JP3150617U - 交差積層ダンボール板 - Google Patents
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Abstract
【課題】曲げ強度の異方性の少ない積層段ボールを提供する。【解決手段】複数枚の単層段ボールを用意し、下から一枚毎に段ボール内の波板の屈曲方向を直交させながら貼り合わせて一体化して交差積層段ボールを作る。波板の屈曲方向を一層毎に交差させながら貼り合わせてあるので、それぞれの曲げに対して弱い方向を補い合う効果があり、全体としては曲げ強度の異方性の少ない積層段ボール板になる。【選択図】図1
Description
パッケージあるいは建材に使用する段ボール板に関する。
段ボール板は、主にパッケージの材料として圧縮強度も適当にあり、軽量、安価で、リサイクル使用もできることから、近年多方面に渡って使用されている。
段ボール板を製造するとき、その構造上波板の屈曲方向にはいくらでも長くできるが、屈曲方向に対して直角な方向は原紙の幅に制限されてほぼ2mが限度である。また段ボール板の中間層に波板を使用していることにより、波板の谷あるいは山に沿う方向では曲がり易いという欠点があった。
従って単層段ボールを貼り合わせて積層段ボールを製造して、丈夫にしようとしても、同じ方向でそのまま重ねて貼り合わせるのでは、波板の波の屈曲方向が同方向であるために、段ボール板全体の曲げに対する強度に異方性が生じる問題は避けることができなかった。現在製造されている積層段ボールはすべてこの問題を抱えている。
曲げ強度の異方性の少ない積層段ボールを提供する。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数枚の単層段ボールを用意し、下から一枚毎に波板の屈曲方向を直交させながら貼り合わせて一体化して交差積層段ボールを作る。木材の場合、単板よりベニヤ板の方が曲げ破壊に対する異方性が少ないことと類似の発想である。
波板の屈曲方向を一層毎に交差させながら貼り合わせてあるので、それぞれの曲げに対して弱い方向を補い合う効果があり、全体としては曲げ強度の異方性の少ない積層段ボール板になる。
一層目の単層段ボール板の表面に接着剤を塗り、その上に単層段ボール板の波板の屈曲方向が、一層目の波板の屈曲方向に対して直角になるように配置し、二層目として貼り合わせる。さらにその表面に接着剤を塗り、三層目の単層段ボール板を一層目と同じ波板の屈曲方向で貼り合わせて交差積層段ボール板をこしらえる。図1にこのようにして作られた交差積層段ボール板を部分斜視図として示してある。
これを繰り返して四層、五層と順次増やし、多層の交差積層段ボール板をこしらえることもできる。
また建材に使用するために、段ボール材料に予め難燃剤を含浸させておき交差積層段ボール板を作ったり、出来上がった交差積層段ボール板の表面に防炎塗料を吹き付け塗装したり、表面に防炎シートを貼っても良い。
幅2m、長さ4m、厚さ5mmの単層段ボール板を一番下に置く。この場合波板の屈曲方向はこの段ボール板の長手方向を向いている。
その表面にコーターで接着剤を塗り、その上に幅2m、長さ2m、厚さ5mmの単層段ボール板を波板の屈曲方向が、一層目の波板の屈曲方向に対して直角になるようにして、2枚並べて二層目を貼り合わせる。
さらにその表面にコーターで接着剤を塗り、三層目は幅2m、長さ4m、厚さ5mmの単層段ボール板を一層目と同じ波板の屈曲方向で貼り合わせて交差積層段ボール板をこしらえる。
本考案の交差積層段ボールによれば、曲げに対する異方性が少ないので、パッケージは勿論のこと、商品を並べて展示する展示台や、独立して立っている案内標識など使用可能範囲は広い。また防炎処置を施すことにより建材としても使用できるようになる。
Claims (3)
- 厚さ5mm程の単層段ボール板を複数枚貼り合わせて作る積層段ボール板に於いて、単層段ボール板内の波板の屈曲方向を一層毎に縦方向、横方向交互に方向を変えながら重ねて貼り合わせて、一体化してあることを特徴とする縦・横それぞれ数mの交差積層段ボール板。
- 段ボールの材料に予め難燃剤を含浸させてあることを特徴とする請求項1記載の交差積層段ボール板。
- 出来上がった表面に防炎塗料を吹き付けたり、防炎シートを貼り付けたりしてあることを特徴とする請求項1記載の交差積層段ボール板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009001503U JP3150617U (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 交差積層ダンボール板 |
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JP3150617U true JP3150617U (ja) | 2009-05-28 |
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Family Applications (1)
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JP2009001503U Expired - Fee Related JP3150617U (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 交差積層ダンボール板 |
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JP (1) | JP3150617U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3169481U (ja) * | 2011-02-01 | 2011-08-04 | 亨 竹村 | 紙製の構造物用部材及びそれを組み合わせて成る紙製構造物 |
JP2012071470A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Kyorin Co Ltd | 耐火セルロース系ハニカム構造体 |
JP2017504737A (ja) * | 2013-12-11 | 2017-02-09 | シュミッツ, バークハードSCHMITZ, Burkhard | 壁要素 |
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2009
- 2009-02-19 JP JP2009001503U patent/JP3150617U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3169481U (ja) * | 2011-02-01 | 2011-08-04 | 亨 竹村 | 紙製の構造物用部材及びそれを組み合わせて成る紙製構造物 |
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