JP3151388B2 - レンジフード - Google Patents
レンジフードInfo
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- JP3151388B2 JP3151388B2 JP19078795A JP19078795A JP3151388B2 JP 3151388 B2 JP3151388 B2 JP 3151388B2 JP 19078795 A JP19078795 A JP 19078795A JP 19078795 A JP19078795 A JP 19078795A JP 3151388 B2 JP3151388 B2 JP 3151388B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、レンジフードに
関し、詳しくは厨房において生じる油分を含んだ汚染空
気を浄化して清浄な空気として外部に排出させることが
できる空気浄化装置を内蔵したレンジフードの構造に関
するものである。
関し、詳しくは厨房において生じる油分を含んだ汚染空
気を浄化して清浄な空気として外部に排出させることが
できる空気浄化装置を内蔵したレンジフードの構造に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、この種のレンジフードとし
て、フード本体内の空気浄化装置は、フード本体の前面
に面して汚染空気の吸込口を設け、吸込口の後方にタン
クを配設し、タンクの上方に多数の通気孔を有する保水
板と、保水板上に水を供給する給水口と、排気ファンに
通じる吐出口とを順次配置し、保水板の通気孔内を上昇
する汚染空気と落下する水とを接触させて保水板上でバ
ブリングを発生させて油等を含んだ水を空気から分離さ
せるように構成されている。この保水板から落下した油
分等を含む水はタンクに溜めて排水されると共に、浄化
された空気は吐出口から排気ファンによって外部に排出
されるものである。
て、フード本体内の空気浄化装置は、フード本体の前面
に面して汚染空気の吸込口を設け、吸込口の後方にタン
クを配設し、タンクの上方に多数の通気孔を有する保水
板と、保水板上に水を供給する給水口と、排気ファンに
通じる吐出口とを順次配置し、保水板の通気孔内を上昇
する汚染空気と落下する水とを接触させて保水板上でバ
ブリングを発生させて油等を含んだ水を空気から分離さ
せるように構成されている。この保水板から落下した油
分等を含む水はタンクに溜めて排水されると共に、浄化
された空気は吐出口から排気ファンによって外部に排出
されるものである。
【０００３】しかしながら、このレンジフードでは、フ
ード本体の前面、特に空気浄化装置の吸込口周辺が油等
で汚れやすくなり、特に業務用のものではフード本体の
前面のコーナー部分に油煙の渦ができて多量の油が付着
しやすくなり、このような油は拭き取りにくいものであ
り、しかも、空気浄化装置の吸込口周辺の各部位は凹凸
が多いので、レンジフードの下から手を伸ばして付着し
た油を拭き取るのが容易でなく、メンテナンスがきわめ
て面倒であった。
ード本体の前面、特に空気浄化装置の吸込口周辺が油等
で汚れやすくなり、特に業務用のものではフード本体の
前面のコーナー部分に油煙の渦ができて多量の油が付着
しやすくなり、このような油は拭き取りにくいものであ
り、しかも、空気浄化装置の吸込口周辺の各部位は凹凸
が多いので、レンジフードの下から手を伸ばして付着し
た油を拭き取るのが容易でなく、メンテナンスがきわめ
て面倒であった。
【０００４】そこで、本出願人は、特願平６−２４９７
４９号においてフード本体の前面の下部より吸込口側に
向けて平面状又は曲面状に傾斜した誘導板を配設し、コ
ンロ等で発生した汚染空気をコアンダ効果（壁効果）に
より周囲に拡散させずに誘導板によって吸込口へと導
き、フード本体の前面の油汚れ等を誘導板によって防止
できるようにした構成を既に開示している。
４９号においてフード本体の前面の下部より吸込口側に
向けて平面状又は曲面状に傾斜した誘導板を配設し、コ
ンロ等で発生した汚染空気をコアンダ効果（壁効果）に
より周囲に拡散させずに誘導板によって吸込口へと導
き、フード本体の前面の油汚れ等を誘導板によって防止
できるようにした構成を既に開示している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特願平
