ
15 避難用ドア
16 雨戸
17 側壁
18 柱
19 ルーバー
20 手摺
21 ウッドデッキ
22 リビングダイニング
23 和室
24 寝室
25 台所
26 住戸玄関
27 専用廊下
28 共用用途空間
29 ルーフバルコニー
30 敷地境界線
31 専用庭
32 共用通路
33 高度斜線又は日影規制等の建築制限
34 従来の集合住宅において建築が困難であった住戸又は共用用途空間の範囲

Claims (5)

  1. 複数の住戸が共用階段もしくは共用廊下を介して接続された集合住宅における全棟もしくは棟の一部で、1つの共用階段に各階につき2戸以下の住戸を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅において、各住戸は住棟の南面を含む東面から西面までのいずれかの方位である主採光側に面して共用階段と奥行2m以上かつ間口3m以上で構成されかつ建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われる部分を内包したアプローチテラスが互いに接する形態で配置され、前記共用階段に接してEVが配置され、前記アプローチテラスと前記共用階段が接する部分に門扉が配置されかつその両側に側壁を有し、前記住戸内側に前記アプローチテラスと接する形態で住戸玄関が配置され、前記住戸玄関に近接して隣戸側のアプローチテラスに通じる避難用ドアが配置され、前記アプローチテラスと前記住戸玄関に接する形態でリビングダイニングが配置された構成を備える集合住宅構造。
  2. 複数の住戸が共用階段もしくは共用廊下を介して接続された集合住宅における全棟もしくは棟の一部で、1つの共用階段に各階につき2戸以下の住戸を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅において、各住戸は住棟の南面を含む東面から西面までのいずれかの方位である主採光側に面して共用階段と奥行2m以上かつ間口3m以上で構成されかつ建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われる部分を内包したアプローチテラスが互いに接する形態で配置され、前記共用階段に接してEVが配置され、前記アプローチテラスと前記共用階段が接する部分に門扉が配置されかつその両側に側壁を有し、前記住戸内側に前記アプローチテラスと接する形態で住戸玄関が配置され、前記住戸玄関に近接してメーターボックスが配置され、前記アプローチテラスと前記住戸玄関に接する形態でリビングダイニングが配置された構成を備える集合住宅構造。
  3. 複数の住戸が共用階段もしくは共用廊下を介して接続された集合住宅における全棟もしくは棟の一部で、1つの共用階段に各階につき2戸以下の住戸を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅において、各住戸は住棟の南面を含む東面から西面までのいずれかの方位である主採光側に面してEVと奥行2m以上かつ間口3m以上で構成されかつ建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われる部分を内包したアプローチテラスが配置され、前記EVと前記アプローチテラスに接して共用階段が配置され、前記アプローチテラスと前記共用階段が接する部分に門扉が配置されかつその両側に側壁を有し、前記住戸内側に前記アプローチテラスと接する形態で住戸玄関が配置され、前記住戸玄関に近接して隣戸側のアプローチテラスに通じる避難用ドアが配置され、前記アプローチテラスと前記住戸玄関に接する形態でリビングダイニングが配置された構成を備える集合住宅構造。
  4. 複数の住戸が共用階段もしくは共用廊下を介して接続された集合住宅における全棟もしくは棟の一部で、1つの共用階段に各階につき2戸以下の住戸を接続した住棟が1つ以上連続する構造の集合住宅において、各住戸は住棟の南面を含む東面から西面までのいずれかの方位である主採光側に面してEVと奥行2m以上かつ間口3m以上で構成されかつ建築基準法における共同住宅の共用廊下等の部分として容積率算定床面積外に取扱われる部分を内包したアプローチテラスが配置され、前記EVと前記アプローチテラスに接して共用階段が配置され、前記アプローチテラスと前記共用階段が接する部分に門扉が配置されかつその両側に側壁を有し、前記住戸内側に前記アプローチテラスと接する形態で住戸玄関が配置され、前記住戸玄関に近接してメーターボックスが配置され、前記アプローチテラスと前記住戸玄関に接する形態でリビングダイニングが配置された構成を備える集合住宅構造。
  5. 請求項1、又は請求項2、又は請求項3、又は請求項4の構成をもつ集合住宅において、EVと共用階段とアプローチテラスと住戸玄関とメーターボックスの一団の配置が南面を含む東面から西面までのいずれかの方位に面して配置された住棟構造の特性を利用し、住棟上階においてセットバック処理を併用し住戸もしくは共用用途空間を有した複数階をもつ集合住宅構造。
JP2009002335U 2009-03-23 2009-03-23 南側(東側・西側)に面するアプローチテラスと住戸玄関を備えた集合住宅 Expired - Fee Related JP3151454U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016183529A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 旭化成ホームズ株式会社 集合住宅
JP2017020338A (ja) * 2016-09-27 2017-01-26 大和ハウス工業株式会社 集合住宅
JP7501114B2 (ja) 2020-05-29 2024-06-18 積水ハウス株式会社 集合住宅

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