６−２４９７４９号に開示した誘導板は、フード本体か
ら分離自在とされると共に固着具にてフード本体に固着
されている。このため、誘導板の吸込口付近、タンク前
端部付近が汚れてくると、フード本体に取付けたままで
かかる箇所を拭き掃除できないため、一旦誘導板をフー
ド本体から取外して別の場所に置き、そこで誘導板の掃
除をしなければならず、このため誘導板の着脱作業が面
倒となり、しかも誘導板の置き場所を別に確保しなけれ
ばならず、置き場所が汚れるなどの問題もある。
６−２４９７４９号に開示した誘導板は、フード本体か
ら分離自在とされると共に固着具にてフード本体に固着
されている。このため、誘導板の吸込口付近、タンク前
端部付近が汚れてくると、フード本体に取付けたままで
かかる箇所を拭き掃除できないため、一旦誘導板をフー
ド本体から取外して別の場所に置き、そこで誘導板の掃
除をしなければならず、このため誘導板の着脱作業が面
倒となり、しかも誘導板の置き場所を別に確保しなけれ
ばならず、置き場所が汚れるなどの問題もある。
【０００６】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、誘導板をフード本
体から取外すことなく、誘導板の吸込口付近、タンク前
端部付近等の汚れを片手で簡単に拭き取ることができ、
拭き掃除等のメンテナンスを楽に行うことができるレン
ジフードを提供するにある。
たもので、その目的とするところは、誘導板をフード本
体から取外すことなく、誘導板の吸込口付近、タンク前
端部付近等の汚れを片手で簡単に拭き取ることができ、
拭き掃除等のメンテナンスを楽に行うことができるレン
ジフードを提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、フード本体２の前面に空気浄化装置５の
吸込口６を設け、吸込口６の後方Ｂにタンク８を配設
し、タンク８の上方に多数の通気孔１１を有する保水板
９と、保水板９上に水を供給する給水口１２と、排気フ
ァン３に通じる吐出口１３とを夫々配置し、保水板９の
通気孔１１内を上昇する汚染空気と落下する水とを接触
させて保水板９上でバブリングを発生させて油等を含ん
だ水を空気から分離させるように構成された空気浄化装
置５を備えたレンジフードにおいて、フード本体２の前
面に汚染空気を空気浄化装置５の吸込口６側に導くため
の誘導板２０を配設し、誘導板２０の下端部２０ａとフ
ード本体２との接する部分に、誘導板２０を上下方向に
移動自在に連結すると共に誘導板２０を上方に移動させ
た時のみフード本体２の前方Ｆに向けて回動可能とする
連結支持部２１を設け、誘導板２０の上端部２０ｂにタ
ンク前端部８ａに着脱自在に係止される係止部２７を設
けたことを特徴としており、このように構成すること
で、誘導板２０を拭き掃除する際には、誘導板２０を上
方へ一度持ち上げて前方Ｆへ倒すだけで、特に誘導板２
０の吸込口６付近、タンク前端部８ａ付近等の汚れを片
手で簡単に拭き取れるようになり、しかも誘導板２０は
連結支持部２１を介してフード本体２に連結されている
ので、誘導板２０の着脱が不要であり、従って、誘導板
２０の置き場所を確保する必要がなく、置き場所が汚れ
るといった問題も生じなくなる。
に、本発明は、フード本体２の前面に空気浄化装置５の
吸込口６を設け、吸込口６の後方Ｂにタンク８を配設
し、タンク８の上方に多数の通気孔１１を有する保水板
９と、保水板９上に水を供給する給水口１２と、排気フ
ァン３に通じる吐出口１３とを夫々配置し、保水板９の
通気孔１１内を上昇する汚染空気と落下する水とを接触
させて保水板９上でバブリングを発生させて油等を含ん
だ水を空気から分離させるように構成された空気浄化装
置５を備えたレンジフードにおいて、フード本体２の前
面に汚染空気を空気浄化装置５の吸込口６側に導くため
の誘導板２０を配設し、誘導板２０の下端部２０ａとフ
ード本体２との接する部分に、誘導板２０を上下方向に
移動自在に連結すると共に誘導板２０を上方に移動させ
た時のみフード本体２の前方Ｆに向けて回動可能とする
連結支持部２１を設け、誘導板２０の上端部２０ｂにタ
ンク前端部８ａに着脱自在に係止される係止部２７を設
けたことを特徴としており、このように構成すること
で、誘導板２０を拭き掃除する際には、誘導板２０を上
方へ一度持ち上げて前方Ｆへ倒すだけで、特に誘導板２
０の吸込口６付近、タンク前端部８ａ付近等の汚れを片
手で簡単に拭き取れるようになり、しかも誘導板２０は
連結支持部２１を介してフード本体２に連結されている
ので、誘導板２０の着脱が不要であり、従って、誘導板
２０の置き場所を確保する必要がなく、置き場所が汚れ
るといった問題も生じなくなる。
【０００８】また、上記誘導板２０の上端部２０ｂにタ
ンク前端部８ａよりも上方に延出した延出部３０を設け
るのが好ましく、このように延出部３０を延出させるこ
とで、タンク前端部８ａ付近等に汚れが付着しにくくな
り、拭き掃除の回数を減らすことができる。
ンク前端部８ａよりも上方に延出した延出部３０を設け
るのが好ましく、このように延出部３０を延出させるこ
とで、タンク前端部８ａ付近等に汚れが付着しにくくな
り、拭き掃除の回数を減らすことができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。フード本体２に内蔵される空気浄化装置５は、油
等を含んだ汚染空気から油等を除去して清浄な空気とし
て外部に排出するためのものであって、図１に示すよう
に、汚染空気の吸込口６がフード本体２の前面のフード
入口７に面して配置される。尚図１中の７ａはフード入
口７の開口縁、８は汚染空気をフード本体２の前面上部
から吸込口６側へ導くための捕集天板である。
する。フード本体２に内蔵される空気浄化装置５は、油
等を含んだ汚染空気から油等を除去して清浄な空気とし
て外部に排出するためのものであって、図１に示すよう
に、汚染空気の吸込口６がフード本体２の前面のフード
入口７に面して配置される。尚図１中の７ａはフード入
口７の開口縁、８は汚染空気をフード本体２の前面上部
から吸込口６側へ導くための捕集天板である。
【００１０】上記吸込口６の後方Ｂには、上方に開口し
たタンク８が配設される。タンク８の前端部８ａは後方
にいく程下方に傾斜しており、タンク８と保水板９との
間の空気通路に連通している。このタンク８の上方に
は、多数の通気孔１１を有する保水板９（パンチング
板）と、保水板９上に水を供給する給水口１２と、排気
ファン３に連通する吐出口１３とが順次配置されてい
る。そして、給水管４から給水口１２を介して保水板９
上に給水される水は保水板９上に貯水されつつ、水の一
部が保水板９の通気孔１１よりタンク８内へ落下するこ
とにより、保水板９上で通気孔１１を通過する汚染空気
と水とが接触してバブリングが発生し、油等を含んだ水
を空気から分離させるものであり、保水板９から落下し
た油分等を含む水はタンク底８ｂ（図２）に一時溜めら
れ、排水口１４より排水管１５に排水されると共に、バ
ブリングにて浄化された空気は吐出口１３より排気ファ
ン３によって外部に排出されるようになっている。
たタンク８が配設される。タンク８の前端部８ａは後方
にいく程下方に傾斜しており、タンク８と保水板９との
間の空気通路に連通している。このタンク８の上方に
は、多数の通気孔１１を有する保水板９（パンチング
板）と、保水板９上に水を供給する給水口１２と、排気
ファン３に連通する吐出口１３とが順次配置されてい
る。そして、給水管４から給水口１２を介して保水板９
上に給水される水は保水板９上に貯水されつつ、水の一
部が保水板９の通気孔１１よりタンク８内へ落下するこ
とにより、保水板９上で通気孔１１を通過する汚染空気
と水とが接触してバブリングが発生し、油等を含んだ水
を空気から分離させるものであり、保水板９から落下し
た油分等を含む水はタンク底８ｂ（図２）に一時溜めら
れ、排水口１４より排水管１５に排水されると共に、バ
ブリングにて浄化された空気は吐出口１３より排気ファ
ン３によって外部に排出されるようになっている。
【００１１】上記タンク８底８ｂには、排水口１４以外
に、給水管４が接続されており、この給水管４は、定流
量弁及びストレーナ（図示せず）を内蔵した電磁弁１６
を介して給水口１２に連通しており、さらに運転スイッ
チ１７をオンにすると排気ファン３と電磁弁１６へ通電
が行われるように電気回路が構成されている。また、フ
ード本体２の前面下部には、汚染空気を吸込口６側へ導
くための誘導板２０が配設されている。この誘導板２０
は、フード入口７の開口縁７ａ間の横寸法と略同じ横寸
法を有していると共に、誘導板２０の上端部２０ｂに
は、タンク前端部８ａ付近等に汚れが付着しにくくする
ために、タンク前端部８ａよりも上方に突出した延出部
３０が一体形成されている。
に、給水管４が接続されており、この給水管４は、定流
量弁及びストレーナ（図示せず）を内蔵した電磁弁１６
を介して給水口１２に連通しており、さらに運転スイッ
チ１７をオンにすると排気ファン３と電磁弁１６へ通電
が行われるように電気回路が構成されている。また、フ
ード本体２の前面下部には、汚染空気を吸込口６側へ導
くための誘導板２０が配設されている。この誘導板２０
は、フード入口７の開口縁７ａ間の横寸法と略同じ横寸
法を有していると共に、誘導板２０の上端部２０ｂに
は、タンク前端部８ａ付近等に汚れが付着しにくくする
ために、タンク前端部８ａよりも上方に突出した延出部
３０が一体形成されている。
【００１２】上記誘導板２０の下端部２０ａとフード本
体２とが接する部分には、図２に示すように、誘導板２
０を上下方向に移動自在に連結すると共に誘導板２０を
上方に移動させた時のみフード本体２の前方Ｆに向けて
回動可能とする連結支持部２１が設けられている。この
連結支持部２１は、誘導板２０を前方Ｆに向けて約１８
０°の角度で回動可能となるように互いに曲がり形状を
している。つまり、誘導板２０の下端部２０ａと接する
フード本体２の前面側には回動板２４が配置され、この
回動板２４はネジ２５でフード本体２に固定されてい
る。
体２とが接する部分には、図２に示すように、誘導板２
０を上下方向に移動自在に連結すると共に誘導板２０を
上方に移動させた時のみフード本体２の前方Ｆに向けて
回動可能とする連結支持部２１が設けられている。この
連結支持部２１は、誘導板２０を前方Ｆに向けて約１８
０°の角度で回動可能となるように互いに曲がり形状を
している。つまり、誘導板２０の下端部２０ａと接する
フード本体２の前面側には回動板２４が配置され、この
回動板２４はネジ２５でフード本体２に固定されてい
る。
【００１３】回動板２４の上端縁には誘導板２０の曲が
り方向とは反対方向に曲げられた曲成部２４ａが設けら
れ、フード本体２には上記曲成部２４ａよりも下方位置
で後方Ｂに突出する段差部２ａが設けられ、この段差部
２ａと曲成部２４ａとの隙間Ｇに誘導板２０の掛り部２
３が回転自在に挿入されている。誘導板２０の掛り部２
３の上縁部分には、図３に示すように、掛り部２３の長
さ方向に連結リブ２２が間隔をあけて形成され、一方、
回動板２４の曲成部２４ａには連結リブ２２と対応する
位置に誘導板２０を前方Ｆに倒した時に連結リブ２２を
逃がすための凹状の切欠２６が形成されている。図中の
２７はネジ孔である。
り方向とは反対方向に曲げられた曲成部２４ａが設けら
れ、フード本体２には上記曲成部２４ａよりも下方位置
で後方Ｂに突出する段差部２ａが設けられ、この段差部
２ａと曲成部２４ａとの隙間Ｇに誘導板２０の掛り部２
３が回転自在に挿入されている。誘導板２０の掛り部２
３の上縁部分には、図３に示すように、掛り部２３の長
さ方向に連結リブ２２が間隔をあけて形成され、一方、
回動板２４の曲成部２４ａには連結リブ２２と対応する
位置に誘導板２０を前方Ｆに倒した時に連結リブ２２を
逃がすための凹状の切欠２６が形成されている。図中の
２７はネジ孔である。
【００１４】また、誘導板２０の裏面には、図２に示す
ように、延出部３０の下部付近にタンク前端部８ａに着
脱自在に係止される係止部２７が設けられる。この係止
部２７は、誘導板２０の後方Ｂに向けて逆Ｌ字形に突出
してタンク前端部８ａに上方より差込み固定ができる係
止金具にて構成されている。上記構成において、コンロ
で発生した汚染空気を誘導板２０によってコアンダ効果
（壁効果）により周囲に拡散させずに空気浄化装置５の
吸込口６にスムーズに導くことができると共に、この誘
導板２０の表面は凹凸のない平面状に形成されているの
で、誘導板２０の表面には油が付着し難く、仮りに付着
してもフード本体２の下から手を伸ばして楽に拭きとる
ことができる。
ように、延出部３０の下部付近にタンク前端部８ａに着
脱自在に係止される係止部２７が設けられる。この係止
部２７は、誘導板２０の後方Ｂに向けて逆Ｌ字形に突出
してタンク前端部８ａに上方より差込み固定ができる係
止金具にて構成されている。上記構成において、コンロ
で発生した汚染空気を誘導板２０によってコアンダ効果
（壁効果）により周囲に拡散させずに空気浄化装置５の
吸込口６にスムーズに導くことができると共に、この誘
導板２０の表面は凹凸のない平面状に形成されているの
で、誘導板２０の表面には油が付着し難く、仮りに付着
してもフード本体２の下から手を伸ばして楽に拭きとる
ことができる。
【００１５】また、フード本体２の下から手を伸ばして
も届かない場所、例えば誘導板２０の吸込口６付近、タ
ンク前端部８ａ付近等の汚れを取る場合は、図２（ａ）
のように誘導板２０を上方へ一度持ち上げて、誘導板２
０の掛り部２３を回動板２４の曲成部２４ａに引掛けた
状態（図２（ｂ）の状態）とし、この状態で回動板２４
の切欠２６に誘導板２０の連結リブ２２を逃がすように
して誘導板２０全体を回動板２４の曲成部２４ａを中心
に前方Ｆへ約１８０°回転させる。これにより、図２
（ｃ）のように誘導板２０の裏面、特に誘導板２０の吸
込口６付近、タンク前端部８ａ付近等を露出させること
ができるので、誘導板２０の吸込口６付近、タンク前端
部８ａ付近等の汚れを片手で簡単に拭き取ることができ
る。ここで、誘導板２０の上端部２０ｂにはタンク前端
部８ａの上方よりも延出した延出部３０が設けてあるの
で、誘導板２０の吸込口６付近、タンク前端部８ａ付近
等に汚れが付着しにくくなり、拭き掃除の回数を減らす
ことができる。
も届かない場所、例えば誘導板２０の吸込口６付近、タ
ンク前端部８ａ付近等の汚れを取る場合は、図２（ａ）
のように誘導板２０を上方へ一度持ち上げて、誘導板２
０の掛り部２３を回動板２４の曲成部２４ａに引掛けた
状態（図２（ｂ）の状態）とし、この状態で回動板２４
の切欠２６に誘導板２０の連結リブ２２を逃がすように
して誘導板２０全体を回動板２４の曲成部２４ａを中心
に前方Ｆへ約１８０°回転させる。これにより、図２
（ｃ）のように誘導板２０の裏面、特に誘導板２０の吸
込口６付近、タンク前端部８ａ付近等を露出させること
ができるので、誘導板２０の吸込口６付近、タンク前端
部８ａ付近等の汚れを片手で簡単に拭き取ることができ
る。ここで、誘導板２０の上端部２０ｂにはタンク前端
部８ａの上方よりも延出した延出部３０が設けてあるの
で、誘導板２０の吸込口６付近、タンク前端部８ａ付近
等に汚れが付着しにくくなり、拭き掃除の回数を減らす
ことができる。
【００１６】さらに、誘導板２０は連結支持部２１を介
してフード本体２に連結されているので、誘導板２０の
着脱が不要となり、誘導板２０の置き場所を確保する必
要がなくなり、置き場所が汚れるといった問題が生じる
こともなく、そのうえ拭き掃除後に誘導板２０を立ち上
がる方向に回動させて誘導板２０の上端部２０ｂに設け
た係止部２７をタンク前端部８ａに係止（図２（ａ）の
状態）させることにより、誘導板２０を元の位置に簡単
に固定することができる。しかも、誘導板２０を倒す際
に誘導板２０の連結リブ２２を逃がすための切欠２６を
回動板２４の曲成部２４ａに形成してあるので、切欠２
６が浅くなり、誘導板２０を上方に持ち上げて係止部２
７をタンク前端部８ａに引っ掛けた状態で、誘導板２０
の掛り部２３が回動板２４の曲成部２４ａに接触し、切
欠２６が誘導板２０の下端部２０ａで塞がれるので、切
欠２６を介してフード本体２の後方Ｂに汚染空気が侵入
するようなこともなく、汚染空気を漏れなく空気浄化装
置５の吸込口６に誘導することができるという利点もあ
る。
してフード本体２に連結されているので、誘導板２０の
着脱が不要となり、誘導板２０の置き場所を確保する必
要がなくなり、置き場所が汚れるといった問題が生じる
こともなく、そのうえ拭き掃除後に誘導板２０を立ち上
がる方向に回動させて誘導板２０の上端部２０ｂに設け
た係止部２７をタンク前端部８ａに係止（図２（ａ）の
状態）させることにより、誘導板２０を元の位置に簡単
に固定することができる。しかも、誘導板２０を倒す際
に誘導板２０の連結リブ２２を逃がすための切欠２６を
回動板２４の曲成部２４ａに形成してあるので、切欠２
６が浅くなり、誘導板２０を上方に持ち上げて係止部２
７をタンク前端部８ａに引っ掛けた状態で、誘導板２０
の掛り部２３が回動板２４の曲成部２４ａに接触し、切
欠２６が誘導板２０の下端部２０ａで塞がれるので、切
欠２６を介してフード本体２の後方Ｂに汚染空気が侵入
するようなこともなく、汚染空気を漏れなく空気浄化装
置５の吸込口６に誘導することができるという利点もあ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明
は、フード本体の前面に汚染空気を空気浄化装置の吸込
口側に導くための誘導板を配設し、誘導板の下端部とフ
ード本体との接する部分に、誘導板を上下方向に移動自
在に連結すると共に誘導板を上方に移動させた時のみフ
ード本体の前方に向けて回動可能とする連結支持部を設
け、誘導板の上端部にタンク前端部に着脱自在に係止さ
れる係止部を設けたから、コンロ等で発生した汚染空気
を誘導板によってコアンダ効果（壁効果）により周囲に
拡散させずに空気浄化装置の吸込口に導くことができる
と共に、誘導板を拭き掃除する場合には、誘導板を上方
へ一度持ち上げて、フード本体の前方に向けて倒すこと
によって、誘導板の吸込口付近、タンク前端部付近等の
汚れを片手で簡単に拭き取ることができる。しかも、誘
導板は連結支持部を介してフード本体に連結されている
ので、誘導板の着脱が不要となり、従って、誘導板の置
き場所を確保する必要がなくなり、置き場所が汚れると
いった問題が生じることもなく、また拭き掃除後に誘導
板を立上る方向に回動させて誘導板に設けた係止部をタ
ンク前端部に係止させるだけで誘導板を元の位置に簡単
に固定でき、この結果、拭き掃除等のメンテナンスを楽
に行うことができる。
は、フード本体の前面に汚染空気を空気浄化装置の吸込
口側に導くための誘導板を配設し、誘導板の下端部とフ
ード本体との接する部分に、誘導板を上下方向に移動自
在に連結すると共に誘導板を上方に移動させた時のみフ
ード本体の前方に向けて回動可能とする連結支持部を設
け、誘導板の上端部にタンク前端部に着脱自在に係止さ
れる係止部を設けたから、コンロ等で発生した汚染空気
を誘導板によってコアンダ効果（壁効果）により周囲に
拡散させずに空気浄化装置の吸込口に導くことができる
と共に、誘導板を拭き掃除する場合には、誘導板を上方
へ一度持ち上げて、フード本体の前方に向けて倒すこと
によって、誘導板の吸込口付近、タンク前端部付近等の
汚れを片手で簡単に拭き取ることができる。しかも、誘
導板は連結支持部を介してフード本体に連結されている
ので、誘導板の着脱が不要となり、従って、誘導板の置
き場所を確保する必要がなくなり、置き場所が汚れると
いった問題が生じることもなく、また拭き掃除後に誘導
板を立上る方向に回動させて誘導板に設けた係止部をタ
ンク前端部に係止させるだけで誘導板を元の位置に簡単
に固定でき、この結果、拭き掃除等のメンテナンスを楽
に行うことができる。
【００１８】請求項２の発明は、請求項１記載の誘導板
の上端部にタンク前端部の上方にタンク前端部よりも上
方に延出した延出部を設けたから、請求項１記載の効果
に加えて、延出部によってタンク前端部付近等に汚れが
付着しにくくなり、拭き掃除の回数を減らすことができ
る。
の上端部にタンク前端部の上方にタンク前端部よりも上
方に延出した延出部を設けたから、請求項１記載の効果
に加えて、延出部によってタンク前端部付近等に汚れが
付着しにくくなり、拭き掃除の回数を減らすことができ
る。
【図１】本発明の実施の形態の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図２】（ａ）〜（ｃ）は同上の誘導板の回動状態の説
明図である。
明図である。
【図３】同上の誘導板の掛り部と回動板とフード本体と
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
２ フード本体 ５ 空気浄化装置 ６ 吸込口 ８ タンク ８ａ 前端部 ９ 保水板 １１ 通気孔 １２ 給水口 １３ 吐出口 ２０ 誘導板 ２０ａ 下端部 ２０ｂ 上端部 ２１ 連結支持部 ３０ 延出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−114343（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−114038（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−91435（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−20031（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−20032（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−24934（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−155439（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24F 7/06 101
Claims (2)
- 【請求項１】 フード本体の前面に空気浄化装置の吸込
口を設け、吸込口の後方にタンクを配設し、タンクの上
方に多数の通気孔を有する保水板と、保水板上に水を供
給する給水口と、排気ファンに通じる吐出口とを夫々配
置し、保水板の通気孔内を上昇する汚染空気と落下する
水とを接触させて保水板上でバブリングを発生させて油
等を含んだ水を空気から分離させるように構成された空
気浄化装置を備えたレンジフードにおいて、フード本体
の前面に汚染空気を空気浄化装置の吸込口側に導くため
の誘導板を配設し、誘導板の下端部とフード本体との接
する部分に、誘導板を上下方向に移動自在に連結すると
共に誘導板を上方に移動させた時のみフード本体の前方
に向けて回動可能とする連結支持部を設け、誘導板の上
端部にタンク前端部に着脱自在に係止される係止部を設
けたことを特徴とするレンジフード。 - 【請求項２】 誘導板の上端部にタンク前端部よりも上
方に延出した延出部を設けたことを特徴とする請求項１
記載のレンジフード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19078795A JP3151388B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | レンジフード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19078795A JP3151388B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | レンジフード |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0942728A JPH0942728A (ja) | 1997-02-14 |
| JP3151388B2 true JP3151388B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=16263739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19078795A Expired - Fee Related JP3151388B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | レンジフード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3151388B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107062319A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-08-18 | 成都前锋电子有限责任公司 | 一种前盖板可支撑的l型吸油烟机 |
| CN110594810B (zh) * | 2019-08-29 | 2021-05-25 | 郑益丽 | 一种厨房抽油烟机表面自动清理设备 |
| CN111102621B (zh) * | 2020-01-02 | 2021-08-20 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种带活动导烟板的吸油烟机及其控制方法 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19078795A patent/JP3151388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0942728A (ja) | 1997-02-14 |
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